JP2004214427A - 電子機器用筐体 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれることがなく、また、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が良好な電子機器用筐体を提供する。
【解決手段】ベース2の取付片12の前面側をカバー3の高さ寸法と略同一にカバー支持部14を形成し、ベース2の背板2bの上端を折曲形成した嵌合片9の左右両端部を延出して案内支持部11を形成する。筐体1を組み立てるにはベース2のカバー支持部14と案内支持部11にカバー3が載るように置き、カバー3を後方にスライドさせることにより各箇所の嵌合が行われ、取付ネジをカバー3のネジ挿通孔18に挿通させてベース2のタップ孔13に螺着して固定する。また、ベース2の前端縁の一部を立ち上げて保持片7を形成し、保持片7に穿設した保持孔7aにLEDランプ4を挿通させてLEDランプ4が動かないように保持している。
【選択図】 図1
【解決手段】ベース2の取付片12の前面側をカバー3の高さ寸法と略同一にカバー支持部14を形成し、ベース2の背板2bの上端を折曲形成した嵌合片9の左右両端部を延出して案内支持部11を形成する。筐体1を組み立てるにはベース2のカバー支持部14と案内支持部11にカバー3が載るように置き、カバー3を後方にスライドさせることにより各箇所の嵌合が行われ、取付ネジをカバー3のネジ挿通孔18に挿通させてベース2のタップ孔13に螺着して固定する。また、ベース2の前端縁の一部を立ち上げて保持片7を形成し、保持片7に穿設した保持孔7aにLEDランプ4を挿通させてLEDランプ4が動かないように保持している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースとカバーから成る電子機器用筐体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベースとカバーから成る電子機器用筐体としては、例えば非特許文献1に示されるようなものがある。この電子機器用筐体21は、図5〜図7に示すように底板22aと背板22bとを有するベース22と、前面板23aと天板23bと左右側板23cとを有するカバー23とで成っている。ベース22はLEDランプ24を実装した基板25をLEDランプ24が底板22aの前端で前方を向くように配置し底板22aに設けた溶接ナット26に螺着して取り付けられている。また、ベース22の左右両辺を折曲形成して取付片32が立設され、取付片32にはカバー23を螺着するためのタップ孔33が数箇所に形成されている。ベース22の背板22bの上端は内側方向に折曲形成された嵌合片29が形成され、ベース22の底板22aの前端縁の略中央にはカバー23と嵌合しやすいように先端部を斜め上に曲げた矩形状の接触片28を形成している。一方、カバー23は前面板23aにLEDランプ24が貫通するようにLED貫通孔35が穿設され、前面板23aの下端部が内側方向に折曲形成され、その端縁にベース22の接触片28と同様に先端部を曲げた接触片36がベース22の接触片28と干渉しないように間を空けて形成されている。カバー23の左右側板23cはベース22のタップ孔33と対向する位置に取付ネジ37が挿通するために取付ネジ37の径より大きいネジ挿通孔38と換気用の多数の通気孔39が穿設され、カバー23の天板23b内側の後端にベース22の嵌合片29を嵌合する段曲げ形状の嵌合受け片30が形成されている。このように構成したベース22とカバー23は、ベース22の嵌合片29とカバー23の嵌合受け片30が嵌合するとともに、ベース22の接触片28とカバー23の接触片36がカバー23とベース22の対向する部分に乗り上げるようにし、更にLEDランプ24がカバー23のLED貫通孔35を貫通するようにベース22に対してカバー23をスライドさせ、取付ネジ37をカバー23のネジ挿通孔38に挿通させてベース22のタップ孔33に螺着して固定していた。
【0003】
【非特許文献1】
“ネットワーク環境監視装置”[online]、平成14年3月、河村電器産業株式会社、[平成14年12月20日検索]、インターネット<URL:http://www.kawamura.co.jp/rack/lineup/rp45/index.html>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子機器用筐体はベースにカバーを嵌合させる際にカバーがLEDランプに不要に接触し、取り付け方向と取り付け位置がずれてしまい、LEDランプがカバーのLEDランプ貫通孔に一致しなくなるため、慎重に組み立てなければならず作業性が悪かった。また、ベースとカバーを嵌合させる際にカバーを高さ方向に位置決めするものがないため、ベースとカバーとが上下にずれて嵌合が非常に困難で組立性が悪かった。
【0005】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の目的は、カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれることがなく、また、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が良好な電子機器用筐体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片をカバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、ベースの取付片の前面側をカバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器用筐体において、ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、カバーを支持するとともにカバーの嵌合受け片をベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明によれば、ベースに基板を取り付け、基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体をベースに設けてLEDランプを保持可能にしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明によれば、底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片をカバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、ベースの取付片の前面側をカバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことにより、カバーを高さ方向に位置決めでき、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上する。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器用筐体において、ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、カバーを支持するとともにカバーの嵌合受け片をベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことにより、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上する。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、ベースに基板を取り付け、基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体をベースに設けてLEDランプを保持可能にしたことにより、カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれるのを防止することができる。
【0012】
【実施例】
本発明に係る電子機器用筐体の一実施例を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0013】
電子機器用筐体1は、底板2aと背板2bとを有するベース2と、前面板3aと天板3bと左右側板3cとを有するカバー3とで成っている。
【0014】
ベース2はLEDランプ4を実装した基板5をLEDランプ4が底板2aの前端で前方を向くように配置し底板2aに設けた溶接ナット6に螺着して取り付けられている。底板2aの前端縁は一部を立ち上げるように折曲形成してLEDランプ4の直径より大きい径の保持孔7aを穿設した保持片7が形成され、保持孔7aにLEDランプ4が挿通されてLEDランプ4が動かないように保持されている。また、底板2aの前端縁の略中央にはカバー3と嵌合しやすいように先端部を斜め上に曲げた矩形状の接触片8が形成されている。背板2bの上端は内側方向に折曲形成された嵌合片9が形成され、嵌合片9の左右両端部を延出してカバー3を支持するとともに後述するカバー3の嵌合受け片10をベース2の嵌合片9に案内するための案内支持部11が形成されている。また、ベース2の左右両辺は折曲形成して取付片12が立設され、取付片12にはカバー3を螺着するためのタップ孔13が数箇所に形成されている。取付片12の前面側はカバー3の高さ寸法と略同一のカバー支持部14が形成されている。
【0015】
一方、カバー3は前面板3aにLEDランプ4が貫通するようにLED貫通孔15が穿設され、前面板2aの下端部が内側方向に折曲形成され、その端縁にベース2の接触片8と同様に先端部を曲げた接触片16がベース2の接触片8及び保持片7と干渉しないように間を空けて形成されている。カバー3の左右側板3cはベース2のタップ孔13と対向する位置に取付ネジ17が挿通するために取付ネジ17の径より大きいネジ挿通孔18と、換気用の多数の通気孔19が穿設され、カバー3の天板3b内側の後端にベース2の嵌合片9を嵌合する段曲げ形状の嵌合受け片10が形成されている。
【0016】
このように構成したベース2とカバー3は、ベース2のカバー支持部14と案内支持部11にカバー3が載るように置き、カバー3を後方にスライドさせることによりベース2の嵌合片9とカバー3の嵌合受け片10が嵌合するとともに、ベース2の接触片8とカバー3の接触片16がカバー3とベース2の対向する部分に乗り上げて嵌合し、更にLEDランプ4がカバー3のLED貫通孔15を貫通する。そして、取付ネジ17をカバー3のネジ挿通孔18に挿通させてベース2のタップ孔13に螺着して固定する。
【0017】
尚、本実施例においてLEDランプを保持するための保持体としての保持片はベースと一体に形成したが、別に形成した部品をベースに固定しても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片をカバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、ベースの取付片の前面側をカバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことにより、カバーを高さ方向に位置決めでき、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上するという効果がある。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器用筐体において、ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、カバーを支持するとともにカバーの嵌合受け片をベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことにより、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上するという効果がある。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、ベースに基板を取り付け、基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体をベースに設けてLEDランプを保持可能にしたことにより、カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれるのを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器用筐体の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る電子機器用筐体のカバーの裏面を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る電子機器用筐体のLEDランプの取付部分を示す要部断面図である。
【図4】本発明に係る電子機器用筐体のベースにカバーを取り付ける様子を示す斜視図である。
【図5】従来の電子機器用筐体の分解斜視図である。
【図6】従来の電子機器用筐体のカバーの裏面を示す斜視図である。
【図7】従来の電子機器用筐体の外観斜視図である。
【符号の説明】
1…電子機器用筐体
2…ベース
3…カバー
4…LEDランプ
7…保持片
7a…保持孔
11…案内支持部
14…カバー支持部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースとカバーから成る電子機器用筐体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベースとカバーから成る電子機器用筐体としては、例えば非特許文献1に示されるようなものがある。この電子機器用筐体21は、図5〜図7に示すように底板22aと背板22bとを有するベース22と、前面板23aと天板23bと左右側板23cとを有するカバー23とで成っている。ベース22はLEDランプ24を実装した基板25をLEDランプ24が底板22aの前端で前方を向くように配置し底板22aに設けた溶接ナット26に螺着して取り付けられている。また、ベース22の左右両辺を折曲形成して取付片32が立設され、取付片32にはカバー23を螺着するためのタップ孔33が数箇所に形成されている。ベース22の背板22bの上端は内側方向に折曲形成された嵌合片29が形成され、ベース22の底板22aの前端縁の略中央にはカバー23と嵌合しやすいように先端部を斜め上に曲げた矩形状の接触片28を形成している。一方、カバー23は前面板23aにLEDランプ24が貫通するようにLED貫通孔35が穿設され、前面板23aの下端部が内側方向に折曲形成され、その端縁にベース22の接触片28と同様に先端部を曲げた接触片36がベース22の接触片28と干渉しないように間を空けて形成されている。カバー23の左右側板23cはベース22のタップ孔33と対向する位置に取付ネジ37が挿通するために取付ネジ37の径より大きいネジ挿通孔38と換気用の多数の通気孔39が穿設され、カバー23の天板23b内側の後端にベース22の嵌合片29を嵌合する段曲げ形状の嵌合受け片30が形成されている。このように構成したベース22とカバー23は、ベース22の嵌合片29とカバー23の嵌合受け片30が嵌合するとともに、ベース22の接触片28とカバー23の接触片36がカバー23とベース22の対向する部分に乗り上げるようにし、更にLEDランプ24がカバー23のLED貫通孔35を貫通するようにベース22に対してカバー23をスライドさせ、取付ネジ37をカバー23のネジ挿通孔38に挿通させてベース22のタップ孔33に螺着して固定していた。
【0003】
【非特許文献1】
“ネットワーク環境監視装置”[online]、平成14年3月、河村電器産業株式会社、[平成14年12月20日検索]、インターネット<URL:http://www.kawamura.co.jp/rack/lineup/rp45/index.html>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子機器用筐体はベースにカバーを嵌合させる際にカバーがLEDランプに不要に接触し、取り付け方向と取り付け位置がずれてしまい、LEDランプがカバーのLEDランプ貫通孔に一致しなくなるため、慎重に組み立てなければならず作業性が悪かった。また、ベースとカバーを嵌合させる際にカバーを高さ方向に位置決めするものがないため、ベースとカバーとが上下にずれて嵌合が非常に困難で組立性が悪かった。
【0005】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の目的は、カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれることがなく、また、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が良好な電子機器用筐体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片をカバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、ベースの取付片の前面側をカバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器用筐体において、ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、カバーを支持するとともにカバーの嵌合受け片をベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明によれば、ベースに基板を取り付け、基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体をベースに設けてLEDランプを保持可能にしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明によれば、底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片をカバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、ベースの取付片の前面側をカバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことにより、カバーを高さ方向に位置決めでき、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上する。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器用筐体において、ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、カバーを支持するとともにカバーの嵌合受け片をベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことにより、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上する。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、ベースに基板を取り付け、基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体をベースに設けてLEDランプを保持可能にしたことにより、カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれるのを防止することができる。
【0012】
【実施例】
本発明に係る電子機器用筐体の一実施例を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0013】
電子機器用筐体1は、底板2aと背板2bとを有するベース2と、前面板3aと天板3bと左右側板3cとを有するカバー3とで成っている。
【0014】
ベース2はLEDランプ4を実装した基板5をLEDランプ4が底板2aの前端で前方を向くように配置し底板2aに設けた溶接ナット6に螺着して取り付けられている。底板2aの前端縁は一部を立ち上げるように折曲形成してLEDランプ4の直径より大きい径の保持孔7aを穿設した保持片7が形成され、保持孔7aにLEDランプ4が挿通されてLEDランプ4が動かないように保持されている。また、底板2aの前端縁の略中央にはカバー3と嵌合しやすいように先端部を斜め上に曲げた矩形状の接触片8が形成されている。背板2bの上端は内側方向に折曲形成された嵌合片9が形成され、嵌合片9の左右両端部を延出してカバー3を支持するとともに後述するカバー3の嵌合受け片10をベース2の嵌合片9に案内するための案内支持部11が形成されている。また、ベース2の左右両辺は折曲形成して取付片12が立設され、取付片12にはカバー3を螺着するためのタップ孔13が数箇所に形成されている。取付片12の前面側はカバー3の高さ寸法と略同一のカバー支持部14が形成されている。
【0015】
一方、カバー3は前面板3aにLEDランプ4が貫通するようにLED貫通孔15が穿設され、前面板2aの下端部が内側方向に折曲形成され、その端縁にベース2の接触片8と同様に先端部を曲げた接触片16がベース2の接触片8及び保持片7と干渉しないように間を空けて形成されている。カバー3の左右側板3cはベース2のタップ孔13と対向する位置に取付ネジ17が挿通するために取付ネジ17の径より大きいネジ挿通孔18と、換気用の多数の通気孔19が穿設され、カバー3の天板3b内側の後端にベース2の嵌合片9を嵌合する段曲げ形状の嵌合受け片10が形成されている。
【0016】
このように構成したベース2とカバー3は、ベース2のカバー支持部14と案内支持部11にカバー3が載るように置き、カバー3を後方にスライドさせることによりベース2の嵌合片9とカバー3の嵌合受け片10が嵌合するとともに、ベース2の接触片8とカバー3の接触片16がカバー3とベース2の対向する部分に乗り上げて嵌合し、更にLEDランプ4がカバー3のLED貫通孔15を貫通する。そして、取付ネジ17をカバー3のネジ挿通孔18に挿通させてベース2のタップ孔13に螺着して固定する。
【0017】
尚、本実施例においてLEDランプを保持するための保持体としての保持片はベースと一体に形成したが、別に形成した部品をベースに固定しても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片をカバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、ベースの取付片の前面側をカバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことにより、カバーを高さ方向に位置決めでき、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上するという効果がある。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の電子機器用筐体において、ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、カバーを支持するとともにカバーの嵌合受け片をベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことにより、ベースとカバーとの嵌合がスムーズにできて組み立て作業性が向上するという効果がある。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、ベースに基板を取り付け、基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体をベースに設けてLEDランプを保持可能にしたことにより、カバーの着脱時にLEDランプの取り付け位置と取り付け方向がずれるのを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器用筐体の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る電子機器用筐体のカバーの裏面を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る電子機器用筐体のLEDランプの取付部分を示す要部断面図である。
【図4】本発明に係る電子機器用筐体のベースにカバーを取り付ける様子を示す斜視図である。
【図5】従来の電子機器用筐体の分解斜視図である。
【図6】従来の電子機器用筐体のカバーの裏面を示す斜視図である。
【図7】従来の電子機器用筐体の外観斜視図である。
【符号の説明】
1…電子機器用筐体
2…ベース
3…カバー
4…LEDランプ
7…保持片
7a…保持孔
11…案内支持部
14…カバー支持部
Claims (3)
- 底板と背板とを有するベースと、前面板と天板と左右側板とを有するカバーとで成り、ベースの背板の上端に形成した嵌合片を前記カバーの天板の後端に形成した嵌合受け片に嵌合し、前記カバーの左右側板に形成したネジ挿通孔にネジを挿通させてベースの底板の左右両辺に立設した取付片のネジ孔に螺着して固定する電子機器用筐体において、前記ベースの取付片の前面側を前記カバーの高さ寸法と略同一にカバー支持部を形成したことを特徴とする電子機器用筐体。
- 前記ベースの背板の嵌合片の左右両端部を延出し、前記カバーを支持するとともに前記カバーの嵌合受け片を前記ベースの嵌合片に案内するための案内支持部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子機器用筐体。
- ベースに基板を取り付け、該基板に実装したLEDランプをカバーのLEDランプ貫通孔から露出して成る電子機器用筐体において、前記LEDランプの直径より大きい径の保持孔を有する保持体を前記ベースに設けて前記LEDランプを保持可能にしたことを特徴とする電子機器用筐体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000003A JP2004214427A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 電子機器用筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000003A JP2004214427A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 電子機器用筐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004214427A true JP2004214427A (ja) | 2004-07-29 |
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JP2003000003A Pending JP2004214427A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 電子機器用筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004214427A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011003851A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Hitachi Ltd | 電子機器の筐体構造 |
JP2011071411A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Nec Infrontia Corp | 筐体構造 |
KR101387231B1 (ko) * | 2012-06-21 | 2014-04-21 | 삼성전기주식회사 | 피씨비 연배열 코드 추적성 시스템 및 피씨비 연배열 코드 추적 관리방법 |
CN106507590A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-03-15 | 深圳崇达多层线路板有限公司 | 塞孔垫板的制作方法 |
-
2003
- 2003-01-06 JP JP2003000003A patent/JP2004214427A/ja active Pending
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