JP2015190297A - 電気錠システムの取付構造およびこれを備える電気錠システム - Google Patents

電気錠システムの取付構造およびこれを備える電気錠システム Download PDF

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Hiroaki Kiryu
紘明 桐生
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Abstract

【課題】適切に且つ容易にグランドの接続を行うための電気錠システムの取付構造等を提供する。【解決手段】本発明の電気錠システム1の取付構造70は、電気錠3の回路基板26を含むシリンダユニット4と、電源装置41を含み室内側壁面2b側からシリンダユニット4に連結される電装ユニット5と、を備え、シリンダユニット4は、導電体のハウジング21と、回路基板26上の第1基板側コネクタ34と、ハウジング21に接続される位置決め突起71上の板状端子72と、を有し、電装ユニット5は、コネクタ34に接続される室内側コネクタ53と、位置決め突起71に接続される位置決め孔73に設けられ、電源装置41のグランド(GND)に接続されるバネ端子74と、を有し、位置決め突起71と位置決め孔73との機械的な接続過程において、板状端子72とバネ端子74との接続は、コネクタ34,53同士の接続よりも前に行われる。【選択図】図7

Description

本発明は、扉の木口側からデッドボルトを電気的に進退駆動させて施解錠を行う電気錠システムの取付構造およびこれを備える電気錠システムに関する。
近年、セキュリティや操作性の向上を目的として、建物の扉には、ICカード等をリーダにかざして電気的に施解錠を行う電気錠が用いられている。
例えば、特許文献1には、扉の内部に収容される2つの錠箱と、扉の壁面に取り付けられる台座と、電池を保持するために台座の内部に設けられる電池収納部と、各錠箱および電池収納部からそれぞれ延びるコネクタ付きの電源線と、を備えた電気錠システムが開示されている。各錠箱の電源線は、扉の外部に引き出され、電池収納部の電源線と接続される。これにより、各錠箱に内設された制御回路基板に電力が供給される。
特開2012−087495号公報
特許文献1に記載の電気錠システムは、制御回路基板や電池収納部の電気部品を正常に作動させるために、グランド接続を行う必要がある。ところが、近年では回路基板の小型化等に伴い、適切な位置に十分な面積のグランドを設けることが困難になっていた。このため、特許文献1に記載の電気錠システムでは、電池収納部に電池を収めた状態で各電源線の接続を行った場合、適切なグランド接続が確立されず、制御回路基板や電池収納部の電気部品が破壊される虞を有していた。また、破壊に至るほどではないが、電気錠システムの動作に不具合を発生させる虞もあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、適切に且つ容易にグランドの接続を行うための電気錠システムの取付構造およびこれを備える電気錠システムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の電気錠システムの取付構造は、電気錠の回路基板を含む第1部材と、前記第1部材に電力を供給する電源装置を含み、前記扉の一方の壁面側から前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、前記第1部材は、前記回路基板を収容する導電体から成るハウジングと、前記回路基板に電気的に接続されるコネクタと、前記扉の一方の壁面側に設けられる位置決め部材と、前記位置決め部材に設けられ、前記ハウジングに電気的に接続される第1グランド端子と、を有し、前記第2部材は、前記コネクタに電気的に接続される相手側コネクタと、前記位置決め部材に機械的に接続される被位置決め部材と、前記被位置決め部材に設けられ、前記電源装置のグランドに電気的に接続される第2グランド端子と、を有し、前記位置決め部材と前記被位置決め部材との機械的な接続過程において、前記第1グランド端子と前記第2グランド端子との接続は、前記コネクタと前記相手側コネクタとの接続よりも前に行われることを特徴とする。
この構成によれば、第1グランド端子と第2グランド端子との接続は、コネクタと相手側コネクタとの接続よりも先に行われる。また、両端子が接続されると、電源装置のグランドは、両端子を介してフレーム・グランドとしてのハウジングに接続される。これにより、安定した基準電位を得ることができる。例えば、電源装置からの電力供給可能な状態で両コネクタの接続を行った場合であっても、適切なグランド接続が確立されているため、回路基板や電源装置の電気部品の破壊や動作不良を防止することができる。また、第1部材と第2部材との機械的な接続中に、第1グランド端子と第2グランド端子とが接続される。つまり、両接続作業を一連の動作によって行うことができる。これにより、第1部材と第2部材との機械的・電気的な接続を簡単に且つ迅速に行うことができる。
この場合、前記木口から前記扉に内設され、電気的な駆動源によってデッドボルトを進退させるボルト機構を内包する錠ケースを更に備え、前記第1電装部材は、前記扉の他方の壁面側から一方の壁面側に向けて前記錠ケースに挿設され、前記ボルト機構を動作させて施解錠を行うシリンダユニットであることが好ましい。
この構成によれば、シリンダユニットは第2部材側に向かって錠ケースに挿設されるため、コネクタ、位置決め部材および第1グランド端子は、それぞれ第2部材側に位置している。これにより、第1部材と第2部材との機械的・電気的な接続を、更に容易に行うことができる。
この場合、前記位置決め部材および前記被位置決め部材のうち一方は、前記扉の壁面に対する離接方向に沿って延びる位置決め突起であり、前記位置決め部材および前記被位置決め部材のうち他方は、前記位置決め突起が嵌合する位置決め孔であり、前記第1グランド端子および前記第2グランド端子のうち一方は、前記位置決め突起の上面に支持される板状端子であり、前記第1グランド端子および前記第2グランド端子のうち他方は、前記板状端子の上面に弾力性をもって接触するバネ端子であることが好ましい。
この構成によれば、位置決め孔に進入する位置決め突起をガイドにして、第1部材と第2部材との機械的な接続を行うことができる。また、位置決め孔に進入する位置決め突起にガイドされて、板状端子とバネ端子との接続を行うことができる。バネ端子は、自身の弾性力によって板状端子に圧接するため、適切な接触状態を維持することができる。
上記した目的を達成するため、本発明の電気錠システムは、上記したいずれかの電気錠システムの取付構造を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、各コネクタ同士の接続よりも前に接続される両端子によって、電源装置のグランドは、フレーム・グランドとしてのハウジングに接続される。これにより、安定した基準電位を得ることができる。また、第1部材と第2部材との機械的な接続作業および第1グランド端子と第2グランド端子との接続作業は、一連の動作によって簡単に且つ迅速に行われる。
本発明によれば、電気錠システムにおいて、適切に且つ容易にグランドの接続を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る電気錠システムを模式的に示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムを模式的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムのシリンダユニットの一部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムの電装ユニットを示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムの電装ユニットの一部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムのシリンダ取付装置の作用を説明する背面図であって、(A)は固定・接続作業前の状態を示し、(B)は固定・接続作業が完了した状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムの取付構造を模式的に示す断面図であって、(A)は電装ユニットの取り付けを開始した状態を示し、(B)は電装ユニットを取り付けた状態を示している。 本発明の第2実施形態に係る電気錠システムを模式的に示す側断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1ないし図6を参照して、第1実施形態に係る電気錠システム1について説明する。図1は電気錠システム1を模式的に示す分解斜視図である。図2は電気錠システム1を模式的に示す側面図である。図3はシリンダユニット4の一部を示す斜視図である。図4は電装ユニット5を示す正面図である。図5は電装ユニット5の一部を示す斜視図である。図6はシリンダ取付装置6の作用を説明する背面図であって、(A)は固定・接続作業前の状態を示し、(B)は固定・接続作業が完了した状態を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図1および図2において、室外側である右側を正面(前)とし、室内側である左側を背面(後)とする。
図1および図2に示すように、電気錠システム1は、例えば、建物の扉2に設けられている。電気錠システム1は、電気錠3と、シリンダユニット4と、電装ユニット5と、シリンダ取付装置6と、を備えている。
電気錠3は、木口2aから扉2の内部に設けられ、電気的な駆動源によって木口2a側でデッドボルト15を進退させる。電気錠3は、木口2aから扉2内に挿入される錠ケース10と、錠ケース10に内設されるボルト機構11と、を含んで構成されている。
錠ケース10は、取付板12を介して扉2内に固定されている。錠ケース10の上部には、シリンダユニット4を取り付けるためのシリンダ取付開口13が厚み方向に貫通形成されている。シリンダ取付開口13は、シリンダユニット4が嵌合するように略円形状に形成されている。また、錠ケース10の下部には、室内側レバーハンドル7および室外側レバーハンドル8を取り付けるためのハンドル取付開口14が厚み方向に貫通形成されている。なお、扉2の室内側壁面2bおよび室外側壁面2cには、シリンダ取付開口13およびハンドル取付開口14に対応する位置に、それぞれ、壁側開口(図示せず)が形成されている。
ボルト機構11は、デッドボルト15と、電動アクチュエータ16と、動力伝達機構17と、駆動制御回路18と、を含んで構成されている。
電気的な駆動源としての電動アクチュエータ16は、例えば、電動モータやソレノイド等によって構成されている。電動アクチュエータ16は、木口2a側でデッドボルト15を進退させる。動力伝達機構17は、電動アクチュエータ16の動力をデッドボルト15に伝達すると共に、シリンダユニット4等からの施解錠動作をデッドボルト15に伝達する。駆動制御回路18は、電動アクチュエータ16の駆動を制御する。また、駆動制御回路18は、デッドボルト15が木口2a側から突出しているか否かを検知するボルトセンサ(図示せず)を有している。
また、動力伝達機構17は、室内側レバーハンドル7および室外側レバーハンドル8の動作をデッドボルト15に伝達する。デッドボルト15は、解錠時に室内側レバーハンドル7または室外側レバーハンドル8を回動操作することで錠ケース10内に引き込まれる。これにより、扉2の開放が可能となる。なお、扉2を閉めると自動的にデッドボルト15が突出するようになっている。
図1および図2に示すように、第1部材としてのシリンダユニット4は、扉2の室外側壁面2c側から室内側壁面2b側に向けて錠ケース10に挿設され、ボルト機構11を動作させて施解錠を行うために設けられている。シリンダユニット4は、外装部20と、ハウジング21と、シリンダ本体22と、鍵穴部23と、ダルマ部24と、リーダ25と、回路基板26と、を含んで構成されている。
外装部20は、前方に向けて縮径する円錐台状に形成され、室外側壁面2cに設けられている。ハウジング21は、例えば、鉄等の導電体によって、シリンダ本体22を覆うように略円筒状に形成されている。シリンダ本体22は、例えば、鉄等の導電体によって略円筒状に形成され、外装部20の内部から後方に延設されている。シリンダ本体22の左右両側面には、雌ネジ部22aが穿設されている(図6(A)参照)。ハウジング21で覆われたシリンダ本体22は、錠ケース10のシリンダ取付開口13に嵌合する外径を有している。
鍵穴部23は、シリンダ本体22の前側軸心部に回転可能に支持されている。鍵穴部23の前端面は、室外に露出して外装部20の先端面と略面一に形成されている。鍵穴部23の前端面には、機械的キー(図示せず)が挿入される鍵穴30が開口している。鍵穴部23の後端面には、テールピース31が設けられている。
ダルマ部24は、シリンダ本体22の後側内部に回転可能に支持され、ダルマ部24の軸心部には、室外側からテールピース31が嵌挿されている(図6参照)。ダルマ部24の下部には、径方向に延出する作動凸部32が一体形成されている。作動凸部32は、シリンダ本体22の下部に形成される作動溝33から下方に露出している(図6参照)。これにより、作動凸部32は、シリンダユニット4を錠ケース10に取り付けた状態で動力伝達機構17に係合する(図2参照)。
リーダ25は、外装部20の上側内部に設けられ、電気錠3の施解錠に関する入力を受ける。具体的には、リーダ25は、例えば、非接触型のICカード9に記憶された認証情報を読み取るためのアンテナ等を有している。なお、リーダ25に代えて、タッチキー、テンキーまたは指紋等の生体認証装置等を用いてもよい。なお、ICカード9に代えて、キーヘッドやタグに認証情報を記憶してもよい。
回路基板26は、ハウジング21の内部に収容されている。詳細には、回路基板26は、シリンダ本体22の上面に立設する左右一対の基板支持部22b(図6参照)に支持され、ハウジング21に覆われている。回路基板26は、平面視で矩形板状に形成され、錠ケース10のシリンダ取付開口13内に位置している。回路基板26は、リーダ25に電気的に接続され、リーダ25に対する操作に基づいてボルト機構11を動作させる。
回路基板26上には、第1基板側コネクタ34と、第2基板側コネクタ35と、が実装(電気的に接続)されている。
図2および図3に示すように、第1基板側コネクタ34(コネクタ)は、樹脂製の第1ハウジング34a内に並設される金属製の複数の第1端子34bを有している。第1基板側コネクタ34は、シリンダユニット4を錠ケース10に挿設させた状態で、回路基板26の室内側壁面2b側(後側)に配設されている。
図1および図3に示すように、第2基板側コネクタ35は、樹脂製のコネクタ基板35a上に並設される金属製の複数の第2端子35bを有している。第2基板側コネクタ35は、回路基板26の木口2a側に配設されている。
図1および図2に示すように、第2部材としての電装ユニット5は、扉2の室内側壁面2b側に取り付けられ、室内側壁面2b側からシリンダユニット4に連結される。電装ユニット5は、室内側ケース40と、電源装置41と、サムターン42と、を含んで構成されている。
室内側ケース40は、合成樹脂等の絶縁材料によって上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。室内側ケース40は、主要な外観を構成するアウターケース43と、電源ベース44と、コネクタベース45と、を含んで構成されている。
電源ベース44は、アウターケース43の内側に嵌合するようにトレイ状に形成され、電源装置41を支持している。コネクタベース45は、ブロック状に形成され、電源ベース44の下部に配設されている。
図2および図4に示すように、電源装置41は、複数の電池50(乾電池)と、電池ボックス51と、電源基板52と、を含んで構成されている。
電池ボックス51は、電源ベース44の上下方向略中央に固定され、例えば、2本の円筒型の電池50を左右方向に並べて保持している。電池ボックス51の上下両端部には、各電池50の電極に接触する電源端子(図示せず)が設けられている。各電源端子は、電池ボックス51の上部に配設される電源基板52に接続され、適正な電気回路を形成している。電源基板52は、回路基板26、電動アクチュエータ16および駆動制御回路18等に供給する電力を制御する。電源基板52は、室内側コネクタ53に電気的に接続されている。
図4および図5に示すように、相手側コネクタとしての室内側コネクタ53は、所謂フローティングコネクタであって、コネクタベース45に支持されている。室内側コネクタ53は、コネクタベース45の上面に固定された固定ハウジング53aと、固定ハウジング53aに対して移動可能な可動ハウジング53bと、両ハウジング53a,53bの間に架設される複数の相手側端子53cと、を有している。固定ハウジング53aおよび可動ハウジング53bは、樹脂等の絶縁性材料で形成され、各相手側端子53cは、金属等の導電性材料で形成されている。
図1および図2に示すように、サムターン42は、室内側ケース40の下部に設けられ、室内側からユーザによって施解錠(回動)操作される。サムターン42は、室内側から室外側に向けて延びる回転軸54を有している。回転軸54の先端部は、室内側からコネクタベース45を貫通してシリンダユニット4のダルマ部24の軸心部に嵌合する。
ここで、手動による電気錠3の施解錠について説明する。室内でユーザがサムターン42を所定方向に回動させると、回転軸54を介してダルマ部24が回動する。一方、室外でユーザが鍵穴30に挿し込んだ機械的キーを所定方向に回動させると、テールピース31を介してダルマ部24が回動する。そして、ダルマ部24と共に回動する作動凸部32が動力伝達機構17を作動させ、デッドボルト15が進退する。
図6(A)に示すように、シリンダ取付装置6は、シリンダユニット4の物理的(機械的)な固定と電気的な接続とを行うために錠ケース10の内部に設けられている。シリンダ取付装置6は、装着部材60と、接続部材61と、解除付勢部材62と、を含んで構成されている。
装着部材60は、例えば、鉄等の金属材料によって略棒状に形成されている。装着部材60は、取付板12と錠ケース10内の支持ブロック63とによって、左右方向に移動可能、且つ、軸周りに回転可能に支持されている。装着部材60の一端部(図6の左側)は、取付板12から外部に露出している。装着部材60の外端面には、プラスドライバ(図示せず)の先端部が嵌合する十字溝Dが凹設されている(図1参照)。装着部材60の他端部(図6の右側)には、雄ネジ(図示せず)が形成され、シリンダ本体22に形成される雌ネジ部22aに螺合する。
接続部材61は、背面視で略L字状に形成され、装着部材60に上側から跨るように係合している。接続部材61は、装着部材60に沿って左右方向に移動可能、且つ、装着部材60の回転を許容するように係合している。
接続部材61の他端部(図6の右側)には、コネクタホルダー63を介してケース内コネクタ64が設けられている。ケース内コネクタ64は、コネクタホルダー63に内設されたコイルスプリング65によって右方向に付勢されている。
ケース内コネクタ64は、中継基板64aに実装される所謂コンプレッション型のコネクタであって、樹脂製の端子保持部64b内に並設される金属製の複数の接触端子64cを有している。ケース内コネクタ64は、電気錠3内の駆動制御回路18を介して電動アクチュエータ16に電気的に接続されている。
解除付勢部材62(所謂コイルスプリング)は、装着部材60に巻回するように設けられ、装着部材60を木口2a側に向けて付勢している。
図1ないし図5に示すように、第1実施形態に係る電気錠システム1は、シリンダユニット4と電装ユニット5とを連結するための取付構造70を備えている。取付構造70は、上記したシリンダユニット4のハウジング21および第1基板側コネクタ34と、一対の位置決め突起71と、板状端子72と、上記した電装ユニット5の室内側コネクタ53と、一対の位置決め孔73と、バネ端子74と、を含んで構成されている。
図3に示すように、位置決め部材としての一対の位置決め突起71は、シリンダ本体22の後端面上部において左右方向に離間して設けられている。左右一対の位置決め突起71は、それぞれ、略円筒状に形成され、シリンダ本体22の後端面から後方に向けて延設されている。詳細には、扉2の木口2a側の位置決め突起71は円形断面に形成され、扉2の吊元側の位置決め突起71は平坦な上面を有する略半円形断面に形成されている。各位置決め突起71の軸心部には、雌ネジ孔71aが穿設されている。
第1グランド端子としての板状端子72は、例えば、鉄等の導電体によって、平面視で前後方向に長い矩形平板状に形成されている。板状端子72は、扉2の吊元側の位置決め突起71の上面に樹脂製のホルダー75を介して支持されている。板状端子72の一端部(前端部)は、回路基板26の下面(裏面)に形成されるシグナル・グランド(図示せず)に電気的に接続されている。シグナル・グランドは、ハウジング21に電気的に接続されている。つまり、板状端子72は、フレーム・グランド(FG)としてのハウジング21に電気的に接続される。
図4および図5に示すように、被位置決め部材としての一対の位置決め孔73は、コネクタベース45の前端面上部において左右方向に離間して穿設されている。左右一対の位置決め孔73は、それぞれ、コネクタベース45を前後方向に貫通して形成されている(図2参照)。詳細には、扉2の木口2a側の位置決め孔73は平面視で円形に形成され、扉2の吊元側の位置決め突起71は平面視で平坦な上面を有する略半円形に形成されている。なお、各位置決め突起71は、位置決め孔73と略同一の長さに形成されている。
第2グランド端子としてのバネ端子74は、例えば、鉄等の導電体によって構成されている。バネ端子74は、扉2の吊元側の位置決め孔73の前端部上側から下方に突出するように設けられている。詳細には、バネ端子74は、一端部を電源基板52のグランド(GND)に電気的に接続し、下方に凸となるように折り曲げられて側面視で略三角形状に形成されている。バネ端子74の他端部は、位置決め孔73の内部に位置しており自由端となっている。バネ端子74は、自身の弾性力によって、上下方向に僅かに変位可能に形成されている。
次に、図2、図6および図7を参照して、電気錠システム1の取り付け手順について説明する。図7は取付構造70を模式的に示す断面図であって、(A)は電装ユニット5の取り付けを開始した状態を示し、(B)は電装ユニット5を取り付けた状態を示している。
まず、作業者は、電気錠3を木口2aから扉2の内部に挿入し、取付板12を木口2aにネジ留めする(図2参照)。これにより、電気錠3は、扉2内に取り付けられる。このとき、取付板12は、木口2aと略同一平面上に固定される(図6参照)。
次に、作業者は、シリンダユニット4を扉2の室外側壁面2c側から錠ケース10のシリンダ取付開口13に挿し込む。外装部20が室外側壁面2cに当接することで、シリンダユニット4の挿入が規制される。シリンダユニット4は、錠ケース10(シリンダ取付開口13)に挿設された状態となる(図2参照)。
シリンダユニット4を錠ケース10に挿設した状態で、ダルマ部24や第1基板側コネクタ34等は、室内側壁面2b側のシリンダ取付開口13の内側近傍に位置している(図2参照)。また、この状態で、第2基板側コネクタ35は、錠ケース10内に位置している(図6参照)。さらに、左右一対の位置決め突起71は、扉2の室内側壁面2bから室内側に突出している(図2および図7参照)。なお、シリンダユニット4(シリンダ本体22)は、錠ケース10を貫通してもよい。この場合、ダルマ部24や第1基板側コネクタ34等は、シリンダ取付開口13から室内側壁面2b側に突出していてもよい。
次に、作業者は、シリンダ取付装置6を用いて、電気錠3に対するシリンダユニット4の物理的な固定作業と電気的な接続作業と(以下、「固定・接続作業」と呼ぶ。)を実行する。図6(A)に示すように、固定・接続作業前の装着部材60の一端部は、解除付勢部材62に付勢されて取付板12から突出している。すなわち、装着部材60は、電気錠3に対するシリンダユニット4の固定を解除する解除位置P1に位置している。
作業者は、解除位置P1にある装着部材60の十字溝Dにプラスドライバの先端部を嵌め、解除付勢部材62の付勢力に抗して装着部材60を扉2の吊元側(右方向)に向けて押し込む。装着部材60は、右方向にスライドし、接続部材61は、装着部材60上を相対的に左方向にスライドする。そして、装着部材60の他端部(雄ネジ)は、シリンダユニット4の雌ネジ部22aの周縁部に当接する。
次に、作業者は、プラスドライバによって装着部材60を所定方向(例えば、時計回り)に回転させて雌ネジ部22aに螺合させる。当該螺合の進行によって、装着部材60および接続部材61は、共に右方向に移動する。図6(B)に示すように、装着部材60の螺合が完了すると、装着部材60は、シリンダユニット4を電気錠3に固定するための固定位置P2に移動する。一方、接続部材61は、コネクタホルダー63内のコイルスプリング65を圧縮し、コイルスプリング65は、ケース内コネクタ64を第2基板側コネクタ35に向けて付勢する。各接触端子64cは第2端子35bに圧接され、ケース内コネクタ64は、第2基板側コネクタ35に電気的に接続される。
以上によって、電気錠3に対するシリンダユニット4の固定・接続作業が完了する。
次に、作業者は、電装ユニット5を扉2の室内側壁面2b側からシリンダユニット4に取り付ける。詳細には、作業者は、サムターン42の回転軸54をシリンダユニット4のダルマ部24に連結させる。また、図7(A)に示すように、作業者は、左右一対の位置決め突起71を左右一対の位置決め孔73に嵌合させる。この際、バネ端子74は、僅かに上方に向けて弾性変形し、板状端子72の上面に弾力性をもって接触する。これにより、電源基板52のグランド(GND)は、各端子72,74および回路基板26のシグナル・グランドを介してハウジング21(FG)に接地される。
続いて、作業者は、各位置決め孔73に進入する各位置決め突起71をガイドにして、電装ユニット5をシリンダユニット4に向けて(前方)に向けて押し込む。シリンダユニット4と電装ユニット5との機械的な接続が進むと、バネ端子74は、板状端子72の上面を前方に摺動して行く。更に当該機械的な接続が進むと、図7(B)に示すように、室内側コネクタ53(可動ハウジング53b)が第1基板側コネクタ34(第1ハウジング34a)に嵌合する。そして、各相手側端子53cと各第1端子34bとが接触する。これにより、シリンダユニット4と電装ユニット5とが機械的に接続されると共に、室内側コネクタ53と第1基板側コネクタ34とが電気的に接続される。
以上のように、位置決め突起71と位置決め孔73との機械的な接続過程において、板状端子72とバネ端子74との接続は、第1基板側コネクタ34と室内側コネクタ53との接続よりも前に行われる。つまり、電源装置41(電源基板52)のグランド接続が確保された後に、室内側コネクタ53と第1基板側コネクタ34とが接続される。
なお、室内側コネクタ53と第1基板側コネクタ34とが互いに位置ずれしている場合、各コネクタ34,53の接続過程において、可動ハウジング53bは、各相手側端子53cの弾性によって位置ずれを吸収するように移動する。このため、位置ずれがあったとしても、各コネクタ34,53同士の適切な導通接続を行うことができる。
また、各置決め孔73に挿設された各位置決め突起71の雌ネジ孔71aには、雄ネジ(図示せず)が螺合する。これにより、電装ユニット5は、シリンダユニット4に機械的・電気的に接続された状態で、扉2の室内側壁面2bに取り付けられる(図2参照)。
次に、作業者は、室内側レバーハンドル7および室外側レバーハンドル8を、それぞれ、錠ケース10のハンドル取付開口14に挿し込んで、その台座部分を扉2の各壁面に取り付ける(図1参照)。
以上によって、電気錠システム1の取り付けが完了する。この状態で、電源装置41(電源基板52)は、各コネクタ53,34,35,64を介して、シリンダユニット4のリーダ25や回路基板26、ボルト機構11の電動アクチュエータ16や駆動制御回路18等に電力を供給する。
なお、以上説明した電気錠システム1の取り付け手順の逆工程を実行することによって電気錠システム1を扉2から取り外すことができる。
次に、電気錠システム1の解錠動作について簡単に説明する。室外側から入室しようとする者(ユーザ)は、ICカード9をリーダ25にかざす(図2参照)。リーダ25は、ICカード9から読み取った認証情報を回路基板26に送信する。回路基板26は、読み取った認証情報と特定の認証情報とを比較、判別する。この結果、各認証情報が合致すると判別された場合、回路基板26から各コネクタ35,64を介して電気錠3の駆動制御回路18に解錠信号が出力され、電動アクチュエータ16の駆動によって電気錠3が解錠される。一方、合致せずと判別された場合には、回路基板26からの解錠信号が送信されず、電気錠3の解錠は行われない。なお、施解錠に必要な特定の認証情報は、回路基板26上に実装される記憶装置(図示せず)に予め記憶されている。
以上説明した第1実施形態に係る電気錠システム1によれば、板状端子72とバネ端子74との接続は、第1基板側コネクタ34と室内側コネクタ53との接続よりも先に行われる。また、両端子72,74が接続されると、電源装置41のグランド(GND)は、両端子72,74を介してフレーム・グランドとしてのハウジング21に接続される。これにより、安定した基準電位を得ることができる。例えば、電源装置41の電池ボックス51に電池50を保持させた状態(電力供給可能な状態)で両コネクタ34,53の接続を行った場合であっても、適切なグランド接続が確立されているため、回路基板26や電源装置41の電気部品の破壊や動作不良を防止することができる。また、シリンダユニット4と電装ユニット5との機械的な接続中に、板状端子72とバネ端子74とが接続される。つまり、両接続作業を一連の動作によって行うことができる。これにより、シリンダユニット4と電装ユニット5との機械的・電気的な接続を簡単に且つ迅速に行うことができる。
また、第1実施形態に係る電気錠システム1によれば、シリンダユニット4は電装ユニット5側に向かって錠ケース10に挿設されるため、第1基板側コネクタ34、位置決め突起71および板状端子72は、それぞれ電装ユニット5側に位置している。これにより、シリンダユニット4と電装ユニット5との機械的・電気的な接続を、更に容易に行うことができる。
また、第1実施形態に係る電気錠システム1によれば、左右一対の位置決め突起71は、扉2の壁面2b,2cに対する離接方向に沿って延びているため、位置決め孔73に進入する位置決め突起71をガイドにして、シリンダユニット4と電装ユニット5との機械的な接続を行うことができる。また、位置決め孔73に進入する位置決め突起71にガイドされて、板状端子72とバネ端子74との接続を行うことができる。バネ端子74は、自身の弾性力によって板状端子72に圧接するため、適切な接触状態を維持することができる。
なお、第1実施形態に係る電気錠システム1は、シリンダユニット4に一対の位置決め突起71を設け、電装ユニット5に一対の位置決め孔73を設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、シリンダユニット4に一対の位置決め孔73を設け、電装ユニット5に一対の位置決め突起71を設けてもよい。また、位置決め突起71(位置決め孔73)は、シリンダユニット4以外(例えば錠ケース10等)に設けてもよい。また、位置決め突起71および位置決め孔73の数は、1つ以上設けられていればよい。さらに、位置決め突起71および位置決め孔73の形状(断面形状や長さ等)は任意に形成されてもよい。
なお、バネ端子74および板状端子72は、任意に選択した1つの位置決め突起71および位置決め孔73に設けられていればよい。また、位置決め突起71にバネ端子74を設け、位置決め孔73に板状端子72を設けてもよい。
なお、第1基板側コネクタ34は、回路基板26上に実装されていなくてもよい。図示は省略するが、例えば、第1基板側コネクタ34が、回路基板26から延びるケーブルの先端部に接続されてケーブルハーネスを構成してもよい。同様に、室内側コネクタ53が、電源基板52から延びるケーブルの先端部に接続されてケーブルハーネスを構成してもよい。
なお、第1実施形態に係る電気錠システム1は、電動アクチュエータ16および駆動制御回路18を錠ケース10内に設けたが、本発明はこれに限定されない。図示は省略するが、例えば、電動アクチュエータ16および駆動制御回路18が、電装ユニット5(室内側ケース40)に内設されていてもよい。この場合、第2基板側コネクタ35やケース内コネクタ64(接続部材61)等を省略することができる。また、例えば、電動アクチュエータ16および駆動制御回路18は、シリンダユニット4に内蔵されてもよい。この場合、電動アクチュエータ16がダルマ部24を回転駆動することによって、電気錠3の施解錠が行われる。
なお、第1実施形態に係る電気錠システム1は、室内側コネクタ53としてフローティングコネクタを採用し、第1基板側コネクタ34として一般的なコネクタを採用したが、本発明はこれに限定されない。第1基板側コネクタ34としてフローティングコネクタを採用し、室内側コネクタ53として一般的なコネクタを採用してもよい。また、両コネクタ34,53を一般的なコネクタとしてもよい。
なお、第1実施形態に係る電気錠システム1のシリンダユニット4は、室外側に設けられていたが、室内側に設けられていてもよい。また、扉2は室内に設けられる場合もある。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、第2実施形態に係る電気錠システム80について説明する。図8は電気錠システム80を模式的に示す側断面図である。なお、上記した第1実施形態に係る電気錠システム1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
電気錠システム80は、木口2aから扉2内に挿入される錠ケース81と、扉2の室外側壁面2cに取り付けられる外側ユニット82と、扉2の室内側壁面2bに取り付けられる内側ユニット83と、を備えている。
錠ケース81は、デッドボルト15やダルマ(図示せず)を含む機械式の施解錠機構を内包している。
外側ユニット82(第1部材)は、上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。外側ユニット82は、公知のシリンダ90、リーダ25および回路基板26等を有している。シリンダ90は、外側ユニット82の下部に設けられている。外側ユニット82の上下方向中間部および上部には、それぞれ、外側取付柱91および外側雌ネジ部92が設けられている。外側取付柱91および外側雌ネジ部92は、それぞれ、外側ユニット82の後面から後方(離接方向)に向けて延設されている。回路基板26は、金属製のインナーハウジング93に収納されている。回路基板26のシグナル・グランドは、インナーハウジング93(FG)に接続されている。回路基板26には、第1基板側コネクタ34が実装されている。なお、第2基板側コネクタ35は省略されている。
内側ユニット83(第2部材,電気錠)は、電動アクチュエータ16、駆動制御回路18、電源装置41およびサムターン42等を有している。電源装置41の電源基板52は、駆動制御回路18に接続されている。室内側コネクタ53は、電源基板52から延びるケーブル94の先端部に接続されてケーブルハーネスを構成している。サムターン42は、内側ユニット83の下部に設けられている。内側ユニット83の上下方向中間部および上部には、それぞれ、内側取付柱95およびネジ挿通孔96が設けられている。内側取付柱95は、内側ユニット83の前面から前方(離接方向)に向けて延設されている。なお、内側取付柱95の長さは、扉の厚みよりも僅かに短く形成されている。
電気錠システム80は、外側ユニット82と内側ユニット83とを連結するための取付構造100を備えている。取付構造100は、インナーハウジング93と、第1基板側コネクタ34と、外側取付柱91と、板状端子72と、室内側コネクタ53と、内側取付柱95と、バネ端子74と、を含んで構成されている。
位置決め部材としての外側取付柱91は、略円柱状に形成され、上面に板状端子72を支持している。被位置決め部材としての内側取付柱95は、略中空円筒状に形成されている。内側取付柱95の中空部の前端部上側には、バネ端子74が下方に突出するように設けられている。
電気錠システム80の取り付け手順について簡単に説明する。
作業者は、錠ケース81を扉2の内部に取り付ける。作業者は、錠ケース81のダルマにサムターン42の回転軸54を嵌合させ、内側ユニット83を室内側壁面2bに仮固定する。なお、室内側コネクタ53は、扉2を貫通して室外側壁面2cから外側に露出している。
次に、作業者は、外側ユニット82の外側取付柱91の先端部を内側ユニット83の内側取付柱95の中空部に進入させる。この状態で、板状端子72の上面にバネ端子74が接触するため、電源基板52のグランド(GND)は、各端子72,74および回路基板26のシグナル・グランドを介してインナーハウジング93(FG)に接地される。その後、作業者は、室内側コネクタ53を第1基板側コネクタ34に接続する。
次に、作業者は、内側取付柱95に進入する外側取付柱91をガイドにして、外側ユニット82を内側ユニット83に向けて(後方)に向けて押し込む。なお、シリンダ90のテールピースは、錠ケース81のダルマに嵌合する。そして、作業者は、内側ユニット83のネジ挿通孔96に通した取付ネジSを外側雌ネジ部92に螺合させることで、外側ユニット82を室外側壁面2cに取り付ける。以上によって、外側ユニット82および内側ユニット83は、錠ケース81を挟み込むように扉2に取り付けられる。
以上説明した第2実施形態に係る電気錠システム80によれば、上記した電気錠システム1と同様の効果を得ることができる。
なお、外側取付柱91を略中空円筒状に形成し、内側取付柱95を略円柱状に形成してもよい。また、外側取付柱91および内側取付柱95の数は1つ以上設けられていればよいし、これらの形状(断面形状や長さ等)は任意に形成されてもよい。なお、電動アクチュエータ16および駆動制御回路18は、外側ユニット82に内蔵されてもよい。
なお、第2実施形態に係る取付構造100の室内側コネクタ53は、ケーブル94の先端部に接続されてケーブルハーネスを構成していたが、本発明はこれに限定されない。第1実施形態に係る取付構造70と同様に、室内側コネクタ53を内側ユニット83に対し固定的に設けてもよい。例えば、内側取付柱95の先端上部に室内側コネクタ53を固定してもよいし、内側ユニット83にコネクタ支持部(図示せず)を追加して室内側コネクタ53を固定してもよい。なお、室内側コネクタ53と同様に、第1基板側コネクタ34が、回路基板26から延びるケーブルの先端部に接続されてケーブルハーネスを構成してもよい。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る電気錠システム(の取付構造)における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1,80 電気錠システム
2 扉
2a 木口
2b 室内側壁面(一方の壁面)
2c 室外側壁面(他方の壁面)
3 電気錠
4 シリンダユニット(第1部材)
5 電装ユニット(第2部材)
10,81 錠ケース
11 ボルト機構
15 デッドボルト
21 ハウジング
26 回路基板
34 第1基板側コネクタ(コネクタ)
41 電源装置
53 室内側コネクタ(相手側コネクタ)
70,100 取付構造
71 位置決め突起(位置決め部材)
72 板状端子(第1グランド端子)
73 位置決め孔(被位置決め部材)
74 バネ端子(第2グランド端子)
82 外側ユニット(第1部材)
83 内側ユニット(第2部材)
91 外側取付柱(位置決め部材)
93 インナーハウジング(ハウジング)
95 内側取付柱(被位置決め部材)

Claims (4)

  1. 電気錠の回路基板を含む第1部材と、
    前記第1部材に電力を供給する電源装置を含み、前記扉の一方の壁面側から前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、
    前記回路基板を収容する導電体から成るハウジングと、
    前記回路基板に電気的に接続されるコネクタと、
    前記扉の一方の壁面側に設けられる位置決め部材と、
    前記位置決め部材に設けられ、前記ハウジングに電気的に接続される第1グランド端子と、を有し、
    前記第2部材は、
    前記コネクタに電気的に接続される相手側コネクタと、
    前記位置決め部材に機械的に接続される被位置決め部材と、
    前記被位置決め部材に設けられ、前記電源装置のグランドに電気的に接続される第2グランド端子と、を有し、
    前記位置決め部材と前記被位置決め部材との機械的な接続過程において、前記第1グランド端子と前記第2グランド端子との接続は、前記コネクタと前記相手側コネクタとの接続よりも前に行われることを特徴とする電気錠システムの取付構造。
  2. 前記木口から前記扉に内設され、電気的な駆動源によってデッドボルトを進退させるボルト機構を内包する錠ケースを更に備え、
    前記第1電装部材は、前記扉の他方の壁面側から一方の壁面側に向けて前記錠ケースに挿設され、前記ボルト機構を動作させて施解錠を行うシリンダユニットであることを特徴とする請求項1に記載の電気錠システムの取付構造。
  3. 前記位置決め部材および前記被位置決め部材のうち一方は、前記扉の壁面に対する離接方向に沿って延びる位置決め突起であり、
    前記位置決め部材および前記被位置決め部材のうち他方は、前記位置決め突起が嵌合する位置決め孔であり、
    前記第1グランド端子および前記第2グランド端子のうち一方は、前記位置決め突起の上面に支持される板状端子であり、
    前記第1グランド端子および前記第2グランド端子のうち他方は、前記板状端子の上面に弾力性をもって接触するバネ端子であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気錠システムの取付構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の電気錠システムの取付構造を備えていることを特徴とする電気錠システム。
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