JP2008161558A - 遊技機の振動検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為の検出感度の設定を適宜変更することができる遊技機の振動検知装置を提供する。
【解決手段】遊技機の振動検知装置であり、遊技機の振動に応答して振動パルスを生成する振動センサと、振動パルスが継続している限り、振動パルスの発生回数をカウントしてカウント値を生成するカウント部と、カウント値がしきい値を超えたか否かを判定する判定部と、判定部がしきい値を超えたことを判定すると警報を発する警報部と、からなり、しきい値を調整自在とした。
【選択図】図2

Description

本発明はパチンコ機等の弾球遊技機に関し、特に遊技機に振動を加える不正行為を検出し、これを報知する遊技機の振動検知装置に関する。
パチンコ機等の遊技機が設置されている遊技場において、遊技機に何らかの細工を施し、出玉を不正に得ようとする不正行為が遊技者によって行われる場合がある。例えば、遊技者がパチンコ機を叩く等してパチンコ機に衝撃を加えることによって、遊技球の進路に変化を与え、遊技球を入賞口に導くという不正が行われている。かかる不正行為に対しては、遊技機に振動センサを設け、パチンコ機に衝撃が加えられたときには、振動センサがその衝撃によって生じた振動を感知し、振動センサの出力信号を受信したパチンコ機が警報音や発光等によって不正行為を報知するようにしたものが知られている。
特開2005−137394号公報
上記特許文献1の如き振動検出手段や報知手段を遊技機に設けることによって、不正行為の抑制効果が期待できる。しかしながら、かかる従来システムにおいては遊技機がセンサ出力に基づき不正行為と判定する判定基準(しきい値)は固定化されたものであり、遊技機毎に判定基準(しきい値)を変更できるものではなかった。すなわち、遊技機に加えられた衝撃によって生じる振動の大きさは遊技機の筐体の取り付け状態等によって変動するものであり、例えば遊技機の取り付け枠と遊技機との間にクリアランスが設けられ、且つ遊技機の取り付け強度が比較的弱い場合には、遊技機には大きな振動が発生しやすく、通常の遊技状態において誤検出が多発してしまう恐れがある。一方、遊技機が取り付け枠に強固に取り付けられている場合には、遊技機を叩く等して衝撃を加えても大きな振動は発生しにくく、予め設定され、固定化された検出感度では不正行為を的確に検出できない恐れがある。このように従来のシステムにおいては遊技機が不正行為と判定する判定基準は固定化されており、パチンコ機の取り付け状態等に応じた最適な判定基準(しきい値)の設定がなされていない状況にあった。更に不正行為が頻発する遊技場においては、不正行為の摘発を強化するべく検出感度を高めたいという要望があっても、上記従来システムでは同様の理由によりこれに対応することはできなかった。
本発明は上述した問題点が一例として挙げられる課題を解決するためになされたものであり、不正行為の検出感度の設定を適宜変更することができる遊技機の振動検知装置を提供することを目的とする。
本発明による遊技機の振動検知装置は、遊技機の振動検知装置であって、前記遊技機の振動に応答して振動パルスを生成する振動センサと、前記振動パルスが継続している限り、前記振動パルスの発生回数をカウントしてカウント値を生成するカウント部と、前記カウント値がしきい値を超えたか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記しきい値を超えたことを判定すると警報を発する警報部と、からなり、前記しきい値が調整自在であることを特徴としている。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
(実施例1)
図1は本発明の振動検知装置を適用したパチンコ機10の概略正面図である。パチンコ機10には、本体枠11と、本体枠11の前面にガラス等の透明窓を含む窓枠(図示せず)が開閉自在に設けられて、遊技者が遊技盤12を視認できるようにするとともに、遊技盤12を外部から保護している。遊技盤12の下方には、操作ハンドル13が取り付けられており、遊技者が、操作ハンドル13に手を添えて右に回すことにより発射装置が稼動し、受皿14に貯留された遊技球が、発射装置に導かれ1球ずつ発射される。遊技盤12には発射された遊技球を遊技盤12に誘導するガイドレール15が植立され、ガイドレール15で画成された領域が遊技領域16を構成している。遊技盤12上には遊技領域16の略全面に亘って複数の遊技釘21が植設されている。また、遊技領域16には、遊技釘以外にも、遊技球の流下経路に変化を与える障害物として風車22が設けられている。
遊技領域16の下方には、始動入賞口17が設けられており、その内部には、検知センサ(図示せず)が設けられている。遊技球が始動入賞口17に入球すると、検知センサ(図示せず)によって入球したことが検知され、所定数の賞球がパチンコ機10から払い出されるとともに開閉羽根20が所定回数の開閉動作を行う。遊技球は、開閉羽根20が開いている期間のみ、中央役物装置19の内部に侵入することが可能となる。尚、開閉羽根20が開放している期間に中央役物装置19の内部に侵入した遊技球は検知センサ(図示せず)によって検知されるようになっている。中央役物装置19の内部には、振り分け装置30が設けられている。遊技領域16上に打ち出された遊技球のうち開閉羽根20を通過した遊技球は、入賞球となって誘導路(図示せず)を介して振分け装置30に導かれる。振り分け装置30は中央役物装置19内部に侵入した遊技球を特定入賞口(図示せず)又は一般入賞口(図示せず)のいずれかに振り分ける。振り分け装置30による振り分け動作の結果、遊技球が特定入賞口に入球すると、パチンコ機10はいわゆる大当たり状態となり、遊技者にとって有利な大当たり遊技が開始される。大当たり遊技期間中は、開閉羽根20は開閉動作を繰り返し、多数の遊技球が中央役物装置19の内部に侵入可能となる。これによって遊技者は多数の賞球を獲得することができるようになっている。また、パチンコ機10には、スピーカ40や電飾装置50が設けられており、遊技の進行に応じて効果音や光を発することによって遊技の演出を行う。また、本発明の振動検知装置が不正行為を検知した場合には、スピーカ40からは警報音が発せられるとともに、電飾装置50が通常時とは異なる発光態様で点灯し、不正行為があったことを報知するようになっている。
図2は本発明の振動検知装置の全体構成を示すブロック図である。振動センサ61は、パチンコ機10に生じた振動を検知し、振動の強さに応じたパルス数の出力信号を生成する。振動センサは、例えば振動に伴って揺動する可動子と、その揺動方向に可動子と離間して設けられた導電板とを有し、振動によって揺動する可動子が導電板と接触/非接触を繰り返すことによって通電のON/OFFをなし、かかる通電のON/OFF動作により振動に対応したパルスを発生させる。導電板と可動子の接触によって生成されたパルスは、図示しない波形整形回路によって矩形パルスに整形され、これが振動パルスとして振動センサ61の出力端子より出力される。かかる構成の振動センサ61は、振動の大きさが大きい程その可動子が大きく揺動するため、出力する振動パルスのパルス数が多くなる。尚、振動センサ61の取り付け位置は、遊技機の振動を検知できればどこに設置してもよく、例えば、遊技者からは視認されないように遊技盤の裏面側に設けるようにしてもよい。
パルスカウンタ(カウント部)62は、振動センサ61から出力される振動パルスのパルス数をカウントし、カウントしたパルス数を示すカウント値を生成する。詳述すると、パルスカウンタ62は、振動センサ61から振動パルスを受信するとカウントを開始し、振動パルスの受信が所定期間継続して途絶えるとカウントを終了する。そして、パルスカウンタ62はカウント開始から終了に至るまでのパルス数をカウント値として出力する。上記したように、振動センサ61は、パチンコ機10に生じた振動の大きさが大きい程多くの振動パルスを発生させることから、パルスカウンタ62から出力されるカウント値は、パチンコ機10に生じた振動の大きさに対応したものとなる。
判定回路63は、不正行為があったか否かを判定する回路であり、パルスカウンタ62より出力された振動パルスのパルス数を示すカウント値Nmと、後述する調整部64により設定されたしきい値Nとの比較を行い、カウント値Nmがしきい値Nを超えた場合には、不正行為があったことを示す不正検知信号を出力する。
調整部64は、判定回路63が不正行為があったか否かを判定する際の判定基準(しきい値)を設定入力する手段であり、具体的には、しきい値としてのパルス数の設定を行うものである。この調整部64によるしきい値の設定によって、本発明の振動検知装置による不正行為検出の感度調整がなされる。つまり、調整部64によって設定されるパルス数が小さい程高感度となり、小さい振動に対しても不正行為があったものと判定され、反対に調整部64によって設定されるパルス数が大きいほど低感度となり、比較的大きな振動が生じない限り不正行為があったものと判定されない。調整部64の具体的な形態としては、しきい値としてのパルス数を直接入力する例えばテンキーの如き数値入力手段により構成することとしてもよい。また、しきい値としてのパルス数の設定を連続的に調整できる調整用ボリュームの如き形態であってもよい。すなわち、この場合、調整用ボリュームの調整位置に応じて、しきい値としてのパルス数が1、2、3・・・と連続的に変化するように構成される。他の例としては、しきい値の設定を段階的に設定できるロータリースイッチ等を用いることとしてもよい。具体的には、例えばロータリースイッチを段階1に設定すると不正検出の感度は低感度となり、この場合しきい値としてのパルス数は例えば10に設定され、調整用スイッチを段階2に設定すると不正検出の感度は中程度の感度となり、この場合しきい値としてのパルス数は例えば5に設定され、調整用スイッチを段階3に設定すると不正検出の感度は高感度となり、この場合しきい値としてのパルス数は例えば1に設定される。また、調整部64の近傍には、調整後のしきい値を目視可能に表示する表示部64aが設けられており、表示部64aには、しきい値として設定されたパルス数もしくは現在のしきい値の設定段階を示す数値が表示される。
音声制御部65は、遊技の進行に応じてスピーカ40より出力すべき効果音や音楽等の出力制御を行うとともに、判定回路63より不正検知信号を受信した場合には、スピーカ40から警報音を発するべく音声の出力制御を行う。具体的には、音声制御部65は、音声制御プログラムを記憶するROMと、ROMに記憶された音声制御プログラムをパチンコ機10の主たる制御を司る主制御装置(図示せず)から出力される制御コマンドに基づき処理するCPUと、CPUでの処理事項を一次記憶するRAM等により構成される。音声制御部65は、通常時においては、ROMに記憶された音声制御プログラムを実行し、遊技の進行に合わせて効果音等に対応した音声信号を再生するが、判定回路63から不正検知信号を受信すると、実行中の音声制御プログラムを中断させて、警報音に対応した音声信号を再生する。
スピーカ40は、遊技機10の前面側に設けられ、音声制御部65から出力される音声信号に基づいて、通常時においては、遊技の進行に応じた効果音や音楽を出力することによって遊技の演出を行い、不正行為検出時においては警報音を発し、不正行為があったことを報知する。
発光制御部66は、遊技の進行に応じて電飾装置50から放射される光の発光制御を行うとともに、判定回路63より不正検知信号を受信した場合には、通常時とは異なる発光態様の発光制御を行う。具体的には、発光制御部65は、発光制御プログラムを記憶するROMと、ROMに記憶された発光制御プログラムをパチンコ機10の主たる制御を司る主制御装置(図示せず)から出力される制御コマンドに基づき処理するCPUと、CPUでの処理事項を一次記憶するRAM等により構成される。発光制御部66は、通常時においては、ROMに記憶された発光制御プログラムを実行し、遊技の進行に応じて演出発光に対応した発光駆動信号を生成するが、判定回路63から不正検知信号を受信すると、実行中の発光制御プログラムを中断させて、警報時における所定の発光態様に対応した発光駆動信号を生成する。
電飾装置50は、遊技機10の前面側に設けられ、発光制御部66から出力される発光駆動信号に基づいて、通常時においては、遊技の進行に応じて発光することにより遊技の演出を行い、不正行為検出時においては通常時とは異なる態様で発光することによって、不正行為があったことを報知する。
尚、判定回路63、音声制御部65、発光制御部66、スピーカ40、電飾装置50によって本発明の判定部が構成される。また、パルスカウンタ62、判定回路63、音声制御部65、発光制御部66は、それぞれ単一のプリント基板若しくは、異なる複数のプリント基板上に実装され、遊技盤12の裏面側に設けられている。
次に、かかる構成を有する振動検知装置の動作について図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
パチンコ機の管理者等が、調整部64から不正検知のためのしきい値を設定入力すると、判定回路63は、調整部64により設定されたパルス数Nをしきい値として設定する(ステップS1)。振動検知装置は、しきい値設定が完了すると振動センサ61によって振動を検知するまで待機状態となる(ステップS2)。ここで、遊技者がパチンコ機10を叩く等してパチンコ機10に振動が生じると、振動検知センサ61は、その振動の大きさに応じたパルス数の振動パルスを生成する。これにより、パチンコ機10に振動が生じていることが検知される(ステップS2 Yes)。振動センサ61より出力された振動パルスはパルスカウンタ62によって受信される。パルスカウンタ62は、波形整形され矩形形状となった振動パルスのパルス数をカウントする。すなわち。パルスカウンタ62は、振動パルスの受信とともにパルス数のカウントを開始し、振動パルスの不存在期間が所定期間継続すると、カウントを終了し、カウント開始から終了に至るまでの振動パルスのパルス数をカウント値として出力する(ステップS3)。パルスカウンタ62より出力されたカウント値Nmは判定回路63に供給される。判定回路63は受信したカウント値NmがステップS1において設定したしきい値Nよりも大きいか否かを判断する(ステップS4)。すなわち、ステップS4においては、一定の大きさを超える振動が発生したか否かの判断をパルス数の比較によって行っている。ステップS4において、判定回路63が振動パルスのカウント値Nmが、しきい値Nよりも大きいと判断した場合(ステップS4 Yes)、判定回路63は不正行為が行われているものと判断し、不正検知信号を生成する。不正検知信号は、音声制御部65および発光制御部66に供給される。音声制御部65は、不正検知信号を受信すると、遊技演出のための音声制御プログラムを中断し、警報音に対応した音声信号を再生し、スピーカ40からは警報音が発せられ不正行為があったことを報知する。また、発光制御部66は、不正検知信号を受信すると、遊技演出のための発光制御プログラムを中断し、警報時における所定の発光態様に対応した発光駆動信号を生成する。この発光駆動信号を受信した電飾装置50は、通常時とは異なる発光態様で発光することによって不正行為があったことを報知する(ステップS5)。その後、パルスカウンタ62は、カウント値Nmをクリアし(ステップS6)、本ルーチンが終了する。一方、ステップS4において判定回路63が振動パルスのカウント値Nmが、しきい値N以下であると判断した場合(ステップS4 No)、判定回路63は、不正検知信号を生成しない。すなわち、この場合、不正行為はなかったものと判断され警報は発せられず、パルスカウンタ62は、カウント値Nmをクリアし(ステップS6)、本ルーチンが終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の振動検知装置によれば、遊技機を振動させて不正に遊技球を得ようとする不正行為に対して遊技機に生じた振動を検知して警報を発するので、かかる不正行為の防止および予防の効果が期待できる。また、本発明の振動検知装置によれば不正行為があったものと判定する判定基準(しきい値)が調整自在となっているので、遊技機の取り付け状態や不正行為の発生状況等に応じて個々の遊技機毎に適切なしきい値に設定することができる。例えば、遊技機の取り付け強度が弱く、振動が生じやすい状況では、しきい値を高く設定することにより不正行為の検出感度を鈍らせることができ、これにより誤検出を防止することが可能となる。一方、不正行為が頻発している状況では、しきい値を低く設定することにより、不正行為の検出感度を高めることができ、これにより不正行為の摘発を強化することが可能となる。
(実施例2)
次に、本発明の振動検知装置の第2実施例について以下に説明する。第2実施例に係る振動検知装置の構成は図2に示す第1実施例のものと同様であるが、不正行為検知のための判定基準(しきい値)が遊技状態に応じて変化する点が第1実施例とは異なる。すなわち、第2実施例の振動検知装置は、互いに異なる例えば2つの判定基準(しきい値)を有し、遊技状態に応じてこれら2つのしきい値のうちのいずれかを選択的に設定するようになっている。この場合、調整部64から、第1のしきい値および第2のしきい値を個別に設定入力できるようになっており、遊技状態に応じて第1又は第2のしきい値のいずれかが設定され、当該設定されたしきい値に基づいた不正検知がなされる。
以下に、第2実施例の振動検知装置の動作について図4のフローチャートを参照しつつ説明する。尚、以下の説明においては、遊技状態が大当たり状態である場合と、それ以外の通常遊技状態とでしきい値を変化させる場合を例に説明する。
パチンコ機の管理者等は、調整部64から不正検知のための第1および第2のしきい値を設定すると、判定回路63は現在の遊技状態が大当たり状態か否かを判定する(ステップS11)。遊技状態が大当たり状態であるか否かの判定はパチンコ機10の主たる制御を司る主制御装置(図示せず)から供給される制御信号を受信することによって行うこととしてもよい。判定回路63は、現在の遊技状態が大当たり状態であると判定した場合は(ステップS11 Yes)、調整部64によって設定されたパルス数N1をしきい値として設定する(ステップS12)。一方、判定回路63は現在の遊技状態が大当たり状態ではないと判定した場合は(ステップS11 No)、調整部64によって設定されたパルス数N2をしきい値として設定する(ステップS13)。
次に、振動検知装置は振動の発生有無を振動センサ61の出力に基づき判定する(ステップS14)。所定期間が経過するまで振動の発生が検知されない場合は(ステップS14 No)、ステップS11に戻り遊技状態の判定およびその判定結果に基づくしきい値設定が再度なされる。一方、ステップS14において遊技者がパチンコ機10を叩く等してパチンコ機10に振動が生じると、振動検知センサ61は、その振動の大きさに応じたパルス数の振動パルスを生成し、これにより、パチンコ機10に振動が生じていることが検知される(ステップS14 Yes)。振動センサ61より出力された振動パルスはパルスカウンタ62によって受信される。パルスカウンタ62は、波形整形され矩形形状となった振動パルスのパルス数をカウントする。すなわち、パルスカウンタ62は、振動パルスの受信とともにパルス数のカウントを開始し、振動パルスの不存在期間が所定期間継続すると、カウントを終了させ、カウント開始から終了に至るまでの振動パルスのパルス数をカウント値として出力する(ステップS15)。パルスカウンタ62より出力されたカウント値Nmは判定回路63に供給される。判定回路63は受信したカウント値Nmが、ステップS12において設定したしきい値N1もしくはステップS13において設定したしきい値N2よりも大きいか否かを判断する(ステップS16)。すなわち、判定回路63は、遊技状態が大当たり状態である場合においてはカウント値Nmとしきい値N1との比較を行い、遊技状態が通常遊技状態である場合においてはカウント値Nmとしきい値N2との比較を行う。ステップS16において、判定回路63が振動パルスのカウント値Nmが、しきい値N1もしくはN2よりも大きいと判断した場合(ステップS16 Yes)、判定回路63は不正行為が行われているものと判断し、不正検知信号を生成する。不正検知信号は、音声制御部65および発光制御部66に供給される。音声制御部65は、不正検知信号を受信すると、遊技演出のための音声制御プログラムを中断し、警報音に対応した音声信号を再生し、スピーカ40からは警報音が発せられ、不正行為があったことを報知する。また、発光制御部66は、不正検知信号を受信すると、遊技演出のための発光制御プログラムを中断し、警報時における所定の発光態様に対応した発光駆動信号を生成し、これを受信した電飾装置50は通常時とは異なる発光態様で発光することによって不正行為があったことを報知する(ステップS17)。その後、パルスカウンタ62は、カウント値Nmをクリアし(ステップS18)、本ルーチンが終了する。一方、ステップS16において判定回路63が振動パルスのカウント値Nmが、しきい値N1もしくはN2以下であると判断した場合(ステップS16 No)、判定回路63は、不正検知信号を生成しない。すなわち、この場合、不正行為はなかったものと判断され警報は発せられず、パルスカウンタ62は、カウント値Nmをクリアし(ステップS18)、本ルーチンが終了する。
このように、第2実施例の振動検知装置によれば各遊技状態に対応した複数のしきい値設定を行うことができ、かかる設定に基づいて遊技状態に応じて不正行為の検出感度が変化するため、例えば、不正行為が比較的行われにくい通常遊技状態においては、しきい値を高く設定することにより不正行為の検出感度を鈍らせ誤検出を防止するとともに、不正行為が起りやすい大当たり遊技状態においては、しきい値を低く設定することにより不正行為の検出感度を高めて不正行為の摘発を強化することが可能となる。すなわち、一般的に不正行為は遊技状態に関連して行われることが多く、不正行為が行われやすい遊技状態においては検出感度を高め、それ以外の遊技状態においては誤検出防止のため検出感度を低く設定するようにすることで、適切な不正行為検出が可能となるのである。尚、上記した実施例においては、大当たり遊技状態と通常遊技状態とでそれぞれ異なるしきい値の設定を行うこととしたが、これに限定されず、例えば遊技球が特定の入賞口に入球したことを契機としてしきい値の設定を切り替えるようにしてもよい。
また上記各実施例のおいては、振動センサ61は、振動に伴って揺動する可動子と、その揺動方向に設けられた導電板との接触/非接触の繰り返しによる通電のON/OFFによってパルスを発生させ、振動センサ61から出力される振動パルスのパルス数によって振動の大きさを判別し、また、これに伴い不正検知のためのしきい値もパルス数で規定することとしたが、かかる機構に限定されない。例えば振動センサとしては、振動の大きさ(加速度)に比例した電圧を出力するピエゾ抵抗型3軸加速度センサを用いることとしてもよい。そして、この場合、パルスカウンタ62は不要となり、不正行為検知のための判定基準(しきい値)は電圧値によって規定すればよい。
本発明の実施例である振動検知装置を適用したパチンコ機の概略正面図である。 本発明の実施例である振動検知装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例である振動検知装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例である振動検知装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機
40 スピーカ
50 電飾装置
61 振動センサ
62 パルスカウンタ
63 判定回路
64 調整部
64a 表示部
65 音声制御部
66 発光制御部

Claims (4)

  1. 遊技機の振動検知装置であって、
    前記遊技機の振動に応答して振動パルスを生成する振動センサと、
    前記振動パルスが継続している限り、前記振動パルスの発生回数をカウントしてカウント値を生成するカウント部と、
    前記カウント値がしきい値を超えたか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記しきい値を超えたことを判定すると警報を発する警報部と、からなり、
    前記しきい値が調整自在であることを特徴とする遊技機の振動検知装置。
  2. 前記しきい値を段階的に調整する調整部を更に有することを特徴とする請求項1記載の遊技機の振動検知装置。
  3. 前記調整部は、当該調整後のしきい値を目視可能に表示する表示部を有することを特徴とする請求項2記載の遊技機の振動検知装置。
  4. 前記判定部は、前記しきい値を前記遊技機の遊技状態に応じて変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機の振動検知装置。
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