JP2004213966A - フラットケーブルへの圧接端子接続用治具及びフラットケーブルと圧接端子との接続部 - Google Patents

フラットケーブルへの圧接端子接続用治具及びフラットケーブルと圧接端子との接続部 Download PDF

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Abstract

【課題】圧接端子に対するフラットケーブルのフラット導体の接続を良好に行わせることができるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具を得る。
【解決手段】1対の圧接刃7の間に圧接溝8を有する圧接端子9を、フラットケーブル3へフラット導体1の箇所で突き刺して圧接刃7の部分をフラット導体1に圧接させて導通をとるために用いるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具14は、フラット導体1の幅以上に広い面がフラットケーブル3の広面に接触してフラットケーブル3を押圧する押圧面15を有する押圧部材16を備えている。この押圧部材16には、圧接刃7を逃がす逃がし溝17を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電気機器や自動車等の電気配線に使用される電装ユニットの圧接端子にフラットケーブルを接続する際に用いるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具及びフラットケーブルと圧接端子との接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば電気機器や自動車等の電気配線に、図17に示すような、平行に並設された銅やアルミニウムのような帯状導体よりなる例えば厚さが0.15mm〜0.2mm、幅が1.5mm〜3.0mm程度の複数のフラット導体1が、ポリエチレンテレフタレートの如きプラスチックよりなるフラット絶縁被覆2で被覆したフラットケーブル3が用いられるようになってきている。
【0003】
このようなフラット導体1を有するフラットケーブル3にあっては、図18に示すように、接続端子12の1対の突き刺し片13をフラット導体1の幅方向の両側からフラット絶縁被覆2のみの箇所でフラットケーブル3に突き刺し、フラットケーブル3を突き抜けた各突き刺し片13を円弧状に折り曲げて、その先端部でフラット導体1を挟持させた後、各突き刺し片13の先端部を抵抗溶接またはレーザ溶接等によってフラット導体1に溶接して電気的に接続していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−56913号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなフラット導体1と突き刺し片13との接続部では、1対の突き刺し片13をフラット導体1の幅方向の両側からフラット絶縁被覆2のみの箇所でフラットケーブル3に突き刺し、フラットケーブル3を突き抜けた各突き刺し片13を円弧状に折り曲げて、その先端部でフラット導体1を挟持させた後、各突き刺し片13の先端部を抵抗溶接またはレーザ溶接等によってフラット導体1に溶接しなければならないので、作業性が繁雑で、狭隘な場所での接続作業には適しない問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、圧接端子に対するフラットケーブルのフラット導体の接続を良好に行わせることができるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、圧接端子に対してフラットケーブルのフラット導体が良好に接続されたフラットケーブルと圧接端子との接続部を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧接刃を有する圧接端子を、フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルへフラット導体の箇所で突き刺して圧接刃の部分をフラット導体に圧接させて導通をとるために用いるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具を改良するものである。
【0009】
本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具では、フラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、該押圧部材には前記圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このようにフラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、該押圧部材には圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられていると、圧接刃の箇所では押圧部材の広い面の押圧により、フラット導体を湾曲させないで圧接刃を突き刺すことができ、また圧接刃の箇所では逃がし溝に圧接刃を逃がすことができ、圧接端子に対するフラットケーブルのフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0011】
この場合、押圧部材の逃がし溝は、圧接刃の広面の一方に対して所要の間隔があき、該広面の他方に対して接近した間隔となる構造になっていることが好ましい。逃がし溝がこのようになっていると、この押圧部材でフラットケーブルを押圧すると、圧接刃がフラット導体を切り裂いて突き刺さり、フラット導体の切り裂き面の部分は、圧接刃の広面の一方に対しては他方に対するものよりも大きな傾斜で圧接されることになる。この大きな傾斜で圧接されたフラット導体の切り裂き面の部分により、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0012】
また本発明は、1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、1対の圧接刃の広面を対向させた状態で相互間に間隔をあけて2組立設され、これら2組の圧接端子を、フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルへフラット導体の箇所でそれぞれ突き刺して各圧接刃の部分をフラット導体に圧接させて導通をとるために用いるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具を改良するものである。
【0013】
本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具では、フラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して2組の圧接端子の箇所で同時に該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、該押圧部材には各圧接刃を逃がす逃がし溝がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【0014】
このようにフラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して2組の圧接端子の箇所で同時に該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、該押圧部材には圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられていると、各圧接刃の箇所では押圧部材の広い面の押圧により、フラット導体をV字状またはU字状に湾曲させないで各圧接刃を同時に突き刺すことができ、また各圧接刃の箇所では逃がし溝に各圧接刃を逃がすことができ、圧接端子に対するフラットケーブルのフラット導体の接続を良好に行わせることができる。また、フラット導体は2組の圧接端子の向かい合う広面に、それぞれフラット導体の切り裂き面の部分が圧接されることになり、この2組の圧接端子の間のフラットケーブルの突っ張りにより各圧接端子に対するフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0015】
この場合、押圧部材の逃がし溝は、隣接する2組の圧接端子の相互に対向する広面に対して所要の間隔があき、その広面の裏側の広面に対して接近した間隔となる構造になっており、且つ圧接刃の圧接溝を形成している各狭面に対して所要の間隔があく構造になっていることが好ましい。このようになっていると、フラット導体は2組の圧接端子の向かい合う広面に、それぞれフラット導体の切り裂き面の部分が傾斜状態で圧接されることになり、この2組の圧接端子の間のフラットケーブルの突っ張りにより各圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。また、各圧接刃の広面と狭面とにフラット導体の切り裂き面の部分傾斜状態で圧接されていると、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0016】
次に本発明は、1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケーブルへ、フラット導体の箇所で突き刺されてフラット導体が切り裂かれ、フラット導体の切り裂き面の部分が圧接刃に圧接されて導通接続されているフラットケーブルと圧接端子との接続部を改良するものである。
【0017】
本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体の切り裂き面の部分は、圧接刃の広面に傾斜状態で圧接されていることを特徴とする。
【0018】
このように大きな傾斜で圧接端子に圧接されたフラット導体の切り裂き面の部分により、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続が非常に安定したものとなる。
【0019】
本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体の切り裂き面の部分は、圧接刃の圧接溝を形成している各狭面に対して傾斜状態で圧接されていることを特徴とする。
【0020】
このようにフラット導体の切り裂き面の部分が、圧接刃の圧接溝を形成している各狭面に対して傾斜状態で圧接されていると、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0021】
さらに本発明は、1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、1対の圧接刃の広面を対向させた状態で相互間に間隔をあけて2組立設され、これら2組の圧接端子が、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケーブルへフラット導体の箇所でそれぞれ突き刺されてフラット導体がそれぞれ切り裂かれ、フラット導体の各切り裂き面の部分が2組の圧接刃に圧接されて導通接続されているフラットケーブルと圧接端子との接続部を改良するものである。
【0022】
本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体の切り裂き面の部分は、2組の圧接刃の対向するそれぞれの広面に対してはその裏面の広面に対するものよりも大きな傾斜で圧接されていることを特徴とする。
【0023】
このようにフラット導体の切り裂き面の部分が、2組の圧接刃の対向するそれぞれの広面に対してはその裏面の広面に対するものよりも大きな傾斜で圧接されていると、各圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。また、2組の圧接端子の間のフラットケーブルの突っ張りにより各圧接端子に対するフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0024】
また本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、2組の圧接端子の間で各圧接端子の圧接溝に対応する箇所にそれぞれ立設されていてフラットケーブルのフラット導体の箇所にそれぞれ突き刺された突き刺し片が設けられていることを特徴とする。
【0025】
このように2組の圧接端子の間で各圧接端子の圧接溝に対応する箇所にそれぞれ立設されていてフラットケーブルのフラット導体の箇所にそれぞれ突き刺された突き刺し片が設けられ、これら突き刺し片と各圧接端子とが電気的に一体になっていると、フラット導体との接触面積が一層大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を一層良好に行わせることができ、各突き刺し片の間のフラットケーブルの突っ張り力により各突き刺し片に対するフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0026】
これらの場合、フラットケーブルの上には、フラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材が当接され、該押圧部材には少なくとも各圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられ、該押圧部材は接続部カバーの内面に支持されていることが好ましい。このようになっていると、接続部カバーを押し下げる動作で、フラットケーブルのフラット導体を圧接端子に接続する作業が行われ、同時に接続部に接続部カバーを被せることができ、しかも接続部の状態を安定した状態に保持することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具及びフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第1例を示したもので、図1は本例のフラットケーブルへの圧接端子接続用治具の斜視図及びフラットケーブルと圧接端子との接続部の接続前の状態を示す斜視図、図2は本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図である。なお、前述した図17及び図18と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0028】
本例のフラットケーブルへの圧接端子接続用治具14は、接続を行うフラットケーブル3のフラット導体1の幅以上に広い面が該フラットケーブル3の広面3aに接触して該フラットケーブル3を押圧する押圧面15を有する押圧部材16を備えている。この押圧部材16には、各圧接刃7を逃がす逃がし溝17が貫通して設けられている。対向する逃がし溝17の間には、対となった圧接刃7の間の圧接溝8に入り込む押圧部23が押圧面15を共有して設けられている。
【0029】
このような接続用治具14を用いたフラットケーブルと圧接端子との接続部を、その接続方法と共に説明する。
【0030】
本例のフラットケーブル3は、2条のフラット導体1が並設された構造のものであるため、接続を容易に行えるように2条のフラット導体1の間のフラット絶縁被覆2に、フラット導体1に沿って切れ目18を所定の長さにわたり入れておく。
【0031】
圧接端子9は、筐体の底面19から立設させておく。圧接端子9は、図示しない回路等に接続されている。
【0032】
かかる状態で、図1に示すように、接続すべきフラット導体1が圧接端子9の上に直交する向きで存在するように配置する。この接続すべきフラット導体1の上に、接続用治具14をその逃がし溝17が圧接端子9の各圧接刃7に対応して存在するように配置する。
【0033】
しかる後、接続用治具14を降下させてフラットケーブル3の接続すべきフラット導体1の上に載せた状態で、該接続用治具14を降下させる。このようにすると、接続用治具14と共にフラットケーブル3が降下して、接続すべきフラット導体1の箇所で各圧接刃7が突き刺さる。このとき、フラット導体1の幅以上に広い押圧面15がフラットケーブル3の広面3aに接触した状態で該フラットケーブル3が押圧され、且つ同時に押圧部23が圧接溝8に入り込むので、フラット導体1がV字状またはU字状に湾曲させずに図3に示すように水平状態を保って各圧接刃7を突き刺す。この状態では、各圧接刃7で幅方向に切り裂かれたフラット導体1の切り裂き面の部分20が、図4に示すように圧接刃7に傾斜状態で圧接され、導通状態になる。
【0034】
即ち、本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部においては、各圧接刃7で幅方向に切り裂かれたフラット導体1の切り裂き面の部分20が、圧接刃7の広面7aに傾斜状態で圧接され、導通接続されている。
【0035】
切れ目18の反対側のフラット導体1にも、図2に示すように、同様にして圧接端子9の各圧接刃7が接続されている。
【0036】
本例では、フラット導体1の幅以上に広い面がフラットケーブル3の広面3aに接触して該フラットケーブル3を押圧する押圧面15を有する押圧部材16を備えた接続用治具14を用い、該押圧部材16には各圧接刃7を逃がす逃がし溝17を設け、これら逃がし溝17の間には対となった圧接刃7の間の圧接溝8に入り込む押圧部23を設けているので、各圧接刃7の箇所では押圧部材16の広い押圧面15の押圧により、また対となった圧接刃7の間の圧接溝8に入り込む押圧部23の下面の押圧により、フラット導体1をV字状またはU字状に湾曲させないで各圧接刃7を突き刺すことができ、また各圧接刃7の箇所では逃がし溝17に各圧接刃7を逃がすことができ、圧接端子9に対するフラットケーブル3のフラット導体1の接続を良好に行わせることができる。
【0037】
また、このフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体1の切り裂き面の部分20が、圧接刃7の広面7aに傾斜状態で圧接されているので、圧接端子9とフラット導体1との接触面積が大きくなり、圧接端子9に対するフラット導体1の接続が非常に安定したものとなる。
【0038】
特に、複数条のフラット導体1が平行に並設されたフラットケーブル3の場合、切れ目18でフラット導体1を独立させておくことにより、各フラット導体1に対する圧接端子9の接続を、隣接するフラット導体1に影響されることなく容易に行うことができる。
【0039】
図5は本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第2例を示した縦断側面図である。
【0040】
本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラットケーブル3の上には、フラット導体1の幅以上に広い面がフラットケーブル3の広面3aに接触して該フラットケーブル3を押圧する押圧面を有する押圧部材16が当接され、該押圧部材16には図1と同様に各圧接刃7を逃がす逃がし溝17が設けられ、対向する逃がし溝17の間には圧接溝8に入り込む押圧部23が設けられ、該押圧部材16は接続部カバー21と一体成形されている。なお、押圧部材16は接続部カバー21と別体に形成しておいて、接続部カバー21内に組み込んで、接着やネジ止め等で一体化してもよい。
【0041】
筐体の底面19は起立状態にあるので、この底面19の縁部からフラットケーブル3が下降し、このフラットケーブル3の下降部分が接続部カバー21の端部21aで押さえられている。
【0042】
このようになっていると、接続部カバー21を押し下げる動作で、フラットケーブル3のフラット導体1を圧接端子9に接続する作業が行われ、同時に接続部に接続部カバー21を被せることができ、しかも接続部の状態を安定した状態に保持することができる。また、フラットケーブル3の下降部分を接続部カバー21の端部21aで押さているので、フラットケーブル3に引っ張り力が作用しても、その力は接続部に及ばず、接続部を張力から保護することができる。
【0043】
図6乃至図13は本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具の実施の形態の第2例と本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第3例を示したもので、図6は本例の圧接端子の斜視図、図7は本例の接続用治具の底面側から見た斜視図、図8は本例で圧接端子の上にフラットケーブルと接続用治具を重ねた状態の側面図、図9は本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部の斜視図、図10は本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部の平面図に接続用治具の逃がし溝を重ねた説明図、図11で圧接刃と逃がし溝の関係を示す拡大図、図12は図9のC−C線断面図、図13は図9の縦断面図である。なお、前述した図1乃至図5と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0044】
本例では、図6に示すように、端子板22の長手方向の両端に2組の圧接端子9が対形の圧接刃7の相互の広面7aを対向させた状態で相互間に間隔をあけて平行に立設され、対となった圧接刃7の間には圧接溝8がそれぞれ設けられている。
【0045】
また本例のフラットケーブルへの圧接端子接続用治具14は、接続すべきフラット導体1の幅以上に広い面がフラットケーブル3の広面3aに接触して2組の圧接端子9の箇所で同時に該フラットケーブル3を押圧する押圧面15を有する押圧部材16を備え、該押圧部材16には対となった圧接刃7を逃がす逃がし溝17がそれぞれ設けられ、この逃がし溝17の中には対となった圧接刃7の間の圧接溝8に入り込む押圧部23が設けられ、また押圧面15にはケーブルガイド溝24が設けられている。
【0046】
各逃がし溝17は、隣接する2組の圧接端子9の相互に対向する圧接刃7の広面7aに対して所要の間隔g1 があき、その広面7aの裏側の広面7aに対して接近した間隔g2 となる構造になっている。また逃がし溝17は、圧接刃7の圧接溝8を形成している各狭面7bに対して所要の間隔g3 があく構造になっている。
【0047】
接続に際しては、図8に示すように、接続すべきフラット導体1が2組の圧接端子9の上に跨がって存在するように配置する。この接続すべきフラット導体1の上に、接続用治具14をその各逃がし溝17がそれぞれの圧接端子9の各圧接刃7に対応して存在するように配置する。
【0048】
しかる後、接続用治具14を降下させてフラットケーブル3の接続すべきフラット導体1の上に載せた状態で、該接続用治具14を降下させる。このようにすると、接続用治具14と共にフラットケーブル3が降下して、接続すべきフラット導体1の箇所で2組の圧接端子9の各圧接刃7が突き刺さる。このとき、フラット導体1の幅以上に広い押圧面15がフラットケーブル3の広面3aに接触した状態で該フラットケーブル3が押圧され、また対となった圧接刃7間の圧接溝8のところでは押圧部23の下の押圧面15で押圧されるので、フラット導体1をV字状またはU字状に湾曲させずに図12に示すように水平状態を保って2組の圧接端子9の各圧接刃7を突き刺す。この状態では、圧接刃7に対する逃がし溝17の間隔g1 >間隔g2 の関係で、大きい方の間隔g1 のところではフラット導体1が伸びながら切れ、小さい方の間隔g2 のところではフラット導体1がほとんど伸びないで切れ、切られた切り裂き面の部分20a,20bが、図13に示すように、2組の圧接刃7の対向するそれぞれの広面7aに対向する切り裂き面の部分20aが、その裏面の広面7aに対向する切り裂き面の部分20bよりも大きな傾斜で圧接刃7に圧接され、導通状態になっている。また、圧接刃7の圧接溝8を形成している各狭面7bに対しても、圧接刃7に対する逃がし溝17の間隔g3 の存在により、フラット導体1が伸びながら切れ、フラット導体1の切り裂き面の部分は傾斜状態で圧接刃7に圧接されている。
【0049】
このようにフラット導体1の切り裂き面の部分が、2組の圧接刃7の対向するそれぞれの広面7aに対してはその裏面の広面7aに対するものよりも大きな傾斜で圧接されていると、各圧接端子9に対するフラット導体1の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。また、2組の圧接端子9の間のフラットケーブル3の突っ張りにより各圧接端子9に対するフラット導体1の接続を良好に行わせることができる。しかも、2組の圧接端子9が端子板22で接続されていると、フラット導体1に対する接触面積を約2倍にすることができる。
【0050】
さらに、フラット導体1の切り裂き面の部分が、圧接刃7の圧接溝8を形成している各狭面7bに対して傾斜状態で圧接されていると、圧接端子9とフラット導体1との接触面積が大きくなり、圧接端子9に対するフラット導体1の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0051】
この場合、押圧部材16が図5に示すと同様に接続部カバー21の内面に組み込まれていると、接続部カバー21を押し下げる動作で、フラットケーブル3のフラット導体1を圧接端子9に接続する作業が行われ、同時に接続部に接続部カバー21を被せることができ、しかも接続部の状態を安定した状態に保持することができる。この場合も、図5に示すと同様に、筐体の底面19は起立状態にあり、この底面19の縁部からフラットケーブル3が下降し、このフラットケーブル3の下降部分が接続部カバー21の端部21aで押さえられていると、フラットケーブル3に引っ張り力が作用しても、その力は接続部に及ばず、接続部を張力から保護することができる。
【0052】
本発明者による厚さ0.15mmのフラット導体1を有するフラットケーブル3に、板厚0.25mmの2組の圧接端子9を突き刺して接続する接続方法で、実際に接続した実験では、フラットケーブル3がポリエチレンテレフタレートフイルムをフラット絶縁被覆2として使用した場合には間隔g1 が0.12mm程度、フラットケーブル3がポリブチレンテレフタレートの押出し被覆によるフラット絶縁被覆2を使用した場合には間隔g1 が0.04〜0.06mm程度で、良好なフラット導体1と圧接端子9との接続が得られた。
【0053】
なお、ポリエチレンテレフタレートフイルムをフラット絶縁被覆2として使用した場合に比べてポリブチレンテレフタレートの押出し被覆によるフラット絶縁被覆2を使用した場合に間隔g1 が小さいのは、ポリブチレンテレフタレートの押出し被覆によるフラット絶縁被覆2の厚みが厚いため、絶縁被覆の潰れ代が大きく、間隔をより狭くしないとフラット絶縁被覆2を早く剪断してから伸び切れたフラット導体1を露出させて圧接刃7に接触させることができなくなるからである。
【0054】
図14は本発明に係る本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第4例を示した平面図である。
【0055】
本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部では、端子板22の長手方向に3組の圧接端子9が所定間隔で設けられ、これら圧接端子9の対形の圧接刃7はそれぞれ端子板22の幅方向に並べられて突設されている。これら3組の圧接端子9の上にフラット導体1が跨がって存在するように配置されたフラットケーブル3は、図8のような構造で、3組の圧接端子9の各圧接刃7と圧接溝8に対応して逃がし溝17と押圧部23を備えた図示しない接続用治具14の押圧により、端子板22に対して平行状態を保って各対の圧接刃7に図13と同様な関係で突き刺され、フラット導体1に導通接続されている。
【0056】
この例のように圧接端子9の数が増えると、フラット導体1との接触面積が増え、接触抵抗を減らすことができる。
【0057】
図15は本発明に係る本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第5例を示した平面図である。
【0058】
本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部は、圧接端子9の突き刺し傷によるフラットケーブル3の切断を防止することを目的としたもので、端子板22の隣接する圧接端子9の間に、各圧接端子9の圧接溝8を結ぶ線上に端子板22から2個の突き刺し片25が突設され、これら突き刺し片25と各圧接端子9とが図示しない端子板22電気的に一体になっており、これら突き刺し片25もフラット導体1の箇所でフラットケーブル3に突き刺されている。
【0059】
このような圧接端子9及び突き刺し片25にフラットケーブル3を接続する接続用治具14は、図示しないが、各圧接刃7に対しては逃がし溝17が図10のような間隔g1 ,g2 ,g3 の関係で設けられ、対向配置された各突き刺し片25に対しては逃がし溝が前述したと同様に対向する突き刺し片25の広面25aに対しては図10と同様に間隔g1 となり、その反対側の広面25aに対しては間隔g1 より狭い間隔g2 となるように設けられている。
【0060】
このようなフラットケーブルと圧接端子との接続部によれば、これら突き刺し片25もフラット導体1に電気的に接続され、フラット導体1との接触面積が一層大きくなり、圧接端子9に対するフラット導体1の接続を一層良好に行わせることができる。
【0061】
この場合も、各圧接刃7及び各突き刺し片25が突き刺されたフラットケーブル3は、図13と同様な接続関係になって対向する圧接刃7ではフラットケーブル3の突っ張り力により各圧接端子9に対してフラット導体1を良好に接続することができ、また対向する突き刺し片25の間でもフラットケーブル3の突っ張り力により各突き刺し片25に対してフラット導体1を良好に接続することができる。
【0062】
図16は本発明に係る本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第6例を示した側面図である。
【0063】
本例のフラットケーブルと圧接端子との接続部は、各圧接刃7からのフラットケーブル3の抜けを目的としたもので、フラットケーブル3を突き抜けた各圧接刃7の部分が曲げられて、フラットケーブル3が押さえられている。
【0064】
このようなフラットケーブルと圧接端子との接続部によれば、使用中に各圧接刃7からフラットケーブル3が抜けるのを防止することができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具では、フラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、該押圧部材には圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられているので、圧接刃の箇所では押圧部材の広い面の押圧により、フラット導体を湾曲させないで圧接刃を突き刺すことができ、また圧接刃の箇所では逃がし溝に圧接刃を逃がすことができ、圧接端子に対するフラットケーブルのフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0066】
この場合、押圧部材の逃がし溝が、圧接刃の広面の一方に対して所要の間隔があき、該広面の他方に対して接近した間隔となる構造になっていると、この押圧部材でフラットケーブルを押圧することにより、圧接刃がフラット導体を切り裂いて突き刺さり、フラット導体の切り裂き面の部分は、圧接刃の広面の一方に対しては他方に対するものよりも大きな傾斜で圧接されることになり、この大きな傾斜で圧接されたフラット導体の切り裂き面の部分により、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0067】
また、本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具では、フラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して2組の圧接端子の箇所で同時に該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、該押圧部材には圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられているので、各圧接刃の箇所では押圧部材の広い面の押圧により、フラット導体をV字状またはU字状に湾曲させないで各圧接刃に同時に突き刺すことができ、また各圧接刃の箇所では逃がし溝に各圧接刃を逃がすことができ、圧接端子に対するフラットケーブルのフラット導体の接続を良好に行わせることができる。また、フラット導体は2組の圧接端子の向かい合う広面に、それぞれフラット導体の切り裂き面の部分が圧接されることになり、この2組の圧接端子の間のフラットケーブルの突っ張りにより各圧接端子に対するフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0068】
この場合、押圧部材の逃がし溝が、隣接する2組の圧接端子の相互に対向する広面に対して所要の間隔があき、その広面の裏側の広面に対して接近した間隔となる構造になっており、且つ押圧部材の逃がし溝が、圧接刃の圧接溝を形成している各狭面に対して所要の間隔があく構造になっていると、フラット導体は2組の圧接端子の向かい合う広面に、それぞれフラット導体の切り裂き面の部分が傾斜状態で圧接されることになり、この2組の圧接端子の間のフラットケーブルの突っ張りにより各圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。また、各圧接刃の広面と狭面とにフラット導体の切り裂き面の部分傾斜状態で圧接されていると、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0069】
次に、本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体の切り裂き面の部分が、圧接刃の広面に傾斜状態で圧接されているので、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続が非常に安定したものとなる。
【0070】
本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体の切り裂き面の部分が、圧接刃の圧接溝を形成している各狭面に対して傾斜状態で圧接されているので、圧接端子とフラット導体との接触面積が大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。
【0071】
さらに、本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、フラット導体の切り裂き面の部分が、2組の圧接刃の対向するそれぞれの広面に対してはその裏面の広面に対するものよりも大きな傾斜で圧接されているので、各圧接端子に対するフラット導体の接続を非常に安定した状態で行わせることができる。また、2組の圧接端子の間のフラットケーブルの突っ張りにより各圧接端子に対するフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0072】
また本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部では、2組の圧接端子の間で各圧接端子の圧接溝に対応する箇所にそれぞれ立設されていてフラットケーブルのフラット導体の箇所にそれぞれ突き刺された突き刺し片が設けられ、これら突き刺し片と各圧接端子とが電気的に一体になっているので、フラット導体との接触面積が一層大きくなり、圧接端子に対するフラット導体の接続を一層良好に行わせることができ、各突き刺し片の間のフラットケーブルの突っ張り力により各突き刺し片に対するフラット導体の接続を良好に行わせることができる。
【0073】
これらの場合、フラットケーブルの上には、フラット導体の幅以上に広い面がフラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材が当接され、該押圧部材には少なくとも各圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられ、該押圧部材が接続部カバーの内面に支持されていると、接続部カバーを押し下げる動作で、フラットケーブルのフラット導体を圧接端子に接続する作業が行われ、同時に接続部に接続部カバーを被せることができ、しかも接続部の状態を安定した状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具の実施の形態の第1例の斜視図及びフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第1例の接続前の状態を示す斜視図である。
【図2】第1例のフラットケーブルと圧接端子との接続部の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第2例を示した縦断側面図である。
【図6】本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第3例における圧接端子の斜視図である。
【図7】本発明に係るフラットケーブルへの圧接端子接続用治具の実施の形態の第2例における底面側から見た斜視図である。
【図8】第3例の接続部を形成するために圧接端子の上にフラットケーブルと接続用治具を重ねた状態の側面図である。
【図9】第3例のフラットケーブルと圧接端子との接続部の斜視図である。
【図10】第3例のフラットケーブルと圧接端子との接続部の平面図に接続用治具の逃がし溝を重ねた説明図である。
【図11】図10で圧接刃と逃がし溝の関係を示す拡大図である。
【図12】図9のC−C線断面図である。
【図13】図9の縦断面図である。
【図14】本発明に係る本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第4例を示した平面図である。
【図15】本発明に係る本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第5例を示した平面図である。
【図16】本発明に係る本発明に係るフラットケーブルと圧接端子との接続部の実施の形態の第6例を示した側面図である。
【図17】フラットケーブルの一例を示す斜視図である。
【図18】従来のフラットケーブルと接続端子の接続部の斜視図である。
【符号の説明】
1 フラット導体
2 フラット絶縁被覆
3 フラットケーブル
4 撚線導体
5 フラット状絶縁被覆
6 リボン電線
7 圧接刃
8 圧接溝
9 圧接端子
10 押圧治具
11 押圧部
12 接続端子
13 突き刺し片
14 フラットケーブルへの圧接端子接続用治具
15 押圧面
16 押圧部材
17 逃がし溝
18 切れ目
19 筐体の底面
20 切り裂き面の部分
21 接続部カバー
21a 接続部カバーの端部
22 端子板
23 押圧部
24 ケーブルガイド溝
25 突き刺し片

Claims (9)

  1. 圧接刃を有する圧接端子を、フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルへ前記フラット導体の箇所で突き刺して前記圧接刃の部分を前記フラット導体に圧接させて導通をとるために用いるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具において、
    前記フラット導体の幅以上に広い面が前記フラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、前記押圧部材には前記圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられていることを特徴とするフラットケーブルへの圧接端子接続用治具。
  2. 前記逃がし溝は、前記圧接刃の広面の一方に対して所要の間隔があき、前記広面の他方に対して接近した間隔となる構造になっていることを特徴とする請求項1に記載のフラットケーブルへの圧接端子接続用治具。
  3. 1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、前記1対の圧接刃の広面を対向させた状態で相互間に間隔をあけて2組立設され、これら2組の前記圧接端子を、フラット導体がフラット絶縁被覆で被覆されたフラットケーブルへ前記フラット導体の箇所でそれぞれ突き刺して前記各圧接刃の部分を前記フラット導体に圧接させて導通をとるために用いるフラットケーブルへの圧接端子接続用治具において、
    前記フラット導体の幅以上に広い面が前記フラットケーブルの広面に接触して2組の前記圧接端子の箇所で同時に該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材を備え、前記押圧部材には前記各圧接刃を逃がす逃がし溝がそれぞれ設けられていることを特徴とするフラットケーブルへの圧接端子接続用治具。
  4. 前記逃がし溝は、隣接する2組の前記圧接端子の相互に対向する広面に対して所要の間隔があき、その広面の裏側の広面に対して接近した間隔となる構造になっており、且つ前記逃がし溝は前記圧接刃の前記圧接溝を形成している各狭面に対して所要の間隔があく構造になっていることを特徴とする請求項3に記載のフラットケーブルへの圧接端子接続用治具。
  5. 1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケーブルへ、前記フラット導体の箇所で突き刺されて前記フラット導体が切り裂かれ、前記フラット導体の切り裂き面の部分が前記圧接刃に圧接されて導通接続されているフラットケーブルと圧接端子との接続部において、
    前記フラット導体の前記切り裂き面の部分は、前記圧接刃の広面に傾斜状態で圧接されていることを特徴とするフラットケーブルと圧接端子との接続部。
  6. 1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケーブルへ、前記フラット導体の箇所で突き刺されて前記フラット導体が切り裂かれ、前記フラット導体の切り裂き面の部分が前記圧接刃に圧接されて導通接続されているフラットケーブルと圧接端子との接続部において、
    前記フラット導体の前記切り裂き面の部分は、前記圧接刃の前記圧接溝を形成している各狭面に対して傾斜状態で圧接されていることを特徴とするフラットケーブルと圧接端子との接続部。
  7. 1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、前記1対の圧接刃の広面を対向させた状態で相互間に間隔をあけて2組立設され、これら2組の前記圧接端子が、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケーブルへ前記フラット導体の箇所でそれぞれ突き刺されて前記フラット導体がそれぞれ切り裂かれ、前記フラット導体の各切り裂き面の部分が2組の前記圧接刃に圧接されて導通接続されているフラットケーブルと圧接端子との接続部において、前記フラット導体の前記切り裂き面の部分は、2組の前記圧接刃の対向するそれぞれの広面に対してはその裏面の広面に対するものよりも大きな傾斜で圧接されていることを特徴とするフラットケーブルと圧接端子との接続部。
  8. 1対の圧接刃の間に圧接溝を有する圧接端子が、前記1対の圧接刃の広面を対向させた状態で相互間に間隔をあけて2組立設され、これら2組の前記圧接端子が、フラット導体をフラット絶縁被覆で被覆したフラットケーブルへ前記フラット導体の箇所でそれぞれ突き刺されて前記フラット導体がそれぞれ切り裂かれ、前記フラット導体の各切り裂き面の部分が2組の前記圧接刃に圧接されて導通接続されているフラットケーブルと圧接端子との接続部において、2組の前記圧接端子の間で各圧接端子の前記圧接溝に対応する箇所にそれぞれ立設されていて前記フラットケーブルの前記フラット導体の箇所にそれぞれ突き刺された突き刺し片が設けられ、これら突き刺し片と前記各圧接端子とが電気的に一体になっていることを特徴とするフラットケーブルと圧接端子との接続部。
  9. 前記フラットケーブルの上には、前記フラット導体の幅以上に広い面が前記フラットケーブルの広面に接触して該フラットケーブルを押圧する押圧面を有する押圧部材が当接され、前記押圧部材には少なくとも前記各圧接刃を逃がす逃がし溝が設けられ、該押圧部材は接続部カバーの内面に支持されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載のフラットケーブルと圧接端子との接続部。
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