JP2006238557A - ケーブル保持具を備えた電子機器 - Google Patents

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茂登 山田
Yoshikazu Yonezu
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Abstract

【課題】伝送される信号種類が異なるケーブル類が配線される電子機器において、ケーブル間に生ずるノイズを防止することが出来るケーブル保持具を提供する。
【解決手段】ケーブル保持具40は、アナログ信号が伝送されるばら線80を保持するばら線保持部60と、デジタル信号が伝送されるフラットケーブル70を保持するフラットケーブル保持部50と、シャーシに位置決め固定する係止片42、或いはフック43からなり、前記ばら線保持部60は基部41の両側壁61を切り欠いて形成し、前記フラットケーブル保持部50は複数の保持板52を基部41から延設し、且つフラットケーブル70がシャーシ底板、またはシャーシ側板と接するようにばら線保持部60とはL型、或いは平板状に形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フラットケーブルや複数のばら線が配線される電子機器に関する。
従来から、電子機器内にケーブル類を保持して配線するケーブル保持具として、特許文献1には「ケーブルホルダ」などがあり、この従来技術によれば、弾性を有する合成樹脂材からなり断面視溝型で長さ方向に延びる底面と互いに対向し並行する第1、第2の側壁とを備え、第1の側壁の長さ方向の端縁に突出されて両端に切り込みを有する係止片と、第2の側壁面に第1の側壁の係止片を、挿入係合を可能とする長さ方向の直線部、ならびに直線部の両端が底面に延びる屈曲部からなる長孔とが形成されてなる方法が提案されている。
特開平11−289632号公報
前述の従来技術において、例えば特許文献1においては、底面と両側壁とによりケーブルホルダの長さ範囲にわたって抱え込むようにケーブルを保持するものであり、単芯のケーブルまたは複数芯のケーブルが保持できるものであるが、このケーブルホルダは1つのケーブルホルダに多様な信号が伝送される複数のケーブルを分離して保持することができないことにより、複数のケーブル間においてノイズや不要輻射の相互干渉を防止するために、相互干渉が懸念されるケーブルを分離して保持するには、このケーブルホルダと別体のケーブルホルダを配置する必要があるなどの問題がある。一般にAV(Audio Visual)機器やパソコン(Personal Computer)などにおいて高周波のデジタル信号が伝送されるフラットケーブルと低周波のアナログ信号が伝送されるばら線は分離して保持させることが望ましく、また、デジタル信号が伝送されるフラットケーブルからの不要輻射を低減させるためには、別途シールド部材をフラットケーブルに取り付けるなどが必要である。本発明は、伝送される信号の種類別に使用されるケーブルを分離して保持することができないとか、不要輻射が懸念されるフラットケーブルの配線方法などの従来技術における問題点を改善して、1つのケーブル保持具に前記信号種類の異なる2種類のケーブルを保持可能とし、併せてノイズや不要輻射の相互干渉を防止することが出来るケーブル保持具を備えた電子機器を得るものである。
請求項1のケーブル保持具を備えた電子機器は、配線した複数芯で構成するフラットケーブルと複数のばら線とを保持するケーブル保持具を備えた電子機器であって、前記ケーブル保持具の先端に前記フラットケーブルを互い違いに配置して挟持するスリット部を形成すると共に、前記先端の反対側に位置する後端側に前記複数のばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部を形成したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、配線した複数芯で構成するフラットケーブルと複数のばら線とを保持するケーブル保持具を備えた電子機器であって、前記ケーブル保持具の先端に前記フラットケーブルを互い違いに配置して挟持するスリット部が形成されると共に、前記先端の反対側に位置する後端側に前記複数のばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部が形成される。
請求項2のケーブル保持具を備えた電子機器は、請求項1記載のケーブル保持具を備えた電子機器において、前記ケーブル保持具をL字型に形成したことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、前記ケーブル保持具は、フラットケーブルを保持するスリット部とばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部がL字型に形成される。
請求項3のケーブル保持具手段を備えた電子機器は、請求項1記載のケーブル保持具を備えた電子機器において、前記ケーブル保持具を平板状に形成したことを特徴とする。
請求項3の構成によれば、前記ケーブル保持具は、フラットケーブルを保持するスリット部とばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部が平板状に形成される。
請求項4のケーブル保持具手段を備えた電子機器は、請求項1から3の何れか1項に記載のケーブル保持具を備えた電子機器において、前記ケーブル保持具の先端に係止ストッパを形成したことを特徴とする。
請求項4の構成によれば、前記ケーブル保持具の先端にはフラットケーブルの離脱を防止する係止ストッパが形成される。
請求項1の発明によれば、このケーブル保持具は、その先端に前記フラットケーブルを互い違いに配置して挟持するスリット部が形成されるので、ケーブル保持具の先端を互い違いに押し広げてフラットケーブルを挿通する。或いは、フラットケーブルを撓ませてスリット部に互い違いに挿通することにより、フラットケーブルを簡単に且つ安定して挟持することが出来る。また、ケーブル保持具の後端側に形成された切り欠き部により、前記複数のばら線を束ねた状態で簡単に一括して保持することが出来る。また、これにより、フラットケーブルは先端に、複数のばら線は後端側にと、分離しながら1つのケーブル保持具にその両方を保持することが出来ると共に、デジタル信号を伝送するフラットケーブルやアナログ信号を伝送するばら線など、信号種類の異なる2種類のケーブルを分離しながら保持することが出来るので、信号の異なるケーブル間で生じ易いノイズや不要輻射による相互干渉を防止することが出来る。
請求項2の発明によれば、前記ケーブル保持具は、フラットケーブルを保持するスリット部とばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部がL字型に形成されるので、電子機器内の狭い空間に配置してフラットケーブルと複数のばら線を保持することが出来る。また、このケーブル保持具を電子機器のシャーシの側板と接するようにフラットケーブル保持部を縦型に配置すれば、このシャーシの側板によりフラットケーブルに伝送されるデジタル信号による不要輻射を低減させることが出来る。これとは逆に、フラットケーブル保持部を電子機器のシャーシ底板に接するように配置すれば、同様にシャーシの底板によりフラットケーブルに伝送されるデジタル信号による不要輻射を低減させることが出来る。
請求項3の発明によれば、前記ケーブル保持具は、フラットケーブルを保持するスリット部とばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部が平板状に形成されるので、高さ方向に配置が困難な電子機器内部にも容易に配置することが出来る。また、フラットケーブルは電子機器のシャーシ底板に接するように配置することが出来るので、シャーシの底板によりフラットケーブルに伝送されるデジタル信号による不要輻射を低減させることが出来る。
請求項4の発明によれば、前記ケーブル保持具の先端にはフラットケーブルの離脱を防止する係止ストッパが形成されるので、電子機器内に配線されるフラットケーブルはスリット部によって挟持され、係止ストッパによって離脱を阻まれることにより安定して保持することが出来る。
以上のように、本発明は、異なる周波数の信号が伝送されるなどにより線種の異なるケーブルを1つの保持具に分離して保持すると共に、ケーブルから放射される不要輻射を防止するケーブル保持具を備えた電子機器に関するものであるが、以下の実施例の説明において、実施例1はL字型に形成されたケーブル保持具をDVD装置に取り付けて配線するものであり、実施例2は平板状型に形成したケーブル保持具をDVD装置に取り付けたものである。また、実施例3はL字型のケーブル保持具を係止爪により係止する構造である。これらにより、本発明の詳細について説明する。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図14により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1は本発明における実施例1を示すケーブル保持具にフラットケーブルとばら線を保持させた状態を示す斜視図であり、図2はケーブル保持具の平面図である。図3はケーブル保持具の側面図であり、図4はケーブル保持具の正面図である。図5はDVD装置のシャーシ平面図であり、図6はシャーシに形成した凸部の拡大側断面図である。図7はシャーシにケーブル保持具を取り付けた状態を示す平面図であり、図8はシャーシにケーブル保持具を取り付けた状態を示す拡大平面図である。図9はケーブル保持具にケーブルを保持させて配線した状態を示す平面図であり、図10はケーブル保持具をDVDユニットで押さえ込んで固定した状態を示す拡大側断面図である。
図1から図4により、ケーブル保持具の形状と機能について説明するが、これに先立ち、図2と図3により、ケーブル保持具の基部の側端から立設する側壁に形成された、ばら線保持部の概要について説明する。図2の平面図に示すケーブル保持具40は、弾性を有する合成樹脂材のABS樹脂などで形成され、この基部41の前方に係止片42が突き出して形成され、基部41の両側には側壁61が2枚形成されている。また、基部41の後方には前記2枚の側壁61の間隔より狭幅に形成され、フラットケーブル70を互い違いに挟持するスリット部であるフラットケーブル保持部50が、基部41の後端から立設した立ち壁65によるばら線用ストッパ64に延設して立設配置されている。この2枚の側壁61と前記フラットケーブル保持部50との隙間は、それぞれ図1に示すばら線80が容易に通過可能な隙間を確保している。続いて、図3の側面図によれば、前記側壁61の後端から前方に向けて横に切り欠き62が施され、図1に示す複数のばら線80を束ねた状態で保持する切り欠き部であるばら線保持部60が形成されている。このばら線保持部60の空間面積(S)と、図1による所定本数のばら線を束ねた断面積(s)との関係は、(S)>(s)の関係にある。また、ばら線保持部60の切り欠き62開口に対向して立ち壁65が立設してあり、ばら線80が、このばら線保持部60から離脱することを防止するばら線用ストッパ64を形成している。これにより、前記複数のばら線80を取り付けるときは、ばら線80を束ねて撓ませ、前記立ち壁65を迂回させながら前記2枚の側壁61とばら線用ストッパ64を形成する立ち壁65との隙間を経由して前記切り欠き62によるばら線保持部60に挿通させ、ばら線80の撓みを略直線に延ばすといった簡単な操作で図1に示すように複数のばら線80を一括で収納保持させることが出来る。一方、収納保持されたばら線80をこのケーブル保持具40から取り外す時は、収納時の操作とは逆順の操作によってばら線08を撓ませて前記切り欠き62から引き出すだけで容易に取り出すことが出来る。因みに、このケーブル保持具40は基部41の両側壁61に形成したばら線保持部60と、ばら線保持部60を形成する切り欠き62の開口側に立設するばら線用ストッパ64となる立ち壁65を延設してフラットケーブル保持部50が形成された略L字形のケーブル保持具40である。
次に図4によりフラットケーブル保持部50について説明する。前記立ち壁65を延設して縦方向に3枚の保持板52が形成されている。この3枚の保持板52のうち、中央の保持板52の先端は前方に向けて突き出したフラットケーブル用ストッパ53が形成されている。また、前記3枚の保持板52の間には2本のスリット51が切り欠いて形成されている。ここで図1に示すフラットケーブル70と図4に示すフラットケーブル保持部50との関係を説明する。フラットケーブル70の厚さ(w)とフラットケーブル保持部50におけるスリット幅(W)とは、(W)>(w)の関係にあり、スリット51にフラットケーブル70が容易に挿通することが可能となるようにスリット幅(W)が設定されている。また、フラットケーブル70の幅(t)と保持板52における有効長さ(T)との関係は、(T)>(t)であり、フラットケーブル70を2本のスリット51に容易に挿通することが出来る。これにより、フラットケーブル70をフラットケーブル保持部50に取り付けるときは、フラットケーブル70を撓ませてスリット51に挿通し、撓みを戻して略平坦にする。或いは、両側の2枚の保持板52を引き隙間を広げて挿通する。或いは中央の保持板52を押し広げて挿通するなど、3枚の保持板52を交互に押し広げてフラットケーブル70を挿通することが出来る。また、押し広げられた3枚の保持板52が互いに平坦位置に戻ろうと付勢されるABS樹脂など合成樹脂材の弾性によって、3枚の保持板52がフラットケーブル70を交互に挟み込むことにより安定して挟持することが出来る。さらに、挟持されたフラットケーブル70は、フラットケーブル用ストッパ53により離脱を防止することが出来るので、DVD装置10内に配線されるフラットケーブル70を長期的に安定して保持することが出来る。これにより、図1に示すように、1つのケーブル保持具40にフラットケーブル70と複数のばら線80を分離しながら両方を保持することが出来る。また、このケーブル保持具40からフラットケーブル70を取り外す時は、フラットケーブル用ストッパ53が形成された中央の保持板52を押し広げるだけで簡単に取り出すことが出来る。
続いて図5から図10により、DVD装置10のシャーシ底板13に対するケーブル保持具40の取り付け構造について説明する。図5はDVD装置10の右側面を手前側としたシャーシ底板13を示している。このシャーシ12は導電性を有する金属からなり、DVD装置10内において略中央に図示しないDVDユニットが、その左右には図示しないプリント基板が配置される。そのDVDユニットの後方に、左右に配置される前記プリント基板を電気的に接続するばら線とフラットケーブルが配線されるので、これらを保持するケーブル保持具40を取り付けるためにシャーシ底板13を切り起こして凸部15が2箇所に形成されている。
次に、図6により、シャーシ底板13に形成された前記凸部15について説明する。この凸部15はシャーシ底板13を切り起こして2箇所に形成されており、図5に示すシャーシ12の後方に向けて切り起しが開口し、ここにケーブル保持具40の係止片42が挿嵌されて位置決めすることが出来る。
図7と図8により、DVD装置10のシャーシ12に前記ケーブル保持具40を取り付けた状態について説明する。図7に示す前記シャーシ底板13の2箇所に設けた前記凸部15に、前記ケーブル保持具40の係止片42が挿嵌され、ここに取り付けられた前記略L字形のケーブル保持具40は、基部41をシャーシ底板13に、フラットケーブル保持部50をシャーシ12後方のシャーシ側板14に接して配置されている。このケーブル保持具40を挿嵌して取り付けるときは、図8に示す係止片42を先に凸部15に挿嵌し、続いてケーブル保持具40をシャーシ側板14に沿わせながら押し込んで基部41の底面がシャーシ底板13に密着させる。このとき、係止片42を支えるリブ42aが弾性変形を受けてケーブル保持具40が押し込まれると共に、押し込まれた後は元の形状に戻ろうとする復元力が付勢されて、切り起こして形成した凸部15の端面に係止片42が押し当てられてケーブル保持具40は位置決めと仮固定がされる。
次に図9により、DVD装置10内におけるケーブル類70、80の配線状態について説明する。図9に示す11はDVD装置10のフロントキャビネットで、DVD装置10の前面に図示しない操作ボタンや表示管、DVDディスクの挿脱を行うシャッターなどが配置される。また、シャーシ12の略中央には図示しないDVDユニットが配置されるスペースが確保され、その両側にはDVD装置10のメイン回路基板となる第1の基板20と第2の基板21が配置されている。第1の基板20は主にDVD装置10の電源回路と装置全体の制御やアナログ系の映像音声信号を処理するアナログ系回路基板であり、その後方からフラットケーブル70とばら線80が引き出され、第2の基板21と接続されている。この第2の基板21は主にDVDディスク(図示略)に録画と再生を行うためのデジタル信号を処理する回路が構成された基板で、これらを接続するフラットケーブル70と複数のばら線80は前記DVDユニットが配置されるその後方の2箇所で、2個のケーブル保持具40に保持されて配線されている。このDVD装置10に配線したフラットケーブル70は前記デジタル信号を伝送するケーブルであり、複数のばら線80は図10に示すDVDユニット30の機構部を駆動するためや回路に電源を供給する、或いは第1の基板20に実装されたCPU(Central Processing Unit)による制御信号を伝送するケーブルなどである。
続いて図10により、図8によって位置決めと仮固定されたケーブル保持具40をDVDユニット30で押さえ込んで固定する方法について説明する。図10に示すケーブル保持具40は側壁61に形成した段差凹部63をDVDユニット30の底部31が当接して押し当てられている。また、DVDユニット30はシャーシ12と図示しない複数箇所でビス止め固定されるため、強固に固定することが出来る。
以上のように実施例1によれば、このケーブル保持具40は、先端に前記フラットケーブル70を互い違いに配置して挟持する3枚の保持板52と2箇所のスリット51によるスリット部からなるフラットケーブル保持部50が形成されるので、ケーブル保持具40の先端の保持板52を互い違いに押し広げてフラットケーブル70を挿通する。或いは、フラットケーブル70を撓ませて前記保持板52とスリット51に互い違いに挿通することにより、フラットケーブル70を簡単に且つ安定して挟持することが出来る。また、ケーブル保持具40の後端側に形成された2枚の側壁61に形成した切り欠き部からなるばら線保持部60により、前記複数のばら線80を束ねた状態で簡単に一括して保持することが出来る。また、これにより、フラットケーブル70は先端に、複数のばら線80は後端側にと、分離しながら1つのケーブル保持具40にその両方を保持することが出来ると共に、デジタル信号を伝送するフラットケーブル70やアナログ信号を伝送するばら線80など、信号種類の異なる2種類のケーブルを分離しながら保持することが出来るので、信号の異なるケーブル間で生じ易いノイズや不要輻射による相互干渉を防止することが出来る。また、この切り欠き62の開口端側には離脱防止用のストッパ64となる立ち壁65が立設されており、前記複数のばら線80を挿通するときは、ばら線80を束ねて撓ませ、前記立ち壁65を迂回させながら前記切り欠き62に挿通させ、ばら線80の撓みを略直線に延ばすといった簡単な操作で一括して収納保持させることが出来る。
更に、前記ケーブル保持40は、フラットケーブル70を保持する保持板52とスリット51によるスリット部からなるフラットケーブル保持部50と、ばら線80を束ねた状態で保持する切り欠き部によるばら線保持部60がL字型に形成されるので、DVD装置10など電子機器内の狭い空間に配置してフラットケーブル70と複数のばら線80を保持することが出来る。また、このケーブル保持具40をDVD装置10など電子機器のシャーシ側板14と接するように前記フラットケーブル保持部50を縦型に配置すれば、このシャーシ側板14によりフラットケーブル70に伝送されるデジタル信号による不要輻射を低減させることが出来る。これとは逆に、フラットケーブル保持部50をDVD装置10など電子機器のシャーシ底板13に接するように配置すれば、同様にシャーシ底板13によりフラットケーブル70に伝送されるデジタル信号による不要輻射を低減させることが出来る。
また、前記ケーブル保持具40の保持板52の先端にはフラットケーブル70の離脱を防止する係止ストッパとなるフラットケーブル用ストッパ53が形成されるので、DVD装置10など電子機器内に配線されるフラットケーブル70はフラットケーブル保持部50によって挟持され、フラットケーブル用ストッパ53によって離脱を阻まれることにより安定して保持することが出来る。
このケーブル保持具40は、基部41に形成された係止片42をDVD装置10のシャーシ底板13から切り起こした凸部15に挿嵌して位置決めし、DVD装置10に配置されるDVDユニット30の底部31を押し当てて固定することが出来るので、別体の取り付け部材を用意する必要も無く、簡単、且つ強固に取り付けることが出来る。
このケーブル保持具40は、基部41に形成された係止片42をDVD装置10のシャーシ底板13から切り起こした凸部15に挿嵌して位置決めし、DVD装置10に配置されるDVDユニット30の底部31を押し当てて固定することが出来るので、別体の取り付け部材を用意する必要も無く、簡単、且つ強固に取り付けることが出来る。
次に、本発明における実施例2について説明する。実施例2により基部の平面を延設してフラットケーブル保持部を平板状に形成したケーブル保持具について説明する。
図11は、フラットケーブル保持部を平板状に形成したケーブル保持具の平面図であり、図12はこのケーブル保持具の側面図である。図11に示すケーブル保持具40は実施例1とは異なり、フラットケーブル保持部50がばら線保持部60の切り欠き62開口側に形成されたばら線用ストッパ64の立ち壁65の先に平板状方向に形成されている。その側面は図12で示すように基部41の平面を平板状に延設して前記立ち壁65の底面とフラットケーブル保持部50が形成されている。
続いて図13は、DVD装置10の内部にフラットケーブル70と複数のばら線80が配線され2個のケーブル保持具40により保持された状態を示している。実施例1における図9とDVD装置10内の基本的な配置は類似しているが、シャーシ12の奥行きに余裕があり、シャーシ底板13の平面と接するようにフラットケーブル保持部50が配置されている。DVD装置10の内部におけるそれぞれの配置の概要を説明すると、シャーシ12の略中央には図示しないDVDユニットが配置されるスペースが確保され、その両側にはDVD装置10のメイン回路基板となる第1の基板20と第2の基板21が配置されている。第1の基板20は主にDVD装置10の電源回路と装置全体の制御やアナログ系の映像音声信号を処理する回路基板であり、その奥側からフラットケーブル70とばら線80が引き出され、第2の基板21と接続されている。この第2の基板21は主にDVDディスク(図示略)に録画と再生を行うためのデジタル信号を処理する回路が構成された基板で、これらを接続するフラットケーブル70と複数のばら線80は前記DVDユニットが配置されるその後方の2箇所で、2個のケーブル保持具40に保持されて配線されている。このDVD装置10に配線したフラットケーブル70は前記デジタル信号を伝送するケーブルであり、複数のばら線80は図10に示すDVDユニット30の機構部を駆動するためや回路に電源を供給する、或いは第1の基板20に実装されたCPUによる制御信号などのアナログ信号を伝送するケーブルである。
以上のように実施例2によれば、このケーブル保持具40は、フラットケーブル70を保持するスリット部であるフラットケーブル保持部50とばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部であるばら線保持部60が平板状に形成されるので、高さ方向に配置が困難なDVD装置10などの電子機器内部にも容易に配置することが出来る。また、フラットケーブル70は前記DVD装置10など電子機器のシャーシ底板13に接するように配置することが出来るので、シャーシ底板13によりフラットケーブル70に伝送されるデジタル信号による不要輻射を低減させることが出来る。
次に、本発明における実施例3について説明する。実施例3により異なるケーブル保持具40の取り付け構造に関して説明する。
図14はシャーシにケーブル保持具を取り付けた状態を示す側断面図であり、ケーブル保持具40の基本的な形状は実施例1によるケーブル保持具40と同じであるが、シャーシ12との取り付け構造のみが異なるものである。このケーブル保持具40の基部41底面には、位置決め用の凹部44に係止爪となるフック43が形成されており、この凹部44と対向するシャーシ底板13には位置決め用の段差凸部17が形成され、前記凹部44と段差凸部17により位置決めされ、前記フック43をシャーシ底板13の段差凸部17に形成された係止孔16の開口に挿通して固定されている。
以上のように実施例3によれば、このケーブル保持具40は、基部41の底面の凹部44に形成したフック43を、DVD装置10のシャーシ底板13の段差凸部17に形成された係止孔16に挿嵌するだけで、凹部44と段差凸部17によって位置決めされ、フック43が係止孔16と係合することにより、位置決めと固定を同時に行うことが出来るので、別体の取り付け部材を用意する必要も無く、簡単、且つ強固に取り付けることが出来る。また、本実施例において、ケーブル保持具40の位置決め手段は、凹部44と段差凸部17との挿嵌によるものであるが、この他に、シャーシ底板13に位置決め用の貫通孔、或いは凹部を設け、基部41から位置決め用の突起を設けて、これらを嵌合させて位置決めする。または、シャーシ底板13に切り起こしたリブを形成し、リブと対向位置の基部41底面に凹部を設けて嵌合させるなど、位置決め方法を変更するなども可能である。
以上、本実施例を詳述したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、フラットケーブル70とばら線80とを保持するケーブル保持具40を備えた電子機器はDVD装置10に限定されず、HDD装置、或いはDVDとHDDとの複合機、及び、これらと表示モニタが組み合わされた装置、及びデジタルテレビやパソコンなど、異なる信号が伝送される2種類のケーブル70、80が配線される電子機器であればよく、また、電子機器内におけるケーブル70、80類の配線位置にケーブル保持具40が配置されて、シャーシ底板13、或いはシャーシ側板14とフラットケーブ70とが接するようにケーブル保持具40が配置されことが可能な状態であればケーブル保持具40の取り付け方向を変更するなど、適宜選定すればよい。
本発明の実施例1を示すケーブル保持具にフラットケーブルとばら線を保持させた状態を示す斜視説明図である。 本発明におけるケーブル保持具の平面を示す平面説明図である。 本発明におけるL字型に形成されたケーブル保持具の側面説明図である。 本発明におけるケーブル保持具の正面を示す正面説明図である。 DVD装置のシャーシを示す平面説明図である。 本発明におけるシャーシに形成した凸部を示す拡大側断面説明図である。 本発明におけるシャーシにケーブル保持具を取り付けた状態を示す平面説明図である。 本発明におけるシャーシにケーブル保持具を取り付けた状態を示す拡大平面説明図である。 本発明におけるケーブル保持具にケーブル類を保持させて配線した状態を示す平面説明図である。 本発明におけるケーブル保持具にケーブル類を保持させ、DVDユニットで押さえ込んで固定した状態を示す拡大側断面説明図である。 実施例2を示す平板状に形成されたケーブル保持具の平面を示す平面説明図である。 本発明におけるケーブル保持具の側面を示す側面説明図である。 本発明におけるケーブル保持具にケーブル類を保持させて配線した状態を示す平面説明図である。 本発明の実施例3を示す基部にフックを形成したケーブル保持具をシャーシに取り付けた状態を示す平面説明図である。
符号の説明
10 DVD装置
12 シャーシ
13 シャーシ底板
14 シャーシ側板
15 凸部
16 係止孔
30 DVDユニット
31 底部
40 ケーブル保持具
41 基部
42 係止片
43 フック
50 フラットケーブル保持部(スリット部)
51 スリット
52 保持板
53 フラットケーブル用ストッパ(係止ストッパ)
60 ばら線保持部(切り欠き部)
61 側壁
62 切り欠き
64 ばら線用ストッパ
65 立ち壁
70 フラットケーブル
80 ばら線

Claims (4)

  1. 配線した複数芯で構成するフラットケーブルと複数のばら線とを保持するケーブル保持具を備えた電子機器であって、前記ケーブル保持具の先端に前記フラットケーブルを互い違いに配置して挟持するスリット部を形成すると共に、前記先端の反対側に位置する後端側に前記複数のばら線を束ねた状態で保持する切り欠き部を形成したことを特徴とするケーブル保持具を備えた電子機器。
  2. 前記ケーブル保持具をL字型に形成したことを特徴とする請求項1記載のケーブル保持具を備えた電子機器。
  3. 前記ケーブル保持具を平板状に形成したことを特徴とする請求項1記載のケーブル保持具を備えた電子機器。
  4. 前記ケーブル保持具の先端に係止ストッパを形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のケーブル保持具を備えた電子機器。

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