JP5266127B2 - 衝撃による不正防止装置を備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が故意に遊技機を殴打することにより生ずる衝撃を検知して警告・警報を発する不正防止装置を備えた遊技機に関する。
遊技機として一般的なパチンコ機の中で第1種のパチンコ機においては、遊技領域に打ち込まれた遊技球が所定条件下で始動口(「始動入賞口」とも称される)に入賞することを契機に抽選が行なわれて図柄表示装置の表示部に停止表示された装飾図柄が所定の図柄である場合に特定遊技状態(大当たり)が発生して大入賞口装置(いわゆる「アタッカー」)の大入賞口を開放することにより、遊技者に多量の遊技球を獲得する機会が付与される。また、第2種のパチンコ機では、遊技領域に打ち込まれた遊技球が始動口に入賞することにより大入賞口装置の大入賞口を開放し、その大入賞口に入った遊技球がVゾーンと称される特定領域に流入した場合に大当たりが発生し、遊技者に多量の遊技球を獲得する機会を付与するようにされている。さらに、近年では第1種パチンコ機の遊技と第2種パチンコ機の遊技の二つの遊技を組み合わせた複合タイプのパチンコ機が現れている。
ところで、第2種のパチンコ機や複合タイプのパチンコ機における2種の遊技においては、大入賞口に入った遊技球が通路を転動して特定領域に流入した場合に大当たりが発生することから、不心得な遊技者がパチンコ機を殴打して振動・衝撃を加えることにより大入賞口に入った遊技球を特定領域に導いて大当たりを生じさせようとする不正行為が行なわれることがある。このような不正行為に対処するために、遊技機メーカーでは、遊技機に取り付けた振動センサにより異常な振動が検知された場合に、警告灯の点灯、警告音を鳴らして遊技者に警告すると共にホールの係員に通知することができるような技術の開発が行なわれている。
例えば、特許文献1には、複合タイプの遊技機にも対応可能とされていて、遊技機を叩くことにより加えられた振動を振動検出器で検出し、その振動が所定閾値以上であるか否かを判定手段により判定し、所定閾値以上であるときに警報を発する不正防止装置が開示されている。そして、2種の遊技において、遊技者がパチンコ機を殴打して大入賞口に入賞した遊技球を無理矢理に特定領域に導いて大当たりを獲得しようとする不正行為を検知して警報するという技術事項が記載されている。
特許文献2には、第2種のパチンコ機を対象とし、故意に遊技機を殴打した場合に発生する異常振動とそれ以外の振動とを区別する基準として振動時間を採用し、殴打等の不正行為が起きていない場合の振動によるセンサの誤作動を防止する技術が開示されている。そして、異常な振動であるか否かを判定する判定手段について、単位時間内における振動信号の数、その振動信号の特定した数(2〜8回)に対する許容誤差を設ける等の技術事項が記載されている。
特許文献3には、電波、殴打による振動及び磁力を検知可能な単一の検知器を備えていて、デジパチ(第1種のパチンコ機)とハネモノ(第2種のパチンコ機)の複合タイプの遊技機における不正行為に適応するとした技術が開示されている。
遊技中には、遊技機の動作時に生ずる振動、遊技球の補給時に生ずる振動、出球を溜めた球箱を遊技機にぶつけてしまったときの振動等が発生する。特許文献1及び特許文献2では、そのような外部要因による振動を検出して警報を発すれば遊技者に不快感を与えることから、外部要因による振動の影響を受けないようなシステムを目的とした提案とされている。
特許文献3のパチンコ遊技機は、デジパチタイプでは電波、ハネモノタイプでは振動と磁力を利用して不正行為が行なわれるとしているが、外力による振動に関して振動の回数を検出して警報を発することは行なわれていない。
特開2007−185286号 特開2007−20821号 特開2008−272335号
本発明の目的は、遊技中に遊技者が故意に遊技機を殴打することによって生ずる衝撃を検知して警報を発するようにした衝撃による不正防止装置を備えた遊技機を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、
遊技領域内に設けられる遊技球が入賞可能な始動口と、
前記始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第2特定結果であった場合、または該抽選結果が第1特定結果であった場合に該第1大入賞口を所定時間開放し、当該開放により該第1大入賞口内に設けられた複数の領域のうち特定領域へ遊技球が進入したことに基づいて該第1大入賞口が遊技球を受け入れ不可能な閉鎖状態から遊技球を受け入れ可能な開放状態へと開閉制御される第1大入賞口装置と、
前記遊技機を故意に殴打することによって生ずる衝撃を検知する衝撃検知センサと、
その衝撃検知センサから出力される検知信号の数をカウント記憶する検出回数記憶手段と、現在実行中の遊技状態が第1特定結果を導出し易い場合と第1特定結果を導出しにくい場合とに対応して予め設定し記憶させた検知信号の数値の何れを適用するかを選択し、その選択された数値と前記カウント記憶された検知信号の数とを比較して異常な衝撃であるか否かを判定する判定手段と、
その判定手段によって異常な衝撃であると判定した場合に警報信号出力手段から出力される警報信号に基づいて警報を発する警報手段とからなることを特徴とするものである。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した衝撃による不正防止装置を備えた遊技機において、前記第1大入賞口装置とは異なる第2大入賞口装置とを備え、前記始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第1特定結果であると判定された場合には前記第1大入賞口装置を開閉制御し、第2特定結果であると判定された場合には前記第2大入賞口装置を開閉制御することにより前記第1大入賞口とは異なる第2大入賞口を遊技球が受け入れ可能な状態と受け入れ不可能な状態とに変化させることを特徴とするものである。
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した衝撃による不正防止装置を備えた遊技機において、前記第1大入賞口へ遊技球を入賞させる遊技の場合と前記第2大入賞口へ遊技球を入賞させる遊技の場合とで、遊技領域内への遊技球の打ち込み位置を異ならせることを特徴とするものである。
同様の目的を達成するために請求項4に記載した発明は、請求項1〜3の何れかに記載した衝撃による不正防止装置を備えた遊技機において、前記抽選結果が前記第1特定結果以外であると判定された場合、所定時間内にカウントされる検知信号の数が、mに達したときに注意を促す表示を行ない、(m+1)以上の場合に前記警報手段により警報を発するとともに、前記抽選結果が前記第1特定結果であると判定された場合、検知信号の出力がある度に警報を発するように設定された前記判定手段を設けたことを特徴とするものである。
(請求項1の発明)
この衝撃による不正防止装置を備えた遊技機は、始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が実行中の遊技状態において第1特定結果を導出し易い遊技(時短遊技)と第1特定結果が導出しにくい遊技(通常遊技)が可能であり、遊技者が故意に遊技機を殴打することによって生ずる衝撃を検知して警告・警報を発することにより不正行為の防止を図ることができる。
そして、第1特定結果が導出し易い遊技の場合と第1特定結果が導出しにくい遊技の場合とに対応して衝撃検知信号を受け付ける数を設定することができることから、不正行為に適切に対応可能である。さらには、1つの大入賞口装置で2つの遊技状態に対応可能であるため、遊技機の構造を簡素化することができる利点を有する。
(請求項2の発明)
この衝撃による不正防止装置を備えた遊技機は、始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第1特定結果の場合に対応する遊技に用いられる第1大入賞口装置と、始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第2特定結果の場合に対応する遊技に用いられる第2大入賞口装置と2つの大入賞口装置を備えており、遊技機に対する故意の殴打に起因する不正行為の防止を適切に図ることができる。
(請求項3の発明)
この衝撃による不正防止装置を備えた遊技機は、第1大入賞口へ遊技球を入賞させる遊技(時短遊技)の場合と前記第2大入賞口へ遊技球を入賞させる遊技(通常遊技)の場合とで遊技領域内への遊技球の打ち込み位置を異ならせるように設けられており、遊技機に対する故意の殴打に起因する不正行為の防止を適切に図ることができる。
(請求項4の発明)
この衝撃による不正防止装置を備えた遊技機は、始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第1特定結果以外であると判定された場合、所定時間内にカウントされる検知信号の数が、mに達したときに注意を促す表示を行ない、(m+1)以上の場合に悪質遊技者と看做して警報手段により警報が発せられる。また、前記抽選結果が第1特定結果であると判定された場合には、検知信号の出力がある度に警報が発せられる。
しかして、この不正防止装置によれば、遊技機に対する故意の殴打による衝撃に起因しない外来振動による軽い衝撃に関しては注意を促して遊技を円滑に進行することができ、殴打による衝撃に起因する衝撃と区別して適切に対応することが可能である。
本発明に係るパチンコ機の正面図 遊技盤の正面図 電子制御部のブロック図 大当たり判定処理を示すフローチャート 第1始動口に対応する大当たりと大当たり図柄乱数の判定テーブル ゲートスイッチの処理を示すフローチャート 普通図柄処理を示すフローチャート 第2始動口の処理を示すフローチャート 第1大入賞口の処理を示すフローチャート 第2始動口に対応する大当たりの判定テーブル 不正防止装置における不正報知処理を示すフローチャート
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。
(パチンコ機の概要構成)
1種の遊技と2種の遊技が可能な複合タイプの本発明に係る衝撃による不正防止装置を備えたパチンコ機Pを図1に示す。なお、この実施例においては、1種の遊技に対応する遊技を「通常遊技」と称し、2種の遊技に対応する遊技を「時短遊技」と称する。また、この明細書において、始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第1特定結果となった場合は、「小当たり」を意味し、同抽選結果が第2特定結果となった場合には、「大当たり」を意味するものとする。
このパチンコ機Pは、外枠1に取り付けられた図示しない金属製内枠により装飾扉2が開閉自在に設けられ、装飾扉2の中央開口部に遊技領域rを覆う透明なガラスが装着されている。その装飾扉2には、左下方に上皿3と下皿4を配置し、右下隅にパチンコ球発射ハンドル5を配置している。遊技盤6にほぼ渦巻状に配置した誘導レール7により囲まれる遊技領域rには、中央役物9、中央役物9の中心に配置した液晶表示部(表示部)11を有する図柄表示装置10、誘導釘15、風車16、普通入賞口17、アウト球口18等が設けられている。
図2において、中央役物9の下方には、遊技球が入賞可能な第1始動口20が配置され、その第1始動口20の真下に第2始動口作動装置21が配置されている。第1始動口20は通常遊技における始動口であり、入賞した遊技球の通過を検出する検出スイッチ(図示せず)を備えている。
なお、中央役物9には、左右対称に配置された入球口12aに流入してワープ通路12から飛び出した遊技球が転動して下方へ落下するように誘導するためのステージ13を設けている。ステージ13の中央部前方には凹部がやや前方に傾斜させて形成されており、その凹部の中央に誘導された遊技球が真下に落下したときに第1始動口20に入賞し易く設けられている。
上記第2始動口作動装置(いわゆる「電動チューリップ」)21は、図示しないソレノイドの駆動により可動片たる左右一対の羽根22を起立させて遊技球を入りにくくする閉じた状態と、羽根22,22を逆ハ字形に傾動して遊技球を入り易くする開放状態とするように設けられている。第2始動口作動装置21は時短遊技における第2始動口21aであり、入賞した遊技球の通過を検出する検出スイッチ(図示せず)を備えている。
中央役物10の右下方には、第1大入賞口装置25を配置している。また、中央役物9の右方には、遊技球が通過可能なゲート30を配置している。ゲート30には、流入した遊技球の通過を検出する検出スイッチ(図示せず)を備えている。これらのゲート30、第2始動口作動装置21、第1大入賞口装置25及び第2大入賞口装置32は、時短遊技に用いられる。第1大入賞口装置25及び第2大入賞口装置32の構造については、以下に述べる。
第1大入賞口装置25は、図示しないソレノイドの駆動により扉26を前後方向に揺動して第1大入賞口25aを開閉作動するように設けられ、通常時には、扉26を起立させて第1大入賞口25aを閉鎖するように設けられている。他方、小当たりの場合には、ソレノイドの駆動により扉26を前方へ傾動させて第1大入賞口25aを開放させ、遊技領域に打ち込まれた遊技球が扉26の上面で受け止められて第1大入賞口25aの内方に形成された誘導室(図示せず)へ誘導されるように設けられている。その誘導室には、遊技球が通過可能な特定領域(以下、「Vゾーン」という)27と、非特定領域(ハズレ穴)28とが横並びに設け、それらの領域27,28に遊技球の通過を検出する図示しない特定領域検出スイッチ、非特定領域検出スイッチを設けている。
32は第2始動口作動装置21の下方に配置された大当たり遊技に用いられる第2大入賞口装置である。第2大入賞口装置32は、図示しないソレノイドの駆動により横長形の扉33を前後方向に揺動して第2大入賞口32aを開閉作動するように設けられ、通常時には扉33を起立させて第2大入賞口32aを閉鎖するように設けられている。他方、遊技中に大当たりが発生した場合には、図示しないソレノイドの駆動により扉33を前方へ傾動させて第2大入賞口32aを開放し、遊技領域に打ち込まれて流下した遊技球が扉33の上面で受け止められたときに第2大入賞口32aの内方に形成された誘導室(図示せず)に当該遊技球を誘導するように設けられている。その誘導室に連通する排出通路(図示せず)には、入賞した遊技球の通過を検出する図示しない検出スイッチを設けている。
しかして、遊技球がゲート30を通過するのを契機として後記制御装置(メイン制御基板50のCPU50a)で抽選が行なわれ、その抽選結果が当りの場合に第2始動口作動装置21の羽根22を逆ハ字形に開放し、第2始動口21aへ遊技球が入賞したときに、第1大入賞口装置25の第1大入賞口25aを開放作動するように設けられている。
遊技領域rの外側の右下隅には、第1特別図柄表示器36、第2特別図柄表示器38と普通図柄表示器40とを設けている。
第1特別図柄表示器36は、第1始動口20での遊技球の入賞を契機としてメイン制御基板50で行なわれる抽選に基づいて、例えば、7セグメントLEDにより0〜9の数字を変動表示可能に設けている。第1特別図柄表示器36にて特別図柄の変動表示が行なわれているとき、これと同期して図柄表示装置10で演出表示を実行させることにより遊技の進行状況を理解し易くすると共に遊技を盛り上げるようにしている。そして、第1特別図柄表示器36において大当たり図柄(例えば、「7」)が停止表示されるときに、図柄表示装置10の表示部11に大当たりを想起させるような装飾図柄の組み合わせ(例えば、「7,7,7」)が停止表示される。
第1特別図柄表示器36の下方には、第1始動口20に入賞した遊技球の保留記憶数を表示する第1特別図柄保留ランプ37が設けられている。第1始動口20への遊技球の通過数は後記メイン制御基板50のRAm50cに4個を上限として記憶され、第1特別図柄保留ランプ37は、RAm50cに記憶される数が増える度に点灯数を1ずつ増やし、第1特別図柄表示器36での変動表示が開始されるごとに保留記憶数を1ずつ減らし、点灯数も1ずつ減らすように設けられている。
第2特別図柄表示器38は、第2始動口21aでの遊技球の入賞を契機としてメイン制御基板50で行なわれる抽選に基づいて、例えば、7セグメントLEDにより0〜9の数字を変動表示可能に設けている。第2特別図柄表示器38にて特別図柄の変動表示が行なわれているとき、これと同期して図柄表示装置10で演出表示を実行させることなどに関しては前記第1特別図柄表示器36における作用と同じである。
第1特別図柄保留ランプ37の下方には、第2始動口21aに入賞した遊技球の保留記憶数を表示する第2特別図柄保留ランプ39が設けられている。第2始動口21aへの遊技球の通過数は後記メイン制御基板50のRAm50cに4個を上限として記憶され、第2特別図柄保留ランプ39は、RAm50cに記憶される数が増える度に点灯数を1ずつ増やし、第2特別図柄表示器38での変動表示が開始されるごとに保留記憶数を1ずつ減らし、点灯数も1ずつ減らすように設けられている。
普通図柄表示器40は、ゲート30での遊技球の通過を契機としてメイン制御基板50で行なわれる抽選に基づいて、例えば、「〇」(当り図柄)又は「×」(ハズレ図柄)を変動表示可能に設けている。普通図柄表示器40の下方には、ゲート30に通過した遊技球の保留記憶数を表示する普通図柄保留ランプ41が設けられている。ゲート30への遊技球の通過数は後記メイン制御基板50のRAm50cに4個を上限として記憶され、普通図柄保留ランプ41は、RAm50cに記憶される数が増える度に点灯数を1ずつ増やし、普通図柄表示器40での変動表示が開始されるごとに保留記憶数を1ずつ減らし、点灯数も1ずつ減らすように設けられている。普通図柄表示器40における図柄が当り図柄「〇」の場合には、第2始動口作動装置21の羽根22を所定回数、所定時間だけ開いて遊技球が第2始動口21aに入賞し易い状態に制御される。
(通常遊技の概要)
遊技者により遊技球が遊技領域rに打ち出されると、遊技球は誘導釘15に弾かれつつ遊技領域r内を転動して風車16を回転させたりして下方へ落下し、普通入賞口17、入球口12aや第1始動口20に入らなければアウト球口18に流入して遊技盤6の裏側に導かれる。
なお、この実施例の複合タイプのパチンコ機Pでは、通常遊技の場合には遊技領域rの左方位置に遊技球を打ち込む「左打ち」を行い、時短遊技の場合には遊技領域rの右方位置に遊技球を打ち込む「右打ち」を主体に行なわれる。
遊技球が第1始動口20に入賞すると、その入賞が検出スイッチで検出され、その検出信号によりメイン制御基板50内にて抽選が行なわれる。その抽選がスタートすると、第1特別図柄表示器36において特別図柄の変動表示が行なわれると共に図柄表示装置10において装飾図柄が変動表示される。抽選結果が大当たり(第2特定結果)の場合には、第1特別図柄表示器36に大当たり図柄(例えば、「7」)を停止表示すると共に図柄表示装置10の液晶表示部(表示部)11に大当たりの装飾図柄(例えば、「7,7,7」)を停止表示し、第2大入賞口装置32の閉じられた扉33を前方へ傾動させて第2大入賞口32aを開放し、遊技領域に打ち込まれて流下した遊技球が第2大入賞口32aに入り易くなる状態とする。
そして、所定時間(例えば、30秒)経過するか、第2大入賞口32aに所定数(例えば、10個)の遊技球が入るかの何れか早い条件の成立により扉33が一旦閉鎖される(1ラウンドの終了)。ついで、扉33を上記条件にて開閉作動する所定数のラウンド(通常、最高16回まで)の公知の大当たり遊技を実行することができる。これにより、遊技者は多量の遊技球(景品球)を獲得することが可能となる。
(時短遊技の概要)
遊技領域rに打ち込まれた遊技球がゲート30を通過すると、その通過が検出スイッチで検出され、その検出信号によりメイン制御基板50内にて抽選が行なわれる。その抽選がスタートすると、普通図柄表示器40において当り図柄「〇」又はハズレ図柄「×」が変動表示される。
そして、抽選結果が当たりの場合には、普通図柄表示器40に当り図柄「〇」を表示すると共に第2始動口作動装置21の羽根22を所定時間(例えば3.5秒)だけ逆ハ字形に開いて第2始動口21aを開放する。ついで、第2始動口21aの開放中に遊技球が入賞すると、それを検出スイッチにより検出することにより、メイン制御基板50内にて抽選が行なわれる。その抽選がスタートすると、第2特別図柄表示器38において特別図柄の変動表示が行なわれると共に図柄表示装置10において装飾図柄が変動表示される。
第2始動口21aに遊技球が入賞することにより行なわれる抽選結果が大当たり(第2特定結果)の場合には、第2特別図柄表示器38に大当たり図柄を停止表示すると共に図柄表示装置10の液晶表示部(表示部)11に大当たりの装飾図柄を停止表示し、第2大入賞口装置32の扉33を所定回数だけ開閉作動する所定数のラウンドの大当たり遊技が可能となる。
他方、第2始動口21aに遊技球が入賞することにより行なわれる抽選結果が小当たり(第1特定結果)の場合には、第1大入賞口装置25の扉26を前方へ傾動させて第1大入賞口25aを所定時間だけ開放して閉鎖する制御がなされる。
そして、小当たり中に第1大入賞口25aに入った遊技球が誘導室内を転動してVゾーン27に流入した場合には、第2大入賞口32aを所定回数(例えば、15回)だけ繰り返して開閉する大当たり遊技を実行することができる。
図10に示すように、前記抽選において小当たりとなる確率は299/300であり、大当たりの場合:1/300と比べて格段と高くなるように設定されているので、第1大入賞口25aに入賞する機会が極めて多くなり遊技球を無駄に減らさないで遊技を行なうことができ、Vゾーン27に入る機会が著しく増加することになる。
なお、この実施例のパチンコ機は、第1大入賞口装置25とは異なる第2大入賞口装置32を備えて2つの大入賞口装置により構成しているが、これに代えて第1大入賞口装置のみにより通常遊技と時短遊技を行なう構成とすることも可能である。
上述した構成になる複合タイプのパチンコ機を前提として本発明の要旨である衝撃による不正防止装置を設けている。この不正防止装置は、衝撃検知センサ、メイン制御基板50の内部回路に設ける判定手段・警報信号出力手段・検出回数記憶手段、演出制御基板62側に設ける警報手段から構成されている。その内容の詳細については、後述する。
つぎに、本発明に係るパチンコ機の電子制御部と遊技制御について説明する。
(電子制御部)
図3に示すように、電子制御部は、ハード及びソフトウェアーの制御を司る基本回路が設けられたメイン制御基板50と、同制御基板50にインターフェースを介して接続されたサブ制御基板60とからなる。メイン制御基板50は、CPU50a、CPU50aが実行する大当たりや小当たり等の各種乱数発生手段・大当たり判定制御・大当たり動作制御・判定手段・警報信号出力手段の各種制御プログラムを記憶させたROm50b、CPU50aが制御プログラムを実行するときにROm50bから読み出される内容を一時的に記憶させるためのRAm50cなどから構成されている。
メイン制御基板50には、第1始動口20に入賞した遊技球を検出する検出スイッチ、第2大入賞口32aへの入賞球の通過を検出する検出スイッチ、ゲート30への遊技球の通過を検出する検出スイッチ、第2始動口21aに入賞した遊技球を検出する検出スイッチ、第1大入賞口25a内に設けられたVゾーン27への入賞球を検出する特定領域検出スイッチ及び非特定領域28への入賞球を検出する非特定領域検出スイッチ、第1特別図柄表示器36、第1特別図柄保留ランプ37、第2特別図柄表示器38、第2特別図柄保留ランプ39、普通図柄表示器40、普通図柄保留ランプ41、衝撃検知センサ等がインターフェース(図示せず)を介して接続されている。
また、サブ制御基板60には、遊技球が各種入賞口に入賞した場合に景品球を払い出す賞球払出モータを制御する払出制御基板61、画像制御基板63、音声制御基板64とランプ制御基板65を制御する演出制御基板62を備え、画像制御基板63により制御される図柄表示装置10(液晶表示部11)、音声制御基板64により制御されるスピーカ、ランプ制御基板65により制御される報知ランプ・装飾ランプ等が接続されている。それらの制御基板には、図示しないCPU、ROm及びRAmを夫々備えており、図柄表示、点灯報知等の遊技に伴う処理制御を適時に行うように設けられている。
(遊技制御)
メイン制御基板50において特別図柄処理が実行され、その特別図柄処理のサブルーチンプログラムにおいて大当たり判定処理が実行される。
なお、特別図柄処理については、本発明の要旨でなく周知の内容であることから、説明を省略する。
(大当たり判定処理)
図4は、大当たり判定処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。ステップS(以下、「S」という)71において大当たり乱数判定がなされるが、これに先立ち、第1始動口20や第2始動口21aに遊技球が入賞した場合に、大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数が夫々取得されてメイン制御基板50のRAm50cに格納される。
S71において、RAm50cから読み出した大当たり乱数と、図5(a)の第1始動口に対応した大当たり判定テーブルに示すROm50bに予め記憶された乱数値「3」とを比較して大当たりとなる乱数値であるか否かが判定される。
因みに、当たりの種類には、通常図柄大当たり、時短図柄大当たり、小当たりがある。この実施例において、大当たり時に第1特別図柄表示器36に停止表示される図柄が通常図柄である場合には、「通常図柄大当たり」となって大当たり遊技状態の終了後に通常遊技状態に移行する。また、大当たり時に第2特別図柄表示器38に停止表示される図柄が通常図柄である場合にも、「通常図柄大当たり」となる。「時短図柄大当たり」とは、大当たり遊技状態から時短遊技状態に移行させる大当たりをいう。また、「小当たり」とは、大入賞口の開放回数が例えば、2回まで許される遊技状態であり、1回の開放時間は0.1秒程度の短時間である。小当たりの乱数値は、図5(a)に示すように、「0」である。
S72において、大当たりの場合には(S72,Yes)S73に進み、RAm50cから読み出した大当たり図柄乱数と、ROm50bに記憶されている図5(b)に示す第1始動口に対応した大当たり図柄乱数判定テーブルに示す乱数値(判定値)とを比較して大当たり図柄が決定され、S74に進む。図5(b)に示す判定テーブルでは、乱数値が「0,2,4,6,8」の場合に通常図柄であり、乱数値が「1,3,5,7,9」の場合には時短図柄とされている。
S74では、時短図柄であるか否かを判定し、時短図柄の場合には(S74,Yes)時短図柄がセットされ(S75)、サブルーチンプログラムが終了する。他方、S74において、時短図柄でないと決定された場合には(S74,No)、通常図柄がセットされる(S76)。
S72において、大当たりでないと決定された場合にはS77に進み、小当たりか否かが判定される。小当たりの場合には(S77,Yes)、小当たり図柄がセットされる(S78)。他方、小当たり図柄でないと決定された場合には(S77,No)ハズレ図柄がセットされる(S79)。
(ゲートスイッチ処理)
図6は、ゲートスイッチ処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S81において、遊技球がゲート30の検出スイッチを通過したか否かが検出され(S81,Yes)、通過が検出されていてRAm50cに記憶された保留記憶数が4個に満たない場合には(S82,Yes)、その記憶数に+1を加算した保留記憶数をRAm50cに記憶させてS84に進む。S84では、CPU50aによる抽選により当り乱数が取得されてRAm50cに格納される。また、S81において検出スイッチにより遊技球の通過が検出されていない場合(S81,No)、及びS82において、RAm50cに記憶された保留記憶数が4個以上に達している場合にはサブルーチンプログラムは終了する。
(普通図柄処理)
図7は、普通図柄処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S91において、補助遊技中、即ち第2始動口作動装置21が補助遊技中であるか否かが判定され、補助遊技中である場合には(S91,Yes)、サブルーチンプログラムは終了する。
他方、第2始動口作動装置21が補助遊技中でなく(S91,No)、図柄表示の変動中でもない場合には(S92,No)、S93に進む。S93において、ゲート30の検出スイッチにより検出されてRAm50cに記憶された保留記憶数が1以上の場合には(S93,Yes)、その記憶数から1減らした保留記憶数をRAm50cに記憶させてから普通図柄の当り乱数の判定が実行される。
S96において、CPU50aによりRAm50cに格納された当り乱数が当りか否かが判定され、当りの場合には(S96,Yes)、S97に進んで当り図柄「○」がセットされ、ハズレの場合には(S96,No),S98に進んでハズレ図柄「×」がセットされる。ついで、S99において、現在の遊技状態が時短遊技状態であるか否かが判定され、時短遊技状態の場合には(S99,Yes)、S100に進んで変動時間が3秒にセットされて普通図柄表示器40を作動させることにより図柄の変動表示が開始され(S102)、変動時間の計測が開始される(S103)。
他方、時短遊技状態でない場合には(S99、No)、S101に進んで変動時間が29秒にセットされ、S102に進む。
S92により普通図柄表示器40が作動して変動中である場合には、S104に進んで変動時間が終了したか否かが判定され、変動時間が終了していれば普通図柄表示器40による変動表示が停止され(S105)、変動時間がリセットされる(S106)。他方、変動時間が終了していない場合には(S104,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
S107において、変動表示停止したときの普通図柄が当たりか否かが判定され、当りである場合には(S107,Yes)、S108に進んで第2始動口作動装置21の羽根22を開放することによる補助遊技が開始可能となる。他方、当りでない場合には(S107,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
(第2始動口処理)
図8は、第2始動口の処理を示すフローチャートである。S111において、第2始動口作動装置21の羽根22が開閉作動する補助遊技中であるか否かがCPU50aにより判定され、補助遊技中である場合にはS112に進む。他方、補助遊技中でない場合には(S111,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
S112では、第2始動口作動装置21の羽根22がオープニング中であるか否かが判定され、オープニング中の場合には(S112,Yes)、S113に進んで第2始動口21aのオープニング時間が経過したか否かが判定される。他方、オープニング中でない場合には(S112,No)、S118に進む。
なお、この明細書において「オープニング」とは、第2始動口作動装置の羽根を開放させる直前の段階に突入し、かつ羽根の開放動作が未だ行なわれていない待機状態をいう。
S113において、オープニング時間が経過している場合には(S113,Yes)、S114に進んで時短遊技状態であるか否かが判定される。そして、時短遊技状態である場合には(S114,Yes)、S115に進んで開放時間を3.5秒にセットし、第2始動口作動装置21の羽根22を開放する(S117)。
他方、時短遊技状態ではない場合、即ち通常遊技状態の場合には(S114、No)、S116に進んで開放時間を0.2秒にセットし、その僅かな時間だけ第2始動口作動装置21の羽根22を開放する(S117)。
ついで、S118において、第2始動口作動装置21の羽根22の開放時間が経過したか否かがCPU50aにより判定され、設定された開放時間が経過している場合には(S118,Yes)、S119に進んで第2始動口作動装置21の羽根22が閉じられて補助遊技を終了する(S120)。他方、設定された開放時間が経過していない場合には(S118、No)、サブルーチンプログラムは終了する。
(第1大入賞口処理)
図9は、第1大入賞口の処理を示すフローチャートである。S121において、第1大入賞口装置25の扉26が開閉作動する補助遊技中であるか否かがCPU50aにより判定され、補助遊技中でない場合には(S121,No)、S122に進む。他方、補助遊技中である場合には(S121,Yes)、S133に進んで第1大入賞口装置25の特定領域検出スイッチがオン状態であるか否かが判定される。
S122において、第2始動口作動装置21への遊技球の入賞を検出する検出スイッチがオン状態である場合に(S122,Yes)、現在実行中の遊技が通常遊技状態であるか、時短遊技状態であるかが読み込まれ(S123)、第2始動口21aでの入賞を契機に取得されてRAm50cに格納された大当たり乱数が大当たりであるか否かがCPU50aにより判定される(S125)。他方、第2始動口作動装置21への入賞を検出する検出スイッチがオン状態でない(オフ状態の)場合には(S122,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
S124において、CPU50aによりRAm50cから大当たり乱数と、図10に示す第2始動口に対応する大当たり判定テーブルに記憶された乱数値とが読み込まれる。図10の判定テーブルでは、乱数値が「299」の場合に大当たり、乱数値が「0〜298」の場合に小当たりとなる。
S125では、CPU50aによりRAm50cから大当たり乱数と、前記第2始動口に対応する大当たり判定テーブルに記憶された乱数値とを比較することにより大当たりであるか否かが判定される。大当たりであると決定された場合には(S125,Yes)、大当たり遊技開始指令の信号がサブ基板60等に出力されてサブルーチンプログラムは終了する。
他方、大当たり状態でないと決定された場合には(S125,No)、S126に進んで小当たりであるか否かが判定され、小当たりであればS128に進む。他方、小当たりでない場合には(S126,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
ついで、S128では、時短遊技状態であるか否かが判定される。
時短遊技状態であると決定された場合には(S128,Yes)、S129に進んで第1大入賞口装置25の扉26を開放する時間が2秒にセットされ、他方、時短遊技状態ではないとされた場合には(S128,No)、S130に進んで扉26を開放する時間が0.1秒にセットされる。ついで、S131において第1大入賞口装置25による補助遊技が開始されて上記開放時間に基づき第1大入賞口25aが開放される(S132)。
S133では、第1大入賞口装置25の扉26の開放中に第1大入賞口25aに入って転動する遊技球がVゾーン27に流入して特定領域検出スイッチがオン状態とされたか否かがCPU50aにより判定される。
そして、特定領域検出スイッチがオン状態である場合には(S133,Yes)、S135に進んで大当たり遊技開始指令の信号がサブ基板60等に出力される。他方、特定領域検出スイッチがオン状態にならなくて(S133,No)、第1大入賞口25aの上記開放時間が経過している場合には(S134,Yes)、扉26を閉じて第1大入賞口25aが閉鎖され(S136)、補助遊技が終了する(S137)。また、第1大入賞口25aの開放時間が経過していない場合には(S134,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
(不正防止装置)
衝撃検知センサについては、例えば、ケースに内蔵された金属球が外来衝撃により挙動する速さを検知することにより特定種類の衝撃を検知する構造のもの(オムロン、W2DL−01)を用い、前記装飾扉2の裏側や遊技盤6の裏面で第2大入賞口装置32の近くに設置するものとする。そして、衝撃検知センサから出力される検知信号の数については、前記メイン基板50内の検出回数記憶手段にてカウントするように構成する。
判定手段では、実行中の遊技種類から、前記メイン基板50内のROm50bに予め設定し記憶させた遊技状態、即ち通常遊技又は時短遊技の場合における検知信号の数値の何れを適用するかを選択し、その選択された数値と検出回数記憶手段に記憶された検知信号の数とを比較して異常な衝撃であるか否かを判定する。また、警報信号出力手段は、判定手段によって異常な衝撃であると判定された場合に演出制御基板62側の画像制御基板63やランプ制御基板65に警報出力を出力するために設けられている。
警報手段については、画像制御基板63に接続された図柄表示装置10による注意を促す画像表示、スピーカによる警報音、ランプ制御基板65に接続された報知ランプの点灯・点滅作動による注意・警告等を行なうように構成するものとする。
つぎに、不正防止装置で実行される不正報知処理を図11に示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技者がパチンコ球発射ハンドル5を操作して遊技球を遊技領域に打ち込むことにより遊技が開始される。遊技が開始されると、S141において、衝撃検知センサの検知信号がCPU50a内の判定手段に入力されて異常な衝撃が検出されたか否かが判定され、衝撃検知センサによる検知信号の出力がある場合には(S141,Yes)、RAm50cの検出回数記憶手段に検知信号の数を記憶させ(S142)、S143に進む。他方、検知信号の出力がない(異常な衝撃でない)場合には(S141,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
S143では、現在実行中の遊技が通常遊技であるか否かが判定され、通常遊技の場合には(S143,Yes)、S144に進む。他方、通常遊技でない場合には(S143,No)、S147に進む。
S144において、所定時間内、例えば遊技開始後20分以内にRAm50cの検出回数記憶手段に記憶された検知信号数が3であるか否かを判定する。
そして、検出回数記憶手段に記憶された検知信号数が3である場合には(S144,Yes)、警報信号出力手段から演出制御基板62に警報信号を出力し、S145に進んで前記液晶表示部11に注意を促す表示を行ない、サブルーチンプログラムは終了する。他方、検出回数記憶手段に記憶された検知信号数が3でない場合には(S144,No)、S146に進んで4以上であるか否かが判定される。
検出回数記憶手段に記憶された検知信号数が4以上である場合には(S146,Yes)、警報信号出力手段から演出制御基板62に警報信号を出力し、報知ランプの点灯若しくは点滅作動を行い又はスピーカにより警告音声を発する(S149)。ついで、S150に進んで検出回数記憶手段のカウントメモリーがリセットされる。また、4以上でない場合には(S146,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
前述したように、時短遊技においては、第2始動口21aの開放中に遊技球が入賞したのを契機に、第1大入賞口装置25の扉26が前方へ傾動して第1大入賞口25aが所定時間だけ開放される。そして、第1大入賞口25aに入った遊技球が転動してVゾーン27に流入した場合には、公知の大当たりが発生する。
なお、第1大入賞口装置の構造によっては第1大入賞口内に入った遊技球がVゾーン27に流入するまでの挙動に差異が生ずるが、第1大入賞口の開放中に遊技球がVゾーン27に流入する機会が発生することに変わりはない。
S147において、第1大入賞口25aが開放中(即ち、時短遊技中)であるか否かが判定される。そして、第1大入賞口25aが開放中で検出回数記憶手段に検知信号が1回でも記憶されている場合には(S148,Yes)、警報信号出力手段から演出制御基板62に警報信号を出力し、報知ランプの点灯若しくは点滅作動を行い又はスピーカにより警告音声が発せられる(S149)。ついで、S150に進んで検出回数記憶手段のカウントメモリーがリセットされる。
他方、第1大入賞口25aが開放中でない場合には(S147,No)、サブルーチンプログラムは終了する。また、第1大入賞口25aが開放中で検出回数記憶手段に検知信号が記憶されていない場合には(S148,No)、サブルーチンプログラムは終了する。
以上に説明したように、本発明にかかる衝撃による不正防止装置を備えたパチンコ機によれば、時短遊技中において第1大入賞口25aに遊技球が入ったときに、パチンコ機を殴打して振動・衝撃を加えることにより転動している遊技球を強制的にVゾーン27に導いて大当たりを生じさせようとする不正行為が発生した場合に、その不正行為を衝撃検知センサにより検知して報知ランプの点灯若しくは点滅又はスピーカによる警告が発せられる。かかる警告を行うことにより、上記不正行為の防止を図ることが可能となる。
なお、前記不正報知処理のフローチャートでは、所定時間内に検出回数記憶手段に記憶された検知信号数が3である場合に液晶表示部11に注意を促す表示を行なうように実行されているが、検知信号の数が3である場合に報知ランプ等による警告を発する構成とすることもできる。また、検知信号数が3以外の数値であってもよい。
P・・・本発明にかかる衝撃による不正防止装置を備えたパチンコ機(遊技機)
20・・・第1始動口(始動口)
21・・・第2始動口作動装置
21a・・・第2始動口(始動口)
25・・・第1大入賞口装置
25a・・・第1大入賞口
27・・・特定領域(Vゾーン)
28・・・非特定領域(ハズレ穴)
30・・・ゲート
32・・・第2大入賞口装置
32a・・・第2大入賞口

Claims (4)

  1. 遊技領域内に設けられる遊技球が入賞可能な始動口と、
    遊技球を受け入れ可能な状態と受け入れ不可能な状態とに変化可能な第1大入賞口を備え、
    前記始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第2特定結果であった場合、または該抽選結果が第1特定結果であった場合に該第1大入賞口を所定時間開放し、当該開放により該第1大入賞口内に設けられた複数の領域のうち特定領域へ遊技球が進入したことに基づいて該第1大入賞口が遊技球を受け入れ不可能な閉鎖状態から遊技球を受け入れ可能な開放状態へと開閉制御される第1大入賞口装置と、
    前記遊技機を故意に殴打することによって生ずる衝撃を検知する衝撃検知センサと、
    その衝撃検知センサから出力される検知信号の数をカウント記憶する検出回数記憶手段と、現在実行中の遊技状態が第1特定結果を導出し易い場合と第1特定結果を導出しにくい場合とに対応して予め設定し記憶させた検知信号の数値の何れを適用するかを選択し、その選択された数値と前記カウント記憶された検知信号の数とを比較して異常な衝撃であるか否かを判定する判定手段と、
    その判定手段によって異常な衝撃であると判定した場合に警報信号出力手段から出力される警報信号に基づいて警報を発する警報手段とからなることを特徴とする衝撃による不正防止装置を備えた遊技機。
  2. 前記第1大入賞口装置とは異なる第2大入賞口装置とを備え、
    前記始動口への遊技球の入賞を契機に行われる抽選結果が第1特定結果であると判定された場合には前記第1大入賞口装置を開閉制御し、第2特定結果であると判定された場合には前記第2大入賞口装置を開閉制御することにより前記第1大入賞口とは異なる第2大入賞口を遊技球が受け入れ可能な状態と受け入れ不可能な状態とに変化させることを特徴とする請求項1に記載した衝撃による不正防止装置を備えた遊技機。
  3. 前記第1大入賞口へ遊技球を入賞させる遊技の場合と前記第2大入賞口へ遊技球を入賞させる遊技の場合とで、遊技領域内への遊技球の打ち込み位置を異ならせることを特徴とする請求項2に記載した衝撃による不正防止装置を備えた遊技機。
  4. 前記抽選結果が前記第1特定結果以外であると判定された場合、所定時間内にカウントされる検知信号の数が、mに達したときに注意を促す表示を行ない、(m+1)以上の場合に前記警報手段により警報を発するとともに、前記抽選結果が前記第1特定結果であると判定された場合、検知信号の出力がある度に警報を発するように設定された前記判定手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載した衝撃による不正防止装置を備えた遊技機。
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