JPH11191726A - 定スルーレート増幅器 - Google Patents

定スルーレート増幅器

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JPH11191726A
JPH11191726A JP10260213A JP26021398A JPH11191726A JP H11191726 A JPH11191726 A JP H11191726A JP 10260213 A JP10260213 A JP 10260213A JP 26021398 A JP26021398 A JP 26021398A JP H11191726 A JPH11191726 A JP H11191726A
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voltage
ramp
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load
circuit
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JP10260213A
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William Ronald Young
ロナルド ヤング ウィリアム
William Brandes Shearon
ブランズ シャーロン ウィリアム
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Harris Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00346Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents
    • H03K19/00361Modifications for eliminating interference or parasitic voltages or currents in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/10Current supply arrangements

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 入力信号が比較的低電圧であるデータ伝送に
合った、デジタル通信ラインなどの負荷を駆動するスル
ーレートが一定である増幅器を提供する。 【解決手段】 電圧レベルシフトバイアス供給回路10
は、入力信号の急激な変化に対応して正及び負に向かう
電圧を発生し、次段の正及び負のランプ制御セクション
20/30に入力する。ランプ電圧制御セクション20
/30は、よく規定されたモノトリックに変化する電圧
を発生し、これらの出力はゲイン段40/50で増幅さ
れ、出力ライン12に与えられる。出力ライン12は、
内部的に発生したランプが所望のスルーレートで所定の
しきい値に達するまでランブ電圧を追従する。このしき
い値に達したランプ電圧に応じて、各ゲイン段40/5
0に接続されているスイッチング回路がトリガされて、
入力信号INPUTのレベルの遷移に応じ出力ライン1
2を直ちに正の供給電圧に引き上げるかあるいは負の供
給電圧に引き下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信回路に関するもので
あり、特に、入力信号が比較的低電圧であるデータ伝送
に合った、デジタル通信ラインなどの負荷を駆動するス
ルーレートが一定である増幅器に関するものである。本
発明の増幅器によれば、通信ラインを駆動する増幅され
た出力信号が、そのラインの容量に関係なく、所定のス
ルーレートおよび立ち上がり/たち下がり時間のスペッ
クに合致するようになる。更に、本発明のスルーレート
が一定の増幅器は、過渡信号状態にない間の電力の無駄
を最小に押さえる一方で、信号伝送を行う間には迅速に
ラインをある状態から他の状態に駆動する実質電流を生
成するように構成されている。
【従来の技術】
【0002】RS232でフォーマットされたデジタル
データストリームとして知られているデータを含むデジ
タルデータの伝送などに用いるデジタル通信回路は、ス
ルーレートの最大値および最小値を規定するユーザスペ
ックや、伝送データ中の各信号の遷移の立ち上がり時間
および立ち下がり時間に供給側が合致するものでなけれ
ばならない。このようなデジタルデータ伝送装置に接続
される負荷(ライン)の特性(特に容量)は、ラインか
らラインへ変化することが予測される。従って、このよ
うな装置の性能は潜在的に、ラインの特性における不知
の変化に影響されやすい。
【0003】
【発明が解決すべき課題】従来は、この変化に対して、
図1に符号100で示す高ゲインオペアンプなど、ゲイ
ンの高い増幅器を用いてラインを駆動することで対処し
ており、ライン容量(通常は50から2500ピコファ
ラッドの間のどこかで降下する)が出力信号をそれほど
歪ませない(回路パフォーマンスがスペックから外れる
ほど)ことを期待していた。この方法の基本的な問題点
は、増幅器の出力ノード120とアースとの間に並列に
接続したRC回路110で示す負荷が、事実上回路の一
部となっており、従って増幅された駆動信号の時定数特
性(スルーレートおよび立ち上がり/立ち下がり時間)
に影響を及ぼすことである。容量のある電流ゲインを駆
動信号に確実に与えるようにするために、実質バイアス
電流が増幅器に連続的に与えられ、その結果、信号が過
渡状態にある間以外(定常状態にある)にも回路内で不
要な電力の浪費がなされることになる。
【0004】従来のデジタルラインドライバの上述した
欠点は、正確な内部スルーレート制御基準を有する定ス
ルーレート増幅器によって、正へ向かうあるいは負へ向
かう信号の急激な変化に対して、効果的に予防すること
ができる。このスルーレート制御基準はラインから切り
離されており、ラインの容量に無関係に、入力信号に確
実に対応し、正確なスルーレートおよび立ち上がり/立
ち下がりスペックに合った増幅された出力信号でそのラ
インを駆動することが可能である。更に、本発明の定ス
ルーレート増幅器は、非過渡信号状態中の電力の浪費を
最小にすると共に、入力信号に応じてそのラインをある
状態から他の状態に迅速に駆動する実質電流を生成する
ように構成されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明の定スルーレート増幅器は、電圧レベルシフトおよび
バイアス供給回路を具える。この回路に、上述のRS2
32でフォーマットしたデジタル伝送信号伝達用ライン
等の可変容量ラインを駆動する高電圧出力信号にスルー
すべき低電圧ロジック入力信号が供給される。電圧レベ
ルシフト及びバイアス供給回路は、直列に配置した電圧
レベルコンバータを具え、このコンバータが、一対のス
ルーレート基準信号発生器の各動作を制御する様々な相
補電圧を生成する。
【0006】例えば、各スルーレート基準信号発生器
は、時間をモノトニックに変化させる信号(例えば電
圧)としてスルーレート基準信号を生成するようにして
も良い。このようなモノトニックに変化する信号は、連
続的にあるいは間欠的に増加または減少するランプ電圧
でも良い。後に詳細に説明するが、図面に示す本発明の
実施例では、スルーレート基準信号発生器は、各々が正
および負に向かう信号の急激な変化に応じた正確な正負
の電圧ランプ波発生器を具える。各ランプ波発生器の機
能はほぼ同じであり、最終的に、駆動すべき出力ライン
へ、正の供給電圧または負の供給電圧へ遷移する良好に
規定された(正または負の)ランプ電圧を、所望のスル
ーレートに応じて供給する機能である。
【0007】半導体製造プロセッシングシーケンスで同
じ集積回路ウエハ内に完全な相補極性デバイス(CMO
S、PNP/NPN)を形成する場合、各ランプ電圧制
御セクションの回路構成は、基本的に同じである(極性
が反対のデバイスの相補バイアスは除く)。下記に詳細
に述べるが、本発明の各実施例では、BiCMOSのプ
ロセッシングシーケンスは、完全相補回路デバイス、特
に、BiCOMS構造の集積回路の正のランプ電圧制御
セクションのNPNデバイスを相補する負のランプ電圧
制御セクションのPNPバイポーラデバイスを提供する
ものではない。
【0008】第1実施例では、正のランプ電圧制御セク
ションは開ループ回路であり、一定のチャージ電流をキ
ャパシタに制御可能に提供し、リニアな正電圧ランプ波
を発生する定電流源を具える。この正のランプ波は、ダ
ーリントン接続されたソース/エミッタフォロワ回路に
接続されており、このソース/エミッタフォロワ回路は
電圧制御電圧源として動作すると共に、内部で発生した
電圧ランプ波を追従する出力ノードにリニアなランプ波
を供給する働きをする。このランプ電圧は、また、出力
がダーリントンフォロワ回路用のバイパスMOSFET
スイッチに接続されているしきい値検出器に供給され
る。所定のしきい値に達したランプ波に対応して、バイ
パススイッチが導通し、出力ノードが直ちに正の供給レ
ール電圧まで引き上げられる。この出力ノードの正の電
圧レベル状態において、ダーリントンフォロワ回路で最
小の電力が消費される。また、しきい値検出器が対のC
MOSインバータを具えているので、定常状態において
は、電力が浪費されない。
【0009】負のランプ電圧制御セクションは、MOS
FET構成の定電流源を具え、このFETは負の供給レ
ールと負のランプ電圧ラインとの間に接続されたソース
−ドレイン路を有する。定電流源は一定のチャージ電流
を制御可能にキャパシタに供給するよう動作し、従っ
て、負のランプ電圧電圧が負のランプ電圧ラインに生じ
る。この負のランプ電圧ラインは負の電圧しきい値検出
器に接続されており、この検出器の出力は出力ドライバ
バイパススイッチと、オペアンプの非反転入力に接続さ
れている。出力ノードの電圧は、フィードバックライン
を介して検出され、オペアンプの反転入力に供給され
る。アンプの出力における電圧によってラインドライバ
の出力が実質的に電流ゲインで負に向かうランプの出力
を追従する。負のランプ電圧がしきい値電圧に達する
と、バイパススイッチが導通して、すべてのラインの出
力ノードを負の供給電圧に迅速に引き上げる。
【0010】定常状態にある間バイアス電流が連続的に
供給される結果として生じる第1の実施例の閉ループの
オペアンプベースの負ランプ制御セクションにおける不
必要な電力の浪費を防ぐために、第2実施例では、定常
状態にある間は、オペアンプへのバイアス電流の流れを
遮断して、過渡状態にある時に実質的なバイアス電流を
供給するように構成した。第2実施例の開ループで駆動
する正ランプ電圧制御セクションは第1実施例のものと
ほぼ同じである。
【0011】しかし、閉ループのオペアンプベースの負
ランプ制御セクションは、負の電圧しきい値検出器の出
力を、負の供給レールとオペアンプの負荷MOSFET
sのソース−ドレイン路の間に設けられたMOSFET
sの制御入力端子に接続さするように変更されている。
また、オペアンプのMOSFETのソース−ドレイン路
は、一対のバイアス電流供給MOSFETsに直列に接
続されており、一方のMOSFETが固定バイアス電流
を供給し、他方のMOSFETはランプ電圧に従属した
バイアス電圧を供給する。
【0012】本発明の負荷駆動用増幅器は、前記負荷か
ら独立したスルーレート基準信号を発生するスルーレー
ト発生器と、入力信号に応じて出力信号で負荷を駆動
し、前記スルーレート基準信号に基づいたスルーレート
を有する駆動回路を具え、前記スルーレート基準信号が
変化する電圧であることを特徴とする。
【0013】本発明は、更に、第1及び第2の入力信号
レベル間で遷移する入力信号に基づいて負荷を駆動する
回路を具え、この回路が第1及び第2の極性が異なるラ
ンプ電圧であって前記負荷から独立したランプ電圧を発
生するランプ電圧発生器と、前記ランプ電圧発生器に接
続され、第1及び第2の出力信号レベル間で遷移する出
力信号をもって、前記第1及び第2のランプ電圧に基づ
くスルーレートで前記負荷を駆動する出力ドライバ回路
とを具えることを特徴とする。
【0014】本発明は、更に、第1及び第2の入力信号
レベル間で遷移する入力信号に応じて負荷を駆動する方
法において、 	(a)前記負荷から独立したランプ電圧を発生し、 	(b)前記負荷を第1及び第2の出力信号レベル間
で遷移する出力信号をもって前記ランプ電圧に基づいた
スルーレートで駆動し、このステップ(b)がが前記負
荷を前記入力信号の遷移の一部に対する前記ランプ電圧
を追従する出力信号で駆動し、ついで、前記第1及び第
2の出力信号レベルの一方に切り換えるステップを具
え、このステップ(b)がまた、所定のしきい値に達し
た前記ランプ電圧に応じて前記第1及び第2の出力信号
レベルの前記一方の信号レベルに前記出力信号を切り換
えるステップを具えることを特徴とする。
【0015】入力信号の負に向かう電圧遷移が行われる
間に、キャパシタが充電するので、直線的に降下する電
圧が所定の電圧に達すると、しきい値検出器の出力の状
態が変わり、MOSFETスイッチがオフになり、負の
供給レールのバイアス電圧がオペアンプから切り離され
る。これによって、アンプの出力ラインの電圧が、正の
供給電圧近くまで引き上げられ、出力ラインドライバを
オンにして、出力ノードを負の供給レールへ引き下げ
る。更に、負の供給ラインがオペアンプから切り離され
るため、アンプがインアクティブ状態にあるとき(非過
渡状態)のアンプの電力の浪費を効果的に防止できる。
【発明の実施の形態】
【0016】定スルーレート増幅器は、一対の正確な内
部スルーレート制御基準を有しており、正および負に向
かう信号の急激な変化に対応している。各スルーレート
制御基準は駆動される出力ラインから切り離されている
ので、ラインの容量に無関係に、入力信号を誠実に追従
し、所定のスルーレートと、立ち上がり/立ち下がりタ
イムスペックに合致した増幅出力信号でラインが駆動さ
れる。さらに、この増幅器は非過渡信号状態にある間の
電力の浪費を最小限に押さえ、更に状態間でラインを迅
速に駆動する実質電流を提供する。
【0017】図2は、定スルーレート増幅器の回路構成
を示す図であり、この増幅器は電圧レベルシフトおよび
バイアス供給回路10を具える。この回路10は、入力
ポート11を有しており、ここで低電圧論理入力信号
(INPUT)を受ける。この入力信号は、RS−23
2フォーマットのデジタル伝送信号伝送用の可変容量ラ
イン12を駆動する高圧電圧出力信号(OUTPUT)
にスルーされる。電圧レベルシフト及びバイアス供給回
路10は直列に接続した電圧レベルコンバータを具え
る。このコンバータは後述する図3に示す。
【0018】電圧レベルコンバータは一対のスルーレー
ト基準信号発生器のそれぞれの動作を制御するさまざま
な相補電圧を発生する。各スルーレート基準信号発生器
は、スルーレート基準信号を時間でモノトニックに変化
させる信号(例えば電圧)として発生するようにしても
良い。このようなモノトニックに変化する信号は、継続
的に、あるいは間欠的に増減するランプ電圧を構成する
ものであってもよい。
【0019】図4及び図5は、スルーレート基準信号発
生器を示す図であり、これらの発生器は、図2に正のラ
ンプ制御セクション20および負のランプ制御セクショ
ン30として示す正確な正に向かう電圧発生器及び負に
向かう電圧発生器を具える。この電圧発生器は各々が正
および負に向かう信号の急激な変化に関連する。図4及
び5を参照して以下に述べるように、各ランプ電圧制御
セクション20/30は、よく規定されたモノトリック
に変化する電圧を発生する。モノトリックに変化する電
圧の例としては、時間に関して直線的あるいは非直線的
に変化するランプ電圧がある。
【0020】出力ラインは、入力信号の遷移に応じて変
化する電圧によって初期に駆動される。
【0021】ランプ電圧制御セクション20/30の出
力はゲイン段40/50で増幅され、出力ライン12に
与えられる出力ライン12は、内部的に発生したランプ
が所望のスルーレートで所定のしきい値に達するまでラ
ンプ電圧を追従する。このしきい値に達したランプ電圧
に応じて、各ゲイン段40/50に接続されているスイ
ッチング回路がトリガされて、入力信号INPUTのレ
ベルの遷移に応じ出力ライン12を直ちに正の供給電圧
に引き上げるかあるいは負の供給電圧に引き下げる。
【0022】図3には、図2に示す電圧レベルシフトお
よびバイアス供給回路10が示されている。この回路
は、低電圧論理入力信号INPUTが接続されている入
力ポート301を具える。入力信号INPUTは、RS
232でフォーマットされたデジタル伝送信号を伝送す
る可変容量ラインを駆動する高電圧出力信号へスルーさ
れる。入力ポート301は直列に接続された電圧レベル
コンバータ310−320−330に接続されており、
このコンバータは、定スルーレート増幅器の開ループで
駆動される正ランプ制御セクションおよびフィードバッ
クループで駆動される負ランプ制御セクションのそれぞ
れの動作を制御する相補電圧を発生する。
【0023】第1の電圧レベルコンバータ310は直列
に接続されたCMOSFETインバータ311、31
3、315を具え、これらのインバータは正及び負の供
給電圧VDD(例えば+5V)とアース間に接続されて
おり、入力信号の電圧変化レンジを第1の中間電圧レン
ジ(例えば0−5V)にシフトするべく作用する。OU
T1と表示されているインバータ313の出力ノード3
16、OUT2と表示されているインバータ315の出
力ノード317は、第2の電圧レベルコンバータ320
の入力ノード321および322にそれぞれ接続されて
いる。第2のコンバータはクロス接続された一対のCM
OSFETインバータ325および326を具えてい
る。インバータ325と326は、正の供給レールPV
から電力が供給されており、第1の所定のレンジ(0−
5V)から第2の中間レンジ(例えば、0−10V)へ
第2のレベルシフトを行うよう作用する。正の供給電圧
PVおよび負の供給電圧NVはバイアス電圧発生器35
0から供給されている。
【0024】IS1と表示されているインバータ325
の出力ノード327、およびIS2と表示されているイ
ンバータ326の出力ノード328は、第3の電圧レベ
ルコンバータ330の入力ノード331と332にそれ
ぞれ接続されている。第3のレベルコンバータは、更に
一対のクロス接続されたCMOSFETインバータ33
5と336とを具える。これらのインバータは正および
負の供給レールPVとNVから電力が供給されており、
第2のレンジ(0−10V)から、出力ラインを駆動す
るドライバ回路の動作を制御する完全相補レベル出力電
圧レンジ(例えば−10から+10V)へ第3のレベル
シフトを行うように作用する。
【0025】上述したとおり、PHI1と表示されてい
るインバータ335の出力ノード337と、PHI0と
表示されているインバータ336の出力ノード338
は、図4の定スルーレート増幅器のいろいろなノードに
接続されている。また、図3に示す正及び負の供給レー
ルPVおよびNVの間に接続されているCMOSFET
インバータ340には、遮断信号SDBが与えられ、遮
断信号SDを供給して、図4に示すスルーレート増幅器
の出力をハイインピーダンスモードにするよう作用す
る。
【0026】スルーレートが一定の増幅器は、開ループ
で駆動する正ランプ電圧制御セクションと、フィードバ
ックループで駆動する負ランプ電圧制御セクションとを
具える。各ランプ電圧制御セクションの機能は、ほぼ同
じであり、図2に示す電圧レベルシフトおよびバイアス
供給回路10の入力ポートに与えられる入力信号のそれ
ぞれの論理レベル遷移に応じて、駆動すべきラインが接
続された正の電圧PVあるいは負の電圧NVの一方に遷
移する、よく規定された(正または負の)ランプ電圧を
提供する。
【0027】半導体製造プロセスのシーケンスが、同じ
集積回路ウエハにおいて完全相補極性装置(CMOS、
PNP/NPN)を形成する場合、各ランプ電圧制御セ
クションの回路構成は、本質的に同じである。(導電型
が反対の装置の相補バイアスを除く)。しかし、このプ
ロセス工程が、全相補装置構造のフォーメイションをと
らない場合は、二つのランプ電圧制御セクションの回路
構成は必然的に異なる。詳細を説明した実施例は、Bi
CMOSプロセスのシーケンスが完全相補回路装置でな
いケースである。特に、BiCMOS構造の集積回路構
造の正のランプ電圧制御セクションのNPN装置を相補
する負のランプ電圧制御セクション用のPNPバイポー
ラ装置でないケースである。
【0028】図4を参照すると、符号400で示す開ル
ープで駆動する正ランプ電圧制御セクションの第1実施
例が示されている。このセクションはP−MOSFET
構造の定電流源401を具え、この電流源のソース−ド
レイン路は正の供給レールPVと正のランプ電圧ライン
403の間に接続されている。P−MOSFET電流源
401の制御ゲート電極402は、前記バイアス電圧発
生ユニット350から供給される所定のゲートバイアス
電圧PBに接続されており、P−MOSFET401は
キャパシタ411に一定のチャージ電流を制御可能に供
給する。これによって負の供給レールNVから正の供給
レールPVへのリニア電圧ランプが正のランプ電圧ライ
ン403に与えられる。
【0029】正のランプ電圧ライン403は、正の供給
レールPVと基準電圧端子(例えばアース)との間に接
続されている対のCMOSFETインバータ417と4
19で構成されたしきい値検出器415の入力ノード
(インバータゲート)413に接続されている。しきい
値検出器415はランプ電圧ライン403の電圧レベル
をモニタする。また、出力ノード418はキャパシタ4
11をリニアにチャージしてリニアライン403の電圧
が所定の値に達したらその状態を変化させる。この出力
ノード418の状態の変化は、ノード453を正の供給
ラインPVへ直ちにハードドライブさせるのに使用され
る。代替の構成として、破線の接続線465で示すよう
に、ライン403の電圧をモニタせずに、しきい値検出
器415を増幅器の出力ノード460の電圧をモニタす
るように接続しても良い。
【0030】対のCMOSFETインバータ417と4
19の出力ノード418は、符号DNで示すP−MOS
FET420の制御(ゲート)入力421に接続されて
いる。P−MOSFET420のソース−ドレイン路は
正の供給レールPVと高電流ゲインを供給するダーリン
トン接続されたBiMOSフォロワトランジスタの対4
30の接続ライン431とに接続されている。後述する
とおり、ダーリントン接続されたBiMOSフォロワト
ランジスタの対430は、ソース−フォロワN−MOS
FET440とNPNエミッタフォロワ450を具え、
ノード453のランプ制御電圧制御電圧源として動作す
る。
【0031】正のランプ電圧ライン403は、ダーリン
トン回路430のソース−フォロワN−MOSFET4
40の入力(ゲート)ノード441に接続されている。
ソース−フォロワN−MOSFET440のソース−ド
レイン路は正の供給レールPVとライン431との間に
接続されている。エミッタフォロワトランジスタ450
のベース451はライン431に接続されていると共
に、コレクタ−エミッタ路は正の供給ラインPVとノー
ド453との間に接続されている。ノード453は、抵
抗455を介して出力ノード460に接続されている。
出力ノード460は、抵抗−コンデンサ回路464で示
され、ノード460とアースの間に接続されている駆動
負荷(ラインインピーダンス)に接続されている。
【0032】制御クランプ回路470を構成するMOS
FET472、474及び476のソース−ドレイン路
は、正の電圧ランプライン403と負の供給レールNV
との間に接続されている。N−MOSFETスイッチ4
72のゲート473は電圧レベルシフトおよびバイアス
供給回路10によって供給される遮断信号SDを受ける
ように接続されている。P−MOSFET474のゲー
ト475は回路10で生成される電圧PH1を受けるよ
うに接続されている。また、N−MOSFET476の
ゲート477は、回路10で生成される電圧PHI0を
受けるように接続されている。MOSFETs472、
474、476のいずれかONになると、キャパシタ4
11がそのONになったトランジスタを介して放電さ
れ、正のランプ電圧ライン403の電圧が負の供給レー
ル電圧NVでクランプされる。しかし、各MOSFET
s472、474、476がOFFになると、キャパシ
タ411が定電流源P−MOSFET401によって充
電され、正の電圧ランプライン403が負の供給電圧N
Vから正の供給レールPVへとリニアな正の電圧ランプ
を追従する。
【0033】正のランプセクションのオフになったMO
SFETスイッチ480のソース−ドレイン路は、ライ
ン431とノード453の間に接続されており、ゲート
481は電圧PHI0を受けるように接続されている。
ゲート481はまた、バルクバイアス電圧BULKも受
ける。MOSFETスイッチ480は、電圧レベルシフ
トおよびバイアス供給回路10で生成される制御電圧P
HI0によって制御され、出力ライン460が負のラン
プ電圧に応じて駆動されるときに、ダーリントン電圧フ
ォロア回路430を制御可能に動作不能にする。N−M
OSFET480のソース−ドレイン路はライン431
とノード453の間に接続されており、ゲート481
は、電圧レベルシフト及びバイアス供給回路10からの
電圧PHI0を受けるように接続されている。このゲー
トは、また、バルクバイアス電圧BULKも受けてい
る。N−MOSFET480は、NPNエミッタフォロ
アトランジスタ450のベースノードの漂遊電荷をドレ
インオフするように作用する。
【0034】入力ポート301に与えられる入力信号I
NPUTの正向けての電圧遷移が行われる間、切断され
た低い遮断信号SDを伴う動作において、電圧レベルシ
フト及びバイアス供給回路10によって生成される電圧
PHI−1およびPHI−0がMOSFETスイッチ4
72、474、および476をオフにする。これらのM
OSFETsがそれぞれオフになるので、定電流源P−
MOSFET401が正の電圧ランプライン403を介
してキャパシタ411(時間にリニア)を充電させるこ
とができる。キャパシタ411が充電すると、電圧ラン
プライン403の電圧が負のレール値NVから正のレー
ル電圧PVへ時間に関してリニアに上昇する。(例え
ば、開ループで駆動する正のランプ電圧制御セクション
の回路部品のパラメータを1マイクロ秒あたり20Vの
オーダーで電圧ランプレートを供給するように選択する
ことができる。)
【0035】この確実に上昇する電圧ランプが、ダーリ
ング接続されたBiMOSフォロワトランジスタの対4
430のN−MOSFET440のゲートノード441
に与えられ、NPNトランジスタ450のエミッタのノ
ード453の電圧が、正に向かう電圧ランプを、ライン
403上で実質出力駆動電流で追従する。従って、ダー
リントン回路430は、ノード453の電圧制御電圧源
として動作する。ランプ電圧ライン403が正の供給電
圧PVへリニアに上昇すると、最終的には所望のスルー
レートに関連する正の電圧しきい値検出器415のしき
い値電圧に達する。同じように、破線465で示す代替
の電圧モニタ構成でも、出力ノード460の電圧が最終
的に、検出器415の前述のしきい値に達する。
【0036】このようになると、しきい値検出器415
の出力DNは状態が変化し(低くなる)、P−MOSF
ET420がONになる。P−MOSFET420のソ
ース−ドレイン路が、正の供給レールPVとダーリント
ンフォロワ回路430のライン431との間に接続され
ているので、従ってエミッタフォロワNPNトランジス
タ450のベースが供給レールPVへ引き上げられ、こ
れによってNPNトランジスタ450へのドライブを維
持し、効果的に正の供給電圧PVへ(そのダイオード電
圧内で)ノード453をドライブする。更に、ソースフ
ォロワN−MOSFET440が効果的に正の供給レー
ルPVに短絡する。従って、ノード453を正の電圧レ
ベル状態として、ダーリントンフォロワ回路430内で
最小限の電力が消費される。外付け負荷が接続されてい
ない場合は、電力は消費されない。同様に、しきい値検
出器415がCMOSインバータの対を具えているの
で、定常状態モードにおいて電力が浪費されない。
【0037】また、N−MOSFET440はソースフ
ォロワであるので、ライン431の電圧がゲートノード
441の電圧VTNに達するとFET440がオフにな
る。従って、ライン431の電圧はソースフォロワN−
MOSFET440によってPV−VTNより高くなら
ない。P−MOSFET420はNPNエミッタフォロ
ワトランジスタ450のベース電圧をPVに引き上げる
路を具えている。
【0038】正及び負のランプ電圧制御セクションを形
成する製造シーケンスが、同じ集積回路ウエハ内で完全
相補極性を持つデバイス(CMOS、PNP/NPN)
を形成する場合、正の電圧ランプのミラーイメージであ
る負のランプ電圧を与える負のランプ電圧制御セクショ
ンの回路構成は、上述したとおり、導電性が異なるデバ
イスに相補的にバイアスすること以外は、正のランプ制
御電圧セクション400の回路構成と基本的に同じであ
る。
【0039】しかしながら、プロセスシーケンスがこの
ような完全な相補デバイス構造を形成しない場合、例え
ば、製造プロセスがダーリントンエミッタフォロワ回路
(上述のダーリントンフォロワ対430に対して相補)
用のPNPバイポーラデバイスを形成しない場合、負の
ランプ電圧制御セクションの回路構成は、正のランプ電
圧セクション400の回路構成と異なる。この相違を調
整するために、本発明の双極ランプ発生器の負のランプ
制御セクションは、開ループではく、フィードバックル
ープで駆動するようになっている。その第1の実施例を
図4に符号500で示す。
【0040】開ループで駆動正ランプ制御セクション4
00に相補である負のランプ電圧制御セクションは、ソ
ース−ドレイン路が負の供給レールNVと負のランプ電
圧ライン503に接続されたN−MOSET構造の定電
流源501を具える。定電流源N−MOSFET501
の制御入力端子(ゲート)502は、バイアス電圧発生
器350の前述のゲートバイアス電圧NBを受けるよう
に接続されており、キャパシタ511に一定のチャージ
電流を制御可能に供給するように動作して、負のランプ
電圧が負のランプ電圧ライン503に発生する。
【0041】負のランプ電圧ライン503は、供給レー
ルアースと供給レールNVとの間に接続されているCM
OSFETで構成された負の電圧しきい値検出器515
の入力(インバータゲート)ノード513に接続されて
いる。正のランプ制御セクション400と同様に、ライ
ン503の電圧をモニタするよりむしろ、負のランプ制
御セクション500のしきい値検出器515は、破線5
65で示す増幅器の出力ノード460の電圧をモニタす
るように接続しても良い。
【0042】符号UPで示すCMOSFETインバータ
しきい値検出器515の出力ノード517は、N−MO
SFETスイッチ520の制御(ゲート)入力端子52
1に接続されている。このスイッチ520のソース−ド
レイン路は負の供給レールNVおよびノード453の間
に接続されている。上述したとおり、負のしきい値検出
器515およびこれに関連するN−MOSFETスイッ
チ520は、正のランプ電圧制御セクション400のし
きい値検出器415およびP−MOSFETスイッチ4
20と同様に動作する。また、このスイッチ520は、
ライン503の負のランプ電圧がしきい値検出器515
のしきい値電圧に達したときに、ノード453を負の供
給電圧NVへ迅速に引き上げるよう動作する。
【0043】制御されたクランプ回路540のMOSF
ETスイッチ542、544、546のソース−ドレイ
ン路は負の電圧ランプライン503と正の供給レールP
Vとの間に接続されている。P−MOSFETスイッチ
542のゲート543は遮断信号SDBを受けるように
接続されており、MOSFETスイッチ544と546
のゲート545と547は、それぞれ、上述した電圧レ
ベルシフトおよびバイアス供給回路10で生成される電
圧PHI0とPHI1とを受けるように接続されてい
る。MOSFETs542、544、546のいずれか
がオンになると、負のランプ電圧ライン503の電圧
が、正の供給レールPVの電圧でクランプされ、キャパ
シタ511が放電する。MOSFETs542、544
および546の各々がオフになると、定電流源N−MO
SFET501によるキャパシタ511が充電するのに
伴って、ライン503の電圧が、定電流源のN−MOS
FET501のドレインで、正のレール電圧から負の供
給レールNVに向けて、リニアな負に向かう電圧ランプ
に追従する。
【0044】負のランプ電圧ライン503は更に、オペ
アンプ530のP−MOSFET550の非反転入力
(ゲート)ノード551に接続されている。オペアンプ
530はMOSFETの対550/580及び570/
590で構成されている。P−MOSFET550のソ
ース−ドレイン路は負荷であるN−MOSFET570
のドレイン−ソース路に直列に接続されている。フィー
ドバックライン533が出力ノード460から抵抗53
8を介してオペアンプの反転入力、すなわち、P−MO
SFET580のゲート581に接続されている。P−
MOSFET580のソース−ドレイン路はN−MOS
FET590のソース−ドレイン路に直列に接続されて
いる。P−MOSFETの対550−580のソース
は、バイアスP−MOSFET560のドレインに接続
されており、ゲート561は正のバイアス電圧PBを受
けるように接続されている。負荷N−MOSFETs5
70および590の各ゲート571および591はN−
MOSFET590のドレインに接続されている。
【0045】制御されOFFになったN−MOSFET
スイッチ600は負の供給レールNVと増幅器の出力ラ
イン531の間に接続されている。N−MOSFET6
00のゲート601は遮断信号SDを受けるように接続
されている。N−MOSFET600は、電圧レベルシ
フトおよびバイアス供給回路10で生成される遮断信号
SDによって制御され、オペアンプ530を制御可能に
動作不能にすると共に、N−MOSFET610の出力
ドライバをオフにする。オペアンプの出力ライン531
は更に、N−MOSFET610の出力ノードドライブ
であるゲート611に接続されている。N−MOSFE
T610のソース−ドレイン路は負の供給レールNVと
ノード453の間に接続されている。抵抗615が負の
供給レールに接続されており、MOSFETバルクバイ
アス電圧BULKをN−MOSFETs480、520
及び610に供給している。
【0046】入力ポート301に与えられる入力信号I
Nの負に向けての電圧遷移の間に、電圧レベルシフト及
びバイアス供給回路10で生成される電圧PHI0とP
HI1がMOSFETs544と546をオフにして、
定電流源のN−MOSFET501がキャパシタ511
を、初期の値PVから負の供給レールの電圧NVまで時
間に対してリニアに充電する。キャパシタ511が充電
すると、電圧ランプライン503の確実に降下する電圧
ランプがオペアンプの530の非反転入力ノード511
に与えられる。同時に、上述したとおり、出力ノード4
60の電圧がオペアンプ530のP−MOSFET58
0の反転入力ゲート581に与えられる。出力ノード4
60の電圧はフィードバックライン533を介して検出
される。この結果、出力ライン531の電圧により、実
質電流ゲインでドライバN−MOSFET610の駆動
出力が負に向かうランプの駆動出力を追従する。
【0047】正のランプ電圧発生器の動作と同様に、
ランプ電圧ライン503の電圧は、負の供給電圧NVに
向けてリニアに上昇し、上述したとおり、最終的に負の
電圧しきい値検出器515のしきい値電圧に達する。負
の電圧しきい値検出器515がそのしきい値電圧をライ
ン503に検出したら、出力UPの状態が変化し(高く
なる)、これによってN−MOSFET520がONに
なる。上述の正のランプ制御セクション400の交流電
圧モニタ動作において述べたように、しきい値検出器5
15が、出力ノード460の電圧が最終的に上述したし
きい値に達したときを検出する。出力UPの状態が変わ
ってN−MOSFET520をオンにするいずれかのモ
ードにおいて、追加ドライバを出力ドライバN−MOS
FET610に並列において、ノード453を負の供給
電圧NVを迅速に降下させるようにしてもよい。
【0048】上述したとおり、図4に示す本発明のスル
ーレートが一定である増幅器の実施例においては、各ラ
ンプ電圧制御セクション400および500が、出力ラ
インが駆動されるべき正の電圧PVまたは負の電圧NV
に迅速に遷移するよく規定された(正または負の)ラン
プ電圧を供給するが、閉ループのオペアンプベースの負
のランプ制御セクション500では、定常状態の間にも
バイアス電流を連続的に与える結果、所望しない電力が
消費される。この好ましくない特性は、図5に示す本発
明の第2実施例によって解決されており、ここでは不必
要なバイアス電流が定常状態の間は供給されず、過渡動
作の間に実質バイアス電流が供給されるように構成され
ている。
【0049】特に、図5に示す第2実施例では、開ルー
プで駆動する正のランプ電圧制御セクション700は、
図4に示す第1実施例の開ループで駆動する正のランプ
電圧制御セクションと同様であり、ソース−ドレイン路
が正の供給レールPVと正のランプ電圧ライン703と
の間に接続されているP−MOSFET構造の定電流源
701を具える。第1実施例と同様に、定電流源P−M
OSFET701の制御(ゲート)電極702は、バイ
アス電圧発生器ユニット350からバイアス電圧PBを
受けるように接続されている。制御電流源P−MOSF
ET701は、キャパシタ711に一定の充電電流を供
給するように制御可能に動作し、(負の供給レールNV
から正の供給レールPVへ)リニアな電圧ランプが正の
ランプ電圧ライン703に与えられる。
【0050】正のランプ電圧ライン703は、しきい値
検出器715の入力ノード713に接続されており、こ
の検出器はCMOSFETインバータの対717および
719を具える。これらのインバータは、正の供給レー
ルPVと基準電圧端子(例えば、アース)との間に接続
されている。正のランプしきい値検出器715は、ラン
プ電圧ライン703の電圧レベルをモニタし、その出力
ノード718は、上述した電圧に達したライン703の
ランプ電圧に応じて状態を変化する。これに代えて、破
線の接続ライン765で示すように、第1実施例と同様
にしきい値検出器715て出力ノード760の電圧をモ
ニタするようにしても良い。出力ノード760は動され
る負荷(ラインインピーダンス)に接続されており、こ
れはノード760とアースとの間に接続されている抵抗
−コンデンサ回路774で示される。しきい値検出イン
バータ715の出力ノード718の状態の変化は、第1
実施例で述べたとおり、ノード753を正の供給電圧P
Vに直ちにハードドライブするのに使用される。
【0051】しきい値検出インバータ715のノード7
18の出力電圧DNはP−MOSFETスイッチ720
の制御(ゲート)入力721に接続されている。P−M
OSFETスイッチ720のソース−ドレイン路は、正
の供給レールPVと高い電流ゲインを供給するダーリン
トン接続されたBiMOSフォロワトランジスタ対73
0のライン771の間に接続されている。第1実施例と
同じように、ダーリントン接続されたBiMOSフォロ
ワトランジスタ対730はソースフォロワN−MOSF
ET740とNPNエミッタフォロワ750とを具え、
ノード753に対するランプ制御電圧制御電圧源とな
る。
【0052】正のランプ電圧ライン703は、ダーリン
トン回路730のソースフォロワN−MOSFET74
0の入力(ゲート)ノード741に接続されている。ソ
ースフォロワN−MOSFET740のソース−ドレイ
ン路は、正の供給レールPVとライン771の間に接続
されている。エミッタフォロワNPNトランジスタ75
0はベース751がライン771に接続されており、コ
レクタ−エミッタ路は、正の供給レールPVと、抵抗7
55を介して出力ノード760に接続されているノード
753に接続されている。出力ノード760は、ノード
760とアース間に接続されている抵抗−コンデンサ回
路764として示されている駆動負荷(ラインインピー
ダンス)に接続されている。
【0053】制御クランプ回路770のMOSFETス
イッチ772と774 のソース−ドレイン路は、正の
電圧ランプライン703と負の供給レールNVとの間に
接続されている。N−MOSFETスイッチ772のゲ
ート773は、電圧レベルシフトおよびバイアス供給回
路10から供給される遮断信号SDを受けるように接続
されている。N−MOSFET774のゲート755
は、回路10で生成される電圧PHI0を受けるように
接続されている。N−MOSFETs772と774の
いずれかがONになると、キャパシタ711がそれを介
して放電され、正のランプ電圧ライン703の電圧が負
の供給レール電圧NVでクランプされる。しかし、N−
MOSFETs772と774の双方がOFFになる
と、キャパシタ711が定電流源P−MOSFET70
1によって充電され、正の電圧ランプライン703が、
負の供給電圧NVから正の供給レールPVに向けてリニ
アに正の電圧ランプを追従する。
【0054】図5に示す実施例の正のランプ電圧制御セ
クションの動作は、上述した図4に示す正のランプ電圧
制御セクションの動作と実質的に同じである。再度述べ
ると、入力ポート301に与えられる入力信号INの正
に向けての電圧遷移が行われる間、電圧レベルシフト及
びバイアス供給回路10で生成される電圧PHI0がN
−MOSFET774をOFFにして、定電流源P−M
OSFET701がキャパシタ711を負のレール電圧
NVから正のレール電圧PVへ時間に関してリニアに充
電する。この電圧ランプがダーリントン接続されたBi
MOSフォロアトランジスタの対730のゲートノード
741に与えられ、NPNエミッターフォロワトランジ
スタ750のエミッタノード753が正に向かう電圧ラ
ンプを実質出力駆動電流で追従する電圧をライン703
に与える。
【0055】ランプ電圧ライン703の電圧(または、
代替として出力ノード760の電圧)が正の供給電圧P
Vへリニアに上昇し、最終的に所望のスルーレートに関
連する正の電圧しきい値検出器715のしきい値電圧に
なると、しきい値検出器715の出力電圧DNが状態を
変化させ、P−MOSFET720をONにする。第1
実施例と同様に、P−MOSFET720のソース−ド
レイン路が正の供給レールPVとダーリントンフォロワ
回路730のライン771の間に接続されているので、
NPNトランジスタ750のベースが直ちに供給レール
PVに引き上げられ、NPNトランジスタ750を直ち
にオンにすると共に、正の供給電圧PVのダイオード電
圧内にノード753を駆動する。ソース−フォロワN−
MOSFET740は、ここで確実に正の供給レールP
Vに短絡する。
【0056】第1実施例と同様に、外付け負荷がなく、
ノード753の正の電圧レベル状態では、ダーリントン
フォロワ回路あるいはCMOSFETインバータしきい
値検出器715において電力が消費されない。同様に、
ノード753を正の供給レール電圧PVに再度引き上げ
ることが、ソースフォロワMOSFET740のゲート
しきい値電圧VtおよびNPNエミッタフォロワ750
のベース−エミッタ電圧Vbeに関連する電圧降下によ
って、ランプ電圧ライン703の電圧に関連するノード
753での電圧の若干の減少を補償する。
【0057】閉ループオペアンプベースの負のランプ制
御セクションを変更することによって、過渡動作中に実
質バイアス電流を供給しつつ、定常状態の間の不要な電
力の浪費を押さえることができる。この目的のために、
フィードバックループで駆動する負のランプ制御セクシ
ョン800は、ソース−ドレイン路が負の供給レールN
Vと負のランプ電圧ライン803との間に接続されてい
るN−MOSFET構造の定電流源801を具えてい
る。定電流源のN−MOSFET801の制御入力(ゲ
ート)802は、バイアス電圧発生器350からの上述
したゲートバイアス電圧NBを受けるように接続されて
おり、一定の充電電流をキャパシタ811に与えると、
負のランプ電圧が負のランプ電圧ライン803で生成さ
れる。
【0058】負のランプ電圧ライン803は、負の電圧
しきい値検出器815の入力(反転ゲート)ノード81
3に接続されている。しきい値検出器815は直列に接
続されたCMOSFETインバータ816と817を具
えており、これらのインバータは正負のレールPVとN
Vとの間にそれぞれ接続されている。また、第1実施例
と同様に、しきい値検出器815は代替的に破線865
で示されている出力ノード760の電圧をモニタするよ
うにしても良い。符号UPBで示すCMOSFETイン
バータ817の出力ノード818は、負の供給レールN
Vとオペアンプ830の負荷N−MOSFETs890
と900のソース−ドレイン路との間にそれぞれ接続さ
れているN−MOSFETスイッチ825と826の制
御(ゲート)入力端子823と824にそれぞれ接続さ
れている。
【0059】制御クランプ回路840の遮断P−MOS
FET842とP−MOSFETスイッチ844は、ソ
ース−ドレイン路が負の電圧ランプライン803と正の
供給レールPVとの間に接続されている。遮断P−MO
SFET842のゲート843は遮断信号SDBを受け
るように接続されており、P−MOSFET844のゲ
ート845は電圧レベルシフトおよびバイアス供給回路
10で生成される電圧PHI0を受けるよう接続されて
いる。P−MOSFETs842と844のいずれかが
ONになると、キャパシタ811が放電されて、負のラ
ンプ電圧ライン803の電圧が正の供給レールPVの電
圧でクランプされる。一方、P−MOSFETs842
と844の双方がオフになると、負のランプ電圧ライン
803の電圧が負の電圧ランプを、定電流源801によ
るキャパシタ811の充電に応じて、負の供給レールN
Vに向けて追従する。
【0060】負のランプ電圧ライン803はさらに、オ
ペアンプ830の第1の増幅器P−MOSFET850
の非反転入力(ゲート)ノード851に接続されてい
る。PMOSFETs850および870のソース−ド
レイン路は一対のバイアス電流P−MOSFETs86
0と880のソース路に直列に接続されている。バイア
ス電流P−MOSFET860のゲート861は、負の
ランプ電圧ライン803に接続されており、一方、バイ
アス電流P−MOSFET880のゲート881は、バ
イアス電圧PBを受けるように接続されている。バイア
ス電流P−MOSFET880は、前述の固定バイアス
電流を供給するように動作し、一方、P−MOSFET
860から供給されるバイアス電流は、ライン803の
ランプ電圧から独立して必要に応じて制御される。
【0061】代替の構成として、P−MOSFET88
0と同様に、P−MOSFET860のゲート861を
ライン851に接続するよりむしろ、(バイアス電圧P
Bへの破線で示すような)所定のバイアス電圧に接続し
て、P−MOSFET860が固定バイアス電流を供給
するようにしても良い。(P−MOSFET880をバ
イアス電流供給源として、P−MOSFET860は、
単純に回路の外におくこともできる)。バイアス電流P
−MOSFETs860と880のソース−ドレイン路
は、抵抗868を介して正の供給レールPVに接続され
ている。
【0062】抵抗838を介して出力ノード760に接
続されているフィードバックライン833は、更に、オ
ペアンプ830の第2増幅器P−MOSFET870の
反転入力(ゲート)871に接続されている。P−MO
SFETs850と870のドレインは負荷N−MOS
FETs890と900のドレインにそれぞれ直列に接
続されている。N−MOSFETs890と900のゲ
ートはN−MOSFET900のドレインに接続されて
いる。N−MOSFETsスイッチ825と826のソ
ース−ドレイン路は、負荷N−MOSFETs890と
900と負の供給電圧レールNVに直列に接続されてい
る。UPB出力電圧によってオフになると、N−MOS
FETスイッチ825と826がバイアス電流の流れを
止め、オペアンプ830での電力の浪費を防止する。
【0063】オペアンプの出力がオフであるMOSFE
T920のソース−ドレイン路はアンプの出力ライン8
31と負の供給レールNVとの間に接続されている。オ
ペアンプの出力ドライバであるN−MOSFET930
を遮断モードでオフにするべく、N−MOSFET92
0はゲート921に与えられる遮断信号SDで制御され
る。アンプの出力ライン831は抵抗898を介して出
力ドライバMOSFET930のゲート931に接続さ
れており、このFET930のソース−ドレイン路はノ
ード753と負の供給レールNVとに直列に接続されて
いる。N−MOSFET940のソース−ドレイン路は
アンプの出力ライン831と負の供給レールNVとの間
に接続されている。N−MOSFET940はゲート9
41に与えられる電圧PHI1で制御され、出力ノード
760が高い状態にあるときに高インピーダンス出力ラ
イン831に電荷が蓄積することから生じる低レベルの
リーケージを防止する。
【0064】動作中に、入力ポート301に与えられる
入力信号INの負に向かう電圧遷移の間、電圧レベルシ
フトおよびバイアス供給回路10で生成される電圧PH
I0がP−MOSFET844をオフにして、定電流源
801が電圧ランプライン803を介して時間にリニア
にキャパシタ811を充電する。キャパシタ811が充
電すると、電圧ランプライン803でリニアに減少する
電圧がオペアンプ830の非反転入力ノード851に与
えられる。同時に、フィードバックライン833を介し
て検出される出力ノード760の電圧がオペアンプ83
0のP−MOSFET870の反転入力ゲート871に
供給される。この結果、出力ライン831の電圧でドラ
イバN−MOSFET930の駆動出力が、実質電流ゲ
インで負のランプの出力を追従させる。
【0065】負の電圧しきい値検出器815がランプラ
イン803の(または出力ノード760の)ランプ電圧
の値が所定の電圧に達したことを検出すると、検出器の
出力UPBの状態が変化し(低くなり)、N−MOSF
ETスイッチ825と826をオフにして、負の供給レ
ールバイアス電圧NVをオペアンプ830から切り離
す。これによって、出力ライン831の電圧はPV近く
まで引き上げられ、駆動N−MOSFET930を急激
にオンにして、ノード753を負の供給レールNVに下
げる。更に、負の供給レールNVをオペアンプ830か
ら効果的に引き離すことによって、アンプ830がアク
ティブでない状態(過渡状態にないとき)のアンプでの
電力の消費を効果的に押さえる。
【0066】従来のデジタルラインドライバの欠点は、
本発明の定スルーレート増幅器によって効率よく改善さ
れる。この増幅器は、正確な内部スルーレート制御基準
を有しており、正または負に、向けての信号の急激な変
化を押さえる。スルーレート制御基準は、ラインから切
り離されており、入力信号を確実に追従し、ラインの容
量に関わらず、正確なスルーレートと立ち上がり/立ち
下がり時間のスペックに一致した増幅出力信号でライン
を駆動することが可能である。これに加えて、本発明の
定スルーレート増幅器は、入力信号に応じてある状態か
ら他の状態へラインを迅速に駆動する実質電流を提供す
る一方で、非過渡信号状態間の電力の消費を最小限に押
さえるように構成されている。
【0067】スルーレートが一定の増幅器は、正確な内
部スルーレート制御基準を持ち、この基準が対応する入
力信号の急激な変化に関連して、正および負に向かう電
圧を発生する。これらのスルーレート規定電圧はライン
から切り離されており、入力信号に正確に追従し、正確
なスルーレートと立ち上がり/立ち下がり時間のスペッ
クに合致する増幅出力信号でラインを駆動することが可
能である。この定スルーレート増幅器は、入力信号に基
づいてある状態から他の状態にラインを迅速に駆動する
実質電流を供給する一方で、非過渡信号状態の時の電力
の消費を最小限に押さえるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、可変容量負荷を駆動するための従来の
ラインドライバ回路を示す図である。
【図2】本発明のスルーレートが一定である増幅器を示
すブロック図である。
【図3】図2に示す電圧レベルシフトおよびバイアス供
給回路の回路構成を示す図である。
【図4】図2に示すスルーレートが一定の増幅器のスル
ーレート制御及び出力ドライバ部分の第1の実施例の構
成を示す図である。
【図5】図2に示すスルーレートが一定の増幅器のスル
ーレート制御および出力ドライバ部分の第2実施例の構
成を示す図である。
【符号の説明】
10 バイアス供給回路 12 出力ライン 20、30 ランプ電圧制御セクション 40、50 ゲイン段 301 入力ポート 310、320、330 電圧レベルコンバータ 340 CMOSFETインバータ 350 バイアス電圧発生器 400、700 正ランプ制御電圧セクション 401 P−MOSFET電流源 403 正のランプ電圧ライン 411、511、711、811 キャパシタ 415 しきい値検出器 430 ダーリントン回路 440、740 ソースフォロワN−MOSFET 450 NPNエミッタフォロアトランジスタ 464、764 抵抗−コンデンサ回路 470、540,770、840 制御クランプ回路 420、480、520、600、720 MOSF
ETスイッチ 500、800 負のランプ制御セクション 501 定電流源N−MOSFET 515 負の電圧しきい値検出器 530、830 オペアンプ 531 出力ライン 533、833 フィードバックライン 550、570、580、590 MOSFET 701 定電流源P−MOSFET 703 正のランプ電圧ライン 715 正の電圧しきい値検出器 730 BiMOSフォロワトランジスタ対 750 NPNエミッタフォロワ 801 定電流源N−MOSFET 803 負のランプ電圧ライン 815 負の電圧しきい値検出器 920、940 N−MOSFET 930 ドライバN−MOSFET

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷から独立したスルーレート基準信号
    を発生するスルーレート発生器と、入力信号に応じた出
    力信号で前記負荷を駆動するように動作し、前記スルー
    レート基準信号に基づくスルーレートを有するドライバ
    回路とを具え、前記スルーレート基準信号が変化する電
    圧であることを特徴とする負荷を駆動する増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の増幅器において、前記
    ドライバ回路が、前記変化する電圧を追従し、前記変化
    する電圧から前記変化する電圧の出力レベルと異なる所
    定の出力レベルに遷移する出力信号で前記負荷を駆動す
    るように動作し、前記変化する電圧に追従する前記出力
    信号で前記負荷を駆動するときに前記ドライバ回路にバ
    イアス電圧を供給し、前記所定のレベルへの前記出力信
    号の遷移に応じて前記増幅器の電力の消費を低減する状
    態へ切り換わるバイアス回路を具えることを特徴とする
    増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の増幅器におい
    て、前記ドライバ回路が前記出力信号を前記ランプ電圧
    に応じた出力電圧として発生する電圧制御電圧源を具
    え、前記ドライバ回路が前記電圧制御電圧源を動作不能
    にするよう制御しうると共に、所定のしきい値に達した
    前記ランプ電圧に応じて前記出力信号を所定の出力信号
    レベルに切り換えるスイッチ回路を具え、前記ドライバ
    回路が前記ランプ電圧に追従し、前記負荷に電流ゲイン
    を供給する出力電圧として出力信号を発生するオペアン
    プを具え、前記負荷が可変容量ラインであることを特徴
    とする増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の増
    幅器において、前記スルーレート発生器が、前記入力信
    号の第1の極性の遷移に応じて正に向かうランプ電圧を
    発生し、前記入力信号の第2の極性の遷移に応じて負に
    向かうランプ電圧を発生するように動作し、前記ドライ
    バ回路が前記入力信号の急激な変化を前記正に向かうラ
    ンプ電圧及び負に向かうランプ電圧に応じて追従する増
    幅された出力信号で前記負荷を駆動するように動作する
    ことを特徴とする増幅器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の増幅器において、前記
    ドライバ回路が前記第1のランプ発生器に接続され、前
    記正に向かうランプ電圧に応じて規定される固定スルー
    レートを有する第1の増幅された出力信号で前記負荷を
    駆動するよう動作する第1のドライバ回路と、前記第2
    のランプ発生器に接続され前記負に向かうランプ電圧に
    応じて規定された固定されたスルーレートを有する第2
    の増幅された出力信号で前記負荷を駆動するよう動作す
    る第2のドライバ回路とを具え、前記第1及び第2のラ
    ンプ発生器と前記第1及び第2のドライバ回路が相補回
    路構成を取り、前記第1及び第2のランプ発生器が相補
    回路構成を取り、好ましくは前記第1及び第2のドライ
    バ回路が異なる回路構成を有することを特徴とする増幅
    器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の増幅器において、前記
    第1のドライバ回路が前記ランプ電圧の一方によって制
    御される開ループ出力信号ドライバと、前記ランプ電圧
    の第2の電圧によって制御される閉ループ出力信号ドラ
    イバとを具えることを特徴とする増幅器。
  7. 【請求項7】 第1及び第2の入力信号レベル間で遷移
    する入力信号に応じて負荷を駆動する回路において、第
    1及び第2の極性が逆のランプ電圧を前記負荷から独立
    して発生するランプ電圧発生器と、前記ランプ電圧発生
    器に接続され、前記第1及び第2のランプ電圧に基づく
    スルーレートで、第1及び第2の出力信号レベル間で遷
    移する出力信号で前記負荷を駆動するよう動作する出力
    ドライバ回路を具えることを特徴とする回路。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の回路において、前記ラ
    ンプ電圧発生器が、前記入力信号の第1の極性の遷移に
    応じて正へ向かうランプ電圧を発生するよう動作する第
    1のランプ電圧発生回路と、前記入力信号の第2の極性
    の遷移に基づいて負に向かうランプ電圧を発生するよう
    に動作する第2のランプ電圧発生回路を具え、前記負荷
    が可変容量ラインを具えることを特徴とする回路。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の回路において、前記出
    力ドライバ回路がそれぞれのランプ電圧を追従する出力
    信号で前記負荷を駆動する時に、前記出力ドライバ回路
    にバイアス電流を供給し、前記それぞれのランプ電圧か
    ら前記第1及び第2の出力信号レベルの一方への前記出
    力信号の遷移に応じて、前記出力ドライバ回路への前記
    バイアス電流を減少させるバイアス回路であって、前記
    出力ドライバ回路が、それぞれのランプ電圧に応じて出
    力電圧としての前記出力信号を発生する電圧制御電圧源
    を具えるバイアス回路と、所定のしきい値に達したそれ
    ぞれのランプ電圧に応じて、前記電圧制御電圧源を動作
    不能に制御可能であり、前記第1及び第2の出力レベル
    の一方に前記出力信号を切り換えるように動作するスイ
    ッチング回路を具えることを特徴とする回路。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の回路において、前記
    出力ドライバ回路が前記ランプ電圧を追従し、前記負荷
    に実質電流ゲインを供給する出力電圧として出力信号を
    発生するオペアンプを具え、このオペアンプが前記ラン
    プ電圧を受けるように接続された第1の入力と、前記出
    力信号をモニタするように接続された第2の入力と、前
    記ランプ電圧を追従し、前記負荷に実質電流ゲインを供
    給する出力電圧を供給する出力とを具え、前記出力ドラ
    イバ回路が、前記第1のランプ電圧発生器に接続され、
    前記正に向かうランプ電圧に基づいて規定された第1の
    スルーレートを有する第1の増幅された出力信号で前記
    負荷を駆動するように動作する第1のドライバ回路と、
    前記負に向かうランプ電圧に基づいて規定された第2の
    スルーレートを有する第2の増幅された出力信号で前記
    負荷を駆動するように動作する第2のドライバ回路とを
    具えることを特徴とする回路。
  11. 【請求項11】 第1及び第2の入力レベル間で遷移す
    る入力信号に基づいて負荷を駆動する方法において、 (a)前記負荷から独立したランプ電圧を発生するステ
    ップと、 (b)前記ランプ電圧に基づいたスルーレートで第1及
    び第2の出力信号レベル間の遷移する出力信号で前記負
    荷を駆動するステップを具え、 ステップ(b)が、前記入力信号の遷移の一部に対する
    前記ランプ電圧を追従する出力信号で前記負荷を駆動し
    前記第1及び第2の出力信号レベルの一方に前記出力信
    号を切り換えるステップを具え、更にステップ(b)が
    所定のしきい値に達した前記ランプ電圧に応じて前記第
    1及び第2の信号レベルの一方に前記出力信号を切り換
    えるステップを具えることを特徴とする負荷を駆動する
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の負荷を駆動する方
    法において、前記ステップ(b)が、前記出力信号を前
    記ランプ電圧の変化レートより早いレートで前記ランプ
    電圧から前記第1及び第2の信号レベルへ遷移させるス
    テップと、好ましくは、前記入力信号の第1の極性の遷
    移に応じて、正へ向かうランプ電圧を発生するステップ
    と、前記入力信号の第2の極性の遷移に応じて負に向か
    うランプ信号を発生するステップとを具え、前記負荷が
    可変容量ラインを具えることを特徴とする負荷を駆動す
    る方法。
JP10260213A 1997-09-15 1998-09-14 定スルーレート増幅器 Pending JPH11191726A (ja)

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