JP2005064071A - 信号調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の嗜好に合わせて操作子に加わる負荷の大きさを調整することができる信号調整装置を提供すること。
【解決手段】所定の移動範囲を移動する移動部材140と、移動部材140の移動に負荷を付与する負荷付与機構160と、移動部材140に付与される負荷の大きさを調整する負荷調整機構170と、移動部材140の位置を検出するリニアエンコーダ180と、移動部材140の位置に基づいて信号を調整する演算IC190とを備えるように信号調整装置100を構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】所定の移動範囲を移動する移動部材140と、移動部材140の移動に負荷を付与する負荷付与機構160と、移動部材140に付与される負荷の大きさを調整する負荷調整機構170と、移動部材140の位置を検出するリニアエンコーダ180と、移動部材140の位置に基づいて信号を調整する演算IC190とを備えるように信号調整装置100を構成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願は、対象になる信号を調整するようになされた信号調整装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の信号調整装置としては、オーディオ信号を調整するようになされたミキサに代表される信号調整装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような従来の信号調整装置は、所定の移動範囲を移動する操作子と、操作子の位置を検出するスライドボリュームとを備えるように構成され、操作子の位置に基づいて、オーディオ信号の音量レベルを調整するようになっている。
【特許文献1】
特開平8−195068号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の信号調整装置では、スライドボリュームが、接触式の位置検出器であって、上記操作子を移動させる場合にその移動に対して一定の負荷が加わるように構成されているので、使用者の嗜好に合わせて操作子に加わる当該負荷の大きさを調整することができないという問題が一例としてあった。
【0005】
そこで、本願は、前述した問題を鑑みてなされたもので、その課題の一例としては、使用者の嗜好に合わせて操作子に加わる負荷の大きさを調整することができる信号調整装置を提供することが挙げられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の信号調整装置は、所定の移動範囲を移動する移動部材の位置に基づいて信号を調整する信号調整装置において、前記移動部材の移動に負荷を付与する負荷付与手段と、前記付与される負荷の大きさを調整する負荷調整手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本願を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
【0008】
図1から図6は、本願に係る信号調整装置の一実施形態を示すものである。
【0009】
まず、本実施形態における信号調整装置の構成について説明する。なお、本実施形態では、本願に係る信号調整装置をオーディオ機器用のミキサに適用しているが、これに限らず、例えば、ロボット機器用のコントローラ、ゲーム機器用のコントローラ、電子楽器用のインターフェイスなどに適用してもよい。
【0010】
本実施形態における信号調整装置100は、オーディオ信号を調整するようになされたミキサであり、図1から図6に示すように、箱状の本体110と、本体110の前部に収容されたケース120と、ケース120に取り付けられた2つの軸状の支持部材130a、130bと、支持部材130a、130bに移動可能に支持された移動部材140と、移動部材140に連結されたツマミ状の操作子(フェーダ)150と、移動部材140の移動に負荷を付与する負荷付与手段としての負荷付与機構160と、移動部材140に付与される負荷の大きさを調整する負荷調整手段としての負荷調整機構170とを備えている。
【0011】
本体110には、操作面111が設けられており、前述した操作子150の他に、各種機能を操作するための複数の操作子112、各種情報を表示する表示部113などが配置されている。
【0012】
ここで、以下の説明では、本体110の幅方向をA方向、本体110の高さ方向をB方向、本体110の奥行き方向をC方向と称するとともに、各図中に記載する。
【0013】
ケース120には、平板状のパネル121が取り付けられている。パネル121には、A方向に延在する開口122が形成されている。操作子150は、開口122を介して本体110の外部に突出しており、使用者によってA方向に操作されるようになっている。
【0014】
支持部材130a、130bは、A方向に沿って互いに平行に配置されているとともに、パネル121に対して平行に配置されている。移動部材140は、支持部材130a、130bに沿ってA方向に移動するようになっている。
【0015】
負荷付与機構160は、移動部材140に固定された磁石161と、A方向に延在する磁性体としての金属板162とによって構成されており、磁石161が磁力によって金属板162を吸引することにより移動部材140の移動に負荷を付与するようになっている。したがって、磁石161と金属板162との間の距離が小さい場合には移動部材140の移動時の負荷が大きくなり、磁石161と金属板162との間の距離が大きい場合には移動部材140の移動時の負荷が小さくなる。
【0016】
負荷調整機構170は、磁石161と金属板162との間の距離を変化させるように金属板162を移動させる調整部材171によって構成されており、調整部材171は、2つの軸172a、172bからなる支持部と、2つのアーム174a、174bからなるリンク機構175と、ラックギア176a、ウオームギア176b及び回転軸176cからなる設定部177と、板バネ178a及び押さえ板178bからなる保持部179とを有している。
【0017】
軸172a、172bは、B方向に沿って互いに平行に配置されているとともに、パネル121に対して直交するように配置されている。金属板162は、軸172a、172bに移動可能に支持され、軸172a、172bに沿ってB方向に移動するようになっている。なお、本実施形態では、金属板162がB方向に移動するように構成されているが、これに限らず、金属板162がC方向に移動するように構成してもよい。
【0018】
リンク機構175は、図5に示すように、金属板162をA方向に対して平行に配置するようになっている。具体的には、互いに交差するアーム174a、174bが回動し、アーム174a、174bの両端間の距離がB方向に伸縮することにより、金属板162をA方向に対して平行に配置することが可能になる。
【0019】
設定部177は、磁石161と金属板162との間の距離を任意に設定するようになっている。具体的には、ドライバーなどが係合する溝が一端に形成された回転軸176cが使用者によって回転されたときに、回転軸176cに接続されたウオームギア176bが回転し、ウオームギア176bに歯合するラックギア176aがB方向に移動することにより、ラックギア176aに取り付けられた金属板162がB方向に移動し、磁石161と金属板162との間の距離を任意に設定することが可能になる。このときに、回転軸176cの一端が操作面111側に露出しているので、操作子150を操作しながら(すなわち移動させながら)当該操作子150に加わる負荷を調整することができる。
【0020】
保持部179は、磁石161と金属板162との間の距離を一定に保持するようになっている。具体的には、押さえ板178bに固定された板バネ178aの凸部が回転軸176cに形成された凹部に係合することにより、回転軸176cの不要な回転を抑止し、磁石161と金属板162との間の距離を一定に保持することが可能になる。
【0021】
このように構成された信号調整装置100では、使用者によって操作子150がA方向に操作されることにより、移動部材140が所定の移動範囲(例えば45mm)をA方向に往復移動するようになっている。このときに、磁石161と金属板162との間の距離に応じた負荷が移動部材に付与されるようになっている。
【0022】
また、信号調整装置100は、移動部材140の位置を検出するリニアエンコーダ180と、検出された移動部材140の位置に基づいてオーディオ信号を調整する演算IC(Integrated Circuit)190と、演算IC190からの制御信号をアナログ電位に変換するフィルタ及びレベルシフト回路191と、フィルタ及びレベルシフト回路191からのアナログ電位に応じてオーディオ信号の音量レベルを調整するVCA(Voltage Controlled Amplifier)などの音量調整回路192とを備えている。なお、演算IC190、フィルタ及びレベルシフト回路191、音量調整回路192などは、本体110内に収容された図示しない基板上に設けられている。
【0023】
リニアエンコーダ180は、移動部材140に設けられた移動部181と移動部181から離隔するようにケース120に取り付けられた固定部182とによって構成された、所謂、非接触式の位置検出器である。より具体的には、移動部181は、スリット183を形成する部材からなるものであり、固定部182は、スリット183の有無を検知する光学センサ184と光学センサ184を保持する基板185とからなるものである。
【0024】
演算IC190は、光学センサ184からの検出信号に基づいて、移動部材140の位置を認識するようになっており、移動部材140の位置に基づいて、オーディオ信号の音量レベルを制御するための制御信号を、PWM(Pulse Width Modulation)などのデジタル信号としてフィルタ及びレベルシフト回路191に出力するようになっている。
【0025】
以上説明したように、本実施形態によれば、負荷調整機構170によって移動部材140に付与される負荷の大きさを調整することができるので、使用者の嗜好に合わせて操作子150に加わる負荷の大きさを調整することができる。
【0026】
また、本実施形態によれば、負荷付与機構160が磁石161と金属板162とによって構成されているので、負荷付与機構160の構造が簡単になり、生産コストを低くすることができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、負荷調整機構170が金属板162を移動させる調整部材171によって構成されているので、負荷調整機構170の構造が簡単になり、生産コストを低くすることができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、リンク機構175によって金属板162をA方向に対して平行に配置することができるので、移動部材140の移動範囲内において均一の移動に負荷を付与することができ、操作感を向上させることができる。
【0029】
また、本実施形態によれば、設定部177によって磁石161と金属板162との間の距離を任意に設定できるので、磁石161と金属板162との間の距離を容易に変更することができ、操作感を向上させることができる。
【0030】
また、本実施形態によれば、保持部179によって磁石161と金属板162との間の距離を一定に保持できるので、磁石161と金属板162との間の距離が不用意に変更されることがなくなり、操作感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の一実施形態における信号調整装置を示す斜視図である。
【図2】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した斜視図である。
【図3】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した斜視図である。
【図4】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した斜視図である。
【図5】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した平面図である。
【図6】本願の一実施形態における信号調整装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…信号調整装置
140…移動部材
160…負荷付与機構
161…磁石
162…金属板
170…負荷調整機構
171…調整部材
175…リンク機構
177…設定部
179…保持部
180…リニアエンコーダ
190…演算IC
【発明の属する技術分野】
本願は、対象になる信号を調整するようになされた信号調整装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の信号調整装置としては、オーディオ信号を調整するようになされたミキサに代表される信号調整装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような従来の信号調整装置は、所定の移動範囲を移動する操作子と、操作子の位置を検出するスライドボリュームとを備えるように構成され、操作子の位置に基づいて、オーディオ信号の音量レベルを調整するようになっている。
【特許文献1】
特開平8−195068号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の信号調整装置では、スライドボリュームが、接触式の位置検出器であって、上記操作子を移動させる場合にその移動に対して一定の負荷が加わるように構成されているので、使用者の嗜好に合わせて操作子に加わる当該負荷の大きさを調整することができないという問題が一例としてあった。
【0005】
そこで、本願は、前述した問題を鑑みてなされたもので、その課題の一例としては、使用者の嗜好に合わせて操作子に加わる負荷の大きさを調整することができる信号調整装置を提供することが挙げられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の信号調整装置は、所定の移動範囲を移動する移動部材の位置に基づいて信号を調整する信号調整装置において、前記移動部材の移動に負荷を付与する負荷付与手段と、前記付与される負荷の大きさを調整する負荷調整手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本願を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
【0008】
図1から図6は、本願に係る信号調整装置の一実施形態を示すものである。
【0009】
まず、本実施形態における信号調整装置の構成について説明する。なお、本実施形態では、本願に係る信号調整装置をオーディオ機器用のミキサに適用しているが、これに限らず、例えば、ロボット機器用のコントローラ、ゲーム機器用のコントローラ、電子楽器用のインターフェイスなどに適用してもよい。
【0010】
本実施形態における信号調整装置100は、オーディオ信号を調整するようになされたミキサであり、図1から図6に示すように、箱状の本体110と、本体110の前部に収容されたケース120と、ケース120に取り付けられた2つの軸状の支持部材130a、130bと、支持部材130a、130bに移動可能に支持された移動部材140と、移動部材140に連結されたツマミ状の操作子(フェーダ)150と、移動部材140の移動に負荷を付与する負荷付与手段としての負荷付与機構160と、移動部材140に付与される負荷の大きさを調整する負荷調整手段としての負荷調整機構170とを備えている。
【0011】
本体110には、操作面111が設けられており、前述した操作子150の他に、各種機能を操作するための複数の操作子112、各種情報を表示する表示部113などが配置されている。
【0012】
ここで、以下の説明では、本体110の幅方向をA方向、本体110の高さ方向をB方向、本体110の奥行き方向をC方向と称するとともに、各図中に記載する。
【0013】
ケース120には、平板状のパネル121が取り付けられている。パネル121には、A方向に延在する開口122が形成されている。操作子150は、開口122を介して本体110の外部に突出しており、使用者によってA方向に操作されるようになっている。
【0014】
支持部材130a、130bは、A方向に沿って互いに平行に配置されているとともに、パネル121に対して平行に配置されている。移動部材140は、支持部材130a、130bに沿ってA方向に移動するようになっている。
【0015】
負荷付与機構160は、移動部材140に固定された磁石161と、A方向に延在する磁性体としての金属板162とによって構成されており、磁石161が磁力によって金属板162を吸引することにより移動部材140の移動に負荷を付与するようになっている。したがって、磁石161と金属板162との間の距離が小さい場合には移動部材140の移動時の負荷が大きくなり、磁石161と金属板162との間の距離が大きい場合には移動部材140の移動時の負荷が小さくなる。
【0016】
負荷調整機構170は、磁石161と金属板162との間の距離を変化させるように金属板162を移動させる調整部材171によって構成されており、調整部材171は、2つの軸172a、172bからなる支持部と、2つのアーム174a、174bからなるリンク機構175と、ラックギア176a、ウオームギア176b及び回転軸176cからなる設定部177と、板バネ178a及び押さえ板178bからなる保持部179とを有している。
【0017】
軸172a、172bは、B方向に沿って互いに平行に配置されているとともに、パネル121に対して直交するように配置されている。金属板162は、軸172a、172bに移動可能に支持され、軸172a、172bに沿ってB方向に移動するようになっている。なお、本実施形態では、金属板162がB方向に移動するように構成されているが、これに限らず、金属板162がC方向に移動するように構成してもよい。
【0018】
リンク機構175は、図5に示すように、金属板162をA方向に対して平行に配置するようになっている。具体的には、互いに交差するアーム174a、174bが回動し、アーム174a、174bの両端間の距離がB方向に伸縮することにより、金属板162をA方向に対して平行に配置することが可能になる。
【0019】
設定部177は、磁石161と金属板162との間の距離を任意に設定するようになっている。具体的には、ドライバーなどが係合する溝が一端に形成された回転軸176cが使用者によって回転されたときに、回転軸176cに接続されたウオームギア176bが回転し、ウオームギア176bに歯合するラックギア176aがB方向に移動することにより、ラックギア176aに取り付けられた金属板162がB方向に移動し、磁石161と金属板162との間の距離を任意に設定することが可能になる。このときに、回転軸176cの一端が操作面111側に露出しているので、操作子150を操作しながら(すなわち移動させながら)当該操作子150に加わる負荷を調整することができる。
【0020】
保持部179は、磁石161と金属板162との間の距離を一定に保持するようになっている。具体的には、押さえ板178bに固定された板バネ178aの凸部が回転軸176cに形成された凹部に係合することにより、回転軸176cの不要な回転を抑止し、磁石161と金属板162との間の距離を一定に保持することが可能になる。
【0021】
このように構成された信号調整装置100では、使用者によって操作子150がA方向に操作されることにより、移動部材140が所定の移動範囲(例えば45mm)をA方向に往復移動するようになっている。このときに、磁石161と金属板162との間の距離に応じた負荷が移動部材に付与されるようになっている。
【0022】
また、信号調整装置100は、移動部材140の位置を検出するリニアエンコーダ180と、検出された移動部材140の位置に基づいてオーディオ信号を調整する演算IC(Integrated Circuit)190と、演算IC190からの制御信号をアナログ電位に変換するフィルタ及びレベルシフト回路191と、フィルタ及びレベルシフト回路191からのアナログ電位に応じてオーディオ信号の音量レベルを調整するVCA(Voltage Controlled Amplifier)などの音量調整回路192とを備えている。なお、演算IC190、フィルタ及びレベルシフト回路191、音量調整回路192などは、本体110内に収容された図示しない基板上に設けられている。
【0023】
リニアエンコーダ180は、移動部材140に設けられた移動部181と移動部181から離隔するようにケース120に取り付けられた固定部182とによって構成された、所謂、非接触式の位置検出器である。より具体的には、移動部181は、スリット183を形成する部材からなるものであり、固定部182は、スリット183の有無を検知する光学センサ184と光学センサ184を保持する基板185とからなるものである。
【0024】
演算IC190は、光学センサ184からの検出信号に基づいて、移動部材140の位置を認識するようになっており、移動部材140の位置に基づいて、オーディオ信号の音量レベルを制御するための制御信号を、PWM(Pulse Width Modulation)などのデジタル信号としてフィルタ及びレベルシフト回路191に出力するようになっている。
【0025】
以上説明したように、本実施形態によれば、負荷調整機構170によって移動部材140に付与される負荷の大きさを調整することができるので、使用者の嗜好に合わせて操作子150に加わる負荷の大きさを調整することができる。
【0026】
また、本実施形態によれば、負荷付与機構160が磁石161と金属板162とによって構成されているので、負荷付与機構160の構造が簡単になり、生産コストを低くすることができる。
【0027】
また、本実施形態によれば、負荷調整機構170が金属板162を移動させる調整部材171によって構成されているので、負荷調整機構170の構造が簡単になり、生産コストを低くすることができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、リンク機構175によって金属板162をA方向に対して平行に配置することができるので、移動部材140の移動範囲内において均一の移動に負荷を付与することができ、操作感を向上させることができる。
【0029】
また、本実施形態によれば、設定部177によって磁石161と金属板162との間の距離を任意に設定できるので、磁石161と金属板162との間の距離を容易に変更することができ、操作感を向上させることができる。
【0030】
また、本実施形態によれば、保持部179によって磁石161と金属板162との間の距離を一定に保持できるので、磁石161と金属板162との間の距離が不用意に変更されることがなくなり、操作感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の一実施形態における信号調整装置を示す斜視図である。
【図2】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した斜視図である。
【図3】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した斜視図である。
【図4】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した斜視図である。
【図5】本願の一実施形態における信号調整装置の要部を拡大した平面図である。
【図6】本願の一実施形態における信号調整装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…信号調整装置
140…移動部材
160…負荷付与機構
161…磁石
162…金属板
170…負荷調整機構
171…調整部材
175…リンク機構
177…設定部
179…保持部
180…リニアエンコーダ
190…演算IC
Claims (6)
- 所定の移動範囲を移動する移動部材の位置に基づいて信号を調整する信号調整装置において、
前記移動部材の移動に負荷を付与する負荷付与手段と、
前記付与される負荷の大きさを調整する負荷調整手段と、
を備えることを特徴とする信号調整装置。 - 請求項1に記載の信号調整装置において、
前記負荷付与手段は、
前記移動部材に固定された磁石と、
前記移動部材の移動方向に延在する磁性体と、
によって構成されたことを特徴とする信号調整装置。 - 請求項2に記載の信号調整装置において、
前記負荷調整手段は、前記磁石と前記磁性体との間の距離を変化させるように前記磁性体を移動させる調整部材によって構成されたことを特徴とする信号調整装置。 - 請求項3に記載の信号調整装置において、
前記調整部材は、前記磁性体を前記移動部材の移動方向に対して平行に配置するリンク機構を有することを特徴とする信号調整装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の信号調整装置において、
前記調整部材は、前記磁石と前記磁性体との間の距離を任意に設定する設定部を有することを特徴とする信号調整装置。 - 請求項3から請求項5の何れか一項に記載の信号調整装置において、
前記調整部材は、前記磁石と前記磁性体との間の距離を一定に保持する保持部を有することを特徴とする信号調整装置。
Priority Applications (5)
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ES04254673T ES2263114T3 (es) | 2003-08-19 | 2004-08-04 | Mando electrico deslizante con resistencia mecanica ajustable. |
DE602004000637T DE602004000637T2 (de) | 2003-08-19 | 2004-08-04 | Elektrischer Schieberegler mit einstellbarem Zugwiderstand |
US10/919,299 US20050041823A1 (en) | 2003-08-19 | 2004-08-17 | Signal adjusting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003207948A JP2005064071A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | 信号調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005064071A true JP2005064071A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34190085
Family Applications (1)
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