JP6511527B2 - 入力機器 - Google Patents

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Description

本発明は、入力機器に関する。
従来、各種電子機器において、ユーザが電子機器に対して入力操作を行うものとして、タッチパッドのタッチ面を操作するものがある。また、このような機器として、例えば特開2008−278376号公報(特許文献1)に開示されているように、タッチ面を操作する指等に対して触感を与えるために、タッチパッドの下部にボイスコイルや磁石などを配置するようにしたものがある。
上記特許文献1のものは、入力項目選択用の表示画面の中からアイコンを選択して情報を入力する際に触覚を提示する触覚機能付きの入力装置及び電子機器に関するものであり、振動板に取り付けられたコイルを可動自在に配し、コイルに触覚提示用の低周波数信号を入力したとき振動板を振動させるものである。
特開2008−278376号公報
前記従来の入力装置では、振動板を所定の高さに維持しておくためにはコイルに電流を一定期間だけ流し続ける必要があり、大きな電力量を消費してしまう。
したがって、本発明が解決しようとする課題としては、例えば低電力でタッチパッドを所定の位置に保持することが可能な入力機器を提供することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、接触体が接触する接触部材と、前記接触部材を移動可能に支持する筐体と、前記接触部材を前記筐体に対して移動させて、当該筐体に対する当該接接触部材の接触面の高さを変える駆動装置と、を備え、前記駆動装置は、回転可能な回転体と、当該回転体に設けられた1又は複数の第1の磁石と、前記接触部材に設けられた1又は複数の第2の磁石と、を備え、前記第1の磁石と前記第2の磁石は対向可能に配置されていることを特徴とする入力機器である。
請求項12に記載の発明は、上記入力機器と、制御機器と、表示機器と、を備え、前記表示機器は前記入力機器と異なる位置に設けられていることを特徴とする移動体である。
本発明の第1実施例の入力機器の外観図斜視である。 第1実施例の入力機器の筐体を外した状態を示す要部斜視図である。 第1実施例の入力機器における可動ブロックの磁石とシャフトの磁石を示す概略図である。 第1実施例の入力機器の作用説明図である。 第1実施例の入力機器の駆動制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の入力機器の外観斜視図である。 第2実施例の入力機器の上ケースと下ケースを外した状態を示す斜視図である。 第2実施例の入力機器の要部分解斜視図である。 第2実施例における弾性部材の一例としての板バネの作用を説明する図である。 第2実施例におけるモータに対するロータリーエンコーダを示す図である。 第2実施例における操作入力部の上下位置を測定するフォトセンサを示す図である。 第2実施例における入力機器の操作入力部を中立位置としたときの一部平面図である。 第2実施例における入力機器の操作入力部を下方に移動したときの一部平面図である。 第2実施例における入力機器の操作入力部を上方に移動したときの一部平面図である。 第2実施例における操作入力部を中立位置としたときの縦断面図である。 第2実施例における操作入力部を下方に移動したときの縦断面図である。 第2実施例における操作入力部を上方に移動したときの縦断面図である。 第2実施例における回転プレートの回転位置と操作入力部の上下位置及び磁石の磁極の関係を示す概略図である。 第2実施例の入力機器の駆動制御の一例を示すフローチャートである。 第3実施例に係る移動体の構成を示す図である。 第3実施例に係る移動体のブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態に係る入力機器は、接触体が接触する接触部材と、前記接触部材を移動可能に支持する筐体と、前記接触部材を前記筐体に対して移動させて、当該筐体に対する当該接接触部材の接触面の高さを変える駆動装置と、を備え、前記駆動装置は、回転可能な回転体と、当該回転体に設けられた1又は複数の第1の磁石と、前記接触部材に設けられた1又は複数の第2の磁石と、を備え、前記第1の磁石と前記第2の磁石は対向可能に配置されていることを特徴とする。
また、前記回転体の回転により、前記第2の磁石に対する前記第1の磁石の位置は変化すること を特徴とする入力機器である。
また、前記回転体が前記接触部材に対向して配置されるシャフトであり、前記シャフトの回転軸回りの側面に前記第1の磁石が設けられていることを特徴とする入力機器である。したがって、シャフトの回転位置を制御することで、接触部材の上下位置を制御することができる。
また、前記回転体が前記接触部材に対向して配置される回転プレートであり、前記回転プレートの回転軸から所定の距離だけ離れた位置に前記第1の磁石が設けられていることを特徴とする入力機器である。すなわち、第1の磁石は回転プレートの回転軸回りの円周上に磁石が設けられている。したがって、回転プレートの回転位置を制御することで、接触部材の上下位置を制御することができる。
また、前記複数の第1の磁石が前記シャフトの回転軸に沿って配置され、前記複数の第2の磁石が前記第1の磁石に対向可能に配置されていることを特徴とする入力機器である。したがって、複数組の磁石の磁力が協働し、強い駆動力を得ることができる。
また、前記複数の第1の磁石が前記回転プレートに設けられ、前記複数の第2の磁石が前記接触部材の前記第1の磁石に対向する面に配置されていることを特徴とする入力機器である。したがって、複数組の磁石の磁力が協働し、強い駆動力を得ることができる。
また、前記回転プレートに設けられた前記複数の第1の磁石が、前記回転プレートの周方向に等間隔で配置されていることを特徴とする入力機器である。第1の磁石が回転プレートの回転軸回りの同一円周上で等間隔に配置されているので、回転プレートの回転位置を等間隔の回転角度として制御でき、処理が容易になる。
また、前記複数の第1の磁石は、前記接触部材の中央より外周部側に配置されていることを特徴とする入力機器である。複数の磁石は、接触部材(操作入力部)の中央より外周部側に配置されているので、磁力がその外周部で働くため、接触部材の動作が安定する。
また、対向する前記第1の磁石の磁極と前記第2の磁石の磁極は互いに異なることを特徴とする入力機器である。第1の磁石と第2の磁石の対向し合う一対の磁石は互いに異なる磁極を有しているので、吸着する磁力により駆動することができる。
また、前記接触部材は、弾性部材を介して、前記筐体に支持されることを特徴とする入力機器である。接触部材は筐体に設けられた弾性部材によって所定の中立位置に保持でき、接触部材(操作入力部)を簡単な構成で中立位置に保持することができる。
また、前記駆動装置は、前記回転体を回転させるモータを備え、前記モータの回転数を計測するセンサ、または、前記回転体の回転数を計測するセンサ、を有することを特徴とする入力機器である。これらのセンサは両方とも有していてもよい。モータの回転数または回転体の回転数を計測するセンサにより、正確な位置制御を行うことができる。
また、上記の入力機器と、制御機器と、表示機器と、を備え、前記表示機器は前記入力機器と異なる位置に設けられていることを特徴とする移動体である。
本発明の実施例にかかる入力機器について、図1乃至図21を参照して説明する。
(第1実施例)図1は本発明の第1実施例の入力機器の外観斜視図、図2は第1実施例の入力機器の筐体を外した状態を示す要部斜視図、図3は第1実施例の入力機器における可動ブロックの磁石とシャフトの磁石を示す概略図、図4は第1実施例の入力機器の作用説明図である。この入力機器は例えば自動車のカーナビゲーションシステムに接続されるものであり、例えば運転者と助手席の間にあるセンターコンソール、ハンドル、ドアトリム等に設けられる。ここで、自動車は移動体の一例であり、カーナビゲーションは移動体に搭載される電子機器の一例であり、センターコンソール、ハンドル、ドアトリムは移動体を構成する部材の一例である。
図1及び図2に示すように、第1実施例の入力機器10は、ユーザの指や指示ペン等の接触体が接触する「接触部材」の一例である操作入力部1と、操作入力部1を移動可能に支持する筐体2と、操作入力部1を筐体2に対して移動させて、筐体2に対する操作入力部1の接触面の高さを変える駆動装置3と、を備えている。
操作入力部1は、タッチパッド11と、タッチパッド11を固定する触感パッドベース12と、触感パッドベース12の裏面で対向する2辺に沿って取り付けられたコ字状の断面形状を有する、2つの可動ブロック13とを備えている。ここで、タッチパッド11の矩形の表面は前記接触体が接触する「接触面」である。また、触感パッドベース12の表面はタッチパッド11を配置した側の面をいい、触感パッドベース12の裏面は、駆動装置3側の面をいう。また、筐体2に対する操作入力部1の接触面の高さとは、タッチパッド11の表面と交差する方向(例えば直交する方向)の位置(変位量)をいう。
図1に示す筐体2は、タッチパッド11を配置する開口21aを有する上ケース21(図1参照)と、操作入力部1と駆動装置3を収容する下ケース22とを備えている。触感パッドベース12の四隅にはこの触感パッドベース12の裏面から延在するロッド12aが設けられており、下ケース22内の四隅には、このロッド12aをスラスト方向に摺動自在に軸受けするスラスト軸受22aが配置されている。
また、下ケース22内には、2つの一対の第1スプリング221と、二対の第2スプリング222とが設けられており、第1スプリング221は、下ケース22に固定されたコ字状のフレーム22bと、可動ブロック13の側面に固定されたL字状のフレーム13aとの間に配置されている。また、第2スプリング222は下ケース22と可動ブロック13のボス部13bとの間に配置されている。そして、第1スプリング221は可動ブロック13(操作入力部1)を下方に付勢し、第2スプリング222は可動ブロック13(操作入力部1)を上方に付勢する。これにより、第1スプリング221と第2スプリング222は操作入力部1を弾性的に又は移動可能に支持し、操作入力部1は、後述の駆動装置3における磁力の作用を受けない中立位置に保持される。この第1スプリング221と第2スプリング222のバネ力は、磁力よりも弱く、かつ、操作入力部1の自重よりも強く設定されている。これにより、可動ブロック13(操作入力部1)の中立位置を保持できる。このように、第1スプリング221は、可動ブロック13の上方向の移動を制御し、第2スプリング222は可動ブロック13の下方向の移動を制御する。
駆動装置3は、モータ31と、このモータ31により回転軸L1を回転軸として回転可能な「回転体」の一例である2本のシャフト32と、図3に示すように、シャフト32の回転軸L回りの側面に磁極を配置して設けられた複数の磁石33、可動ブロック13の上ブロック131に設けられた複数の磁石34と、可動ブロック13の下ブロック132に設けられた複数の磁石35と、を備えている。これらの磁石33,34,35は永久磁石であり、複数の磁石33はシャフト32側に設けられた「第1の磁石」である。また、複数の磁石34,35は可動ブロック13側に設けられた「第2の磁石」である。シャフト32は可動ブロック13の上ブロック131と下ブロック132との間に配置されている。これによりシャフト32は接触部材としての操作入力部1(可動ブロック13を含む)に対して対向している。なお、図3に示すシャフト32及び磁石33は後述の中立位置の状態である。
図2に示すように、2本のシャフト32は、下ケース22に設けられた4つの軸受23によってそれぞれ軸支されており、2本のシャフト32の片側には平歯車32aがそれぞれ取り付けられている。また、モータ31の駆動軸には、2つの平歯車32aの間でこの2つの平歯車32aに歯合するピニオン31aと、ロータリーエンコーダ4のスリット板41が取り付けられている。
そして、モータ31の駆動により、ピニオン31aと平歯車32aとによりモータ31の回転力がシャフト32に伝達され、2つのシャフト32はそれぞれ回転軸L1回りに同方向に回転する。また、ロータリーエンコーダ4はスリット板41とフォトセンサ42とで構成されており、このフォトセンサ42の出力信号によりモータ31の初期位置(モータ31が駆動する前の位置)からの回転量(回転数)が検出される。このモータ31の初期位置からの回転量により、シャフト32の所定の初期位置(シャフト32が回転する前の位置)からの回転角度が検出される。
また、下ケース22内のフレーム22bには、可動ブロック13のボス部13bを感知するフォトセンサ22cが配設されている。このフォトセンサ22cにより、操作入力部1(可動ブロック13)の上下位置が測定される。上下位置とは、具体的には前述したように、筐体2の下ケース22に対する操作入力部1の接触面の高さをいう。すなわち、誤動作を防止するために、操作入力部1を所定の高さ(触感パッドベース12の中立位置に対して筐体2側にある位置であり、中立位置から所定の距離だけ筐体2に近づいた位置)にまで押し込んだところで駆動装置3のシャフト32の動作を開始させる。
図4はシャフト32の回転位置と操作入力部1の上下位置及び磁石33,34,35の磁極の関係を示す概略図であり、図4(A)は操作入力部1を中立位置とし場合、図4(B)は操作入力部1を下方に移動した場合、図4(C)は操作入力部1を上方に移動した場合を示している。ここで、図4に示すように、上ブロック131側の磁石34と、下ブロック132側の磁石35の磁極を逆方向にしており、上面から見て磁石34,35はシャフト32を挟んで重なるように配置されている。なお、磁石33,34,35において、N極とS極は吸着し、N極同士及びS極同士は反発し合うことはいうまでもない。
図4(A)に示すように、シャフト32を、磁石33の磁極の方向(磁気モーメントの方向)が磁石34と磁石75の磁極の方向と直交する位置となるように止めれば、磁石33と磁石34による磁力と磁石33と磁石35による磁力は同じになり、操作入力部1は中立位置となる。図4(B)に示すように、シャフト32を、磁石33のN極が磁石34のS極に対向し、磁石33のS極が磁石35のS極と対向する位置まで回転させれば、磁石33が磁石34を吸着し、かつ、磁石33が磁石35と反発し合うことで、操作入力部1を中立位置から下方に動かすことができる。図4(C)に示すように、シャフト32を、磁石33のN極が磁石35のS極に対向し、磁石33のS極が磁石34のS極と対向する位置まで回転させれば、磁石33が磁石35を吸着し、かつ、磁石33が磁石34と反発し合うことで、操作入力部1を中立位置から上方に動かすことができる。以上のように、複数の磁石33と複数の磁石34、35は駆動装置3によるシャフト32の回転により対向可能に配置されている。
このように、モータ31の回転数(回転量)をロータリーエンコーダ4を用いて測定し、シャフト32の回転角を所定の位置に設定することができるので、モータ31によってシャフト32を所定の位置に回転させることにより、磁石33,34,35の吸着力及び反発力を利用して触感パッドベース12を中立位置から上下方向に移動させることができる。
図5は第1実施例の入力機器10の駆動制御の一例を示すフローチャートであり、この処理は、例えば入力機器10を接続したカーナビゲーションシステムのコントローラの処理である。まず、入力機器10では、第1スプリング221と第2スプリング222の弾性力に抗して指で軽く押し下げることができる。この押し下げ量はフォトセンサ22cで検出され、押し下げが検出されると操作入力部1を下方に動作させる。また、タッチパッド11の操作により、例えば選択項目のアイコンの位置が選択されたら、タッチパッド11(操作入力部1)を上方に動作させる。
図5のフローチャートは上記タッチパッド11(操作入力部1)の上下動作を制御する処理である。なお、図5及び以下の説明で、シャフト32が上位置であるとは操作入力部5が最上端位置となるようなシャフト32の回転位置(図4(C)の回転位置)のことである。また、シャフト32が下位置であるとは操作入力部5が最下端位置となるようなシャフト32の回転位置(図4(B)の回転位置)のことである。また、シャフト32が中立位置であるとは操作入力部5が中立位置となるようなシャフト32の回転位置(図4(A)の回転位置)のことである。
まず、ステップS1でパッド上方動作の命令であるかを判定し、判定がYesであればステップS2に進み、判定がNoであればステップS5に進む。ステップS2では、シャフト32が上位置にあるかを判定し、上位置にあれば、ステップS3でシャフト32(モータ31)を停止し、元のルーチンに復帰する。上位置になければ、ステップS4で、上位置になる方向にシャフト32を回転する。すなわち、磁石33の磁極が磁石34の磁極と反対方向となるように、シャフト32を回転する。そして、元のルーチンに復帰する。
ステップS5では、パッド下方動作の命令であるかを判定し、判定がYesであればステップS6に進み、判定がNoであればステップS9に進む。ステップS6では、シャフト32が下位置にあるかを判定し、下位置にあれば、ステップS7でシャフト32(モータ31)を停止し、元のルーチンに復帰する。下位置になければ、ステップS8で、下位置になる方向にシャフト32を回転する。すなわち、磁石33の磁極が磁石34の磁極と同じ方向となるように、シャフト32を回転する。そして、元のルーチンに復帰する。
ステップS9では、シャフト32は中立位置にあるかを判定し、中立位置であれば、ステップS10でシャフト32(モータ31)を停止し、元のルーチンに復帰する。中立位置でなければ、ステップS11で、中立位置になる方向にシャフト32を回転する。すなわち、磁石33の磁極が磁石34と磁石35の磁極と直交する方向となる位置に合わせるようにシャフト32を回転する。そして、元のルーチンに復帰する。
(第2実施例)図6は本発明の第2実施例の入力機器20の外観斜視図、図7は第2実施例の入力機器20の上ケースと下ケースを外した状態を示す斜視図、図8は第2実施例の入力機器20の要部分解斜視図、図9は第2実施例における弾性部材の一例としての板バネの作用を説明する図、図10は第2実施例におけるモータに対するロータリーエンコーダを示す図、図11は第2実施例における操作入力部の上下位置を測定するフォトセンサを示す図、図12は第2実施例における入力機器20の中立位置としたときの一部平面図、図13は第2実施例における入力機器20の下方に移動したときの一部平面図、図14は第2実施例における入力機器20の上方に移動したときの一部平面図である。この入力機器20も第1実施例と同様に例えば自動車のカーナビゲーションシステムに接続されるものであり、例えば運転者と助手席の間にあるセンターコンソール、ハンドル、ドアトリム等に設けられる。
図6及び図7に示すように、第2実施例の入力機器20は、ユーザの指や指示ペン等の接触体が接触する「接触部材」の一例である操作入力部5と、操作入力部5を移動可能に支持する筐体6と、操作入力部5を筐体6に対して移動させて、筐体6に対する操作入力部5の接触面の高さを変える駆動装置7と、を備えている。
図7に示すように、操作入力部5は、タッチパッド51と、タッチパッド51を固定する触感パッドベース52と、触感パッドベース52の裏面に取り付けられる触感下プレート53とを備えている。ここで、タッチパッド51の矩形の表面は前記接触体が接触する「接触面」である。また、触感パッドベース52の表面は、タッチパッド51を配置した側の面をいい、触感パッドベース52の裏面は、駆動装置7側の面をいう。なお、図ではタッチパッド51、触感パッドベース52を一点鎖線で図示してある。また、筐体6に対する操作入力部5の接触面の高さとは、タッチパッド51の表面と交差する方向(例えば直交する方向)の位置(変位量)をいう。触感パッドベース52の裏面の四隅にはこの触感パッドベース52から延在するロッド52aが設けられている。また、触感下プレート53は、皿状の形状をしており、その周囲に後述の第2板バネ622の付勢力を受ける4つのアーム53aを有している(図11参照)。そして、触感パッドベース52と触感下プレート53とは、後述の回転プレート72を内部に配置した状態でネジ止めして固着されている。
筐体6は、タッチパッド51を配置する開口61aを有する上ケース61(図6参照)と、操作入力部5と駆動装置7を収容する下ケース62とを備えている。触感パッドベース52の四隅にはこの触感パッドベース52の裏面から延在するロッド52aが設けられており、下ケース62内の四隅には、このロッド52aをスラスト方向に摺動自在に軸受けするスラスト軸受62aが配設されている。また、下ケース62には、一対の第1板バネ621と、一対の第2板バネ622とが取り付けられており、この第1板バネ621と第2板バネ622により、下ケース62に対して操作入力部5(触感下プレート53)が保持されている。
すなわち、図9に示すように、第1板バネ621は触感下プレート53の裏側に当接して触感下プレート53を上方向に付勢し、第2板バネ622はアーム53aの上面に当接して触感下プレート53を下方向に付勢している。図9は後述の駆動装置7における磁力の作用を受けない位置で触感パッドベース52の中立位置を保持している状態であり、この第1板バネ621と第2板バネ622のバネ力は、磁力よりも弱く、かつ、操作入力部5の自重よりも強く設定されている。これにより、操作入力部5(触感パッドベース52)の中立位置を保持できる。このように、第1板バネ621は、触感パッドベース52の上方向の移動を制御し、第2板バネ622は触感パッドベース52の下方向の移動を制御する。
駆動装置7は、モータ71と、このモータ71により回転軸L2を回転軸として回転可能な「回転体」の一例である回転プレート72と、回転プレート72の回転軸L2回りの円周上に設けられた複数の磁石73と、操作入力部5の触感パッドベース52に設けられた複数の磁石74と、操作入力部5の触感下プレート53に設けられた複数の磁石75(図8参照)と、を備えている。なお、この実施例では、上記複数の磁石73,74,75はそれぞれ6個設けられている。これらの磁石73,74,75は永久磁石であり、複数の磁石73は回転プレート72側に設けられた「第1の磁石」である。また、複数の磁石74,75は操作入力部5側に設けられた「第2の磁石」である。駆動装置7は筐体6の下ケース62に固定されており、回転プレート72は触感パッドベース52と触感下プレート53との間に配置されている。これにより回転プレート72は接触部材としての操作入力部5に対して対向している。
図8に示すように、回転プレート72は、その下部中央に円筒部72aと、ラック歯車72bとを有している。また、図10に示すように、モータ71の駆動軸にはラック歯車72bに歯合するウォーム歯車71aと、ロータリーエンコーダ8のスリット板81が取り付けられている。
そして、モータ71の駆動により、ウォーム歯車71aとラック歯車72bとによりモータ71の回転力が回転プレート72に伝達され、回転プレート72は回転軸L2回りに回転する。また、ロータリーエンコーダ8はスリット板81とフォトセンサ82とで構成されており、このフォトセンサ82の出力信号によりモータ71の初期位置(モータ71が駆動する前の位置)からの回転量(回転数)が検出される。このモータ71の初期位置からの回転量により、回転プレート72の所定の初期位置(回転プレート72が回転する前の位置)からの回転角度が検出される。
また、下ケース62内のスラスト軸受け62aの近傍にはフォトセンサ62bが配設されている。図11に示すように、このフォトセンサ62bは触感下プレート53の4つのアーム53aをそれぞれ感知する。このフォトセンサ62bにより、操作入力部5(触感下プレート53)の上下位置が測定される。上下位置とは、具体的には前述したように、筐体6の下ケース62に対する操作入力部5の接触面の高さをいう。すなわち、誤動作を防止するために、操作入力部5を所定の高さ(触感パッドベース52の中立位置に対して筐体6側にある位置であり、中立位置から所定の距離だけ筐体6に近づいた位置)にまで押し込んだところで駆動装置7の回転プレート72の動作を開始させる。なお、触感パッドベースの角を指で押した場合に、操作入力部5は指の押し位置によって水平に押し込まれない場合があるので4カ所にフォトセンサ62bを配置し、触感パッドベース52を指で所定量だけ押し込んでも駆動装置7が動作しないアソビ区間を確保している。
図12乃至図14の平面図に示すように、回転プレート72側の6個の磁石73と、触感パッドベース52側の6個の磁石74と、触感下プレート53側(下ケース62側)の6個の磁石75とは、回転軸L2回りの同一円周上で角度60度づつ離間して等間隔に配置されている。同一円周上とは、回転軸L2から半径R(所定の距離)だけ離れた、回転軸L2と等距離の関係にある位置をいう。ここで、触感パッドベース52側の磁石74と、触感下プレート53側の磁石75の磁極を同じ方向にしており、上面から見て磁石74,75が重ならないように配置する。すなわち、触感パッドベース52側の6個の磁石74と、触感下プレート53側の6個の磁石75とは、互いに角度30度だけずれた位置に配置されている。なお、図12に示す回転プレート72側の6個の磁石73の位置は、前記操作入力部5を中立位置とする回転プレート72の回転位置に対応する位置、すなわち触感パッドベース52側の磁石74と触感下プレート53側の磁石75との中間の位置となっている。また、図13に示す回転プレート72側の6個の磁石73の位置は、触感パッドベース52側の磁石74に重なる位置となっている。また、図14に示す回転プレート72側の6個の磁石73の位置は、触感下プレート53側の磁石75に重なる位置となっている。以上のように、複数の磁石73と複数の磁石74、75は駆動装置7による回転プレート72の回転により対向可能に配置されている。
図15は操作入力部5を中立位置としたときの縦断面図、図16は操作入力部5を下方に移動したときの縦断面図、図17は操作入力部5を上方に移動したときの縦断面図である。図15(A)は図12のA−A断面を示し、図15(B)図は図12のB−B断面を示している。図16(A)は図13のA−A断面を示し、図15(B)図は図13のB−B断面を示している。また、図17(A)は図14のA−A断面を示し、図17(B)図は図14のB−B断面を示している。また、図18は回転プレート72の回転位置と操作入力部5の上下位置及び磁石73,74,75の磁極の関係を示す概略図であり、図18(A)は操作入力部5を中立位置とし場合、図18(B)は操作入力部5を下方に移動した場合、図18(C)は操作入力部5を上方に移動した場合を示している。
図15及び図18(A)に示すように、回転プレート72を、磁石73が磁石74と磁石75の中間の位置となるように止めれば、磁石73と磁石74による磁力と磁石73と磁石75による磁力は同じになり、操作入力部5は中立位置となる。一方、図16及び図18(B)に示すように、回転プレート72を磁石73が磁石74の位置となるように回転させて、磁石73と磁石74が吸着し、操作入力部5を中立位置から下方に動かすことができる。また、図17及び図18(C)に示すように、回転プレート72を磁石73が磁石75の位置となるように回転させて、磁石73と磁石75が吸着し、操作入力部5を中立位置から上方に動かすことができる。
このように、触感パッドベース52の下面と、回転プレート72と、触感下プレート53の上面にはそれぞれ永久磁石74,73,75が埋め込まれている。触感パッドベース42と触感下プレート53は固着されており、操作入力部5は、筐体6に対して±1mm程度上下方向に移動できるようになっている。また、回転プレート72は触感パッドベース52と触感下プレート53との間に入っており、筐体6に対して固定されている。そして、回転プレート72はモータ71の駆動により回転軸L2を回転軸として回転できるようになっている。モータ71の回転数(回転量)をロータリーエンコーダ8を用いて測定し、回転プレート72の回転角を所定の位置に設定することができる。モータ71によって回転プレート72を所定の位置に回転させることにより、磁石73,74,75の吸着力及び反発力を利用して触感パッドベース52を中立位置から上下方向に±1mm程度動かすことができる。
そして、磁石73,74,75が吸着及び反発している位置でモータ71を止めると、電流を流さずに操作入力部5(触感パッドベース52)を+1mmもしくは−1mmの位置で停止させ続けることができる。また、磁石73,74,75が吸着及び反発しない位置でモータ71を止めると操作入力部5(触感パッドベース52)を中立位置から0mmの位置で停止させることができる。
また、磁石73,74,75の磁力が変化する位置の前後でモータ71の正転と逆転を連続させると任意の周波数で操作入力部5(タッチパッド51)を振動させることができる。なお、触感パッドベース52と触感下プレート53に組み込む磁石74,75の数は1個以上あればよい。しかし、触感パッドベース52を上下方向に動かすために複数個の磁石を同じ向きに配置し、特定の回転プレート72の回転位置で同時に吸着力及び反発力が働くようにすれば駆動力を上げることができる。回転プレート72に組み込む磁石74,75の数は何個でもよい。また、回転プレート72に組み込む磁石73の個数を多くして間隔を狭めることで、少ない回転量で磁石同士を合わせることができるのでモータ71の動作開始から触感パッドベース52を駆動開始するまでのタイムラグを狭めることができる。
なお、上記実施例では回転プレート72の回転位置を、ロータリーエンコーダ8で検出されるモータ71の回転量から検出するようにしているが、例えば触感下プレート53の裏側にホール素子を配設し、このホール素子で回転プレート72側の磁石73の位置を検出することで、回転プレート72の回転位置を検出するようにしてもよい。
図19は第2実施例の入力機器20の駆動制御の一例を示すフローチャートであり、この処理は、例えば入力機器20を接続したカーナビゲーションシステムのコントローラの処理である。まず、入力機器20では、第1板バネ621と第2板バネ622の弾性力に抗して指で軽く押し下げることができる。この押し下げ量はフォトセンサ62bで検出され、押し下げが検出されると操作入力部5を下方に動作させる。また、タッチパッド51の操作により、例えば選択項目のアイコンの位置が選択されたら、タッチパッド51(操作入力部5)を上方に動作させる。
図19のフローチャートは上記タッチパッド51(操作入力部5)の上下動作を制御する処理である。なお、図19及び以下の説明で、回転プレート72が上位置であるとは操作入力部5が最上端位置となるような回転プレート72の位置のことである。また、回転プレート72が下位置であるとは操作入力部5が最下端位置となるような回転プレート72の位置のことである。また、回転プレート72が中立位置であるとは操作入力部5が中立位置となるような回転プレート72の位置のことである。
まず、ステップS11でパッド上方動作の命令であるかを判定し、判定がYesであればステップS12に進み、判定がNoであればステップS15に進む。ステップS12では、回転プレート72が上位置にあるかを判定し、上位置にあれば、ステップS13で回転プレート72(モータ71)を停止し、元のルーチンに復帰する。上位置になければ、ステップS14で、最寄りの上位置になる方向に回転プレート72を回転する。すなわち、磁石73を最も近い磁石75の位置に合わせるように回転プレート72を回転する。そして、元のルーチンに復帰する。
ステップS15では、パッド下方動作の命令であるかを判定し、判定がYesであればステップS16に進み、判定がNoであればステップS19に進む。ステップS16では、回転プレート72が下位置にあるかを判定し、下位置にあれば、ステップS17で回転プレート72(モータ71)を停止し、元のルーチンに復帰する。下位置になければ、ステップS18で、最寄りの下位置になる方向に回転する。すなわち、磁石73を最も近い磁石74の位置に合わせるように回転プレート72を回転する。そして、元のルーチンに復帰する。
ステップS19では、回転プレートは中立位置にあるかを判定し、中立位置であれば、ステップS20で回転プレート72(モータ71)を停止し、元のルーチンに復帰する。中立位置でなければ、ステップS21で、最寄りの中立位置になる方向に回転する。すなわち、磁石73を最も近い磁石74と磁石75との中央の位置に合わせるように回転プレート72を回転する。そして、元のルーチンに復帰する。
以上の各実施例によれば、磁石の磁力によって操作入力部を移動させるので、所定の位置で停止させ続けても電力を消費せず、動作時の物理接触による動作音を軽減できる。
第1実施例では、第1スプリング221と第2スプリング222により、操作入力部1の中立位置を保持できる。すなわち、接触部材である操作入力部1は、筐体2に設けられた弾性部材(第1スプリング221と第2スプリング222)によって、シャフト32に対する中立位置に保持される。
また、シャフト32は操作入力部1の移動方向と交差する方向に回転軸L1を向けて、この回転軸L1回りに回転可能であり、このシャフト32の操作入力部5と対向する回転軸回りの側面に磁石33が設けられている。したがって、シャフト32の回転位置を制御することで、操作入力部1の上下位置を制御することができる。
また、シャフト32側の磁石33と、操作入力部1側の磁石34,35とが、揃って対向可能となるようにそれぞれ複数設けられている。したがって、複数組の磁石の磁力が協働し、強い駆動力を得ることができる。
また、操作入力部1側の磁石34,35が、シャフト32側の磁石33を挟むようにシャフト32の回転軸L1に平行な方向に配置されているので、シャフト32の回転位置を90度の回転角度として制御でき、処理が容易になる。
また、また、操作入力部1側の一方(上側)の複数の磁石34と他方(下側)の複数の磁石35が、シャフト32側の複数の磁石33を挟むように配置されているので、磁力が操作入力部1の上側と下側にの置換した位置で働くため、操作入力部1の動作が安定する。
また、シャフト32側の磁石33と、操作入力部1側の磁石34または35との対向し合う一対の磁石は、一方の組みが互いに異なる磁極、他方の組みが互いに同じ磁極を有しているので、吸着する磁力と反発する磁力により駆動することができる。
また、操作入力部1は、筐体2に設けられた第1スプリング221と第2スプリング222(弾性部材)によって、シャフト32に対して所定の中立位置に保持されるので、操作入力部1を簡単な構成で中立位置に保持することができる。
また、モータ31の回転数を計測するロータリーエンコーダ4(センサ)と、操作入力部1の位置を計測するフォトセンサ22c(センサ)とを有しているので、正確な位置制御を行うことができる。
第2実施例では、第1板バネ621と第2板バネ622により、操作入力部5の中立位置を保持できる。すなわち、接触部材である操作入力部5は、筐体6に設けられた弾性部材(第1板バネ621と第2板バネ622)によって、回転プレート72から所定の距離だけ離れた中立位置に保持される。
また、回転プレート72は操作入力部5の移動方向に回転軸L2を向けてこの回転軸L2回りに回転可能であり、この回転プレート72の操作入力部5と対向する面の回転軸L2回りの同一円周上に磁石73が設けられている。したがって、回転プレート72の回転位置を制御することで、操作入力部5の上下位置を制御することができる。
また、回転プレート72側の磁石73と、操作入力部5側の磁石74,75とが、揃って対向可能となるようにそれぞれ複数設けられている。したがって、複数組の磁石の磁力が協働し、強い駆動力を得ることができる。
また、複数の磁石73,74,75が回転プレート72の回転軸L2回りの同一円周上で等間隔に配置されているので、回転プレート72の回転位置を等間隔の回転角度として制御でき、処理が容易になる。
また、複数の磁石73,74,75は、操作入力部5の中央より外周部側に配置されているので、磁力が操作入力部5の外周部で働くため、操作入力部5の動作が安定する。
また、回転プレート72側の磁石73と操作入力部5側の磁石74または75の対向し合う一対の磁石は互いに異なる磁極を有しているので、吸着する磁力により駆動することができる。
また、操作入力部5は、筐体6に設けられた第1板バネ621と第2板バネ622(弾性部材)によって、回転プレート72から所定の距離だけ離れた中立位置に保持されるので、操作入力部5を簡単な構成で中立位置に保持することができる。
また、モータ71の回転数を計測するロータリーエンコーダ8(センサ)と、操作入力部5の位置を計測するフォトセンサ62b(センサ)とを有しているので、正確な位置制御を行うことができる。
図20は、本発明の第3実施例に係る移動体の構成を示す図、図21は同移動体のブロック図である。この移動体100は、第1実施例の入力機器10あるいは第2実施例の入力機器20を適用したものである。以下の説明では第1実施例の入力機器10を適用した例について説明するが、第2実施例の入力機器20を適用した場合も、以下の構成と同様である。
図21に示すように、移動体100は、入力機器10、制御機器A、表示機器Bを備える。入力機器10は、制御機器Aを介して表示機器Bに接続されている。制御機器Aは、入力機器10による入力操作の対象となる操作画像を表示機器Bに出力して表示させる。また、制御機器Aは入力機器10による入力操作に基づいて、表示機器Bに新たな操作画像やその他画像を表示する。これにより、運転者等のユーザは表示機器Bに表示された操作画像を視認し続けることなく、入力機器10を用いて操作画像の選択等の入力操作を行うことができる。
具体的には、図20に示すように、入力機器10は移動体100のステアリング101の一部分や、センターコンソール102、あるいはドアトリム103に搭載される。この例はステアリング101の一部に搭載した例である。移動体100には制御機器Aとしてのナビゲーション装置110が設けられており、ナビゲーション装置110は表示機器Bとしてのディスプレイ120を備えている。また、ナビゲーション装置110には表示機器Bとしてのヘッドアップディスプレイ130が接続されている。ヘッドアップディスプレイ130は、例えば、フロントガラス104に向けて天井に埋設された光源部130aと、フロントガラス104における運転者の正面上方箇所に貼り付けて設けられ、光源部130aから照射された光を運転者に向けて反射するコンバイナ部130bと、を備えている。さらに、入力機器10は、ナビゲーション装置110に接続されている。このように、表示機器Bとしてのディスプレイ120あるいはヘッドアップディスプレイ130は、入力機器10と異なる位置に設けられている。なお、コンバイナ部130bはダッシュボードに設けられていてもよい。
以上の構成により、入力機器10は、ディスプレイ120やヘッドアップディスプレイ130に表示された操作画像を見ながら、或いは操作画像を見ないで入力操作する入力機器として使用することができる。ここで、ディスプレイ120やヘッドアップディスプレイ130の操作画像は、例えば選択物としてのアイコンなどが挙げられる。また、入力機器10の入力操作としては、第1実施例、第2実施例に記載した、ユーザが指等の接触体により操作入力部1や操作入力部5を所定の高さにまで押し下げること等が挙げられる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
第1実施例では、コの字状の可動ブロック13を採用しているが、触感パッドベース12の移動が可能な程度の磁力を確保できる場合には、可動ブロック13のうち、上ブロック131、又は下ブロック132のみを採用してもよい。
第1実施例、第2実施例では、回転体であるシャフト32、回転プレート72に磁石を直接取り付けているが、これに限らず、シャフト32や回転プレート72以外の他の部材を介して磁石をシャフト32や回転プレート72に取り付けても構わない。
第1実施例、第2実施例に限定されず、モータ31と、モータ31の回転力による回転体としての送りネジ、磁石が設けられるとともに送りネジが取り付けられた移動部材を備える駆動装置を採用してもよい。この駆動装置によれば、送りネジの回転軸に沿って移動部材が移動することで、接触部材に設けられた磁石に対して移動部材に設けられた磁石を移動させて、接触部材を移動させることができる。なお、モータ31の回転方向を時計回り(正転)又は反時計回り(反転)させることで、移動部材に設けられた磁石の移動方向を変更することができる。
上述の各図で示した実施例は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
10 入力機器
1 操作入力部
11 タッチパッド
12 触感パッドベース
13 可動ブロック
131 上ブロック
132 下ブロック
13a フレーム
13b ボス部
2 筐体
21a 開口
21 上ケース
22 下ケース
22b フレーム
22c フォトセンサ
221 第1スプリング
222 第2スプリング
23 軸受
3 駆動装置
31 モータ
31a ピニオン
32 シャフト(回転体の一例)
32a 平歯車
33 磁石(第1の磁石)
34 磁石(第2の磁石)
35 磁石(第2の磁石)
L1 軸
4 ロータリーエンコーダ
41 スリット板
42 フォトセンサ
20 入力機器
5 操作入力部
51 タッチパッド
52 触感パッドベース
53 触感下プレート
52a ロッド
53a アーム
6 筐体
61 上ケース
61a 開口
62 下ケース
62a スラスト軸受
62b フォトセンサ
621 第1板バネ
622 第2板バネ
7 駆動装置
71 モータ
71a ウォーム歯車
72 回転プレート(回転体の一例)
72b ラック歯車
73 磁石(第1の磁石)
74 磁石(第2の磁石)
75 磁石(第2の磁石)
L2 軸
8 ロータリーエンコーダ
81 スリット板
82 フォトセンサ
100 移動体
A 制御機器
B 表示機器
110 ナビゲーション装置(制御機器)
120 ディスプレイ(表示機器)
130 ヘッドアップディスプレイ(表示機器)

Claims (12)

  1. 接触体が接触する接触部材と、
    前記接触部材を移動可能に支持する筐体と、
    前記接触部材を前記筐体に対して移動させて、当該筐体に対する当該接接触部材の接触面の高さを変える駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置は、回転可能な回転体と、当該回転体に設けられた1又は複数の第1の磁石と、前記接触部材に設けられた1又は複数の第2の磁石と、を備え、
    前記第1の磁石と前記第2の磁石は対向可能に配置されていることを特徴とする入力機器。
  2. 前記回転体の回転により、前記第2の磁石に対する前記第1の磁石の位置は変化すること を特徴とする請求項1に記載の入力機器。
  3. 前記回転体が前記接触部材に対向して配置されるシャフトであり、
    前記シャフトの回転軸回りの側面に前記第1の磁石が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の入力機器。
  4. 前記回転体が前記接触部材に対向して配置される回転プレートであり、前記回転プレートの回転軸から所定の距離だけ離れた位置に前記第1の磁石が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の入力機器。
  5. 前記複数の第1の磁石が前記シャフトの回転軸に沿って配置され、
    前記複数の第2の磁石が前記第1の磁石に対向可能に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の入力機器。
  6. 前記複数の第1の磁石が前記回転プレートに設けられ、
    前記複数の第2の磁石が前記接触部材の前記第1の磁石に対向する面に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の入力機器。
  7. 前記回転プレートに設けられた前記複数の第1の磁石が、前記回転プレートの周方向に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項6に記載の入力機器。
  8. 前記複数の第1の磁石は、前記接触部材の中央より外周部側に配置されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の入力機器。
  9. 対向する前記第1の磁石の磁極と前記第2の磁石の磁極は互いに異なることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の入力機器。
  10. 前記接触部材は、弾性部材を介して、前記筐体に支持されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の入力機器。
  11. 前記駆動装置は、前記回転体を回転させるモータを備え、前記モータの回転数を計測するセンサ、または、前記回転体の回転数を計測するセンサ、を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の入力機器。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の入力機器と、制御機器と、表示機器と、を備え、
    前記表示機器は前記入力機器と異なる位置に設けられていることを特徴とする移動体。
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