JP2008058425A - スタンド付表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンドがリアカバーの内側で表示装置本体に固定されるスタンド付表示装置では、スタンド装着部がリアカバーから離れた位置にあると、リアカバーを貫通した固定ねじが、スタンド装着部に到達する前に落下してしまうという課題がある。
【解決手段】表示装置本体2と、リアカバー3と、表示装置本体2のリアカバー3から離れた位置に設けられたスタンド装着部16に着脱可能に取り付けられるスタンド4と、スタンド4を表示装置本体2のスタンド装着部16に固定する締結部材5と、を備え、締結部材5は、スタンド装着部16に螺合されると共にリアカバー3とスタンド装着部16との離間距離よりも短いねじ軸部51と、ねじ軸部51の一端に連続すると共にスタンド4を押圧する押圧面が設けられた操作部52とを有し、ねじ軸部51と操作部52を足した長さを離間距離Lよりも長くした。
【選択図】図9

Description

本発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラット表示パネルを備えた表示装置本体をスタンドで支持するようにしたスタンド付表示装置に関するものである。
従来の、この種のスタンド付表示装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、フラットパネルディスプレイ装置に関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたフラットパネルディスプレイ装置は、「スピーカーを内蔵したフラットパネルディスプレイ本体と、このフラットパネルディスプレイ本体を載せて支持するスタンドと、により構成されるフラットパネルディスプレイ装置において、上記スタンドの背面側に、上記フラットパネルディスプレイ本体を載せる台座部の両端から支柱を立設し、この支柱の間で低音域用のスピーカーを内蔵したスピーカーボックスを支持する構造とした」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献1に記載のフラットパネルディスプレイ装置によれば、「スピーカーボックスを大きく形成して大容量化を図ることができるので、より迫力のある重低音の音響システムを実現することができる(段落[0007]を参照)」という効果が期待される。
特開2006−030315号公報
この特許文献1に記載されたフラットパネルディスプレイ装置は、ディスプレイ本体2にスタンド10がビス止めされている。即ち、スタンド10は、支柱14,15がディスプレイ本体2の背面、いわゆるリアカバーを介して図示されていないディスプレイ本体2の固定部にビス止めされている。このように、特許文献1に記載されているようなスタンド付表示装置は、スタンドがリアカバーの外側で表示装置本体にビス止めされる構成となっている。
また、スタンド付表示装置としては、スタンドがリアカバーの内側で表示装置本体にビス止めされるものもある。この場合、リアカバーに貫通孔を設け、その貫通孔にビスを貫通させて表示装置本体とスタンドとをビス止めする。ところが、このようなスタンド付表示装置では、表示装置本体とスタンドとをビス止めする箇所がリアカバーから離れた位置にあると、ビスがリアカバーとビス止め箇所との間に落下してしまうという問題があった。
このような問題点を、図11を参照して詳細に説明する。図11は、従来のスタンド付表示装置の一具体例を示すスタンド付表示装置101を示すものであり、スタンド付表示装置101を縦方向に断面した状態を表している。スタンド付表示装置101は、表示装置本体102と、表示装置本体102の背面を覆うリアカバー103と、表示装置本体102を支持するスタンド104と、スタンド104を表示装置本体102に固定する固定ねじ(ビス)105を備えて構成されている。このスタンド付表示装置101のスタンド104は、リアカバー103の内側で表示装置本体102に固定ねじ105によって固定される。
表示装置本体102は、フラット表示パネル111と、このフラット表示パネル111の表示面111aを露出させるフロントカバー112と、フラット表示パネル111を支持するパネル支持部材113と、このパネル支持部材113に取り付けられる回路基板114等を備えている。表示装置本体102のパネル支持部材113は、スタンド104が取り付けられるスタンド装着部113aを有しており、このスタンド装着部113aには、固定ねじ105が螺合可能なねじ孔113bが設けられている。
また、リアカバー103のねじ孔113bと対向する位置には、固定ねじ105が貫通可能な大きさに設定された貫通孔103aが設けられている。スタンド104は、表示装置本体102とリアカバー103と間に挿入されてパネル支持部材113に固定される支持部116を有しており、この支持部116には、固定ねじ105が挿通される挿通孔116aが設けられている。
このような構成を有する従来のスタンド付表示装置101は、通常、表示装置本体102にリアカバー103が取り付けられた表示装置106と、スタンド104に分離された状態で梱包される。そして、搬送先において、ユーザーが表示装置106とスタンド104とを固定ねじ105により締結させる。この締結作業は、例えば、次のようにして行われる。
まず、スタンド104を載置面に載置し、そのスタンド104に上方から表示装置106を接近させて、スタンド4の支持部116を表示装置本体102のスタンド装着部に当接させる。そして、リアカバー103の貫通孔103aに固定ねじ105を挿通してリアカバー103を貫通させ、その後、固定ねじ105を支持部116の挿通穴116aに挿通させると共にパネル支持部材113aのねじ孔113bに螺合させる。これにより、スタンド104が表示装置本体102に締付固定される。
しかしながら、スタンド付表示装置101は、スタンド4の支持部116とリアカバー103との間が所定の距離Xだけ離間されており、固定ねじ105の全長は支持部116とリアカバー103との間の距離Xよりも短く設定されている。そのため、貫通孔103aを貫通した固定ねじ105が、スタンド装着部113のねじ孔に到達せずにリアカバー103の下片側に落下してしまうという問題があった。
この対策として、例えば、着磁ドライバー等の着磁した工具を使用することが考えられる。これにより、着磁した工具に固定ねじ105を吸着させて固定箇所まで導くことができ、固定ねじ105が落下することを防ぐことができる。ところが、ユーザーが必ずしも着磁した工具を所持しているとは限らないため、ユーザーが着磁した工具を所持していない場合には、固定ねじ105が落下するという問題を解決することができなかった。
また、着磁した工具を使用した場合であっても、固定箇所がリアカバー103から奥まった位置にあって、その固定箇所を視認することができないため、固定ねじ105をスタンド104の挿通穴116aに挿通させたり、スタンド装着部113aのねじ孔113bに螺合させたりすることが難しく、締結作業が煩雑になるという問題があった。更に、固定箇所がリアカバー103から奥まった位置にあると、工具のビット先端と固定ネジ105の頭部とを係合させる作業が非常に難しいという問題もあった。
また、その他の解決策として、固定ねじ105の長さをねじ孔113bに到達する程度に長く設定することが考えられる。ところが、この場合には、固定ねじ105の先端部がパネル支持部材113のスタンド装着部113aから大きく突出するため、フロントカバー112や、図示しないその他の部材に干渉してしまうという問題が生じる。
解決しようとする問題点は、スタンドがリアカバーの内側で表示装置本体に固定されるスタンド付表示装置において、スタンド装着部がリアカバーから離れた位置にあると、リアカバーを貫通した固定ねじが、スタンド装着部に到達する前に落下してしまう、という点である。また、その対策として、着磁ドライバー等の着磁した工具を使用すると、スタンド装着部に固定ねじを螺合させることが難しく、取付作業が煩雑になる、という点である。更に、工具のビット先端と固定ねじの頭部とを係合させ難いという点である。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、スタンドがリアカバーの内側で表示装置本体に固定されるスタンド付表示装置において、スタンドと表示装置本体の固定箇所がリアカバーから離れた位置にあっても、スタンドと表示装置本体を簡単に固定することができるスタンド付表示装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明のスタンド付表示装置は、表示装置本体と、表示装置本体の背面を覆うリアカバーと、表示装置本体のリアカバーから離れた位置に設けられたスタンド装着部に着脱可能に取り付けられるスタンドと、リアカバーに設けられた貫通孔を貫通してスタンドをスタンド装着部に固定する締結部材と、を備え、締結部材は、スタンド装着部に螺合されると共にリアカバーとスタンド装着部との離間距離よりも短いねじ軸部と、ねじ軸部の一端に連続すると共にスタンドを押圧する押圧面が設けられた操作部とを有し、ねじ軸部と操作部を足した長さをリアカバーとスタンド装着部との離間距離よりも長くしたことを最も主要な特徴とする。
本発明のスタンド付表示装置によれば、表示装置本体のスタンド装着部がリアカバーから離れた位置にあっても、スタンドを表示装置本体に簡単に固定することができる。
以下、本発明のスタンド付表示装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
図1〜図10は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明のスタンド付表示装置の第1の実施の形態を正面側から見た斜視図、図2は同じく背面側から見た斜視図、図3はスタンド付表示装置の分解斜視図、図4はリアカバーが取り付けられた表示装置本体とスタンドを示す説明図、図5は表示装置本体の底面とスタンドを拡大して示す説明図、図6はスタンド付表示装置を水平方向に断面した説明図、図7は締結部材の斜視図、図8〜図10は締結部材によって表示装置本体とスタンドを締結する状態を説明する説明図である。
図1〜図7には、本発明のスタンド付表示装置の第1の実施の形態として液晶ディスプレイテレビ1を示している。この液晶ディスプレイテレビ1は、テレビジョン受像機として画像を表示するものであり、いわゆる薄型の画像表示装置である。しかしながら、この発明に係るスタンド付表示装置としては、この実施の形態の液晶ディスプレイテレビ1に限定されるものではなく、プラズマディスプレイテレビ、その他スタンドで支持された各種の表示装置に適用できるものである。
この液晶ディスプレイテレビ1は、図1〜図3等に示すように、表示装置本体の一具体例を示すディスプレイ本体2と、このディスプレイ本体2の背面を覆うリアカバー3と、ディスプレイ本体2を下方から支持するスタンド4と、スタンド4をディスプレイ本体2に固定する締結部材5等を備えて構成されている。ディスプレイ本体2は、パネル組立体7と、このパネル組立体7の周囲を覆うフロントカバー8を備えている。
パネル組立体7は、横長の長方形に形成された発行デバイスである液晶パネル11と、この液晶パネル11の背面側に配置される図示しないバックライトパネルと、液晶パネル11及びバックライトパネルを支持するパネル支持部材12等から構成されている。図3に示すように、パネル支持部材12は、液晶パネル11及びバックライトパネルに見合った略長方形の筐状に形成されていて、液晶パネル11の表示面11aに対向される前面が開口されている。
パネル支持部材12の背面には、上下方向に延在された2本の補強部材14,14が配置されている。2本の補強部材14,14は、パネル支持部材12の略中央部において左右方向へ適当な間隔をあけて横並びに平行に配置されている。この2本の補強部材14,14は、ディスプレイ本体2に所定の強度を付与する背骨のようなものであり、その上端部14aはパネル支持部材12の上部にねじ止めされ、下端部14bはパネル支持部材12の下部にねじ止めされている。更に、パネル支持部材12の背面には、電源回路を有する図示しない電源基板や駆動回路その他の電気回路を有する図示しない回路基板が取り付けられている。
また、パネル支持部材12の下部には、スタンド4が着脱可能に固定されるスタンド装着部16が設けられている。このスタンド装着部16は、パネル支持部材12に一体的に設けられた固定部材17と、この固定部材17を覆う遮蔽カバー18とから構成されている。固定部材17には、4つのねじ孔17a(図6において2つを示す)が設けられており、これら4つのねじ孔17aに4つの締結部材5がそれぞれ螺合される。遮蔽カバー18は、固定部材17に見合った形状とされていて、4つのねじ孔17aに対応する位置にそれぞれ逃げ孔18aが設けられている。
ディスプレイ本体2のフロントカバー8は、横長の長方形をなす枠体からなり、パネル組立体7のパネル支持部材12に着脱可能にねじ止めされている。図3に示すように、フロントカバー8の幅方向の大きさは、パネル組立体7の幅方向の大きさよりも大きく設定されている。これにより、パネル組立体7に設けたスタンド装着部16の両側に所定の大きさのスペースが形成され、そのスペースには、図示しないスピーカー装置が取り付けられている。
リアカバー3は、ディスプレイ本体2の背面を完全に覆い隠すことができる大きさを有するカバー部材からなり、ディスプレイ本体2のパネル支持部材12にねじ止めされている。図3に示すように、リアカバー3のディスプレイ本体2に対向する面と反対側の面には、コネクタや接続端子の各接続部が露出される凹部21が設けられている。更に、リアカバー3の凹部21より下側であって、ディスプレイ本体2の固定部材17に設けた4つのねじ孔17aに対応する位置には、各締結部材5を貫通させるための4つの貫通孔22が設けられている。これら4つの貫通孔22は、締結部材5の後述する頭部55に見合った大きさに設定されている。
また、リアカバー3の下辺であって、4つの貫通孔23と対応する部分には、略長方形に形成された切欠き部23が設けられている。図4及び図5に示すように、リアカバー3の切欠き部23は、リアカバー3をディスプレイ本体2に取り付けた状態において、フロントカバー8の下辺によって閉塞される。この閉塞された切欠き部23には、スタンド4の後述する支持部33が挿入される。
図6に示すように、リアカバー3のディスプレイ本体2に対向する面には、4つの貫通孔22をそれぞれ貫通する各締結部材5を固定部材17のねじ孔17aに案内する4つのガイド部24が設けられている。4つのガイド部24は、各貫通孔22に連続する筒孔を有する円筒状をなしており、リアカバー3と一体に形成されている。これら4つのガイド部24の筒孔内に沿って各締結部材5をそれぞれ摺動させることにより、それら締結部材5が固定部材17の4つのねじ孔17aに案内される。
本実施の形態では、ガイド部24を円筒状に形成したが、本発明に係るガイド部としては、これに限定されるものではなく、例えば、角筒状に形成することができることは勿論、円弧状をなす複数のガイド片から形成することもできる。
図3〜図5に示すように、スタンド4は、床等の載置面に載置されるベース部31と、このベース部31の上面に設けられた支柱部32と、支柱部32のベース部31と反対側に設けられると共にディスプレイ本体2の固定部材17に固定される支持部33等を備えて構成されている。スタンド4のベース部31は略楕円形をした平板状の部材からなり、その上面の略中央部に、略円柱状をした支柱部32が突出されている。
図5等に示すように、支持部33は、正面側に開口された横長の筐状部材からなる支持部本体35と、この支持部本体35の上面部に連続して正面側に展開される第1の固定片36と、支持部本体35の左右の側面部に取り付けられる一対の第2の固定片37,37と、支持部本体35を支柱部32に連結する連結片38等を有している。支持部本体35は、長手方向の両端部が支柱部32の外側に突出されており、その突出された両端部の底面に一対の化粧部材39,39が取付けられている。
第1の固定片36には、支持部33をディスプレイ本体2の固定部材17に固定する締結部材5の後述するねじ軸部が挿通される挿通孔36a,36aが設けられている。また、連結片38は、支持部本体35の上面及び背面と支柱部32の上面に沿って延在されるクランク状に形成されている。そして、連結部材38は、固定ねじ41によって支持部本体35の上面及び背面と支柱部32の上面それぞれに固定されている。
図6に示すように、一対の第2の固定片37,37は、それぞれL字状に折り曲げ形成された部材からなる。第2の固定片37の一側は、支持部本体35の側面部に固定ねじ42によって固定され、他側は、支持部本体35の側面部の外側に突出されている。この第2の固定片37の他側には、第1の固定片36と同様に、支持部33をディスプレイ本体2の固定部材17に固定する締結部材5の後述するねじ軸部が挿通される挿通孔37aが設けられている。
図7に示すように、締結部材5は、スタンド装着部16の固定部材17に設けたねじ孔17aに螺合されるねじ軸部51と、このねじ軸部51の一端に連続する操作部52とを有している。この締結部材5の全長は、図6に示すように、スタンド4の一対の第2の固定片37,37をディスプレイ本体2のスタンド装着部16に当接させた状態において、リアカバー3に設けたガイド部24の先端から第2の固定片37までの距離L(以下、離間距離Lという。)よりも長くなるように設定されている。
締結部材5のねじ軸部51は、スタンド4をディスプレイ本体2に固定した状態において、固定部材17からディスプレイ本体2の前面側に突出する部分が、フロントカバー8と干渉しないような長さに設定されている。また、この長さは、ガイド部24の先端から第2の固定片37までの離間距離Lよりも短くなる。
締結部材5の操作部52は、ねじ軸部51に連続する中間部54と、この中間部54のねじ軸部51と反対側に連続する頭部55とから構成されている。中間部54は、ねじ軸部51の直径よりも大きい直径を有する円柱体からなり、軸方向の長さがねじ軸部51よりも長く設定されている。この中間部54のねじ軸部51側の端部には、押圧面54aが設けられている。
中間部54の押圧面54aは、スタンド4をスタンド装着部16に固定する際に、支持部33の第1の固定片36或いは第2の固定片37を固定部材17側に押圧する部分である。この押圧面54aには、第1の固定片36或いは第2の固定片37との間に摩擦抵抗を生じさせるための複数の突条部54bが設けられている。複数の突条部54bは、押圧面54aの周縁からねじ軸部51に向かってそれぞれ放物線状に延在されると共に、断面形状が略三角形とされている。このような溝54bを設けることにより、締結部材5が緩む心配がなく、支持部33を固定部材17にしっかりと固定することができる。
頭部55は、中間部54の直径よりも大きい直径を有する円柱体からなり、軸方向の長さが中間部54よりも短く設定されている。この頭部55の中間部54と反対側の面には、ドライバー等の工具が嵌合される図示しない嵌合凹部が設けられている。なお、頭部55の直径を中間部54の直径よりも大きくした理由は、図示しない嵌合凹部を大きいものにするためである。嵌合凹部を大きいものにすることにより、作業者は、大きな工具で締結部材5を回転させることができ、ねじ軸部51をねじ孔17aに容易に螺合させることができる。
本実施の形態では、締結部材5の操作部52を中間部54と頭部55に分けて形成したが、本発明に係る操作部としては、ねじ軸部よりも直径の大きい1本の円柱状に形成してもよい。また、本発明に係る操作部としては、円柱状に限定されるものではなく、例えば、ねじ軸部よりも端面の面積を大きくすることで押圧面が形成される角柱状に形成してもよい。
上述したような構成を有する液晶ディスプレイテレビ1は、例えば、次のようにしてディスプレイ本体2にスタンド4を取り付けることができる。
液晶ディスプレイテレビ1は、図4に示すように、リアカバー3が取り付けられたディスプレイ本体2に対してスタンド4が着脱可能に固定されるようになっている。ディスプレイ本体2にスタンド4を固定するには、まず、スタンド4の支持部33を、リアカバー3の切欠き部23によって形成された挿入穴に挿入する。
これにより、支持部33の第1の固定片36及び一対の第2の固定片37,37が、ディスプレイ本体2のスタンド装着部16に当接される。即ち、各固定片36,37が、遮蔽カバー18を介して固定部材17に当接される。このとき、第1の固定片36の2つの挿通穴36a,36aと一対の第2の固定片37,37の各挿通穴37a,37aが、遮蔽カバー18に設けた4つの逃げ孔18aを介して固定部材17に設けた4つのねじ穴17aにそれぞれ一致される。
次に、リアカバー3の4つの貫通孔22に4つの締結部材5をそれぞれ挿通させ、それら4つの締結部材5をリアカバー3の内側に貫通させる。そして、4つの締結部材5の各ねじ軸部51を各固定片36,37の挿通穴36a,36a,37a,37a及び遮蔽カバー18の4つの逃げ孔18aにそれぞれ挿通し、それらねじ軸部51を固定部材17の4つのねじ穴17aに螺合させる。これにより、スタンド4の第1の固定片36と一対の第2の固定片37,37が、スタンド装着部16の固定部材17に締付固定され、ディスプレイ本体2に対するスタンド4の取付けが完了する。
ここで、締結部材5がリアカバー3を貫通して、スタンド4の支持部33を締付固定するまでの状態を、支持部33の第2の固定片37を例に詳しく説明する。図8に示すように、第2の固定片37の挿通穴37と遮蔽カバー18の逃げ孔18aと固定部材17のねじ孔17aとを一致させた状態において、第2の固定片37は、リアカバー3に設けたガイド部24の先端から離間距離Lだけ離れている。
この状態において、締結部材5のねじ軸部51をリアカバー3の貫通孔22に対向させ、締結部材5を貫通孔22に挿通させる。これにより、締結部材5は貫通孔22を貫通し、その貫通孔22に連続する筒孔を有するガイド部24に案内されて第2の固定片37挿通穴37に接近する。
更に、締結部材5をガイド部24に沿って前進させると、図9に示すように、ねじ軸部51が第2の固定片37の挿通穴37aに挿通される。その際、ガイド部24の先端から第2の固定片37までは離間距離Lだけ離れているが、締結部材5の全長が離間距離Lよりも長いため、締結部材5がディスプレイ本体2とリアカバー3の間に落下する心配がない。また、締結部材5がガイド部24に案内されるため、作業者は、ねじ軸部51を固定片37挿通穴37に容易に挿通させることができる。
続いて、締結部材5を前進させると、ねじ軸部51が遮蔽カバー18の逃げ孔18aを貫通し、固定部材17のねじ孔17aに到達する。その後、ドライバー等の工具により締結部材5を回転させると、ねじ軸部51が固定部材17のねじ孔17aに螺合される。ねじ軸部51がねじ孔17aに螺合されると、締結部材5の中間部54に設けた押圧面54aがスタンド4の第2の固定片37を固定部材17側に押圧する。これにより、第2の固定片37が固定部材17に締付固定される。
第2の固定片37が固定部材17に締付固定された状態において、押圧面54aと第2の固定片37との間には、押圧面54aに設けた複数の突条部54bによって摩擦抵抗が生じる。これにより、締結部材5が緩む心配がなく、第2の固定片37を固定部材17にしっかりと固定することができる。なお、第1の固定片36も第2の固定片37と同様に、締結部材5によって締付固定される。
以上説明したように、本発明のスタンド付表示装置によれば、表示装置本体のスタンド装着部がリアカバーから離れた位置にあっても、締結部材がリアカバーと表示装置本体の間に落下する心配がなく、表示装置本体に対するスタンドの取付作業を容易に行うことができる。しかも、締結部材によってスタンドを表示装置本体に締付固定した状態において、その締結部材のねじ軸部がフロントカバーやその他の部材に干渉することがない。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態においては、画像表示装置として液晶ディスプレイテレビを適用した例について説明したが、プラズマディスプレイテレビ、その他のスタンド付表示装置にも適用できるものである。また、本実施の形態では、4つの締結部材によってスタンドを表示装置本体に締付固定する構成としたが、本発明に係る締結部材の数は、3つ以下でもよく、また、5つ以上であってもよい。
本発明のスタンド付表示装置の第1の実施の形態を示すもので、正面側から見た斜視図である。 本発明のスタンド付表示装置の第1の実施の形態を示すもので、背面側から見た斜視図である。 本発明のスタンド付表示装置の第1の実施の形態を示すもので、正面側から見た分解斜視図である。 本発明のスタンド付表示装置の第1の実施の形態を示すもので、リアカバーが取り付けられた表示装置本体とスタンドとに分離した状態の説明図である。 リアカバーが取り付けられた表示装置本体の底面とスタンドとを拡大した説明図である。 図1に示すスタンド付表示装置を水平方向に断面して、表示装置本体とスタンドとの固定箇所を説明する説明図である。 表示装置本体にスタンドを締付固定する締結部材の斜視図である。 表示装置本体に対するスタンドの締付固定を説明するもので、リアカバーの貫通孔に締結部材を対向させた状態の説明図である。 表示装置本体に対するスタンドの締付固定を説明するもので、締結部材を固定箇所に到達させた状態の説明図である。 表示装置本体に対するスタンドの締付固定を説明するもので、締結部材を固定箇所に螺合させた状態の説明図である。 従来のスタンド付表示装置を説明する説明図である。
符号の説明
1…液晶ディスプレイテレビ(スタンド付表示装置)、 2…ディスプレイ本体(表示装置本体)、 3…リアカバー、 4…スタンド、 5…締結部材、 7…パネル組立体、 8…フロントカバー、 11…液晶パネル、 12…パネル支持部材、 16…スタンド装着部、 17…固定部材、 17a…ねじ孔、 18…遮蔽カバー、 18a…逃げ孔、 22…貫通孔、 24…ガイド部、 31…ベース部、 32…支柱部、 33…支持部、 36…第1の固定片、 37…第2の固定片、 36a,37a…挿通孔、 51…ねじ軸部、 52…操作部、 54…中間部、 54a…押圧面、 54b…突条部

Claims (4)

  1. 表示装置本体と、
    前記表示装置本体の背面を覆うリアカバーと、
    前記表示装置本体の前記リアカバーから離れた位置に設けられたスタンド装着部に着脱可能に取り付けられるスタンドと、
    前記リアカバーに設けられた貫通孔を貫通して前記スタンドを前記スタンド装着部に固定する締結部材と、を備え、
    前記締結部材は、前記スタンド装着部に螺合されると共に前記リアカバーと前記スタンド装着部との離間距離よりも短いねじ軸部と、前記ねじ軸部の一端に連続すると共に前記スタンドを押圧する押圧面が設けられた操作部とを有し、
    前記ねじ軸部と前記操作部を足した長さを前記離間距離よりも長くしたことを特徴とするスタンド付表示装置。
  2. 前記リアカバーは、前記締結部材を前記スタンド装着部に案内するガイド部を有することを特徴とする請求項1記載のスタンド付表示装置。
  3. 前記ガイド部は、前記貫通孔に連続する筒孔を有すると共に前記スタンド装着部に向かって延在される筒体に形成したことを特徴とする請求項2記載のスタンド付表示装置。
  4. 前記操作部の前記押圧面に、前記スタンド装着部との間に摩擦抵抗を生じさせる複数の突条部を設けたことを特徴とする請求項1記載のスタンド付表示装置。
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