JP2015121038A - カバー取付構造 - Google Patents

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紘明 桐生
Hiroaki Kiryu
紘明 桐生
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Abstract

【課題】扉の厚さに関わらず、コネクタの接続を容易且つ適切に行い、扉の壁面に対してカバーを適切に取り付け得るカバー取付構造を提供する。
【解決手段】
本発明のカバー取付構造は、扉2の内部に設けられる電気錠3に備えられる相手側コネクタ16に対し、室内側壁面2c側から電気的に接続される室内側コネクタ42と、室内側コネクタ42を支持するように構成されるコネクタベース37と、コネクタベース37を覆うように設けられるベースカバー36と、ベースカバー36をコネクタベース37に支持させるようにベースカバー36に設けられる係合部材38と、を備え、係合部材38は、コネクタベース37に係止されて室内側壁面2cに対する離接方向への移動を規制される係止位置P1と、コネクタベース37に対する係止が解除されて離接方向に移動可能となる非係止位置P2と、の間で変位可能に設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、扉の壁面に対するカバー取付構造に関する。
近年、建物の扉には、電気錠やリーダ等の電装部品が取り付けられている。ユーザは、リーダにICカード等をかざして電気錠の施解錠を行う。これらの電装部品は、一般的に、台座等のカバーに内設された状態で扉の壁面に固定されている。
例えば、特許文献1には、扉に内設された電気錠と、扉の屋内面に固定された長尺の台座と、を備えた電気錠の台座構造が開示されている。台座には、電池を保持する電池収容部が内設されている。電気錠から延びる電源線は、屋内面に開口した電源線貫通穴から扉の外側に引き出される。台座は、電源線貫通穴を覆うように屋内面に固定される。電源線は、台座の内部に引き込まれ、電源線の端末に固定された錠箱側コネクタは、電池に導通する電源側コネクタに接続される。これにより、電気錠に電池からの電力が供給される。台座に引き込まれた電源線の余剰部分および錠箱側コネクタは、台座の内部に設けられたコネクタ収納部に収納される。
特開2012−087495号公報
しかしながら、上記した特許文献1に係る技術は、余剰の電源線や錠箱側コネクタを収納するスペースを必要とするため、台座をコンパクトに形成することができなかった。また、電線を扉から引き出した後に台座を取り付けるため、台座と屋内面との間に挟み込まれた電源線が断線する虞もあった。さらに、電源線の引き込み作業やコネクタの接続作業は、台座内の狭いスペースで行う必要が有るため、作業者にとって作業し易いとは言えなかった。
以上のような問題の対応として、電源線を省略し、扉内の電気錠の制御基板に実装した錠箱側コネクタを電源線貫通穴に配置することが考えられる。これにより、台座をコンパクトに形成可能であると共に、互いのコネクタの接続時において電源線の断線の心配をなくすことができる。しかしながら、台座を室内面に取り付けながら、台座内の電池収容部の電源側コネクタを、電源線貫通穴に表出する錠箱側コネクタに接続する作業は容易ではない。台座が電源線貫通穴を覆うため、作業者は、接続時に各コネクタの位置を目視できないためである。仮に、台座から室内面側に電源側コネクタを大きく突出させた場合、接続作業は容易になるが、コネクタを接続した状態では、台座と室内面との間に隙間が生じることとなる。
また、扉の厚さに応じて、扉内での電気錠の位置も異なるため、錠箱側コネクタの位置も異なる。例えば、扉が薄い場合、錠箱側コネクタは室内面寄りに位置するため、コネクタを接続した状態では、台座と室内面との間に隙間が生じる虞があった。また、例えば、扉が厚い場合、錠箱側コネクタは室内面から外側に離れるため、電源側コネクタを錠箱側コネクタに適切に接続できず、接触不良を起こす虞があった。
本発明は、扉の厚さに関わらず、コネクタの接続を容易且つ適切に行い、扉の壁面に対してカバーを適切に取り付け得るカバー取付構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明のカバー取付構造は、扉の内部または前記扉の一方の壁面に設けられる電装部材に備えられる相手側コネクタに対し、他方の壁面側から電気的に接続されるコネクタと、前記コネクタを支持するように構成されるコネクタベースと、前記コネクタベースを覆うように設けられるカバーと、前記カバーを前記コネクタベースに支持させるように前記カバーに設けられる係合部材と、を備え、前記係合部材は、前記コネクタベースに係止されて前記他方の壁面に対する離接方向への移動を規制される係止位置と、前記コネクタベースに対する係止が解除されて離接方向に移動可能となる非係止位置と、の間で変位可能に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、カバーは、係合部材を介してコネクタベースに支持されている。また、カバーは、係合部材を非係止位置に移動させることで、コネクタベースに対して離接方向に移動可能となる。例えば、コネクタベースに対してカバーを他方の壁面から退避させることで、作業者は、コネクタおよび相手側コネクタの位置を目視しながら接続作業を行うことができる。これにより、コネクタの接続作業を容易且つ適切に行うことができる。また、例えば、当該接続作業の後に、カバーを他方の壁面に当接するように移動させることで、カバーと壁面との間において隙間の発生を防止することができる。これにより、扉の厚さに関わらず、扉の壁面に対してカバーを適切な位置に設けることができる。
この場合、前記コネクタベースに対する前記カバーの離接方向への移動を案内するガイド手段を更に備えていることが好ましい。
この構成によれば、カバーは、ガイド手段に案内されながら、離接方向に移動可能となる。これにより、作業者は、安定した状態で、カバーの移動作業を円滑に行うことができる。
この場合、前記係合部材を離接方向に直交する方向に付勢するように前記コネクタベースに設けられる付勢部材を更に備え、前記コネクタベースは、前記他方の壁面に対し直交する側面に開口する開口部と、前記開口部から離接方向に延び、前記開口部よりも狭く形成される溝部と、を有し、前記係合部材は、前記付勢部材に付勢されて前記係止位置に変位した場合に、前記開口部に嵌合して係止される嵌合部と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記非係止位置に変位した場合に、前記開口部から前記溝部に進入可能に形成される移動ピンと、を有し、前記嵌合部は、前記係止位置と前記非係止位置との間の押圧位置に変位可能に設けられ、前記付勢部材に付勢されて前記押圧位置に変位したときに、前記溝部の縁部に押し付けられ、離接方向への移動を規制されることが好ましい。
この構成によれば、係合部材の嵌合部は、押圧位置に移動した状態で溝部の縁部に押し付けられる。このため、係合部材を溝部の任意の位置に維持することができる。これにより、コネクタベースに対してカバーを離接方向で任意の位置に保持することができ、扉の壁面とカバーとの間に隙間が生じないようにカバーの位置を調整することができる。
この場合、前記係合部材は、前記カバーの両側面に一対設けられ、外側から内側に向けて押圧操作される操作部と前記嵌合部との間に前記移動ピンを配置して形成され、前記付勢部材は、前記一対の係合部材の前記嵌合部に当接するように前記コネクタベースに内設される単一の板バネであることが好ましい。
この構成によれば、作業者は、カバーを把持すると同時に一対の係合部材を押圧操作することができる。これにより、作業者は、離接方向におけるカバーの位置調整を直感的に行うことができる。また、単一の板バネによって一対の係合部材を付勢するため、係合部材ごとにバネを設ける場合に比して、簡素な構成にすることができる。
この場合、前記嵌合部が前記開口部に嵌合した状態で、前記カバーが前記他方の壁面に接触する前に、前記コネクタが前記相手側コネクタに接続可能であることが好ましい。
この構成によれば、嵌合部が開口部に嵌合して係止されているため、コネクタに対するカバーの離接方向の位置が強固に保持されている。このため、作業者は、カバーを把持し、相互のコネクタの位置を目視しつつ接続作業を安定して行うことができる。
この場合、前記他方の壁面から前記一方の壁面に向けて延び、前記扉の内部または前記一方の壁面に設けられる接続対象に接続される回転軸を更に備え、前記コネクタは、前記回転軸と前記接続対象との接続に伴って、離接方向に移動して前記相手側コネクタに嵌合することが好ましい。
この構成によれば、接続対象に対する回転軸の接続方向と、両コネクタ間の接続方向(嵌合方向)とが一致しているため、両接続作業を、一連の動作で容易に行うことができる。また、例えば、回転軸をコネクタよりも他方の壁面側に突出させる場合、接続対象に対する回転軸の接続にガイドされて、コネクタの接続が行われる。これにより、更に簡単且つ迅速にコネクタの接続作業を行うことができる。
本発明のカバー取付構造によれば、扉の厚さに関わらず、コネクタの接続を容易且つ適切に行うことができ、扉の壁面に対してカバーを適切な位置に設けることができる。
本発明の第1実施形態に係るカバー取付構造を備える電気錠システムを示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るカバー取付構造等を示す背面図である。 本発明の第1実施形態に係るカバー取付構造等を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るカバー取付構造の係合部材の変位を説明する斜視図であって、(A)は係止位置に変位した状態を示し、(B)は非係止位置に変位した状態を示している。 本発明の第1実施形態に係るカバー取付構造の係合部材の変位を説明する模式的な断面図であって、(A)は係止位置に変位した状態を示し、(B)は非係止位置に変位した状態を示し、(C)は押圧位置に変位した状態を示している。 本発明の第1実施形態の変形例に係るカバー取付構造を備える電気錠システムを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るカバー取付構造の係合部材を模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るカバー取付構造のガイド手段であって、(A)はガイド軸およびガイド凹部を示す断面図であり、(B)はガイド穴部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るカバー取付構造のガイド溝および突起を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1ないし図3を参照して、第1実施形態に係るカバー取付構造7を備える電気錠システム1について説明する。ここで、図1はカバー取付構造7を備える電気錠システム1を示す側面図である。図2および図3はカバー取付構造7等を示す背面図および正面図である。なお、説明の便宜のため、図1において、室外側である右側を正面(前)とし、室内側である左側を背面(後)と規定する。
図1に示すように、電気錠システム1は、扉2の木口2aに対してデッドボルト13を進退させることによって施解錠される電気錠3と、扉2の室外側壁面2bに固定される室外側ユニット4と、扉2の室内側壁面2cに固定される室内側ユニット5と、を備えている。
電気錠3は、木口2aから扉2の内部に挿入され、取付板10を介して木口2aに取り付けられる錠箱11と、錠箱11内に回動可能に支持されるデッドカム12と、デッドカム12の回動によって扉2の木口2aから進退されるデッドボルト13と、デッドボルト13を進退させるモータやソレノイド等の駆動手段(図示せず)と、駆動手段を制御する錠側回路基板14と、を有している。
電装部材としての電気錠3は、室外側ユニット4と室内側ユニット5との間に挟まれるように扉2に内設されている。扉2には、厚み方向に貫通する接続穴(図示せず)が、両壁面2b,2cに開口している。デッドカム12は、錠箱11を扉2に内設した状態で接続穴に表出している。
錠側回路基板14には、一対の相手側コネクタ15,16が実装されている。相手側コネクタ15,16は、錠箱11の室内外両側面から露出し、両壁面2b,2cの接続穴に表出している。図示は省略するが、相手側コネクタ15,16は、それぞれ、絶縁材料から成るハウジング内に金属材料から成る複数の端子を有している。
室外側ユニット4は、主要な外観を成す室外側ケース20と、室外側ケース20に内設される電装部材としてのリーダ21と、デッドカム12に連結されるシリンダ錠22と、を含んで構成されている。
室外側ケース20は、合成樹脂等の絶縁材料によって上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。リーダ21は、例えば、非接触型のICカード6に記憶された認証情報を読み取る読取部(図示せず)と、読み取った認証情報が予め記憶された特定の認証情報と合致するか否かを判別する室外側回路基板23と、を含んで構成されている。なお、ICカード6に代えて、キーヘッドやタグに認証情報を記憶してもよい。また、リーダ21として、タッチキー、テンキーまたは指紋等の生体認証装置等を用いてもよい。
室外側回路基板23には、室外側コネクタ24が実装されている。図示は省略するが、室外側コネクタ24は、固定ハウジングと、可動ハウジングと、両ハウジングに保持される複数の端子と、を有する所謂フローティングコネクタである。固定ハウジングおよび可動ハウジングは、樹脂等の絶縁性材料で形成され、各端子は、金属等の導電性材料で形成されている。固定ハウジングは、室外側回路基板23に固定されている。可動ハウジングは、複数の端子を介して固定ハウジングに移動可能に支持されている。室外側コネクタ24は、扉2の室外側壁面2bに表出する相手側コネクタ15に対し、室外側壁面2b側から嵌合して電気的に接続される。
シリンダ錠22には、機械的キー(図示せず)が挿入される。シリンダ錠22には、機械的キーの回動に連動して回動するテールピース25が設けられている。シリンダ錠22は、テールピース25をデッドカム12の室外側開口に嵌挿することによってデッドカム12に連結されている。したがって、ユーザは、シリンダ錠22に挿入した機械的キーを所定方向に回動させることで、デッドカム12を介してデッドボルト13を進退させることができる。つまり、ユーザは、室外から電気錠3の施解錠操作を行うことができる。
図1ないし図3に示すように、室内側ユニット5は、主要な外観を成す室内側ケース30と、室内側ケース30に内設される電装部材としての電源装置31と、デッドカム12に連結されるサムターン32と、を含んで構成されている。
室内側ケース30は、ケース本体33に覆設されるアウターケース34を含み、合成樹脂等の絶縁材料によって上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。
ケース本体33は、電源装置31が取り付けられる電源ベース35と、電源ベース35の下端部に設けられるベースカバー36と、ベースカバー36の内部に設けられるコネクタベース37と、ベースカバー36をコネクタベース37に支持させるようにベースカバー36に設けられる左右一対の係合部材38と、を備えている。
電源ベース35は、アウターケース34の内側に嵌合するようにトレイ状に形成されている。なお、ベースカバー36、コネクタベース37および各係合部材38の詳細な説明は後述する。
電源装置31は、複数の電池40を保持する電池ボックス41と、電池ボックス41(の電源端子)に電気的に接続される室内側コネクタ42と、を含んで構成されている。
電池ボックス41は、電源ベース35の上下方向略中央部に固定されている。電池ボックス41は、複数の円筒型の電池40(乾電池)を収容可能に構成されている。電池ボックス41の上下端部には、各電池40の電極に接触する電源端子(図示せず)が設けられている。電池ボックス41の各電源端子は、適正な電気回路を形成するように電気的に接続されている。
室内側コネクタ42は、コネクタベース37の上面に固定されている。室内側コネクタ42は、上記した室外側コネクタ24と同様であって、コネクタベース37に固定される固定ハウジングに対して可動ハウジングを移動可能に設けた所謂フローティングコネクタで構成されている。室内側コネクタ42は、扉2の室内側壁面2cに表出する相手側コネクタ16に対し、室内側壁面2c側から嵌合して電気的に接続される。
サムターン32は、ベースカバー36およびコネクタベース37に回転可能に支持されている。サムターン32には、室内側壁面2bから室外側壁面2cに向けて延び、接続対象としてデッドカム12に接続される回転軸43が設けられている。回転軸43は、十字状断面を有している。サムターン32は、回転軸43をデッドカム12の室内側開口に嵌挿することによってデッドカム12に連結されている。したがって、ユーザは、サムターン32を所定方向に回動させることで、デッドカム12を介してデッドボルト13を進退させることができる。つまり、ユーザは、室内から電気錠3の施解錠操作を行うことができる。
ここで、図1を参照して、各電装部材(電気錠3、リーダ21、電源装置31)の電気的な接続について説明する。
まず、作業者は、電気錠3を扉2の内部に取り付ける。次に、作業者は、室外側ユニット4の接続穴を覆うように扉2の室外側壁面2bに取り付ける。詳細には、作業者は、シリンダ錠22から延びる左右一対の突起(図示せず)を、電気錠3の錠箱11に形成された左右一対の貫通穴(図示せず)に挿通させる。また、シリンダ錠22のテールピース25をデッドカム12に連結させる。さらに、各貫通穴を通る各突起をガイドにして、室外側コネクタ24を電気錠3の相手側コネクタ15に導通接続する。相手側コネクタ15に対して室外側コネクタ24の位置がずれている場合、室外側コネクタ24の可動ハウジングが位置ずれを吸収するように移動するため、適切な導通接続が行われる。
次に、作業者は、室内側ユニット5の接続穴を覆うように扉2の室内側壁面2cに取り付ける。詳細には、作業者は、錠箱11の貫通穴を挿通して室内側に延びる各突起を、コネクタベース37に開口する左右一対の位置決め穴45(図2および図3参照)に挿入する。また、サムターン32の回転軸43をデッドカム12に連結させる。さらに、室内側コネクタ42を電気錠3の相手側コネクタ16に導通接続する。相手側コネクタ16に対して室内側コネクタ42の位置がずれている場合、室内側コネクタ42の可動ハウジングが位置ずれを吸収するように移動するため、適切な導通接続が行われる。室内側コネクタ42は、回転軸43と接続対象としてのデッドカム12の接続に伴って、前後方向(離接方向)に移動して相手側コネクタ16に嵌合(接続)する。なお、前後方向が、室内側壁面2cに対する離接方向である。
そして、作業者は、ケース本体33から室外側ケース20に固定ネジ(図示せず)を螺合させる。これにより、室内側ユニット5(ケース本体33)と室外側ユニット4とは、扉2を挟み込むように取り付けられる。また、各コネクタ15,16,24,42を介して、電源装置31から錠側回路基板14および室外側回路基板23に電力が供給される。なお、ケース本体33を室内側壁面2cに取り付けた後に、アウターケース34がケース本体33に覆設される。
ところで、相手側コネクタ16と室内側コネクタ42との接続作業の容易性および接続確認を考慮する場合、作業者は、各コネクタ16,42の位置を目視しながら、室内側ユニット5の取り付け作業を行うことが好ましい。ところが、各コネクタ16,42を目視しながら接続した場合、室内側壁面2cと室内側ケース30との間に隙間が生じるという問題がある。
また、例えば、扉2が薄い場合、相手側コネクタ16が相対的に室内側に位置するため、コネクタ16,42を接続した状態で室内側壁面2cと室内側ケース30との間に隙間が生じる虞があった。一方、扉2が厚い場合、相手側コネクタ16が相対的に室外側に位置するため、コネクタ16,42の適切な接続が行えず接触不良を起こす虞があった。
そこで、この電気錠システム1では、相手側コネクタ16と室内側コネクタ42との接続を容易且つ適切に行い、室内側壁面2bに対してベースカバー36を適切に取り付けるためのカバー取付構造7を採用している。
図1、図3ないし図5を参照して、カバー取付構造7について説明する。ここで、図4は係合部材38の変位を説明する斜視図であって、(A)は係止位置P1に変位した状態を示し、(B)は非係止位置P2に変位した状態を示している。図5は係合部材38の変位を説明する模式的な断面図であって、(A)は係止位置P1に変位した状態を示し、(B)は非係止位置P2に変位した状態を示し、(C)は押圧位置P3に変位した状態を示している。なお、図4の矢印Frは、正面(前)を示すものとする。
既に説明したが、図3に示すように、カバー取付構造7は、室内側コネクタ42と、室内側コネクタ42を支持するように構成されるコネクタベース37と、コネクタベース37を覆うように設けられるベースカバー36と、ベースカバー36の両側面に設けられる左右一対の係合部材38と、を備えている。また、カバー取付構造7は、各係合部材38を室内側壁面2cに平行な方向(左右方向)に付勢するようにコネクタベース37に設けられる付勢部材としての板バネ50を備えている。
コネクタベース37は、全体として略ブロック状に形成されている。コネクタベース37の下部は、正面視で下方に凸となる円弧状に形成されている。室内側コネクタ42は、コネクタベース37の前面よりも前方に向けて突出するように、コネクタベース37の上面に固定されている(図1参照)。
コネクタベース37は、サムターン32の回転軸43を軸支するベース側軸受部51と、板バネ50を収容するバネ収容部52と、を有している。
ベース側軸受部51は、コネクタベース37の略中央部において、前後方向に貫通して形成されている。ベース側軸受部51の上側には、上記した位置決め穴45が前後方向に貫通して形成されている。バネ収容部52は、ベース側軸受部51の下側において、正面視で略U字状の空間として形成されている。
図4に示すように、コネクタベース37は、室内側壁面2cに対し直交する両側面に開口する左右一対の開口部53と、各開口部53から前後方向に延び、開口部53よりも狭く形成される左右一対の溝部54と、を有している。
各開口部53は、側面視で略正方形状に形成されている。各開口部53は、コネクタベース37の側面の室内側(後側)に形成されている。各溝部54の上下幅は、開口部53の上下方向の長さの略半分に形成されている。各溝部54は、開口部53の前端部の上下方向中央部から前方に向けて切り込まれている。各溝部54は、コネクタベース37の前端面まで形成されている。各開口部53および各溝部54は、コネクタベース37の側面からバネ収容部52に貫通するように一体形成されている。なお、開口部53および溝部54は、それぞれ任意の大きさ・形状に形成して構わない。また、開口部53から前方に形成した溝部54に加えて、開口部53から後方に向けて溝部54を形成してもよい。
図1に示すように、ベースカバー36は、電源ベース35の下端部に一体形成されている。ベースカバー36は、コネクタベース37を背面側から覆うように中空箱状に形成されている。ベースカバー36の厚さ(前後方向の長さ)は、コネクタベース37の厚さの2倍以上に形成されている。ベースカバー36の背面には、サムターン32を軸支するカバー側軸受部55が形成され、ベースカバー36の背面側には、サムターン32の摘み部32aが露出している。
図4および図5に示すように、各係合部材38は、コネクタベース37に係止されて前後方向への移動を規制される係止位置P1と、コネクタベース37に対する係止が解除されて前後方向に移動可能となる非係止位置P2と、係止位置P1と非係止位置P2との間の押圧位置P3と、の間で変位可能に設けられている。
各係合部材38は、板バネ50に付勢されて係止位置P1に変位した場合に、開口部53に嵌合して係止される嵌合部60と、板バネ50の付勢力に抗して非係止位置P2に変位した場合に、開口部53から溝部54に進入可能に形成される移動ピン61と、ベースカバー36の側面から露出し、外側から内側に向けて押圧操作される操作部62と、を有している。
各係合部材38は、操作部62と嵌合部60との間に移動ピン61を配置して、合成樹脂等の絶縁材料によって一体形成されている。
嵌合部60は、開口部53に嵌合するように側面視で略正方形状に形成されている。移動ピン61は、溝部54に進入可能な四角柱形状に形成されている。移動ピン61は、側面視で嵌合部60の略中央から左右方向外側に向けて延設されている。操作部62は、開口部53に進入不能な外径を有する円柱形状に形成されている。操作部62は、左右方向に摺動可能な状態でベースカバー36の側面に支持されている。なお、嵌合部60、移動ピン61および操作部62は、開口部53および溝部54の大きさ・形状に対応するように、それぞれ任意の大きさ・形状に形成して構わない。
図3に示すように、板バネ50は、ステンレス等の単一の金属板材を曲げ加工して、正面視で略U字状に形成されている。板バネ50は、左右一対の係合部材38の嵌合部60に当接するようにコネクタベース37のバネ収容部52に内設されている。板バネ50の両端部は、左右方向外側に向けて突出するように三角形状に折り曲げ形成される当接端部63を有している。左右一対の当接端部63は、嵌合部60に当接している。これにより、単一の板バネ50は、左右一対の係合部材38を外側に向けて付勢している。
次に、図1、図4および図5を参照して、カバー取付構造7の作用について説明する。なお、各係合部材38の嵌合部60は開口部53に嵌合した状態であるものとする。
既に説明したように、作業者は、室内側ユニット5を扉2の室内側壁面2cに取り付ける。各嵌合部60が開口部53に嵌合した状態では、電源ベース35およびベースカバー36の前端面は、コネクタベース37の前端面よりも僅かに後側に位置している(図1参照)。すなわち、嵌合部60が開口部53に嵌合した状態で、ベースカバー36が室内側壁面2cに接触する前に、室内側コネクタ42が相手側コネクタ16に接続可能になっている。
また、板バネ50によって付勢された各嵌合部60は開口部53に嵌合して係止されている(図4(A)および図5(A)参照)。このため、室内側コネクタ42に対するベースカバー36の前後方向の位置が強固に保持されている。このため、作業者は、ベースカバー36(電源ベース35)を把持し、相互のコネクタ16,42の位置を目視しつつ接続作業を安定して行うことができる。
また、デッドカム12に対する回転軸43の接続方向と、相互のコネクタ16,42間の接続方向(嵌合方向)とが一致しているため、両接続作業を、一連の動作で容易に行うことができる。また、回転軸43を室内側コネクタ42よりも室内側壁面2c側に突出させる場合、デッドカム12に対する回転軸43の接続にガイドされて、コネクタ16,42の接続が行われる。これにより、更に簡単且つ迅速に室内側コネクタ42の接続作業を行うことができる。
相手側コネクタ16と室内側コネクタ42とを導通接続した状態では、電源ベース35およびベースカバー36の前端面は、室内側壁面2cから離れている。すなわち、室内側壁面2cと室内側ケース30との間に隙間が生じている。
次に、作業者は、左右一対の係合部材38の操作部62を指で内側に押し込む。これにより、各係合部材38は、板バネ50の付勢力に抗して係止位置P1から非係止位置P2に変位する(図4(B)および図5(B)参照)。すなわち、開口部53に嵌合した嵌合部60が内側に移動し、移動ピン61が溝部54に進入可能な状態となる。
次に、各係合部材38を押し込んだ状態で、作業者は、電源ベース35およびベースカバー36を室内側壁面2cに当接するまで移動させる。このとき、各移動ピン61が溝部54に沿って前方に移動する。つまり、溝部54および移動ピン61は、コネクタベース37に対するベースカバー36の前後方向への移動を案内するガイド手段として機能する。
作業者は、電源ベース35およびベースカバー36の前端面を室内側壁面2cに当接させた後、左右一対の係合部材38の操作部62から指を離す。これにより、各係合部材38は、板バネ50によって外側に付勢され、非係止位置P2から押圧位置P3に変位する(図5(C)参照)。各係合部材38の嵌合部60は、板バネ50に付勢されて押圧位置P3に変位したときに、溝部54の縁部に押し付けられ、前後方向への移動を規制される。
以上によって、室内側壁面2cと室内側ケース30との間に隙間を生じさせることなく、室内側ユニット5を取り付けることができる(図1参照)。
次に、電気錠システム1の解錠動作について簡単に説明する。室外側から入室しようとする者(ユーザ)は、ICカード6をリーダ21の読取部にかざす。読取部は、ICカード6の認証情報を読み取り、室外側回路基板23は、読み取った認証情報と特定の認証情報とを比較、判別する。この結果、各認証情報が合致すると判別された場合、室外側回路基板23から電気錠3の錠側回路基板14に解錠信号が出力され、電気錠3が解錠される。一方、合致せずと判別された場合には、室外側回路基板23からの解錠信号が送信されず、電気錠3の解錠は行われない。
以上説明した第1実施形態に係るカバー取付構造7によれば、ベースカバー36(および電源ベース35)は、各係合部材38を介してコネクタベース37に支持されている。また、ベースカバー36は、各係合部材38を非係止位置P2に移動させることで、コネクタベース37に対して前後方向に移動可能となる。例えば、コネクタベース37に対してベースカバー36を室内側壁面2cから退避させることで、作業者は、室内側コネクタ42および相手側コネクタ16の位置を目視しながら接続作業を行うことができる。これにより、室内側コネクタ42の接続作業を容易且つ適切に行うことができる。また、例えば、当該接続作業の後に、ベースカバー36を室内側壁面2cに当接するように移動させることで、ベースカバー36と室内側壁面2cとの間において隙間の発生を防止することができる。これにより、扉2の厚さに関わらず、扉2の室内側壁面2cに対してベースカバー36を適切な位置に設けることができる。
また、第1実施形態に係るカバー取付構造7によれば、各係合部材38の嵌合部60は、押圧位置P3に移動した状態で溝部54の縁部に押し付けられる。このため、各係合部材38を溝部54の任意の位置に維持することができる。これにより、コネクタベース37に対してベースカバー36を前後方向で任意の位置に保持することができ、扉2の室内側壁面2cとベースカバー36との間に隙間が生じないようにベースカバー36の位置を調整することができる。
また、第1実施形態に係るカバー取付構造7によれば、作業者は、ベースカバー36を把持すると同時に一対の係合部材38を押圧操作することができる。これにより、作業者は、前後方向におけるベースカバー36の位置調整を直感的に行うことができる。また、単一の板バネ50によって一対の係合部材38を付勢するため、係合部材38ごとにバネを設ける場合に比して、簡素な構成にすることができる。なお、単一の板バネ50に代えて、各係合部材38を個別に付勢する付勢部材を設けてもよい。また、板バネ50に代えて、コイルスプリングやゴム等から成る弾性部材を用いてもよい。
なお、図6に示すように、第1実施形態に係るカバー取付構造7は、扉2の木口2aに対して進退可能なラッチボルト71を有するラッチ錠70と、ラッチボルト71を進退操作するための一対のレバーハンドル72(図6では室内側のみ図示)と、を更に備えていてもよい。詳細な説明は省略するが、各レバーハンドル72は、回転軸を介して扉2の両壁面2b,2cに回動可能に取り付けられている。ラッチボルト71は、レバーハンドル72を回動させることで、木口2aからの退避が規制された状態から退避可能な状態になる。
なお、第1実施形態に係るカバー取付構造7の室内側コネクタ42は、室内側ユニット5の電源装置31に設けられていたが、本発明はこれに限定されない。室内側コネクタ42は、任意の電装部材の電気的な接続に用いられるものであればよく、例えば、入退室管理のためのリーダ、各種センサ、電源装置、テンキー等の制御基板に設けられたコネクタであってもよい。
なお、第1実施形態に係るカバー取付構造7の室内側コネクタ42は、扉2に内設された電気錠3の相手側コネクタ16に導通接続していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、室内側コネクタ42は、室外側壁面2bに設けられた電装部材(リーダ21等)が備える相手側コネクタに導通接続してもよい。
なお、第1実施形態に係るカバー取付構造7を室外側ユニット4(室外側ケース20)に適用してもよい。
なお、第1実施形態に係るカバー取付構造7では、左右一対の係合部材38を備えていたが、本発明はこれに限定されない。係合部材38の配設数は任意であり、1つ以上設けられていればよい。また、係合部材38の配設位置も任意である。
なお、第1実施形態に係るカバー取付構造7では、係合部材38を外側から内側に押し込んでいたが、本発明はこれに限定されない。例えば、係合部材38を内側から外側に引っ張るように構成してもよい。この場合、板バネ等の付勢部材は、係合部材38を外側から内側に向けて付勢するように設ける。また、板バネ50を省略して、係合部材38を手動で変位させてもよい。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、第2実施形態に係るカバー取付構造8について簡単に説明する。図7はカバー取付構造8の係合部材80を模式的に示す断面図である。なお、上記した第1実施形態に係るカバー取付構造7と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第1実施形態に係るカバー取付構造7の各係合部材38は、ベースカバー36とは別個の部材でボタン状に形成されていたが、第2実施形態に係るカバー取付構造8では、各係合部材80は、ベースカバー36と一体形成されている。
各係合部材80は、操作部62を省略し、ベースカバー36の内側面から内側に向けて延びる移動ピン61の先端部に嵌合部60を有している。ベースカバー36は、可撓性(弾力性)を有する樹脂材料で構成されている。
作業者は、ベースカバー36の各係合部材80の形成部分を押圧することで、室内側壁面2cと室内側ケース30との間に隙間を生じさせることなく、室内側ユニット5を取り付けることができる。なお、カバー取付構造8の作用・効果の説明は、第1実施形態に係るカバー取付構造7と同様であるため、省略する。
(第3実施形態)
次に、図8および図9を参照して、第3実施形態に係るカバー取付構造9について簡単に説明する。図8はカバー取付構造9のガイド手段であって、(A)はガイド軸90およびガイド凹部91を示す断面図であり、(B)はガイド穴部92を示す断面図である。図9はカバー取付構造9のガイド溝93および突起94を示す断面図である。なお、上記した第1実施形態に係るカバー取付構造7と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第1実施形態に係るカバー取付構造7では、溝部54および移動ピン61がガイド手段として機能していたが、第2実施形態に係るカバー取付構造9では、これに加えて、コネクタベース37に対するベースカバー36の前後方向への移動を案内するガイド手段を備えている。
具体的には、図8(A)に示すように、カバー取付構造9は、ガイド手段としてのガイド軸90とガイド凹部91とを備えている。ガイド軸90は、コネクタベース37の後面から後方に向けて突設されている。ガイド凹部91は、ベースカバー36の内側前面に形成されている。ガイド軸90は、ガイド凹部91に前後方向に摺動可能に嵌合している。ガイド軸90がガイド凹部91に案内されることによって、ベースカバー36は、前後方向に移動可能となる。
なお、図示は省略するが、ガイド軸90がベースカバー36の内側前面に突設され、ガイド凹部91がコネクタベース37の後面に形成されていてもよい。なお、ガイド軸90およびガイド凹部91の位置および配設数は任意である。
また、ガイド手段の変形例として、図8(B)に示すように、ベースカバー36およびコネクタベース37にそれぞれガイド穴部92が形成されていてもよい。各ガイド穴部92には、例えば、サムターン32の回転軸43(またはレバーハンドル72のレバー軸(図示せず))が挿通する。これにより、ベースカバー36は、回転軸43等を案内として前後方向に移動することができる。
また、ガイド手段の他の変形例として、図9に示すように、前後方向に延びるガイド溝93をベースカバー36の左右両側面に形成し、ガイド溝93に係合する突起94をコネクタベース37の左右両側面に形成してもよい。なお、ガイド溝93がコネクタベース37に形成され、突起94がベースカバー36に形成されていてもよい。なお、ガイド溝93および突起94の位置および配設数は任意である。
以上説明した第3実施形態に係るカバー取付構造9によれば、溝部54および移動ピン61のガイド機能に加えて、ベースカバー36の移動を案内するための各部材90〜94を有しているため、作業者は、安定した状態で、ベースカバー36の移動作業を円滑に行うことができる。例えば、係合部材38が1つのみ設けられていた場合であっても、前後方向への安定した移動を担保することができる。なお、ベースカバー36の移動を案内するための各部材90〜94を有している場合には、溝部54および移動ピン61のガイド機能を省略してもよい。なお、第3実施形態に係るカバー取付構造9(ガイド手段)を第2実施形態に係るカバー取付構造8に適用してもよい。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係るカバー取付構造7,8,9における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
2 扉
2b 室外側壁面(一方の壁面)
2c 室内側壁面(他方の壁面)
3 電気錠(電装部材)
7,8,9 カバー取付構造
12 デッドカム(接続対象)
16 相手側コネクタ
36 ベースカバー(カバー)
37 コネクタベース
38,80 係合部材
42 室内側コネクタ(コネクタ)
43 回転軸
50 板バネ(付勢部材)
53 開口部
54 溝部
60 嵌合部
61 移動ピン
62 操作部
90 ガイド軸(ガイド手段)
91 ガイド凹部(ガイド手段)
92 ガイド穴部(ガイド手段)
93 ガイド溝(ガイド手段)
94 突起(ガイド手段)
P1 係止位置
P2 非係止位置
P3 押圧位置

Claims (6)

  1. 扉の内部または前記扉の一方の壁面に設けられる電装部材に備えられる相手側コネクタに対し、他方の壁面側から電気的に接続されるコネクタと、
    前記コネクタを支持するように構成されるコネクタベースと、
    前記コネクタベースを覆うように設けられるカバーと、
    前記カバーを前記コネクタベースに支持させるように前記カバーに設けられる係合部材と、を備え、
    前記係合部材は、前記コネクタベースに係止されて前記他方の壁面に対する離接方向への移動を規制される係止位置と、前記コネクタベースに対する係止が解除されて離接方向に移動可能となる非係止位置と、の間で変位可能に設けられていることを特徴とするカバー取付構造。
  2. 前記コネクタベースに対する前記カバーの離接方向への移動を案内するガイド手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のカバー取付構造。
  3. 前記係合部材を離接方向に直交する方向に付勢するように前記コネクタベースに設けられる付勢部材を更に備え、
    前記コネクタベースは、
    前記他方の壁面に対し直交する側面に開口する開口部と、
    前記開口部から離接方向に延び、前記開口部よりも狭く形成される溝部と、を有し、
    前記係合部材は、
    前記付勢部材に付勢されて前記係止位置に変位した場合に、前記開口部に嵌合して係止される嵌合部と、
    前記付勢部材の付勢力に抗して前記非係止位置に変位した場合に、前記開口部から前記溝部に進入可能に形成される移動ピンと、を有し、
    前記嵌合部は、前記係止位置と前記非係止位置との間の押圧位置に変位可能に設けられ、前記付勢部材に付勢されて前記押圧位置に変位したときに、前記溝部の縁部に押し付けられ、離接方向への移動を規制されることを特徴とする請求項1または2に記載のカバー取付構造。
  4. 前記係合部材は、前記カバーの両側面に一対設けられ、外側から内側に向けて押圧操作される操作部と前記嵌合部との間に前記移動ピンを配置して形成され、
    前記付勢部材は、前記一対の係合部材の前記嵌合部に当接するように前記コネクタベースに内設される単一の板バネであることを特徴とする請求項3に記載のカバー取付構造。
  5. 前記嵌合部が前記開口部に嵌合した状態で、前記カバーが前記他方の壁面に接触する前に、前記コネクタが前記相手側コネクタに接続可能であることを特徴とする請求項3または4に記載のカバー取付構造。
  6. 前記他方の壁面から前記一方の壁面に向けて延び、前記扉の内部または前記一方の壁面に設けられる接続対象に接続される回転軸を更に備え、
    前記コネクタは、前記回転軸と前記接続対象との接続に伴って、離接方向に移動して前記相手側コネクタに嵌合することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のカバー取付構造。
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