JP2009260259A - スライド操作装置及びスライド制御盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな基板面積を確保することができ、且つ幅方向の配置スペースが小さくて済むスライド操作装置、及び該スライド操作装置を備えたスライド制御盤を提供する。
【解決手段】操作子(連結ロッド23、摘み部24)、及び該操作子をスライド可能に支持する躯体25を備えた設定部本体20Aと、基板40Aと、取付部30とを備え、取付部30は、平面状部材61と、操作パネル2に対面する対向部位62tと、操作パネル裏側に固定するためのパネル固定部64とを備え、設定部本体20Aは、対向部位62tに交差する方向T及び操作子のスライド方向Sに延在し、操作子は、躯体25内から躯体外方へ向かって延び、取付部30は、平面状部材61の一方の側に設定部本体20Aを保持し、平面状部材61の他方の側に基板40Aを保持しているスライド操作装置10A、及び複数の該装置を操作パネルに取り付けたスライド制御盤1。
【選択図】図10

Description

本発明は、操作子のスライドにより電子楽器や音響設備のパラメータ設定を行なうためのフェーダやミキサ等のスライド操作装置、及び複数のスライド操作装置を備えたスライド制御盤に関する。
このようなスライド操作装置として、フェーダが多く使用されており、スライド制御盤としては、複数のフェーダを備えたミキサが多用されている。フェーダは、箱状の本体の上部に設けた摘み部等の操作子をスライドすることにより、スライド位置に応じて音量、音質、エフェクト等の制御パラメータの設定を行なうためのものであり、操作子のスライドを手動で行なうものや、これにモータ駆動を加えたものがある。電子楽器や音響設備は、フェーダから送られた制御信号に基づいて各種制御を行なう。そのため、フェーダは、パラメータの設定及び送信のための電子部品や回路が実装された基板に接続される。ミキサは、複数のフェーダが装着され、必要に応じて他の種々の音響制御部を備え、操作パネルに配置された操作子により様々な音響パラメータの制御を行なうのに用いられる。
従来のフェーダと基板との接続形態としては、例えば、特許文献1に記載されたものでは、摘み部に結合された可動子を箱状本体の内部に納め、本体の側壁内面に基板を配置している。また、特許文献2に記載のスライド操作装置では、箱状本体内を摺動するゴンドラに基板を取り付けている。特許文献3に記載の装置では、基板は、ミキサに装着されたフェーダの近くで個々にミキサのパネルに取り付けられている。
特開2002−8907号公報(段落0013) 特開2007−134646号公報(段落0042) 特許第3716822号公報(段落0014,0022)
しかしながら、上述のようフェーダの構成では、フェーダの取り付け寸法や機能上での問題があった。すなわち、特許文献1の装置では、フェーダ本体の側壁内面に基板を取り付けているため、基板で発生する熱が本体内に蓄積しやすく、これを避けるためにフェーダ本体の容積、特に基板の厚さ方向の寸法を大きくしなければならない。
フェーダ上部の操作面は、通常、操作子のスライド方向に細長くなっているが、基板の厚さ方向の寸法を大きくするということは、その長手方向に垂直な方向(フェーダの幅方向)の増大を意味する。ミキサのように多数のフェーダを備える場合には、個々のフェーダが幅方向に大きくなると、全体の寸法がかなり大きなものになってしまうという問題を生じる。
また、特許文献2の装置では、フェーダ本体内で摺動するゴンドラに基板を取り付けているため、基板の寸法がゴンドラによって制限され、基板回路の機能を抑えざるをえず、一方、基板面積を大きくして基板回路の機能を高めるためには基板の複層化を要し、これを納めるフェーダ本体は幅方向の寸法が大きくなってしまう。
特許文献3の装置では、基板がフェーダとは別個にミキサのパネルに取り付けられるので、フェーダとパネルとの結合、並びに基板とパネルとの結合のためのスペースが必要となり、フェーダ1個あたりの幅方向の取り付け間隔が大きくなる。
したがって、いずれの場合も、フェーダの配置スペースの増大及びこれに伴うミキサの大型化という問題を生じる。この問題は、操作子のスライドにより電子楽器や音響設備のパラメータ設定を行なう他のスライド操作装置においても同様に発生し、さらに、そのようなスライド操作装置を備えたスライド制御盤においても発生する。
本発明は、これら従来技術の問題を解決し、大きな基板面積を確保することができ、且つ幅方向の配置スペースが小さくて済むスライド操作装置を提供すること、及び該スライド操作装置を備えたスライド制御盤を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、操作子(連結ロッド23、摘み部24)と、該操作子をスライド可能に支持する躯体25とを有するスライド操作装置10であって、前記躯体25は、操作パネル2への取り付け時に該操作パネル裏面に対面する対向部位214tを有し、該対向部位214tに交差する方向T及び前記操作子のスライド方向Sに延在しており、前記操作子は、前記躯体25内から前記躯体25外方(矢印Gの方向)へ向かって延びており、前記操作子で設定されるパラメータを信号化して送出するための基板40が前記躯体外において該躯体25の延在方向に沿って配置されて該躯体25に取り付けられていることを特徴とするスライド操作装置提供するものである。
本発明はまた、前記目的を達成するため、操作子(連結ロッド23、摘み部24)と、該操作子をスライド可能に支持する躯体25とを備えた設定部本体20Aと、前記操作子で設定されるパラメータを信号化して送出するための基板40Aと、前記設定部本体20A及び前記基板40Aをスライド制御盤1の操作パネル2に取り付けるための取付部30とを備えたスライド操作装置10Aであって、前記取付部30(平面状部材61、対向部位62t,214t、パネル固定部64)は、平面状部材61と、操作パネル2への取り付け時に該操作パネル裏面に対面する対向部位62t,214tと、前記平面状部材61をスライド制御盤1の操作パネル裏側に固定するためのパネル固定部64とを備え、前記設定部本体20Aは、前記対向部位62t,214tに交差する方向T及び前記操作子のスライド方向Sに延在しており、前記操作子は、前記躯体25内から前記躯体外方(矢印Gの方向)へ向かって延びており、前記取付部30は、前記平面状部材61の一方の側に前記設定部本体20Aを保持し、前記平面状部材61の他方の側に前記基板40Aを保持していることを特徴とするスライド操作装置を提供するものである。
本発明はさらに、前記目的を達成するため、複数の前記スライド操作装置が並列状態に配置されて前記操作パネルに取り付けられていることを特徴とするスライド制御盤を提供するものである。
[作用]
(1)本発明に係るスライド操作装置は、操作子をスライド可能に支持する躯体とを有する躯体が、操作パネルへの取り付け時に該操作パネル裏面に対面する対向部位を有し、該対向部位に交差する方向及び前記操作子のスライド方向に延在し、操作子が前記躯体内から前記躯体外方へ向かって延びているスライド操作装置において、前記操作子で設定されるパラメータを信号化して送出するための基板が前記躯体外において躯体長手方向に延びるように配置して該躯体に取り付けられている。基板は、このように、設定部本体の躯体外において躯体長手方向に延びるように位置するので、設定部本体内に納められる場合のような寸法制限を受けることなく、大きな面積を確保することができる。また、基板は、該躯体外の空気に触れることができるので、放熱効率が良い。その結果、設定部本体の幅方向寸法を小さくしても蓄熱の問題は生じない。これにより、スライド操作装置は、幅方向の配置スペースを小さくすることができる。
(2)上記(1)のスライド操作装置は、前記躯体の下部に第1保持部、上部に第2保持部を各々設け、前記基板におけるこれらの保持部に対応した位置に第1係合部及び第2係合部を設け、前記第1保持部及び第2保持部に前記第1係合部及び第2係合部を各々係合させて保持したものとすることができる。このようにして、保持部及び係合部を設ければ、基板を躯体の外面に容易に保持させることができ、装置組立ての作業能率が向上する。
(3)上記(1)又は(2)のスライド操作装置は、前記操作子によるパラメータの設定状態を表示するための表示器が前記基板に取り付けられており、該表示器は、パラメータの設定状態に対応して表示作用をなすように複数の発光素子を備えたものとすることができる。このように、パラメータ送信用の基板を利用して表示器を設けることにより、スライド操作装置の幅方向寸法を増すことなくパラメータの設定状態を表示させることができる。
(4)本発明に係るスライド操作装置は、上記(1)の構成に代えて、操作子と、該操作子をスライド可能に支持する躯体とを備えた設定部本体と、前記操作子で設定されるパラメータを信号化して送出するための基板と、前記設定部本体及び前記基板をスライド制御盤の操作パネルに取り付けるための取付部とを備えたものとすることができる。この場合、前記取付部は、平面状部材と、操作パネルへの取り付け時に該操作パネル裏面に対面する対向部位と、該平面状部材をスライド制御盤の操作パネル裏面に固定するためのパネル固定部とを備え、前記平面状部材の一方の側に前記設定部本体を保持し、前記平面状部材の他方の側に前記基板を保持する。したがって、設定部本体及び基板は、取付部に保持されることにより確実に固定され、取付部は対向部位及びパネル固定部を備えることにより制御盤のパネル裏面に確実に固定され、これらの結果、設定部本体及び基板は、制御盤のパネルに堅固に固定されることとなる。特に、多数のスライド操作装置を備えるミキサにおいては、個々のスライド操作装置が確実に堅固に固定されていることが作動の安定性上重要である。また、基板の接地やEMI対策を必要とされる場合は、取付部に金属部分を設けることにより、確実且つ容易に接地又はEMIへのシールドが可能となる。
(5)本発明に係るスライド制御盤は、前記操作子が操作パネルの面から上方へ突出し、前記躯体の長手方向部分が隣り合うようにして、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の複数の前記スライド操作装置が並設されている。そして、個々のスライド操作装置は、上述の通り幅方向の配置スペースを小さくすることができるので、スライド制御盤全体の寸法を小型化することができる。
(6)前記(4)における取付部は、前記平面状部材における操作パネル側の端部から前記設定部本体側へ曲折して延びた曲折部を有し、縦断面がL字状とされたものとすることができる。
(7)前記(6)における取付部の曲折部は、前記設定部本体側へ延び先端部が操作パネルから遠ざかる側へ曲折され該設定部本体の操作パネル側の端部に係止し得る挟持部を形成しているものとすることができる。
(8)前記(4)、(6)または(7)におけるパネル固定部は、前記操作子の摺動方向における一端側において、前記平面状部材から前記基板固定側へ突き出た第一固定片と、前記操作子の摺動方向における他端側において前記曲折部の先端部から第一固定片とは反対側へ突き出た第二固定片とを備えているものとすることができる。
上記のように、本発明によれば、大きな基板面積を確保することができ、且つ幅方向の配置スペースが小さくて済むスライド操作装置を提供すること、及び該スライド操作装置を備えたスライド制御盤を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るスライド操作装置を備えたスライド制御盤の平面図である。 図1の側面図である。 図1からスライド操作装置を取り出して示す斜視図である。 図3のスライド操作装置の平面図である。 図3のスライド操作装置の正面図である。 図3のスライド操作装置における基板の斜視図である。 3つのスライド操作装置をパネルに取り付けた状態を示す縦断側面図である。 図7の一部の拡大図であり、スライド操作装置中の表示装置を中心に示す。 図8に示された表示装置の要部の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るスライド操作装置を分解して示す斜視図である。 図10の3つのスライド操作装置をパネルに取り付けた状態を示す縦断側面図である。 第2の実施形態の変形例を示す図であり、(a) は設定部本体20Aと保持部材60とを分解して示す図、(b) はその組立状態の要部断面図である。 第2の実施形態の他の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図面中の同一又は同種の部分については、同じ番号を付して説明を省略することがある。
図1は本発明の第1の実施形態に係るスライド操作装置を備えたスライド制御盤の平面図、図2はその側面図である。このスライド制御盤1は、光表示付き操作装置であるミキサとして用いられるものであり、図示のように、スライド制御盤1のパネル2には、様々な音響制御のための操作部3、モニタ4等が設けられると共に、多数のスリット5が配列されている。このスライド制御盤には、各スリット5に対応してスライド操作装置10が装着され、摘み部24がスリット5に沿ってスライドし得るように設けられている。また、この実施形態においては、摘み部24の位置に対応して発光表示を行なう表示器50が各スリット5に沿って設けられている。
図3、図4及び図5は、1つのスライド操作装置10を取り出して示す斜視図、平面図及び正面図である。これらの図に関しては、説明の便宜上、スライド制御盤の操作パネル面に沿う方向を水平方向、操作パネル面を横切る方向を上下方向とする。このスライド操作装置10は、全体がフラットな立体形状をなしフェーダとして機能するパラメータ設定部本体20と、パラメータを信号化して送出するための印刷回路を有した基板40とを備えており、図3はこれら2つの部分を分解した状態、図4及び図5は組み立状態を示している。設定部本体20は、細長い上部部材21と、該上部部材21の長辺から下方へ延びる下部部材22とを有した躯体25を備えている。上部部材21は、躯体25の上壁を構成する支持壁211と、該支持壁211の両側辺から上方へ延びる起立壁212とにより、横断面が角張ったU字状に構成されている。下部部材22は板状であり、起立壁212と共に躯体25の側面に位置した側壁を構成している。この実施形態では、躯体25は、図示のように、側面の面積が上面の面積に対して大きく構成されている。
支持壁211には、その長手方向に沿って形成された細長い開口部213が形成され、該開口部213から連結ロッド23が上方へ突出している。連結ロッド23の下部は、躯体25内でガイドシャフト251に摺動可能に支持されたゴンドラ252(後述する図7参照)に結合されている。連結ロッド23の上端部には、摘み部24が固定されており、摘み部24及び連結ロッド23は、ゴンドラを手動操作するための操作子を構成している。躯体25の長手方向の一端側には電動モータ28が取り付けられ、その駆動軸は上方へ延び、上端部にプーリ26aが固定されている。支持壁211のすぐ上には、電動モータ28と反対側の端部にプーリ26bが回転自在に支持され、これらのプーリ26a,26bに歯付きベルト27が巻回されており、連結ロッド23は結合片231を介して歯付きベルト27に結合されている。したがって、摘み部24は、ゴンドラを伴って開口部213に沿ってスライドさせることができ、そのスライド位置は躯体25内の位置センサによって検知される。位置センサに接続された信号線、及び電動モータ28の駆動制御のための信号線は、フラットケーブル29として下部部材22から躯体25外へ取り出され、該フラットケーブル29は基板40上に設けられた端子43に接続される。したがって、摘み部24の位置情報は、位置センサからフラットケーブル29を通じて基板の制御部に伝えられ、制御部での駆動信号はフラットケーブル29を通じて電動モータ28に伝えられる。これにより、摘み部24は、手動及びモータ駆動のいずれかにてスライドさせることができ、そのスライド位置の情報が基板40の制御部に伝達される。制御部は、スライド位置に応じて音量、音質、エフェクト等の制御パラメータを出力し、その出力は、電子楽器や音響設備の制御装置に送られ、それにしたがった音響制御が行なわれる。
設定部本体20の躯体25には、板金の曲げ加工又は樹脂の一体成形により下端部から側壁の外面側へ突設するように設けた第1保持部31と、上端部から側壁の外面側へ突設した第2保持部32とが設けられている。この実施形態では、第1保持部31は、躯体25の長手方向中央部において水平に突出した係止板311に細長い係止孔312が形成されたものであり、第2保持部32は起立壁212の長手方向両端部に形成された雌ねじ付き孔321と、これに螺合する止めねじ322とで構成されている。
基板40には、これらの保持部に対応した位置に第1係合部41及び第2係合部42が設けられている。この実施形態では、基板40は、平板状の支持プレート45に印刷回路を設け電子部品等を実装したものであり、支持プレート45の下端部に第1係合部41が設けられている。第1係合部41は、支持プレート45の下端における中央部に舌片411として形成されている。支持プレート45における舌片411の両側に位置する部分は切欠き412が形成されることにより、舌片411は切欠き412の上端部より下方へ突出した形状とされている。第2係合部42は、支持プレート45の長手方向両端部における上部に形成された貫通孔421として形成されている。
したがって、図3に示した状態にある設定部本体20及び基板40を図4及び図5の状態に結合するには、第1係合部41の舌片411を第1保持部31の係止孔311に挿入し、支持プレート45を設定部本体20の側壁に近づけ、第2係合部42の貫通孔421を第2保持部32の雌ねじ付き孔321に合わせ、止めねじ322を支持プレート45側から貫通孔421に通して雌ねじ付き孔321へ螺合し、締結すればよい。
支持プレート45の一端側には配線用開口451が形成されている。したがって、設定部本体20及び基板40を結合する際には、フラットケーブル29を該配線用開口451に通し、端子43に接続することができる。
基板40には、さらに、操作子によるパラメータの設定状態を表示するための表示器50が取り付けられている。これら基板40及び表示器50は、発光手段を印刷配線基板に担持させた表示装置100を構成している。
図6は、表示装置100を表示器50の設置側から見た斜視図であり、図7は、複数のスライド操作装置10をスライド制御盤1のパネル2に取り付けた状態を示す縦断側面図であり、図4のA−A線に沿う断面を示す(図では3個のスライド操作装置が示されている)。図8は、表示器50を中心にした図7の拡大図である。
この表示器50は、支持プレート45(前述の基板)に取り付けられプレート面から遠ざかる向きに光を出射する発光素子51と、該発光素子出射された光を支持プレート45に沿う方向(基板の広がり方向の内の上方向Y)に出射させる導光体52と、該導光体を保持する保持カバー53とを備えている。発光素子51は、基板の設置面に直付けされるチップ上LEDであって、例えば、2×3×2mmの直方体の表面を発光部(発光面)、裏面を端子部としたものとし、基板に対する加熱源を通過することにより基板上にハンダ付けされるものとすることができる。
導光体52は、図9にも示すように、透光性の柱状体により形成され、該柱状体の下端が柱状体軸線J1に対して傾斜した反射面521とされ、該反射面に対向する側の側面が入射面522とされ、該入射面522を発光素子51に臨ませるようにして支持プレート45に取り付けられている。入射面522から導光体52に入射した光は該反射面521での反射後に柱状体側面で全反射しつつ柱状体上端面を出射面523として出射するように構成されている。したがって、導光体52は、入射面522から入射した発光素子51の光を支持プレート45に沿って支持プレート45の延長側(Y方向)へ出射させる。この実施形態では、発光素子51が、支持プレート45の面に対して光軸J2が垂直となる方向に光を出射するので、導光体52は反射面521により入射光の光路を90度変える作用をなす。
導光体52は、長手方向の縦向きにして相互に平行に並んで6個配設されており、該並び方向に沿って延びる連結部524に結合された状態に形成されている。この連結部524は樹脂による一体成形時のランナーとして形成されたものである。
保持カバー53は、側壁535,前壁536,後壁537を有する箱形をなし、導光体52を囲む保持部を形成しており、隣り合う導光体52の間に位置する遮光性壁部530を備えている。遮光性壁部530は、一つの導光体に導かれる光が他の導光体へ漏れ出るのを防止する。前壁536には、6個の導光体52に対応する位置に窓536aが形成されており、支持プレート45への取付状態において発光素子51の発光部がこの窓536aに対峙する。そして、導光体52における発光素子51に臨む面が入射面522となっている。また、前壁536の上端は、導光体52の連結部524を図示の状態において下から支える位置に設けられている。6個からなる導光体532(導光体アッセンブリ)と、前記カバー53とは、樹脂成形法でいうところの二色成形法で一体成形され導光体ユニットを構成する。この成形法は、特許第3603952号により開示された技術であり、導光体ユニットは、この二色成形法によって成形することもでき、その場合は、導光体の導孔機能(導光体の出射面を斜めから見ても発光強度が低下し難いという機能)が著しく向上する。
この実施形態では、保持カバー53と6個の導光体52が1つの表示器ユニット55を構成しており、表示器ユニットの組立ては、連結部524で結合された導光体52をまとめて持ち、保持カバー53保持させることができるので、作業が簡便である。
保持カバー53は、下部に位置決め用の突起531及び取り付け用のフック532、上部に固定フック533を、係止部として備えており、支持プレート45には、これらに対応した位置に位置決め用孔452、係止孔453及び固定孔454が、被係止部として形成されている。したがって、導光体52を保持した保持カバー53は、固定フック533を固定孔454に通して上部を固定し、突起531を位置決め用孔452、フック532を係止孔45に各々に位置合わせし、これらを各孔に挿入することにより、表示器ユニット55の正確な位置決めと、支持プレート45への固定を一度に行なうことができる。また、フック532を変形させて係止を解き、係止孔45から抜くようにすれば、表示器ユニット55を支持プレート45から取り外すことができる。
この実施形態では、図6に示されているように、保持カバー53は、支持プレート45の面から端子43と同じ側へ突出している。基板40には、上記部品の他、種々の部品が装着されている。この例では、端子43a,43b,43c,43d,43e、電子部品44a,44b,44c,44d,44e,44f等である。そして、支持プレート45上の保持カバー53及び他の部品は、その突出高さが端子(例えば、端子43)の突出高さ以内とされている。したがって、表示装置100は、全体の高さが支持プレート45の厚さと端子の高さを合わせた寸法に抑えられている。したがって、スライド操作装置10を接近して並べれば、相互の間隔を小さくすることができ、スライド制御盤1をコンパクト化することができる。
或いは、端子又は保持カバー53の高さによっては、端子及び支持プレート45上の他の部品の突出高さを保持カバー53の突出高さ以内とすることもできる。この場合には、表示装置100は、全体の高さが支持プレート45の厚さと保持カバー53の高さを合わせた寸法に抑えられ、スライド操作装置10相互の間隔を小さくすることができ、スライド制御盤1をコンパクト化することができる。
スライド操作装置10は、上部部材21の起立壁212上端から水平に延びるブラケット214に螺合するねじ11により、スライド制御盤1のパネル2に取り付けられる。ブラケット214の上面は、躯体25をパネル2に取り付ける際に該パネル裏面に対面する対向部位214tとなっており、躯体25は、図3に矢印で示すように対向部位に交差する方向T及び前記操作子のスライド方向Sに延在している。したがって、連結ロッド23(操作子)は、躯体25内から対向部位214tを越えた躯体25外方へ向かって延び、この実施形態では、躯体25外の位置で摘み部24が結合されている。パネル2には、導光体の出射面523に対応した位置に透光機能を有する透孔部2a(図8)が形成されており、導光体52から出射される光を該透孔部から外部へ放出するようになっている。
基板40は、スライド操作装置10における摘み部24の位置情報に基づき、表示器50の発光素子51を摘み部24の位置に対応して発光させる。これは、典型的には、図1における下から摘み部24までの範囲を棒グラフのように発光させるように行なわれるが、摘み部24のある位置に最も近い単一又は複数の発光素子51のみを発光させるようにするなど、他の発光形態をとることもできる。
上記実施形態においては、設定部本体20の躯体25に設けられた第1保持部31及び第2保持部32と、基板40に設けられた第1係合部41及び第2係合部42との凹凸係合は相互に逆に設けることもでき、相互の結合のための他の係合形態をとることも可能である。表示器50は発光を伴う種々の表示形態とすることができ、また、必要性がない場合には省略することも可能である。
次に、本発明の第2の実施形態に係るスライド操作装置について説明する。図10はそのスライド操作装置を分解して示す斜視図、図11はスライド操作装置が多数配置されたスライド制御盤を示す縦断面図である。第2の実施形態に係るスライド操作装置において第1の実施形態のものと同一又は同種の部分には、同一の番号を付して説明を一部省略する。図10及び図11に関しては、説明の便宜上、スライド制御盤の操作パネル面に沿う方向を水平方向、操作パネル面を横切る方向を上下方向とする。
このスライド操作装置10Aは、第1の実施形態と同様の構造を有するパラメータ設定部本体20Aと基板40Aとを備えており、さらに、これらをスライド制御盤のパネル裏面に固定するための取付部30を備えている。したがって、この実施形態においては、第1の実施形態における設定部本体20の第1保持部31及び第2保持部32、並びに基板の第1係合部41及び第2係合部42は備えられておらず、以下に説明する取付部30を用いた取り付け構造が採用されている。
取付部30は、以下に説明するように、板状体61(平面状部材)を有する保持部材60と、設定部本体20Aの躯体25に設けられたブラケット214とを備えている。板状体61は、図10に示すように、パラメータ設定部本体20Aと基板40Aとの間に位置し、これらとほぼ同じ大きさを有している。保持部材60はまた、板状体61の上端部から設定部本体20A側へ曲折して水平に延びた曲折部62を有し、縦断面がL字状とされている。曲折部62は、設定部本体20Aの厚さとほぼ同じ距離延びた後、先端部が下方へ僅かな距離に亘って曲折されて挟持部63を形成しており、板状体61と協働して設定部本体20Aの上端部200を挟持する形状となっている。曲折部62には、摘み部24を摺動可能に受け入れるスリット620が形成され、その両端部を越えた位置に設定部本体20Aの取り付けのための貫通孔621が形成されている。後述するように、曲折部62は、ブラケット214上に曲折部62が重ねられて、スライド制御盤の操作パネルへの取り付けが行なわれる。そして、曲折部62の上面は、操作パネル裏面に対面する対向部位62tを構成する。
保持部材60の板状体61の上部には、スライド制御盤1のパネル2への固定のためのパネル固定部64が設けられている。パネル固定部64は、摘み部24(操作子)の摺動方向における一端側において、板状体61から基板40A固定側へ突き出た第一固定片64aと、摘み部24の摺動方向における他端側において曲折部62の先端部から第一固定片64aとは反対側へ突き出た第二固定片64bとからなっている。第一固定片64a及び第二固定片64bは共に水平に延び、取り付けビスを通すための貫通孔が設けられている。
板状体61における基板取り付け側には、基板40Aの面を当接させるための複数の舌片が設けられている。これらの舌片は、板状体61の上端寄りの両端部に位置する舌片611,612、並びに、下端の両端部及び中央寄り部分に位置する613,614,615からなる。これらの舌片は、舌片の面が板状体61の全体的な面から基板側に僅かに飛び出して位置するように板状体を折り曲げて形成されている。これは、基板40Aの板状体61側に設けられた部品やその反対側の部品から板状体61側へ突出する取付け部が、板状体61に接触するのを避けるためである。そして、下端の端部に位置する一つの舌片615を除いて、これらの舌片には基板40Aを固定するための雌ねじ付き孔611a〜614aが形成されている。
さらに、板状体61には、上端から僅かに下方の位置に、摘み部24の摺動方向に間隔をおいて小さい切欠き部65及び66が形成されている。これらの切欠き部65及び66は、第1の実施形態において説明した表示器ユニット55を基板40に取り付ける際に、基板の裏面側に突出する部分を受け入れるものである。すなわち、図9に示した表示器ユニット55は、基板40Aへの固定の際に、位置決め用の突起531及び固定フック533が基板40Aを貫通して裏面側に突出するので、この突出部分を受け入れるために、板状体61に切欠き部65及び66が位置決め用の突起531及び固定フック533に対応した位置で窓状に設けられている。また、板状体61の中央部の3箇所には、軽量化及び基板の放熱のための切欠き67が形成されている。
保持部材60の板状体61、曲折部62及びパネル固定部64は、1枚の金属板の板金加工によって形成されており、板金の打ち抜き、曲げ加工等により、上記の各部分が形成されている。板状体61における第一固定片64aの下方部分は、このような板金加工による第一固定片64aの形成を可能とするように、切り欠かれている。
設定部本体20Aの上部部材21には、第1の実施形態において説明したように、摘み部24の摺動方向の両端部付近に、水平に延びるブラケット214が設けられており、該ブラケット214に雌ねじ付き孔214aが形成されている。
このスライド操作装置を組み立てるには、曲折部62が設定部本体20A上端部のブラケット214を覆い、挟持部63と板状体61とで該上端部200を挟持する。そして、曲折部62に設けられた貫通孔621に通したビスを、上部部材21のブラケット214の雌ねじ付き孔214aに螺合させる。こうして取付部30により、設定部本体20Aは板状体61の一方の側に保持された状態となる。
次に、基板40Aを板状体61に固定する。これは、基板40Aにおける電子部品を装着した側とは反対側の面を、板状体61の舌片611〜615にあてがい、基板40Aに設けられた貫通孔47を通して、舌片611〜614の雌ねじ付き孔611a〜614aにビスを螺合させることにより行なう。下部の舌片615には、雌ねじ付き孔が形成されていないが、固定は他の孔でのねじ止めにより行なわれるので、該舌片615は板状体61に当接することにより位置決めの役割りをなす。なお、基板40Aの裏面には、前述のように表示器ユニット55の突起531及び固定フック533が突出しているので、該突出部分が板状体61の孔部65及び66に受け入れられる位置で基板40Aを板状体61にあてがうことにより、位置決めを容易に行なうことができる。このようにして、取付部30により、板状体61の一方の面及び他方の面の側に設定部本体20A及び基板40Aが各々保持された状態となる。
次に、この取付部30を用いてスライド制御盤1のパネル2への取り付けを行なう。図11に示すように、パネル2の裏面には、該裏面から垂下して該裏面に平行に延びる支承片2aが設けられている。支承片2aは、取り付けられるべきスライド操作装置10毎に、前述の第一固定片64a及び第二固定片64bに対応する位置に設けられており、各々に雌ねじ付き孔が形成されている。図11には、3つのスライド操作装置10が示されており、その右側2つについては、支承片2a、第一固定片64a、第二固定片64bが明確に現れるように、スライド制御盤上部の領域S1,S2,S3は切断面を異ならせた断面を示している。これらの領域S1,S2,S3の切断面の位置を、図10の保持部材60に各々X1,X2,X3として示す。図11は、基板40Aを一点鎖線で表すと共に、その上部を切り欠いて示している。摘み部24は、左側2つについて一点鎖線で示し、右側のものでは図示を省略している。
支承片2aは、保持部材60の曲折部62をパネル2裏面に当接したときに、第一固定片64a及び第二固定片64bに当接するか直近位置に至るように配置されている。したがって、保持部材60の曲折部62をパネル2裏面にあてがい、第一固定片64a及び第二固定片64bを各支承片2aにあてがって、各固定片に設けられた貫通孔を通して取り付けビス2bを支承片2aの雌ねじ付き孔に螺合することにより、スライド操作装置10をパネル2に固定することができる。これにより、取付部30をパネル2の裏面に確実に固定することができる。その結果、設定部本体20A及び基板40Aは、取付部30を介してパネル2に堅固に固定されることとなる。
その取り付け作業は、パネル2の裏面側で行なうことができるので、例えば、パネル2を上下逆向きに置いて、スライド操作装置10をパネル2のスリットに位置合わせする作業からパネル2への固定までを一貫してパネル裏面から行なうことができ、極めて作業性が良い。また、取り付けビスがパネル表面から見えないという利点も得られる。
この実施形態では、パネル2は表面を樹脂製のシート2cで覆われている。このシート2cはパネル面に耐久性と装飾性とを付与することができる。また、貫通孔621を経て雌ねじ付き孔214aに螺合させたビスの頭部がパネル2から突出する高さを、シート2cの厚さ以下とすることにより、操作パネル面からビスが突出するのが回避される。特に、パネル2からのビス頭部の突出高さをシート厚と同一とし、ビス頭部の径と同じ孔をシート2cに設けることにより、操作パネルの表面を平滑な面とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記の他、種々の変更が可能である。
上記第2の実施形態において、保持部材60の曲折部62及び挟持部63は、摘み部24摺動方向に連続的に延びたものを示したが、該方向に間隔をおいて断続的に延びるものとすることもできる。但し、曲折部62を連続的に延びる形態とすることにより、保持部材60の剛性を高めることができ、さらに挟持部63を連続的に延びる形態とすることにより、保持部材60の剛性をより高くすることができる。
また、第2の実施形態において、保持部材60には第一固定片64a及び第二固定片64bを摘み部24摺動方向の一端側及び他端側で相反する方向に突き出るように設け、固定片の配置を千鳥状としたが、一端側及び他端側の少なくとも一方において固定片を両側へ突き出るように設けてもよい。但し、複数のスライド操作装置がパネル2に取り付けられる場合は、千鳥状の配置とすることにより、隣り合う保持部材60の固定片同士の干渉がないので、保持部材60及びスライド操作装置10,10を密に配置することができる。同様の観点から、摘み部24摺動方向の一端側及び他端側の少なくとも一方において固定片を両側へ突き出るように設ける場合は、隣り合う保持部材60の固定片同士の干渉しない位置に設けるのが望ましい。
パネル2裏面に対面する対向部位は、図12に示す形態とすることができる。ここでは、ブラケット214の上面から上方へ延びる突起214bが曲折部62に設けられた孔62bを貫通して曲折部62から上方へ僅かに突出している。したがって、これらの突起214bによって対向部位214tが形成されている。
第2の実施形態においては、取付部30によりスライド操作装置10をパネル2に取り付ける際に、曲折部62がブラケット214を上方から覆うようにしたが、これを逆にして、図13に示すように、ブラケット214を曲折部62の上方に位置させることもできる。この場合は、ブラケット214の上面214tが、パネル2に対面する対向部位となる。なお、この配置のためには、曲折部62は、図示のように挟持部63を取り除くこと等により、曲折部62をブラケット214の下方に挿入可能な構造とされる。また、この挿入を容易にするために、連結ロッド23は躯体25内から外方へ突出しないようにするのが望ましい。この場合は、摘み部24が躯体25内に延びて連結ロッド23に結合される。パネル2への取付けは、図10に示した挟持部63における摘み部スライド方向の一端部にある第二固定片64bと同様の固定片を、スライド方向の挟持部63の他端部に設け、これらの固定片を用いて行なうことができる。
さらに第2の実施形態における取付部30については、パネル2の孔から曲折部62及びブラケット214に設けた孔にビスを通して固定するというようにして、取付け孔を設けた対向部位(図10の62t、図13の214t)によってパネル固定部を構成することもできる。この場合は、図10及び図11に示したパネル固定部64(第一固定片62a、第二固定片62b)の一方又は双方を省略することができる。
また、図11の下部に一点鎖線で示すように、取付部30の平面状部材61に保持された支持プレートをパネル2から遠ざかる方向へ支持プレート45’として示す位置まで拡張し、該拡張部分に電子部品44’等を実装して付加基板Pを形成することもできる。この付加基板に、スライド制御盤の他のスライド操作装置や制御装置の制御等の機能を持たせることにより、同機能のために別個の基板を取り付ける場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。このように、設定部本体の保持に必要な領域を越えて支持プレートを拡張することにより、基板の回路設計の自由度を増すことができるという利点も得られる。
上記の各実施形態に示したスライド操作装置は、操作パネルが水平に近い状態に設置される形態のものであるが、この他、操作パネルの一部または全体が水平面に対して大きな傾斜角で設置されるものや、垂直に近い設置状態で使用されるものもある。本発明は、設置の向きを問わず適用できるものであり、上記実施形態に示された構造を、水平状態からかけ離れた傾斜状態で設置されるものへと変更する場合は、実施形態の説明について、スライド操作装置における上側は操作パネルに近い側、下側は操作パネルから遠ざかる側と読み替えられるべきである。
1:スライド制御盤、 2:パネル(操作パネル)、 10,10A:スライド操作装置、 20,20A:パラメータ設定部本体、 23:連結ロッド(操作子)、 24:摘み部(操作子)、 25:躯体、 30:取付部、 31:第1保持部、 32:第2保持部、 40,40A:基板、 41:第1係合部、 42:第2係合部、 45:支持プレート、 50:表示器、 51:発光素子、 60:保持部材、 61:板状体(平面状部材)、 62:曲折部、 62t,214t:対向部位、 64:パネル固定部、 200:上端部、 S:操作子のスライド方向、 T:対向部位に交差する方向

Claims (5)

  1. 操作子と、該操作子をスライド可能に支持する躯体とを有するスライド操作装置であって、
    前記躯体は、操作パネルへの取り付け時に該操作パネル裏面に対面する対向部位を有し、該対向部位に交差する方向及び前記操作子のスライド方向に延在しており、
    前記操作子は、前記躯体内から前記躯体外方へ向かって延びており、
    前記操作子で設定されるパラメータを信号化して送出するための基板が前記躯体外において該躯体の延在方向に沿って配置されて該躯体に取り付けられていることを特徴とするスライド操作装置。
  2. 前記躯体の下部に第1保持部、上部に第2保持部を各々設け、前記基板におけるこれらの保持部に対応した位置に第1係合部及び第2係合部を設け、前記第1保持部及び第2保持部に前記第1係合部及び第2係合部を各々係合させて保持したことを特徴とする請求項1に記載のスライド操作装置。
  3. 前記操作子によるパラメータの設定状態を表示するための表示器が前記基板に取り付けられており、該表示器は、パラメータの設定状態に対応して表示作用をなすように複数の発光素子を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスライド操作装置。
  4. 操作子、及び該操作子をスライド可能に支持する躯体を備えた設定部本体と、
    前記操作子で設定されるパラメータを信号化して送出するための基板と、
    前記設定部本体及び前記基板をスライド制御盤の操作パネルに取り付けるための取付部とを備えたスライド操作装置であって、
    前記取付部は、平面状部材と、操作パネルへの取り付け時に該操作パネル裏面に対面する対向部位と、前記平面状部材をスライド制御盤の操作パネル裏側に固定するためのパネル固定部とを備え、
    前記設定部本体は、前記対向部位に交差する方向及び前記操作子のスライド方向に延在しており、
    前記操作子は、前記躯体内から前記躯体外方へ向かって延びており、
    前記取付部は、前記平面状部材の一方の側に前記設定部本体を保持し、前記平面状部材の他方の側に前記基板を保持していることを特徴とするスライド操作装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の複数の前記スライド操作装置が並列状態に配置されて前記操作パネルに取り付けられていることを特徴とするスライド制御盤。
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