JP2004210439A - 傾斜部高速エスカレータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】手摺装置は、上部手摺装置35、下部手摺装置37及び中間手摺装置39に分割されており、それぞれ循環移動する無端状の上部移動手摺36、下部移動手摺38及び中間移動手摺40を有する。中間移動手摺40の移動速度は上部移動手摺36及び下部移動手摺38よりも速い。上部手摺装置35と中間手摺装置39の間、下部手摺装置37と中間手摺装置39との間には、固定手摺71a、71bを配置した。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、中間傾斜部における踏段の移動速度が乗り口部および降り口部における踏段の移動速度よりも速い傾斜部高速エスカレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の傾斜部高速エスカレータでは、乗客が乗り降りする上下乗降口部では低速運行、上曲部及び下曲部では加減速運行、中間傾斜部では高速運行されていたが、上下乗降口部、上曲部、下曲部及び中間傾斜部全域にわたって一つの手摺装置が設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭51−116586号公報(第2、3頁、第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の傾斜部高速エスカレータでは、移動手摺の移動速度は、中間傾斜部における踏段の移動速度と等しくするなど、全領域にわたって一定であった。このため、中間傾斜部から乗降口部へ移動する場合、又はその逆の場合に、移動手摺と踏段との間に移動量の差が生じてしまうという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、移動手摺の移動速度と踏段の移動速度との差を抑えることができ、踏段が変速した際にも移動手摺を掴み易い傾斜部高速エスカレータを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明における傾斜部高速エスカレータは、乗り口部、降り口部、及び当該乗り口部と当該降り口との間に位置する中間傾斜部を有する循環路と、無端状に連結され、上記循環路に沿って循環移動し、且つ上記中間傾斜部における上記踏段の移動速度が上記乗り口部又は上記降り口部での上記踏段の移動速度よりも速い複数の踏段と、循環移動する無端状の第1の移動手摺を有し、上記乗り口部側又は上記降り口側に配置された第1の手摺装置と、上記第1の移動手摺よりも速い速度で循環移動する無端状の第2の移動手摺を有し、上記中間傾斜部側に配置された第2の手摺装置と、上記第1の手摺装置と上記第2の手摺装置との間の開口部に配置された固定手摺とを有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図を用いて説明する。
実施の形態1.
<全体構成>
図1は実施の形態1による傾斜部高速エスカレータを示す概略の側面図である。傾斜部高速エスカレータは、図1に示すように、上側乗降口部A、上曲部B、中間傾斜部C、下曲部D、下側乗降口部Eの5つのセクションに区分することができる。この5つのセクションによって循環路が構成される。図において、主枠1の上部には、一対の欄干31が立設されている。欄干31は、踏段2の幅方向両側に配置されている。各欄干31は、上側乗降口部Aの近傍に配置された上部欄干32と、下側乗降口部Eの近傍に配置された下部欄干33と、上部欄干32と下部欄干33との間に配置された中間欄干34とからなる。
【0008】
<中間傾斜部高速化のための構成>
主枠1には、無端状に連結され、循環路に沿って循環移動する複数の踏段2が設けられている。踏段2は、踏段ユニット(踏段駆動手段)3により駆動され、循環移動される。主枠1には、踏段2の循環路を形成する駆動レール5、踏段2の姿勢を抑制するための追従レール6、及び隣接する踏段2の間隔を変化させるための補助レール7が設けられている。
【0009】
図2は図1の上側乗降口部A、上曲部B、中間傾斜部C付近を拡大して示した側面図である。踏段2は、乗客を乗せる踏板8、踏板8の前後方向の一端に立設されたライザ9、踏板8の幅方向に延びた駆動ローラ軸10及び追従ローラ軸12を有している。駆動ローラ軸10には、この軸を中心として回転自在な一対の駆動ローラ11が設けられ、追従ローラ軸12には、この軸を中心として回転自在な一対の追従ローラ13が設けられる。駆動ローラ11は、駆動レール5に沿って転動し、追従ローラ13は、追従レール6に沿って転動する。
【0010】
互いに隣接する踏段2の駆動ローラ軸10は、踏段2の両側に設けられた一対のリンク機構14により互いに連結されている。各リンク機構14は、第1乃至第5のリンク15〜19によって構成されている。
【0011】
第1のリンク15の一端部は、駆動ローラ軸10に回転自在に連結されている。第1のリンク15の他端部は、第3のリンク17の中間部に軸20を介して回動自在に連結されている。第2のリンク16の一端部は、隣接する踏段2の駆動ローラ軸10に回動自在に連結されている。第2のリンク16の他端部は、第3のリンク17の中間部に軸20を介して回動自在に連結されている。
【0012】
第1のリンク15の中間部には、第4のリンク18の一端部が回動自在に連結されている。第2のリンク16の中間部には、第5のリンク19の一端部が回動自在に連結されている。第4及び第5のリンク18、19の他端部は、摺動軸21を介して第3のリンク17の一端部に連結されている。
【0013】
第3のリンク17の一端部には、第3のリンク17の長手方向への摺動軸21の摺動を案内する案内溝17aが設けられている。第3のリンク17の他端部には、回転自在の補助ローラ22が設けられている。補助ローラ22は、補助レール7によって案内される。
【0014】
補助ローラ22が補助レール7で案内されることにより、リンク機構14が屈伸するように変態し、駆動ローラ軸10の間隔、即ち隣接する踏段2相互の間隔が変化される。逆に言えば、隣接する踏段2相互の間隔が変化するように、補助レール7の軌道が設計されている。
【0015】
次に、傾斜部高速エスカレータの動作原理について説明する。踏段2の速度は、隣接する踏段2の駆動ローラ軸10の間隔を変化させることにより変化される。即ち、乗客が乗り降りする上側乗降口部A及び下側乗降口部Eでは、駆動ローラ軸10の間隔が最小となり、踏段2は低速で移動する。また、中間傾斜部Cでは、駆動ローラ軸10の間隔が最大となり、踏段2は高速で移動する。さらに、上曲部B及び下曲部Dでは、駆動ローラ軸10の間隔が変化され、踏段2は加減速走行する。
【0016】
第1、第2、第4及び第5のリンク15、16、18、19は、いわゆるパンタグラフ式4連リンク機構を構成しており、第3のリンク17を対称軸として第1及び第2のリンク15、16のなす角度を大きくしたり小さくしたりすることができる。これにより、第1及び第2のリンク15、16に連結された駆動ローラ軸10の間隔を変化させることができる。
【0017】
このような構成によって、踏段2の速度は隣接する駆動ローラ軸10の間隔によって決定され、隣接する踏段2の駆動ローラ軸10の間隔は、駆動レール5と補助レール7との間隔によって決定されることになる。具体的には、踏段2の速度が最大となる中間傾斜部Cでは、駆動レール5と補助レール7との間隔は最小となる。また、踏段2の速度が最小となる上側乗降口部A及び下側乗降口部Eでは、駆動レール5と補助レール7との間隔は最大となる。
【0018】
図1に示すように、この実施の形態において欄干31は、主枠1の長手方向に3つに分割されており、上部欄干32、中間欄干34及び下部欄干33によって構成されている。そして、手摺装置も上部手摺装置35、中間手摺装置39及び下部手摺装置37によって構成されている。上部手摺装置35、中間手摺装置39及び下部手摺装置37は、主枠1の長手方向(図1の左右方向)に沿って直列に配置されている。
【0019】
上部欄干32には、上部手摺装置35が設けられており、上部手摺装置35は、循環移動される無端状の上部移動手摺36を有している。下部欄干33には、下部手摺装置37が設けられており、下部手摺装置37は、循環移動される無端状の下部移動手摺38を有している。中間欄干34には、中間手摺装置39が設けられており、中間手摺装置39は、循環移動される無端状の中間移動手摺40を有している。
【0020】
<手摺装置の構成と動作>
図3は、手摺装置の駆動メカニズムを示す概略構成図である。この構成によって上部移動手摺36及び下部移動手摺38よりも速い速度で中間移動手摺40が循環移動する。
駆動ユニット3の駆動軸51には、駆動軸51と一体に回転される第1スプロケット52が取り付けられている。主枠1の上曲部B付近には、第2乃至第4スプロケット53〜55が設けられている。
【0021】
第2乃至第4スプロケット53〜55は、同軸上に設けられ、一体的に回転される。第3スプロケット54の径は、第2スプロケット53の径よりも大きくなっており、第4スプロケット55の径は、第3スプロケット54の径よりも大きくなっている。
【0022】
第1スプロケット52と第2スプロケット53との間には、無端状の第1駆動チェーン56が巻き掛けられている。第1スプロケット52の回転は、第1駆動チェーン56を介して第4スプロケット53〜55に伝達される。
【0023】
主枠1の下曲部付近には、第5及び第6スプロケット57,58が設けられている。第5及び第6スプロケット57,58は、同軸上に設けられ、一体的に回転される。第6スプロケット58の径は、第5スプロケット57の径よりも大きくなっている。
【0024】
第1スプロケット52と第5スプロケット57との間には、無端状の第2駆動チェーン59が巻き掛けられている。第1スプロケット52の回転は、第2駆動チェーン59を介して第5及び第6スプロケット57,58に伝達される。
【0025】
上部手摺装置35は、上部移動手摺36の帰路部分を挟むように配置された一対の上部駆動用ローラ60,61を有している。第3スプロケット54の回転は、無端状の上部伝達チェーン62を介して上部駆動用ローラ60に伝達される。上部駆動用ローラ60が回転されることにより、上部移動手摺36が循環移動される。
【0026】
中間手摺装置39は、中間移動手摺40の帰路部分を挟むように配置された一対の中間駆動用ローラ63,64を有している。第4スプロケット55の回転は、無端状の中間伝達チェーン65を介して中間駆動用ローラ63に伝達される。中間駆動用ローラ63が回転されることにより、中間移動手摺40が循環移動される。第3スプロケット54の径と第4スプロケット55の径との比により、上部移動手摺36と中間移動手摺40との速度比が設定される。
【0027】
下部手摺装置37は、下部移動手摺38の帰路部分を挟むように配置された一対の下部駆動用ローラ66,67を有している。第6スプロケット58の回転は、無端状の下部伝達チェーン68を介して下部駆動用ローラ66に伝達される。下部駆動用ローラ66が回転されることにより、下部移動手摺38が循環移動される。
【0028】
また、第1、第2及び第5スプロケット52,53,57の径は互いに同じであり、第3及び第6スプロケット54,58の径は互いに同じである。これにより、下部移動手摺38は上部移動手摺36と同じ速度で移動される。
【0029】
このような傾斜部高速エスカレーターでは、上部移動手摺36、下部移動手摺38及び中間移動手摺40が、踏段2を駆動する駆動ユニット3により循環移動される。従って、駆動ユニット3が1つで済み、コストを低減することができる。
【0030】
また、第1〜第6スプロケット52,53,54,55,57,58の径を適当に設定することにより、上部移動手摺36は上側乗降口部の踏段2と同速度で、中間移動手摺40は中間傾斜部の踏段2と同速度で、下部移動手摺38は下側乗降口部の踏段2と同速度で走行させることができる。
【0031】
<手摺装置の継ぎ目の構成>
図4は図1における手摺装置の継ぎ目の側面図で、図4(a)は上部手摺装置35と中間手摺装置39の間の開口部付近F部を示す側面図であり、図4(b)は下部手摺装置37と中間手摺装置39の間の開口部付近G部を示す側面図である。また、図4(c)は図4(a)(b)におけるH-H断面図である。他の構成は図1と同様である。
【0032】
このように構成した場合、以下のように作用する。すなわち、乗客は低速移動する上部移動手摺36あるいは下部移動手摺38を掴みながらエスカレータに乗込む。そして低速移動領域から高速移動領域である中間傾斜部Cに移行する曲部加速部分で中間手摺装置39の中間移動手摺40に持ち替える。この持ち替えにより踏段2の速度と掴んでいる手摺の速度差をおさえることができる。
【0033】
ここで、手摺装置の切れ目に図に示すようなカバーとなる固定手摺71aあるいは71bを設けたので、次の手摺への持ち替えを忘れて掴みつづけているときは手摺を掴んでいる手が固定手摺71aあるいは71bと接触して固定手摺上に手が移行していく。
【0034】
このように、本発明では手摺の持ち替え部を表面上つなぐことにより手摺装置の走行方向の流れに沿ったスムーズな持ち替え動作が可能となる。
【0035】
固定手摺71a、71bの表面は曲面である。また、固定手摺71a、71bの表面の形状を、前後の手摺の曲率中心と同一又はほぼ同じところに中心を持ち、かつ前後の手摺の曲率Rと同一又は近い曲率R1として表面上ほぼ同一曲線をなす。ここでの曲率は、手摺の進行方向における手摺表面の曲率を意味する。以上の形状によって、手摺装置の走行方向の流れに沿った持ち替え動作をさらにスムーズにすることができる。
尚、固定手摺71a、71bは次のように固定される。固定手摺71a、71bの下面両端を欄干32、33、34に固定する。又は、固定手摺71a、71bの下面から下に延びる部材を設け、エスカレータ装置のデッキ部分に固定するようにしてもよい。
【0036】
実施の形態2.
図5は実施の形態2による傾斜部高速エスカレータを表わした説明図である。図5(a)は上部手摺装置35と中間手摺装置39の間の開口部付近を示す側面図であり、図5(b)は下部手摺装置37と中間手摺装置39の間の開口部付近を示す側面図である。
【0037】
本実施の形態2は、実施の形態1と同様、上部手摺装置35と中間手摺39の間および下部手摺装置37と中間手摺装置39の間の開口部を塞ぐことを目的としているが、実施の形態1のようにカバー状の固定手摺71a、71bで開口部を覆うのではなく、図5に示すように略3角形状をしたブロック状の固定手摺72a、72bで手摺装置間にできるデルタ部を塞ぐ構成をとっている。これにより、手摺装置の走行方向の流れに沿ったスムーズな持ち替え動作が可能となる。
【0038】
また、固定手摺72a、72bの表面の形状を、前後の手摺の曲率中心と同一又はほぼ同じところに中心を持ち、かつ前後の手摺の曲率Rと同一又はほぼ同一の曲率R1としている。表面上ほぼ同一曲線をなすようにすることにより、手摺装置の走行方向の流れに沿った持ち替え動作をスムーズにすることができる。
【0039】
尚、この実施の形態では、固定手摺72a、72bを主に説明したが、その他の構成については、実施の形態1と同様である。
尚、固定手摺72a、72bは次のように固定される。固定手摺71a、71bの下面両端を欄干32、33、34に固定する。又は、固定手摺71a、71bの下面から下に延びる部材を設け、エスカレータ装置のデッキ部分に固定するようにしてもよい。
【0040】
実施の形態3.
図6は実施の形態3による傾斜部高速エスカレータを表わした説明図である。図6(a)は上部手摺装置35と中間手摺装置39の間の開口部付近を示す側面図である。図6(b)は図6(a)におけるカバー状の固定手摺71aの端部71cの斜視図である。図において、固定手摺71aは手摺の継ぎ目部分および前後の手摺装置端部をカバーするように設置され、固定手摺71aの両端部の表面はそれぞれ継ぎ目から離れるにつれて手摺表面に近づくような斜面71dとなっている。言いかえれば、固定手摺71aはその両端に斜面を有し、その厚みが前後の移動手摺に近づくにつれて薄くなっている。
【0041】
このように構成した場合、実施の形態1と同様の効果が得られる。さらに、端部の斜面71dの作用により、手摺に手を乗せたまま固定手摺71aに差し掛かったとき、指先や手のひらがスムーズに固定手摺上に案内されるので、手摺装置の走行方向の流れに沿ったスムーズな持ち替え動作が可能となる。
【0042】
上記は上部手摺装置35と中間手摺装置39の間について述べたが、下部手摺装置37と中間手摺装置39の間の固定手摺71bについても同様の無端形状とすれば同様の効果が得られる。
【0043】
尚、この実施の形態では、固定手摺71a、71bの形状を主に説明したが、その他の構成については、実施の形態1と同様である。
【0044】
実施の形態4.
次に図示はしないが上述した固定手摺71a、71b、72a、72bについて固定手摺自体の材料あるいは、手が触れる表面部分を上部移動手摺36、下部移動手摺38、中間移動手摺40よりも低い摩擦係数を持つ低摩擦材料で構成する。この場合、移動手摺を掴んだまま固定手摺上に手が乗ったときに前記低摩擦材の効果により手が固定手摺上を滑りやすくなる。
【0045】
または、固定手摺71a、71b、72a、72bについて固定手摺自体の材料あるいは、手が触れる表面部分を上部移動手摺36、下部移動手摺38、中間移動手摺40と同一の摩擦材料で構成するようにしても良い。
【0046】
なお、上述の実施の形態では、手摺装置の動力の伝達をチェーンとスプロケットとの組み合わせにより行ったが、例えばロープ又はベルトとプーリとの組み合わせなど、他の動力伝達機構を用いてもよい。
【0047】
また、上述の実施の形態では、踏段2を駆動する駆動ユニット3を利用して移動手摺36,38,40を駆動したが、駆動ユニット3とは別に、移動手摺36,38,40用の駆動源を用いてもよい。このとき、移動手摺36,38,40をそれぞれ別々の駆動源で駆動しても、共通の駆動源で駆動してもよい。
【0048】
さらに、上述の実施の形態では、3つの手摺装置35,37,39を用いたが、4つ以上の手摺装置を用いたり、手摺装置35,37,39の少なくとも1つの手摺装置を複数に分割したりしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、傾斜部高速エスカレータにおいても、手摺の持ち替え部を表面上つなぐことにより手摺装置の走行方向の流れに沿ったスムーズな持ち替え動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における傾斜部高速エスカレータの側面図である。
【図2】上側乗降口部A、上曲部B、中間傾斜部C付近を拡大した示した側面図である。
【図3】手摺装置の駆動メカニズムを示す概略構成図である。
【図4】手摺装置の継ぎ目の側面図である。
【図5】実施の形態2における手摺装置の継ぎ目の側面図である。
【図6】実施の形態3における手摺装置の継ぎ目の側面図である。
【符号の説明】
1 主枠、2 踏段、35 上部手摺装置、37 下部手摺装置、39 中間手摺装置、36 上部移動手摺、38 下部移動手摺、40 中間移動手摺、71a、71b 固定手摺。
Claims (5)
- 乗り口部、降り口部、及び当該乗り口部と当該降り口との間に位置する中間傾斜部を有する循環路と、
無端状に連結され、上記循環路に沿って循環移動し、且つ上記中間傾斜部における上記踏段の移動速度が上記乗り口部又は上記降り口部での上記踏段の移動速度よりも速い複数の踏段と、
循環移動する無端状の第1の移動手摺を有し、上記乗り口部側又は上記降り口側に配置された第1の手摺装置と、
上記第1の移動手摺よりも速い速度で循環移動する無端状の第2の移動手摺を有し、上記中間傾斜部側に配置された第2の手摺装置と、
上記第1の手摺装置と上記第2の手摺装置との間の開口部に配置された固定手摺とを有することを特徴とする傾斜部高速エスカレータ。 - 上記固定手摺の表面は曲面であり、当該固定手摺の進行方向の曲率は上記開口部付近における上記第1又は第2の移動手摺の表面の曲率と同一又はほぼ同一であることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレータ。
- 上記固定手摺は、上記第1の移動手摺の一部の表面を覆い、且つ上記第2の移動手摺の一部の表面を覆うことを特徴とする請求項1又は2に記載の傾斜部高速エスカレータ。
- 上記固定手摺はその両端に斜面を有し、その厚みが上記第1及び第2の移動手摺に近づくにつれて薄くなっていることを特徴とする請求項3記載の傾斜部高速エスカレータ。
- 上記固定手摺の表面は、上記第1又は第2の移動手摺の表面よりも低い摩擦係数を持つ材料によって構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の傾斜部高速エスカレータ。
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