JP2539595Y2 - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JP2539595Y2
JP2539595Y2 JP10841891U JP10841891U JP2539595Y2 JP 2539595 Y2 JP2539595 Y2 JP 2539595Y2 JP 10841891 U JP10841891 U JP 10841891U JP 10841891 U JP10841891 U JP 10841891U JP 2539595 Y2 JP2539595 Y2 JP 2539595Y2
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数夫 片桐
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有限会社信濃エンジニアリング
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は金属の塗装面を仕上研磨
する際等に使用する研磨装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種研磨装置として実開平2−398
62号が開示されている。以下これについて図4〜図7
を参照して概略説明する。研磨装置1は、本体2と、本
体2に連なる把手3を有している。本体2は把手3が取
付けられた円筒状の第1本体部分2aと、第1本体部分2a
に一体的に形成された第2本体部分2bとを有している。
第1本体部分2aには、その軸線方向に挿通する収納孔4
(図6)が形成されており、この収納孔4内には空気圧
モ−タが内蔵されている。
【0003】収納孔4の上方側開口部は、蓋体5によっ
て塞がれている。収納孔4内の空気圧モ−タには、駆動
軸である取付部材6が連結されており、取付部材6はそ
の回転軸線まわりに回転駆動される。取付部材6は、そ
の回転軸線とはずれた軸線を有するカム面を構成する取
付孔7を有し、取付孔7内にはフォロアである軸受8が
収納されている。軸受8には、内周面に内ねじが刻設さ
れたねじ孔9が形成されている。
【0004】第2本体部分2bには、第1本体部分2aの収
納孔4に連なる収納孔10が形成され、この収納孔10
内には変位規制手段11が収納される。変位規制手段1
1は、ゴムなどの弾発性材料から成る直円筒状の芯部材
13と、芯部材13の外径よりやや大きい内径を有する
鋼製円筒状の変位規制筒12とを有している。芯部材1
3および変位規制筒12の基端部は第2本体部分2bに固
定されている。また芯部材13の遊端部には、外周面に
外ねじが刻設されたねじ棒14が固着されており、変位
規制筒12から外方に突出している。このような本体2
には、連結片15が着脱可能に取付けられ、連結片15
には取付部材である取付板16が装着される。
【0005】本体2に連なる把手3には、カバ−が装着
される。把手3の後端部には、図6に示されるように管
継手17が設けられ、図示しない圧力源から延びる接続
管を接続して、圧縮空気を第1本体部分2a内の空気圧モ
−タに供給して駆動することができる。
【0006】この管継手17から供給された圧縮空気
は、把手3の外周面から突出した操作片18を指で図6
の矢印a方向に押圧操作することによって、第1本体部
分2a内の空気圧モ−タに供給され、空気圧モ−タからの
排気は排気口19から排出される。
【0007】連結片15は、平坦な板状に形成された基
部20と、この基部20に連なる取付部21とを有す
る。基部20には、その厚み方向に挿通する挿通孔22
と23が形成される。挿通孔22には前記変位規制手段
11のねじ棒14が挿通され、座金24が挿嵌されてナ
ット25が螺着される。このような状態において、挿通
孔23は軸受8のねじ孔9と同心となる。
【0008】こうして本体2に取付けられた連結片15
には、取付板16が取付けられる。取付板16は、基部
26と、基部26の長手方向一端部に連なる取付部27
とを有している。基部26には、相互に対向する逆L字
状の案内片28,29が形成されている。また取付部2
7の遊端部には、挿通孔30が形成される。
【0009】したがって、図6に示されるように、本体
2に連結片15が取付けられた状態で、連結片15の取
付部21に形成された一対のフランジ31,32を案内
片28,29の案内溝33,34に沿って挿入し、座金
35とボルト36を挿通孔30に通し、連結片15の挿
通孔23を挿通して本体2の軸受8に形成されたねじ孔
9に螺着する。これによって取付板16が、連結片15
とともに本体2に固定される。
【0010】取付板16の基部26の前記案内片28,
29が形成された側とは反対側の表面には、図7に示す
ように弾性部材37が固着され、弾性部材37の表面に
はマジックテ−プ38が固着され、マジックテ−プ38
の表面には研磨部材39が交換可能に貼付けられる。弾
性部材37は、たとえばスポンジまたはゴムなどの弾発
性材料から成り、研磨部材39はたとえばサンドペ−パ
である。
【0011】上記従来のものは、取付板16にサンドペ
−パ等の研磨部材を取付けて金属塗装面の研磨等に多く
使用される。しかし、このような研磨装置は、研磨部材
が障害物に当った時、取付板16の長手方向又はこれと
直交する両方向に自在に往復動せず、研磨面に突起物が
あるような場合その近傍を十分に研磨できなかった。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】このような問題を解決
し、取付板16の長手方向前方に障害物がある場合で
も、又これと直交する側方に障害物がある場合でも、等
しくこれら障害物と平行して動くことができ、障害物近
傍の十分な研磨作用が可能な研磨装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1本体部42aとこれと
一体の第2本体部42bとからなる本体42と、本体42
の第1本体部42aに設けられた空気圧モ−タ45と、空
気圧モ−タ45によって回転軸線まわりに回転駆動され
る駆動軸46と、駆動軸に取付けたフォロア48と、該
フォロアに前記駆動軸46と偏心量δで回転可能に取付
けた偏心軸50と、一端を該偏心軸にゴムクッション5
2を介し取付けられ、他端に固定手段55を介しスライ
ド軸56が取付けられたゴムハウジング51と、本体部
42b に回転可能に支持され、前記スライド軸56を長手
方向にスライド可能に保持する揺動軸54と、前記ゴム
ハウジング51の下部に取付けた研磨部材取付用の取付
板57とからなり、取付板57の前側及び側部に障害物
があっても、その近傍まで十分に研磨できるようにし
た。
【0014】
【実施例】図1〜図3に基いて説明する。本考案に係る
研磨装置41の本体42は、第1本体部42aと第2本体
部42b とからなり、第1本体部42aに把手43が連結さ
れている。
【0015】第1本体部42a には軸線方向に収納孔44
が形成されており、この収納孔44内に空気圧モ−タ4
5が内蔵されている。収納孔44の上方開口部は蓋体に
よって塞がれている。収納孔44内の空気圧モ−タ45
には駆動軸46が上下の軸受47aと47bで回転可能に支持
されている。
【0016】駆動軸46の下部は大径軸部46aで軸受47b
に支持されている。大径軸部46a の下部にねじ部46bが
一体に形成されている。このねじ部46bにはフォロア4
8がねじ結合されている。フォロア48内には軸受49
が偏心して内蔵され、該軸受49に偏心軸50が支持さ
れている。偏心軸50はゴムハウジング51内にゴムク
ッション52を介して支持されている。
【0017】第2本体部42b 内には、軸受53により揺
動軸54が支持されている。この揺動軸54には前記ゴ
ムハウジング51に固定手段55により結合されたスラ
イド軸56がゴムハウジング51の長手方向にスライド
可能に支持されている。
【0018】ゴムハウジング51の下面には研磨部材5
8を取付ける為の取付板57がねじ59によって固着さ
れている。60は研磨部材取付用のねじである。61は
操作片、62は圧縮空気用ホ−スの管継手である。
【0019】
【作動】操作片をレバ−63を押すことにより圧縮空気
は本体42内の空気圧モ−タ45に送られるので、駆動
軸46が回転する。するとフォロア48が回転し、フォ
ロア48内に偏心して取付けられた偏心軸は偏心量δだ
け回転運動する。
【0020】負荷抵抗が出なければ、ゴムクッション5
2は撓まないで偏心δによる回転運動をそのまゝゴムハ
ウジング51に伝える。
【0021】負荷の抵抗が大きくなると、ゴムクッショ
ン52が撓むので、偏心軸50より押圧されてもゴムハ
ウジング51は動かない。従って先端の研磨部材58も
動かないことになる。
【0022】特に研磨部に突起物等がないと、偏心軸5
0の偏心回転に応じてゴムハウジング51を介し取付板
57が揺動し、研磨部材58も揺動する。
【0023】 図3で本考案の研磨装置による作動態様
を説明する。図3(a)に示すように、駆動部Aは中心
の偏心軸50とこれを取巻くゴムクッション52及びゴ
ムハウジング51よりなっている。Bは中間軸部で第2
本体部の揺動軸54、Cは取付板57の先端部であっ
て、A,C間の距離が取付長さ1となる。
【0024】このような機構であるから、特に研磨部材
の前方又は側部に突起等の障害物のない通常の作動にお
いては図3(b)の如き態様で運動する。即ち駆動部Aは
偏心軸50の偏心量δを半径とする円運動をする。そし
て中間軸部Bを中心にして取付部材に運動が伝えられ
る。この場合取付長さl1は変化することなく運動し、
先端部Cは図の如く楕円運動する。
【0025】次に図3(c)の如く片側に障害物Dがある
と、取付板57は横方向に振動するとき、障害物Dで妨
げられる。即ち駆動部Aが動いても、偏心軸を囲むゴム
部が撓み、図の如く先端部Cは障害物Dの反対側のみ振
動する。
【0026】次に図3(d)の如く、取付板57の前方に
障害物がある場合には取付板57は前方への運動が妨げ
られるので、図の如く後向きの運動のみ生じる。即ち中
心Cの前向きの運動はゴム部が撓み吸収される。
【0027】因みに図8により前述の公知研磨装置の運
動態様を説明すると、図8(a)で符号A′は駆動部、
B′は変位規制部、C′は取付部材39の先端部であ
る。
【0028】図8(b)の如く通常の動き(障害物)のな
い状態では、駆動部A′が偏心量δを半径とした円運動
すると、変位規制部B′を中心に先端部Cは横方向には
変位規制部B′で規制され、長手方向には2δの振巾で
運動し、図の如く楕円形の運動をする。
【0029】図8(c)は取付部材の側方に障害物が存在
するときの動きで、この場合には変位規制部B′の動き
が図8(b)とは異なることにより、横方向の障害物のあ
る側への運動は少なくなる。又、長手方向の動きは取付
長さl2 が変化しないので2δの振巾を保つ。
【0030】 しかし、前方に障害物のある場合には、
長手方向の動きは取付長さ1が変化することがないの
で常に2δの振巾を保ち、側方に障害物がある場合に、
障害物のある側には運動が少なくなるような逃げは発生
し得ない。
【0031】
【効果】以上説明したように、本考案によれば、取付板
57が駆動部Aから取付板57を介し偏心運動を付与さ
れるが、取付板57の前部又は側部に障害物があって
も、それにより妨げられる運動エネルギ−は駆動部Aの
ゴム部に吸収されて障害物を具合良く逃げ、障害物の近
傍まで十分に研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案研磨装置の断面図。
【図2】図1の下面図。
【図3】本考案研磨装置の作動態様説明図。
【図4】公知研磨装置の斜視図。
【図5】図4のV矢視部拡大図。
【図6】図4の分解図。
【図7】取付板を連結片に取付ける方法を示す。
【図8】公知研磨装置の作動態様説明図。
【符号の説明】
1 研磨装置 2 本体 2a 第1本体部分 2b 第2本体部分 3 把手 4 収納孔 5 蓋体 6 取付部材 7 取付孔 8 軸受 9 ねじ孔 10 収納孔 11 変位規制手段 12 変位規制筒 13 芯部材 14 ねじ棒 15 連結片 16 取付板 17 管継手 18 操作片 19 排気口 20 基部 21 取付部 22,23 挿通孔 24 座金 25 ナット 26 基部 27 取付部 28,29 案内片 30 挿通孔 31,32 フランジ 33,34 案内溝 35 座金 36 ボルト 37 弾性部材 38 マジックテ−プ 39 研磨部材 41 研磨装置 42 本体 42a 第1本体部 42b 第2本体部 43 把手 44 収納孔 45 空気圧モ−タ 46 駆動軸 46a 大径軸部 46b ねじ部 47a,47b 軸受 48 フォロア 49 軸受 50 偏心軸 51 ゴムハウジング 52 クッション 53 軸受 54 揺動軸 55 固定手段 56 スライド軸 57 取付板 58 研磨部材 59 ねじ 60 ねじ 61 操作片 62 管継手 63 レバ−

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1本体部(42a)とこれと一体の第2本
    体部(42b)とからなる本体(42)と、本体(42)の第1本体
    部(42a)に設けられたモ−タ(45)と、モ−タ(45)によっ
    て回転軸線まわりに回転駆動される駆動軸(46)と、駆動
    軸に取付けたフォロア(48)と、該フォロアに前記駆動軸
    (46)と偏心量δで回転可能に取付けた偏心軸(50)と、一
    端を該偏心軸にゴムクッション(52)を介し取付けられ、
    他端に固定手段(55)を介しスライド軸(56)が取付けられ
    たゴムハウジング(51)と、第2本体部(42b)に回転可能
    に支持され、前記スライド軸(56)を長手方向にスライド
    可能に保持する揺動軸(54)と、前記ゴムハウジング(51)
    の下部に取付けた研磨部材取付用の取付板(57)とからな
    る研磨装置。
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JP6249828B2 (ja) * 2014-03-07 2017-12-20 日東工器株式会社 研磨機
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