JPH08236318A - モータ駆動スライド型可変抵抗器 - Google Patents
モータ駆動スライド型可変抵抗器Info
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- JPH08236318A JPH08236318A JP3718195A JP3718195A JPH08236318A JP H08236318 A JPH08236318 A JP H08236318A JP 3718195 A JP3718195 A JP 3718195A JP 3718195 A JP3718195 A JP 3718195A JP H08236318 A JPH08236318 A JP H08236318A
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Abstract
タ駆動時の異音発生を防止できるモータ駆動スライド型
可変抵抗器の提供。 【構成】 モータ7の回転軸7aに圧入したギヤ部8a
を有する駆動プーリ8と、この駆動プーリ8に対向して
軸支されたギヤ部10aを有する従動プーリ10とに、
歯部11aを有するベルト11を巻回すると共に、駆動
プーリ8の周囲にガイド部材9を回転自在に配設し、こ
のガイド部材9とベルト11間に該ベルト11の歯部1
1aの歯たけ寸法よりも小さいギャップを形成した。 【効果】 ガイド部材によって駆動プーリのギヤ部がベ
ルトの歯部を乗り越えるのを防止できる。
Description
変抵抗器に係り、特に、モータの回転が歯部付きのベル
トを介して可変抵抗器の可動部に伝達されるタイプのモ
ータ駆動スライド型可変抵抗器に関する。
ータの駆動と手動の両方の操作によって抵抗値を調整で
きるようにしたもので、モータの回転が一対のプーリに
巻回されたベルトを介して可変抵抗器の可動体に伝達さ
れるようになっている。このようなモータ駆動スライド
型可変抵抗器では、モータの回転をプーリを介してベル
トまで確実に伝達することが重要となり、かかる動力伝
達機構の一例が実開平4−77204号公報において提
案されている。
型可変抵抗器は、モータによって回転する駆動プーリの
外周面にギヤ部を形成すると共に、この駆動プーリに所
定間隔を存して対向設置された従動プーリの外周面にも
ギヤ部を形成し、これら駆動プーリと従動プーリ間に張
架されたベルトの内周面に、両プーリのギヤ部に噛合す
る歯部を形成してある。このベルトにはつまみと摺動子
片を有する可動体が固着されており、摺動子片は抵抗基
板上の抵抗体と摺接している。そして、操作者が可動体
のつまみを手動操作すると、摺動子片と抵抗体との相対
位置が変化し、マニュアル操作で抵抗値が調整される。
また、外部からの信号によってモータが回転した場合
は、その回転によって駆動プーリが回転し、さらにギヤ
部と歯部との噛合により、ベルトが駆動プーリと従動プ
ーリとを周って回動するため、ベルトに固着された可動
体が移動し、モータ駆動で抵抗値が調整される。
来のモータ駆動スライド型可変抵抗器においては、抵抗
値の調整をモータの駆動で行う際に、可動体が移動可能
範囲の末端に到達した後も引き続いてモータが回転する
と、可動体とベルトが停止した状態で駆動プーリのみが
回転を続けるため、駆動プーリのギヤ部がベルトの歯部
を乗り越え、異音を発生するという問題があった。その
際、ベルトの張力を著しく高くすれば、駆動プーリのギ
ヤ部はベルトの歯部を乗り越えることができず、モータ
の回転を強制的にロックできるが、ベルトの張力が高く
なるに従って両プーリの回転トルクが増大するため、抵
抗値の調整を手動で行う際の作動力が大きくなり過ぎ、
操作性が損なわれるという別の問題が発生する。
みてなされたもので、その目的は、手動時の操作性を低
下させることなく、モータ駆動時の異音発生を防止でき
るモータ駆動スライド型可変抵抗器を提供することにあ
る。
に、本発明は、外周面にギヤ部を有する駆動プーリと、
この駆動プーリを回転駆動するモータと、前記駆動プー
リに所定間隔を存して対向設置された従動プーリと、前
記駆動プーリと従動プーリ間に張架され、内周面に前記
ギヤ部と噛合する歯部が設けられたベルトと、このベル
トの一部に固着された可動体と、この可動体に設けられ
た摺動子片と、この摺動子片に摺接する抵抗基板とを備
え、前記可動体の往復動に伴う前記摺動子片と前記抵抗
基板との摺接位置の変化により、抵抗値が調整されるモ
ータ駆動スライド型可変抵抗器において、前記駆動プー
リの周囲にガイド部材を配設し、このガイド部材と前記
ベルトとの間に前記歯部の歯たけ寸法よりも小さいギャ
ップを形成したことを、最も主要な特徴としている。上
記の構成において、前記ガイド部材の一部に前記ベルト
を前記駆動プーリに押し付ける規制部を設けることが可
能であり、また、前記ガイド部材を前記駆動プーリの回
転軸に平行な軸を中心として回転可能に設けることも可
能である。
部材を配設し、このガイド部材とベルト間に該ベルトの
歯部の歯たけ寸法よりも小さいギャップを形成すると、
このギャップが形成された位置で、ベルトの外方への移
動はガイド部材によって歯部の歯たけ寸法以下に規制さ
れる。したがって、モータの駆動時に、ベルトに固着さ
れた可動体が移動可能範囲の末端に到達し、該ベルトの
回動が停止すると、引き続いてモータが回転しようとし
ても、駆動プーリのギヤ部はベルトの歯部を乗り越えら
れず、駆動プーリの回転はガイド部材で規制されたベル
トの歯部によって阻止される。また、ガイド部材の一部
にベルトを駆動プーリに押し付ける規制部を設けると、
ベルトの歯部と駆動プーリのギヤ部との噛合が確実にな
る。さらに、ガイド部材を駆動プーリの回転軸に平行な
軸を中心として回転可能に設けると、ベルトの回動に応
じてガイド部材も回転するため、手動操作時に、ガイド
部材がベルトの回動の妨げになることはない。
る。図1は本発明の一実施例に係るモータ駆動スライド
型可変抵抗器の全体構成を示す分解斜視図、図2はモー
タ駆動ユニットの斜視図、図3は駆動プーリの支持構造
を示す分解斜視図、図4は駆動プーリとガイド部材の位
置関係を示す説明図、図5はガイド部材の取付け状態を
示す断面図、図6は従動プーリの支持構造を示す分解斜
視図、図7は従動プーリの取付け状態を示す断面図、図
8は可動体の分解斜視図、図9はレバーの側面図、図1
0は摺動子受けの平面図、図11は摺動子受けの背面
図、図12は可動体をベルトに取付ける途中の状態を示
す平面図、図13は図12のA−A線に沿う断面図、図
14は可動体をベルトに取付け終了した状態を示す平面
図、図15は図14のB−B線に沿う断面図である。
抵抗器は、図2に示すモータ駆動ユニット1と、このモ
ータ駆動ユニット1の前後面と底面を被覆する一対のカ
バー2と、モータ駆動ユニット1の左右両側面を被覆す
る一対のホルダ3と、モータ駆動ユニット1の上面を被
覆する目隠し板4、およびモータ駆動ユニット1に対向
設置された抵抗基板5とで概略構成されている。前記抵
抗基板5の表面には後述する各摺動子片に摺接する抵抗
体や集電体(いずれも図示せず)が形成されており、ま
た、抵抗基板5の両側縁には位置決め孔5aが穿設され
ている。一方、前記カバー2の内面には長手方向に沿っ
て延びる一対の位置決め溝2aが形成されており、前記
抵抗基板5はこれら位置決め溝2a間に挿入されてい
る。
ト1は、金属製のフレーム6と、このフレーム6の一端
に固定されたモータ7と、このモータ7の回転軸に固定
された駆動プーリ8と、この駆動プーリ8を包囲するガ
イド部材9と、フレーム6の他端に軸支された従動プー
リ10と、これら駆動プーリ8と従動プーリ10間に比
較的緩く張架されたベルト11と、フレーム6の両端間
に橋架された一対のガイドシャフト12,13、および
両ガイドシャフト12,13に沿って往復動自在な可動
体14とを備えており、これら各部材は後述する組立工
程を経てユニット化されている。
を有する一対の脚片15と、図示左側の脚片15の上端
から直角に折れ曲がる第2の受板16と、この第2の受
板16に所定間隔を存して対向する第1の受板17と、
図示右側の脚片15の上端からほぼ直角に折れ曲がる支
持板18と、第1の受板17および支持板18から直角
に折れ曲がる一対の起立片19等が形成されており、こ
れらは1枚の金属板からプレス加工されている。前記脚
片15と起立片19にはそれぞれ溝部15b,19aが
形成されており、両ガイドシャフト12,13はこれら
溝部15b,19aの開口端をかしめることによりフレ
ーム6に固定されている。また、前記各位置決め突起1
5aは前記抵抗基板5の各位置決め孔5aと係合してお
り、このように抵抗基板5を前記カバー2の位置決め溝
2aと脚片15の位置決め突起15aとで三次元方向に
規制することにより、抵抗基板5はネジやかしめ等を用
いずにフレーム6に固定されている。
の支持板18には円形の貫通孔18aと長方形の規制孔
18bが形成されており、図示右側の起立片19には係
止孔19bが形成されている。この支持板18の下面に
は前記モータ7がネジ止めされており、モータ7の回転
軸7aは前記貫通孔18aを挿通して支持板18の上方
へ突出している。なお、支持板18は脚片15に対して
幾分鋭角となるように折り曲げられており、その結果、
支持板18に取付けられたモータ7の回転軸7aは、両
ガイドシャフト12,13に直交する線に対して所定角
度だけ外側に傾斜している(本実施例の場合、傾斜角度
は1°30′)。一方、前記駆動プーリ8の外周面には
ギヤ部8aが形成されると共に、ギヤ部8aの下端には
鍔部8bが形成されており、この駆動プーリ8は前記モ
ータ7の回転軸7aに圧入・固定されている。ここで、
駆動プーリ8の軸孔と回転軸7aはそれぞれ断面D形状
に形成されており、このD形状によって回転軸7aの回
転が駆動プーリ8に確実に伝達されるようになってい
る。前述したように、前記駆動プーリ8にはベルト11
が巻回されており、このベルト11の内周面に形成され
た歯部11aは駆動プーリ8のギヤ部8aと噛合してい
る。その際、モータ7の回転軸7aは両ガイドシャフト
12,13に直交する線に対して僅かに外側を向くよう
に傾斜しており、モータ7の駆動によって駆動プーリ8
が回転すると、該駆動プーリ8に巻回されたベルト11
に常に鍔部8bがある下方への力が作用するため、鍔部
8bを駆動プーリ8の下端のみに形成しただけで、ベル
ト11の脱落を確実に防止することができる。
形成されており、その上面には孔9aが穿設されてい
る。また、ガイド部材9の相対向する側壁の一方には下
方へ延びる第1のスナップ爪9bが、他方には上方へ延
びる第2のスナップ爪9cがそれぞれ形成されると共
に、第1のスナップ爪9bの内側には該第1のスナップ
爪9bより幾分短寸の垂下片9dが形成されている。な
お、第1のスナップ爪9bの幅寸法は前記支持板18の
規制孔18bより幾分小さめに設定され、同様に、第2
のスナップ爪9cの幅寸法は前記起立片19の係止孔1
9bより幾分小さめに設定されている。さらに、ガイド
部材9には前記第1のスナップ爪9bを介して対向する
一対の規制部9eが形成されており、これら規制部9e
の相対向する内面は曲面状に形成されている。
記駆動プーリ8とそれに巻回されたベルト11に被せら
れ、第1のスナップ爪9bを規制孔18bに係止すると
共に、第2のスナップ爪9cを係止孔19bにそれぞれ
スナップインすることにより、図5に示すように孔9a
から回転軸7aが突出した状態で、前記フレーム6の支
持板18上に回転可能に取付けられる。すなわち、第1
および第2のスナップ爪9b,9cはそれぞれ規制孔1
8bおよび係止孔19bに対して幅方向に微小量移動で
きるため、ガイド部材9は孔9aを中心として微小角度
だけ回転することができる。また、ベルト11は第1の
スナップ爪9bと両規制部9eとの間を通って従動プー
リ10に張架されるが、ガイド部材9の出口近傍で両規
制部9eと接触しており、これら規制部9eでベルト1
1を内方へ押し付けることにより、ベルト11の歯部1
1aが駆動プーリ8のギヤ部8aに確実に噛合されるよ
うになっている。その際、ガイド部材9が支持板18上
に回転可能に取付けられているため、例えば駆動プーリ
8の偏心やベルト11の変形等により、ベルト11が一
方の規制部9eに強く押し付けられようとすると、ガイ
ド部材9がそれに追従して回転し、ベルト11と両規制
部9eの接触状態が常に良好に保たれる。さらに、図4
に示すように、駆動プーリ8に噛合するベルト11の巻
回部分とガイド部材9の内面との間には両者を非接触状
態に保つギャップが確保されているが、その最小ギャッ
プ寸法aはベルト11の歯部11aの歯たけ寸法bより
も小さく(a<b)設定されている。
の受板17には支持板18の方向に延びる長孔17aが
形成されており、第2の受板16には細長い係合孔16
aが長孔17aと対向するように形成されている。一
方、前記従動プーリ10の外周面にはギヤ部10aが形
成されており、この従動プーリ10の軸孔10bには上
部周面に凹溝20aを有する支軸20が挿入されてい
る。図7に示すように、前記支軸20は、凹溝20aが
第1の受板17を挾持するように長孔17aの奥まで挿
入されると共に、従動プーリ10の下方に突出する部分
が係合孔16aの奥と当接する位置まで挿入され、この
支軸20に従動プーリ10が回転自在に軸支されてい
る。その際、支軸20を長孔17aと係合孔16aの奥
までスライドさせる力として、予め従動プーリ10にベ
ルト11を巻回しておき、このベルト11の張力を利用
すると、支軸20をフレーム6に簡単に係止することが
できる。
製のレバー21と合成樹脂製の摺動子受け22とから成
り、後述するように、これらレバー21と摺動子受け2
2は接合・一体化されるようになっている。図9に示す
ように、前記レバー21には、つまみ部21aと、前記
目隠し板4が挿通されるガイド孔21bと、前記ガイド
シャフト12に挿入される筒部21cと、この筒部21
cから垂下する垂下片21dとが形成されており、筒部
21cの両端には合成樹脂製の摺動筒体23がスナップ
インされる。また、前記垂下片21dの前面にはL字状
の折曲部21eとガイド突起21fおよび支持突起21
gが形成されると共に、垂下片21dの背面には係止爪
21hとストッパ段部21iが形成されており、前記支
持突起21gには第1の摺動子片24が圧入される。
受け22には、内部に収納孔22aを有する枠部22b
と、この枠部22bから上方へ延びる突出片22cと、
前記ガイドシャフト13に挿入される環状部22dとが
形成されており、枠部22bの内壁には段付き状の係止
溝22eが形成されている。また、前記突出片22cの
上端には前記ベルト11の歯部11aと同一形状の凹凸
部22fが形成されると共に、突出片22cの背面には
案内溝22gが形成されている。さらに、前記枠部22
bの前面には複数のボス22hが形成されており、これ
らボス22hに前記第1の摺動子片24と第2および第
3の摺動子片25,26がかしめ固定される。
如くベルト11に固着されるが、この場合、図12と図
13に示すように、まずレバー21の垂下片21dを摺
動子受け22の収納孔22a内に挿入し、摺動子受け2
2の突出片22cを上方へ移動する。その際、レバー2
1の支持突起21gが突出片22cの一側面に当接する
と共に、ガイド突起21fが案内溝22gと係合してお
り、これら支持突起21gとガイド突起21fによっ
て、突出片22cをレバー21に対しスムーズに移動で
きる。そして、突出片22cの上端が折曲部21eの内
部に僅かに進入した位置で、係止溝22eの上端がスト
ッパ段部21iの下端に当接し、突出片22cを移動す
るのに要する力が増大するため、当該位置で突出片22
cの移動を一旦停止する。この状態で、ベルト11を突
出片22cの上端に掛け、ベルト11の歯部11aを突
出片22cの凹凸部22fに噛合する。しかる後、突出
片22cをさらに上方へ移動すると、図14と図15に
示すように、突出片22cの上端が折曲部21eの内部
に完全に入り込むため、ベルト11は突出片22cと折
曲部21eとで挾持される。同時に、係止爪21hが係
止溝22eの段部を乗り越えてスナップインされるた
め、レバー21と摺動子受け22とは一体化される。
ライド型可変抵抗器の組立工程について説明する。
をネジ止めし、該モータ7の回転軸7aに駆動プーリ8
を圧入・固定する。次いで、従動プーリ10の軸孔10
bに支軸20を挿入し、従動プーリ10にベルト11を
巻回した状態で、支軸20の凹溝20aを長孔17aに
挿入すると共に、支軸20の下端を係合孔16aに挿入
する。しかる後、ベルト11を駆動プーリ8に巻回する
と、ベルト11の張力によって、支軸20は長孔17a
と係合孔16aの奥まで移動し、従動プーリ10がこれ
ら長孔17aと係合孔16aに係止された支軸20に回
転自在に軸支される。次に、ガイド部材9を駆動プーリ
8に被着し、これに前後して、レバー21の筒部21c
にスナップインした摺動筒体23に一方のガイドシャフ
ト12を挿通し、このガイドシャフト12の両端をフレ
ーム6の溝部19aにかしめ固定する。次いで、摺動子
受け22に各摺動子片24,25,26をかしめ固定
し、この摺動子受け22の突出片22cをレバー21の
折曲部21e内に僅かに挿入した状態で、ベルト11の
一部を突出片22cの上端に掛け、ベルト11の歯部1
1aを突出片22cの凹凸部22fに噛合する。しかる
後、突出片22cをさらに上方へ移動し、ベルト11を
突出片22cと折曲部21eとで挾持すると共に、係止
爪21hを係止溝22eの段部にスナップインさせてレ
バー21と摺動子受け22とを一体化し、可動対14を
ベルト11に固定する。次に、第1の摺動子片24を支
持突起21gに圧入することにより、第1の摺動子片2
4とレバー21を電気的に接続し、さらに、摺動子受け
22の環状部22dに他方のガイドシャフト13を挿通
し、このガイドシャフト13の両端をフレーム6の溝部
15bにかしめ固定することにより、図2に示すモータ
駆動ユニット1を得る。
に抵抗基板5を挿入し、この抵抗基板5の各位置決め孔
5aにフレーム6の各位置決め突起15aが嵌まるよう
に、該カバー2にモータ駆動ユニット1を重ね合わせ、
同時に、他方のカバー2をモータ駆動ユニット1の反対
側に重ね合わせて両カバー2をネジ止めする。この状態
で、抵抗基板5とモータ駆動ユニット1のほとんどの部
品は両カバー2内に収納されるが、レバー21のつまみ
部21aとガイド孔21bは、両カバー2の上端の間隙
から突出している。次いで、目隠し板4をガイド孔21
bに挿通して両カバー2の上端の間隙を被覆し、最後
に、両カバー2の左右両側面にホルダ3をネジ止めする
ことにより、前記目隠し板4の両端をホルダ3に固定
し、モータ駆動スライド型可変抵抗器の組立が完了す
る。
駆動スライド型可変抵抗器を分解する場合は、上記した
組立工程と逆の工程に従えば良いが、その際、抵抗基板
5はカバー2の位置決め溝2aとフレーム6の位置決め
突起15aとで位置決め・保持されているため、かしめ
を外したりネジを緩めたりする等の煩雑な作業を要する
ことなく、カバー2の位置決め溝2aに沿ってスライド
するという簡単な作業で抵抗基板5を取り出すことがで
きる。
ライド型可変抵抗器の動作ついて説明する。
ずれかの方向に回転すると、その回転方向に応じて駆動
プーリ8が回転し、この駆動プーリ8の回転力はギヤ部
8aと歯部11aの噛合によりベルト11に確実に伝達
されるため、ベルト11が駆動プーリ8と従動プーリ1
0とを周って回動する。ベルト11が回動すると、ベル
ト11に固着された可動体14は両ガイドシャフト1
2,13に沿って、図1の矢印PまたはQ方向に往復移
動する。この可動体14には各摺動子片24〜26が保
持されており、可動体14の移動によって抵抗基板5上
の抵抗体(図示せず)と第2および第3の摺動子片2
5,26との摺接位置が変化するため、その摺接位置に
応じた抵抗値が出力される。その際、可動体14が両ガ
イドシャフト12,13の端部まで移動すると、可動体
14とベルト11はそれ以上移動できずに停止するが、
モータ7が引き続いて回転しようとすると、回転する駆
動プーリ8のギヤ部8aと停止しているベルト11の歯
部11aとの位相がずれるため、ベルト11は駆動プー
リ8によって外側へ押し拡げられ、ガイド部材9の内壁
に当接する。ここで、ベルト11とガイド部材9間の最
小ギャップ寸法aがベルト11の歯部11aの歯たけ寸
法bよりも小さく設定されているため、ベルト11が寸
法aだけ外側へ押し拡げられると、ガイド部材9によっ
てベルト11の拡がりがストップされる。したがって、
駆動プーリ8のギヤ部8aはベルト11の歯部11aを
乗り越えられず、駆動プーリ8とモータ7の回転がベル
ト11によって強制的にロックされるため、ギヤ部8a
と歯部11aとの係脱に起因する異音は発生しなくな
る。
aに指を触れると、操作者に帯電した静電気が第1の摺
動子片24とそれに摺接する抵抗基板5上の集電体(図
示せず)を介して出力され、その出力信号に基づいてモ
ータ7の回転が停止する。そして、操作者がつまみ部2
1aを摘んで可動体14を図1の矢印PまたはQ方向に
往復移動すると、ベルト11は駆動プーリ8および従動
プーリ10と共に回動し、上記したモータ駆動時と同様
に、可動体14の移動に応じた抵抗値が出力される。そ
の際、ベルト11はガイド部材9の両規制部9eと接触
しており、可動体14の移動方向によってベルト11と
ガイド部材9の相対位置が微小量ずれるが、このずれは
ガイド部材9が回転することによって吸収される。すな
わち、可動体14が駆動プーリ8に近づく方向(矢印P
方向)に移動した場合、可動体14と駆動プーリ8間の
ベルト11には圧縮方向の力が作用し、これとは逆に、
可動体14が駆動プーリ8から遠ざかる方向(矢印Q方
向)に移動した場合、可動体14と駆動プーリ8間のベ
ルト11には引張方向の力が作用するが、このようなベ
ルト11の変形に追従してガイド部材9が回転するた
め、ベルト11は両規制部9eに対し常にバランス良く
接触し、ガイド部材9によってベルト11の回動が妨げ
られることはない。
駆動プーリに巻回されたベルトの周囲にガイド部材を配
設し、このガイド部材とベルト間に該ベルトの歯部の歯
たけ寸法よりも小さいギャップを形成したため、ベルト
の回動が停止した状態でモータが回転しようとしても、
駆動プーリのギヤ部はベルトの歯部を乗り越えられず、
ギヤ部と歯部との係脱に起因する異音の発生を防止する
ことができる。しかも、ガイド部材によってベルトの拡
がりが規制されるため、ベルトの張力を徒に高める必要
がなく、手動時の操作性が低下することを防止できる。
また、ガイド部材の一部にベルトを駆動プーリに押し付
ける規制部を設けると、ベルトの歯部を駆動プーリのギ
ヤ部に確実に噛合させることができる。さらに、ガイド
部材を駆動プーリの回転軸に平行な軸を中心として回転
可能に設けると、ベルトの回動に応じてガイド部材も回
転するため、手動時に、ガイド部材がベルトの回動の妨
げになることを防止できる。
可変抵抗器の全体構成を示す分解斜視図である。
るモータ駆動ユニットの斜視図である。
の支持構造を示す分解斜視図である。
明図である。
る。
ーリの支持構造を示す分解斜視図である。
る。
の分解斜視図である。
ある。
を示す平面図である。
を示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外周面にギヤ部を有する駆動プーリと、
この駆動プーリを回転駆動するモータと、前記駆動プー
リに所定間隔を存して対向設置された従動プーリと、前
記駆動プーリと従動プーリ間に張架され、内周面に前記
ギヤ部と噛合する歯部が設けられたベルトと、このベル
トの一部に固着された可動体と、この可動体に設けられ
た摺動子片と、この摺動子片に摺接する抵抗基板とを備
え、前記可動体の往復動に伴う前記摺動子片と前記抵抗
基板との摺接位置の変化により、抵抗値が調整されるモ
ータ駆動スライド型可変抵抗器であって、 前記駆動プーリの周囲にガイド部材を配設し、このガイ
ド部材と前記ベルトとの間に前記歯部の歯たけ寸法より
も小さいギャップを形成したことを特徴とするモータ駆
動スライド型可変抵抗器。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ガイド部
材の一部に前記ベルトを前記駆動プーリに押し付ける規
制部を設けたことを特徴とするモータ駆動スライド型可
変抵抗器。 - 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
ガイド部材を前記駆動プーリの回転軸に平行な軸を中心
として回転可能に設けたことを特徴とするモータ駆動ス
ライド型可変抵抗器。
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GB9703392A GB2308507B (en) | 1995-02-24 | 1996-02-21 | Sliding variable resistor |
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ID=12490426
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Country Status (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007019255A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Alps Electric Co Ltd | モータ駆動式スライド型可変抵抗器 |
JP2007134646A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-05-31 | Yamaha Corp | 組立式スライド操作装置 |
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-
1995
- 1995-02-24 JP JP03718195A patent/JP3273457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007134646A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-05-31 | Yamaha Corp | 組立式スライド操作装置 |
US7710237B2 (en) | 2006-02-22 | 2010-05-04 | Yamaha Corporation | Sliding operating device |
JP2015201578A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | アルプス電気株式会社 | モータ駆動式スライド型可変抵抗器 |
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