JP2007134646A - 組立式スライド操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両ケースをスナップフィットによって組み付けて箱体が構成されるようにして、組み付け及び保守の作業を容易にする。
【解決手段】サブケース40をメインケース10に組み付ける際には、メインケース10のスライド溝19、20にサブケース40の突条部49、50を嵌合、スライドさせ、そのスライド終了位置において、サブケース40及びメインケース10の弾性変形を利用して、係合穴18に係合突起47が係合する。これにより、スナップフィットによって組み付けが完了する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ駆動または手動操作によって箱体内において移動体を移動させ、ボリューム等のパラメータ設定に用いるフェーダ装置等の組立式スライド操作装置に関する。
従来、ミキサ等に搭載されるフェーダ装置等の組立式スライド操作装置が知られている。組立式スライド操作装置は一般に、移動体が箱体内を移動するように構成される。例えば、手動操作によって移動する移動体の位置を検出し、その位置に基づいて、ボリューム等の各種パラメータが設定される。また、モータを備えるものにおいては、シーンリコール等の際に、モータ駆動によって移動体を自動的に所望位置に駆動する。
組立式スライド操作装置においては、一般に、下記特許文献1に示されるように、ユニットケース本体とユニットケース側壁等のように、2つ以上のケース体を組み付けて箱体が構成される。
特許2748166号公報
しかしながら、従来の組立式スライド操作装置において、複数のケース体を組み付ける際、ケース体の合わせ部同士をネジ止めで固定するのが一般的であり、組み付け及び保守時の取り外しに手間がかかるという問題があった。
また、モータ駆動方式の組立式スライド操作装置においては、モータを箱体に装着する際にも固定ベルト等で装着しなければならず、モータについても、組み付け及び保守の手間がかかるという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、組み付け及び保守の作業を容易にすることができる組立式スライド操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の組立式スライド操作装置は、第1ケース(10)と第2ケース(40)とを組み付けてなる箱体と、前記箱体の長手方向に沿って該箱体内に設けられた移動ガイドと、前記箱体内において前記移動ガイドに摺動自在に保持された移動体と、前記箱体内における前記移動体の前記移動ガイド方向の位置を検出する位置検出手段とを有し、前記第1ケースには、組み付け用凹溝(19、20)及び前記組み付け用凹溝に対して嵌合的な組み付け用突部(49、50)のいずれか一方が形成されると共に、前記第2ケースには、前記組み付け用凹溝及び前記組み付け用突部のいずれか他方が形成され、前記第1ケースには、係合部(18)及び該係合部に係合可能な係合対応部(47)のいずれか一方が形成されると共に、前記第2ケースには、前記係合部及び前記係合対応部のいずれか他方が形成され、前記第1ケースと前記第2ケースとを組み付ける際に、前記組み付け用凹溝の長手方向に沿って、前記組み付け用突部を前記組み付け用凹溝に対してスライドさせ、そのスライド終了位置において、前記箱体の弾性変形を利用して前記係合部が前記係合対応部に係合することで、スナップフィットによって前記第1ケースと前記第2ケースとが組み付けられるように構成されたことを特徴とする。
好ましくは、前記移動ガイドは、前記第1ケース及び前記第2ケースとは別体で棒状に形成され、前記第1ケースと前記第2ケースとが組み付けられるとき、前記第1ケースと前記第2ケースとの間に前記移動ガイドの両端部(69a、69b)が挟持されることで前記移動ガイドが前記箱体に保持されるように構成される(請求項2)。
好ましくは、前記箱体には、前記移動ガイドの延設方向に沿ったガイド溝部(51)及び該ガイド溝部に係合するガイド突部(64)のいずれか一方が形成されると共に、前記移動体の前記移動ガイドに保持された部分から離間した部分には、前記ガイド溝部及び前記ガイド突部のいずれか他方が形成され、前記ガイド溝部及び前記ガイド突部は、前記移動ガイドと協働して、前記移動体の移動動作をガイドするように構成される(請求項3)。
上記目的を達成するために本発明の請求項4の組立式スライド操作装置は、箱体と、前記箱体の長手方向に沿って該箱体内に設けられた移動ガイド(69)と、前記箱体内において前記移動ガイドに摺動自在に保持された移動体(60)と、前記箱体内における前記移動体の前記移動ガイド方向の位置を検出する位置検出手段と、前記移動体を電動駆動するモータと、前記箱体に設けられ、前記モータが装着されるモータ装着部(15)とを有し、前記モータ装着部には保持部(25〜28)が形成され、前記モータは、前記保持部の弾性変形を利用して該保持部に保持されることで、スナップフィットによって前記モータ装着部に装着されるように構成されたことを特徴とする。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、両ケースをスナップフィットによって組み付けて箱体が構成されるようにして、組み付け及び保守の作業を容易にすることができる。
請求項2によれば、別体で棒状の移動ガイドを、両ケースの組み付けと同時に箱体に保持されるようにして、移動ガイドの組み付け及び保守の作業を容易にすることができる。
請求項3によれば、簡単な構成で、移動体の移動時のぶれを抑制して、移動体の位置検出精度を高めることができる。
本発明の請求項4によれば、モータをスナップフィットによって箱体に対して装着可能にして、組み付け及び保守の作業を容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る組立式スライド操作装置の斜視図である。図2は、同組立式スライド操作装置の分解斜視図である。図3は、同組立式スライド操作装置の正面図である。
この組立式スライド操作装置は、ミキサ等にフェーダ装置等として搭載されるものであり、搭載時の方向は定まっていない。そこで、以降、説明の便宜上、上下左右の方向は、図3の正面図を基準として呼称することとする。従って、摘み部66側が上方、モータ保持部側が左方、図3の手前側が前方とする。
図2に示すように、この組立式スライド操作装置は、メインケース10とサブケース40とを組み付けて箱体を構成し、該箱体内に移動体60を移動ガイドバー69と共に収容すると共に、該箱体の外側であって左側にモータ70を設けてなる。メインケース10、サブケース40は、それぞれ樹脂で一体に形成される。
図2に示すように、メインケース10は、左側板11、右側板12、及び背面側の主板13からなる横断面コ字状の胴体部を有し、該胴体部の上部には、メインケース10の長手方向に沿った凹溝111(図3(a)参照)が形成された蓋無しの箱を呈する長箱部14が一体に設けられる。また、左側板11の左側には、モータ装着部15が一体に設けられる。
主板13の内側面(前面)には、メインケース10の長手方向に沿って、ケーブル逃げ溝16が形成され、その長手方向中央には、ケーブル挿通穴17が形成されている。また、主板13の下部であって長手方向中央には、サブケース40を組み付けるための係合穴18が形成されている。
長箱部14の底部には、長手方向に沿って、摘み部66が移動するためのスリット23が形成されている。また、長箱部14の底部の前部には、サブケース40を組み付けるための係止穴22が複数(例えば、3つ)形成されている。長箱部14の左端部底部には、モータ70の出力軸に取り付けられたプーリ71が貫通するための貫通穴24が形成されている。
図1に示すように、長箱部14の左右端部よりやや内側には、取り付けボス29、30が長箱部14と一体に形成されている。完成した組立式スライド操作装置は、不図示のミキサ装置等のパネル板等を介して、取り付けボス29、30の穴にネジ止めされることで、ミキサ装置等に取り付けられる。モータ装着部15にはモータ70が装着され、長箱部14の底部からプーリ71が貫通穴24(図2参照)を介して上方に突出している。長箱部14の取り付けボス29より右側にはベルト受けピン31が突設され、プーリ71とベルト受けピン31との間にゴムベルト72が巻回されている。
ゴムベルト72の1箇所に、摘み部66の一部が固定されている。これにより、モータ70の正逆回転によって、ゴムベルト72を介して摘み部66(乃至移動体60)が長箱部14の長手方向に沿って往復移動する。例えば、シーンリコール等の際に、モータ70に駆動電流が与えられ、移動体60が自動的に所望位置に駆動される。このほか、摘み部66の上部には、把持部68が被装され、ユーザは、把持部68を持って、あるいは把持部68の上面を下方に押さながら、手動操作により移動体60を任意位置に動かすこともできる。
図2、図3に示すように、左側板11の内側面(右面)、右側板12の内側面(左面)には、それぞれ、上下方向に沿ってスライド溝19、20が形成されている。右側板12には、貫通穴21が形成されており(図2参照)、スライド溝20は、この貫通穴21で断続するが、断続部を除けばスライド溝19と左右対称である。スライド溝19、20の幅は、移動ガイドバー69の直径とほぼ同じかやや大きく、スライド溝19、20の上部は、図5で後述するように、半円状に形成されている。
図4(a)は、図3のA−A線に沿う断面図、図4(b)は、モータ装着部15の底面図、図4(c)は、完成した組立式スライド操作装置の左側面図である。
図2、図4(b)、(c)に示すように、モータ装着部15は、側方保持部25、26と下側保持爪27、28と、受け部32とからなる。側方保持部25、26は、メインケース10の左側板11から左方に延設形成され、先端が内側に曲がっている。下側保持爪27、28は、それぞれ、側方保持部25、26の下端から下方に垂下して形成され、下端部が内側に曲がっている。下側保持爪27、28間の幅は、モータ70の本体よりも小さいが、下側保持爪27、28の下端には、傾斜面27a、28aが設けられていて、モータ70が下方から挿入しやすくなっている。また、受け部32は、メインケース10の左側板11の前後方向中央に形成されている。
図2に示すように、モータ70は、モータ装着部15に対して下方から装着される。モータ70の本体上端が下側保持爪27、28の傾斜面27a、28aに当接すると、下側保持爪27、28は、それら(及び側方保持部25、26)の弾性により外側(前後)に広がり、モータ70の本体上端が下側保持爪27、28の下端を通過することができる。そして、さらにモータ70を挿入していき、モータ70の本体下端が下側保持爪27、28を通過すると、下側保持爪27、28がそれらの弾性により閉じ、モータ70の下端を保持する。その際、側方保持部25、26と受け部32とが、モータ70の外周部を安定保持する。これらにより、側方保持部25、26乃至下側保持爪27、28の弾性を利用して、スナップフィットによってモータ70をモータ装着部15にワンタッチで装着することができ、通常使用において容易に外れることがない。
図2、図3に示すように、移動体60は、前側が開口した矩形の箱状に構成されたゴンドラ61を有し、ゴンドラ61の上部に摘み部66が延設され、ゴンドラ61の下端部に被ガイド用突部64が突設される。ゴンドラ61、摘み部66及び被ガイド用突部64は、樹脂で一体に形成される。なお、摘み部66だけは金属で形成し、該摘み部66とそれ以外の樹脂部分とをアウトサートモールドにより一体成形してもよい。ゴンドラ61の右側の縁部には、ケーブル逃げ部65が形成されている(図2参照)。ゴンドラ61の上部には、メインケース10の長手方向に沿って移動ガイドバー69が貫通して設けられ、ゴンドラ61は、移動ガイドバー69に対して摺動自在にされている。ゴンドラ61と移動ガイドバー69とは、摺動可能な程度に隙間無く嵌合しており、ゴンドラ61の上下及び前後方向の位置は移動ガイドバー69によって規制される。これにより、移動体60の安定した移動が確保され、ひいては移動体60の位置検出精度が高くなっている。
移動体60にはまた、基板63が取り付けられ(図4(a)も参照)、基板63には、フラットケーブル73が取り付けられている(図3参照)。フラットケーブル73は、移動体60の動きに追従できるように、ゴンドラ61のケーブル逃げ部65を通じてケーブル逃げ溝16に配設され、メインケース10のケーブル挿通穴17から外部に導出されている。
図2、図3、図4(a)に示すように、基板63の前面には、ホール素子を含むIC等で構成した磁気式のセンサ部62(またはMRセンサ)が配設されている。センサ部62は、移動ガイドバー69の直下において、移動ガイドバー69に対して僅かなギャップ(間隙)を有して移動ガイドバー69の下面と対面している。移動ガイドバー69は金属製であり、その下面には、その長手方向の略全長に亘って、N極とS極とを細かく分極した磁極面が形成されている。
移動体60の移動に伴って、センサ部62が移動ガイドバー69の磁極面に対して移動すると、センサ部62は、磁極面のN極とS極との極性の反転に対応するパルス信号を出力する。そして、このパルス信号の数により、移動体60の移動量を検出することができる。また、磁極面の磁極は、例えば2列からなり、この磁極のパターンは移動ガイドバー69の長手方向にその位相が1/2π相当ずれており、移動体60の移動方向によってセンサ部62が位相のずれたパルス信号を出力する。従って、その位相ずれの正逆の方向により、移動体60の移動方向(右または左)が検出される。さらに、移動体60の移動前の位置の情報は、不図示の制御回路により常に記憶されており、移動体60の位置情報と、上記検出される移動量及び移動方向とから、移動体60の現在位置が検出される。手動操作時においても、センサ部62によって移動体60の移動動作が検出されることはいうまでもない。
図2、図3に示すように、サブケース40は、前側の主板41と、底板42と、右端部側の延設片44、46と、左端部側の延設片43、45とが一体に形成されてなる。図2、図4(a)に示すように、サブケース40の長手方向中央において、底板42の後部には、メインケース10の係合穴18に対応する係合突起47が後方に突出形成されている。主板41の上端部には、メインケース10の係止穴22に対応する係止突起48が上方に複数(例えば、3つ)突出形成されている。
サブケース40の右端面40a、左端面40bには、それぞれ上下方向に沿って、メインケース10のスライド溝19、20に対応する突条部49、50が形成されている。ただし、サブケース40の右端部には、メインケース10の右側板12の貫通穴21に対応する位置に、切り欠き部53が形成されており、突条部50は、切り欠き部53の部分で断続している。延設片44、46は、サブケース40の右端部において上方に延設されている。サブケース40の左端部には、切り欠き部53に相当するものは存在しない。従って、延設片43、45については、詳細には図示しないが、延設片44、46とは、切り欠き部53の部分を除けば左右対称である。
また、図3、図4(a)に示すように、底板42の上面には、サブケース40の長手方向に沿ってガイド溝51が形成されている。ガイド溝51には、移動体60のゴンドラ61の被ガイド用突部64が摺動可能に係合し、ガイド溝51は、移動体60が移動ガイドバー69を摺動する際、移動ガイドバー69と協働して移動体60の移動動作をガイドする。移動ガイドバー69が、主に移動体60の移動の軌道を規定するのに対して、ガイド溝51は、移動ガイドバー69から離間した位置にあり、主に、移動体60が移動ガイドバー69を中心に回転しないように規制する振れ防止の機能を果たす。
図5(a)は、移動ガイドバー69の端部の斜視図である。図5(b)、(c)は、図3のB−B線に沿う断面の模式図である。同図(b)は、メインケース10とサブケース40との組み付け前、同図(c)は組み付け後の状態を示す。
移動ガイドバー69は長い丸棒であるが、その右端部69bは、上下方向に切り欠き69b1、69b2が形成された係止部69b3となっている。移動ガイドバー69の左端部69a(図2、図3参照)についても、詳細は図示しないが、右端部69bと左右対称に同様に構成される。
図2、図5(b)に示すように、移動ガイドバー69の外径とサブケース40の突条部50の前後方向の幅とはほぼ同じであり、メインケース10のスライド溝20の前後方向の幅は、突条部50がちょうど嵌合しつつスライド可能な程度に設定されている。スライド溝20の上部には、移動ガイドバー69の外径に対応する半円部20aが形成されている。
図5(b)に示すように、サブケース40の右端部の、突条部50の直ぐ上において、延設片44、46との間には、移動ガイドバー69の係止部69b3を仮保持すると共に移動ガイドバー69の回転方向の位置決めをするための凹部52が形成されている(図2も参照)。凹部52の前後方向の幅は、移動ガイドバー69の係止部69b3の幅とほぼ同じであり、係止部69b3を軽く挟持できる程度に設定されている。延設片44は主板41の上端と同じ位置まで延設されているが、延設片46は、延設片44より短い。これにより、移動ガイドバー69を凹部52に嵌入しやすくなっている。延設片46の上部の凹部52側には、僅かに突出した突出部46aが形成されており、仮保持した係止部69b3が容易に脱落しないようになっている。凹部52の下部には、移動ガイドバー69の外径に対応する円弧部52aが形成されている。
スライド溝19の上部も、スライド溝20の上部と左右対称である。また、サブケース40の左端部については、詳細は図示しないが、延設片43、45によって凹部52と同様の凹部が形成され、切り欠き部53(図2参照)を除いてサブケース40の右端部と左右対称である。
かかる構成において、本組立式スライド操作装置は次のようにして組み付けられる。
まず、図2に示すように、移動体60のゴンドラ61に、基板63及びフラットケーブル73(図3参照)を取り付けると共に、ゴンドラ61に、移動ガイドバー69を、その磁極面が下となるように挿通する。そして、図5(b)に示すように、移動ガイドバー69の右端部69bの係止部69b3を、サブケース40の延設片44、46の間の凹部52に嵌合する。それと同時に、移動ガイドバー69の左端部69bについても延設片43、45の間の凹部に嵌合する。これで、移動体60を保持した移動ガイドバー69がサブケース40に対して仮保持される。
次に、移動ガイドバー69が仮保持状態となったサブケース40を、メインケース10に対して組み付ける。すなわち、図2に示すように、サブケース40の突条部49、50を、メインケース10のスライド溝19、20に対して下方から嵌合し、上方にスライドさせていく。それと並行して、摘み部66をスリット23に通す。そして、図5(c)に示すように、移動ガイドバー69の右端部69bの係止部69b3が、スライド溝20の半円部20aと当接すると共に、左端部69aの係止部もスライド溝19の上部の半円部(不図示)に当接すると、スライド終了位置となる。
このスライド終了位置となったとき、図4(a)に示すように、サブケース40の係止突起48がメインケース10の対応する係止穴22にそれぞれ嵌合すると共に、サブケース40の係合突起47がメインケース10の係合穴18に嵌合する。係合突起47が係合穴18に嵌合する際には、メインケース10及びサブケース40の弾性変形を経る。
すなわち、サブケース40のスライド中においては、スライド溝19、20に突条部49、50が係合しているから、メインケース10及びサブケース40の左右両端部の前後方向の位置関係はあまり変化しない。しかし、スライド終了位置となる直前には、メインケース10の主板13及びサブケース40の主板41のそれぞれの、長手方向中央部の下部が、弾性変形によって互いに離間する方向に一旦開く。そして、係合突起47が係合穴18の下方の肉部を乗り越えてから係合穴18に収まる。これにより、スナップフィットによってメインケース10及びサブケース40が簡単に組み付けられ、通常使用において容易に外れることがない。
スライド終了位置となったときには、さらに、図5(c)に示すように、メインケース10のスライド溝20の半円部20aとサブケース40の凹部52の円弧部52aとによって、移動ガイドバー69の係止部69b3が上下方向から挟持される。右側の係止部も同様に挟持される。また、このとき、係止部69b3は、凹部52に保持されたままであるので、移動ガイドバー69は回転することがなく、その回転方向の位置が自動的に定まる。
スライド終了位置となったときには、さらに、図4(a)に示すように、移動体60のゴンドラ61の被ガイド用突部64がサブケース40のガイド溝51に摺動可能に係合する。
一方、モータ70の出力軸にプーリ71を取り付ける。そして、上述したように、モータ70を、下方からモータ装着部15にスナップフィットで装着すると同時に、プーリ71を、貫通穴24に通す(図2、図4(b)、(c)参照)。なお、モータ70の出力軸へのプーリ71の取り付けは、モータ70のモータ装着部15への装着後に行ってもよい。その後、摘み部66の上部に把持部68を被装すると共に、プーリ71とベルト受けピン31との間にゴムベルト72を巻回する。
本実施の形態によれば、サブケース40をメインケース10に組み付ける際には、スライド溝19、20に突条部49、50を嵌合、スライドさせ、そのスライド終了位置において、サブケース40及びメインケース10の弾性変形を利用して、係合穴18に係合突起47が係合するようにしたので(図2、図4(a)参照)、ネジ等を用いることなく、スナップフィットによって組み付けが完了する。従って、メインケース10とサブケース40との組み付け作業を簡単にすることができる。それだけでなく、保守時においても、ネジを外す必要がなく、手作業にて取り外しができるので、保守の作業も容易にすることができる。
また、モータ70についても、下側保持爪27、28乃至側方保持部25、26の弾性を利用して、モータ装着部15に対してスナップフィットによって装着できるので(図2、図4(b)、(c))、モータ70についても、組み付け及び保守の作業を容易にすることができる。
また、メインケース10とサブケース40とが組み付けられる際に、移動ガイドバー69の両端部(69a、69b)がメインケース10の半円部20aとサブケース40の円弧部52aとに挟持されるようにしたので(図5(c)参照)、移動ガイドバー69及び移動体60の組み付け及び保守の作業を容易にすることができる。
また、移動体60が移動ガイドバー69を摺動するとき、ガイド溝51が、被ガイド用突部64の前後方向の動きを規制して、移動体60の移動時の振れを抑制するので(図4(a)参照)、簡単な構成で、センサ部62による位置検出の精度を高めることができる。
なお、本実施の形態において、センサ部62は磁気式を採用したが、これに限るものではない。例えば、光学式センサを採用して非接触式で移動体60の位置検出を行うようにしてもよい。その場合、移動ガイドバー69の下面には、磁極面の代わりに、一定周期の白黒パターンを2列形成すると共に、センサ部62の代わりに、フォトセンサ等を採用してもよい。
また、本実施の形態においては、スライド溝19、20をメインケース10に設け、これに係合する突条部49、50をサブケース40に設けたが、これとは凹凸関係を逆にして、スライド溝19、20をサブケース40に、突条部49、50をメインケース10に設けてもよい。
また、係合突起47と係合穴18との関係、係止突起48と係止穴22との関係についてもこれと同様であり、それらを設ける側を、メインケース10とサブケース40とで逆にしてもよい。さらに、係合突起47と係合穴18、係止突起48と係止穴22とは、それぞれ互いに係合してメインケース10とサブケース40とを組み付け状態に維持できればよく、形状、構成はこれらに限られない。
なお、移動ガイドバー69は丸棒状でなくてもよく、断面矩形等としてもよい。また、移動ガイドバー69に代えて、例えば、メインケース10の主板13の内側面(前面)に一体にガイド突条を形成してもよい。その場合は、移動体60には、ガイド突条に係合する凹溝を形成し、サブケース40の組み付けの前に、該凹溝をガイド突条に係合させておくようにする。
なお、メインケース10とサブケース40との組み付けを容易にするという観点に限れば、モータ70を用いない、手動専用の組立式スライド操作装置にも本発明を適用可能である。その場合は、モータ駆動に関わる要素、例えば、モータ装着部15やベルト受けピン31等を廃止してもよい。
なお、本発明の組立式スライド操作装置は、ミキサ装置のフェーダ装置に適用されることを例示したが、これに限るものではなく、電子楽器のスライド操作装置として電子楽器に組み込むようにしてもよい。その場合、例えば、オルガンの音色設定に用いられるドローバー等に適用してもよい。
本発明の一実施の形態に係る組立式スライド操作装置の斜視図である。 同組立式スライド操作装置の分解斜視図である。 同組立式スライド操作装置の正面図である。 図3のA−A線に沿う断面図(図(a))、モータ装着部の底面図(図(b))、完成した組立式スライド操作装置の左側面図(図(c))である。 移動ガイドバーの端部の斜視図(図(a))、図3のB−B線に沿う断面の、メインケースとサブケースとの組み付け前の状態を示す模式図(図(b))及び組み付け後の状態を示す模式図(図(c))である。
符号の説明
10 メインケース(第1ケース)、 15 モータ装着部、 18 係合穴(係合部)、 19、20 スライド溝(組み付け用凹溝)、 25、26 側方保持部(保持部の一部)、 27、28 下側保持爪(保持部の一部)、 40 サブケース(第2ケース)、 47 係合突起(係合対応部)、 49、50 突条部(組み付け用突部)、 51 ガイド溝(ガイド溝部)、 60 移動体、 62 センサ部(位置検出手段の一部)、 64 被ガイド用突部(ガイド突部)、 69 移動ガイドバー(移動ガイド、位置検出手段の一部)、 70 モータ

Claims (4)

  1. 第1ケースと第2ケースとを組み付けてなる箱体と、
    前記箱体の長手方向に沿って該箱体内に設けられた移動ガイドと、
    前記箱体内において前記移動ガイドに摺動自在に保持された移動体と、
    前記箱体内における前記移動体の前記移動ガイド方向の位置を検出する位置検出手段とを有し、
    前記第1ケースには、組み付け用凹溝及び前記組み付け用凹溝に対して嵌合的な組み付け用突部のいずれか一方が形成されると共に、前記第2ケースには、前記組み付け用凹溝及び前記組み付け用突部のいずれか他方が形成され、
    前記第1ケースには、係合部及び該係合部に係合可能な係合対応部のいずれか一方が形成されると共に、前記第2ケースには、前記係合部及び前記係合対応部のいずれか他方が形成され、
    前記第1ケースと前記第2ケースとを組み付ける際に、前記組み付け用凹溝の長手方向に沿って、前記組み付け用突部を前記組み付け用凹溝に対してスライドさせ、そのスライド終了位置において、前記箱体の弾性変形を利用して前記係合部が前記係合対応部に係合することで、スナップフィットによって前記第1ケースと前記第2ケースとが組み付けられるように構成されたことを特徴とする組立式スライド操作装置。
  2. 前記移動ガイドは、前記第1ケース及び前記第2ケースとは別体で棒状に形成され、前記第1ケースと前記第2ケースとが組み付けられるとき、前記第1ケースと前記第2ケースとの間に前記移動ガイドの両端部が挟持されることで前記移動ガイドが前記箱体に保持されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の組立式スライド操作装置。
  3. 前記箱体には、前記移動ガイドの延設方向に沿ったガイド溝部及び該ガイド溝部に係合するガイド突部のいずれか一方が形成されると共に、前記移動体の前記移動ガイドに保持された部分から離間した部分には、前記ガイド溝部及び前記ガイド突部のいずれか他方が形成され、前記ガイド溝部及び前記ガイド突部は、前記移動ガイドと協働して、前記移動体の移動動作をガイドするように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の組立式スライド操作装置。
  4. 箱体と、
    前記箱体の長手方向に沿って該箱体内に設けられた移動ガイドと、
    前記箱体内において前記移動ガイドに摺動自在に保持された移動体と、
    前記箱体内における前記移動体の前記移動ガイド方向の位置を検出する位置検出手段と、
    前記移動体を電動駆動するモータと、
    前記箱体に設けられ、前記モータが装着されるモータ装着部とを有し、
    前記モータ装着部には保持部が形成され、前記モータは、前記保持部の弾性変形を利用して該保持部に保持されることで、スナップフィットによって前記モータ装着部に装着されるように構成されたことを特徴とする組立式スライド操作装置。
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