JP2004215294A - 電流シンク回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接地電位近傍で追従できる電流シンク回路を提供する。
【解決手段】 本発明に係る電流シンク回路は、ダイオード、2つのトランジスタ及びノートン(norton)増幅器を備えている。ダイオードは電源電圧に結合している。第1のトランジスタは接地電位に結合している。差動ペアはダイオードと第1のトランジスタの間に結合している。第2のトランジスタは差動ペアとダイオードに結合され、第1のトランジスタから供給される第1の電流を検出する。第2のトランジスタは第1の電流に応答して第2の電流を供給する。ノートン増幅手段は第1のトランジスタに結合され、第2の電流と基準電流を受信する。ノートン増幅手段は第2の電流及び基準電流に応答して第1のトランジスタを通して第1の電流を制御する。
【選択図】 図8

Description

本発明は電流シンク回路の分野に関する。この明細書にはピーク検出回路が開示されており、本発明の電流シンク回路は、そのピーク検出回路に含まれる比較手段の一部として使用できるものである(段落0016,段落0039など)。
ピーク検出器は、入力信号の最大(ピーク)振幅を判定する装置である。このような回路は一般に入力信号から電荷を蓄積するための保持キャパシタ及び保持キャパシタに対する入力信号の適用を管理する制御回路を備えている。従って制御回路は、保持キャパシタの充電及び放電を制御する。制御回路に関連して、保持キャパシタは充電され、入力信号のピーク値に向かって上昇する電圧を蓄積する。
図1は、NPNトランジスタQ102及び保持キャパシタC102を備えた従来技術のピーク検出器を示す図である。電源電圧VCCはトランジスタQ102のコレクタに与えられている。入力信号100はトランジスタQ102のベースに結合されている。トランジスタQ102のエミッタは入力パッドIP102を通して外部保持(メモリ)キャパシタC102に結合されている。キャパシタC102の第2の端子は接地電位に結合されている。出力電圧VOUT はキャパシタC102の両端で接地電位との間に取り出される。図1に示す回路は、開ループのピーク検出器である。
図1において、入力信号100がキャパシタC102の両端の電圧である出力電圧VOUT とトランジスタQ102のベース・エミッタ間電圧VBEとの合計より高くなると、トランジスタQ102のエミッタは引き上げられる。トランジスタQ102は保持キャパシタC102に電流を供給する。この電流は、入力信号100が出力電圧VOUT とトランジスタQ102のベース・エミッタ間電圧VBEの合計の瞬時値より下に減少するまでキャパシタC102を充電する。トランジスタQ102のベースに与えられた入力信号100がこのレベルより下に落ちると、トランジスタQ102のエミッタ・ベース接合は逆バイアスされる。この状態では、電流はトランジスタQ102を通してキャパシタC102へ流れない。従って、キャパシタC102は、キャパシタC102が充電した電圧である入力信号100の最大値からトランジスタQ102のVBEを差し引いた値を保持する。
この従来技術の回路の欠点は、出力電圧が入力信号のピーク振幅に到達し得ないことである。キャパシタC102に蓄積された出力電圧VOUT は、ピーク入力信号100よりもベース・エミッタ間電圧降下分だけ低い最大電圧レベルを有する。更にまた、トランジスタQ102のベース・エミッタ間電圧降下は、従来技術のピーク検出器を出力信号VOUT の瞬時電圧レベルより上約0.6ボルトより低い入力信号100のピークに対して鈍感にしている。
この従来技術の回路の他の欠点は、トランジスタのベース・エミッタ電圧の変動による出力電圧の不正確さである。トランジスタQ102のベース・エミッタ電圧の変動は温度と電流の変動に起因する。従って、トランジスタQ102のベース・エミッタ電圧によるキャパシタC102の両端のピーク電圧に対するオフセットは、温度とデバイスのベータによって変動する。
図2は他の従来技術のピーク検出器を示す図である。この閉ループのピーク検出器は、演算増幅器OP202、ダイオードD202及び保持キャパシタC102を備えている。入力信号10は演算増幅器OP202の非反転入力に結合されている。演算増幅器OP202の出力は、ダイオードD202の第1の端子に結合されている。ダイオードD202の第2端子はキャパシタC102の第1の端子及び演算増幅器OP202の反転端子に結合されている。キャパシタC102の第2の端子は接地電位に結合されている。出力電圧VOUT はキャパシタC102の両端で与えられる。
入力信号100は演算増幅器OP202を駆動する。一方、演算増幅器OP202は、ダイオードD202を通して保持(メモリ)キャパシタC102を制御する。出力電圧VOUT を閉ループで演算増幅器へフィードバックすることによって、演算増幅器OP202はその出力に出力電圧VOUT よりも1ダイオード降下分高い電圧を与える。演算増幅器OP202は、ダイオードD202によってのみ電流を供給できるユニティ・ゲイン・バッファとして動作する。入力信号100が出力電圧VOUT より下に下がると、ダイオードD202は逆バイアスされ、キャパシタC102への充電電流は流れない。
入力信号100が出力電圧VOUT を超えると、演算増幅器は電圧を生成してダイオードD202を順方向にバイアスする。ダイオードD202が順方向にバイアスされることによって、演算増幅器OP202は電流を供給してキャパシタC102を充電する。この充電電流は、キャパシタC102の両端の電圧を入力信号100と一致するまで上昇させる。この従来技術回路の閉ループは、瞬時出力電圧VOUT が入力信号100と等しくなるとダイオードD202を流れる充電電流をさえぎる。この従来技術の回路においては、ダイオードD202のオフセット電圧の効果は少ない。しかし、この従来技術のピーク検出器はいくつかの欠点を有する。
この従来技術の1つの欠点は、ピーク検出器における演算増幅器の有限のスルー・レート(slew-rate)によるものである。入力信号が出力電圧VOUTよりも低いと、演算増幅器OP202の電圧出力は負の飽和領域に入る。入力信号100が出力電圧VOUT より高くなると、有限のスルー・レートによって、演算増幅器OP202によって生成される電圧が高周波の入力信号100に正確に追従できなくなる。
この従来技術の他の欠点は、バイアス及び漏洩電流による出力電圧の「だれ」(droop) である。演算増幅器OP202のバイアス電流はキャパシタC102を放電させて出力電流VOUT を降下させる。同様に、ダイオードD202の漏洩電流もまた出力電圧VOUT に「だれ」を生ずる。
また、この従来技術の別の欠点は、ダイオードに起因して雑音排除が拙劣であるということである。出力電圧VOUT の瞬時値を超える入力信号100の過渡現象でもダイオードD202を導通させてしまう。このことは、演算増幅器OP202から供給される充電電流が出力電圧VOUTを上昇させるため、出力電圧に誤りを生ずる。従って、この従来技術は雑音排除能力が拙劣である。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を取り除くことである。
本発明はピーク検出の分野に関するものである。この閉ループ回路は、スイッチ手段、比較手段、制御手段、2つの電流源及び保持キャパシタを備えている。スイッチ手段は複数の入力信号を受信する。スイッチ手段は複数の入力信号のうちから選択的に1つの入力信号を比較手段に与える。制御手段は、リセット、ピーク検出及び保持の3つのモードの1つを選択するための第1及び第2の制御信号を受信する。第1及び第2の電流源は制御手段に結合されている。キャパシタは第1及び第2の電流源に結合され、出力信号を生成する。出力信号は比較手段にフォードバック結合されている。比較手段は複数の入力信号のうちの1つが出力信号を超えるときを判定する。比較手段及び第1及び第2の制御信号に応答して、制御手段は第1及び第2の電流源を動作可能及び動作不能にする。
リセット・モードにおいて第2の電流源は、ピーク検出器の出力電圧が基準電圧VREF に放電するまでキャパシタから電流を引き出す。本発明は、出力電圧をVREF の一定レベルに維持する。ピーク検出モードにおいて、第1の電流源は電流を供給し、出力電圧が入力信号の瞬時値に等しくなるまでキャパシタを充電する。本発明は入力信号を利用して出力電圧を入力電圧の最大値に押し上げる。本発明の保持モードにおいて、第1及び第2の電流源は動作不能にされる。電流はキャパシタに供給されることもなくまたキャパシタから排出されることもない。キャパシタは、ほぼ一定の電荷量を維持する。従って、出力電圧はキャパシタに蓄積された入力信号のピーク電圧に等しい。
本発明の比較手段は接地電位近傍に追従する電流シンク(sink)を有する。接地電位近傍に追従するように電流を排出する回路は、ダイオード、2つのトランジスタ及びノートン(norton)増幅器を備えている。ダイオードは電源電圧に結合している。第1のトランジスタは接地電位に結合している。差動ペアはダイオードと第1のトランジスタの間に結合している。第2のトランジスタは差動ペアとダイオードに結合され、第1のトランジスタから供給される第1の電流を検出する。第2のトランジスタは第1の電流に応答して第2の電流を供給する。ノートン増幅手段は第1のトランジスタに結合され、第2の電流と基準電流を受信する。ノートン増幅手段は第2の電流及び基準電流に応答して第1のトランジスタを通して第1の電流を制御する。
閉ループのピーク検出器について説明する。以下の説明において、本発明の十分な説明を行うために数値や外部信号、トランジスタ等の性質のような多くの特定の詳細が記述されている。しかし当業者にはこれらの特定の詳細がなくても本発明が実施され得ることは明らかであろう。また、本発明を不必要に解りにくくしないため、良く知られている機構については詳しい説明を省略した。
閉ループのピーク検出器
図3(A)は本発明の望ましい実施例を示す図であり、スイッチ302、比較器304、ANDゲート306−308、電流源I310−312及び保持キャパシタC102を備えている。入力信号100はスイッチ302の第1の端子に与えられる。基準定電圧VREF はスイッチ302の第2の端子に与えられる。スイッチ302の出力は比較器304の非反転入力に結合している。比較器304の出力は、ANDゲート306の入力及びANDゲート308の反転入力に結合している。ピーク検出制御信号PKDETはANDゲート306の第2の入力に与えられる。リセット制御信号RESETは、ANDゲート308の第2の入力に与えられる。ANDゲート306の出力は電流源I310に与えられる。ANDゲート308の出力は電流源I312に与えられる。電流源I310の第1の端子は電圧源VCCに結合している。電流源I310の第2の端子は、電流源I312の第1の端子、比較器304の反転端子及びキャパシタC102の第1の端子に結合している。電流源I312及びキャパシタC102の第2の端子は接地電位に結合している。出力電圧VOUT は電流源I310とI312の間のノードから与えられる。
図3に示すように、PKDET及びRESET信号は本発明のピーク検出回路に与えられる。この回路はリセット、ピーク検出及び保持の3つのモードで動作する。ピーク検出器は非反転入力をスイッチ302を通して入力信号100(全波整流信号でも可)及び基準電圧VREF に結合する比較器304を備えている。比較器304の出力はANDゲート306及び308に与えられる。上側のANDゲートは入力としてPKDET信号を有し、その出力は電流源I310(IPKDET)を制御する。同様に、RESET信号は電流源I312(IRESET)を制御するANDゲート308に与えられる。出力電圧VOUTは2つの電流源I310及びI312の間のノードから取り出され、フィードバック・ループで比較器304の反転入力に結合している。制御ブロック320はANDゲート306及び308を備えている。
図3(A)はリセット・モードにおける本発明を示す。リセット・モードにおいては、PKDET信号は論理ロー(0)でRESET信号は論理ハイ(1)である。このモードにおいて、スイッチ302は比較器304の非反転入力を基準電圧VREF に結合する。ピーク検出信号PKDETがローなので、ANDゲート306は動作不能になっている。従って電流源I310(IPKDET )は動作不能である。
初期において、キャパシタC102が完全に放電したとき比較器304の出力はハイである。比較器304のハイの出力はANDゲート308に与えられる。ANDゲート308の入力は「否定」になっているので、その出力はローであり、従って電流源I312はオフにされる。これはキャパシタC102を放電された状態に保ち、出力電圧VOUT は接地電位に近い。
出力電圧VOUTが基準電圧VREFよりも高いとき、比較器304は論理ローを出力する。比較器304のロー出力に応答して、ANDゲート308はハイ出力を生成する。ANDゲート308のハイ出力は電流源I312(IRESET )を動作可能にする。電流源I312はキャパシタC102からの電流を、ピーク検出器の出力電圧VOUTがスイッチ302に与えられた基準電圧VREFに放電するまで引き出す。これが起こると、比較器304の出力がハイになり、電流源I312は動作不能にされる。これによって出力電圧VOUTは基準電圧レベルVREFに維持される。
図3(B)は本発明のピーク検出モードを示す図である。このモードにおいては、PKDET信号がハイでRESET信号はローである。また、入力信号100がスイッチ302によって比較器304に与えられる。従ってANDゲート308は動作不能にされ、電流源I312は動作不能になる。入力信号100がキャパシタC102の両端に蓄積された出力電圧VOUT よりも低いとき、比較器304の出力はローである。ANDゲート306の出力は、キャパシタC102を充電する電流源I310を動作不能にする。
入力信号が出力電圧VOUT より高いとき、比較器304の出力はハイとなる。これによって電流源I310は動作可能になる。電流源I310は、入力信号100が出力電圧VOUT の瞬時レベルより下になるまでキャパシタC102を充電する。比較器304はバイアス電流を有しないMOSFET入力比較器である。比較器304は入力信号100を閉ループのフィードバックを用いて電圧VOUT と比較する。
比較器304の出力がハイのとき、電流源I310(IPKDET )は電流を与えて、出力電圧VOUT が入力信号100の瞬時値と等しくなるまでキャパシタC102を充電する。キャパシタC102の両端の出力電圧VOUT はスルー・レート(slew-rate)が限定される。従って、本発明は、電圧VOUTを入力信号の最大値へ押し上げるために入力信号の連続した上向きのローブ(lobe)を必要とすることになる。従って、ピーク検出器モードにおいて、電流源I310は入力信号100が電圧VOUTより高いとき、継続してキャパシタC102を充電し、電圧VOUTを上昇させる。
図3(C)は、本発明の保持モードを示す。PKDET及びRESET信号は両方共ローである。このモードにおいて、スイッチ302は基準電圧VREF を比較器304の非反転入力に結合する。PKDET及びRESET信号がローであることによって、電流源I310及びI312は動作不能となる。従って、電流はキャパシタC102へ供給されることもキャパシタC102から排出されることもなく、キャパシタC102はほぼ一定の電荷量を維持する。従って、出力電圧VOUTはキャパシタC102に蓄積された入力信号のピーク電圧に等しい。
当業者には上述の回路で第4のモードが存在することが明らかであろう。すなわちPKDET=1、及びRESET=1の場合である。このモードにおいては、電流源I310及びI312は両方共動作可能にされる。スイッチ302が電圧VREF を比較器304の非反転入力に与えると、キャパシタC102に対する双方向電流駆動を行う第2のリセット・モードが活性化される。このモードはキャパシタのリセット・レベルをVREF に一層近くし、ある種の応用にはより望ましい。
3つのモードを示すタイミング・ダイヤグラム:
図4は比較器304の非反転入力に与えられた入力電圧及び対応する出力電圧VOUT を示すタイミング・ダイヤグラムである。比較器304の非反転入力における入力電圧は点線で示されている。時間OからT1の間では、PKDET信号がローでRESET信号はハイである。初期において、キャパシタC102は放電されており、従って出力信号VOUT はOボルト(実線で示されている)のレベルである。スイッチ302が比較器304の非反転入力に基準電圧VREF を与えるので、入力電圧はVREF に等しい。図4に示すように、電流源I310及びI312は動作不能になっている。出力電圧VOUT は接地電位近くに維持される。
時間T1とT3の間では、本発明はピーク検出モードで動作する。図3(B)に示すように、PKDET信号はハイでRESET信号はローである。このモードでは、比較器304の非反転入力は入力信号100に結合される。図4において、入力信号100(破線で示す)は全波整流電圧信号である。図はこの時間間隔において入力信号100に6つのローブがあることを示している。
時間T1では、出力電圧VOUTは0ボルトに等しい。時間T1とT2の間では、比較器304の非反転入力に与えられた入力信号100は出力信号VOUT より大きい。従って比較器304のハイ出力は電流源I310を動作可能にする。電流源I310は、キャパシタC102を充電する。図4において、時間T1とT2の間では、出力電圧VOUT は入力信号100の3つのローブに応答して直線的に上昇する。
時間T2において瞬時電圧VOUT は入力信号100の最低レベルに上昇する。これに応答して、比較器304の出力はローになる。比較器304のロー出力は電流源I310を動作不能にする。電流源I310とI312が動作不能になると、ピーク検出器の出力電圧VOUTは、一定レベルに保持される。出力電圧VOUTは、比較器304に与えられた電圧が出力電圧を超えるまで一定に維持される。時間T2とT3の間では、出力電圧VOUT は電流源I310を用いてキャパシタC102を充電することにより交互に上昇する。
時間T3では、ピーク検出器はPKDET及びRESET信号をローにセットすることによって保持モードに切り替わる。両電流源I310及びI312(IPKDET及びIRESET)は動作不能にされる。保持モード中、スイッチ302は、一定レベル(点線で示す)で示される基準定電圧VREF に結合される。図4において、時間T3とT4の間では、出力電圧VOUTは一定レベルV1(0≦V1≦VMAX)に維持される。
時間T4では、本発明のピーク検出器はリセット・モードで動作する。PKDET信号はローでRESET信号はハイである。PKDET信号をゼロにセットすることによって電流源I310は動作不能となる。スイッチ302は、比較器304の非反転入力を基準定電圧VREF に結合する。図4に示すように、出力電圧VOUT(実線)はV1の値を有する。出力電圧VOUTはVREFと等しい比較器304の入力電圧(点線で示す)よりも高い。比較器304は論理ローを出力する。従ってキャパシタC102を放電させる電流源I312(IRESET )を動作可能にする。出力電圧VOUTはV1 のレベルからVREFへ直線的に下降する。
時間T5で、VOUT は比較器304に結合された基準電圧VREFに到達する。一方、比較器304の出力はハイに上昇し、従って電流源I312を動作不能にする。時間T5とT6の間では、出力電圧VOUTは一定レベルVREFを有する。
時間T6において、本発明は図3(B)に示すように、ピーク検出器モードで動作する。時間T6とT7の間では、入力信号100は比較器304の非反転入力に結合される。図4において、この期間に入力信号100の6つのローブが存在する。入力信号100が出力電圧VOUT より高いとき、比較器304の出力はハイになる。このことは、ピーク検出電流源I310を動作可能にする。電流源I310は、入力信号100が出力電圧VOUT の瞬時値より下に下降するまでキャパシタC102を充電する。時間T7より前に、電流源I310は、出力電圧VOUT を入力信号100のピーク値まで充電する(図4に示す)。
時間T7で、本発明はPKDET及びRESET信号がローである保持モードで動作する。このことは、電流源I310及びI312を動作不能にし、保持キャパシタC102への電流供給も電流排出もしない。従って図4において、出力電圧VOUTは時間T7後ではVMAXのピーク値に止まる。
本発明は低オフセット電圧で、増幅器スルー・レート制限のない且つ雑音排除能力に優れた閉ループのピーク検出を提供する。保持キャパシタC102に蓄積されたピーク電圧は、ANDゲート306に適用されたピーク検出信号のタイミングによって影響されない。ピーク検出器はまた自分自身をオフにする。従って、外部の論理タイミングは重要ではない。更に本発明の利点は、電流源駆動によって優れた雑音排除能力を提供することである。別の利点は、ピーク検出器の正確さが比較器のオフセット電圧によって決定されることである。チャネル間に整合用時定数は必要ない。本発明の更に別の利点は、MOSFET入力比較器が最小の入力バイアス電流を有することである。従って、比較器304の反転入力によって保持キャパシタC102から殆ど電荷が排出されない。更に本発明の別の利点は、演算増幅器のスルー・レート/クランプの問題がないことである。またリセット電圧が常にVREF電圧と等しいか又はそれ以下であることも利点である。
図5は、本発明によるピーク検出を示すタイミング・ダイアグラムである。時間ゼロとT1の間では、本発明は保持モードで動作し、出力電圧は実線で示す2.7ボルト近くの一定レベル(実線)である。時間T1において、入力信号100は比較器304の非反転入力に結合される。入力信号は点線で示されている。図5に示すように、出力電圧VOUT (実線)は、入力信号100の瞬時値が出力電圧VOUT より下に降下するまで直線的に上昇する。従って時間T5において、入力信号は出力電圧VOUTを最大値VMAX(入力信号のピーク電圧)に到達せしめる。
接地電位付近の追従範囲の電流シンク:
本発明は差動トランジスタに関する向上した電圧追従電流源を提供する。この回路はピーク検出器で用いられる。この技術分野でよく知られているように、集積回路(IC)は一般に差動対のトランジスタに対して動作電流を供給するために電流源を必要とする。
図6は、差動対に対する従来技術の電流源を示す図である。抵抗R102及びR104の第1の端子は電源電圧VCCに結合している。抵抗R102及びR104の第2の端子は、それぞれNPNトランジスタQ102及びQ104のコレクタに結合している。トランジスタQ102及びQ104のベースは入力信号を受信する。トランジスタQ102及びQ104のエミッタは共に電流源I102の第1の端子に結合している。電流源I102の第2の端子は接地電位に結合されている。電流源I102は一定の電流IS を流す。
図6に示す電流源I102は、図7に示す従来技術で実施されている。電流源I102は、NPNトランジスタQ202、抵抗R202及び電圧源206から成る。トランジスタQ202のコレクタは、トランジスタQ102及びQ104のエミッタに結合している。トランジスタQ202のベースは、VBIASの値を有する電圧源206に結合している。トランジスタQ202は、エミッタを抵抗R202を通して接地電位に結合している。
図7に示す従来技術機構の欠点は、電流源I102に対して、低電圧域における電圧追従に制約があることである。抵抗R202の両端の電圧降下VRES はおおよそトランジスタQ202のベース・エミッタ電圧の半分である。公称ベース・エミッタ電圧VBE0.6ボルトに関して、抵抗R202の両端の電圧VRES はおよそ0.3ボルトである。従って、トランジスタQ202のコレクタにおける電圧追従の下限はおよそ0.4ボルト(VRES +0.1ボルト)である。このことは、トランジスタQ102及びQ104のベースにおいてコモン・モード電圧に制約を生ずる。コモン・モード電圧の下限は、0.4ボルトとトランジスタQ102又はQ104のVBEの合計よりも低いことが望ましい。
図8は、本発明による差動対と共に使用される改良された電流シンクを示す。差動対は本発明の比較回路で用いられる。本発明の電流シンクは、図7に示す従来技術のエミッタ抵抗電圧降下がなく、接地電位近くの追従域を達成している。
図8において、ダイオードD302の第1の端子は電源電圧VCCに結合している。ダイオードD302の第2の端子は、抵抗R102及びR104の第1の端子に結合しており、更にPNPトランジスタQ302のベースに結合している。抵抗R102及びR104の第2の端子は、それぞれトランジスタQ102及びQ104のコレクタに結合している。入力信号はトランジスタQ102及びQ104のベースに与えられる。トランジスタQ102及びQ104のエミッタは共にトランジスタQ202のコレクタに結合している。トランジスタQ202のエミッタは接地電位に結合している。トランジスタQ302のエミッタはVCCに結合している。トランジスタQ302のコレクタはノートン(Norton)増幅器U306の非反転入力に結合している。一定値IREF を有する基準電流I302は、ノートン増幅器U306の反転入力に与えられる。ノートン増幅器U306の出力は、トランジスタQ202のベースに与えられる。
トランジスタQ202のコレクタ電流の値は差動対(トランジスタQ102及びQ104から成る)上でサンプリングされ、トランジスタQ302のコレクタにミラー(mirror)される。トランジスタQ302のコレクタはノートン増幅器U306の非反転入力に結合している。ノートン増幅器の反転入力は、基準電流I302に結合している。当技術分野で良く知られているように、ノートン増幅器は、2つの電流を入力とする電流差増幅器であり、入力電流の差に対応する電圧出力を供給する。
トランジスタQ302のコレクタ電流が基準電流I302より大きいとき、ノートン増幅器U306は負の誤差電圧を生成する。この誤差電圧は、トランジスタQ302の電流が基準電流I302と一致するまでトランジスタQ202のベース電圧を減少させる。トランジスタQ302の電流が基準電流I302より小さいとき、ノートン増幅器U306の出力電圧は上昇する。このことは、トランジスタQ202によって流される電流I302と一致するまで増加させる。接地電位付近の追従は、図7に見られる抵抗R202を取り除くことによって達成され、フィードバック・ループを用いることによって高出力インピーダンスが実現される。従って、本発明は、従来技術の直列フィードバック抵抗をノートン増幅器のフィードバック・ループで置き換え、接地電位付近の追従を達成している。
図9は本発明の望ましい実施例を示す詳細図である。この回路は接地電位付近の電圧追従を有する電流シンクを備えた閉ループのピーク検出器である。この装置は、スイッチ・ブロック302、制御ブロック320、差動増幅器980、レベル・シフト段984、第2の増幅段986、バイアス回路982、電流源972及び974及びキャパシタC102を備えている。接地電位付近の電圧追従を有する電流シンクはノートン増幅器306及び電流ミラー970を備えている。差動増幅器980及びレベル・シフト段984は図3(A)の比較器304に対応する。同様に、電流源974及び電流シンク972は、第2の増幅段986と共に、それぞれ図3(A)の電流源I310及びI312に対応している。
制御ブロック320は、インバータI902及びI904、NANDゲートA902及びFET M906、M908、M910を有する。RESET信号はインバータI902の入力に結合している。インバータI902の出力は、NANDゲートA902の第1入力及びFET M908及びM910のゲート電極に結合している。電流シンク972はFET M908及びM910を含む。PKDET信号は、制御ブロック320のNANDゲートA902の第2の入力に与えられる。NANDゲートA902の出力は、インバータI904の入力とスイッチ・ブロック302に結合している。具体的には、NANDゲートA902の出力は、伝送ゲートT904,T908の非反転制御入力及び伝送ゲートT902とT906の反転制御入力に結合している。インバータI904の出力は、PMOS FET M906のゲート及びスイッチ・ブロック302に結合している。具体的には、インバータI904の出力は、伝送ゲートT902,T906の非反転制御入力及び伝送ゲートT904とT908の反転制御入力に結合している。制御ブロック320のPMOS FET M906は電流源974に含まれている。
スイッチ・ブロック302は、アナログ伝送ゲートT902−T908を有する。伝送ゲートT904の入力は接地電位に接続されている。入力信号100は伝送ゲートT902の入力に与えられる。伝送ゲートT902の出力は、伝送ゲートT904の出力及び伝送ゲートT906の入力に結合している。基準電圧VREF は、伝送ゲートT908の入力に与えられる。伝送ゲートT906及びT908の出力は、差動増幅器980のFET M902のゲート電極に結合している。
差動増幅器980は差動増幅器980に対する入力であるFET M902及びM904を含む。FET M902及びM904のドレインは電源電圧VCCに結合している。FET M902のソースは、トランジスタQ908のベース及びトランジスタQ912のコレクタに結合している。同様に、FET M904のソースは、トランジスタQ910のベース及びトランジスタQ914のコレクタに結合している。トランジスタQ908及びQ910は共通エミッタを有する差動対である。抵抗R920及びR922はそれぞれ接地電位とトランジスタQ912及びQ914のエミッタとの間に結合している。トランジスタQ912及びQ914のベースは、トランジスタQ916−Q922のベースに結合している。
トランジスタQ908及びQ910のコレクタは、それぞれトランジスタQ904及びQ906のエミッタに結合している。カスコード(cascode )接続されたトランジスタQ904及びQ906のベースは、バイアス回路982のトランジスタQ932のエミッタに結合している。トランジスタQ904及びQ906のコレクタは、それぞれ抵抗R902及びQ904の第1端子に結合している。トランジスタQ904及びQ906のコレクタは、それぞれ差動増幅器980の電圧出力を提供し、レベル・シフト段984のトランジスタQ938及びQ940のベースに結合している。抵抗R902及びR904の第2端子は、共に結合され、ダイオード接続されたPNPトランジスタQ902を通して電源電圧VCCに結合している。
ダイオード接続されたトランジスタQ902は図8のダイオードD302に対応する。トランジスタQ902のベースは、トランジスタQ902のコレクタ及びPNPトランジスタQ934のベースに結合している。トランジスタQ902のコレクタは、差動増幅器980の抵抗R902及びR904の第2端子に結合している。トランジスタQ902のエミッタは、電源電圧VCCに結合している。差動増幅器980を流れる電流IAMP は、ダイオード接続されたトランジスタQ902のコレクタでPNPトランジスタQ934によってミラー(mirror)される。PNPトランジスタQ934はそのコレクタから電流IINをノートン増幅器306(以下に説明する)に供給する。トランジスタQ934のエミッタは電源電圧VCCに結合している。PNPトランジスタQ934は図8のトランジスタQ302に対応する。
図9において、バイアス回路982は破線内に示されている。トランジスタQ932のコレクタは電源電圧VCCに結合している。トランジスタQ932のベースはトランジスタQ936のベースに結合している。トランジスタQ936はダイオード接続されている。トランジスタQ936のベースは、トランジスタQ936のコレクタに結合している。抵抗R914は電源電圧VCCとトランジスタQ936のコレクタの間に結合している。トランジスタQ936のエミッタは抵抗R910の第1端子に結合している。抵抗R910の第2端子は、NPNトランジスタQ924のベースとNPNトランジスタQ918のコレクタに結合している。トランジスタQ924のコレクタは、電源電圧VCCに結合している。トランジスタQ924のエミッタは、トランジスタQ912ないしトランジスタQ922のベースに結合している。トランジスタQ916及びQ918は電流ミラーを形成する。抵抗R924及びR926は、それぞれ接地電位とトランジスタQ916及びQ918のエミッタとの間に結合している。トランジスタQ916のコレクタはトランジスタQ928のコレクタに結合している。
PNPトランジスタQ928はダイオード接続されている。トランジスタQ928のベースは、そのコレクタに結合している。PNPトランジスタQ928のベースは、PNPトランジスタQ926及びQ930のベースに結合している。PNPトランジスタQ926はバイアス電流IBIASをそのコレクタから電流ミラー976(以下に説明する)に供給する。抵抗R906は、NPNトランジスタQ932のエミッタとPNPトランジスタQ926のエミッタの間に結合している。同様に、抵抗R908及びR912は、それぞれトランジスタQ932のエミッタとPNPトランジスタQ928及びQ930のエミッタとの間に結合している。PNPトランジスタQ930のコレクタは、基準電流IREF をノートン増幅器306(以下に説明)に供給する。バイアス回路982は、差動増幅器980のカスコード接続されたトランジスタQ904及びQ906にバイアス電圧を与える。またバイアス回路982はまた、別のバイアス電圧をレベル・シフト段984のトランジスタQ920及びQ922に与える。更にバイアス回路982は、基準電流IREF及びバイアス電流IBIAS をノートン増幅器306及び電流ミラー970に与える。
レベル・シフト段984は差動増幅器980から出力信号を受信する。具体的には、トランジスタQ938及びQ940のベースは、それぞれカスコード接続されたトランジスタQ904及びQ906のコレクタに結合している。NPNトランジスタQ938及びQ940のコレクタは電源電圧VCCに結合している。トランジスタQ938及びQ940のエミッタは、それぞれダイオード接続されたトランジスタQ942及びQ944に結合している。トランジスタQ942及びQ944のベースは、それぞれ各トランジスタQ942及びQ944のコレクタに接続している。トランジスタQ942及びQ944のエミッタは、それぞれトランジスタQ920及びQ922のコレクタに結合している。抵抗R928及びR930は、それぞれ接地電位とトランジスタQ920及びQ922のエミッタとの間に結合している。レベル・シフト段984のダイオード接続されたトランジスタQ942及びQ944のエミッタは、それぞれ第2の増幅段986のトランジスタQ952及びQ950のベースに結合している。従って、レベル・シフト段984のトランジスタQ942及びQ944のエミッタは、第2の増幅段986に対して出力信号を供給する。
第2の増幅段986は差動対Q950及びQ952を備えている。トランジスタQ950及びQ952のエミッタは、共にトランジスタQ954のコレクタに結合している。抵抗R932は、トランジスタQ954のエミッタと接地電位の間に結合している。トランジスタQ954は、トランジスタQ954のベースに結合している電圧VPKBIASによってバイアスされる。トランジスタQ954及び抵抗R932は従来技術の電流源である。第2の増幅段986のトランジスタQ952のコレクタ電流は、電流シンク972の電流ISINKを制御する。同様に、第2の増幅段986のトランジスタQ950のコレクタ電流は、電流源974の電流ISOURCEを制御する。
電流シンク972は、第2の増幅段986のトランジスタQ952のコレクタに結合している。具体的には、NPNトランジスタQ946のコレクタは、第2の増幅段986のNPNトランジスタQ952のコレクタに結合している。抵抗R938は、電源電圧VCCとトランジスタQ946のエミッタとの間に結合している。抵抗R942の第1端子は、トランジスタQ946のベースに結合している。抵抗R942の第2端子は、トランジスタQ946のコレクタ及びトランジスタQ948のベースに結合している。抵抗R940は、電源電圧VCCとトランジスタQ948のエミッタとの間に結合している。従って、第2の増幅段986のトランジスタQ952によって流される電流に比例する電流がトランジスタQ948のコレクタから供給される。トランジスタQ948のコレクタは、トランジスタQ956のコレクタ及びトランジスタQ958のベースに結合している。トランジスタQ958のコレクタは、電源電圧VCCに結合している。抵抗R934は、トランジスタQ956のエミッタと接地電位との間に結合している。トランジスタQ958のエミッタは、トランジスタQ956及びQ960のベースに結合している。抵抗R936は、接地電位とトランジスタQ960のエミッタとの間に結合している。トランジスタQ956及びQ960は電流ミラーを形成する。従って、トランジスタQ960は、トランジスタQ946のコレクタから供給される電流に比例する電流ISINKを流す。電流シンク972のトランジスタQ960のコレクタは、差動増幅器980のFET入力M904(ゲート)、電流源974及びキャパシタC102に結合している。
電流シンク972は、更に制御ブロック320のFET M908及びM910を含む。FET M908のドレインは、トランジスタQ958のベースに結合している。FET M908及びM910のゲートは、共にインバータI902の出力に結合している。FET M910のドレインは、トランジスタQ958のエミッタ及びトランジスタQ956とQ960のベースに結合している。FET M908及びM910のソースは、接地電位に結合している。
電流源974のPNPトランジスタQ962のコレクタは、第2の増幅段986のNPNトランジスタQ950のコレクタに結合している。抵抗R940は、電源電圧VCCとPNPトランジスタQ962のエミッタとの間に結合している。抵抗R948の第1端子は、トランジスタQ962のベースに結合している。抵抗R948の第2端子は、トランジスタQ962のコレクタ及びPNPトランジスタQ964のベースに結合している。抵抗R946は、電源電圧VCCとトランジスタQ964のエミッタとの間に結合している。電流源974のトランジスタQ962及びQ964は、電流ミラーを形成する。
電流源974は、制御ブロック320のFET M906を含む。制御ブロック320のインバータI904の出力は、FET M906のゲートに結合している。FET M906のドレインは、トランジスタQ964のベースに結合している。FET M906のソースは、電源電圧VCCに結合している。
キャパシタC102は、トランジスタQ964のコレクタと接地電位との間に結合している。電流源974のトランジスタQ964は、第2の増幅段986のトランジスタQ950によって流される電流に比例する出力電流ISOURCEを供給する。
バイアス回路982のPNPトランジスタQ930のコレクタは、電流IREF をノートン増幅器306に供給する。具体的には、トランジスタQ930のコレクタは、NPNトランジスタQ976のコレクタに結合している。トランジスタQ976はダイオード接続されている。トランジスタQ976のベースは、トランジスタQ976のコレクタ及びトランジスタQ974のベースに結合している。トランジスタQ974及びQ976のエミッタは、接地電位に結合している。キャパシタC902の第1端子は、トランジスタQ974及びQ976のベースに結合している。キャパシタC902の第2端子は、トランジスタQ974のコレクタ及びトランジスタQ972のベースに結合している。抵抗R918は、トランジスタQ972のエミッタと接地電位との間に結合している。トランジスタQ934のコレクタは、電流IINをトランジスタQ974のコレクタ、トランジスタQ972のベース及びキャパシタC902の第2端子に供給する。電流IINは差動増幅器980を流れる電流に比例する。ノートン増幅器は、入力電流IINをトランジスタQ934から受信し、基準電流IREF をバイアス回路982のトランジスタQ930から受信する。
トランジスタQ972のコレクタは、電流ミラー976のトランジスタQ970のコレクタに結合しているノートン増幅器306の出力を提供する。バイアス回路982のトランジスタQ926はバイアス電流IBIASを電流ミラー976及びノートン増幅器306の出力に供給する。バイアス回路982のトランジスタQ926のコレクタは、トランジスタQ972のコレクタ、トランジスタQ966のベース及びトランジスタQ970のコレクタに結合している。電流ミラー976のトランジスタQ966のコレクタは、電源電圧VCCに結合している。トランジスタQ966のエミッタは、トランジスタQ968とQ970のベース及び抵抗R916の第1端子に結合している。トランジスタQ968とQ970のエミッタ及び抵抗R916の第2端子は、接地電位に結合している。電流ミラー976のトランジスタQ968のコレクタは、差動増幅器980のトランジスタQ908及びQ910のエミッタに結合している。トランジスタQ968は、定電流IAMPを流す。電流ミラー976は、図8のトランジスタQ202を置き換えたものである。
図9に示すように、PKDET及びRESET信号は、本発明の制御ブロック320に与えられる。閉ループのピーク検出器は、リセット、ピーク検出及び保持の3つのモードで動作する。ピーク検出器は、スイッチ・ブロック302を通して入力信号100(全波整流信号で良い)又は基準電圧VREF に結合する非反転入力(FET M902)を有する差動増幅器980を備えている。キャパシタC102の両端の出力電圧VOUT は、フィードバック・ループで差動増幅器980の反転入力(FET M904)に結合している。差動増幅器980のトランジスタQ904及び906は、バイアス回路982のトランジスタQ932のエミッタの電圧でバイアスされている。差動対Q908及びQ910を有するトランジスタQ904及びQ906のカスコード構成は、トランジスタQ904及びQ906のコレクタにおいて高出力インピーダンスを提供する。このことはまた、トランジスタQ908及びQ910における好ましくない高周波フィードバックを防止する。
電流ミラー976は、トランジスタQ908及びQ910に定電流IAMP を流す。FET M902及びM904のゲートに与えられる電圧の間のアンバランスによって、トランジスタQ908及びQ910を流れる電流が支配される。このことは、レベル・シフト段984に対する出力であるカスコード・トランジスタQ904及びQ906のコレクタ電圧の間に電位差を生ずる。FET M902及びM904のゲート電圧が等しいとき、電流IAMP は、トランジスタQ908及びQ910に等しく(IAMP /2)分かれる。このことは、レベル・シフト段984のトランジスタQ938及びQ940のベースに等しい電圧を与える。
バイアス回路982は、差動増幅器980及びレベル・シフト段984に対してバイアス電圧を与える。バイアス回路982はまた、電流IREF 及びIBIASをノートン増幅器306及び電流ミラー976に与える。ダイオード接続されたトランジスタQ936及びQ918及び抵抗R910,R914及びR926は、バイアス回路982における安定した動作電流を確立する。トランジスタQ918のベース電圧は、釣り合った電流を差動増幅器980のトランジスタQ912及びQ914、レベル・シフト段984のトランジスタQ920及びQ922及びバイアス回路982のトランジスタQ916にバイアスする。トランジスタQ932は、差動増幅器980のカスコード接続されたトランジスタQ904及びQ906をバイアスするエミッタ電圧を生成する。トランジスタQ932のエミッタ電圧はまた、バイアス回路982における他の電流源のための既知の電圧を設定する。
バイアス回路982はトランジスタQ928を含む別の電流ミラー回路を備えている。トランジスタQ916は、トランジスタQ928及び抵抗R908に既知の電流を生成し、従って、トランジスタQ930及びQ926に既知に電流IREF及びIBIASを生成する。電流IREF及びIBIASは、トランジスタQ926及びQ930のベースに適用されるトランジスタQ928のベース電圧に応答して生成される。トランジスタQ930のコレクタは、電流IREF をノートン増幅器306に供給する。同様に、トランジスタQ926のコレクタは、電流IBIASを電流ミラー976に供給する。
トランジスタQ934、ノートン増幅器306及び定電流IBIASは、接地電位付近の電圧追従を有する電流ミラー976によって流される定電流IAMP を維持するために用いられるフィードバック・ループを形成する。ダイオード接続されたトランジスタQ902は、差動増幅器980における電流IAMP をサンプリングする。一方、トランジスタQ934は、IAMP に比例する電流IINをノートン増幅器306に供給する。ノートン増幅器306は、基準電流IREF をバイアス回路982から受信する。ノートン増幅器306は、電流IREF を(トランジスタQ976を通して)トランジスタQ974にミラーする。キャパシタC902は、ノートン増幅器306が本発明における接地電位付近の電圧追従を有する電流シンクのフィードバック・ループ内に含まれるので、周波数の安定性を提供する。電流IIN(トランジスタQ934から供給される)とトランジスタQ974を流れる固定電流IREF との差がトランジスタQ972をバイアスする。トランジスタQ972は、エミッタ変形構成(R918)である。
電流IN とIREFとの差は、電流ミラー976によって流される電流IAMPを変調する。トランジスタQ972に対するバイアス電流の変化は、トランジスタQ972のコレクタ電流を変動させ、PNPトランジスタQ934によって供給される固定電流IBIASから電流ΔIを引き出す(一般に、電流IBIASは、ノートン増幅器が電流ミラー976に接続されていないとき、電流IREF より20%大きい)。トランジスタQ966は、トランジスタQ968及びQ970のベースをバイアスする。トランジスタQ970を流れる電流(IBIASーΔI)は、トランジスタQ968によって流される電流IAPM を決定する。従って、ノートン増幅器306の出力は、電流IINとIREF1の差に応答して電流ミラー976によって流される電流IAMP を変調する。電流IINは、トランジスタQ902によってサンプリングされた差動増幅器980を流れる電流IAMP に応答して供給される。
トランジスタQ918のベース電圧は、レベル・シフト段984のトランジスタQ920及びQ922をバイアスして、固定した等しい電流をトランジスタQ920及びQ922に生成する。トランジスタQ904及びQ906のコレクタ電圧は、トランジスタQ938及びQ940のベースに適用される。レベル・シフト段984は、トランジスタQ904及びQ906のコレクタ電圧を、ダイオード接続されたトランジスタQ942及びQ944のエミッタで、2つのベース・エミッタ電圧降下分(2VBE)だけ下へ移動させる。レベル・シフト段984のトランジスタQ942及びQ944のエミッタ電圧は、それぞれ第2の増幅段986の差動対トランジスタQ952及びQ950のベースをバイアスする。トランジスタQ954は、バイアス電圧VPKBIASによってバイアスされ、トランジスタQ954によって流される定コレクタ電流を生成する。バイアス電流VPKBIASは、トランジスタQ954のコレクタ電流をセットするためのディジタル−アナログ変換器(DAC)から受信した電圧で良い。
トランジスタQ954の定コレクタ電流は、トランジスタQ942及びQ944のエミッタ電圧の差に従ってそれぞれトランジスタQ952及びQ950のエミッタから流される。トランジスタQ952のコレクタ電流に比例する電流は、PNPトランジスタQ946及びQ948を有する電流ミラーのトランジスタQ948のコレクタによって供給される。トランジスタQ952のコレクタ電流は、トランジスタQ956及びQ960を有する電流ミラーに与えられる。トランジスタQ958のエミッタは、トランジスタQ956及びQ960をバイアスする。電流シンク972のトランジスタQ960のコレクタは、キャパシタC102に結合している。トランジスタQ948のコレクタ電流は、トランジスタQ956及びQ960によってミラーされ、電流ISINKを生成する。
FET M908のドレインは、トランジスタQ958のベースに結合している。同様に、FET M910のドレインは、トランジスタQ956及びQ960のベースに結合している。RESET信号がローのとき、制御ブロック320のインバータI902の出力はハイである。インバータI902のハイ出力は、FET M908及びM910を動作可能にし、従ってトランジスタQ956、Q958及びQ960のベースを接地電位に引き込む。これは、トランジスタQ956及びQ960を有する出力電流ミラーを動作不能にする。電流シンク972の出力(トランジスタQ960のコレクタ)は、低漏洩電流状態に置かれる。RESET信号がハイのとき、電流シンク972は上述のように動作する。トランジスタQ960は、ISINKを第2の増幅段986のトランジスタQ952及びQ950のベース電圧の差に応答して流す。
トランジスタQ950のコレクタ電流に比例する電流は、PNPトランジスタQ962及びQ964を有する電流ミラーのトランジスタQ964のコレクタによって供給される。電流源974のトランジスタQ964のコレクタは、キャパシタC102に結合している。トランジスタQ964のコレクタは、電流ISOURCEをキャパシタC102に供給する。トランジスタQ964は、ISOURCEを第2の増幅段986のトランジスタQ952及びQ950のベース電圧の差に応答して供給する。
PMOS FET M906のドレインは、トランジスタQ964のベースに結合している。RESET信号がハイ及び/或いはPKDET信号がローのとき、制御ブロック320のインバータI904の出力はローである。インバータI904のロー出力は、FET M906を動作可能にし、トランジスタQ964のベースを電源電圧VCCに引き上げる。これはトランジスタQ964を動作不能にする。電流源974の出力(トランジスタQ964のコレクタ)は、低漏洩電流状態に置かれる。RESET信号がローで、PKDET信号がハイのとき、電流シンク974は上述のように動作する。
図9に示すように、PKDET及びRESET信号は、本発明のピーク検出回路に与えられる。この回路は、リセット、ピーク検出及び保持の3つのモードで動作する。PKDET及びRESET信号は、スイッチ・ブロック302及び電流シンク972と電流源974を制御する。表1は、差動増幅器980の入力電圧VIN(FET M902のゲート)及びPKDET及びRESET信号に応答した電流シンク972と電流源974の状態を表したものである。
表1
モード PKDET RESET IN 電流シンク972 電流源974
保持 0 0 VREF 動作不能 動作不能
ピーク検出 1 0 入力信号100 動作不能 動作可能
リセット 0 1 VREF 動作可能 動作不能
任意モード 1 1 VREF 動作可能 動作不能
表1に示すように、RESET信号は、PKDET信号を無効にする。従って、両方の信号が論理ハイのとき、図9の閉ループ・ピーク検出器は、リセット・モードに保たれる。
図9を参照すると、リセット・モードにあるとき、スイッチ・ブロック302は、差動増幅器980のFET M902のゲートを基準電圧VREF に結合している。電流源974は動作不能にされ、電流シンク972は動作可能にされる。出力電圧VOUTが基準電圧VREFより高いとき、正の電位差がトランジスタQ904及びQ906のコレクタ間に生成される。このコレクタ間の電位差は、トランジスタQ950よりもトランジスタQ952に多くの電流を流す。しかし、リセット・モードでは、電流源974は、低漏洩電流状態で動作不能である。従って、釣り合った電流ISINKが電流シンク972によって流され、キャパシタC102を放電させる。インバータI902のロー出力は、電流シンク972を動作可能にする。電流シンク972は、ピーク検出器の出力電圧VOUT がFET M902のゲートに与えられた基準電圧VREF よりやや低い値に放電されるまでキャパシタC102から電荷を引き出し続ける。これが起こると、差動増幅器980によって出力されるトランジスタQ904及びQ906のコレクタの電位差は負になる。これは、出力電圧VOUTを一定の基準電圧レベルVREFに維持する。
ピーク検出モードにあるとき、PKDET信号はハイでRESET信号はローである。入力信号100は、スイッチ・ブロック302によってFET M902に与えられる。制御ブロック320のインバータI902の出力はハイであり、電流シンク972を動作不能にする。入力信号100がキャパシタC102に蓄積された電圧VOUT よりも低いとき、トランジスタQ904及びQ906のコレクタの正の電位差は、第2の増幅段986のトランジスタを流れる電流をゼロに減少させる。一方、トランジスタQ964によってミラーされる電流はゼロになり、キャパシタC102の充電を防止する。入力信号100が出力電圧VOUT を超えると、トランジスタQ904及びQ906のコレクタの負の電位差は、第2の増幅段986のトランジスタQ950を流れる電流をオンに切り替える。電流源974は、キャパシタC102を、入力信号100が出力電圧VOUT の瞬時レベルより下に減少するまで充電する。差動増幅器980は、バイアス電流を必要としないMOSFET入力比較器を有する。差動増幅器980は、入力信号100を閉ループ・フィードバックを用いて電圧VOUT と比較する。
トランジスタQ904及びQ906のコレクタの電位差が負の時、電流源974は、電流ISOURCE を与えて、出力電圧VOUTが入力信号100の瞬時値と等しくなるまでキャパシタC102を充電する。キャパシタC102の両端の出力電圧VOUT は、スルー・レート制限がある。従って、本発明は、出力電圧を入力信号100の最大値へ押し上げるのに入力信号100の連続した正のローブを必要とする。従って、ピーク検出モードでは、電流源974は、入力信号100が電圧VOUTを上まわるとき、キャパシタC102を継続して充電し、電圧VOUTを上昇させる。
本発明の保持モードでは、PKDET及びRESET信号は両方ともローである。このモードに置いて、スイッチ・ブロック302は、基準電圧VREF を差動増幅器980のFET M902に結合する。PKDET及びRESET信号がローであることによって、電流シンク972及び電流源974は動作不能となる。従って、電流は、キャパシタC102に供給されないし、またキャパシタC102から排出されず、キャパシタC102はほぼ一定量の電荷を維持する。従って、出力電圧VOUT は、キャパシタC102に蓄積された入力信号100のピーク電圧に等しい。
3つのモードを示すタイミング・ダイヤグラム:
図4は、差動増幅器980のFET M902に適用された入力電圧及び対応する出力電圧信号VOUT を示すタイミング・ダイヤグラムである。FET M902での入力電圧は点線で示されている。時間0からT1の間では、PKDET信号はローでRESET信号はハイである。初期に置いて、キャパシタC102は放電されており、従って出力電圧VOUT は0ボルトのレベルを有する(実線で示す)。スイッチ・ブロック302がFET M902に電圧VREF を与えるので、入力電圧VINはVREF に等しい。図4に示すように、電流源974は動作不能である。電流シンク972は、電流IAMP が第2の増幅段986のトランジスタQ950を通して支配されるので電流を流さない。出力電圧VOUT は接地電位付近に維持される。
時間T1とT3の間では、本発明はピーク検出モードで動作する。図3(B)に示すように、PKDET信号はハイでRESET信号はローである。このモードでは、FET M902は、入力信号100に結合している。図4において、入力信号100(破線で示す)は、全波整流電圧信号である。図はこの時間間隔に入力信号100の6つのローブを示している。
時間T1で、出力電圧VOUT は0ボルトに等しい。時間T1とT2の間では、FET M902に与えられる入力信号100は、FET M904に与えられる出力信号VOUT よりも大きい。このことは、差動増幅器980のトランジスタQ904よりもトランジスタQ906のコレクタで大きな電圧を生成する。電流源974は、トランジスタQ950によって流される電流に応答してキャパシタC102を充電する。図4において、出力電圧VOUT は、時間T1とT2の間では入力信号100に応答して上昇する。
時間T2で、瞬時電圧VOUT は、入力信号100の最小レベルに上昇する。差動増幅器980は、トランジスタQ904及びQ906のコレクタで正の電位差を生ずる。これは電流源974をオフにする(電流シンク972はインバータI902によって動作不能にされている)。電流シンク972及び電流源974が動作不能であるので、ピーク検出器の出力電圧VOUT は、一定レベルに保持される。出力電圧VOUT は、差動増幅器に与えられた入力信号100の電圧が出力電圧VOUT を上まわるまで一定のままである。時間T2とT3の間では、キャパシタC102が電流源974によって充電されるのにつれて、出力電圧VOUT は周期的に上昇する。
時間T3では、PKDET及びRESET信号をローにセットすることによって、ピーク検出器は保持モードに切り替えられる。電流シンク972及び電流源974の両方(ISINK及びISOURCE)共動作不能になる。保持モードの間、スイッチ・ブロック302は、一定レベル(点線で示す)で示す一定基準電圧VREF に結合している。図4において、時間T3とT4の間では、出力電圧VOUT は、一定レベルV1に保持される(電圧0≦V1≦VMAX )。
時間T4において、本発明のピーク検出器は、リセット・モードで動作する。PKDET信号はローでRESET信号はハイである。PKDET信号をゼロにセットすることにとって、電流源974は動作不能になる。スイッチ・ブロック302は、差動増幅器980のFET M902を基準電圧VREF に結合する。図4に示すように、出力電圧VOUT(実線)はV1の値を有する。V1はVREFに等しい差動増幅器980の入力電圧VIN(点線で示す)より大きい。差動増幅器980は、トランジスタQ904及びQ906において負のコレクタ電位差を生成し、キャパシタC102を放電させる電流ISINKを生成する。出力電圧VOUT はV1のレベルからVREFに降下する。
時間T5でVOUTは差動増幅器980に供給した基準電圧VREFに到達する。一方、差動増幅器980の出力は、電流源974を動作不能にする。時間T5とT6の間では、出力電圧VOUTは一定レベルVREFを有する。
時間T6において本発明はピーク検出モードで動作する。時間T6とT7の間では、入力信号100は差動増幅器980のFET M902に結合している。図4において、この時間間隔に入力信号100の6つのローブが存在する。入力信号100が出力信号VOUT を上まわるとき、差動増幅器980はトランジスタQ904及びQ906に関して負のコレクタ電位差を生成する。これに応答して、電流源974は、入力信号100が出力電圧VOUT の瞬時値を下まわるまでキャパシタC102を充電する。時間T7になる前に、電流源974は、保持キャパシタC102を入力信号100のピーク値へ充電する(図4に示すように)。
時間T7で、本発明は、PKDET及びRESET信号がローである保持モードで動作する。これは、電流源974及び電流シンク972を動作不能にし、保持キャパシタC102への電流の供給及び排出を防止する。従って、図4において、出力電圧VOUTは、時間T7後はそのピーク値に保持される。
本発明は、低オフセット電圧で、増幅器スルー・レート制限のない、雑音排除能力に優れた閉ループのピーク検出器を提供する。保持キャパシタC102に蓄積されたピーク電圧は、制御ブロック320に適用されたピーク検出信号のタイミングによって影響されない。ピーク検出器は、また自身をオフにする。従って、外部論理タイミングは重要でない。更に本発明の利点は、電流源駆動であることによって、雑音排除能力が優れていることである。別の利点は、ピーク検出器の正確さが比較器のオフセット電圧で決まることである。チャネル間に整合時定数を必要としない。また、本発明の更に別の利点は、MOSFET入力比較器が最小入力バイアス電流を有することである。従って差動増幅器980のFET M904入力によって、保持キャパシタC102から殆ど電流が排出されない。また、本発明の更に別の利点は、演算増幅器のスルー・レート/クランプの問題がないことである。更に別の利点は、リセット電圧が常にVREF 電圧に等しいかそれ以下であることである。
従来技術(開ループ)のピーク検出器を示す図である。 別の従来技術(閉ループ)のピーク検出器を示す図である。 本発明の3つのモードにおける動作を示す図である。 本発明の3つのモードのタイミングを示す図である。 本発明によるピーク検出のタイミングを示す図である。 理想的電流シンクを有する差動増幅器を示す図である。 実際的電流シンクの従来技術の具現化を示す図である。 本発明による接地電位近傍で追従する電流シンクを示す図である。 本発明の代替実施例を示す図である。
符号の説明
100 入力信号
302 スイッチ・ブロック
306 ノートン増幅器
320 制御ブロック
972 電流シンク
974 電流源
976 電流ミラー
980 差動増幅器
982 バイアス回路
984 レベル・シフト段(第1の増幅段)
986 第2の増幅段

Claims (1)

  1. 電源電圧に結合したダイオードと、
    接地電位に結合した電流シンク手段と、
    上記ダイオードと上記電流シンク手段との間に結合した差動対と、
    上記差動対及び上記ダイオードに結合し、上記電流シンク手段に与えられた第1の電流を検出し、上記第1の電流に応答して第2の電流を与えるトランジスタと、
    上記電流シンク手段に結合して、上記第2の電流及び基準電流を受信し、上記第2の電流及び基準電流に応答して上記電流シンク手段を通して上記第1の電流を制御するノートン増幅器と、
    を備えた接地電位付近の電圧に追従する電流シンク回路。
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