JP2004223004A - 不正検出機構付きの縦型弾球遊技機 - Google Patents

不正検出機構付きの縦型弾球遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】機種変更を行う際でも振動検出装置を交換する必要がなく、しかも不正行為に基づく振動を正確に検出することができる不正検出機構付きの縦型弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】本発明の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機10は、振動検出装置41と、膨出部材である上皿ユニット15とを備える。振動検出装置41は、振動を感知する振動感知手段42、振動感知手段42が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定する判定手段47、及び、基準値を変更する基準値変更手段45を有している。膨出部材である上皿ユニット15は、遊技機前面の下側領域に取り付けられ、遊技者側に膨出した形状の膨出部31aを有している。振動検出装置41は上皿ユニット15の内側に設置されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不正検出機構付きの縦型弾球遊技機に係り、特には不正行為により発生する振動を検出する振動検出装置を備えた不正検出機構付きの縦型弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機などの縦型弾球遊技機に対して様々な不正が行われている。その代表例としては、縦型弾球遊技機を叩いたり押したりして遊技球の動きを不正に変化させ、遊技球を特定の領域に誘導する不正行為(いわゆるドツキ行為)がある。また、遊技機を引っ張って遊技球の動きを不正に変化させ、遊技球を特定の領域に誘導する不正行為もある。これらの不正行為は、遊技者にとって有利な大当り状態を発生させる一方で、ホール運営側にとって大きな不利益をもたらす。そこで、かかる不正行為を発見するために、振動検出装置(例えば振動検出センサ)を備えた不正検出機構付きの縦型弾球遊技機が従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−901号公報(段落[0020]、図2等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般的に縦型弾球遊技機には、微弱な振動を感知することが必要な機種(いわゆる一発台やいわゆるハネモノ等、遊技球の動きが直接大当たりに係ってくるもの)と、特にその必要がない機種(いわゆるデジパチ等、遊技球の動きが直接大当たりに係らないもの)とがある。このため、微弱な振動を感知する必要がない機種に対して高感度の振動検出装置を用いたとすれば、遊技に支障のない振動までも検出されてしまう。よってこの場合には、例えば遊技が頻繁に中断されたりして、遊技者に不愉快な思いをさせてしまうおそれがある。それにもかかわらず、縦型弾球遊技機に設けられた従来の振動検出装置は検出感度が一定であったため、汎用性に欠け、様々な機種について広く適用することができなかった。
【0005】
以上のことから、従来、遊技盤等を交換して機種を変更する際には、振動検出装置についてもその機種に対応した感度のものに交換する必要がある。従って、このような振動検出装置の交換作業が必要となる分だけ、機種変更作業が全体的に煩雑になるという問題がある。また、新規に振動検出装置を購入するとなれば余分にコストがかかるという問題もある。
【0006】
さらに、従来の縦型弾球遊技機では、たとえ縦型弾球遊技機の機種に対応した感度の振動検出装置を選択したとしても、振動検出装置の設置場所いかんによっては、不正行為に基づく振動を正確に検出できないおそれがある。それゆえ、より適切な振動検出装置の設置場所を検討しておく必要がある。ただし、近年の縦型弾球遊技機では、多数の部品が既に所狭しと配置されており、振動検出手段を設置しうる十分なスペースの確保が困難な状況にある。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、機種変更を行う際でも振動検出装置を交換する必要がなく、しかも不正行為に基づく振動を正確に検出することができる不正検出機構付きの縦型弾球遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本願発明者らは、まず、より適切な振動検出装置の設置場所について検討を行った。
【0009】
遊技者が意図的に縦型弾球遊技機を叩いたり押したり引っ張ったりする場面を想定してみると、このとき遊技者は、不正行為を他人に悟られないようにするため、遊技機前面の上側領域よりも、むしろ下側領域(ここでは、遊技盤の遊技領域の下端よりも下側となる領域をいう。)を叩いたり押したり引っ張ったりする傾向がある。遊技機前面の上側領域に対して物理的な力を作用させようとすると、遊技を行っているときよりも腕を上げなければならず、動作が不自然となり、目立ってしまうからである。それに対し、遊技機前面の下側領域に対して物理的な力を作用させようとした場合であれば、腕を上げなくても済むため、動作が不自然とならず、それほど目立たないからである。しかも、遊技機の前方に遊技者が着座したとき、遊技機前面の下側領域は上側領域に比べてそもそも遊技者自身によって遮られやすいからである。加えて、遊技機前面の上側領域には遊技盤を保護するためのガラスが装着されており、あまり大きな叩打力、押圧力、引張力が加わると、このガラスが破損するおそれがあるからである。
【0010】
また、縦型弾球遊技機において遊技者が叩いたり押したり引っ張ったりしやすい場所がどこであるか、ということを形状の観点から考えてみると、遊技者側に膨出していない平面的な部分に比べて、遊技者側に膨出している部分のほうが、叩打力、押圧力、引張力を加えやすいと考えられる。遊技機前面の下側領域においてかかる条件に合致する箇所としては、例えば、上皿ユニット、下皿ユニット、ハンドルユニット、ランプ類などを挙げることができる。上皿ユニット及び下皿ユニットは、球を取り出しやすくするために利便性の観点から遊技者側に膨出した構造となっている。ハンドルユニットは、遊技者に把持される部分であることから操作性の観点から遊技者側に膨出した構造となっている。ランプ類は装飾効果の向上などの観点から遊技者側に膨出した構造となっている。
【0011】
そこで本願発明者は、不正行為によって叩打力、押圧力、引張力が加えられやすい場所は、遊技機前面の下側領域に存在する膨出部材であるとの結論に達した。それゆえ、かかる膨出部材に振動感知手段を設置すれば(言い換えると、振動を受ける箇所の近くに振動感知手段を設置すれば)、不正行為に基づく振動を正確に検出しうるものと予測した。換言すると、仮に外枠などに振動感知手段を設置した場合(言い換えると、振動を受ける箇所から遠い位置に振動感知手段を設置した場合)、発生した振動が伝達する過程で減衰してしまい、正確に検出されにくくなるものと予測した。
【0012】
本願発明者らは、次に、振動検出装置の構成について検討を行ったところ、従来のものは検出感度が一定であってその変更が不可であった事実に着目し、検出感度の変更が可能な構成を実現できれば、機種変更を行う際の振動検出装置の交換が不要になるものと予測した。
【0013】
そして、本願発明者は上記2つの予測に基づいてさらに鋭意研究を行い、最終的に下記の発明を完成させるに至ったのである。
【0014】
即ち、請求項1に記載の発明は、振動を感知する振動感知手段、前記振動感知手段が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定する判定手段、及び、前記基準値を変更する基準値変更手段を有する振動検出装置と、遊技機前面の下側領域に取り付けられ、遊技者側に膨出した形状を呈する膨出部材とを備え、少なくとも前記振動感知手段が前記膨出部材の内側に設置されていることを特徴とする不正検出機構付きの縦型弾球遊技機をその要旨とする。
【0015】
従って、請求項1に記載の発明によれば、遊技機前面の下側領域に取り付けられた膨出部材の内側に振動検出装置の振動感知手段を設置したことにより、不正行為に基づく振動を正確に検出することができる。また、かかる膨出部材の内側は部品の混み合い度が比較的少なく、スペース的にも余裕があることから、振動感知手段を無理なく設置することができる。
【0016】
さらに、本発明によれば、検出したい振動の大きさを基準値変更手段により調整することができる。よって、様々な機種に対応した検出感度を1つの振動検出装置で実現でき、例えば、遊技に支障のない振動までも検出されることで遊技が頻繁に中断されたりして遊技者に不愉快な思いをさせること等がなくなる。よって、機種変更を行う際であっても特に振動検出装置を交換する必要がなくなり、それゆえ機種変更作業の煩雑化や、振動検出装置の新規購入に伴うコスト増を防止することができる。
【0017】
本願明細書において「機種変更」とは、遊技盤及び一部の制御基板(主制御基板、図柄制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板等)を交換する一方で、枠体(具体的には外枠、中枠、前枠)、上皿ユニット、下皿ユニット、電源基板、発射制御基板、払出制御基板、ハンドルユニット等の交換を伴わない変更のことを意味する。従って、遊技盤及び上記一部の制御基板のみならず遊技機全体を交換してしまうような変更は、ここでいう機種変更には含まれない。
【0018】
本発明では、少なくとも振動を感知する部分である振動感知手段については前記膨出部材の内側に設置される必要がある。その理由は、前述のとおりである。その一方、判定手段や基準値変更手段については、前記膨出部材の内側に設置されてもよいほか、前記膨出部材とは別の位置に設置されてもよい。
【0019】
また、前記振動感知手段としては、振動を感知する機能を有するものであれば特に限定されず、電子式、機械式、磁気式などの振動感知手段を任意に選択することが可能である。
【0020】
本発明が適用される遊技機の機種、特に、微弱な振動を感知することが必要な機種の具体例としては、例えば一発台やハネモノなどを挙げることができる。
【0021】
「一発台」とは、例えば、中心に3つの穴を持つ円形の皿(クルーン)を有した入賞役物が遊技盤面に設けられている遊技機のことを指す。遊技球が役物に入賞すると、その遊技球はさらにクルーンに導かれ、クルーンの内周を回転しながらいずれかの穴に入る。3つの穴のうち特定の穴に遊技球が入ると、大当りが付与される。従って、特定の穴に入るか否かは遊技球の軌道のみで決まる。そのため、微弱な振動であっても遊技球の軌道が変わってしまうので、当該微弱な振動は大当りになるか否かに直接関係してくる。
【0022】
「ハネモノ(2種)」とは、開閉羽根を有した入賞役物が遊技盤面に設けられている遊技機のことを指す。所定の入賞口に入賞すると開閉羽根が開くようになっており、開閉羽根が開いた際に役物内への入賞が可能となり、役物内にある特定の入賞口に遊技球がさらに入賞すると、大当りが付与される。役物内には、特定の入賞口へ遊技球を誘導する誘導部材や、特定の入賞口への入賞を阻止する阻止部材等の複数の可動部材が備えられており、この可動部材が所定動作を繰り返している。従って、特定の入賞口に入賞するか否かは、役物内を転動する遊技球の軌道と、可動部材の動作とによって決まる。そのため、遊技球の軌道は可動部材の動作状態によって変わるが、微弱な振動によっても遊技球の軌道が変わってしまうので、当該微弱な振動は大当りになるか否かに直接関係してくる。
【0023】
これに対して、微弱な振動を感知する必要がない機種の具体例としては、例えばデジパチなどを挙げることができる。
【0024】
「デジパチ」とは、図柄を変動させて図柄組み合わせゲームを行う図柄表示装置と、図柄変動の始動契機となる始動入賞口とが遊技盤面に設けられていて、始動入賞口に遊技球が入賞した際に乱数値を取得し、その乱数値が大当り判定値と一致していた場合には図柄表示装置に大当たりの図柄組み合わせを表示するとともに大当りを付与する遊技機をいう。デジパチの中には、始動入賞口の上部に入賞口へ遊技球を導きやすくするためのステージを有した機種があり、この機種にあってはステージ上の遊技球の軌道により入賞率が変わる。そのため、微弱な振動であっても遊技球の軌道は変わってしまうが、当該微弱な振動が大当りするか否かに直接関係するわけではない。
【0025】
本発明において、「遊技機前面の下側領域に取り付けられ、遊技者側に膨出した形状を呈する膨出部材」の具体例としては、上記のごとく、上皿ユニット、下皿ユニット、ハンドルユニット、ランプ類などがある。しかし、ランプ類やハンドルユニットについては、振動感知手段等を設置しうる十分なスペースの確保が容易ではない。しかも、ハンドルユニットの奥側には通常ロータリソレノイド等の打球発射装置が位置しているため、打球発射装置が発する振動を感知してしまうおそれがある。その点、皿ユニット(上皿ユニット、下皿ユニット)は、これらに比べると設置のためのスペースの確保が比較的容易であり、振動感知手段等の設置場所としてより好適であるといえる。ところで、遊技者は遊技球の動きを変化させたいがために不正行為を行うので、遊技球の移動領域である遊技盤に極力近い場所を叩いたり押したり引っ張ったりするはずである。従って、遊技者は下皿ユニットよりも上皿ユニットを叩いたり押したりする確率が高いことになる。
【0026】
そこで、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記膨出部材は、膨出部を有するとともに、枠体に対して開閉可能に取り付けられた上皿ユニットであることをその要旨とする。
【0027】
従って、請求項2に記載の発明によれば、最適な場所に振動感知手段が設置された状態となるので、振動を確実に検知することができる。また、上皿ユニットは比較的大きな膨出部を有しており、その内部に十分なスペースを有するという利点がある。
【0028】
しかも本発明では、枠体に対して開閉可能に取り付けられた上皿ユニットを、振動検出装置における振動感知手段等の設置位置とした構成であるため、例えば、外枠の下部裏面などを振動感知手段等の設置位置とした構成に比べて下記の利点がある。即ち、後者の構成であると、通常は振動感知手段等の設置位置が露呈していないため、これを露呈させようとすると外枠の取り外し作業が必要となり、基準値変更作業が極めて煩雑になる。また、外枠の取り外し作業を回避しようとすれば、遊技機の裏面側に回り込んで作業をする必要が生じ、同様に基準値変更作業が極めて煩雑になる。それに対して前者(本発明)の構成であれば、上皿ユニットを枠体に対して開くことができるので、比較的簡単に振動感知手段等の設置位置を露呈させることが可能である。従って、基準値変更作業を比較的簡単に行うことができる。
【0029】
なお、上記機種変更を行う際に交換される部材を便宜上「交換部材」と定義し、交換されない部品を便宜上「共用部材」と定義した場合、上皿ユニットは共用部材の範疇に含まれることになる。従って、共用部材である上皿ユニットに振動感知手段を設置した構成であれば、機種変更時に上皿ユニットから振動感知手段をわざわざ取り外す必要もなく、作業の煩雑化が回避される。
【0030】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2において、前記基準値変更手段は、変位することによって前記基準値を変更可能な変位部材を備えており、前記変位部材と対応した位置には変位方向に沿って目盛りが付され、前記変位部材の操作部及び前記目盛りは、前記上皿ユニットの裏面にて露出するように配設されていることをその要旨とする。
【0031】
従って、請求項3に記載の発明によれば、付された目盛りを参照しながら変位部材の操作部を操作して変位部材を変位させることが可能なため、前記基準値を所望の値に容易に変更することができる。よって、変更した機種に適した検出感度を確実に設定することができる。
【0032】
前記変位部材としては特に限定されないが、例えば可変抵抗(ボリューム)などを挙げることができる。前記変位部材の操作部としては特に限定されないが、例えば可変抵抗の抵抗値を変化させる際に操作するつまみや切換スイッチなどを挙げることができる。なお、前記つまみは、直線変位するものであってもよく、あるいは回動変位するものであってもよい。
【0033】
前記目盛りには、変位部材の操作部を操作する際の便宜を図るために、各種の情報が付されていてもよい。前記各種の情報としては、例えば、数字、文字、記号、色彩等の情報、またはこれらの組合せからなる情報などがある。前記各種の情報の好適な例としては、「低」「中」「高」という文字、「L」「M」「H」という文字のように、前記基準値の程度(検出感度の程度)を意味するもの等がある。このほか、「一発台」「ハネモノ」「デジパチ」という文字、つまり機種を示す文字を付すこととしてもよい。なお、機種を示す文字を付しておくと、作業者が感覚的に把握しやすくなるので、基準値の設定ミスの低減につながる。
【0034】
また、上皿ユニットの内部空間は上皿ユニットの開放時に必ずしも露呈しないのに対し、上皿ユニットの裏面は上皿ユニットの開放時に通常露呈する。よって、請求項3に記載の発明のように、上皿ユニットの裏面に操作部及び目盛りを設置しておけば、それらが目視可能な状態となるので、部材の取り外し等を何ら伴うことなく、ただちに操作部を操作することができる。よって、基準値の変更(即ち検出感度の変更)を簡単に行うことができ、作業性が向上する。
【0035】
ここで、前記振動感知手段は、上皿ユニットの内側における任意の位置に設置することができるが、例えば、請求項4に記載の発明のように、前記上皿ユニットの有する膨出部の内部空間であって、かつ、前記上皿ユニットにおける非開閉端寄りの位置に設置されていることが好ましい。
【0036】
上皿ユニットにおける開閉端寄り(自由端寄り)の位置の下方には通常打球発射装置が位置しており、そこを振動感知手段の設置位置とした場合には打球発射装置の発する振動を拾ってしまう可能性がある。その点、請求項4に記載の発明のように、上皿ユニットにおける非開閉端寄り(固定端寄り)の位置を振動感知手段の設置位置としておけば、打球発射装置からの距離が大きくなり、打球発射装置の発する振動を拾う可能性が小さくなる。よって、不正行為に基づく振動が微弱であったとしても、その微弱な振動をより正確に検出することができるようになる。また、膨出部はその形状からして内部にスペース的な余裕があるため、振動感知手段を無理なく設置することができる。
【0037】
さらに、ハンドルユニットは縦型弾球遊技機の向かって右側(即ち、上皿ユニットにおける開閉端寄り(自由端寄り)の側)に位置しており、遊技者はそのハンドルユニットを右手で操作している。従って、縦型弾球遊技機を叩いたり押したり引っ張ったりする場合に、遊技者は空いている左手を用いるはずである。その理由は、右手をハンドルユニットから離してしまうと打球の発射が停止してしまうからである。また、遊技者の左手は上皿ユニットにおける非開閉端寄り(固定端寄り)の位置の前方にあるため、不自然な動作を避けようとするならば、当然遊技者は上皿ユニットにおける当該位置を叩いたり押したり引っ張ったりするはずである。従って、不正行為に基づく振動が加えられやすい当該位置に振動感知手段を設置しておけば、その不正行為に基づく振動が微弱であったとしても、その微弱な振動をより正確に検出することができるようになる。
【0038】
本発明の振動検出装置は具体的には次のように構成されてもよい。
【0039】
例えば、前記振動感知手段は、感知した振動の大きさに応じて出力する時間が変化する振動感知信号を出力し、前記判定手段は、前記振動感知信号が所定時間入力したか否かに基づいて、前記基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定し、前記基準値変更手段は、前記所定時間を変更することに基づいて前記基準値を変更するものとする。
【0040】
かかる構成によれば、例えば、判定手段において比較対象として用いられる前記所定時間を長くなるように変更すると、それに基づいて前記基準値が高くなるように変更される。よってこの場合には検出感度が下がり、微弱な振動を感知する必要がないデジパチ等の機種に適した設定となる。逆に、前記所定時間を短くなるように変更すると、それに基づいて前記基準値が低くなるように変更される。よってこの場合には検出感度が上がり、微弱な振動を感知することが必要な一発台や2種等の機種に適した設定となる。また、上記振動検出装置であれば、比較的安価な既存の機械部品や電気部品を適宜組み合わせて構成することが十分可能なため、コスト増や装置の大型化を回避することができる。
【0041】
また、前記振動感知手段は、感知した振動の大きさに応じて出力する電圧が変化する振動感知信号を出力し、前記判定手段は、前記振動感知信号の電圧が所定の電圧値であるか否かに基づいて、前記所定の電圧値以上の大きさの振動であるか否かを判定し、前記基準値変更手段は、前記所定の電圧値を変更することに基づいて前記基準値を変更するものとする。
【0042】
かかる構成によれば、例えば、判定手段において比較対象として用いられる前記所定の電圧値を高くなるように変更すると、それに基づいて前記基準値が高くなるように変更される。よってこの場合には検出感度が下がり、微弱な振動を感知する必要がないデジパチ等の機種に適した設定となる。逆に、前記所定の電圧値を低くなるように変更すると、それに基づいて前記基準値が低くなるように変更される。よってこの場合には検出感度が上がり、微弱な振動を感知することが必要な一発台や2種等の機種に適した設定となる。また、上記振動検出装置であれば、比較的安価な既存の機械部品や電気部品を適宜組み合わせて構成することが十分可能なため、コスト増や装置の大型化を回避することができる。
【0043】
請求項5に記載の発明は、請求項3または4において、前記振動感知手段は、振動を受けると接点が閉じて非通電状態から通電状態に切り替わるメカスイッチであることをその要旨とする。
【0044】
従って、請求項5に記載の発明によれば、機械式の振動感知手段の一種であるメカスイッチは電子式や磁気式の振動感知手段に比べて概して安価であるため、振動検出装置の低コスト化に向いている。また、磁気式スイッチとは異なり周囲の磁気の影響を受けにくいため、誤作動を起こす可能性も少なく、信頼性に優れた振動検出装置を実現することができる。しかも、振動を受けていないときにはメカスイッチに電流が殆ど流れないため、消費電力も少なく経済的である。
【0045】
なお「非通電状態」とは、電流が全く流れていない状態を指すばかりでなく、電流が流れているものの微弱であるため殆ど流れていないに等しい状態も指す。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の縦型弾球遊技機をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)に具体化した一実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
【0047】
図1には、パチンコ機10(いわゆるデジパチ)の機表側が略示されている。機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が着脱可能かつ開閉可能に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14が組み付けられている。遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、図柄を変動(可変)させて図柄組み合わせゲームを行う図柄表示装置21が配設されている。前記前枠14において遊技領域13aの周囲には、パチンコ機10の各種遊技の演出態様(大当り、リーチなど)に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光装飾を行う電飾ランプ16が設けられている。この電飾ランプ16は、図示しない発光体(LEDなど)を備え、該発光体にレンズ部材16aを覆い被せて構成されている。
【0048】
中枠12の前面側において前枠14の下方位置には上皿ユニット15が開閉可能に組み付けられ、さらにその下方には下皿ユニット19が組み付けられている。下皿ユニット19には打球発射装置20のハンドルユニットが突設されている。また、上皿ユニット15は、図1にて左側に位置する固定端(非開閉端)を回動中心とし、中枠12に対して横開き状態で開閉することが可能となっている。即ち、本実施形態では、図1において上皿ユニット15の右側が開閉端(自由端)であり、左側が非開閉端(固定端)となっている。
【0049】
図2,図3に示されるように、本実施形態の上皿ユニット15は、大まかにいって2つの部材(カバー体31及びユニットベース32)を組み合わせることによって構成されている。中枠12側に配置されるユニットベース32は、比較的平坦な形状を呈しているとともに、賞球を払い出すための払い出し口34等を有している。一方、合成樹脂材料からなるカバー体31は、全体的に遊技者側に向かって曲線的に膨出した形状を呈する膨出部31aを備えている。なお、この膨出部31aの上側は凹状の皿部33となっていて、その皿部33には払い出し口34から払い出された賞球が溜まるようになっている。かかるカバー体31は、ユニットベース32の片面側(前面側)に対して、図示しないねじを用いて固定されている。そして、このとき上皿ユニット15においてカバー体31とユニットベース32との間には、後述する振動検出装置41を設置可能な空間部Sが形成される(図3(b)参照)。
【0050】
図5のブロック図に示されるように、パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御するために各種制御の指示を行う制御信号をサブ制御基板(表示制御基板26、ランプ制御基板27、音声制御基板28)に対して出力する主制御基板25が装着されている。また、機裏側には、図柄表示装置21に図柄、キャラクタなどを表示して表示演出を行うための図柄制御を実行する表示制御基板26が装着されている。また、機裏側には、電飾ランプ16を点灯(点滅)・消灯させて発光演出を行うためのランプ制御を実行するランプ制御基板27が装着されている。また、機裏側には、スピーカ17から音声(各種の効果音)を出力させて音声演出を行うための音声制御を実行する音声制御基板28が装着されている。また、パチンコ機10の主制御基板25は、表示手段23や警告手段24等を有するホールコンピュータ22に接続されている。遊技場内のパチンコ機10は、前記ホールコンピュータ22によって集中管理されるようになっている。
【0051】
主制御基板25は、パチンコ機10全体を制御するメインCPU(図示略)を備えており、そのメインCPUにはROM(図示略)及びRAM(図示略)が接続されている。前記メインCPUは、大当り判定用乱数、大当り図柄乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン振分け乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新するようになっている。前記ROMには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや、複数種類の変動パターンなどが記憶されている。前記RAMには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(各種乱数の値、始動保留球数の記憶値など)が記憶されるようになっている。そして、メインCPUは、前述した各種乱数を用いて各種処理(大当り判定、大当り図柄判定、リーチ判定、変動パターンの決定など)を実行し、遊技演出に関する各種の制御コマンド(変動パターン指定コマンド、図柄指定コマンドなど)を演算処理するようになっている。また、メインCPUは、演算処理した制御コマンドを制御信号として各サブ制御基板(表示制御基板26、ランプ制御基板27、音声制御基板28等)に出力するようになっている。
【0052】
表示制御基板26は、所定の制御コマンドが入力されると、それに対応する表示演出用の演出実行データに基づいて画像制御を実行するようになっている。より詳しくは、表示制御基板26は、表示演出用の演出実行データを画像信号に変換し、その信号を図柄表示装置21に出力するようになっている。その結果、図柄表示装置21は、画像信号に基づき、各種の画像(背景画像、キャラクタ画像、図柄など)を適宜表示するようになっている。
【0053】
ランプ制御基板27は、所定の制御コマンドが入力されると、それに対応する発光演出用の演出実行データに基づいてランプ制御を実行するようになっている。より詳しくは、ランプ制御基板27は、発光演出用の演出実行データをランプ信号に変換し、その信号を電飾ランプ16に出力するようになっている。その結果、電飾ランプ16は、ランプ信号に基づき、点灯(点滅)または消灯するようになっている。
【0054】
音声制御基板28は、所定の制御コマンドが入力されると、それに対応する音声演出用の演出実行データに基づいて音声制御を実行するようになっている。より詳しくは、音声制御基板28は、音声演出用の演出実行データを音声信号に変換し、スピーカ17に出力するようになっている。その結果、スピーカ17は、音声信号に基づき、音声出力を行うようになっている。
【0055】
次に、本実施形態のパチンコ機10における不正検出機構について述べる。
【0056】
図5のブロック図に示されるように、このパチンコ機10は、振動検出装置41を備えている。この振動検出装置41は、図6に示されるように、振動感知用メカスイッチ42、第1固定抵抗43、第2固定抵抗44、可変抵抗(ボリューム)45、コンデンサ46、コンパレータ47を用いて構成されている。
【0057】
振動感知手段である振動感知用メカスイッチ42は、振動を受けると接点が閉じて非通電状態から通電状態に切り替わり、所定時間だけ所定電圧の振動感知信号を出力する構成となっている。本実施形態の振動感知用メカスイッチ42は、具体的には、固定側接点と、可動側接点と、可動側接点とともに揺動するアクチュエータ(錘部)とによって構成されている。従って、振動を受けた場合にはアクチュエータが揺動し、その揺動に伴って可動側接点が固定側接点に対して接触するようになっている。なお、かかる振動感知用メカスイッチ42の好適例としては、オムロン株式会社製、「形D2X圧接コネクタスイッチ」などを挙げることができる。
図7のグラフには、本実施形態の振動感知用メカスイッチ42が出力する振動感知信号(グラフ中の「ア」「イ」「ウ」「エ」)が概略的に示されている。同グラフにおける横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表している。前記4つの振動感知信号は、電圧が直線的に増加してピーク値となった後に直線的に減少する、略山形状の波形を有している。
【0058】
信号「エ」は最も大きい振動に対応し、信号「ウ」は2番目に大きい振動に対応し、信号「イ」は3番目に大きい振動に対応し、信号「ア」は最も小さい振動に対応している。従って、信号「エ」では、他の3つの信号に比較して、ピーク電圧値が最も高く、しかも、信号出力時間の長さが最も長くなっている。これに対して信号「ア」では、他の3つの信号に比較してピーク電圧値が最も低く、しかも、信号出力時間の長さが最も短くなっている。つまり、本実施形態の振動感知用メカスイッチ42は、感知した振動の大きさに応じて出力する時間及び電圧が変化する振動感知信号を出力するように構成されている。なお、ピーク電圧値の高さと信号出力時間の長さとは、ほぼ比例する関係にある。
【0059】
図6に示されるように、振動感知用メカスイッチ42の一端は所定電圧値に保たれた電源側に接続されており、振動感知用メカスイッチ42の他端は第1固定抵抗43を介してコンパレータ47のマイナス側入力端子に接続されている。従って、前記マイナス側入力端子には、上記のような略山形状波形の振動感知信号が出力されるようになっている。また、コンデンサ46の一端はコンパレータ47のマイナス側入力端子に接続されるとともに、コンデンサ46の他端は接地されている。なお、前記電源は、振動検出装置41が内部に有する電池などの内部電源であってもよいほか、振動検出装置41の外部(例えばパチンコ機10の電源基板)から供給される外部電源などであってもよい。
【0060】
図6に示されるように、可変抵抗45の一端は所定電圧値に保たれた電源側に同様に接続されており、可変抵抗45の他端はコンパレータ47のプラス側入力端子に接続されている。また、第2固定抵抗44の一端はコンパレータ47のプラス側入力端子に接続されるとともに、第2固定抵抗44の他端は接地されている。前記可変抵抗45の抵抗値を小さくすると、コンパレータ47のプラス側入力端子にかかる電圧値が高くなる。その一方、前記可変抵抗45の抵抗値を大きくすると、コンパレータ47のプラス側入力端子にかかる電圧値が低くなる。即ち、かかる可変抵抗45は、プラス側入力端子の電位を変更させるための手段(基準値変更手段)として機能する。なお、当該可変抵抗45は、信号出力時間のしきい値を変更させるための手段である、と把握することも可能である。
【0061】
図7のグラフでは、基準値が「A」「B」「C」にて示されている。例えば、現時点で基準値が「B」の状態に設定されているとすれば、可変抵抗45の抵抗値を小さくすることにより基準値を「A」の状態に変更することが可能である。逆に、可変抵抗45の抵抗値を大きくすることにより基準値を「C」の状態に変更することが可能である。
【0062】
前記コンパレータ47は、振動感知用メカスイッチ42が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定するための判定手段である。つまり、振動感知用メカスイッチ42が振動を受けていないときには、接点が開いており非通電状態が維持されるため、コンパレータ47のマイナス側入力端子の電位は低電位となる。従って、このときコンパレータ47のプラス側入力端子の電位(即ち基準値)のほうがマイナス側入力端子の電位に比べて相対的に高くなるため、コンパレータ47の出力端子の電位はLOWを維持し、実質的に判定結果が出力されない状態となる。振動感知用メカスイッチ42が振動を受けると、接点が閉じて非通電状態から通電状態に切り替わるため、コンパレータ47のプラス側入力端子の電位は徐々に上昇する。そして、このときコンパレータ47のマイナス側入力端子の電位のほうがプラス側入力端子の電位(即ち基準値)に比べて相対的に高くなれば、コンパレータ47の出力端子の電位はHIGHとなり、実質的に判定結果が出力されるようになっている。つまり、振動感知用メカスイッチ42が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であると判定した旨の信号が、コンパレータ47から外部に出力される。
【0063】
なお、本実施形態の場合、振動検出装置41とホールコンピュータ22とが図示しない通信手段を介して電気的に接続されているため、コンパレータ47の出力信号はホールコンピュータ22内に取り込まれ、そこで適宜処理されるようになっている。
【0064】
図3,図4に示されるように、基準値変更手段である可変抵抗45は、つまみ48を備えている。このつまみ48は可変抵抗45の抵抗値を変化させる際に回動操作される変位部材の操作部であって、前記つまみ48の先端部に対応した位置には回動変位方向に沿って目盛り49が等間隔に付されている。前記目盛り49には、つまみ48を回動操作する際の便宜を図るために、「低」「中」「高」という文字がそれぞれ付されている(図4参照)。例えば、現時点で目盛り49における「中」の位置をつまみ48の先端部が指しており、前記基準値が「B」に設定されているものと仮定する。この状態でつまみ48を図4の時計回り方向に回動操作し、その先端部が目盛り49における「高」の位置を指すようにする。すると、可変抵抗45の抵抗値が大きくなる結果、基準値が「C」の状態(つまり高感度状態)に変更される。逆に、つまみ48を図4の反時計回り方向に回動操作し、その先端部が目盛り49における「低」の位置を指すようにする。すると、可変抵抗45の抵抗値が小さくなる結果、基準値が「A」の状態(即ち低感度状態)に変更される。
【0065】
図2,図3に示されるように、本実施形態の振動検出装置41の場合、振動感知用メカスイッチ42、第1固定抵抗43、第2固定抵抗44、可変抵抗45、コンデンサ46及びコンパレータ47は、1つのケース内に収容されることでユニット化されている。なお、ユニット化された振動検出装置41の場合、物理的に一体となっていることから、上皿ユニット15への設置を簡単に間違いなく行うことができる。また、振動検出装置41を構成する部材(振動感知手段、判定手段、基準値変更手段など)を電気的につなぐ配線の長さが確実に短くなるため、配線が絡まったりすることもなく、また、ノイズを拾うことによる誤動作等も少なくなる。
このようにユニット化された振動検出装置41は、基本的には、上皿ユニット15の内側、言い換えるとカバー体31とユニットベース32との間に形成される空間部S内に配置されている。そして、かかる振動検出装置41は、ユニットベース32前面側における払い出し口34の近傍位置(即ち、上皿ユニット15における非開閉端寄りの位置)に、例えば、取付金具及びねじ(いずれも図示略)を用いて取り付けられる。ユニットベース32における振動検出装置41の取付箇所には、略円形状の開口部50が透設されている。変位部材の操作部であるつまみ48は、上記の開口部50を介して上皿ユニット15の裏面側(ユニットベース32の裏面側)に露出するように配設されている(図3(a),(b)参照)。また、目盛り49は開口部50の外周縁に沿って付されている。なお、振動検出装置41の取り付け方は、上記のねじ止めのみに限定されるものではなく、例えば、係合部同士の係止や、接着剤による接着などであってもよい。
【0066】
次に、このように構成されたパチンコ機10の動作について説明する。
【0067】
例えば、現時点においてパチンコ機10に一発台用の遊技盤13が装着されており、それをデジパチ用の遊技盤13に機種変更する場合を想定してみる。つまり、微弱な振動を感知することが必要な機種に対応した遊技盤13から、特に微弱な振動を感知する必要がない機種に対応した遊技盤13に機種変更する場合を想定してみる。
【0068】
かかる機種変更を行う前の段階にあっては、微弱な振動を感知する必要があることから、振動検出装置41をあらかじめ高感度に設定しておく必要がある。具体的にいうと、ここではつまみ48の先端部が目盛り49における「高」の位置を指すようにして、基準値を「C」の状態に設定しておく。
【0069】
このような設定状態で遊技が行われた場合において、例えば遊技者が意図的に上皿ユニット15の膨出部31aの上部を叩き、この不正行為により、一発台において遊技に支障のある程度の振動が発生したものと仮定する。なお、発生した振動に対応する信号は、図7のグラフにおける信号「イ」であるものとする。この場合、振動感知用メカスイッチ42が当該振動を検知した後、コンパレータ47において信号「イ」と基準値「C」との比較が行われ、前記信号「イ」が基準値「C」を超えていると判定される。つまり、判定手段であるコンパレータ47は、振動感知手段である振動感知用メカスイッチ42が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であると判定する。従って、この場合には振動検出装置41からホールコンピュータ22に向けて信号(不正行為を検出した旨の信号)が出力され、その信号に基づいてホールコンピュータ22が所定の処理を実行する。その結果、前記パチンコ機10において不正行為が行われている可能性が高いものと判断され、その旨が表示手段23に表示される。具体的には、ホールコンピュータ22に接続されたディスプレイの画面上に、パチンコ機10の台番号とともに、ホール管理者の注意を促すための所定の文字情報などが表示される。また、このときには併せてランプやブザー等の警告手段24を作動させて、光や音によりホール管理者の注意を促すようにしてもよい。
【0070】
続いて、機種変更を行った後の段階にあっては、微弱な振動を感知する必要がないことから、振動検出装置41をあらかじめ低感度に設定しておく必要がある。具体的にいうと、ここではつまみ48の先端部が目盛り49における「低」の位置を指すようにして、基準値を「A」の状態に設定しておく。
【0071】
このような設定状態で遊技が行われた場合において、特に不正行為ではないが何らかの原因により振動が発生した場合を想定する。かかる振動はデジパチにおいては遊技に支障のない程度の振動であって、これに対応した信号は図7のグラフにおける信号「イ」であるものとする。この場合、振動感知用メカスイッチ42が当該振動を検知した後、コンパレータ47において信号「イ」と基準値「A」との比較が行われ、前記信号「イ」が基準値「A」を超えていないと判定される。つまり、判定手段であるコンパレータ47は、振動感知手段である振動感知用メカスイッチ42が感知した振動が基準値以上の大きさの振動でないと判定する。従って、この場合には振動検出装置41からホールコンピュータ22に向けて信号が出力されないことから、表示手段23及び警告手段24は作動しない。
【0072】
次に、例えば遊技者が意図的に上皿ユニット15の膨出部31aの上部を強く叩き、この不正行為により比較的大きな振動が発生したものと仮定する。なお、発生した振動に対応する信号は、図7のグラフにおける信号「エ」であるものとする。この場合、振動感知用メカスイッチ42が当該振動を検知した後、コンパレータ47において信号「エ」と基準値「A」との比較が行われ、前記信号「エ」が基準値「A」を超えていると判定される。つまり、判定手段であるコンパレータ47は、振動感知手段である振動感知用メカスイッチ42が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であると判定する。従って、この場合には振動検出装置41からホールコンピュータ22に向けて信号が出力され、その信号に基づいてホールコンピュータ22が表示手段23及び警告手段24を作動させる。
【0073】
また、本実施形態の振動検出装置41における感度変更作業(基準値変更作業)は、以下のような手順で行えばよい。まず、パチンコ機10の前面側にある施錠装置を開錠した後、上皿ユニット15を遊技者側に回動させる。すると、上皿ユニット15が開かれて、上皿ユニット15(ユニットベース32)の裏面側が全体的に露出し、変位部材の操作部であるつまみ48及び目盛り49が露呈する。このとき、目盛り49は目視可能な状態となり、つまみ48は目視可能かつ操作可能な状態となる。そこでホール管理者は、目盛り49を参照しながらつまみ48を適宜回動操作することにより、振動検出装置41の感度を機種に合わせて変更する。そして、再び上皿ユニット15を閉めて施錠すれば一連の作業が完了する。
【0074】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
【0075】
(1)本実施形態では、パチンコ機10前面の下側領域に取り付けられた膨出部材の内側、具体的には上皿ユニット15の内側に振動検出装置41を設置している。このため、不正行為に基づく振動を正確にかつ確実に検出することができる。また、上皿ユニット15の内側は部品の混み合い度が比較的少なく、スペース的にも十分余裕があることから、振動検出装置41を無理なく設置することができる。しかも、上皿ユニット15はいわゆる共用部材であることから、機種変更時に振動検出装置41をわざわざ取り外す必要もなく、作業の煩雑化を未然に回避することができる。
【0076】
(2)本実施形態の振動検出装置41は、振動感知用メカスイッチ42(振動感知手段)、コンパレータ47(判定手段)及び可変抵抗45(基準値変更手段)などにより構成されている。そのため、検出したい振動の大きさを可変抵抗45により調整することができる。よって、様々な機種に対応した検出感度を1つの振動検出装置41で実現でき、例えば、遊技に支障のない振動までも検出されることで遊技が頻繁に中断されたりして遊技者に不愉快な思いをさせること等がなくなる。よって、機種変更を行う際であっても特に振動検出装置41を交換する必要がなくなり、それゆえ機種変更作業の煩雑化や、振動検出装置41の新規購入に伴うコスト増を防止することができる。
【0077】
(3)また本実施形態の振動検出装置41では、振動感知用メカスイッチ42(振動感知手段)が、感知した振動の大きさに応じて出力する時間(及び電圧)が変化する振動感知信号を出力する。すると、コンパレータ47(判定手段)が、前記振動感知信号が所定時間入力したか否か(併せて、所定の電圧値であるか否か)に基づいて、前記基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定する。また、可変抵抗45(基準値変更手段)は、前記所定時間を変更(併せて、前記所定の電圧値を変更)することに基づいて前記基準値を変更可能となっている。従って、かかる構成によれば、検出感度を下げてデジパチ等の機種に適した設定としたり、検出感度を上げて一発台や2種等の機種に適した設定としたりすることを、容易に行うことができる。また、このような振動検出装置41であれば、比較的安価な既存の機械部品や電気部品を適宜組み合わせて構成することが十分可能である(図6参照)。そのため、コスト増や装置の大型化を回避することができる。
【0078】
(4)本実施形態では、比較的安価な振動感知用メカスイッチ42を用いているため、振動検出装置41の低コスト化を図ることができる。また、振動感知用メカスイッチ42は、磁気式スイッチとは異なり周囲の磁気の影響を受けにくいため、誤作動を起こす可能性も少なく、信頼性に優れた振動検出装置41を実現することができる。しかも、振動を受けていないときには電流が殆ど流れないため、消費電力も少なく、経済的な振動検出装置41を実現することができる。
【0079】
(5)本実施形態では、可変抵抗45は操作部であるつまみ48を備え、そのつまみ48の先端部に対応した位置には目盛り49が付されている。従って、前記基準値を所望の値に容易に変更することができ、変更した機種に適した検出感度を確実に設定することができる。しかも、つまみ48及び目盛り49は、上皿ユニット15の開放時に露呈するユニットベース32の裏面に配設されている。よって、ユニットベース32とカバー体31との分解や、他の部材の取り外し等を何ら伴うことなく、ただちにつまみ48を操作でき、基準値の変更を簡単に行うことができる。
【0080】
(6)本実施形態の振動検出装置41は、図1〜図3に示されるように、上皿ユニット15の有する膨出部31aの内部空間であって、かつ、上皿ユニット15における非開閉端寄りの位置に設置されている。本実施形態において「上皿ユニット15における非開閉端寄りの位置」とは、具体的には、図1に示されるように払い出し口34の左側下方の位置である。従って、打球発射装置20のハンドルユニットから振動検出装置41までの距離が大きくなり、打球発射装置の発する振動を拾う可能性が小さくなる。よって、不正行為に基づく振動が微弱であったとしても、その微弱な振動をより正確に検出することができるようになる。
【0081】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0082】
・振動検出装置41の回路構成は上記実施形態のものに限定されず、例えば、図8に示す別例のように第1固定抵抗43及び可変抵抗45の位置を入れ替えて構成してもよい。
【0083】
・上記実施形態では基準値変更手段として可変抵抗45を用いていたが、可変抵抗45以外のものを用いてもよい。例えば、図9に示す別例では、可変抵抗45があるべき位置に、直列接続された状態の2つの固定抵抗51,52が設けられている。そして、固定抵抗51には切換スイッチ53が並列に接続され、かつ、固定抵抗52には切換スイッチ54が並列に接続されている。従って、この別例においては切換スイッチ53,54の切り換えによって、コンパレータ47のプラス側入力端子にかかる電位(即ち基準値)を変更することが可能である。例えば、切換スイッチ53,54を2つとも開いた場合には当該電位は最も低くなる。切換スイッチ53,54を2つとも閉じた場合には当該電位は最も高くなる。また、いずれか一方の切換スイッチ53,54のみを閉じた場合には、当該電位は中間的な値となる。
【0084】
・上記実施形態ではつまみ48を回動変位させて可変抵抗45の抵抗値を変化させるタイプであったが、図10に示す別例のように例えばつまみ48を直線変位させて可変抵抗45の抵抗値を変化させるタイプとしても構わない。
【0085】
・上記実施形態では、振動感知手段のみならず判定手段や基準値変更手段等についても、上皿ユニット15の内側における一箇所に集中配置していた。しかし、少なくとも振動感知手段が上皿ユニット15の内側にありさえすれば、振動感知手段とは別の位置(上皿ユニット15の内外を問わない。以下同様。)に判定手段を配置したり、振動感知手段とは別の位置に基準値変更手段を配置したりしても勿論構わない。
【0086】
・上記実施形態では、振動検出装置41の出力信号がホールコンピュータ22に入力される結果、表示手段23や警告手段24が作動する構成となっていた。このような構成に代えて、例えば、振動検出装置41の出力信号を主制御基板25に入力させるようにしてもよい。そして、この場合にはサブ制御基板(表示制御基板26、ランプ制御基板27、音声制御基板28等)を介して、スピーカ17、図柄表示装置21、電飾ランプ16を作動させることで、不正行為に対する警告を遊技者に対して発するようにしてもよい。
【0087】
・上記実施形態では本発明を不正検出機構付きのパチンコ機10として具体化したが、勿論これに限定されず、パチンコ機10以外の縦型弾球遊技機に具体化することも可能である。ここで「縦型弾球遊技機」とは、機台を縦置きにして(直立させた状態で)で遊技島などに設置されるタイプの弾球遊技機のことを指す。
【0088】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
【0089】
(1)遊技機の枠体に対して開閉可能に取り付けられ、遊技者側に膨出した形状を呈する上皿ユニットであって、振動を感知する振動感知手段と、前記振動感知手段が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定する判定手段と、前記基準値を変更する基準値変更手段とを含んで構成される振動検出装置を備えることを特徴とする縦型弾球遊技機用上皿ユニット。
【0090】
(2)枠体と、前記枠体に対して開閉可能に取り付けられ、遊技者側に膨出した形状を呈する上皿ユニットを備える遊技機における不正検出方法であって、前記上皿ユニットの内部空間または裏面にて振動を感知し、その感知した振動が基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定し、前記基準値以上であると判定したときに不正行為を検出した旨の信号を出力することを特徴とする縦型弾球遊技機における不正検出方法。
【0091】
(3)前記振動感知手段は、感知した振動の大きさに応じて出力する時間が変化する振動感知信号を出力し、前記判定手段は、前記振動感知信号が所定時間入力したか否かに基づいて、前記基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定し、前記基準値変更手段は、前記所定時間を変更することに基づいて前記基準値を変更することを特徴とする請求項1に記載の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
【0092】
(4)前記振動感知手段は、感知した振動の大きさに応じて出力する電圧が変化する振動感知信号を出力し、前記判定手段は、前記振動感知信号の電圧が所定の電圧値であるか否かに基づいて、前記所定の電圧値以上の大きさの振動であるか否かを判定し、前記基準値変更手段は、前記所定の電圧値を変更することに基づいて前記基準値を変更することを特徴とする請求項1に記載の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
【0093】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜5に記載の発明によれば、機種変更を行う際でも振動検出装置を交換する必要がなく、しかも不正行為に基づく振動を正確に検出することができる不正検出機構付きの縦型弾球遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態の縦型弾球遊技機(パチンコ機)を示す全体正面図。
【図2】前記パチンコ機における上皿ユニットを示す分解斜視図。
【図3】(a)は前記上皿ユニットを裏面側から見た図、(b)は(a)のA−Aにおける概略断面図。
【図4】前記振動検知装置を示す要部拡大正面図。
【図5】前記パチンコ機を示すブロック図。
【図6】前記振動検知装置の概略回路図。
【図7】前記振動感知手段が出力する出力信号における電圧値の時間的変化の様子を示すグラフ。
【図8】別例の振動検知装置の概略回路図。
【図9】別例の振動検知装置の概略回路図。
【図10】別例の振動検知装置を示す要部拡大正面図。
【符号の説明】
10…不正検出機構付きの縦型弾球遊技機としての不正検出機構付きのパチンコ機
12…枠体としての中枠
15…上皿ユニット
31a…膨出部
41…振動検出装置
42…振動感知手段としての振動感知用メカスイッチ
45…基準値変更手段としての可変抵抗
47…判定手段としてのコンパレータ
48…変位部材の一部であるつまみ
49…目盛り

Claims (5)

  1. 振動を感知する振動感知手段、前記振動感知手段が感知した振動が基準値以上の大きさの振動であるか否かを判定する判定手段、及び、前記基準値を変更する基準値変更手段を有する振動検出装置と、
    遊技機前面の下側領域に取り付けられ、遊技者側に膨出した形状を呈する膨出部材と
    を備え、少なくとも前記振動感知手段が前記膨出部材の内側に設置されていることを特徴とする不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
  2. 前記膨出部材は、膨出部を有するとともに、枠体に対して開閉可能に取り付けられた上皿ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
  3. 前記基準値変更手段は、変位することによって前記基準値を変更可能な変位部材を備えており、前記変位部材と対応した位置には変位方向に沿って目盛りが付され、前記変位部材の操作部及び前記目盛りは、前記上皿ユニットの裏面にて露出するように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
  4. 前記振動感知手段は、前記上皿ユニットの有する膨出部の内部空間であって、かつ、前記上皿ユニットにおける非開閉端寄りの位置に設置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
  5. 前記振動感知手段は、振動を受けると接点が閉じて非通電状態から通電状態に切り替わるメカスイッチであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の不正検出機構付きの縦型弾球遊技機。
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