JP2004217317A - エスカレータ - Google Patents

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JP2004217317A
JP2004217317A JP2003003393A JP2003003393A JP2004217317A JP 2004217317 A JP2004217317 A JP 2004217317A JP 2003003393 A JP2003003393 A JP 2003003393A JP 2003003393 A JP2003003393 A JP 2003003393A JP 2004217317 A JP2004217317 A JP 2004217317A
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escalator
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Kenji Ogura
健司 小倉
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】本発明は、踏段上をより安定して歩行することができるエスカレータを得ることを目的とするものである。
【解決手段】循環路の往路は、上側乗降口部と、下側乗降口部と、上側乗降口部と下側乗降口部との間に位置する中間傾斜部とを有している。無端状に連結された複数の踏段1は、循環路に沿って循環移動される。各踏段1は、乗客を乗せる踏み面2aを含む踏板2を有している。中間傾斜部では、踏み面2aの下段側端部が上段側端部よりも高くなるように踏み面2aが水平面に対して傾斜されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無端状に連結された複数の踏段が循環路に沿って循環移動されるエスカレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、上下の乗降口部における踏段の移動速度に対して、中間傾斜部における踏段の移動速度が速くなる傾斜部高速エスカレータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2587823号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の傾斜部高速エスカレータでは、中間傾斜部における踏段間距離が乗降口部における踏段間距離よりも大きくなり、かつ中間傾斜部において互いに隣接する踏段間の段差も大きいため、踏段上を歩行しにくいという問題点があった。また、踏段の移動速度が変化しない通常のエスカレータにおいても、より安定して踏段上を歩行できることが望まれている。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、踏段上をより安定して歩行することができるエスカレータを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエスカレータは、中間傾斜部で、踏み面の下段側端部が上段側端部よりも高くなるように踏み面を水平面に対して傾斜させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による傾斜部高速エスカレータの中間傾斜部を模式的に示す側面図、図2は図1の傾斜部高速エスカレータの下曲部を示す側面図、図3は図1の傾斜部高速エスカレータの上曲部を示す側面図である。
【0008】
図において、無端状に連結された複数の踏段1は、循環路に沿って循環移動される。循環路は、往路、帰路、上側反転部及び下側反転部を有している。往路は、上側乗降口部(上側水平部)、下側乗降口部(下側水平部)、上側乗降口部と下側乗降口部との間に位置する中間傾斜部、上側乗降口部と中間傾斜部との間に位置する上曲部、及び下側乗降口部と中間傾斜部との間に位置する下曲部を有している。
【0009】
各踏段1は、乗客を乗せる踏み面2aを含む踏板2、踏板2の一端部から突出しているライザ3、踏板2の幅方向に平行に延びる第1ローラ軸4、第1ローラ軸4と平行に延びる第2ローラ軸5、第1ローラ軸4を中心に回転自在な一対の第1ローラ6、及び第2ローラ軸5を中心に回動自在な一対の第2ローラ7を有している。
【0010】
同一の踏段1における第1及び第2ローラ軸4,5間は、一対の第1リンク8により連結されている。第1ローラ軸4と隣接する踏段1の第2ローラ軸5との間は、一対の第2リンク9により連結されている。
【0011】
循環路には、第1ローラ6を案内する一対の第1ガイドレール10、及び第2ローラ7を案内する一対の第2ガイドレール11が設置されている。第1ガイドレール10と第2ガイドレール11との間の間隔は、循環路内の位置に応じて変化している。即ち、上側乗降口部及び下側乗降口部では間隔が広くされており、中間傾斜部では間隔が狭くされている。また、上曲部及び下曲部では間隔が連続的に変化されている。これにより、互いに隣接する踏段1の踏段間距離が変化して、踏段1の移動速度が変化するようになっている。
【0012】
中間傾斜部では、踏み面2aの下段側端部(ライザ3側端部)が上段側端部よりも高くなるように踏み面2aが水平面に対して傾斜(傾斜角θ)されている。これは、踏み面2aが水平となる場合の軌道に対して、第2ガイドレール11を高くする方法、及び第1ガイドレール10を低くする方法の少なくともいずれか一方により達成され得る。
【0013】
また、上曲部及び下曲部では、互いに隣接する踏段1間の段差A1〜A6に応じて、踏み面2aの傾斜角θ1〜θ6が連続的に変化されている。さらに、上側及び下側乗降口部では、傾斜角は0、即ち踏み面2aが水平であり、中間傾斜部での傾斜角θは一定である。
【0014】
ここで、通常のエスカレータでは、中間傾斜部における踏段間の段差は約200mmであるが、傾斜部高速エスカレータでは、変速比に比例して踏段間距離Bが広くなり、段差Aも大きくなる。例えば、速度30m/minから45m/minとなる傾斜部高速エスカレータでは、変速比が1.5であるため、段差Aは約300mmとなる。
【0015】
また、中間傾斜部における踏み面2aの傾斜角θは、乗客に違和感を与えない範囲内で、踏み面2aの奥行き寸法Cと段差Aとに基づいて決定すればよい。一般に奥行き寸法Cは約400mmであり、段差Aが300mmであることを考慮して、例えばθを10°とすると、踏み面2aの下段側端部は、上段側端部よりも70mm高くなる。
【0016】
さらに、上曲部及び下曲部における傾斜角θは、傾斜角が0〜10°まで連続して変化するよう段差Aの関数とする(θ=A/30)。このとき、互いに隣接する踏段1の段差を用いず、上側又は下側乗降口部における踏み面2aからの高さに応じてθを決定してもよい。
【0017】
このような傾斜部高速エスカレータによれば、中間傾斜部における踏み面2aを傾斜させたので、乗客の重心が上昇運転なら前側、下降運転なら後ろ側に傾き、踏段1上をより安定して歩行することができる。また、歩行せずに踏段1上に立っている状態でも乗客の安定性を向上させることができる。特に、傾斜部高速エスカレータでは、踏段1の移動速度が変化し、踏段間距離及び段差が大きいため、効果的である。
【0018】
また、上曲部及び下曲部では、互いに隣接する踏段1間の段差Aに応じて踏み面2aの傾斜角度が連続的に変化されるようになっているので、乗客に違和感を与えることなく、踏み面2aの傾斜角をスムーズに変化させることができる。
【0019】
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2による傾斜部高速エスカレータを説明するための説明図である。実施の形態1では、中間傾斜部における第1及び第2ガイドレール10,11の少なくともいずれか一方の高さを従来の高さに対して変化させたが、実施の形態2では、上側及び下側乗降口部における第1及び第2ガイドレール10,11の少なくともいずれか一方の高さを従来の高さに対して変化させる。
【0020】
即ち、従来の上側及び下側乗降口部の軌道に沿って配置された第1及び第2ガイドレール10,11に載せた場合に、図4に示すように、踏み面2aが角度θだけ傾斜するように踏段1が予め設計されている。このような踏段1であれば、中間傾斜部に移行しても踏み面2aはそのまま傾斜している。また、図4の状態から第1及び第2ガイドレール10,11の少なくともいずれか一方の高さをずらすことにより、上側及び下側乗降口部で踏み面2aを水平にすることができる。
【0021】
このような傾斜部高速エスカレータにおいても、中間傾斜部における踏み面2aが傾斜しているので、乗客の重心が上昇運転なら前側、下降運転なら後ろ側に傾き、踏段1上をより安定して歩行することができる。
【0022】
実施の形態3.
次に、図5はこの発明の実施の形態3によるエスカレータの中間傾斜部を模式的に示す側面図である。図において、無端状に連結された複数の踏段21は、循環路に沿って循環移動される。各踏段21は、乗客を乗せる踏み面22aを含む踏板22、踏板22の一端部から突出しているライザ23、踏板22の幅方向に平行に延びる第1ローラ軸(駆動ローラ軸)24、第1ローラ軸24と平行に延びる第2ローラ軸(追従ローラ軸)25、第1ローラ軸24を中心に回転自在な一対の第1ローラ(駆動ローラ)26、及び第2ローラ軸25を中心に回動自在な一対の第2ローラ(追従ローラ)27を有している。
【0023】
互いに隣接する踏段1の第1ローラ軸24間は、駆動力を伝達する踏段チェーン28により連結されている。また、互いに隣接する踏段1の第1ローラ軸24の間隔は、循環路の位置によらず一定であり、踏段21は一定の速度で移動される。循環路には、第1ローラ26を案内する一対の第1ガイドレール29、及び第2ローラ27を案内する一対の第2ガイドレール30が設置されている。
【0024】
中間傾斜部では、踏み面22aの下段側端部が上段側端部よりも高くなるように踏み面22aが水平面に対して傾斜(傾斜角θ)されている。これは、踏み面2aが水平となる場合の軌道に対して、第2ガイドレール30を高くする方法、及び第1ガイドレール29を低くする方法の少なくともいずれか一方により達成され得る。
なお、実施の形態2に示したように、従来の上側及び下側乗降口部の軌道に沿って配置された第1及び第2ガイドレールに載せた場合に、踏み面22aが角度θだけ傾斜するように踏段21を予め設計してもよい。
【0025】
また、上曲部及び下曲部では、互いに隣接する踏段21間の段差に応じて、踏み面22aの傾斜角θが連続的に変化される。さらに、上側及び下側乗降口部では、傾斜角は0、即ち踏み面22aが水平であり、中間傾斜部での傾斜角θは一定である。
【0026】
このようなエスカレータでは、傾斜部高速エスカレータに比べれば踏段間距離B及び段差Aが小さいものの、中間傾斜部における踏み面22aを傾斜させたので、乗客の重心が上昇運転なら前側、下降運転なら後ろ側に傾き、踏段21上をより安定して歩行することができる。
【0027】
なお、この発明を傾斜部高速エスカレータに適用する場合、踏段間を連結するリンク機構の具体的構成や、踏段間距離を変化させるための構成等は、実施の形態1の構成に限定されるものではない。即ち、この発明は、種々のタイプの傾斜部高速エスカレータに適用できる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のエスカレータは、中間傾斜部で、踏み面の下段側端部が上段側端部よりも高くなるように踏み面を水平面に対して傾斜させたので、踏段上をより安定して歩行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による傾斜部高速エスカレータの中間傾斜部を模式的に示す側面図である。
【図2】図1の傾斜部高速エスカレータの下曲部を示す側面図である。
【図3】図1の傾斜部高速エスカレータの上曲部を示す側面図である。
【図4】この発明の実施の形態2による傾斜部高速エスカレータを説明するための説明図である。
【図5】この発明の実施の形態3によるエスカレータの中間傾斜部を模式的に示す側面図である。
【符号の説明】
1,21 踏段、2,22 踏板、2a,22a 踏み面。

Claims (2)

  1. 上側乗降口部と、下側乗降口部と、上記上側乗降口部と上記下側乗降口部との間に位置する中間傾斜部とを有する循環路、及び
    乗客を乗せる踏み面を含む踏板を有し、かつ無端状に連結され、上記循環路に沿って循環移動される複数の踏段
    を備え、上記中間傾斜部では、上記踏み面の下段側端部が上段側端部よりも高くなるように上記踏み面が水平面に対して傾斜されていることを特徴とするエスカレータ。
  2. 上記上側乗降口部及び上記下側乗降口部では、上記踏み面は水平であり、上記上側乗降口部及び上記下側乗降口部と上記中間傾斜部との間で、上記踏段間の段差に応じて上記踏み面の傾斜角度が連続的に変化されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のエスカレータ。
JP2003003393A 2003-01-09 2003-01-09 エスカレータ Pending JP2004217317A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007045534A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Fujitec Co Ltd エスカレータ

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