JP3994751B2 - 可変速式動く歩道の手すり装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、踏面が乗込み部では低速で動き、その後徐々に高速になり、中間部では最高速で動き、降り口に近づくにつれ徐々に低速になり、降り部では乗込み部と同様低速で動く、可変速式動く歩道の左右両側に設ける手摺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可変速式動く歩道において、変化する踏面の速度に同期させて移動手摺の速度を変化させることは、その機構が複雑となるため実用的でない。従って、一般的には、移動手摺を複数本に分割しそれらを直列に配置して、それぞれの近傍における踏面の速度に近い速度で運転している。
【0003】
このような可変速式動く歩道の手摺装置にあっては、利用者が隣接する移動手摺の間で手を円滑に載せ替えることが安全上、極めて重要であり、例えば特開平7−101662号のような図2に示す装置が提案されている。
【0004】
即ち、移動手摺1,2にはクリート1a,2aを有する通常とは異なる特殊な形状の部材を使用し、この乗継部3には案内板4を配置し、この案内板4にはボール5を回動自在に点在させて設け、乗客の手を誘導するようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような手摺装置では、移動手摺1,2自体が特殊な形状をしているため、コストが極めて高くなるだけでなく、案内板4が移動手摺1,2の上面高さよりかなり低い位置に設けられているため、利用者の手が移動手摺1,2の高さから案内板4の高さまで一気に下がり、移動手摺乗継部3に注意していない利用者は驚き、また体勢を崩す虞があった。そして、案内板4から先方の移動手摺1或いは2に手を載せ替える所で、移動手摺2或いは1に衝突する虞もあった。
【0006】
また、案内板4の上面には自由に回転するボール5を並べているが、このような自由回転のボール5に手を載せた際に、手が体の移動方向とは異なる方向に滑って体勢が安定しないという不具合もあった。
【0007】
本発明は、上記の不具合点に鑑みてなされたもので、より安全な可変速式動く歩道の手摺装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、利用者が速度の変化する踏面により搬送される可変速式動く歩道であって、踏面の両側に立設されて、踏面の速度に近い速度で動く独立した複数の移動手摺を備えたものにおいて、移動手摺乗継部に、その回転軸方向が移動手摺運転方向と直角をなす複数の回転体を備えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、可変速式動く歩道の手摺装置において、複数の移動手摺の間に、利用者の手の円滑な載せ替えを助ける働きを有するローラを回動自在に備えるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す手摺装置の全体図、図3は図1の平面図、図4は図1のA−A線矢視図である。
【0011】
図中、8,9は通常の移動手摺、11,12は本発明に係る案内ローラで、略均一の径のものが複数個、進行方向に配列されており、後述する独立した別の機構により回動自在に設けられている。この案内ローラ11,12には切り込み溝11a,12aが設けられ、左右方向にいたずらに移動しないようにプレート13で支持案内されている。
【0012】
14は案内ローラ11の下方に配置された複数の支持ローラで、プレート13の間に挿入されている。15は案内ローラ11と支持ローラ14との間を通過する循環ベルトで、支持ローラ14により循環ベルト15が案内ローラ11の下部に押付けられて循環ベルト15の駆動力が案内ローラ11に伝達されるように構成されている。16は循環ベルト15を駆動するローラで、テンションローラ17により循環ベルト15に適度の張力が加えられるようになっている。尚、ローラ16の駆動源は移動手摺あるいは別途設けられたモータ18等である。
【0013】
20は移動手摺8,9に常時接触して従動する従動ローラで、支持ローラ14の前後に配置されている。そして、移動手摺8,9と対向する案内ローラ12はこの従動ローラ20と接しており、この従動ローラ20から駆動力を得る構造になっている。
【0014】
ここで、案内ローラ11の周速度は循環ベルト15の移動速度を決めることにより、任意に選ぶことができ、全ての案内ローラ11の周速度が機構上均一になるが、各案内ローラ11の回転数に変化を付けられる機構の駆動方法とすれば、各案内ローラ11の回転数と直径により、周速度に変化を付けることもできる。尚、案内ローラ11の周速度は、乗継部前後の移動手摺の遅い方の速度と同じか又はより速く、あるいは乗継部前後の移動手摺の速い方の速度と同じか又はより遅くなるように設定される。
【0015】
また、案内ローラ12については、図1のような駆動機構では、従動ローラ20が接する移動手摺8,9の移動速度と同一の速度となるが、移動手摺8,9の移動速度に依存しない独立した駆動機構とすることにより、移動手摺8,9に対応させた最適な速度に設定することも可能である。尚、案内ローラ12の周速度は、案内ローラ11と同様に、乗継部前後の移動手摺の遅い方の速度と同じか又はより速く、あるいは乗継部前後の移動手摺の速い方の速度と同じか又はより遅くなるように設定される。
【0016】
これらの案内ローラ11と12の駆動源が異なるため、案内ローラ11と12とで円周速度を異ならせる等、より細やかな速度設定ができ、移動手摺8,9の速度に対応させた最適な速度に設定することが可能である。
【0017】
これらの案内ローラ11,12のレイアウトについては、例えば図5に示すように、徐々に高さを変化させたり、径を変化させたり、又駆動機構により周速度をいろいろと変化させたりすることができる。
【0018】
次に、図6は第二の実施例を示し、図中図1乃至図5と同一のものは同一のものを示すが、31,32は移動手摺8,9よりも幅の狭い案内ローラで、前述と同様、プレート13により幅方向の動きを規制されている。そして、この案内ローラ31,32の両側にはガイド33が設けられている。このガイド33の形状や配置レイアウトについては、図7に示す種々のタイプが考えられる。
【0019】
次に、図8はその他の実施例を示す図であり、案内ローラ41,42はクリート・溝付きのローラで、隣接する案内ローラ41,42同士はクリートと溝とが係合するようになっているものである。
【0020】
このような構成であれば、移動手摺8,9と対向する案内ローラ12と中央寄りの案内ローラ11とを別々の速度に設定したり、ガイド部分の形状や材質を適宜変更したりできるので、設計上の選択幅を広く取ることができるメリットがある。
【0021】
以上の説明では、案内ローラの駆動をベルト機構で行っているが、別の駆動機構であってももちろんかまわない。尚、この可変速式動く歩道については、踏面の速度が可変速に徐々に変化する場合だけでなく、速度の異なるベルトを直列に配列して、段階的に速度を変えてゆくタイプの可変速式動く歩道であってもよいのは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回動自在のローラが利用者の手の円滑な載せ替えを助けるように働くため、利用者は安全に動く歩道を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す手摺装置の全体図である。
【図2】従来の手摺装置を示す図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のA−A線矢視図である。
【図5】本発明に係る案内ローラのレイアウトを示す図である。
【図6】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図7】図6のガイド33の形状や配置レイアウトを示す図である。
【図8】本発明のその他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
3 手摺乗継部
8,9 移動手摺
11,12,31,32,41,42 案内ローラ
14 支持ローラ
15 循環ベルト
20 従動ローラ
33 ガイド

Claims (9)

  1. 利用者が速度の変化する踏面により搬送される可変速式動く歩道であって、該踏面の両側に立設されて、該踏面の速度に近い速度で動く独立した複数の移動手摺を備えたものにおいて、
    該移動手摺乗継部に、その回転軸方向が移動手摺運転方向と直角をなす回転体を移動手摺運転方向に複数配置するとともに、これらの回転体の下方に複数の支持ローラを設け、前記回転体と支持ローラとの間にはベルトを配置し、このベルトを駆動することによって、前記回転体を回転させる構成であることを特徴とする可変速式動く歩道の手摺装置。
  2. 前記移動手摺の運転方向にはプレートが配置され、このプレートによって、前記回転体の回転軸方向の動きが規制される構成であることを特徴とする請求項1に記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  3. 前記回転体の両側に、前記回転体の上面高さより少なくともその上面が低い固定の案内体を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  4. 前記案内体は、前記移動手摺の運転方向と直角方向の幅が乗継部前後の移動手摺に近くなるほど狭くなっていることを特徴とする請求項3に記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  5. 前記回転体の上面の高さが、乗継部前後の移動手摺の高さと同じか又はより低く、且つ、乗継部前後の移動手摺に近いものほど低くなっていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  6. 前記回転体は、乗継部前後の移動手摺に対向する回転体の直径が一番小さいことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  7. 前記回転体は、前記移動手摺に対向する第一の回転体と中間部に位置する第二の回転体とが異なる駆動機構により駆動されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  8. 前記回転体は、乗継部前後の移動手摺に対向する回転体の回転円周速度が、それら以外の回転体の回転円周速度と異なることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
  9. 前記回転体の円周上にクリートと溝が設けられ、隣接する回転体のクリートと溝が相互に噛み合うことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の可変速式動く歩道の手摺装置。
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