JP2001017498A - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP2001017498A
JP2001017498A JP11193026A JP19302699A JP2001017498A JP 2001017498 A JP2001017498 A JP 2001017498A JP 11193026 A JP11193026 A JP 11193026A JP 19302699 A JP19302699 A JP 19302699A JP 2001017498 A JP2001017498 A JP 2001017498A
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slider
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はコンパクトに構成することができ
るようにしたマッサージ装置を提供することにある。 【解決手段】 中途部に一対の偏心軸部を有する第1の
駆動軸123及び偏心カム部を有する一対の偏心カム体
が設けられた第2の駆動軸124を有する保持体21
と、第1の駆動軸の偏心軸部に揺動自在取り付けられた
一対のアーム127に設けられた主マッサージローラ1
37と、アームにスライド自在に保持されたスライドす
るスライダと、どちらか一方の駆動軸を選択的に回転駆
動することで主マッサージローラに叩き運動あるいは揉
み運動を付与する駆動機構とを具備し、アームは、第1
の開口部を有するアームハウジングと、第2の開口部を
有しアームハウジングに接合されこれらの接合面間にス
ライダをスライド自在に保持する保持部を形成するアー
ムカバーとから構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマッサージローラ
によって利用者に叩きと揉みとのマッサージを行うこと
ができるマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マッサージローラを所定方向に沿って往
復駆動することで、そのマッサージローラによって利用
者の背面をマッサージするマッサージ装置が知られてい
る。この種のマッサージ装置においては、利用者が上向
きに仰臥した状態で背面側の全身に施療を受けることが
できるマットレスタイプと、着座した状態で背面の腰か
ら上の部分に施療を受けることができる椅子式のものと
が知られている。
【0003】このようなマッサージ装置においては、マ
ッサージ効果を高めるために、上記マッサージローラを
単に走行させるだけでなく、叩き運動と揉み運動とを選
択的に与えることができるようにしている。
【0004】マッサージローラに叩き運動と揉み運動と
を選択的に与えることができるようにする場合、それぞ
れの運動を確実に行うことができる構成を採用すること
が要求される。つまり、叩き運動を行う場合に、マッサ
ージローラによって利用者を確実に叩くことができ、揉
み運動を行うときには利用者を確実に揉むことができる
構成としなければならない。
【0005】従来、マッサージローラに叩き運動と揉み
運動とを選択的に与えることができるようにする場合、
マッサ−ジ装置には叩き軸と揉み軸とを設ける。叩き軸
には偏心軸部が設けられ、この偏心軸部にはアームの基
端部が回動及び揺動可能に連結される。
【0006】上記アームには、基端部よりも先端側の部
分にマッサージローラを回転自在に設け、さらに上記先
端側の部分にはスライダを所定方向に沿ってスライド自
在に設ける。上記揉み軸には偏心カム体を設け、この偏
心カム体を上記スライダに形成された嵌合孔に嵌合させ
る。
【0007】それによって、上記叩き軸を回転させれ
ば、上記アームが基端部を支点として回動することで、
マッサージローラに叩き運動を行わせ、上記揉み軸を回
転させて上記アームを揺動させることで、上記マッサ−
ジローラに揉み運動を行わせることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マッサ−ジ装置においては、アームにスライダをスライ
ド可能に設けるために、上記アームの一側面にスペーサ
を介してスライダ受けやカバーを順次積層固定するとい
う構成が採用されていた。
【0009】そのため、アームにスライダをスライド可
能に設けるための構成が複雑化するため、部品点数が多
くなり、その組立作業に多くの手間が掛かり、コスト高
を招く原因となっていた。しかも、アームにマッサージ
ローラを回転可能に設けるために、上記アームに支軸を
取り付け、この支軸にマッサージローラを支持するよう
にしていた。
【0010】そのため、支軸の取付け作業に手間が掛か
るということがあるばかりか、アームにたとえばねじな
どによって支軸を取り付けるようにすると、長期の使用
によって上記支軸にがたつきが生じるということがあ
る。
【0011】さらに、スライダをスライダ受けによって
単にスライド可能に設けるようにしたのでは、スライダ
やスライダ受けの製作精度によってスライダにがたつき
が生じるから、そのがたつきによってアームに設けられ
たマッサ−ジローラにもがたつきが生じ、叩き運動や揉
み運動を確実に行うことができなくなるということがあ
る。
【0012】この発明は、比較的簡単な構成で部品点数
を少なくし、組み立て作業を容易にして安価にできるよ
うにするとともに、アームにスライダをスライド可能に
設けることができるようにしたマッサージ装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
方向に沿って往復駆動される保持体と、中途部に一対の
偏心軸部を有し、上記保持体の走行方向に対して軸線を
ほぼ直交させて上記保持体に設けられた第1の駆動軸
と、上記第1の駆動軸と軸線を平行にして上記保持体に
設けられた第2の駆動軸と、この第2の駆動軸の中途部
に偏心しかつ軸線を上記第2の駆動軸の軸線に対して傾
斜して設けられた偏心カム部を有する一対の偏心カム体
と、基端部が上記第1の駆動軸の偏心軸部に軸受によっ
て揺動自在に取り付けられた一対のアームと、各アーム
の上記基端部よりも先端側の二箇所に所定間隔で回転自
在に設けられた一対の主マッサージローラと、上記アー
ムの上記一対の主マッサージローラの間の部分に所定方
向に沿ってスライド自在に保持されるとともに上記偏心
カム部に回転自在に外嵌されていて、上記第1の駆動軸
の偏心軸部の偏心回転に連動する上記アームに対して相
対的にスライドするスライダと、上記保持体に設けられ
上記第1の駆動軸と第2の駆動軸とのどちらか一方を選
択的に回転駆動し、第1の駆動軸を回転駆動することで
上記主マッサージローラに上記偏心軸部の偏心回転によ
って叩き運動を付与し上記第2の駆動軸を回転駆動する
ことで上記偏心カム体の偏心回転によって上記マッサー
ジローラに揉み運動を付与する駆動機構とを具備し、上
記アームは、第1の開口部を有するアームハウジング
と、上記第1の開口部に対向する第2の開口部を有し、
上記アームハウジングに接合されると共にこれらの接合
面間に上記スライダが所定方向に沿ってスライド自在に
保持される保持部を形成するアームカバーとから構成さ
れていることを特徴とするマッサージ装置にある。
【0014】請求項2の発明は、上記アームハウジング
とアームカバーとは合成樹脂によって形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置にある。
【0015】請求項3の発明は、上記アームハウジング
とアームカバーとは合成樹脂製で、上記アームハウジン
グには、上記主マッサージローラを回転自在に支持する
ための支軸が一体形成され、上記アームカバーには上記
支軸に支持された主マッサージローラを保持するための
取付けねじをねじ込むためのねじ孔が形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置にある。
【0016】請求項4の発明は、上記アームハウジング
には、上記第1の開口部の周囲に上記スライダを所定方
向にスライド自在に案内する凹部が形成されていること
を特徴とする請求項1記載のマッサージ装置にある。
【0017】請求項5の発明は、上記アームカバーに
は、上記保持部に保持された上記スライダのスライド方
向に沿う端面にスライド自在に当接する受け部が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装
置にある。
【0018】請求項6の発明は、上記アームカバーに
は、上記受け部に第1のすり割溝が形成され、上記第2
の開口部の周辺部に第2のすり割溝が形成されていて、
上記第1のすり割溝には上記受け部を弾性的に膨張変形
させて上記スライダと上記受け部とのたつきを除去する
第1の変形ねじがねじ込まれ、上記第2のすり割溝には
上記アームカバーを板厚方向に弾性的に膨張変形させて
上記スライダのスライド方向と交差する厚さ方向のがた
つきを除去する第2の変形ねじがねじ込まれることを特
徴とする請求項5記載のマッサージ装置にある。
【0019】請求項7の発明は、上記アームハウジング
とアームカバーとの上記保持部を形成する面には、油溜
り溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
マッサージ装置にある。
【0020】請求項8の発明は、上記アームハウジング
には、上記アーム体の側面から突出した上記偏心カム体
を覆う覆い部が一体形成されていることを特徴とする請
求項1記載のマッサージ装置にある。
【0021】請求項9の発明は、上記偏心カム体は、そ
の偏心カム部が上記スライダに形成された嵌合孔に嵌合
され、この偏心カム部の一端面には合成樹脂製のカム押
え部材が取り付けられることを特徴とする請求項1記載
のマッサージ装置にある。
【0022】請求項10の発明は、上記偏心カム部の一
端面には、周壁が分割溝によって分割された凹部が形成
され、上記カム押え部材には上記凹部に入り込むととも
に第3のすり割溝を有する凸部が設けられ、上記第3の
すり割溝には上記凸部を弾性的に膨張変形させて上記凹
部の周壁を押圧変形させる第3の変形ねじがねじ込まれ
ることを特徴とする請求項9記載のマッサージ装置にあ
る。
【0023】請求項1の発明によれば、アームハウジン
グにアームカバーを接合することで、これらの接合面間
にスライダをスライド自在に保持するための保持部を形
成できるようにしたから、簡単な構成によってアームに
スライダをスライド可能に設けることが可能となり、し
かも部品点数が少なく、、組立作業が容易で、安価にで
きる。
【0024】請求項2の発明によれば、アームハウジン
グとアームカバーとを容易に、しかも安価に構成するこ
とができる。
【0025】請求項3の発明によれば、主マッサージロ
ーラを取り付けるための支軸をアームハウジングに一体
成形したことで、主マッサージローラをアームに容易か
つ確実に設けることが可能となる。
【0026】請求項4の発明によれば、上記アームハウ
ジングにスライダを所定方向にスライド自在に案内する
凹部を形成したことで、保持部に設けられたスライダを
良好にスライドできるよう保持できる。
【0027】請求項5の発明によれば、アームカバーに
スライダを受ける受け部を設けたことで、アームハウジ
ングとアームカバーとの接合面間の保持部に設けられる
スライダをスライド可能に支持することができる。
【0028】請求項6の発明によれば、アームカバーの
受け部に第1のすり割溝、同じく第2の開口部の周辺部
に第2のすり割溝を形成し、これらすり割溝をそれぞれ
変形ねじで膨張変形させるようにしたことで、スライダ
をアームの保持部にがたつきが生じることのない状態で
スライド可能に設けることができる。
【0029】請求項7の発明によれば、アームハウジン
グとアームカバーとに油溜り溝を形成したことで、その
油溜り溝に給油しておくことで潤滑作用を持たせること
ができる。
【0030】請求項8の発明によれば、アームハウジン
グに、アームの側面から突出する偏心カム体を覆う覆い
部を形成したことで、利用者の身体が上記偏心カム体に
当たるのを防止できる。
【0031】請求項9の発明によれば、偏心カム体の端
面にカム押え部材を取り付けるようにしたことで、この
偏心カム体をスライダに確実に取り付けることが可能と
なる。
【0032】請求項10の発明によれば、カム押え部材
には偏心カム体に形成された凹部に入り込む凸部を設
け、この凸部にすり割溝を形成したから、この凸部を膨
張変形させることで、上記凹部を形成する周壁を外方へ
変形させることができるから、その周壁の変形によって
カム押え部材をスライダにがたつくことなく確実に取り
付けることができる。
【0033】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。
【0034】図1乃至図32はこの発明の第1の実施の
形態を示す。図1に示すマットレスタイプのマッサ−ジ
装置は矩形平板状の基体1を備えている。この基体1は
折り曲げ可能なシート状の合成樹脂によって形成されて
いて、長手方向中途部から2つに折り曲げることが可能
となっている。
【0035】基体1は、たとえば1枚の合成樹脂シート
あるいは硬さや強度の異なる複数の合成樹脂シートを積
層して構成してもよい。さらに、基体1は1枚または積
層された複数枚の合成樹脂シートに限られず、骨格構造
等であってもよく、その構造や形態や材質などにはなん
ら限定されるものでない。
【0036】上記基体1の上面の幅方向両端部には、ナ
イロン(商品名)やポリプロピレンなどの合成樹脂によ
って成形された一対のガイドレ−ル4が平行に離間して
敷設されている。このガイドレ−ル4は図5(a)〜
(c)に示すように帯状の基部4aを有し、この基部4
aの幅方向両端にはL字状の支持部4bが形成されてい
る。上記基部4aの中途部の上下面にはそれぞれ一対の
L字状片4cが対向して突設されている。それによっ
て、上記基部4aの上下面にはそれぞれ通路4dが形成
され、また上側の通路4dの側方は後述する車輪114
の走行面4eとなっている。
【0037】上記ガイドレ−ル4は複数の保持具4fに
よって上記基体1の上面にスライド可能に保持されてい
る。つまり、保持具4fは図5(a)に示すようにほぼ
コ字状に形成されていて、中途部を基体1の下面に接合
させるとともに、L字状に折曲された両端の係合部4g
を上記基体1に形成された一対の通孔1aから基体1の
上面側に突出させ、上記ガイドレール4の支持部4bに
係合させている。それによって、上記ガイドレール4は
上記基体1にスライド自在に保持されている。
【0038】上記ガイドレ−ル4の中途部の1か所ある
いは2か所には、図5(b)、(c)に示すようにガイ
ドレ−ル4の基部4aを除く部分に所定の間隔で複数の
スリット5が形成されている。そのため、ガイドレ−ル
4はそのスリット5の部分から上記基体1とともに折り
曲げることができるようになっている。
【0039】上記基体1の上面側には、上記ガイドレー
ル4の外側及び長手方向一端側にそれぞれウレタンフォ
ームなどの弾性材料からなるクッション材5が設けられ
ている。
【0040】図1に示すように、上記基体1の長手方向
一端側の上面、つまりガイドレール4の一端側には第1
の駆動機構としての駆動装置10が設けられている。こ
の駆動装置10は図2と図4に示すようにケ−ス11を
有する。このケ−ス11内には減速機とモ−タとが一体
化された駆動源12が設けられている。この駆動源12
はケ−ス11の両側に設けられた各一対の歯車13をそ
れぞれ逆方向に回転駆動するようになっている。各歯車
13にはそれぞれ駆動プ−リ14が一体的に設けられて
いる。
【0041】図2に示すように、各一対の駆動プ−リ1
4にはステンレス鋼などの金属帯からなる動力伝達条体
としてのベルト15の両端部がそれぞれ巻回されてい
る。上記ベルト15の中途部は上記ガイドレ−ル4の上
側と下側の通路4dに挿通され、中途部は上記ガイドレ
−ル4の他端部に回転自在に設けられた従動ローラ16
に掛けられている。
【0042】上記駆動源12が作動して各一対の歯車1
3が逆方向に駆動されると、上記ベルト15は一方の歯
車13の駆動プ−リ14から繰り出され、他方の歯車1
3の駆動プ−リ14に巻き取られる。それによって、上
記ベルト15は上記通路4dに沿って走行駆動される。
【0043】たとえば、図2において、一方の駆動プ−
リ14が矢印X方向、他方の駆動プ−リ14がY方向に
回転させられると、ベルト15の上側の通路4dに通さ
れた部分は矢印Zで示す方向に走行駆動されるようにな
っている。
【0044】図4に示すように、上記ケース11内には
上記ベルト15を一定の走行範囲内で往復駆動させる走
行範囲設定機構17が設けられている。この走行範囲設
定機構17は、詳細は図示しないが、たとえばベルト1
5の走行距離を駆動プ−リ14の回転数などで検出し、
その検出信号で上記駆動源12による歯車13の回転方
向を変換する。それによって、上記ベルト15を一定の
走行範囲内で往復駆動するようになっている。
【0045】上記一対のガイドレ−ル4間には、図1に
示すように上記ベルト15によって走行駆動される保持
体21が設けられている。この保持体21の構成は後述
する。また、保持体21の上面側、つまり基体1の上面
側は、図32に示すように外装地20によって被覆され
ており、この外装地20上に利用者が仰臥するようにな
っている。
【0046】図1に示すように、一対のガイドレール4
の上記駆動装置10側に位置する一端部にはベルト15
の張力を制御する張力調整手段41が設けられている。
この張力調整手段41は図6乃至図9に示すように板材
を側面形状がほぼコ字状となるように折曲した保持部材
42を有する。
【0047】上記保持部材42はその背面壁を駆動装置
10のケース11に接合固定して設けられている。この
保持部材42の底部上面には案内体43が設けられてい
る。この案内体43は帯板状の部材を有する山形状に折
曲することで両端部にガイド溝44を形成してなる。こ
の案内体43の両端部下端は、上記保持部材42の底部
上面に固着して設けられている。なお、案内体43の中
途部には凹状の切り欠き部45が形成されている。
【0048】上記保持部材42にはスライド部材46が
スライド自在に支持される。このスライド部材46は帯
板状の部材を平面形状がほぼコ字状となるよう折曲して
なる。スライド部材46の中間部の高さ寸法は、上記案
内体43の切り欠き部45が形成された中途部の高さ寸
法よりも低くなるよう切り欠かれてなる。
【0049】そして、スライド部材46は、両側辺が上
記ガイド溝44にスライド自在に挿入されている。つま
り、スライド部材46はガイド溝44にガイドされて保
持部材42の底部上面に沿ってスライド可能となってい
る。
【0050】スライド部材46の両側辺の末端はL字状
に折曲された支持片47に形成されている。この支持片
47と上記保持部材42の背面壁との間には弾性部材と
してのばね48が設けられる。つまり、このばね48
は、図7に示すように、一端が上記支持片47に設けら
れたピン49によって保持され、他端は上記保持部材4
2の背面壁に当接させている。
【0051】上記保持部材42の背面壁及びこの背面壁
が接合する駆動装置10のケース11には、図6と図8
に示すようにそれぞれ対応する位置に通孔42a,11
aが形成されている。そして、この通孔42a,11a
に上記ベルト15が挿通されている。
【0052】上記ガイドレール4の一端面は上記スライ
ド部材46の中間部に当接している。その状態におい
て、ガイドレール4には図1に矢印Aで示す方向にベル
ト15の張力が加わり、その張力によってガイドレール
4は同矢印A方向にスライドし、上記ばね48を圧縮し
ている。つまり、ガイドレール4は上記ばね48によっ
て基体1に弾性的にスライド可能に保持されている。
【0053】したがって、ガイドレール4は、温度変化
などによって長さ寸法が伸縮すると、その伸縮に応じて
上記張力調整手段41のスライド部材46を弾性的に変
位させながらスライドするから、上記ベルト15に発生
する張力を一定に維持することができる。
【0054】つまり、ガイドレール4が伸長したとき
に、ガイドレール4に必要以上の応力が発生するのを防
止でき、また縮小したときにはベルト15が弛むのを防
止できるようになっている。また、駆動プーリ14の巻
径差に起因するガイドレール4の伸縮も吸収することが
できる。
【0055】上記保持体21は図10乃至図12に示す
ように下面が開口した箱型状の一対のサイドフレ−ム1
12を有する。一対のサイドフレ−ム112は走行方向
に沿う両端部の底部がそれぞれ連結軸113によって連
結されている。
【0056】一対の連結軸113の両端部にはそれぞれ
上記ガイドレ−ル4に形成された走行面4eを走行する
ガイドロ−ラ114が回転自在に設けられ、また中途部
には側面形状が矩形のセンタフレ−ム115がサイドフ
レ−ム112の走行方向に沿って取り付け固定されてい
る。
【0057】図12に示すように上記サイドフレ−ム1
12の外面の中途部下端には保持部材115aが取り付
けられている。この保持部材115aにはワイヤ116
の中途部が挿通固定されている。このワイヤ116の両
端部は上記サイドフレ−ム112の端部方向に沿って導
かれ、その両端部は上記ベルト15に連結部材117を
介して連結されているとともに、末端は上記連結軸11
3に連結固定されている。
【0058】したがって、上記ベルト15が走行駆動さ
れることで、このベルト15に上記保持体21がワイヤ
116を介して連動するようになっている。つまり、保
持体21は上記ガイドレ−ル4に沿って往復駆動される
ようになっている。
【0059】図10に示すように、一方のサイドフレ−
ム112の外面には電気部品箱121が着脱自在に取り
付けられ、他方のサイドフレ−ム112の外面には動力
箱122が同じく着脱自在に取り付けられている。保持
体21の一対のサイドフレ−ム112間には、走行方向
一端側の下部に第1の駆動軸123が回転自在に架設さ
れ、中間部の上部には第2の駆動軸124が同じく回転
自在に架設されている。
【0060】上記第1の駆動軸123は、図16に示す
ように軸方向中途部において第1の部分123aと第2
の部分123bとに分断され、各部分にはそれぞれ第1
の偏心軸部124aと第2の偏心軸部124bとが設け
られている。各偏心軸部124a、124bは、これら
の先端部を接続するジョイント125によって偏心の位
相を180度ずらして連結されている。上記ジョイント
125は上記センタフレ−ム115に第1の軸受126
によって回転自在に支持されている。
【0061】さらに、上記偏心軸部124a、124b
には側面形状がL字状のア−ム127の基端部が第2の
球形軸受129によって回転自在かつ揺動自在に連結さ
れている。つまり、一対のア−ム127は保持体21の
幅方向中心に対して対称に設けられている。
【0062】上記アーム127は、図18に示すよう
に、矩形状の第1の開口部131が形成されたアームハ
ウジング132と、同じく矩形状の第2の開口部133
が形成され上記アームハウジング132の一側面にねじ
134によって接合固定されたアームカバー135とか
ら構成されている。上記アームハウジング132とアー
ムカバー135とはポリアセタール等の合成樹脂によっ
て成形されている。
【0063】上記アームハウジング132の中途部と先
端部の他側面、つまり基端部を偏心軸部124a,12
4bに取り付けたときに上記基端部より先端側の部分に
は一対の支軸136が所定間隔で一体に突設成形されて
いる。
【0064】一対の支軸136には、図21に示すよう
にそれぞれ主マッサージローラ137が2つに分割され
たブッシュ138を介して回転自在に設けられている。
この主マッサージローラ137は上記支軸136を通さ
れて上記アームカバー135に形成されたねじ孔139
に螺合された取付けねじ141によって脱落しないよう
に保持されている。
【0065】上記アームハウジング132に一対の支軸
136を一体成形して主マッサージローラ137を取り
付けるようにしたことで、支軸136が別部品の場合に
比べてその取付け作業を容易に行うことができるかばか
りか、支軸136がアームハウジング132に対してが
たつくことがないから、強固に取り付けることが可能と
なる。
【0066】上記アームハウジング132とアームカバ
ー135との接合面間には、図22,図23に示すよう
に保持部142が形成されている。この保持部142に
はスライダ143が一対の主マッサージローラ137の
離間方向、つまり横方向に沿ってスライド自在に設けら
れている。
【0067】図27(a),(b)に示すように、上記
スライダ143は金属製の矩形板状をなしていて、その
上下端面及び両側面にはそれぞれガイド片144が突設
されている。これらのガイド片144は、図24に示す
ように上記アームハウジング132の一側面の上記第1
の開口部131の両側と上下とに形成された凹部145
にスライド自在に収容されている。
【0068】上記アームカバー135の内面には、図2
3及び図26(a),(b)に示すように上記アームハ
ウジング132の第1の開口部131の両側に形成され
た凹部145の下端部に入り込む帯状の一対の受け部1
46が一体に突設形成されている。
【0069】上記受け部146には、図23と図26
(d)に示すように第1のすり割り溝147が形成され
ている。そして、アームカバー135には、上記第1の
すり割溝147に連通するねじ孔148が形成され、こ
のねじ孔148には第1の変形ねじ149(図18に示
す)が螺合される。
【0070】受け部146に第1の変形ねじ149がね
じ込まれると、受け部146の第1のすり割溝147に
よって上下に分断された部分が上下方向に膨らんでスラ
イダ143の側部のガイド片144の下面を押圧する。
そのため、保持部142におけるスライダ143の上下
方向のがたつきをなくすことができる。
【0071】さらに、上記アームカバー135には、図
26(a),(c)に示すように第2の開口部133の
上端側と下端側とにそれぞれ第2のすり割溝151が形
成されている。アームカバー135には、その外面から
上記第2のすり割溝151に連通するねじ孔152が形
成されている。
【0072】上記ねじ孔152には第2の変形ねじ15
3が螺合される。それによって、アームカバー135の
第2のすり割溝151が形成された部分が内方へ膨出
し、スライダ143の上下に設けられたガイド片144
を押圧するから、スライダ143のスライド方向と交差
する厚さ方向にがたつくのが防止される。
【0073】つまり、スライダ143は、第1の変形ね
じ149と第2の変形ねじ53とによって上下方向と厚
さ方向とにがたつくことなくスライド自在に設けられて
いる。
【0074】図25(a),(b)に示すように、上記
アームハウジング132の上記第1の開口部131の両
側と上下とに形成された凹部145の内面には油溜り溝
132aが形成され、図26(a),(b)に示すよう
に上記アームカバー135の内面には上記凹部145と
対向する部位に油溜り溝135aが形成されている。こ
れら油溜り溝132a,135aには潤滑油が供給され
る。
【0075】それによって、保持部142にスライド自
在に設けられたスライダ143は長期にわたって円滑に
スライド可能となっている。
【0076】上記スライダ143には嵌合孔154が形
成されている。この嵌合孔154には上記第2の駆動軸
124の中途部が挿通されている。この第2の駆動軸1
24の中途部には偏心カム体155が装着されている。
【0077】上記偏心カム体155は図28に示すよう
にボス部156と偏心カム部157とが合成樹脂によっ
て一体形成されている。この偏心カム体155には軸孔
158が形成され、この軸孔158に上記第2の駆動軸
124が挿通されている。なお、偏心カム体155の軸
孔158と第2の駆動軸124との間には、図17に示
すようにキー159が設けられている。
【0078】上記偏心カム部157は、図28に示すよ
うに上記第2の駆動軸124の軸線に対して偏心し、か
つ所定の角度で傾斜しているとともに、その一端側には
鍔部161が設けられている。そして、上記偏心カム部
157は、上記スライダ143の嵌合孔154にスラス
トワッシャ160を介して嵌合されている。
【0079】上記偏心カム部157の端面には合成樹脂
製のカム押え部材162が接合固定され、このカム押え
部材162と上記鍔部161とでスライダ143を挟持
している。カム押え部材162は、上記偏心カム部15
7よりも大径に形成されている。
【0080】図28(a),(b)に示すように、上記
偏心カム部157の端面には、この端面に開放した凹部
163が形成されている。また、上記カム押え部材16
2には図29に示すように上記凹部163に嵌合する凸
部164が設けられている。
【0081】上記偏心カム部157の上記凹部163の
周壁には、分断溝165が軸方向に沿って形成されてい
る。上記凸部164には第3のすり割溝166が形成さ
れている。さらに、カム押え部材162には上記第3の
すり割溝166に連通するねじ孔167が形成されてい
る。このねじ孔167には図17に示すように第3の変
形ねじ168が螺合される。
【0082】それによって、上記凸部164が上下方向
に膨み、分断溝165によって分断された凹部163の
周壁を径方向外方へ押圧し、その周壁をスライダ143
の嵌合孔154の内周面に圧接させるから、偏心カム体
155をスライダ143の嵌合孔154にがたつくこと
なく取り付けることができるようになっている。
【0083】上記第2の駆動軸124が後述するごとく
回転駆動され、その回転に偏心カム体155の偏心と傾
斜角度に応じ上下に回動すると同時に図10に矢印で示
す方向に揺動する。そのため、これらアーム体127に
設けられた各一対の主マッサージローラ137が揉み運
動を行うことになる。
【0084】このとき、スライダ143は偏心カム部1
57の偏心回転に応じてアーム体127に対してスライ
ドするため、一対のアーム体127の揺動運動が円滑に
行われる。
【0085】なお、上記アーム体127のアームハウジ
ング132の上部には、その開口部131から突出した
偏心カム体155の上方を覆う覆い部168が突設され
ている。それによって、利用者の身体が回転する偏心カ
ム体155に当たるのを防止している。
【0086】上記第2の駆動軸124には、図10と図
11に示すように上記センタフレ−ム115の両側部分
に位置する一対のセンタロ−ラ171と、各サイドフレ
−ム112の内側面近傍に位置する一対のサイドロ−ラ
172と、上記サイドフレ−ム112の上面に開口して
形成された収容部112aに収容された一対の補助マッ
サ−ジロ−ラ173とがそれぞれ回転自在に設けられて
いる。
【0087】上記センタロ−ラ171は利用者の身体、
とくに首筋等の部分がセンタフレ−ム115に当たるの
を防止し、サイドロ−ラ172はサイドフレ−ム112
の内側縁に当たるのを防止する。さらに、上記補助マッ
サ−ジロ−ラ173は外周面が保持体21の幅方向内方
に向かって低く傾斜したテ−パ状に形成されていて、利
用者の背面をマッサ−ジするとともに、そのテ−パ面に
よって身体が幅方向にずれ動くのを防止するとともに、
身体がサイドフレ−ム112の上面に当たるのを防止し
ている。
【0088】上記第1の駆動軸123と第2の駆動軸1
24との一端部は動力箱122内に突出している。この
動力箱122内には第2の駆動機構181が設けられ、
この第2の駆動機構181によって上記第1の駆動軸1
23と第2の駆動軸124とが選択的に回転駆動される
ようになっている。
【0089】上記第2の駆動機構181は図12と図1
3に示すように、上記動力箱122に収容された可逆モ
ータ182を有する。この可逆モータ182の出力軸1
83には、継手184を介して上記動力箱122内に回
転自在に設けられた回転軸185が連結されている。
【0090】この回転軸185には第1のウオームギヤ
186と第2のウオームギヤ187とが設けられてい
る。図15に示すように第1のウオームギヤ186は第
1の一方向クラッチ188によって一方向に回転可能に
設けられ、第2のウオームギヤ187は第2の一方向ク
ラッチ189によって第1のウオームギヤ186と逆方
向に回転可能に設けられている。
【0091】上記第1のウオームギヤ186には第1の
ウオームホイール191が噛合している。この第1のウ
オームホイール191は上記動力箱122内の一端部に
回転自在に設けられた第1の支軸192に取り付けられ
ている。
【0092】上記第1の支軸192の一端部には、図1
3に示すように上記動力箱122の側壁に回転自在に設
けられたカップリング193に連結されている。このカ
ップリング193は上記側壁に形成された通孔194に
対向している。
【0093】動力箱122を一方のサイドフレーム11
2に接合すると、上記第1の駆動軸123の一端部が上
記通孔194から動力箱122内に入り込み、上記カッ
プリング193を介して上記第1の支軸192に一体的
に回転するよう連結される。これらの連結は、たとえば
カップリング193の内周面にスプライン溝を形成し、
第1の駆動軸123の端部に図13に示すようにスプラ
イン123cを形成しておくことで可能となる。
【0094】したがって、上記第1の駆動軸123に
は、上記可逆モータ182の出力軸183の一方向の回
転が上記第1のウオームギヤ186とウオームホイール
191を介して伝達されるようになっている。上記第1
のウオームギヤ186とウオームホイール191は第1
の動力伝達機構を構成している。
【0095】上記第2のウオームギヤ187には第2の
ウオームホイール194が噛合している。この第2のウ
オームホイール194は上記動力箱122内に回転自在
に支持された第2の支軸195の一端部に取り付けられ
ている。この第2の支軸195の他端部は、図13に示
すように上記動力箱122の一側部に形成された凹部1
96に突出し、その突出端部には第1のはすば歯車19
7が嵌着されている。
【0096】上記第1のはすば歯車197には第2のは
すば歯車198が噛合している。この第2のはすば歯車
198は上記凹部196を形成する動力箱122の側壁
の外面に突設された第3の支軸199に回転自在かつ軸
方向に僅かに動くように設けられている。
【0097】上記第3の支軸199には、上記第2のは
すば歯車198と一体的に形成されたはす歯車からなる
中間歯車201が設けられている。第3の支軸199の
先端部にはCリングなどのストッパ202及び波形ワッ
シャ203が設けられ、第2のはすば歯車198は軸方
向に波形ワッシャ203によって押されている。
【0098】動力箱122を一方のサイドフレーム11
2の側面に接合すると、上記中間歯車201はサイドフ
レーム112の側面に形成された凹部204に入り込
む。この凹部204には上記第2の駆動軸124の一端
部が突出しており、その突出端部にははす歯車からなる
端末歯車205が嵌着されている。この端末歯車205
には上記中間歯車201が噛合する。
【0099】それによって、上記回転軸185が上記可
逆モータ182によって上記一方向と逆方向に回転駆動
されると、その回転が第2のウオームギヤ187、第2
のウオームホイール194、第1、第2のはすば歯車1
97,198、中間歯車201及び端末歯車205を介
して上記第2の駆動軸124に伝達されるようになって
いる。
【0100】上記第2の駆動軸124に動力を伝達する
これらの歯車列は第2の動力伝達機構を構成しており、
このような構成とすることで、第2の駆動軸124への
動力の伝達を簡単な構成で確実に行うことができると共
に、2段減速を行いかつ第2の支軸195と第2の駆動
軸124を同軸上に配置することができる。とくに、第
2のはすば歯車198と中間歯車201とを一体的に形
成したことで、部品点数を少なくすることができる。
【0101】上記第1の駆動軸123の他端部、つまり
他方のサイドフレーム内に突出した端部には図10と図
16に示すように第3の一方向クラッチとしてのスプリ
ングクラッチ206が設けられている。このスプリング
クラッチ206は、上記第1の駆動軸123が回転駆動
されていないときに、その回転方向である、一方向と逆
方向に回転するのを阻止するようになっている。
【0102】さらに、上記第2のはすば歯車198の一
側面には硬質フェルトなどのような材料からなるシート
状の摩擦部材207が取着されている。この摩擦部材2
07は、上記動力箱122の凹部196の側壁外面(固
定部材)と軽く接触している。
【0103】上記可逆モータ182によって回転駆動さ
れた第1のはすば歯車197に噛合した第2のはすば歯
車198には、歯形状の向きにより上記側壁外面から離
れる方向に軸方向の荷重が加わるが、このはすば歯車1
98には上記波形ワッシャ203によってそれとは逆向
きの軸方向の荷重が加わっていることにより、このはす
ば歯車198に取着された摩擦部材207は上記側壁外
面と軽く接触した状態に保たれている。
【0104】上記摩擦部材207は、上記側壁外面に押
し付けられることで、上記第2の駆動軸124の回転を
減速するようになっている。つまり、第2の駆動軸12
4の回転に偏心カム体155が連動して回転する場合、
偏心カム部157の下死点から上死点に向かうときには
主マッサージローラ137に加わる利用者の荷重に抗し
て徐々に回転する。
【0105】しかしながら、上死点を過ぎると、偏心カ
ム体155は、主マッサージローラ137を介して利用
者の荷重が加わることで急激に回転しようとする。その
とき、偏心カム体155の回転に連動した第2の駆動軸
124の回転が上記第1のはすば歯車197からの伝動
とは逆方向から第2のはすば歯車198に伝わる。
【0106】第1のはすば歯車197から伝動されると
きの第2のはすば歯車198は側壁外面から離れる方向
への軸方向の荷重が加わるが、第2の駆動軸124の回
転による逆向きの伝動の場合、第2のはすば歯車198
には側壁外面に向かう軸方向の荷重が加わる。さらに、
上記波形ワッシャ203によって側壁方向に押されてい
ることにより、第2のはすば歯車198が第3の支軸1
99に沿って僅かに移動し、その側面に設けられた摩擦
部材207が凹部196の側壁外面に押し付けられる。
【0107】したがって、第2の駆動軸124が急激に
回転するのが阻止されるから、主マッサージローラ13
7がアーム127と共に急激に降下するのが防止される
ことになり、良好なマッサージを得ることができる。
【0108】上記保持体21の動力箱122に設けられ
た可逆モータ182と、電気部品箱121に設けられた
電気部品208(図10に示す)とには上記保持体21
を走行駆動する一対のベルト15を介して給電されるよ
うになっている。
【0109】すなわち、図6に示すように、一対のガイ
ドレール4の端部には上記ベルト15に電気的に接触す
る導電ブラシ211を有する一対ホルダ212(一方の
み図示)がねじ213によって固定されている。上記導
電ブラシ211にはリード線214が接続され、一方の
リード線124は図示しない直流電源のプラス側に接続
され、他方のリード線はマイナス側に接続される。
【0110】各ベルト15は、図3に示すように、ベル
ト15に保持体21を連動させるための連結部材117
及びワイヤ116を介して保持体21のサイドフレーム
121に電気的に導通している。
【0111】上記ワイヤ116の両端は一対のサイドフ
レーム121を連結した一対の連結軸113の両端にナ
ット221によって固定されている。一方の連結軸11
3の一端に設けられたナット221と、他方の連結軸1
13の他端に設けられたナット221は、それぞれ合成
樹脂などの電気絶縁材料によって形成され、他のナット
221が導電材料である金属によって形成されている。
【0112】したがって、一方のベルト15は一方のワ
イヤ116の一端及び一方の連結軸113の一端に設け
られた金属ナット221を通して一方の連結軸113に
電気的に接続され、他方のベルト15は他方のワイヤ1
16の一端及び他方の連結軸113の一端に設けられた
金属ナット221を通して他方の連結軸113に電気的
に接続されている。
【0113】図10に示すように、一方の連結軸113
の一端と可逆モータ182とは第1のリード線222に
よって接続され、他方の連結軸113の一端と上記可逆
モータ182とは第2のリード線223によって接続さ
れている。
【0114】上記一方の連結軸113の他端と電気部品
箱121に設けられた電気部品208とは第3のリード
線224によって接続され、他方の連結軸113の他端
と上起電機部品208とは第4のリード線225によっ
て接続されている。
【0115】それによって、上記可逆モータ182と電
気部品208とに給電できるようになっている。つま
り、走行駆動される保持体21に主マッサージローラ1
37を揉み運動と叩き運動させるための可逆モータ18
2を設けるようにしても、この可逆モータ182への給
電を、上記保持体21を走行させるためのベルト15を
利用して行うことができるようになっている。
【0116】上記第2の駆動軸124の上記電気箱12
1内に突出した他端部には、上記偏心カム体155の偏
心カム部157の偏心位置を検知するための検知機構2
25が設けられている。この検知機構61は、図30に
示すように上記第2の駆動軸124の端部に外嵌固定さ
れた円盤226を有する。この円盤226には上記偏心
カム部157の最も偏心量の大きい位置(上支点)に対
応してマグネット227が埋設されている。
【0117】上記円盤226の周囲には磁気力を検知す
る第1乃至第3の3つのセンサ228a〜228cが周
方向に90度間隔で配置されている。つまり、センサは
上下および上下に対して左右の90度方向の一方に配置
されている。上記センサ228a〜228cは上記マグ
ネット227が対向したときにその磁力を検知するか
ら、上記偏心カム部157の偏心量に応じた回転角度を
検知することができる。それによって、第2の駆動軸1
24の回転角度をマグネット227がそれぞれのセンサ
228a〜228cに対向する角度で制御できる。
【0118】第2の駆動軸124の回転によってア−ム
127が揺動するから、その回転角度を制御すること
で、一対のア−ム127の平面視における揺動状態を図
11(a)〜(c)に示すように先端開き、後端開き、
平行のいずれかに設定することができる。
【0119】上記実施の形態ではマグネットによる磁力
式を採用したが、これに限らず、光電式であってもよ
い。
【0120】なお、上記ベ−ス1の上面側は図示しない
布製のカバ−によって覆われている。したがって、利用
者がカバー上にい仰臥すれば、背面にマッサ−ジを受け
ることができる。
【0121】つぎに、上記構成のマッサ−ジ装置を使用
する場合について説明する。
【0122】利用者がベ−ス1の上面の図示しないカバ
ー上に仰臥したならば、駆動装置10を作動させる。そ
れによって、保持体21がレ−ル2に沿って往復駆動さ
れるから、この保持体21に設けられた主マッサ−ジロ
−ラ137や補助マッサージロ−ラ173などによって
利用者は背面にマッサ−ジを受けることができる。
【0123】主マッサ−ジロ−ラ137は一対のア−ム
127にそれぞれ2個ずつ設けられている。そのため、
1つだけの場合に比べて利用者に与えるマッサ−ジ作用
が大きくなるから、その分、マッサ−ジ効果を高めるこ
とができる。
【0124】また、1つのア−ム127に2つの主マッ
サ−ジロ−ラ137を保持体21の走行方向に沿って所
定間隔で設けたことで、その方向に対して利用者の身体
が落ち込みにくくなり、しかも主マッサ−ジロ−ラ13
7の外方に補助マッサ−ジロ−ラ173を設けたことに
よっても保持体21の幅方向に対して利用者の身体が落
ち込みにくい。さらに、第2の駆動軸124には、セン
タフレ−ム115の両側にセンタロ−ラ171が設けら
れ、サイドフレ−ム112の内側にはサイドロ−ラ17
2が設けられている。さらに、アーム127には、この
アーム体127に設けられた偏心カム体155を覆う覆
い部168が設けられている。
【0125】したがって、これらロ−ラと覆い部168
により、ベ−ス1上に仰臥した利用者の身体が保持体2
1内に落ち込むのが防止されるから、走行駆動される上
記保持体21によって身体が強く擦られることがなくな
る。しかも、マッサ−ジロ−ラ31を大径化することな
く利用者の身体が保持体21に当たるのを防止できるか
ら、マッサ−ジ装置の厚さ寸法を増大させることがな
い。
【0126】上記アーム127は基端部よりも先端側の
部分である、中途部と先端部とに2つの主マッサージロ
ーラ137が設けられ、その中間部にスライド自在に保
持されたスライダ143を介して第2の駆動軸124に
支持されている。
【0127】そのため、これら2つの主マッサージロー
ラ137に利用者の荷重が加わった状態で、上記第1の
駆動軸123を駆動して叩き運動を行わせると、第2の
駆動軸124を支点として、この駆動軸124の中心点
から先端部の主マッサージローラ137の取付部までの
距離と、先端部の主マッサージローラ137に加わる荷
重との積と、第2の駆動軸124の中心点と中途部の主
マッサージローラ137の取付部までの距離と、中途部
の主マッサージローラ137に加わる荷重との積との差
として上記アーム127には回転モーメントが発生す
る。
【0128】そして、上記第1の駆動軸123を駆動す
るには、上記アーム127に発生する上記回転モーメン
トの値を支点である第2の駆動軸124から第1の駆動
軸123までの距離で除した大きさの分だけのトルクで
第1の駆動軸123を駆動させればよい。
【0129】つまり、主マッサージローラ137をアー
ム127の先端側に1つだけ設けた場合に比べ、小さい
動力で第1の駆動軸123を駆動することができる。第
2の駆動軸124を駆動して揉み運動を行わせる場合
も、同様に小さいトルクで駆動することができる。それ
ゆえ、上記第1、第2の駆動軸123,124を駆動す
る可逆モータ182を小型化する事ができる。
【0130】一方、上記保持体21に設けられた可逆モ
−タ182を作動させ、回転軸185をたとえば一方向
(正方向)へ回転させれば、第1、第2の駆動軸12
3、124のうち、第1の駆動軸123だけを所定方向
に回転駆動させることができる。
【0131】それによって、一対のア−ム127を上記
第1の駆動軸123の第1の偏心軸部124aと第2の
偏心軸部124bとの偏心回転によって上下方向に変位
させることができるから、上記主マッサ−ジロ−ラ31
に叩き運動を付与することができる。
【0132】上記可逆モ−タ182によって回転軸18
5を逆方向に回転駆動すれば、第2の駆動軸124だけ
が回転駆動される。それによって、ア−ム127が揺動
駆動されるから、一対のア−ム127に設けられた主マ
ッサ−ジロ−ラ137に揉み運動を与えることができ
る。
【0133】上記主マッサ−ジロ−ラ137による叩き
運動と揉み運動は保持体21を往復走行させながら行う
ことができる。つまり、ベ−ス1には駆動装置10を設
け、保持体21には可逆モ−タ182を設けたので、こ
れら両方を作動させれば、保持体21を走行させながら
主マッサ−ジロ−ラ137に叩き運動と揉み運動のどち
らかを選択的に与えることができる。
【0134】また、可逆モータ182の作動を停止した
状態で駆動装置10を作動させれば、保持体21を走行
させて主マッサージローラ137によるローリングマッ
サージを与えることができ、駆動装置10を停止した状
態で可逆モータ182を作動させて主マッサージローラ
137に叩き運動あるいは揉み運動のどちらかを与えて
使用することができる。このように、一対のアーム12
7にそれぞれ2個づつの主マッサージローラ137が設
けられているので、4個所で叩き運動や揉み運動を行う
ことができ、効率のよい良好なマッサージを与えること
ができる。
【0135】逆に、駆動装置10と可逆モ−タ182と
のどちらか一方だけを作動させれば、保持体21を走行
させるだけあるいは保持体21が停止した状態で主マッ
サ−ジロ−ラ137に叩き運動あるいは揉み運動のどち
らかを与えて使用することができる。
【0136】上記保持体21の動力箱122には、可逆
モータ182及びこの可逆モータ182によって第1の
駆動軸123と第2の駆動軸124とを選択的に回転駆
動するための第2の駆動機構181を設けるようにし
た。
【0137】そのため、可逆モータ182を保持体21
と別体に設ける場合に比べて全体の構成をコンパクトに
することができる。しかも、可逆モータ182を走行駆
動される保持体21に設けても、上記可逆モータ182
には保持体21を走行させるための一対のベルト15を
利用して給電できるから、給電のための構成も簡略化す
ることができる。
【0138】上記第1の駆動軸123の電気部品箱12
1内に突出した端部に、っスプリングクラッチ206を
設けるようにした。このスプリングクラッチ206は、
第1の駆動軸123が停止しているときに、この第1の
駆動軸123が上述した所定方向と逆方向に回転するの
を阻止する。
【0139】第1の駆動軸123が停止し、第2の駆動
軸124が回転駆動されて主マッサージローラ137が
揉み運動を行っているとき、揺動しているアーム127
の動きにつれて上記第1の駆動軸123が所定の回転方
向と逆方向に多少回転することがあり、それによってア
ーム127が第2の駆動軸124による揺動の他に、第
1の駆動軸123の回転による基端部を支点とした上下
運動が加えられる。
【0140】それによって、良好な揉みマッサージが行
われないということがあるが、上記スプリングクラッチ
206は上記第2の駆動軸124によるアーム127の
揺動によってもたらされる上記第1の駆動軸123の回
転を阻止し、アーム127が第2の駆動軸124による
揺動をしているときに、第1の駆動軸123による基端
部を支点とした上下運動を行うのを防ぐ。
【0141】つまり、揉み運動の最中にたたき運動が行
われるということを防ぐことができるから、主マッサー
ジローラ137による揉み運動を確実に行うことができ
る。
【0142】一方、上記第2の駆動軸123を回転駆動
して主マッサージローラ137に揉み運動を行わせてい
るときに、偏心カム体155の偏心カム部157の偏心
回転が上死点から下降方向へ移行する際、主マッサージ
ローラ137に加わる利用者の荷重によって偏心カム体
155と共に第2の駆動軸124が急激に回転する虞が
ある。つまり、アーム127は、基端部を支点として主
マッサージローラ137が設けられた部分が急激に下降
することがある。
【0143】しかしながら、可逆モータ182の回転を
第2の駆動軸124に伝達する歯車列の第2のはすば歯
車198の側面には、摩擦部材207を設けるようにし
た。そのため、偏心カム体155が第2の駆動軸124
と共に急激に回転しようとすると、第2のはすば歯車1
98が第3の支軸199に沿って僅かに移動し、その側
面に設けられた摩擦部材207が凹部196の外壁面に
当接して摩擦力が発生する。
【0144】その結果、上記摩擦力によって第2の駆動
軸124の回転が減速されることになるから、この第2
の駆動軸124が急激に回転するのが阻止される。つま
り、揉み運動の最中に主マッサージローラ137が急速
に下降するのを防止することができるから、良好なマッ
サージを行うことができる。
【0145】一方、アーム127は、アームハウジング
132にアームカバー135を接合し、これらの接合面
間に形成された保持部142にスライダ143を設ける
ようにした。
【0146】そのため、主マッサージローラ137に揉
み運動を行わせるための上記スライダ143を、簡単な
構成で確実にスライドできるよう、上記アーム体127
に設けることができる。
【0147】主マッサージローラ137は、上記アーム
ハウジング132に一体成形された支軸136に回転自
在に設け、この支軸136に取付けねじ141を通して
アームカバー135に螺合することで保持するようにし
た。
【0148】そのため、支軸136とアームハウジング
132とが一体構成であるから、別体の場合に比べて構
成の簡略化や組立作業の容易化、さらには主マッサージ
ローラ137をがたつくことなく確実に設けることがで
きるなどのことがある。
【0149】上記一実施の形態ではマットレスタイプの
マッサージ装置について説明したが、この発明のマッサ
−ジ装置は椅子式であっても差し支えない。
【0150】図33はこの発明の第2の実施の形態を示
すマッサージ装置の平面図である。このマッサージ装置
は基体1に設けられた一対のガイドレール4に、保持体
21だけでなく、上記保持体21と所定の間隔で複数の
マッサージローラ231が回転自在に設けられた取付軸
232を設けるようにした。この取付軸232の両端は
支持部材233が設けられている。この支持部材233
は上記ガイドレール4に沿って走行駆動されるベルト1
5に連結されている。
【0151】また、保持体21に設けられた動力箱12
2の突出した部分、つまり可逆モータ182が設けられ
た部分は、上記一実施の形態と逆方向、つまり駆動装置
10の方向に向いている。この場合、詳細は図示しない
が、保持体21に設けられた第1の駆動軸123は、保
持体21の駆動装置10側とは反対側の側部に設けられ
ることになる。
【0152】このような構成によれば、上記マッサージ
ローラ231は上記保持体21とともにガイドレール4
に沿って走行駆動されるから、利用者は上記マッサージ
ローラ231によっても身体がマッサージされることに
なる。つまり、マッサージ効果の高いマッサージ装置を
提供することができる。
【0153】なお、第2の実施の形態において、第1の
実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略
する。
【0154】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、アームハウジ
ングにアームカバーを接合することで、これらの接合面
間にスライダをスライド自在に保持するための保持部を
形成するようにした。
【0155】そのため、アームハウジングにアームカバ
ーを接合固定することでアームを構成できるから、その
アームを少ない部品点数で組み立てが容易で、しかも安
価に構成することができる。
【0156】請求項2の発明によれば、アームハウジン
グとアームカバーとを合成樹脂製としたので、これらを
容易に、しかも安価に構成することができる。
【0157】請求項3の発明によれば、主マッサージロ
ーラを取り付けるための支軸をアームハウジングに一体
成形するようにした。
【0158】そのため、支軸がアームハウジングと別体
の場合に比べて組立作業を簡単に行うことができるばか
りか、支軸ががた付くようなこともない。
【0159】請求項4の発明によれば、上記アームハウ
ジングにスライダを所定方向にスライド自在に案内する
凹部を形成した。
【0160】そのため、保持部に設けられたスライダを
上記凹部によって良好にスライドできるよう保持でき
る。
【0161】請求項5の発明によれば、アームカバーに
スライダを受ける受け部を設けるようにした。
【0162】そのため、上記受け部によってアームハウ
ジングとアームカバーとの接合面間の保持部に設けられ
るスライダをスライド可能に支持することができる。
【0163】請求項6の発明によれば、アームカバーの
受け部に第1のすり割溝と、第2の開口部の周辺部に第
2のすり割溝を形成し、これらすり割溝をそれぞれ変形
ねじで膨張変形させるようにした。
【0164】そのため、上記受け部とアームカバーの周
辺部との膨張変形によって、スライダをアームの保持部
にがたつきが生じることのない状態でスライド可能に設
けることができる。つまり、アームやスライダの製作精
度が多少悪くても、スライダを精度よくスライド可能に
設けることができる。
【0165】請求項7の発明によれば、アームハウジン
グとアームカバーとに油溜り溝を形成した。
【0166】そのため、油溜り溝に給油しておくことで
潤滑作用を持たせることができるから、スライダが早期
に損傷するのを防止できる。
【0167】請求項8の発明によれば、アームハウジン
グに、アームの側面から突出する偏心カム体を覆う覆い
部を形成した。
【0168】そのため、利用者の身体が落ち込んでも、
上記覆い部によって身体が上記偏心カム体に当たるのを
防止できる。
【0169】請求項9の発明によれば、偏心カム体の端
面にカム押え部材を取り付けるようにした。
【0170】そのため、上記カム押え部材によって偏心
カム体をスライダに確実に取り付けることが可能とな
る。
【0171】請求項10の発明によれば、カム押え部材
に偏心カム体に形成された凹部に入り込む凸部を設け、
この凸部にすり割溝を形成した。
【0172】そのため、上記凸部を膨張変形させること
で、上記凹部を形成する周壁を外方へ変形させることが
できるから、その周壁の変形によってカム押え部材をス
ライダにがたつくことなく確実に取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す外装地を除
去したマッサージ装置の平面図。
【図2】同じく一部断面した側面図。
【図3】同じく動力箱を除去した支持体とベルトとの連
結構造を示す斜視図。
【図4】同じく駆動装置及び一対のガイドレールを示す
平面図。
【図5】(a)は同じく基体とガイドレールとの取付け
構造を示す断面図、(b)は同じくガイドレールの平面
図、(c)は同じく断面図。
【図6】同じく張力調整手段の分解斜視図。
【図7】同じく一部断面した平面図。
【図8】同じく縦断面図。
【図9】同じく張力調整手段の保持部材の正面図。
【図10】同じく保持体の平面図。
【図11】同じく保持体の縦断面図。
【図12】同じく動力箱の内部を示した保持体の側面
図。
【図13】同じく保持体の動力箱をサイドフレームから
分離した状態の平面図。
【図14】同じく保持体の動力箱の部分の断面図。
【図15】同じく第1の駆動軸と第2の駆動軸とを駆動
する第2の駆動機構の概略的構成を斜視図。
【図16】同じく第1の駆動軸の構造を示す正面図。
【図17】同じく第2の駆動軸に設けられた偏心カム体
の拡大断面図。
【図18】同じくアームの分解斜視図。
【図19】同じくアームの正面図。
【図20】同じく図19のXX−XX線に沿う断面図。
【図21】同じく図19のXXI−XXI線に沿う断面
図。
【図22】同じく図19のXXII−XXII線に沿う
断面図。
【図23】同じくスライダの上下方向の位置決めを行う
すり割溝の部分を構造を拡大した断面図。
【図24】同じくアームのアームカバーを除去した正面
図。
【図25】(a)は同じくアームハウジングの平面図、
(b)は同じく正面図、(c)は同じく図25(b)の
c−c線に沿う断面図。
【図26】(a)は同じくアームカバーの平面図、
(b)は同じく正面図、(c)は同じく図26(b)の
c−c線に沿う断面図、(d)は同じくスライダの上下
方向の位置決めを行うすり割溝の部分の拡大図。
【図27】同じく(a)はスライダの正面図、(b)は
同じく側面図。
【図28】(a)は同じく偏心カム体の断面図、(b)
は同じく側面図。
【図29】同じく偏心カム体に取り付けられるカム押え
部材の断面図。
【図30】同じく第2の駆動軸の回転角度を検知する機
構の説明図。
【図31】(a)〜(c)は同じく第2の駆動軸の回転
角度と一対のアームの傾斜状態の説明図。
【図32】同じくマッサージ装置の概略的構成を示す側
面図。
【図33】この発明の第2の実施の形態を示すマッサー
ジ装置の平面図。
【符号の説明】
21…保持体 10…駆動装置(第1の駆動機構) 127…アーム 123…第1の駆動軸 124…第2の駆動軸 143…スライダ 155…偏心カム体 157…偏心カム部 181…第2の駆動機構 182…可逆モータ 185…回転軸 186…第1のウームギヤ 187…第2のウオームギヤ 188…第1の一方向クラッチ 189…第2の一方向クラッチ 191…第1のウオームホイール 194…第2のウオームホイール 197…第1のはすば歯車 198…第2のはすば歯車 206…スプリングクラッチ(第3の一方向クラッチ) 207…摩擦部材(減速部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C100 AE06 AE07 AE15 AF02 AF04 AF06 AF16 BB03 BC03 BC08 CA06 CA15 DA04 DA05 DA06 DA08 DA10 EA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に沿って往復駆動される保持体
    と、 中途部に一対の偏心軸部を有し、上記保持体の走行方向
    に対して軸線をほぼ直交させて上記保持体に設けられた
    第1の駆動軸と、 上記第1の駆動軸と軸線を平行にして上記保持体に設け
    られた第2の駆動軸と、 この第2の駆動軸の中途部に偏心しかつ軸線を上記第2
    の駆動軸の軸線に対して傾斜して設けられた偏心カム部
    を有する一対の偏心カム体と、 基端部が上記第1の駆動軸の偏心軸部に軸受によって揺
    動自在に取り付けられた一対のアームと、 各アームの上記基端部よりも先端側の二箇所に所定間隔
    で回転自在に設けられた一対の主マッサージローラと、 上記アームの上記一対の主マッサージローラの間の部分
    に所定方向に沿ってスライド自在に保持されるとともに
    上記偏心カム部に回転自在に外嵌されていて、上記第1
    の駆動軸の偏心軸部の偏心回転に連動する上記アームに
    対して相対的にスライドするスライダと、 上記保持体に設けられ上記第1の駆動軸と第2の駆動軸
    とのどちらか一方を選択的に回転駆動し、第1の駆動軸
    を回転駆動することで上記主マッサージローラに上記偏
    心軸部の偏心回転によって叩き運動を付与し上記第2の
    駆動軸を回転駆動することで上記偏心カム体の偏心回転
    によって上記マッサージローラに揉み運動を付与する駆
    動機構とを具備し、 上記アームは、第1の開口部を有するアームハウジング
    と、上記第1の開口部に対向する第2の開口部を有し、
    上記アームハウジングに接合されると共にこれらの接合
    面間に上記スライダが所定方向に沿ってスライド自在に
    保持される保持部を形成するアームカバーとから構成さ
    れていることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 【請求項2】 上記アームハウジングとアームカバーと
    は合成樹脂によって形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 上記アームハウジングとアームカバーと
    は合成樹脂製で、上記アームハウジングには、上記主マ
    ッサージローラを回転自在に支持するための支軸が一体
    形成され、上記アームカバーには上記支軸に支持された
    主マッサージローラを保持するための取付けねじをねじ
    込むためのねじ孔が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】 上記アームハウジングには、上記第1の
    開口部の周囲に上記スライダを所定方向にスライド自在
    に案内する凹部が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載のマッサージ装置。
  5. 【請求項5】 上記アームカバーには、上記保持部に保
    持された上記スライダのスライド方向に沿う端面にスラ
    イド自在に当接する受け部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のマッサージ装置。
  6. 【請求項6】 上記アームカバーには、上記受け部に第
    1のすり割溝が形成され、上記第2の開口部の周辺部に
    第2のすり割溝が形成されていて、 上記第1のすり割溝には上記受け部を弾性的に膨張変形
    させて上記スライダと上記受け部とのたつきを除去する
    第1の変形ねじがねじ込まれ、 上記第2のすり割溝には上記アームカバーを板厚方向に
    弾性的に膨張変形させて上記スライダのスライド方向と
    交差する厚さ方向のがたつきを除去する第2の変形ねじ
    がねじ込まれることを特徴とする請求項5記載のマッサ
    ージ装置。
  7. 【請求項7】 上記アームハウジングとアームカバーと
    の上記保持部を形成する面には、油溜り溝が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  8. 【請求項8】 上記アームハウジングには、上記アーム
    の側面から突出した上記偏心カム体を覆う覆い部が一体
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のマッサ
    ージ装置。
  9. 【請求項9】 上記偏心カム体は、その偏心カム部が上
    記スライダに形成された嵌合孔に嵌合され、この偏心カ
    ム部の一端面には合成樹脂製のカム押え部材が取り付け
    られることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装
    置。
  10. 【請求項10】 上記偏心カム部の一端面には、周壁が
    分割溝によって分割された凹部が形成され、上記カム押
    え部材には上記凹部に入り込むとともに第3のすり割溝
    を有する凸部が設けられ、上記第3のすり割溝には上記
    凸部を弾性的に膨張変形させて上記凹部の周壁を押圧変
    形させる第3の変形ねじがねじ込まれることを特徴とす
    る請求項7記載のマッサージ装置。
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