JP2004218225A - 機械式立体駐車装置 - Google Patents

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JP2004218225A JP2003004748A JP2003004748A JP2004218225A JP 2004218225 A JP2004218225 A JP 2004218225A JP 2003004748 A JP2003004748 A JP 2003004748A JP 2003004748 A JP2003004748 A JP 2003004748A JP 2004218225 A JP2004218225 A JP 2004218225A
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Naoto Ota
直人 太田
Katsunori Sasaki
勝則 佐々木
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Abstract

【課題】利用者が利用を意図しているパレットとは異なるパレットに誤って車両を乗り入れた際に、誤入庫を知らせることが可能な機械式立体駐車装置を提供すること。
【解決手段】呼出パレット認識部61は、操作部51からの情報に基づいて、利用者が呼び出したパレットを認識する。車両乗り入れ面パレット認識部63は、リミットスイッチ71〜76による検知結果に基づいて、地上面に位置する各パレットを認識する。入庫パレット認識部65は、車両乗り入れ面パレット認識部63における認識結果と光電スイッチ77〜79による検知結果とに基づいて、車両が入庫したパレットを認識する。警告部67は、呼出パレット認識部61及び入庫パレット認識部65における認識結果に基づいて、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが一致するか否かを判断し、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが異なる場合に、警告ランプ52を点灯させるように点灯制御信号を出力する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両が載置されるパレットが多段多列に配設され、このパレットに昇降及び/又は横行移動動作を与えることにより、車両の駐車を行なう機械式立体駐車装置、いわゆる昇降横行式の機械式立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の機械式立体駐車装置として、車両が乗り入れまたは退出する地上面に設けられた車両横行スペースと、車両横行スペースの上下方向にそれぞれ1段づつ設けられた上段及び下段車両格納スペースと、上段及び下段車両格納スペースに車両乗り入れ側から見て左右方向に3体づつ配設され、それぞれが上段あるいは下段車両格納スペースと車両横行スペースとの間を昇降する昇降パレットと、車両横行スペースに車両乗り入れ側から見て左右方向に2体配設され、車両横行スペースを横行する横行パレットとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この機械式立体駐車装置においては、入出庫時、各横行パレットを横行させて入出庫しようとする所望の昇降パレットに対応する車両横行スペース部分を空スペースとし、この空スペースに所望の昇降パレットを昇降させて停止させることにより、地上面から所望の昇降パレットへの車両の乗り入れあるいは所望の昇降パレットから地上面への車両の退出を可能としている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−303438号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような機械式立体駐車装置においては、所望の昇降パレット(地上3段以上の構成を有した機械式立体駐車装置における昇降横行パレットを含む)が必ずしも定められた位置に昇降するようにはならず、機械式立体駐車装置の車両の駐車状況によっては、所望の昇降パレットが、利用者が日常利用している車両の乗り入れ位置とは異なる位置に空きスペースが形成され、この空きスペースの位置に昇降するときがある。このように、利用者が日常利用している車両の乗り入れ位置とは異なる位置に昇降パレットが昇降されたときに、利用者が不用意に日常利用している車両の乗り入れ位置から車両を乗り入れた場合、車両は利用者が利用を意図している所望の昇降パレットとは異なるパレットに誤って乗り入れられることになる。
【0005】
ところで、それぞれの昇降パレット及び横行パレットは、機械式立体駐車装置の設置スペースの問題等から、乗り入れ可能となる車両の諸元、たとえば車長、車幅、車高又は質量等を異ならせて設定されている場合があり、上述したように車両を誤って異なるパレットに乗り入れてしまうと、車両を乗り入れた状態で横行パレットあるいは昇降パレットを移動させたときにフレーム部材等の機械式立体駐車装置側の部材と車両とが接触してしまうといったような事態が生じて、機械式立体駐車装置の故障の原因となる惧れがある。
【0006】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、本発明は、利用者が利用を意図しているパレットとは異なるパレットに誤って車両を乗り入れた際に、誤入庫を知らせることが可能な機械式立体駐車装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る機械式立体駐車装置は、車両が載置されるパレットが多段多列に配設され、パレットに昇降及び/又は横行移動動作を与えることにより、車両の駐車を行なう機械式立体駐車装置であって、利用者が呼び出したパレットを認識する呼出パレット認識手段と、車両が入庫したパレットを認識する入庫パレット認識手段と、呼出パレット認識手段及び入庫パレット認識手段における認識結果に基づいて、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが一致するか否かを判断し、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが異なる場合に、その旨の情報を利用者に対して報知する警告手段と、を有することを特徴としている。
【0008】
本発明に係る機械式立体駐車装置では、呼出パレット認識手段、入庫パレット認識手段及び警告手段を有し、警告手段により、呼出パレット認識手段及び入庫パレット認識手段における認識結果に基づいて、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが一致するか否かが判断され、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが異なる場合に、その旨の情報が利用者に対して報知されることとなる。この結果、利用者が利用を意図しているパレットとは異なるパレットに誤って車両を乗り入れた際に、誤入庫を確実に知らせることができる。
【0009】
また、車両乗り入れ面に移動させる任意のパレットを選択する呼出操作手段を更に有し、呼出パレット認識手段は、呼出操作手段からの情報に基づいて、利用者が呼び出したパレットを認識することが好ましい。このように構成した場合、利用者が呼び出したパレットを適切且つ確実に認識することができる。
【0010】
また、車両乗り入れ面に位置する各パレットを認識する車両乗り入れ面パレット認識手段と、車両乗り入れ面に位置する各パレットにおける車両の有無を検知する車両検知手段と、を更に有し、入庫パレット認識手段は、車両乗り入れ面パレット認識手段における認識結果と車両検知手段による検知結果とに基づいて、車両が入庫したパレットを認識することが好ましい。このように構成した場合、車両が入庫したパレットを適切且つ確実に認識することができる。
【0011】
また、昇降移動動作するパレットの位置を検知するパレット位置検知手段を更に有し、車両乗り入れ面パレット認識手段は、パレット位置検知手段による検知結果に基づいて、車両乗り入れ面に位置する各パレットを認識することが好ましい。このように構成した場合、車両乗り入れ面に位置する各パレットを適切且つ確実に認識することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明による機械式立体駐車装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
【0013】
図1は、本実施形態の機械式立体駐車装置を示す概略立面図であり、図2は、図1に示す機械式立体駐車装置の概略側面図である。これらの図に示す昇降横行式の機械式立体駐車装置1は、地上面Gを車両Cが乗り入れまたは退出する面として、地上2段/地下1段の構造を有しており、地上面Gに設けられた下段駐車領域2と、最上位置に設けられた上段駐車領域3と、地上部に位置する下段駐車領域2の下方に地下駐車領域4とに、それぞれ複数(この場合、下段駐車領域2に2台、上段駐車領域3及び地下駐車領域4にそれぞれ3台)の車両Cを横並びにして駐車させることができるものである。
【0014】
上段駐車領域3には、それぞれ車両Cを搭載可能な昇降パレット11〜13が等間隔に複数(3体)並設されている。また、各昇降パレット11〜13に対しては、昇降パレット11〜13に昇降移動動作を与えるための昇降機構(図示せず)がそれぞれに備えられている。各昇降パレット11〜13の昇降機構はそれ自体公知のものであり、例えば、駆動モータ、ローラチェーン、及び、チェーンスプロケット機構等で構成されている。これにより、昇降機構を作動させれば、各昇降パレット11〜13は、下段駐車領域2と上段停止位置Psとの間で昇降する。そして、上段停止位置Psで各昇降パレット11〜13を停止させることにより上段駐車領域3が画成される。
【0015】
下段駐車領域2は、上段駐車領域3の下方に画成される。この下段駐車領域2には、車両Cを搭載可能な地上パレット21,22が複数、すなわち、昇降パレット11〜13の個数よりも1体少ない数(2体)だけ並設されている。各地上パレット21,22には、その正面と背面とに2個ずつ車輪が設けられており、各車輪は、図示しないガイドレール上を転動する。
【0016】
また、各地上パレット21,22に対しては、地上パレット21,22に横行移動動作を与えるための横行駆動機構(図示せず)がそれぞれに備えられている。各地上パレット21,22の横行駆動機構はそれ自体公知のものであり、例えば、駆動モータ等を含んでいる。これにより、横行駆動機構を作動させれば、各地上パレット21,22を、各昇降パレット11〜13の並設方向、すなわち、車両Cの横並び方向にスライド移動(横行)させることができる。そして、各地上パレット21,22を適宜横行させることにより、上段駐車領域3に位置する何れか1体の昇降パレット11〜13に対して、下段駐車領域2における着床位置Plを確保することができる。
【0017】
地下駐車領域4には、下段駐車領域2に定められた地上停止位置と、地下駐車領域4に定められた地下着床位置との間を昇降自在な地下パレット31〜33が複数(この場合、3体)設けられている。各地下パレット31〜33に対しては、地下パレット31〜33に昇降移動動作を与えるための昇降機構(図示せず)がそれぞれに備えられている。この昇降機構は、それ自体公知のものであり、例えば、駆動モータ等を含んでいる。なお、各地下パレット31〜33の地上停止位置は、例えば、昇降パレット11〜13の下段駐車領域2における着床位置Plと同一に定められる。
【0018】
また、この機械式立体駐車装置1には、機械式立体駐車装置1の稼働時における安全性を向上させるために、機械式立体駐車装置1内への人の進入を防止し、また、地下への人などの転落を防止するために、ゲート41が設けられている。このゲート41は、図示しない昇降機構により上下方向に移動可能に設けられている。ゲート41を移動させる昇降機構は、それ自体公知のものであり、チェーン、駆動モータ等を含んでいる。
【0019】
機械式立体駐車装置1には、利用者が操作を行い、パレットの呼出を行なうための操作部51を備えた操作盤50が配設されている。操作部51は、電源キースイッチ、パレット呼出ボタン、ゲート開閉ボタン、非常停止ボタン等を含み、地上面Gに移動される任意のパレットを選択して呼出操作手段として機能する。また、操作盤50には、利用者が呼び出したパレットと車両が入庫したパレットとが異なることを利用者に対して報知するための警告ランプ52が設けられている。
【0020】
機械式立体駐車装置1の背面には、各昇降パレット11〜13に対する昇降機構(駆動モータ)、各地上パレット21,22に対する横行駆動機構(駆動モータ)、各地下パレット31〜33に対する昇降機構(駆動モータ)、あるいは、ゲート41に対する昇降機構(駆動モータ)の動作等を制御するための制御盤60が、地上面G上に臨んだ状態で配設されている。
【0021】
また、機械式立体駐車装置1には、各パレット11〜13,31〜33の位置を検知するパレット位置検知手段としてのリミットスイッチ71〜76が配設されている。リミットスイッチ71〜73は、対応する昇降パレット11〜13が上段停止位置Psにあることを検知するためのもので、昇降パレット11〜13が上段停止位置Psまで上昇した際に、昇降パレット11〜13の一部と接触してON動作する。リミットスイッチ74〜76は、対応する地下パレット31〜33が地下着床位置にあることを検知するためのもので、地下パレット31〜33が地下着床位置まで下降した際に、地下パレット31〜33の一部と接触してON動作する。
【0022】
また、機械式立体駐車装置1の下段駐車領域2には、地上面Gに位置する、地上パレット21,22と、パレット11〜13,31〜33のうちのいずれか一つのパレットとにおける車両Cの有無(在空)を検知する車両検知手段としての光電スイッチ77〜79が配設されている。光電スイッチ77〜79は、対応するパレット(地上パレット21,22と、パレット11〜13,31〜33のうちのいずれか一つのパレット)に車両が入庫して存在している場合に、ON動作する。
【0023】
次に、制御盤60における警告ランプ52の動作制御処理について、図3及び図4に基づいて説明する。
【0024】
図3は、機械式立体駐車装置1の制御構成を示すブロック図であり、制御盤60は、たとえばROM及びRAMを含む制御用CPU(図示せず)等を有している。制御用CPUは、ROMに記憶された制御プログラムを読み出して制御を行なうことにより、図3に示されるように、呼出パレット認識手段としての呼出パレット認識部61、車両乗り入れ面パレット認識手段としての車両乗り入れ面パレット認識部63、入庫パレット認識手段としての入庫パレット認識部65、警告部67等を含むように構成されることになる。
【0025】
また、制御用CPUは、図示しないモータ制御部を含むようにも構成される。このモータ制御部には、操作部51、リミットスイッチ71〜76、光電スイッチ77〜79等が接続され、操作部51、リミットスイッチ71〜76、光電スイッチ77〜79からの出力信号がモータ制御部に供給される。また、モータ制御部は、各昇降パレット11〜13に対する昇降機構の駆動モータ、各地上パレット21,22に対する横行駆動機構の駆動モータ、各地下パレット31〜33に対する昇降機構の駆動モータ、あるいは、ゲート41に対する昇降機構の駆動モータに接続されており、各駆動モータの駆動状態を制御するための駆動制御信号がそれぞれの駆動モータに供給される。なお、モータ制御部の動作については、既知のものであり、ここでの詳細な説明を省略する。
【0026】
呼出パレット認識部61は、図3に示されるように、操作部51が接続されて、操作部51からの情報に基づいて、利用者が呼び出したパレットを認識し、当該認識したパレットに関する情報を警告部67に送るように構成される。すなわち、呼出パレット認識部61は、利用者による操作部51のパレット呼出ボタンの操作を受けて、利用者が車両を入庫するために呼び出したパレット(パレット11〜13,21,22,31〜33のうちのいずれか一つのパレット)を認識する。
【0027】
車両乗り入れ面パレット認識部63は、図3に示されるように、少なくともリミットスイッチ71〜76が接続されて、リミットスイッチ71〜76による検知結果に基づいて地上面G(車両乗り入れ面)に位置する各パレットを認識し、当該認識したパレットに関する情報を入庫パレット認識部65に送るように構成される。すなわち、車両乗り入れ面パレット認識部63は、リミットスイッチ71〜76からのON/OFF信号に基づいて、地上面Gにいずれのパレット(本実施形態においては、3体のパレット)が位置しているのかを認識する。
【0028】
車両乗り入れ面パレット認識部63における上記認識は、以下のようにして行なうことができる。機械式立体駐車装置1では、安全面での要請から、地上面Gには必ず3体のパレットを位置させておく必要がある。このため、昇降パレット11〜13及び地下パレット31〜33のうちのいずれか一つのパレットが移動して、リミットスイッチ71〜76のうちいずれかのスイッチがOFF動作しているのかということが分かれば、地上面Gに位置しているパレットを把握、認識することができる。
【0029】
たとえば、リミットスイッチ71がOFF動作の場合には、昇降パレット11が下降した状態であり、地上面Gには、入庫方向から見て左から順に昇降パレット11、地上パレット21,22が位置していることになる。同様に、リミットスイッチ72がOFF動作の場合には、昇降パレット12が下降した状態であり、地上面Gには、入庫方向から見て左から順に地上パレット21、昇降パレット12、地上パレット22が位置していることになる。また、リミットスイッチ73がOFF動作の場合には、地上面Gには、入庫方向から見て左から順に地上パレット21,22、昇降パレット13が位置していることになる。
【0030】
また、リミットスイッチ74がOFF動作の場合には、地下パレット31が上昇した状態であり、地上面Gには、入庫方向から見て左から順に地下パレット31、地上パレット21,22が位置していることになる。同様に、リミットスイッチ75がOFF動作の場合には、地下パレット32が上昇した状態であり、地上面Gには、入庫方向から見て左から順に地上パレット21、地下パレット32、地上パレット22が位置していることになる。また、リミットスイッチ76がOFF動作の場合には、地上面Gには、入庫方向から見て左から順に地上パレット21,22、地下パレット33が位置していることになる。
【0031】
入庫パレット認識部65は、車両乗り入れ面パレット認識部63及び光電スイッチ77〜79が接続されて、車両乗り入れ面パレット認識部63における認識結果と光電スイッチ77〜79による検知結果とに基づいて、車両Cが入庫したパレットを認識し、当該認識したパレットに関する情報を警告部67に送るように構成される。すなわち、入庫パレット認識部65は、地上面Gにいずれのパレットが位置しているのかという点と、光電スイッチ77〜79のうちのいずれの光電スイッチがON動作したのかという点とにより、地上面Gに位置するいずれのパレットに車両Cが入庫したのかを認識する。
【0032】
警告部67は、呼出パレット認識部61及び入庫パレット認識部65が接続されて、呼出パレット認識部61及び入庫パレット認識部65における認識結果に基づいて、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが一致するか否かを判断し、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが異なる場合に、警告ランプ52を点灯させるように点灯制御信号を出力するように構成される。
【0033】
続いて、図4に基づいて、本実施形態に係る機械式立体駐車装置1の動作(制御盤60における警告ランプ52の動作制御処理を含む)について、説明する。図4は、機械式立体駐車装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
【0034】
まず、利用者が車両を入庫させようとして、操作部51のパレット呼出ボタンを操作してパレットを指定すると、制御盤60のモータ制御部は、指定されたパレットを地上面Gに位置させるように、対応する駆動モータに駆動制御信号を出力する(S101)。これにより、利用者により指定されたパレットが移動して、地上面Gに位置することとなる。このとき、呼出パレット認識部61は、操作部51(パレット呼出ボタン)からの情報に基づいて、利用者が指定、呼び出したパレットを認識し、当該認識したパレットに関する情報を警告部67に送る(S103)。また、パレットの移動が完了すると、車両乗り入れ面パレット認識部63は、リミットスイッチ71〜76からの出力に基づいて地上面Gに位置する各パレットを認識し、当該認識したパレットに関する情報を入庫パレット認識部65に送る(S105)。
【0035】
続いて、モータ制御部は、ゲート41を昇降させる駆動モータに対してゲートを開状態とするように駆動制御信号を出力する(S107)。これにより、ゲート41が開動作することとなる。ゲート41の開動作が完了して、車両Cが入庫すると、光電スイッチ77〜79のうちの車両Cが入庫したパレットに対応する光電スイッチがON動作することとなる。
【0036】
そして、入庫パレット認識部65は、車両乗り入れ面パレット認識部63から送られた情報と光電スイッチ77〜79による検知結果とに基づいて、車両Cが入庫したパレットを認識し、当該認識したパレットに関する情報を警告部67に送る(S109)。警告部67は、呼出パレット認識部61及び入庫パレット認識部65から送られた情報(認識結果)に基づいて、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが一致するか否かを判断する(S111)。利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが異なる場合には(S111で「No」)、警告部67は、警告ランプ52を点灯させるように点灯制御信号を出力する(S113)。これにより、警告ランプ52が点灯して、利用者に対して、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが異なる旨の情報が報知されることとなる。一方、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが一致する場合には(S111で「Yes」)、警告ランプ52を点灯させることなく、処理を進める。
【0037】
利用者が、呼び出したパレットに車両Cを入庫させた後に、操作部51のゲート開閉ボタンを操作すると、モータ制御部は、ゲート41を下降させる駆動モータに対してゲートを閉状態とするように駆動制御信号を出力する(S115)。これにより、ゲート41が閉動作することとなる。
【0038】
以上のように、本実施形態の機械式立体駐車装置1によれば、警告部67により、呼出パレット認識部61及び入庫パレット認識部65における認識結果に基づいて、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが一致するか否かが判断され、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが異なる場合に警告ランプ52を点灯させて、その旨の情報が利用者に対して報知されることとなる。この結果、利用者が利用を意図しているパレットとは異なるパレットに誤って車両Cを乗り入れた際に、誤入庫を確実に知らせることができる。
【0039】
本実施形態の機械式立体駐車装置1においては、地上面Gに移動させる任意のパレットを選択する操作部51(パレット呼出ボタン)を更に有し、呼出パレット認識部61は、操作部51からの情報に基づいて、利用者が呼び出したパレットを認識している。これにより、利用者が呼び出したパレットを適切且つ確実に認識することができる。
【0040】
また、本実施形態の機械式立体駐車装置1においては、地上面Gに位置する各パレットを認識する車両乗り入れ面パレット認識部63と、光電スイッチ77〜79とを更に有し、入庫パレット認識部65は、車両乗り入れ面パレット認識部63における認識結果と光電スイッチ77〜79による検知結果とに基づいて、地上面Gに位置したパレットのうちのいずれのパレットに車両Cが入庫したのか認識している。これにより、車両Cが入庫したパレットを適切且つ確実に認識することができる。
【0041】
また、本実施形態の機械式立体駐車装置1においては、リミットスイッチ71〜76を更に有し、車両乗り入れ面パレット認識部63は、リミットスイッチ71〜76による検知結果に基づいて、地上面Gに位置する各パレット(本実施形態においては、3体のパレット)を認識している。これにより、地上面Gに位置する各パレットを適切且つ確実に認識することができる。
【0042】
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、利用者が呼び出したパレットと車両Cが入庫したパレットとが異なる旨の情報を音声により報知するようにしてもよい。
【0043】
また、本実施形態においては、本発明を、地上2段/地下1段の構造を有し、各駐車領域2〜4に2台あるいは3台の車両Cを横並びにして駐車させることができる機械式立体駐車装置1に適用しているが、これに限られることなく、昇降横行式の機械式立体駐車装置であれば、たとえば地上3段以上/地下1段、又は、地上2段以上の構造のものにも本発明を適用することができる。もちろん、各駐車領域に駐車させることができる車両Cの台数も上述した台数に限られるものではない。また、地上面G以外の面が車両乗り入れ面とされていてもよい。地上3段以上の構成の機械式立体駐車装置においては、昇降移動動作のみ行なう昇降パレットの他に昇降及び横行移動動作を行なう昇降横行パレットも車両乗り入れ面に位置することがあり、本発明を適用することにより、この昇降横行パレットに誤って車両を乗り入れた際にも、誤入庫を知らせることができる。
【0044】
また、本発明が適用される操作盤50の形式も、上述したパレット呼出ボタン、ゲート開閉ボタン等を有するボタンタイプのものの他に、呼び出すパレットの番号を入力するテンキータイプのものであってもよい。また、警告ランプ52を設ける位置も、操作盤50に限られることなく、利用者に情報を報知することができる位置であればよい。
【0045】
また、光電スイッチ77〜79を下段駐車領域2に配設する代わりに、各パレットそれぞれに車両Cの有無を検知するセンサを設けるようにしてもよいが、センサの配線が複雑となる等の問題により、光電スイッチ77〜79を下段駐車領域2に配設する構成が好ましい。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したとおり、本発明の機械式立体駐車装置によれば、利用者が利用を意図しているパレットとは異なるパレットに誤って車両を乗り入れた際に、誤入庫を知らせることが可能な機械式立体駐車装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る機械式立体駐車装置の実施形態を示す概略立面図である。
【図2】図1に示す機械式立体駐車装置の概略側面図である。
【図3】本実施形態に係る機械式立体駐車装置の制御構成を示すためのブロック図である。
【図4】本実施形態に係る機械式立体駐車装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…機械式立体駐車装置、11〜13…昇降パレット、21,22…地上パレット、31〜33…地下パレット、50…操作盤、51…操作部、52…警告ランプ、60…制御盤、61…呼出パレット認識部、63…車両乗り入れ面パレット認識部、65…入庫パレット認識部、67…警告部、71〜76…リミットスイッチ、77〜79…光電スイッチ、C…車両、G…地上面。

Claims (4)

  1. 車両が載置されるパレットが多段多列に配設され、前記パレットに昇降及び/又は横行移動動作を与えることにより、前記車両の駐車を行なう機械式立体駐車装置であって、
    利用者が呼び出したパレットを認識する呼出パレット認識手段と、
    前記車両が入庫したパレットを認識する入庫パレット認識手段と、
    前記呼出パレット認識手段及び前記入庫パレット認識手段における認識結果に基づいて、前記利用者が呼び出したパレットと前記車両が入庫したパレットとが一致するか否かを判断し、前記利用者が呼び出したパレットと前記車両が入庫したパレットとが異なる場合に、その旨の情報を前記利用者に対して報知する警告手段と、を有することを特徴とする機械式立体駐車装置。
  2. 車両乗り入れ面に移動させる任意のパレットを選択する呼出操作手段を更に有し、
    前記呼出パレット認識手段は、前記呼出操作手段からの情報に基づいて、前記利用者が呼び出したパレットを認識することを特徴とする請求項1に記載の機械式立体駐車装置。
  3. 車両乗り入れ面に位置する各パレットを認識する車両乗り入れ面パレット認識手段と、
    車両乗り入れ面に位置する各パレットにおける車両の有無を検知する車両検知手段と、を更に有し、
    前記入庫パレット認識手段は、前記車両乗り入れ面パレット認識手段における認識結果と前記車両検知手段による検知結果とに基づいて、前記車両が入庫したパレットを認識することを特徴とする請求項1に記載の機械式立体駐車装置。
  4. 昇降移動動作するパレットの位置を検知するパレット位置検知手段を更に有し、
    車両乗り入れ面パレット認識手段は、前記パレット位置検知手段による検知結果に基づいて、前記車両乗り入れ面に位置する各パレットを認識することを特徴とする請求項3に記載の機械式立体駐車装置。
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