JP2015129401A - 電気錠システム - Google Patents

電気錠システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015129401A
JP2015129401A JP2014001336A JP2014001336A JP2015129401A JP 2015129401 A JP2015129401 A JP 2015129401A JP 2014001336 A JP2014001336 A JP 2014001336A JP 2014001336 A JP2014001336 A JP 2014001336A JP 2015129401 A JP2015129401 A JP 2015129401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
outdoor
lever
handle
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014001336A
Other languages
English (en)
Inventor
中村 勝則
Katsunori Nakamura
勝則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP2014001336A priority Critical patent/JP2015129401A/ja
Publication of JP2015129401A publication Critical patent/JP2015129401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】扉の内部の加工を最小限に抑え、複数の電気錠に対するケーブルの配線作業を容易に行うことができる電気錠システムを提供する。
【解決手段】
本発明の電気錠システム1は、扉2の室外側壁面2cに設けられる室外側ハンドル5と、室外側ハンドル5に回動可能に支持される室外側レバー6と、室外側レバー6の回動に伴って扉2の木口2aに対してラッチボルト7aを進退移動させるラッチ錠7と、室外側ハンドル5を両端から挟むような位置で扉2に内設され、施解錠操作装置8に対する操作に基づいて施解錠される複数の電気錠9,10と、複数の電気錠9,10にそれぞれ電気的に接続され、室外側ハンドル5に内設されるケーブル57〜59と、を備え、ケーブル57〜59は、室外側レバー6の回動範囲を避けて室外側ハンドル5を貫通するように配設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、扉の木口に対して進退可能なデッドボルトを電気的に駆動させて施解錠制御する電気錠システムに関する。
近年、商業施設、公共施設および集合住宅等の出入口や一般住宅の玄関等には、セキュリティや操作性の向上を目的として、ICカード、タグ若しくはキー等をリーダにかざすことによって電気的に施解錠される電気錠システムが設置されることが多い。
従来、この種の電気錠システムとして、扉の木口から出没方向に変位するデッドボルトを有する電気錠を2つ備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電気錠システムでは、2つの電気錠同士が、扉に内設されたケーブルによって接続されている。
特開2008−184744号公報
一般的に、扉の内部には断熱材や補強部材等が配置(または充填)されている。しかしながら、従来の電気錠システムでは、各電気錠の間を接続するケーブルを扉の内部に配線しなければならないため、扉内部の断熱材や補強部材等を除去または回避しながら配線を行う必要があった。このような配線作業は、加工が難しく施工時間もかかるという問題があった。
また、扉の内部の配線スペースを確保するために断熱材や補強部材等を除去した場合、扉の断熱性能や強度性能が若干低下する虞もあった。
本発明は、扉の内部の加工を最小限に抑え、複数の電気錠に対するケーブルの配線作業を容易に行うことができる電気錠システムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の電気錠システムは、扉の壁面に設けられるハンドルと、前記ハンドルに回動可能に支持される操作レバーと、前記操作レバーの回動に伴って前記扉の木口に対してラッチボルトを進退移動させるラッチ錠と、前記ハンドルを両端から挟むような位置で前記扉に内設され、施解錠操作装置に対する操作に基づいて施解錠される複数の電気錠と、前記複数の電気錠にそれぞれ電気的に接続され、前記ハンドルに内設されるケーブルと、を備え、前記ケーブルは、前記操作レバーの回動範囲を避けて前記ハンドルを貫通するように配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、扉内部にケーブルを通すことなく、ハンドルの内部に設けられたケーブルを介して、扉内に配置された各電気錠を互いに接続することができる。これにより、扉の内部に対する配線のための加工を省略することができ、容易且つ短時間でケーブルの配線作業を行うことができる。また、例えば工場出荷時等、予めハンドル内にケーブルを配設可能であるため、電気錠(電気錠システム)の施工現場での作業工程を簡略化することができる。さらに、扉の内部の断熱材や補強部材等を除去加工が不要であるため、扉の断熱性能や強度性能を高く維持することができる。
また、操作レバーの回動範囲外にケーブルが配設されているため、操作レバーとハンドルとの間にケーブルが挟まれることを防止することができる。これにより、ケーブルの損傷(断線)を適切に防止することができる。
この場合、前記ハンドルは、前記扉の壁面に離間して固定される一対の台座の間を連結する固定グリップと、前記固定グリップの前記扉側に開口部を有するレバー挿入部と、を有し、前記操作レバーは、前記レバー挿入部に挿入され、付勢手段によって前記扉側に向けて付勢される状態で室内外方向に回動可能に設けられ、前記扉側に回動したときに前記開口部から前記固定グリップの外側に突出する操作部を有していることが好ましい。
この構成によれば、例えば、固定グリップを牽引して扉を開放する場合、当該扉を開放する動作に連動して、操作レバーを回動させることができる。これにより、ユーザは、ラッチボルトの解除を意識することなく容易に扉を開放することができる。
この場合、前記ハンドルは、前記扉の壁面に離間して固定される一対の台座の間を連結する固定グリップと、前記固定グリップの前記扉とは反対側に開口部を有するレバー挿入部と、を有し、前記操作レバーは、前記レバー挿入部に挿入され、付勢手段によって前記扉とは反対側に向けて付勢される状態で室内外方向に回動可能に設けられ、前記扉とは反対側に回動したときに前記開口部から前記固定グリップの外側に突出する操作部を有していることが好ましい。
この構成によれば、例えば、固定グリップを押圧して扉を開放する場合、当該扉を開放する動作に連動して、操作レバーを回動させることができる。これにより、ユーザは、ラッチボルトの解除を意識することなく容易に扉を開放することができる。
これらの場合、前記ハンドルの内部において前記ケーブルを保持するケーブル保持部を備えていることが好ましい。
この構成によれば、ハンドル内でケーブルの位置ずれを防止することができると共に、ケーブルを迅速且つ正確にハンドル内に配設することができる。
本発明によれば、扉内部の加工を最小限に抑え、複数の電気錠に対するケーブルの配線作業を容易化可能な電気錠システムを得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電気錠システムを示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムの室内側ハンドルおよび室外側ハンドルを示す側断面図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムのラッチ錠を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムの各ケーブルの配線状態を示す説明図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電気錠システムの室内側ハンドルの一部を模式的に示す側断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、以下、説明の便宜のため、適宜図面に矢印で示すように各方向を規定する。
<第1実施形態>
図1ないし図5を参照して、本発明の実施の形態に係る電気錠システム1について説明する。ここで、図1は電気錠システム1を示す概略図、図2は室内側ハンドル3および室外側ハンドル5を示す側断面図である。図3はラッチ錠7を示す側断面図である。図4は電気錠システム1の各ケーブルの配線状態を示す説明図である。図5は、図2のA−A断面図である。
図1および図2に示すように、電気錠システム1は、扉2の壁面の室内側に固定される室内側ハンドル3と、室内側ハンドル3の後側(室内側)に回動可能に支持される室内側レバー4と、扉2の壁面の室外側に固定される室外側ハンドル5と、室外側ハンドル5の後側(壁面側)に回動可能に支持される室外側レバー6と、各レバー4,6の回転に伴って扉2の木口2aに対してラッチボルト7aを進退移動させるラッチ錠7と、室外側ハンドル5に内設される施解錠操作装置8と、施解錠操作装置8に対する操作に基づいて施解錠される主電気錠9および副電気錠10と、各電気錠9,10の駆動電源となる電池62を保持し、室内側ハンドル3に内設される電池収容装置11と、を備えている。
図2に示すように、室内側ハンドル3は、扉2の室内側壁面2bに上下方向に離間して固定される上室内側台座13および下室内側台座14と、上下一対の室内側台座13,14の間に連結される固定グリップとしての室内側グリップ15と、を有し、全体として後方(室内側)に僅かに湾曲したアーチ形状に構成されている。また、室内側ハンドル3には、室内側グリップ15の後側(扉2とは反対側)に室内側開口部16aを有する室内側レバー挿入部16が凹設されている。室内側レバー挿入部16は、上室内側台座13の下側から室内側グリップ15の上下方向略中央に亘って形成されている。
上室内側台座13の下側内部には、室内側レバー挿入部16に連なる内側配設空間S1が形成されている。上室内側台座13の前側には、室内側ブラケット17が複数の固定ネジB1によって固定されている。室内側ブラケット17の上下方向略中央には、ブラケット挿通孔17aが穿設されている。室内側ブラケット17の一部は、内側配設空間S1内に配設されている。内側配設空間S1内の室内側ブラケット17には、上下方向に離間してレバー回転軸17bとラッチ回転軸17cとが左右方向に架設されている。
室内側ブラケット17と室内側壁面2bとの間に配設される室内側裏板18は、複数の固定ネジB2によって扉2に固定されると共に、複数のネジ(図示せず)によって上室内側台座13に固定されている。室内側裏板18には、室内側ブラケット17のブラケット挿通孔17aと対応する位置に裏板挿通孔18aが穿設されている。
室内側レバー4は、上下方向に長く形成されており、室内側開口部16aから室内側レバー挿入部16に挿入されている。室内側レバー4の上部には、レバー側取付部20が設けられている。レバー側取付部20の上部には、レバー回転軸17bが貫挿されている。レバー回転軸17bには、付勢手段としての捩りコイルバネ22が巻回している。室内側レバー4は、捩りコイルバネ22によって後側に向けて付勢される状態でレバー回転軸17bを中心として前後方向に回動可能に支持されている。なお、レバー側取付部20には、各回転軸17b,17cとの間に軸状部20aが挿着されている。
また、室内側レバー4の下部には、ユーザによって操作される操作部21が設けられている。操作部21は、室内側レバー4が後方(室内側)に回動した状態で、室内側グリップ15の外側(表面よりも後方)に突出するように設けられている。
室内側ラッチバー23は、側面視で略L字状に形成されている。室内側ラッチバー23の下部にはラッチ回転軸17cが貫挿され、室内側ラッチバー23の上部には軸状部20aが遊挿されている。これにより、室内側ラッチバー23は、ラッチ回転軸17cを中心として前後方向に回動可能に支持されている。室内側ラッチバー23の突起片23aは、ブラケット挿通孔17aおよび裏板挿通孔18aを通って扉2の内部に挿入されている。
下室内側台座14の上側には、後面側を開放する電源凹部14aが凹設されている。電源凹部14aには、カバー25が着脱可能に取り付けられている。下室内側台座14は、カバー25を取り付けた状態で、上室内側台座13を上下反転させたような外観を成している。下室内側台座14と室内側壁面2bとの間に配設される室内側裏板24は、複数の固定ネジB3によって扉2に固定されると共に、複数の固定ネジB4によって下室内側台座14に固定されている。
上室内側台座13の上部および下室内側台座14の下部には、それぞれ、各電気錠9,10に取り付けられたサムターン9b,10bを室内側に露出させるためのサムターン開口部3a,3bが貫通形成されている。サムターン開口部3bの下側には、扉2の内部に連通する室内側配線孔14bが開口しており、ハーネスカバー14cによって覆われて接続空間S2が形成されている。
次に、図2に示すように、室外側ハンドル5は、扉2の室外側壁面2cに上下に離間して固定される上室外側台座30および下室外側台座31と、上下一対の室外側台座30,31の間に連結される固定グリップとしての室外側グリップ32と、を有し、全体として前方(室外側)に僅かに湾曲したアーチ形状に構成されている。また、室外側ハンドル5には、室外側グリップ32の前側(扉2に対向する側)に室外側開口部33aを有する室外側レバー挿入部33が凹設されている。室外側レバー挿入部33は、上室外側台座30の下側から室外側グリップ32の上下方向略中央に亘って形成されている
上室外側台座30の下側内部には、室外側レバー挿入部33に連なる上台座空間S3が形成されている。上室外側台座30の後側(扉2側)には、室外側ブラケット34がネジ留め固定されている。室外側ブラケット34の上下方向略中央には、ブラケット挿通孔34aが穿設されている。室外側ブラケット34の一部は、上台座空間S3内に配設されている。上台座空間S3内の室外側ブラケット34には、上下方向略中央にラッチ回転軸34bが左右方向に架設され、上部にレバー回転軸34cが左右方向に架設されている。
室外側レバー6は、上下方向に長く形成されており、室外側開口部33aから室外側レバー挿入部33に挿入されている。室外側レバー6の上部には、レバー側取付部35が設けられている。レバー側取付部35の上部には、レバー回転軸34cが貫挿されている。レバー側取付部35の上下方向略中央部には、ラッチ回転軸34bの一端部が遊嵌する横長孔35aが穿設されている。レバー側取付部35の下部には、軸状部35bが挿着されている。ラッチ回転軸34bには、付勢手段としての捩りコイルバネ38が巻回している。室外側レバー6は、捩りコイルバネ38によって後側に向けて付勢される状態でレバー回転軸34cを中心として前後方向に回動可能に支持されている。
また、室外側レバー6の下部には、ユーザによって操作される操作部36が設けられている。操作部36は、室外側レバー6が後側に回動した状態で、室外側グリップ32の外側(後面よりも後方)に突出するように設けられている。
室外側ラッチバー37は、側面視で略L字状に形成されている。室外側ラッチバー37の上部にはラッチ回転軸34bが貫挿され、室外側ラッチバー37の下部には軸状部35bが遊挿されている。これにより、室外側ラッチバー37は、ラッチ回転軸34bを中心として前後方向に回転可能な状態で支持されている。室外側ラッチバー37の突起片37aは、ブラケット挿通孔34aを通って扉2の内部に挿入されている。
下室外側台座31の上側内部には下台座空間S4が形成されている。上室外側台座30の上部および下室外側台座31の下部には、それぞれ、各電気錠9,10に取り付けられたシリンダ9c,10cを室外側に露出させるためのシリンダ開口部5a,5bが貫通形成されている。上室外側台座30および下室外側台座31には、それぞれ、各シリンダ9c,10cを覆うようにシリンダカバー30a,31aが着脱可能に設けられている。上室外側台座30の上端部および下室外側台座31の下端部には、それぞれ、扉2の内部に連通する上室外側配線孔30bおよび下室外側配線孔31bが開口している。
室外側グリップ32は、配線空間S5を構成するグリップ凹部32aが凹設されるグリップ本体39aと、グリップ凹部32aを覆うようにグリップ本体39aに設けられるグリップカバー39bと、を含んで構成されている。
グリップ凹部32aは、上室外側台座30から下室外側台座31に亘って形成され、配線空間S5は、上台座空間S3と下台座空間S4とを連通させている。グリップカバー39bは、上室外側台座30および下室外側台座31の内側から固定ネジB5によって着脱可能に固定されている。グリップ凹部32aの底部は、配線空間S5と室外側レバー挿入部33とを仕切る隔壁32bを構成している。
図3に示すように、ラッチ錠7は、扉2の内設される錠ケース40と、錠ケース40の内部に配置されるラッチボルト7aと、上下一対の係止片41,42と、一対の作動片43,44と、を有している。
錠ケース40は、錠ケース取付板40aを介して扉2の木口2aにネジ留め固定されている。ラッチボルト7aは、コイルバネ7bによって木口2aから突出するように付勢され、扉枠2dに凹設されるストライク2eに進入し、扉2の閉止状態(仮閉り状態)が保持されている。
上側の係止片41は、第1支点41aに回動可能に支持されている。係止片41の木口2a側には、ラッチボルト7aの鍔部7cに係合する係止突起41bが下方に向かって突設されている。係止片41の吊元側(木口2aの反対側)には、被押圧部41cが上方に向かって突設されている。係止片41の左右方向略中央には、連結腕部41dが下方に延出し、連結腕部41dの下端部には係合突起41eが設けられている。
下側の係止片42は、上記した係止片41を上下反転させたような形状であり、係止突起42b、被押圧部42cおよび連結腕部42dを有し、第2支点42aに回動可能に支持されている。連結腕部42dの上端部には、係合穴42eが設けられ、この係合穴42eに係合突起41eが係合することでリンク45が形成される。第2支点42aの周りには、ラッチボルト7aを係止姿勢(図3の実線参照)とするように各係止片41,42を付勢する付勢バネ46が巻回されている。
各作動片43,44は、それぞれ、上下動可能に構成されている。一方の作動片43の上部には、係止片41の被押圧部41cと当接する押圧部43aが設けられている。作動片43の下部には、各ラッチバー23,37と当接する当接部43bが設けられている。同様に、他方の作動片44の下部には係止片42の被押圧部42cと当接する押圧部44aが設けられ、その上部には当接部44bが設けられている。
次に、図2および図3を参照して、ラッチ錠7の作用について説明する。扉2が閉止された状態では、室内側レバー4は捩りコイルバネ22によって後方に付勢され、室外側レバー6は捩りコイルバネ38によって後方に付勢されている。また、付勢バネ46によって各係止突起41b、42bがラッチボルト7aの鍔部7cを係止しており、扉2の木口2aからのラッチボルト7aの退避が規制されている(図3の実線参照)。
この状態で、室内側から扉2を開放する場合、ユーザは、室内側ハンドル3(室内側グリップ15)の押し出しに連動して室内側レバー4の操作部21を前方に押圧する。すると、室内側レバー4がレバー回転軸17bを中心に前方に回動し、室内側レバー4の軸状部20aが室内側ラッチバー23を前方に押圧する。これにより、室内側ラッチバー23は、ラッチ回転軸17cを中心に回動し、突起片23aが下方に移動する。
突起片23aは作動片43の当接部43bを下方に押圧し、作動片43が下方に移動する。これに伴って、作動片43の押圧部43aが被押圧部41cを押下げ、付勢バネ46の付勢力に抗して係止片41が回動する。同様に、リンク45を介して接続された係止片42も回動する(図3の二点鎖線参照)。これにより、係止突起41bおよび係止突起42bによるラッチボルト7aの係止が解除され、ラッチボルト7aが扉2の木口2aから退避可能となる。
一方、室外側から扉2を開放する動作も上記と同様である。すなわち、ユーザは、室外側ハンドル5(室外側グリップ32)の引き寄せに連動して室外側レバー6の操作部36を前方に牽引する。すると、室外側レバー6がレバー回転軸34cを中心に前方に回動し、室外側レバー6の軸状部35bが室外側ラッチバー37を前方に押圧する。これにより、室外側ラッチバー37はラッチ回転軸34bを中心に回動し、その突起片37aが下方に移動する。なお、突起片37aの移動に伴うラッチ錠7の動作は、室内側から扉2を開放する場合と同様であるため、その説明は省略する。
以上のように、各レバー4,6の回動に伴ってラッチボルト7aを進退させる構成であるため、例えば、各ハンドルを回動させる構成に比して、ラッチボルト7aの進退移動に必要な力を小さくすることができる。これにより、ユーザの操作感を向上させることができる。また、室内側グリップ15を押圧して扉2を開放する場合、または、室外側グリップ32を牽引して扉2を開放する場合、扉2を開放する動作に連動して、レバー4,6を回動させることができる。これにより、ユーザは、ラッチボルト7aの解除を意識することなく容易に扉2を開放することができる。
図2に示すように、施解錠操作装置8は、外部の通信媒体との間で通信を行う通信ユニット50と、室外側グリップ32の室外側に露出するプッシュボタン51と、を含んで構成されている。通信ユニット50は、非接触型のICカード100の情報を読み取るリーダ基板52と、携帯型キー101との間で無線通信を行うアンテナ基板53と、を含んで構成されている。
リーダ基板52は、配線空間S5の上部(室外側レバー6の前側)に収容され、略起立姿勢でグリップカバー39bの後面に設けられる上側インナーカバー55に固定されている。リーダ基板52には、基板スイッチ52aやリーダ側コネクタ52b,52c等が実装されている。アンテナ基板53は、配線空間S5と下台座空間S4とを跨ぐように配置され、略起立姿勢でグリップカバー39bの後面に設けられる下側インナーカバー56に固定されている。アンテナ基板53の表裏には、それぞれアンテナ側コネクタ53a,53b等が実装されている。
なお、リーダ基板52には、制御回路(図示せず)が組み込まれており、この制御回路は、例えば、読み取った認証情報が正しい認証情報であるか否かを判別する機能等を有している。また、例えば、制御回路は、主電気錠9を施錠した場合に副電気錠10も同時に施錠する施錠追従機能や、2つの電気錠9,10のうち一方のみを解錠し、一定時間内に他方の電気錠を解錠しない場合に解錠した一方の電気錠を再び自動で施錠する施錠復帰機能を有している。
プッシュボタン51は、グリップカバー39bに開口する外側ボタン穴39cから外部に露出するように配設されている。プッシュボタン51は、上側インナーカバー55に対して前後方向に移動可能に支持され、図示しないバネによって前方に向かって付勢されている。プッシュボタン51の後端部は基板スイッチ52a上に位置し、露出したプッシュボタン51を押下げると、リーダ基板52の基板スイッチ52aが押下げられる。
リーダ基板52の上部のリーダ側コネクタ52bには、第1制御ケーブル57の一端側のプラグコネクタ(図示せず)が接続されている。第1制御ケーブル57の他端側には、第1ソケット57aが取り付けられている。
リーダ基板52の下部のリーダ側コネクタ52cには、内設ケーブル58の一端側のプラグコネクタ(図示せず)が接続され、アンテナ基板53の後面のアンテナ側コネクタ53aには、内設ケーブル58の他端側のプラグコネクタ(図示せず)が接続されている。これにより、リーダ基板52とアンテナ基板53とが、内設ケーブル58によって電気的に接続される。
また、アンテナ基板53の前面のアンテナ側コネクタ53bには、第2制御ケーブル59の一端側のプラグコネクタ(図示せず)が接続されている。第2制御ケーブル59の他端側は2本に分岐しており、分岐した一方には第2ソケット59aが取り付けられ、他方には電源ソケット59bが取り付けられている。
なお、第1制御ケーブル57、内設ケーブル58および第2制御ケーブル59は、それぞれ、制御線や電力線等を束ねて構成されている。
図1および図2に示すように、主電気錠9および副電気錠10は、各ハンドル3,5を上下方向両端から挟むような位置で扉2に内設されている。
主電気錠9は、上室内側台座13と上室外側台座30との間に挟まれるように扉2の内部に設けられ、木口2aに対してデッドボルト9aを進退させるモータやソレノイド等の駆動手段を制御する電気基板(いずれも図示せず)等を備えている。主電気錠9の室内側には、手動でデッドボルト9aを進退操作するためのサムターン9bが設けられている。主電気錠9の室外側には、機械的キー(図示せず)を挿入して施解錠操作を行うシリンダ9cが設けられている。
副電気錠10は、主電気錠9と同様に、下室内側台座14と下室外側台座31との間に挟まれるように扉2の内部に設けられ、デッドボルト10a、サムターン10bおよびシリンダ10cが設けられている。
また、図4に示すように、主電気錠9には第1錠側ケーブル60が接続され、副電気錠10には第2錠側ケーブル61が接続されている。第1錠側ケーブル60の先端部には第1錠側プラグ60aが取り付けられ、第2錠側ケーブル61の先端部には第2錠側プラグ61aが取り付けられている。
図4に示すように、電池収容装置11は、4本の電池62(図4では2本の円筒型の乾電池を図示する。)と、各電池62を縦向きに保持するカートリッジ63と、を含んで構成されている。なお、以降の説明では、前後方向を「奥行方向」とも呼ぶこととし、前側を「奥側」とも呼び、後側を「手前側」とも呼ぶこととする。
カートリッジ63は、絶縁性の樹脂材料で室内側を開放した略箱状に一体形成されている。カートリッジ63は、下室内側台座14に形成された電源凹部14a内に収容されている。カートリッジ63の上下両端面には、前後方向略中間に段部63aが形成され、奥側が一段下がっている。カートリッジ63には、4本の電池62が、平面視で前後左右に2行2列の格子状に配置されている。また、手前側の2本の電池62は、奥側の2本の電池62よりも上方に位置ずれして保持されている。なお、カートリッジ63は、上面に形成される取付片63bを介して電源凹部14a内にネジ留め固定されている。
図示は省略するが、カートリッジ63には、保持した各電池62によって適正な電気回路を形成するように配線がなされている。また、カートリッジ63からは電源ケーブル64が延びており、その先端部には、電源プラグ64aが取り付けられている。電源プラグ64aは、下室内側台座14の接続空間S2に収容されている。
ところで、リーダ基板52の制御回路による各種機能を実現するために、リーダ基板52とアンテナ基板53とは、主電気錠9および副電気錠10に各種ケーブルを介して電気的に接続されている。具体的には、主電気錠9とリーダ基板52とは、第1錠側ケーブル60および第1制御ケーブル57によって接続されている。アンテナ基板53と副電気錠10とは、第2制御ケーブル59および第2錠側ケーブル61によって接続されている。
図2に示すように、第1制御ケーブル57は、リーダ基板52の上部から上方に延出し、室外側レバー6の回動範囲を避けて室外側ハンドル5(上室外側台座30)を上下方向に貫通するように配設されている。第1制御ケーブル57の上端部に取り付けられた第1ソケット57aは、上室外側台座30の上室外側配線孔30bを通って扉2の内部に進入している。
リーダ基板52とアンテナ基板53とを接続する内設ケーブル58は、上記した室外側グリップ32の配線空間S5に配設されている。図2および図5に示すように、内設ケーブル58は、グリップ凹部32aの底部(隔壁32b)に設けられるケーブル保持部65に保持されている。ケーブル保持部65は、隔壁32bを挟んで室外側レバー挿入部33の下端部の反対側に設けられている。ケーブル保持部65は、グリップ凹部32aの底部から前方に向けて突出する一対の挟持片65aを有し、内設ケーブル58を挟持可能な略U字状に形成されている。
一対の挟持片65aに内設ケーブル58を挟持させることで、内設ケーブル58が配線空間S5の所定位置に配設される。これにより、室外側ハンドル5内で内設ケーブル58の位置ずれを防止することができると共に、内設ケーブル58を迅速且つ正確に室外側ハンドル5内に配設することができる。なお、内設ケーブル58は、室外側ハンドル5の内部(ケーブル保持部65)に取り付けられた状態で工場出荷される。
図2に示すように、ケーブル保持部65に保持された内設ケーブル58は、配線空間S5から下台座空間S4に向けて下方に延出し、アンテナ基板53の後面(裏面)に沿って配設されている。内設ケーブル58は、アンテナ基板53の下側でUターンして、アンテナ基板53のアンテナ側コネクタ53aに接続されている。
第2制御ケーブル59は、アンテナ基板53の下部から下方に延出している。上記したように第2制御ケーブル59は下側で分岐しており、その一方の先端部に取り付けられた第2ソケット59aは、下室外側台座31の下室外側配線孔31bを通って扉2の内部に進入している。また、他方の先端部に取り付けられた電源ソケット59bは、下室外側配線孔31bから扉2を貫通し、室内側配線孔14bを通って接続空間S2の内部に進入している(図4参照)。
次に、主電気錠9および副電気錠10に対する各種ケーブルの接続作業について説明する。なお、室内側ハンドル3は扉2の室内側壁面2bに取り付けられているものとする。また、リーダ基板52とアンテナ基板53とは、内設ケーブル58を介して接続されているものとする。また、リーダ基板52には第1制御ケーブル57が接続され、アンテナ基板53には第2制御ケーブル59が接続されているものとする。
まず、作業者は、主電気錠9の第1錠側プラグ60aおよび副電気錠10の第2錠側プラグ61aを、扉2の上室外側配線孔30bおよび下室外側配線孔31bから室外側に引き出す。引き出した第1錠側プラグ60aと第1制御ケーブル57の第1ソケット57aとを接続する。同様に、引き出した第2錠側プラグ61aと第2制御ケーブル59の第2ソケット59aとを接続する。これにより、主電気錠9および副電気錠10は、それぞれ施解錠操作装置8に電気的に接続される。その後、作業者は、接続された各コネクタ(プラグおよびソケット)を扉2の内部に収容する(図4参照)。
一方、第2制御ケーブル59の電源ソケット59bは、接続空間S2内において、電源プラグ64aに接続される(図4参照)。これにより、電池収容装置11から施解錠操作装置8、主電気錠9および副電気錠10等に電力が供給される。
主電気錠9および副電気錠10に各種ケーブルが接続された状態で、室外側ハンドル5は扉2の室外側壁面2cに取り付けられる。
次に、図2を参照して、電気錠システム1の動作について説明する。なお、施解錠操作装置8および各電気錠9,10には、電池収容装置11から電力が供給されているものとする。
室外側から入室しようとする者(ユーザ)は、プッシュボタン51を押した後にICカード100をリーダ基板52にかざす。すると、ICカード100とリーダ基板52との間で通信が行われ、ICカード100の認証情報がリーダ基板52によって読み取られる。リーダ基板52の制御回路は、読み取った認証情報が予め記憶された特定の認証情報と合致するか否かを判別する。この結果、合致すると判別された場合、リーダ基板52(制御回路)から主電気錠9に解錠信号が出力され、主電気錠9が解錠される。また、主電気錠9の解錠に連動して、リーダ基板52から解錠信号が出力され、副電気錠10が解錠される。一方、合致せずと判別された場合には、リーダ基板52からの解錠信号が送信されず、主電気錠9の解錠は行われない。
また、他の解錠方法として、室外側から入室しようとする者が携帯型キー101を所持している場合、プッシュボタン51を押すことによって、各電気錠9,10の解錠が行われる。詳細には、プッシュボタン51の押下情報がリーダ基板52の制御回路に送信されると共に、携帯型キー101とアンテナ基板53との間の無線通信の結果がリーダ基板52の制御回路に送信される。制御回路は、携帯型キー101との通信情報(認証情報)が予め記憶された特定の認証情報と合致するか否かを判別し、判別結果に応じて、上記と同様に各電気錠9,10の解錠が行われる(または解錠が行われない)。
以上のように、施解錠操作装置8が室外側グリップ32に内装されているため、ユーザは施解錠操作装置8に対する施解錠操作を簡単に行うことができる。なお、例えば、電池62の電力不足で施解錠操作装置8が動作しない場合、ユーザは、上下一対のシリンダカバー30a,31aを取り外して各シリンダ9c,10cを露出させることで、機械的キーを用いて各電気錠9,10の施解錠を行うことができる。
以上の第1実施形態に係る電気錠システム1によれば、扉2の内部にケーブルを通すことなく、室外側ハンドル5内に設けられた内設ケーブル58を介して、扉2の内部に配置された各電気錠9,10を互いに接続することができる。これにより、扉2の内部に対する配線のための加工を省略することができ、容易且つ短時間で内設ケーブル58の配線作業を行うことができる。また、例えば工場出荷時等、予め室外側ハンドル5内に内設ケーブル58を配設可能であるため、電気錠システム1の施工現場での作業工程を簡略化することができる。さらに、扉2の内部の断熱材や補強部材等を除去加工が不要であるため、扉2の断熱性能や強度性能を高く維持することができる。
また、室外側レバー6の回動範囲外に第1制御ケーブル57が配設されているため、室外側レバー6と室外側ハンドル5との間に第1制御ケーブル57が挟まれることを防止することができる。これにより、第1制御ケーブル57の損傷(断線)を適切に防止することができる。
なお、第1制御ケーブル57や第2制御ケーブル59が貫通する各配線孔14b,30b,31b等に、摩擦係数の低い樹脂等からなるパッキン等を配設してもよい。
なお、図示は省略するが、内設ケーブル58を保持するケーブル保持部として、例えば、独立した管状の部材を用いてもよい。この場合、管状のケーブル保持部に挿通させた内設ケーブル58を、配線空間S5に配設し、グリップ本体39aとグリップカバー39bとの間にケーブル保持部を挟み込むように位置決め固定する。なお、管状のケーブル保持部は、内設ケーブル58を保護することができるように、弾力性を有する材料で形成されていることが好ましい。
なお、上記した第1実施形態に係る電気錠システム1では、内設ケーブル58を配線空間S5の左右方向略中央に配設したが、左右いずれかに寄せて配設してもよい。なお、ケーブル保持部65は、グリップカバー39b側に設けられていてもよい。また、ケーブル保持部65の配設数は任意であり、内設ケーブル58の配設位置に沿って複数のケーブル保持部65を設けてもよい。
<第2実施形態>
次に、図6を参照し、本発明の第2実施形態に係る電気錠システム70について説明する。図6は室内側ハンドル71の一部を模式的に示す側断面図である。なお、以下の説明では、上記した第1実施形態に係る電気錠システム1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係る電気錠システム70では、室内側ハンドル71の内部に主電気錠9と副電気錠10とを電気的に接続する内設ケーブル72が配設されている。
具体的には、室内側グリップ15の前面(扉2に対向する面)には、内側配線空間S6を隔ててグリップ内側カバー73が固定されている。室内側レバー挿入部16と内側配線空間S6とは、隔壁74によって仕切られている。なお、内側配線空間S6の上端部は内側配設空間S1に開放され、内側配線空間S6の下端部は電源凹部14aの内部に開放されている。
隔壁74には、内側配線空間S6に向けて複数のケーブル保持部65(挟持片65a)が突設され、内側配線空間S6には、各ケーブル保持部65に保持された状態の内設ケーブル72が配設されている。内設ケーブル72の上端側は、内側配設空間S1の下部を通って扉2の内部に進入し、主電気錠9(第1錠側プラグ60a)に接続されている(図示せず)。内設ケーブル72の下端側は、電源凹部14aの上部を通って扉2の内部に進入し、副電気錠10(第2錠側プラグ61a)に接続されている(図示せず)。すなわち、内設ケーブル72は、室内側レバー4の回動範囲を避けて室内側ハンドル3を上下方向に貫通するように配設されている。なお、図示は省略するが、内設ケーブル72の下端側は分岐しており、副電気錠10の他に、アンテナ基板53(第2制御ケーブル59の第2ソケット59a)に接続されている。なお、ケーブル保持部65は、グリップ内側カバー73に設けられていてもよい。
以上の第2実施形態に係る電気錠システム70によれば、上記した第1実施形態に係るものと同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記した各実施形態に係る電気錠システム1,70において、室内側ハンドル3の室内側レバー4を、室外側ハンドル5の室外側レバー6のように構成してもよいし、室外側ハンドル5の室外側レバー6を、室内側ハンドル3の室内側レバー4のように構成してもよい。すなわち、室内側レバー挿入部16は、室内側ハンドル3の室内側壁面2b側または室内側のいずれか一方に開口していればよい。同様に、室外側レバー挿入部33は、室外側ハンドル5の室外側壁面2c側または室内側のいずれか一方に開口していればよい。
なお、上記した各実施形態に係る電気錠システム1,70では、2つの電気錠9,10が設けられていたが、これに限定されるものではなく、電気錠を3つ以上設けてもよい。この場合、電気錠の配設数に応じて、サムターン、シリンダおよびシリンダカバーを、それぞれ設けることが好ましい。
なお、上記した各実施形態に係る電気錠システム1,70では、電池収容装置11が下室内側台座14に内設されていたが、これに代えて、上室内側台座13、或いは室外側ハンドル5の各室外側台座30,31のいずれかに内設するようにしてもよい。また、電池収容装置11の手前側の電池62と奥側の電池62とが上下方向に位置ずれして設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各電池62が上下方向に位置ずれせずに、同一の高さで並設される電池収容装置12を構成してもよい。また、電池収容装置11に保持させる電池62の個数(本数)および形状は任意である。
なお、電池収容装置11に代えて、例えば、扉2の外部に電源を配置してもよい。この場合、扉2の吊元に設置される通電金具や内部配線を介して、電源から施解錠操作装置6、各電気錠9,10等に電力を供給することが好ましい。
なお、上記した各実施形態に係る内設ケーブル58,72の配線構造を、所謂面付きタイプのプッシュプルハンドルに適用してもよい。
なお、上記した本発明の各実施形態の説明は、本発明に係る電気錠システム1,70における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1,70 電気錠システム
2 扉
2a 木口
2b 室内側壁面
2c 室外側壁面
3,71 室内側ハンドル(ハンドル)
4 室内側レバー(操作レバー)
5 室外側ハンドル(ハンドル)
6 室外側レバー(操作レバー)
7 ラッチ錠
7a ラッチボルト
8 施解錠操作装置
9 主電気錠
10 副電気錠
13 上室内側台座(台座)
14 下室内側台座(台座)
15 室内側グリップ(固定グリップ)
16 室内側レバー挿入部(レバー挿入部)
16a 室内側開口部(開口部)
21,36 操作部
22,38 捩りコイルバネ(付勢手段)
30 上室外側台座(台座)
31 下室外側台座(台座)
32 室外側グリップ(固定グリップ)
33 室外側レバー挿入部(レバー挿入部)
33a 室外側開口部(開口部)
57 第1制御ケーブル(ケーブル)
58,72 内設ケーブル(ケーブル)
59 第2制御ケーブル(ケーブル)
65 ケーブル保持部

Claims (4)

  1. 扉の壁面に設けられるハンドルと、
    前記ハンドルに回動可能に支持される操作レバーと、
    前記操作レバーの回動に伴って前記扉の木口に対してラッチボルトを進退移動させるラッチ錠と、
    前記ハンドルを両端から挟むような位置で前記扉に内設され、施解錠操作装置に対する操作に基づいて施解錠される複数の電気錠と、
    前記複数の電気錠にそれぞれ電気的に接続され、前記ハンドルに内設されるケーブルと、を備え、
    前記ケーブルは、前記操作レバーの回動範囲を避けて前記ハンドルを貫通するように配設されていることを特徴とする電気錠システム。
  2. 前記ハンドルは、
    前記扉の壁面に離間して固定される一対の台座の間を連結する固定グリップと、
    前記固定グリップの前記扉側に開口部を有するレバー挿入部と、を有し、
    前記操作レバーは、
    前記レバー挿入部に挿入され、付勢手段によって前記扉側に向けて付勢される状態で室内外方向に回動可能に設けられ、前記扉側に回動したときに前記開口部から前記固定グリップの外側に突出する操作部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気錠システム。
  3. 前記ハンドルは、
    前記扉の壁面に離間して固定される一対の台座の間を連結する固定グリップと、
    前記固定グリップの前記扉とは反対側に開口部を有するレバー挿入部と、を有し、
    前記操作レバーは、
    前記レバー挿入部に挿入され、付勢手段によって前記扉とは反対側に向けて付勢される状態で室内外方向に回動可能に設けられ、前記扉とは反対側に回動したときに前記開口部から前記固定グリップの外側に突出する操作部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気錠システム。
  4. 前記ハンドルの内部において前記ケーブルを保持するケーブル保持部を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電気錠システム。
JP2014001336A 2014-01-08 2014-01-08 電気錠システム Pending JP2015129401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001336A JP2015129401A (ja) 2014-01-08 2014-01-08 電気錠システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014001336A JP2015129401A (ja) 2014-01-08 2014-01-08 電気錠システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015129401A true JP2015129401A (ja) 2015-07-16

Family

ID=53760307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014001336A Pending JP2015129401A (ja) 2014-01-08 2014-01-08 電気錠システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015129401A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238557A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Orion Denki Kk ケーブル保持具を備えた電子機器
JP2013150330A (ja) * 2011-08-04 2013-08-01 Sharp Corp 薄型表示装置用キャビネット及び薄型表示装置
JP2013189843A (ja) * 2012-02-17 2013-09-26 Miwa Lock Co Ltd ラッチ錠
JP2013224522A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Miwa Lock Co Ltd 電気錠システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238557A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Orion Denki Kk ケーブル保持具を備えた電子機器
JP2013150330A (ja) * 2011-08-04 2013-08-01 Sharp Corp 薄型表示装置用キャビネット及び薄型表示装置
JP2013189843A (ja) * 2012-02-17 2013-09-26 Miwa Lock Co Ltd ラッチ錠
JP2013224522A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Miwa Lock Co Ltd 電気錠システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5651815B2 (ja) 電気錠
JP5362367B2 (ja) 充電ケーブルの連結構造
JP2013224522A (ja) 電気錠システム
CN102668004B (zh) 用于电磁接触器的安装单元和使用该安装单元的电磁接触器连接结构
JP2010270590A (ja) 錠装置
JP2015129401A (ja) 電気錠システム
JP6261030B2 (ja) 電気錠システム
JP4087655B2 (ja) メカキーを収容した携帯機
JP2006332012A (ja) ジョイントボックス
JP2015190297A (ja) 電気錠システムの取付構造およびこれを備える電気錠システム
JP6166553B2 (ja) 電池収容構造
JP2014037747A (ja) プッシュプル型電気錠
JP6324073B2 (ja) 電気錠システム
JP3653134B2 (ja) 電気錠
JP2014167237A (ja) 電池収容構造
JP6513445B2 (ja) ドアロック装置
JP5816521B2 (ja) 錠装置
JP2007066681A (ja) 押しボタンスイッチのロック構造
JP2016188466A (ja) 収納装置
JP2015183416A (ja) 電気錠システム
JP6137889B2 (ja) 錠付ハンドル
JP2018150756A5 (ja)
KR101700387B1 (ko) 슬라이딩 개폐 구조의 전자식 잠금 기기
JP2018150756A (ja) 施解錠装置
JP7493757B2 (ja) 錠開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180306