JP3111586U - テレビジョンおよび基板固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の固定を容易、かつ、確実に行うことができるテレビジョンおよび基板固定構造の提供。
【解決手段】ネジ60の頭部61と前面キャビネット20の前面とでプリント基板54を前後に挟み込むことにより、リモコン受信基板50を前面キャビネット20に対して固定する。従って、プリント基板54にネジ穴を形成する必要がないため、プリント基板54の製造コストを低減するとともに、プリント基板54のパターン設計の自由度を向上させることができる。また一本のネジ60で固定することができるため、リモコン受信基板50の取り付け作業を簡略化させることができる。また、剛性の高いネジ60で直接リモコン受信基板50を押さえ付けることができるため、固定後にリモコン受信基板50がぐらついたりするようなこともない。
【選択図】図8

Description

本考案は、テレビジョンおよび基板固定構造に関する。
従来、この種の基板固定構造として、筐体に対して押さえ板を2本のネジによって固定することにより、同押さえ板と筐体とでプリント基板を垂直に挟み込んで固定するものが知られている(例えば、特許文献1、参照。)。
かかる構成によれば、プリント基板に対してネジ止め用の穴を形成する必要がなくなり、同ネジ止め穴による同プリント基板の設計上の制約を解消することが可能であった。
実開平5−72186号
しかしながら、押さえ板を2本のネジによって固定しなければならず、プリント基板の固定作業が煩雑であるという課題があった。また、押さえ板を介してプリント基板の固定がなされるため、押さえ板がぐらついたり変形したりしてプリント基板の固定が不安定となるという問題もあった。
本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、基板の固定を容易、かつ、確実に行うことができるテレビジョンおよび基板固定構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項2にかかる考案では、キャビネットの壁面に対して略垂直に取り付けられるプリント基板と、上記キャビネットの壁面から略垂直に一本立設された略筒状のネジ止めボスと、上記プリント基板を上記キャビネットの壁面と頭部とで挟み込むように上記ネジ止めボスに対して螺合されるネジとを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項2の考案において、プリント基板がキャビネットの壁面に対して略垂直に取り付けられる。上記キャビネットの壁面から略垂直に略筒状のネジ止めボスが一本立設される。そして、ネジを上記ネジ止めボスに対して螺合することにより、同ネジの頭部と上記キャビネットの壁面とで上記プリント基板を挟み込んで固定する。かかる構成により、一本のネジによって上記プリント基板を直接固定することができる。
また、請求項3にかかる考案では、上記ネジ止めボスは、上記プリント基板の実装面における実装部品の隙間部位に対して側面が略接触する構成としてある。
上記のように構成した請求項3の考案において、上記プリント基板の実装面に対して上記ネジ止めボスの側面が略接触するため、上記ネジを同プリント基板の近い位置に螺合させることができる。従って、上記ネジの頭部を大型化しなくても、上記プリント基板を挟み込むことが可能となる。上記ネジ止めボスの側面が上記プリント基板の実装面に略接触して同プリント基板の姿勢を安定させることもできる。また、上記実装部品の隙間部位に上記ネジ止めボスが略接触するため、同実装部品と同ネジ止めボスとの干渉を避けることができる。
さらに、請求項4にかかる考案では、上記プリント基板には、発光方向および受光方向が同プリント基板に対して平行となるように発光素子とリモコン受光素子とが実装される構成としてある。
上記のように構成した請求項4の考案において、上記プリント基板に発光素子とリモコン受光素子とが実装される。そして、上記発光素子と上記リモコン受光素子の発光方向と受光方向が上記プリント基板と平行となる。これにより、上記キャビネットの壁面に対して略垂直に発光および受光を行わせることができ、同キャビネットに発光穴やリモコン受光穴を形成することが可能となる。
さらに、請求項5にかかる考案は、上記リモコン受信基板の両縁を外側から挟み込む略コの字状の基板ガイド部が上記キャビネットから略垂直に一対立設される構成としてある。
上記のように構成した請求項5の考案において、上記キャビネットから略コの字状の基板ガイド部が略垂直に一対立設され、同基板ガイド部によって上記リモコン受信基板の両縁が外側から挟み込まれる。これにより、上記プリント基板の姿勢を安定させることができる。
また、請求項6にかかる考案は、上記ネジの頭部にはフランジ部が備えられ、同フランジ部と上記キャビネットの壁面とが上記プリント基板を挟み込む構成としてある。
上記のように構成した請求項6の考案において、上記ネジの頭部にはフランジ部が備えられる。そして、上記プリント基板が上記フランジ部と上記キャビネットの壁面とによって挟み込まれる。上記フランジ部によれば広い面積で上記プリント基板を挟み込むことができる。
また、請求項7にかかる考案は、上記キャビネットの壁面には、上記実装部品が挿入される略筒状の部品ガイド部が立設される構成としてある。
上記のように構成した請求項7の考案において、上記実装部品が挿入される略筒状の部品ガイド部が上記キャビネットの壁面に立設される。上記部品ガイド部に上記実装部品を挿入することにより、上記プリント基板の姿勢を安定させることができる。
さらに、請求項8にかかる考案は、上記キャビネットの壁面には、上記プリント基板の縁部が挿入可能な溝が形成される構成としてある。
上記のように構成した請求項8の考案において、上記プリント基板の縁部が挿入可能な溝が上記キャビネットの壁面に形成される。これにより、上記プリント基板の縁部を固定し、上記プリント基板の姿勢を安定させることができる。
以上の構成を踏まえたうえで、請求項1の考案は、フロントキャビネットの前面に対して略垂直に取り付けられるリモコン受信基板と、上記リモコン受信基板の実装面において発光方向および受光方向が前方となるように実装された発光素子とリモコン受光素子と、上記フロントキャビネットの前面から後方に一対立設され、上記リモコン受信基板の両縁を外側から挟み込む略コの字状の基板ガイド部と、上記リモコン受信基板の実装面における上記発光素子と上記リモコン受信素子との隙間部位に対して側面が略接触するように上記フロントキャビネットの前面から後方に一本立設された略筒状のネジ止めボスと、上記リモコン受信基板を上記フロントキャビネットの前面と頭部に設けられたフランジ部とで挟み込むように上記ネジ止めボスに対して螺合されるネジとを具備する構成としてある。
このような、より具体的な構成において上述した請求項2〜請求項8の各考案と同様の作用を奏することは言うまでもない。
以上説明したように請求項1および請求項2の考案によれば、基板の固定を容易、かつ、確実に行うことができるテレビジョンおよび基板固定構造を提供することができる。
請求項3の考案によれば、プリント基板の姿勢を安定させるとともに、ネジを小型化することができる。
請求項4の考案によれば、リモコン受信基板をキャビネットに対して容易、かつ、確実に固定することができる。
請求項5の考案によれば、プリント基板の姿勢を安定させることができる。
請求項6の考案によれば、確実にプリント基板を挟み込むことができる。
請求項7の考案によれば、プリント基板の姿勢を安定させることができる。
請求項8の考案によれば、簡易な構成によりプリント基板の姿勢を安定させることができる。
ここでは、下記の順序に従って本考案の実施形態について説明する。
(1)液晶テレビジョンの全体構成:
(2)基板固定構造について:
(3)変形例:
(4)まとめ:
(1)液晶テレビジョンの全体構成:
以下、本考案の一実施形態にかかるパネル表示テレビジョンとしての液晶テレビジョンについて説明する。図1は、液晶テレビジョンを正面から見て示している。同図において、液晶テレビジョン10は、キャビネット11と表示パネルとしての液晶パネル30と脚部70とから構成されている。キャビネット11の前方部分を構成する前面キャビネット20の中央部に窓部21が形成されており、同前面キャビネット20は矩形枠状となっている。
そして、窓部21から前面キャビネット20の背面側に配置された液晶パネル30が前方に露出している。前面キャビネット20の下部には、電源操作やチャンネル操作を行うための操作スイッチ27が備えられている。また、操作スイッチ27の側方には電源LED穴28と受光穴29が幅方向に並んで形成されている。また、脚部70は、キャビネット11を支持しており、それにより液晶テレビジョン10が正立し、液晶パネル30の表示面が略鉛直に配向させられている。なお、以下の説明において特別に示さない限り、液晶テレビジョン10の正立時における方向を基準として説明を行うものとする。
図2は、液晶テレビジョン10を分解した様子を側方から見て示している。同図において、キャビネット11の前方部分を構成する前面キャビネット20と後方部分を構成する背面キャビネット80とが前後に配置され、これらによって挟み込まれる位置に液晶ユニット40が配置されている。液晶ユニット40の前面側に液晶パネル30が表示面を前方に露出するように取り付けられている。一方、液晶ユニット40の後方に金属製の保護カバー32が取り付けられている。保護カバー32は、液晶ユニット40に取り付けられた液晶パネル30の背面側を保護するとともに、同背面側に備えられるバックライト等の各種電装部材を内側に収容している。保護カバー32の後方には映像出力基板34が備えられている。映像出力基板34の映像出力端子はフラットケーブル35を介して液晶パネル30と接続している。
液晶ユニット40の後方には、チューナ基板37も備えられており、アンテナ入力やコンポジット入力等の入力端子37aを側方に配向させている。また、チューナ基板37の紙面奥方には電源基板36が備えられており、電源ケーブル38から供給された電源を液晶テレビジョン10の各部にて使用可能な電源に変換しつつ、同各部に出力している。以上のように、液晶ユニット40には予め各種部材30,32,34,35,36が組み付けられているため、これらを一体的に取り扱うことができる。
図3は、前面キャビネット20を後方から見て示している。同図において、前面キャビネット20は略矩形枠状に形成されており、中央を肉抜きすることにより矩形状の窓部21が形成されている。窓部21の幅および高さは液晶パネル30の幅および高さよりもわずかに小さく形成されている。窓部21の下方の操作スイッチ27を後方から覆うようにスイッチ基板23がネジ止めよって取り付けられている。スイッチ基板23の前方には操作スイッチ27に対応したタクトスイッチが実装されているため、操作スイッチ27の操作状態を検出することが可能となっている。
また、スイッチ基板23の側方にはリモコン受信基板50が取り付けられている。リモコン受信基板50の上方の実装面には、リモコン受光素子51と電源LED52とコネクタ53とが実装されている。リモコン受信基板50は略水平となるように取り付けられており、前面キャビネット20の前方壁面に対しては略垂直とされている。リモコン受光素子51は、受光穴29を介して外部から赤外線リモコン信号を受光し、同赤外線に応じた電気信号を生成する光電素子である。なお、外部から赤外線のみを透過させる偏光フィルタはリモコン受光素子51に取り付けてもよいし、受光穴29に取り付けてもよい。リモコン受光素子51にて生成された電気信号はコネクタ53を介して液晶ユニット40の各種制御基板に出力される。電源LED52はコネクタ53を介して駆動電流を入力して発光する発光素子である。電源LED52にて発光した光は電源LED穴28を介して外部に放出される。
(2)基板固定構造について:
次に、リモコン受信基板50の固定構造について詳細に説明する。図4は、前面キャビネット20におけるリモコン受信基板50が取り付けられる部位を斜めから見て示している。同図において、上述した電源LED穴28と受光穴29とが並んで形成されている。なお、受光穴29には赤外線のみを透過させる偏光フィルタが取り付けられていてもよい。電源LED穴28と受光穴29の左右外側に一対の基板ガイド部24,24が前面キャビネット20の前面から垂直に立設されている。基板ガイド部24,24は、それぞれ断面が略コの字状のレールであり、同レールの内側を幅方向内側に互いに向かい合わせている。基板ガイド部24,24は前面キャビネット20の前面から後方に向かって垂直に立設されているため、レールの形成方向は前後方向となる。
基板ガイド部24,24の幅方向中央位置には、略円筒状のネジ止めボス25が前面キャビネット20の前面から垂直に立設されている。ネジ止めボス25の内径壁面には、ネジ山が形成されており、ネジ止めボス25に対してネジを螺合することが可能となっている。ネジ止めボス25は前面キャビネット20の前面から後方に向かって垂直に立設されているため、ネジを螺合方向は後方から前方に向かう方向となる。
図5および図6は、リモコン受信基板50を前方および側方から見て示している。同図において、略板状のプリント基板54の上面を構成する実装面にリモコン受光素子51と電源LED52とコネクタ53とを実装することにより、リモコン受信基板50が形成されている。リモコン受光素子51と電源LED52とコネクタ53は、それぞれ下方に向かってリードが延出されており、各リードがプリント基板54に形成された図示しない貫通穴を貫通し、プリント基板54の下面の半田51a,52a,53aによって半田付けされている。
リモコン受光素子51と電源LED52の各リードは、リモコン受光素子51と電源LED52からリモコン受光素子51に対して平行に延出されており、所定の長さで下方に向かって垂直に屈曲されている。そして、このリードの下方部分をプリント基板54に垂直に貫通させ半田付けを行うことにより、リモコン受光素子51と電源LED52とをプリント基板54に対して略平行に実装することができる。なお、リモコン受光素子51と電源LED52のみが実装されたリモコン受信基板50を個別に形成することにより、リモコン受光素子51と電源LED52の配置の設計変更に柔軟に対応することができる。
リモコン受光素子51はプリント基板54に実装された状態において、赤外線が入射可能な受光部を前方に配向させ、受光方向が前方となっている。同様に、電源LED52もプリント基板54に実装された状態において、発光方向を前方に配向させている。リモコン受光素子51と電源LED52の受光部と発光部の前後位置は、それぞれプリント基板54の前方縁部とほぼ同じとなっている。また、リモコン受光素子51と電源LED52との間には幅方向の隙間が設けられており、同隙間においてリモコン受信基板50が平坦となっている。
図7は、前面キャビネット20にリモコン受信基板50が取り付けられる様子を示している。同図において、左右の基板ガイド部24,24に両縁が外側から挟み込まれるようにして、リモコン受信基板50が基板ガイド部24,24の内側に後方から前方に向かって差し込まれている。基板ガイド部24,24が幅方向に向かい合う間隔は、プリント基板54の幅よりわずかに大きくされているため、プリント基板54の両縁を基板ガイド部24,24の内側に摺接させつつ、リモコン受信基板50の挿入をガイドすることができる。また、リモコン受信基板50を挿入する際に、ネジ止めボス25の側面は、リモコン受信基板50におけるリモコン受光素子51と電源LED52との間に設けられた隙間に対して摺接する。従って、ネジ止めボス25によってもリモコン受信基板50の挿入をガイドすることができる。なお、リモコン受光素子51と電源LED52の受光部と発光部がそれぞれ前方に向かう方向でリモコン受信基板50が挿入される。
図8は、リモコン受信基板50の取り付けが完了した様子を示している。同図において、プリント基板54の縁部が前面キャビネット20の前面に突き当たるまで、リモコン受信基板50が挿入されている。このとき、リモコン受光素子51と電源LED52の受光部と発光部がそれぞれ受光穴29と電源LED穴28に到達する。すなわち、リモコン受光素子51の受光部が受光穴29から前方に臨み、前方から発振された赤外線リモコン信号を受光することが可能となる。同様に、電源LED52の発光部が電源LED穴28から前方に臨み、前方の視聴者から電源LED52の発光状態が視認可能となる。
プリント基板54の前後の長さと、ネジ止めボス25の高さとが同等とされている。従って、ネジ60の頭部61がネジ止めボス25の先端に到達するまでネジ60を螺合させることにより、ネジ60の頭部61によってプリント基板54の後方縁部を前方に向かって押さえ付けることができる。一方、プリント基板54の前方縁部は前面キャビネット20の前面に突き当たっているため、ネジ60の頭部61と前面キャビネット20の前面とでプリント基板54を前後に挟み込んで固定することが可能となっている。また、基板ガイド部24,24がプリント基板54を挟み込んでいるため、プリント基板54は左右方向にも上下方向にも拘束されている。従って、リモコン受信基板50を完全に固定することができる。
さらに、ネジ60の頭部61の下方部分を広径に延設することによりフランジ部62が設けられている。従って、フランジ部62によってプリント基板54の後方縁部を広く押さえつけることができるため、リモコン受信基板50を安定して固定することができる。また、ネジ60は金属で形成されているため剛性が高く、リモコン受信基板50がぐらついたりすることもない。さらに、取り付け後においても、ネジ止めボス25がリモコン受信基板50に略接触するため、リモコン受信基板50の姿勢を安定して維持することができる。また、一本のネジ60によってリモコン受信基板50の固定を完了させることができ、取り付け作業を効率よく行うことができる。また、プリント基板54にネジ穴を形成する必要がないため、プリント基板54の製造コストを低減するとともに、プリント基板54のパターン設計の自由度を向上させることができる。
ところで、ネジ60の頭部61の最外径がプリント基板54の後方縁部に到達しない場合には、プリント基板54をネジ60の頭部61によって押さえつけることはできない。しかし、ネジ止めボス25はプリント基板54に摺接する位置に形成されており、ネジ止めボス25とプリント基板54とが近接しているため、ネジ60の頭部61を大型化しなくてもプリント基板54をネジ60の頭部61によって押さえつけることができる。また、ネジ止めボス25は、リモコン受信基板50におけるリモコン受光素子51と電源LED52との間に設けられた隙間に配置されているため、リモコン受光素子51と電源LED52に阻害されることなくネジ止めボス25とプリント基板54とを近接させることができる。
(3)変形例:
図9は、変形例にかかる前面キャビネット20にリモコン受信基板50が取り付けられる様子を示している。同図において、前面キャビネット20の前面からネジ止めボス25が立設され、ネジ止めボス25の側方には略筒状の部品ガイド部27a,27aが立設されている。一方の部品ガイド部27aは、略矩形筒状に形成されており、内部がリモコン受光素子51の外形よりわずかに大きい形状となっている。もう一方の部品ガイド部27aは、略円筒状に形成されており、内部が電源LED52の外形よりわずかに大きい形状となっている。前面キャビネット20の前面においてプリント基板54の前方縁部が突き当たる部位には、プリント基板54の前方縁部を侵入可能な線状の溝26が形成されている。そして、溝26の深さとネジ止めボス25の高さとの合計が、プリント基板54の前後の長さと同じとなっている。
かかる構成において、部品ガイド部27a,27aにそれぞれリモコン受光素子51と電源LED52を挿入させるとともに、ネジ止めボス25の側面にリモコン受信基板50を摺接させながら、プリント基板54の前方縁部を溝26に侵入させることができる。そして、プリント基板54の前方縁部が溝26に侵入した状態において、ネジ60の頭部61がネジ止めボス25の先端に到達するまでネジ60を螺合させることにより、ネジ60の頭部61によってプリント基板54の後方縁部を前方に向かって押さえ付けることができる。従って、ネジ60の頭部61と前面キャビネット20の前面とでプリント基板54を前後に挟み込んで固定することが可能となっている。
さらに、プリント基板54の前方縁部が溝26に侵入しているため、同前方縁部が上下左右に移動することが防止できる。また、部品ガイド部27a,27aにそれぞれリモコン受光素子51と電源LED52とが挿入されているため、リモコン受光素子51と電源LED52が動くことも規制される。従って、リモコン受信基板50を完全に固定することができる。本変形例においては、リモコン受信基板50をガイドするレールを立設する必要がないため、前面キャビネット20のスペースを有効に利用することができる。
(4)まとめ:
以上説明したように、本考案において、ネジ60の頭部61と前面キャビネット20の前面とでプリント基板54を前後に挟み込むことにより、リモコン受信基板50を前面キャビネット20に対して固定する。従って、プリント基板54にネジ穴を形成する必要がないため、プリント基板54の製造コストを低減するとともに、プリント基板54のパターン設計の自由度を向上させることができる。また一本のネジ60で固定することができるため、リモコン受信基板50の取り付け作業を簡略化させることができる。また、剛性の高いネジ60で直接リモコン受信基板50を押さえ付けることができるため、固定後にリモコン受信基板50がぐらついたりするようなこともない。
本考案の一実施形態にかかる液晶テレビジョンの正面図である。 液晶テレビジョンの分解側面図である。 前面キャビネットの背面図である。 前面キャビネットの背面斜視図である。 リモコン受信基板の正面図である。 リモコン受信基板の側面図である。 リモコン受信基板を取り付ける際の前面キャビネットの背面斜視図である。 リモコン受信基板を取り付けた後の前面キャビネットの背面斜視図である。 変形例にかかる前面キャビネットの背面斜視図である。
符号の説明
10…液晶テレビジョン
11…キャビネット
20…前面キャビネット
21…窓部
23…スイッチ基板
24…基板ガイド部
25…ネジ止めボス
26…溝
27…操作スイッチ
27a…部品ガイド部
28…電源LED穴
29…受光穴
30…液晶パネル
50…リモコン受信基板
51…リモコン受光素子
52…電源LED52
53…コネクタ
54…プリント基板
60…ネジ
61…頭部
62…フランジ部
70…脚部
80…背面キャビネット

Claims (8)

  1. フロントキャビネットの前面に対して略垂直に取り付けられるリモコン受信基板と、
    上記リモコン受信基板の実装面において発光方向および受光方向が前方となるように実装された発光素子とリモコン受光素子と、
    上記フロントキャビネットの前面から後方に一対立設され、上記リモコン受信基板の両縁を外側から挟み込む略コの字状の基板ガイド部と、
    上記リモコン受信基板の実装面における上記発光素子と上記リモコン受信素子との隙間部位に対して側面が略接触するように上記フロントキャビネットの前面から後方に一本立設された略筒状のネジ止めボスと、
    上記リモコン受信基板を上記フロントキャビネットの前面と頭部に設けられたフランジ部とで挟み込むように上記ネジ止めボスに対して螺合されるネジとを具備することを特徴とするテレビジョン。
  2. キャビネットの壁面に対して略垂直に取り付けられるプリント基板と、
    上記キャビネットの壁面から略垂直に一本立設された略筒状のネジ止めボスと、
    上記プリント基板を上記キャビネットの壁面と頭部とで挟み込むように上記ネジ止めボスに対して螺合されるネジとを具備することを特徴とする基板固定構造。
  3. 上記ネジ止めボスは、上記プリント基板の実装面における実装部品の隙間部位に対して側面が略接触することを特徴とする請求項2に記載の基板固定構造。
  4. 上記プリント基板には、発光方向および受光方向が同プリント基板に対して平行となるように発光素子とリモコン受光素子とが実装されることを特徴とする請求項3に記載の基板固定構造。
  5. 上記リモコン受信基板の両縁を外側から挟み込む略コの字状の基板ガイド部が上記キャビネットから略垂直に一対立設されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の基板固定構造。
  6. 上記ネジの頭部にはフランジ部が備えられ、同フランジ部と上記キャビネットの壁面とが上記プリント基板を挟み込むことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の基板固定構造。
  7. 上記キャビネットの壁面には、上記実装部品が挿入される略筒状の部品ガイド部が立設されることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の基板固定構造。
  8. 上記キャビネットの壁面には、上記プリント基板の縁部が挿入可能な溝が形成されることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の基板固定構造。
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