JPH09276353A - 按摩機 - Google Patents

按摩機

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Publication number
JPH09276353A
JPH09276353A JP8926396A JP8926396A JPH09276353A JP H09276353 A JPH09276353 A JP H09276353A JP 8926396 A JP8926396 A JP 8926396A JP 8926396 A JP8926396 A JP 8926396A JP H09276353 A JPH09276353 A JP H09276353A
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JP
Japan
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striking
knocking
hitting
rotation shaft
pressing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8926396A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Iwasaki
功治 岩崎
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP8926396A priority Critical patent/JPH09276353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 静粛性が格段に向上され、ベルトの磨耗が格
段に抑制される按摩機を提供する。 【解決手段】 モータ21によって駆動される回転軸2
6に固定された押圧部材27、28と、回転軸26に関
して固定位置に配置された叩き部材29、30とを備え
る。叩き部材29、30は、回転軸26近傍に配置さ
れ、回転軸26の軸線方向と交差する叩き方向に長手で
あり、叩き方向に沿って長孔41、41aが形成された
筐体40、40aと、筐体40、40aの叩き方向一方
端から筐体40、40a外に突出し、被療者に対して叩
き動作を行う叩き片60、60aと、筐体40、40a
内で、スライダ42、42aの叩き方向他方端側に配置
された圧縮バネ62、62aとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子状の按摩機、
特に按摩機の叩き動作を行う構成に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子状の按摩機において、椅子の背もた
れ部分に按摩動作を行う駆動機構が収納されている。駆
動機構には一対の按摩片が設けられ、駆動機構に備えら
れたモータを駆動することにより、この按摩片が揺動
し、揉み動作或いは叩き動作などの按摩動作を行うよう
に構成されている。この按摩機の駆動機構の一例として
以下の構成を有するものが考えられる。駆動機構におい
て、叩き動作を行うために、第1モータで回転される第
1軸に一対の偏心カムを回転自在に設け、この一対の偏
心カムにロッドの一端をそれぞれ揺動自在に連結する。
各ロッドの他端は第2回転軸に角変位自在に設けられた
一対の回転部材の周上の一端にそれぞれ揺動自在に連結
される。各回転部材の周上の他端には、一端に按摩片が
それぞれ固定された一対のアームの各他端がそれぞれ固
定される。
【0003】従って、前記第1軸が第1モータによって
回転駆動されると偏心カムが公転運動し、これによって
各ロッドが第1軸に近接し或いは離間する運動を行う。
この各ロッドの運動により前記一対の回転部材を往復角
変位する。これにより、一対の按摩片が前記第2軸を中
心に往復角変位し、被療者に対して叩き動作を行うよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
按摩機において、前記アームの長さをそれほど長くする
ことは困難であり、一対の按摩片の叩き動作におけるス
トロークは短い。これにより、従来の按摩機の叩き動作
において、按摩片が被療者の身体から完全に離れず、叩
き動作が行われるというよりも、身体に接触した按摩片
による振動が加えられる動作であった。従って、従来の
按摩機の叩き動作における動作品質が低いという問題点
がある。
【0005】また、按摩片の叩き動作は、前記第1軸の
回転に伴う偏心カムの公転運動に起因するため、按摩片
の一往復動作毎の身体に対する叩き作用を明確にしよう
として、按摩片の運動速度、即ち前記第1モータの回転
数を減少すると、按摩片の動作は叩き動作というより、
被療部位に対する押圧動作に近いものとなり、叩き動作
によるマッサージ効果が得られないという問題点があ
る。
【0006】これらの問題点を解決しようとして、按摩
片を直線的に運動させる構成が考えられるが、モータの
回転運動を直線運動に変換するためには、回転する部材
で按摩片を間欠的に押圧する必要がある。そのため、按
摩片に連続する部材の一部を押圧する部材で間欠的に押
圧する際に、按摩片に連続する部材の一部と押圧する部
材とが接触する際に比較的大きな衝突音を発生し、按摩
機の静粛性が損なわれるという問題点がある。
【0007】請求項1の発明は、上述の技術的課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、静粛性
が格段に向上された按摩機を提供することである。
【0008】請求項2の発明は、上述の技術的課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、ベルト
の磨耗が格段に抑制され、また、ベルトによる騒音の低
減ができる按摩機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の按摩機
は、モータによって回転駆動される回転軸と、該回転軸
に固定された押圧部材と、該回転軸に関して固定位置に
配置された叩き部材とよりなり、前記押圧部材は、該回
転軸に一端が固定された支持部材と、該支持部材の両端
の間に張られた弾性材料からなるベルトとをを備え、前
記叩き部材は、該回転軸近傍に配置され、該回転軸の軸
線方向と交差する叩き方向に長手であり、該叩き方向に
沿って長孔が形成された筐体と、該筐体内に該叩き方向
に沿って摺動自在に収納され、該押圧部材が係合して該
叩き方向の背後側に押圧され、該筐体の該叩き方向一端
から被療者に対して遊端部が外部に延び、該遊端部が叩
き方向前面側に弾発的に移動して叩き動作を行う摺動部
材とを備え、該押圧部材と係合した該摺動部材が該叩き
方向背後側に押圧された後、該係合状態が解除される
と、該摺動部材が該叩き方向前面側に弾発的に移動し、
該摺動部材の遊端部によって被療者に対する叩き動作を
行う按摩機である。
【0010】請求項2の発明の按摩機は、前記請求項1
の発明において、ベルトが支持部材の両端の間で走行自
在に構成される場合がある。そのことによって上記目的
を達成することができる。
【0011】
【作用】請求項1の発明に従えば、モータによって回転
軸が回転駆動される。このとき、回転軸に一端が固定さ
れた支持部材も回転軸と共に回転する。支持部材の回転
軸と反対側付近が叩き部材の摺動部材に係合するとき、
支持部材の両端の間に張られた弾性材料からなるベルト
が摺動部材に係合し押圧する。この押圧動作によって、
摺動部材が叩き方向背後側に押圧された後、係合状態が
解除されると、摺動部材が叩き方向前面側に弾発的に移
動し、摺動部材の遊端部によって被療者に対する叩き動
作を行う。
【0012】本発明において、摺動部材の遊端部は、直
線的に運動し、遊端部のストロークを所望の程度にする
ことができ、また、人間の叩き動作に近い按摩動作を実
現できる。また、この叩き動作を実現するために押圧部
材で摺動部材を押圧するとき、押圧部材に備えられる弾
性部材から形成されたベルトが摺動部材に接触して押圧
するので、押圧部材で摺動部材を押圧するとき、発生す
る衝突音を低減することができ、静粛性が格段に向上さ
れる。
【0013】請求項2の発明に従えば、ベルトが支持部
材の両端の間で走行自在に構成されるので、押圧部材が
摺動部材を押圧する際に、ベルトと摺動部材とが擦れ合
うことがなく、ベルトの磨耗が格段に抑制され、また、
ベルトによる騒音の低減ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の按摩機
11の駆動機構15の一部分の斜視図であり、図2は按
摩機11に用いられる叩き部材の上面から見た縦断面図
であり、図3は叩き部材の側面から見た断面図であり、
図4は按摩機11の全体の断面図であり、図5は按摩機
11の電気的構成を説明するブロック図である。
【0015】以下、本実施例の按摩機11の全体の構成
例を、図4を参照して以下に説明する。図4に示される
ように、按摩機11において、椅子12の背もたれ部分
13の内部にラック14が固定されており、按摩動作を
行う後述する構成を有する駆動機構15に備えられてい
る一対のピニオン16a、16bがラック14に噛み合
わされている。駆動機構15に備えられている駆動機構
15の昇降駆動用の例としてDCブラシレスモータ(以
下、モータ)17の回転は、例としてハス歯歯車やウォ
ーム歯車などを用いる動作変換機構18を介して回転軸
方向が図4の左右方向から同図の紙面に垂直な方向に変
換され、回転軸19に伝達される。モータ17によって
回転軸19を双方向のいずれか一方向に回転することに
よりピニオン16a、16bが回転し、ピニオン16
a、16bとラック14との噛み合いにより、駆動機構
15が椅子12の背もたれ部分13で昇降駆動される。
【0016】駆動機構15は、椅子12の背もたれ部分
13に取り付けられた状態で、椅子12に凭れた人の背
部に駆動機構15に備えられる一対の按摩片20a、2
0bが臨むように構成されている。按摩片20a、20
bは、駆動機構15に備えられるパルスジェネレータを
装備するモータ21に、動作変換機構22を介して連結
され、モータ21の回転動作が動作変換機構22によっ
て按摩片20a、20bの揺動動作に変換される。揺動
する按摩片20a、20bによって椅子12に凭れてい
る人の背部、首部、或いは肩部に、揉み動作などの按摩
動作が行われる。ラック14の上部は、椅子12の背も
たれ部分13に凭れた人の首や肩などの背部の曲面に馴
染むように少し屈曲されている。また、ラック14は椅
子12の背もたれ部分13の下端部において例として蝶
番などによる回動部23で屈曲自在に構成され、椅子1
2の背もたれ部分13のリクライニング動作に従動でき
るように構成されている。
【0017】以下、按摩機11の前記動作変換機構22
を含む駆動機構15の構成例を、図1〜図3を参照して
説明する。駆動機構15において、相互に平行な一対の
フレーム24、25の間に前記昇降用の回転軸19、後
述する叩き用の回転軸26がそれぞれ取り付けられてい
る。回転軸19は前記動作変換機構18を介するモータ
17の回転によって回転駆動され、駆動機構15が昇降
駆動される。回転軸26は動作変換機構22を介する前
記モータ21の回転によって後述するように回転駆動さ
れ、叩き動作を行う。
【0018】回転軸26のフレーム24、25の間の部
分に、一対の押圧部材27、28が相互に間隔を隔て
て、かつ例として回転軸26の周方向の相互に反対側に
固定され、また、一対の叩き部材29、30が例として
フレーム24、25に対して固定されている。押圧部材
27は、回転軸26に対して一端が固定されたレバー3
1と、回転軸26に対して例としてベアリングなどによ
り回転自在に装着されたシャフト32とを備える。押圧
部材27のレバー32の他端には軸33が固定され、軸
33には軸33に例としてベアリングなどにより回転自
在にシャフト34が装着される。シャフト32、34の
間にはベルト35が走行自在に張られている。押圧部材
28は、押圧部材27と同様な構成を有し、押圧部材2
7の前述体構成要素と対応する構成要素には、押圧部材
27の構成余要素である前記レバー31、シャフト3
2、34、軸33、ベルト35の各参照符号に添字aを
付して示す。押圧部材27、28のシャフト34、34
aは、前記叩き部材29、30の同一方向の側部に近接
した位置に配置されている。
【0019】前記叩き部材29は、按摩機11の叩き方
向、即ち図2および図3の左右方向に長手であって、例
として、全体に矩形箱状の外観の筐体40を備え、筐体
40は駆動機構15に対して固定されている。筐体40
の図3の下方側の端部である側部には、前記叩き方向に
沿って長手の長さL1の長孔41が形成されている。こ
の長さL1は、後述するように定められる。また、筐体
40の内部には、筐体40の内部で摺動自在にスライダ
42が収納され、スライダ42の両側部には、凹所4
7、48がそれぞれ形成され、各凹所47、48にはそ
れぞれ一対のローラ43、44;45、46が回転自在
に設けられ、スライダ42はこれらローラ43、44;
45、46によって筐体40の内部で滑らかに摺動する
ように筐体40に対して支持される。
【0020】前記スライダ42の手前側(図2および図
3の右側)には、前記叩き方向と垂直な断面がスライダ
42の同様な断面より小さい支持部材49が延び、筐体
40の前記手前側端面に形成された透孔50から外部に
突出する。支持部材49の両側部には、支持部材49の
全長に亘る長溝51、52が形成され、各長溝51、5
2を挟む張出し部53、54;55、56が設けられ
る。前記透孔50は前記長溝51、52に対応する形状
の略H字状をなし、前記スライダ42の叩き方向に沿う
前後運動に伴う支持部材49の前後運動を、支持部材4
9が揺動しないように支持するガイドになる。前記長溝
51、52の内部でスライダ42の前記手前側端面57
と筐体40の手前側端面57との間には、それぞれ圧縮
バネ58、59が配置され、スライダ42の前記手前側
への運動時にスライダ42が筐体40の手前側端面57
に衝突しないように緩衝する作用を実現する。
【0021】前記支持部材49の手前側端部には、例と
してゴムなどの弾性材料で形成された叩き片60が固定
される。叩き片60は、支持部材49側端部付近は、叩
き方向に垂直な面が支持部材49の断面より大きく形成
され、スライダ49の背後側への移動時に筐体40の手
前側端面57に当接して、支持部材49のそれ以上の背
後側への移動を停止させる。また、スライダ42の背後
側端部には凹所61が形成され、凹所61には圧縮バネ
62が配置され、後述するように、スライダ42が背後
側に押圧された後、この押圧力が一挙に解除されるとス
ライダ42は圧縮バネ62のバネ力で前記手前側に弾発
的に移動する。圧縮バネ62のバネ力は、前記圧縮バネ
58のバネ力よりも大きく選ばれる。
【0022】前記支持部材49の一側部にはピン63が
立設され、その遊端部は筐体40に形成されている前記
長溝41から外部に突出する。ピン63の遊端部には円
板状のストッパ64が一体的に設けられ、後述するよう
にピン63に係合してピン63を叩き方向に沿って前記
背後側に押圧する押圧部材27のベルト35が、ピン6
3から外れないように、ピン63の軸方向の移動を阻止
している。
【0023】他の叩き部材30は、叩き部材29の前述
した構成と同様の構成を有し、叩き部材29の構成要素
と対応する構成要素には、叩き部材29の構成要素の前
記各参照符号に添字aを付して示す。
【0024】以下、前記長孔41、41aの長さL1に
ついて説明する。各叩き部材29、30のピン63、6
3aは、回転軸26の回転に伴って回転する押圧部材2
7、28のベルト35、35aで図2および図3の矢符
B1方向に押圧される。このとき、ベルト35、35a
がピン63、63aを矢符B1方向に押圧する図2に示
される距離L2は、押圧部材27、28のレバー31、
31aの長さで定められる。従って、叩き片60、60
aの所望のストロークとして前記距離L2を定め、長孔
41、41aの長さL1は、前記距離L2以上の長さに
選ばれる。
【0025】以下、本実施例の按摩機11の電気的構成
を、図5を参照して説明する。按摩機11は、各種の按
摩動作を設定する操作パネル65を備えており、操作パ
ネル65はマイクロコンピュータ66に接続されてい
る。マイクロコンピュータ66には、各モータ17、2
1が接続されている。ここで、モータ17、21にパル
スジェネレータが備えられ、モータ17、21の回転状
態はパルスジェネレータの出力に基づいて、マイクロコ
ンピュータ66によって検出され、その回転状態が所定
の回転数に制御されてもよい。マイクロコンピュータ6
6は、按摩動作時にモータ17を双方向のいずれか一方
向に回転する。これにより、回転軸19が双方向のいず
れか一方に回転され、ピニオン16a、16bとラック
14との噛み合いにより、駆動機構15が昇降される。
【0026】以下、本実施例の按摩機11の叩き動作
を、図1〜図5を参照して説明する。前按摩機11を動
作させる場合、操作パネル49を用いて、マイクロコン
ピュータ66の制御でモータ17を駆動して、駆動機構
15を椅子12の背もたれ部分13で昇降させ、駆動機
構15を所定の按摩位置に設定する。操作パネル54を
用いて駆動機構15を所定の按摩位置で停止させると、
操作パネル65で叩き動作などの所望の按摩動作を設定
する。操作パネル65で按摩機11を起動するとモータ
21が回転駆動され、回転軸26は動作変換機構22で
設定される所定の回転数で図3矢符A1方向に回転され
る。回転軸26の回転により、各押圧部材27、28の
レバー31、31aは、その一端が回転軸26に固定さ
れているので、レバー31、31aは回転軸26と同一
の回転速度で回転する。
【0027】この回転の途中でベルト35、35aのシ
ャフト34、34a付近は、各叩き部材29、30のピ
ン63、63aに当接して係合する。ここで、前述した
ように、押圧部材27、28が回転軸26の周方向の相
互に反対側に固定されているので、各押圧部材27、2
8は、叩き部材29、30のピン63、63aを交互に
押圧することになる。更に押圧部材27、28が回転す
ることにより、押圧部材27、28は、ピン63、63
aを叩き部材29、30の長手方向に沿って、図3矢符
B1方向に移動させる。このとき、ベルト35、35a
はゴムなどの弾性部材から形成されているので、ベルト
35、35aがピン63、63aに当接したとき、大き
な衝突音を発生せず、按摩機11の静粛性が向上されて
いる。
【0028】また、ベルト35、35aがピン63、6
3aを押圧するとき、ベルト35、35aは各一対のシ
ャフト32、34;32a、34aの間に張られてお
り、各シャフト32、32a;34、34aは、回転軸
26および軸33、33aに対して回転自在である。従
って、前記押圧時にピン63、63aからベルト35、
35aに反力が加わっても、この反力に対応してベルト
35、35aは自在に走行し、ベルト35、35aは、
ピン63、63aと大きな摩擦で擦れることなく、円滑
にピン63、63aを押圧して移動させることができ
る。この押圧時に、叩き部材29、30内のスライダ4
2、42aは、圧縮バネ62、62aのバネ力に抗して
前記背後側に移動し、圧縮バネ62、62aを圧縮す
る。
【0029】押圧部材27、28が更に回転して、ピン
63、63aが図2の距離L2だけ矢符B1方向に押圧
されたとき、シャフト34、34aのレバー31、31
aと反対側端部付近に相当するベルト35、35aの部
分がピン63、63aから離れ、ベルト35、35aと
ピン63、63aとの係合状態が解除される。このと
き、スライダ42、42aは、圧縮されている圧縮バネ
62、62aのバネ力で図2および図3の矢符B2方向
に、前記圧縮バネ58、59;58a、59aのバネ力
に抗して弾発的に移動する。従って、スライダ42、4
2aと支持部材49で連結されている叩き片60、60
aは被療者の被療部位を圧縮62、62aのバネ力およ
び圧縮バネ58、59;58a、59aのバネ力を適宜
定めることにより実現される適切な衝撃力で打撃する。
【0030】叩き片60、60aが被療部位を打撃した
後、叩き片60、60aは打撃の反動および圧縮バネ5
8、59;58a、59aのバネ力によって被療者から
被療者から離れる方向に移動する。前記距離L2を、前
記叩き片60、60aによる打撃の後で叩き片60、6
0aが被療者から完全に離れる程度に選ぶことにより、
前記打撃後の叩き片60、60aは被療者の身体から離
れ、図2および図3に示される中立の位置に復帰する。
この後、回転軸26の回転が継続されていると、叩き部
材29、30のピン63、63aは再度、押圧部材2
7、28のベルト35、35aによって押圧され、前述
した動作を繰り返し、被療者に対する叩き動作を継続す
る。
【0031】本実施例における按摩機11の前述した叩
き動作は、圧縮された圧縮バネ62、62aの圧縮状態
が一挙に解除されて、圧縮バネ62、62aのバネ力に
よって叩き片60、60aが被療者に対して打撃を行う
ことにより得られる。従って、按摩機11において、回
転軸26の回転速度を遅くしても、叩き片60、60
aが1回の叩き動作毎に被療者の身体から離れ、叩き
動作が圧縮バネ62、62aのバネ力によって得られる
ことから、1回の叩き動作が叩き片60、60aによる
身体の打撃となる作用に変化はない。従って、叩き動作
速度に拘らず、叩き動作による良好なマッサージ効果を
得ることができる。
【0032】以上のように、本実施例の按摩機11にお
いて、叩き片60、60aのストロークは、前記押圧部
材27、28のレバー31、31aの長さと、レバー3
1、31aとピン63、63aとの位置関係により、従
来技術の按摩機の按摩片のストロークと比較して所望の
長さに設定することができる。これにより、叩き動作に
おいて、叩き片60、60aが被療者の身体から完全に
離れ、良好な動作品質の叩き動作が実現される。また、
叩き片60、60aによる叩き動作の繰り返し速度を遅
くしても、叩き片60、60aによる叩き動作は、前記
圧縮バネ62、62aのバネ力によって行われるため、
良好な動作品質の叩き動作を実現することができる。即
ち、叩き片60、60aの運動速度に拘らず、人間が行
う叩き動作に近い叩き動作が実現でき、動作品質が格段
に向上された按摩機11が実現できる。
【0033】上記実施例の按摩機11では、叩き機能に
ついてのみ説明したが、以下に示されるように、揉み機
能を併せ持つようにしてもよい。そのための一構成例と
して以下の構成例を挙げる。第1に、前記叩き部材2
9、30をフレーム23、24間の図示しない軸によっ
て角変位可能に支持する。更に、図1に示される軸70
をフレーム23、24を貫通し、モータ(図示せず)に
よって回転駆動される回転軸とし、この軸70に、軸7
0の回転によって公転運動を行うカム部材を設け、カム
部材の公転運動をカム部材にピン結合されたロッドなど
によって平行運動に変換する。前記ロッドの先端を前記
叩き部材29、30の前記背後側端部にピン結合する。
これにより、軸70が回転駆動されると、叩き部材2
9。30が、前記図示しない軸の回りに往復角変位し、
揉み動作が実現される。
【0034】上記実施例で説明された構成は、本発明の
一実施例を示すものであり、本発明の範囲を限定するも
のではない。本発明は、本発明の精神を逸脱しない範囲
の広範囲の変形例を含むものである。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に従え
ば、支持部材の回転軸と反対側付近が叩き部材の摺動部
材に係合するとき、支持部材の両端の間に張られた弾性
材料からなるベルトが摺動部材に係合し押圧するように
した。この押圧動作によって、摺動部材が叩き方向背後
側に押圧された後、係合状態が解除されると、摺動部材
が叩き方向前面側に弾発的に移動し、摺動部材の遊端部
によって被療者に対する叩き動作を行う。
【0036】従って、この叩き動作を実現するために押
圧部材で摺動部材を押圧するとき、押圧部材に備えられ
る弾性部材から形成されたベルトが摺動部材に接触して
押圧するので、押圧部材で摺動部材を押圧するとき、発
生する衝突音を低減することができ、静粛性が格段に向
上される。
【0037】請求項2の発明に従えば、ベルトが支持部
材の両端の間で走行自在に構成されるようにしたので、
押圧部材が摺動部材を押圧する際に、ベルトと摺動部材
とが擦れ合うことがなく、ベルトの磨耗が格段に抑制さ
れる。また、ベルトによる騒音の低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の按摩機11の駆動機構15
の一部分の斜視図である。
【図2】叩き部材29、30の上面から見た断面図であ
る。
【図3】叩き部材29、30の側面から見た断面図であ
る。
【図4】本実施例の按摩機11の断面図である。
【図5】按摩機11の電気的構成を説明するブロック図
である。
【符号の説明】
11 按摩機 12 椅子 15 駆動機構 17、21 モータ 19、26 回転軸 20a、20b 按摩片 27、28 押圧部材 29、30 叩き部材 31、31a レバー 32、32a;34、34a シャフト 35、35a ベルト 41、41a 長孔 40、40a 筐体 42、42a スライダ 58、59;58a、59a;62、62a 圧縮バネ 60、60a 叩き片 63、63a ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって回転駆動される回転軸と、 該回転軸に固定された押圧部材と、 該回転軸に関して固定位置に配置された叩き部材とより
    なり、 前記押圧部材は、 該回転軸に一端が固定された支持部材と、 該支持部材の両端の間に張られた弾性材料からなるベル
    トとを備え、 前記叩き部材は、 該回転軸近傍に配置され、該回転軸の軸線方向と交差す
    る叩き方向に長手であり、該叩き方向に沿って長孔が形
    成された筐体と、 該筐体内に該叩き方向に沿って摺動自在に収納され、該
    押圧部材が係合して該叩き方向の背後側に押圧され、該
    筐体の該叩き方向一端から被療者に対して遊端部が外部
    に延び、該遊端部が叩き方向前面側に弾発的に移動して
    叩き動作を行う摺動部材とを備え、 該押圧部材と係合した該摺動部材が該叩き方向背後側に
    押圧された後、該係合状態が解除されると、該摺動部材
    が該叩き方向前面側に弾発的に移動し、該摺動部材の遊
    端部によって被療者に対する叩き動作を行う按摩機。
  2. 【請求項2】前記ベルトは前記支持部材の両端の間で走
    行自在に構成される請求項1に記載の按摩機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001060310A1 (en) * 2000-02-15 2001-08-23 Lim Sang Hyun A spine massager
CN105796303A (zh) * 2016-03-05 2016-07-27 马翼 一种用于康复治疗的按摩用医疗器械
CN107307983A (zh) * 2017-06-06 2017-11-03 深圳市晓控通信科技有限公司 一种基于物联网的多功能按摩床
CN109875871A (zh) * 2019-03-12 2019-06-14 吉林大学 一种移动式腰椎超声保健按摩仪

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