JP2004211265A - ストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物及びその製造法及びそれを用いた衣料 - Google Patents

ストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物及びその製造法及びそれを用いた衣料 Download PDF

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Abstract

【解決課題】ポリエステルの染色や風合い出しに必須の高温染色や減量加工にも耐えうるストレッチ布帛であり、ソフトでふくらみに富む、ポリエステル特有の風合い特性を充分発揮し、織り染めの工程通過性にも優れ、伸長回復性能にも優れたストレッチ布帛を提供すること。
【解決手段】経糸及び/又は緯糸の少なくとも1部にポリオレフィン系弾性糸を含む織物であって、織物を構成する全繊維の50%以上がが仮撚り加工糸、等のポリエステル系フィラメントを、ポリオレフィン系弾性糸をドラフトしながら、非弾性繊維と複合した後、ゆるめることなく65℃以上で熱セットして、伸長率を6%以下とした後、経糸 及び/又は緯糸の少なくとも1部に配し、ポリエステル系フィラメント糸とともに製織後、湿熱下でリラックス、皺とりセットした後、10%以上の減量加工をすることにより製造する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は伸縮及び形態保持性に優れたストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物に関する。さらに詳しくは、ポリエステル系フィラメント織物に必須の高温染色やアルカリ減量、脱色再染色等で必要な薬品処理にも耐久性のあるストレッチ性に優れたポリエステル系フィラメント織物に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
【従来の技術】
ポリエステル繊維は機械的特性が衣料用繊維として適していること、汎用性がありコスト的に優れていることから衣料用繊維として広く用いられている。特にフィラメント織物はフラット糸はシルクライク、仮撚り加工糸はウールライクとして永年衣料素材として主流をしめてきた。更に嗜好の高級化より、より快適な衣料が求められ、その1つとしてストレッチ性のある織物が求められ、ポリエステルでは強撚糸やコンジュゲート糸でのストレッチ布帛が開発された。しかし、これらにも限界があり、より高度の伸縮性や伸長応力にたいする要求には答えることができなかった。他方、布帛に高度の伸縮性や伸長応力にたいする要求に答える素材としてポリウレタン繊維があるが、高温染色や減量加工、脱色再染色等の耐熱性と耐薬品性を要求するポリエステルの相手素材として適さなかった。これに対して、常温で染まる共重合ポリエステルや易溶解性の繊維等の開発で1部の要求を満たしているが、耐熱性やコスト高の難点はぬぐいさることはできていなかった。このため通常のポリエステルの染色仕上げ工程に耐えうる耐熱性と耐薬品性を併せ持つ弾性繊維が熱望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明は、下記の構成からなる。
1.経糸及び/又は緯糸の少なくとも1部にポリオレフィン系弾性糸を含む織物であって、織物を構成する全繊維の50%以上がポリエステル系フィラメントであることを特徴とするストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
2.ポリオレフィン系弾性糸の混用率が20%以下であることを特徴とする上記第1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
3.ポリエステル系フィラメントが仮撚り加工糸であることを特徴とする上記第1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
4.少なくとも経糸又は緯糸が2%以上の糸長差を有するポリエステル系フィラメント糸であることを特徴とする上記第1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
5.織物が10%以上の減量加工を施されていることを特徴とする上記第1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
6.ポリオレフィン系弾性糸をドラフトしながら、非弾性繊維と複合した後、ゆるめることなく65℃以上で熱セットして、伸長率を6%以下とした後、経糸 及び/又は緯糸の少なくとも1部に配し、ポリエステル系フィラメント糸とともに製織後、湿熱下でリラックス、皺とりセットした後、10%以上の減量加工をすることを特徴とするストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物の製造法。
7.上記第1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた婦人用ブラウス。
8.上記第1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた婦人用ワンピース。
9.上記第1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた婦人用服地。
10.上記第1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いたスラックス。
11.上記第1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた靴製品。
【0005】
本発明の要点は耐熱性と耐薬品性を併せ持つポリオレフィン系弾性糸とポリエステル系フィラメント糸の組み合わせにある。ポリオレフィン系弾性糸は耐薬品性に優れ、特に耐塩素性に優れている。耐熱性にも選れ、軽いことが特徴であり、ポリウレタン系弾性糸に比べ、強伸度特性は対等でありながら、伸長応力が低いことに特徴がある。
本発明でいうポリオレフィン弾性繊維は均一に分枝を有しており、実質的に線状であるオレフィンをいい、好ましくは耐熱性、等の諸物性を向上せしめる観点から、架橋処理を施されてなる繊維である。
ここで均一に分枝していて実質的に線状であるオレフィン繊維とは、オレフィン系モノマーを重合させた重合物であり、その重合物の分岐度合いが均一であるものを言う。
例えばαオレフィンを共重合させた低密度ポリエチレンや特表平8−509530号公報記載の弾性繊維がこれに当たる。また架橋処理の方法としては、例えばラジカル開始剤やカップリング剤などを用いた化学架橋や、エネルギー線を照射することによって架橋させる方法等が挙げられる。製品となった後の安定性を考慮するとエネルギー線照射による架橋が好ましいが、本発明はこれらの方法に限定されるものではない。他方、ポリエステルフィラメント繊維は、ホモでも、共重合でも良いが、耐熱性やアルカリ減量の均一性からホモポリエステルが好ましく、その含有量は減量による風合い効果を保つことや染色後の表面の均一性、布帛の機械的特性を確保する意味で織物を構成する全繊維の50%以上、より好ましくは80%以上とすることが好ましい。他方、架橋型ポリオレフィン系の弾性糸の含有率は20%未満、より好ましくは18%未満、5%以上がより好ましい。特に経糸 or緯糸も一方のみに弾性糸を用いる場合は経糸 or緯糸の総量の10%未満、2%以上とすることが好ましい。弾性糸の混用率が経糸または緯糸の総量の10%を越えると伸長応力が高くなり、衣料用途では過度の締め付け力となるばかりか、染色前のリラックス時の寸法変化が大きすぎ、過度の楊柳状の皺が強く入り、後のセット工程でも取れず、商品性を損ねてしまう。特に後述するフィラメント複合糸の場合は注意を要する。一般の架橋型ポリオレフィン繊維は22デシテックスから170デシテックスのモノフィラメントに製法から限定され、複合糸中の弾性糸の含有率は8%が下限であるが、更に布帛中の含有率を下げるには加工糸や強撚糸と交織する方法が有効である。
【0006】
経糸又は緯糸も一方のみに弾性糸を用いる場合、弾性糸を用いない経糸又は緯糸はポリエステル系フィラメント糸を100%用いることが好ましい。この時ポリエステル系フィラメント糸を仮撚り加工糸とすることでこの糸の方向にも若干の伸縮性のあるウール様の布帛が得られるし、糸長差(160℃×30分、乾熱収縮率差)のあるフラットフィラメントを用い、減量加工することで絹様の布帛が得られる。糸長差は収縮率を異にする2種以上のフィラメントの混繊糸や熱処理により収縮するフィラメントと伸長するフィラメントの混繊糸とすることで、仕上げ工程で糸長差を付与しうるが、糸長差は最長の繊維と最短の繊維の間で2%以上あることが、布帛にふくらみを付与する意味から好ましい。より好ましくは5%以上7%以下である。糸長差が大きくなりすぎるとふかつき感に繋がることや、ピルの発生に繋がり、このましくない。またこのフィラメント材料として、微細孔形成剤を含有したり、ダル剤の入っていないポリエステルを用いることはよりシルキーで好ましい。更に、断面形状を丸以外とすることも効果的である。
【0007】
弾性糸を用いる形態はベアー糸を交織することや、非弾性繊維と複合して交織することも可能であるが、取り扱いの観点から、非弾性繊維と複合して交織するすることが好ましい。複合糸とする方法にはステープル非弾性繊維と複合する複合紡績糸と非弾性フィラメント繊維と複合する混繊またはカバリング糸に大別できる。ステープル非弾性繊維としてはポリエステルは勿論のこと、次工程で受ける130℃近辺の耐高温湿熱特性や耐薬品性があるものであれば、特に限定はない。なかでもポリエステルや綿、ポリノジックが好ましい。非弾性フィラメント繊維も同様である。ポリオレフィン弾性繊維は染色性がなく、色付けができないことから、濃色染め時の目ムキ対策や弾性糸のざらつく触感を避ける意味で非弾性繊維の被覆性に注意が必要である。この意味から、ステープル繊維との複合には芯鞘型の複合紡績糸が、フィラメント繊維との複合にはカバリング糸がてきしている。
【0008】
いずれの複合においても、弾性糸は3から5倍にドラフトした状態で非弾性繊維と複合される。この時、架橋型ポリオレフィン系弾性糸の特徴である仮セット性が活かすことができる。弾性複合糸は緊張状態でセットすることで緊張状態で固定され、セット後の複合糸は非弾性複合糸と同等に取り扱うことができる。この時の伸長率はセットする温度に依存するが、伸長率は6%以下とすることで、製織工程の取り扱いが容易になる。とりわけ、製織中に張力が変化する経糸に用いる場合、非常に有効である。
【0009】
またこの織物は10%以上の減量加工をすることが非常に有効である。減量加工する意味はポリエステル繊維を細くすることで、繊維間に空隙を形成し、ふくらみ効果を付与すること、及び繊維間の拘束力を弱め、せん断柔らかくすることと、弾性繊維による伸長回復性を高める効果がある。好ましくは減量率は15%以上30%以下である。減量率が30%を越えるとポリエステルの機械的特性が低下しすぎ、引裂き強力の低下や破裂強力の低下に繋がり好ましくない。
【0010】
本発明の布帛は、使用するポリエステル系フィラメント糸と、ポリオレフィン系弾性糸の繊度構成を変えることで、種々の用途に適した布帛が得られる。例えば経糸に60デシテックス前後の異収縮ポリエステルフィラメント糸を配し、緯糸に架橋型ポリオレフィン弾性糸44デシテックスと84デシテックスのポリエステル仮撚り加工糸より構成されるカバリング糸を配し、約20%のアルカリ減量加工することでシャツ、ブラウス、ワンピースにてきした、審美性と緯方向のストレッチ性を併せ持つ布帛が得られる。またこの布帛の減量率を3%とすることでファッションシューズに適した布帛となる。
【0011】
また、経糸、緯糸とも165デシテックスのポリエステル仮撚り加工糸と架橋型ポリオレフィン弾性糸156デシテックスと84デシテックスの160℃の乾熱熱処理で4%伸長するポリエステルフィラメント糸33デシテックス18フィラメントとより構成されるカバリング糸を2対1で交互に配し、12%の減量加工をすることで、経緯に伸縮性のあるストレッチパンツに適した布帛が得られる。
【0012】
[伸長率の測定方法]
弾性複合糸でラップリールを用い、8巻の綛を作成し、この綛に構成する弾性糸のデシテックス当り、9.1mgの荷重をかけ30秒後の綛長をLとし、除重後、この綛に複合糸のデシテックス当り0.091gの荷重をかけ30秒後の綛長をLとして次式より、伸長率を算出する。
伸長率 (%)=[ ( L −L)/ L] ×100
【0013】
【実施例】
以下、実施例を用いて具体的に詳述するが、本発明の実施形態を限定するものではない。
[実施例1]
経糸として、160℃の乾熱熱処理で4%伸長するポリエステルフィラメント糸33デシテックス18フィラメントと160℃の乾熱熱処理で18%収縮するポリエステルフィラメント糸33デシテックス18フィラメントの混繊糸を経糸密度を274本/inとして配し、緯糸として架橋型ポリオレフィン弾性糸44デシテックスを3倍にドラフトしながら、ポリエステル一段仮撚り加工糸84デシテックス36フィラメントを1,000T/mで巻き、80℃で40分湿熱セットしたカバリング糸を、緯糸密度を95本/inとしてサテン組織で織物とした。この時緯糸の伸長率は4.6%でほとんど伸縮性がなく、通常の仮撚り加工糸と同等に取り扱うことができた。この布帛をショートループリラクサーで無緊張下、乾熱130℃で90秒処理後、通常の精練を液流染色機で実施し、テンターで生機幅の75%幅で乾熱190℃で60秒プレセットを実施した。その後、液流染色機を用い30g/リットルの苛性ソーダ溶液で100℃、44分処理しポリエステルの20%を減量加工した。以下通常の染色加工で黒色に染色して、染色上がり幅の105%幅で170℃で30秒のファイナルセットを実施した。得られた布帛は伸長性、回復性とも優れた布帛であり、ワンピースに縫製してイブニングドレスとした。風合い、ストレッチ性に優れた性能が評価された。
【0014】
[実施例2]
実施例1で得た黒染め布帛を液流型染色機を用い、二酸化チオ尿素3g/リットル、苛性ソーダ1g/リットル、レダミックMN(明成化学社製 脱色助剤)5g/リットル、浴比=1:30で脱色し、実施例1と同条件で赤色に染色した。若干黒みは残るものの、風合い、伸長性、同回復性(「風合い評価の標準化と解析」(日本繊維機械学会編集)の第IV章 「布の力学的特性の測定」に記載の方法にのっとり、測定した。)は実施例1と全く差はなかった。
【0015】
[実施例3]
経糸としてポリエステル一段加工糸165デシテックス48フィラメントと架橋型ポリオレフィン弾性糸156デシテックスを3倍にドラフトしながら、ポリエステル一段仮撚り加工糸110デシテックス48フィラメントを800T/mで巻き、80℃で40分湿熱セットしたカバリング糸を2:1で、経糸密度を116本/inとして配し、緯糸も経糸と同一として、緯糸密度を52本/inとしてツイル組織で織物とした。この時、カバリング糸の伸長率は4.2%でほとんど伸縮性がなく、通常の仮撚り加工糸と同等に取り扱うことができた。特に経糸にも弾性複合糸をもちいたが、通常の加工糸織物と同等の管理で全く問題はなかった。この布帛を通常の精練を液流染色機で実施し、テンターで生機幅の75%幅で乾熱190℃で60秒プレセットを実施した。その後、液流染色機を用い30g/リットルの苛性ソーダ溶液で100℃、15分処理しポリエステルの8%を減量加工した。以下通常の染色加工で黒色に染色して、染色上がり幅の105%幅で170℃で30秒のファイナルセットを実施した。得られた布帛は伸長性、回復性とも優れ、婦人、紳士両方のスラックスに適した布帛が得られた。
【0016】
[実施例4]
緯糸をカバリング糸から、架橋型ポリオレフィン弾性糸78デシテックスを3倍にドラフトしながら芯として、平均繊維長が32mmのエジプト綿を鞘とした芯鞘型複合紡績糸50英式綿番手(撚り係数=4.2)を70℃で15分湿熱セットした複合紡績糸とし、緯糸密度を80本/inとし、減量率を全エステル繊維の18%として、晒し上がりとあいたこと以外は実施例1と同法で布帛を得た。但し、精練に先立ちクロライト晒工程を入れた。この時緯糸の伸長率は1.8%でほとんど伸縮性がなく、取り扱い性に優れていた。得られた布帛はソフトで膨らみに富み、吸湿性があるストレッチ布帛で快適性に富むブラウスに適した織物が得られた。
【0017】
[比較例1]
架橋型ポリオレフィン弾性糸44デシテックスに替え、ポリウレタン弾性糸(東洋紡エスパT465)44デシテックスとしたこと意外は実施例1と同法で織物を得た。この時の緯糸の伸長率は87%で伸縮性があり、緯糸張力の管理および取り扱いに注意を要した。この布帛は精練上がりで巾入りが大きく、きつい楊柳状の皺が入り、プレセットしても皺が取れず、商品価値のない布帛でしかなかった。加えて、減量加工上がりで強度低下が認められ、実用性能上問題があた。
【0018】
[実施例5]
減量加工をしないこと以外は実施例1と同法で織物を得た。この織物は粗硬で、ドレープ性に劣り、伸長回復性能も劣る商品価値として劣る布帛であった。
【0019】
【発明の効果】
本発明のポリエステルストレッチ布帛はポリエステルの染色や風合い出しに必須の高温染色や減量加工にも耐えうるストレッチ布帛であり、ソフトでふくらみに富む、ポリエステル特有の風合い特性を充分発揮しえ、織り染めの工程通過性にも優れ、伸長回復性能にも優れたストレッチ布帛である。

Claims (11)

  1. 経糸及び/又は緯糸の少なくとも1部にポリオレフィン系弾性糸を含む織物であって、織物を構成する全繊維の50%以上がポリエステル系フィラメントであることを特徴とするストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
  2. ポリオレフィン系弾性糸の混用率が20%以下であることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
  3. ポリエステル系フィラメントが仮撚り加工糸であることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
  4. 少なくとも経糸又は緯糸が2%以上の糸長差(160℃乾熱収縮率差)を有するポリエステル系フィラメント糸であることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
  5. 織物が10%以上の減量加工を施されていることを特徴とする請求項1に記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物。
  6. ポリオレフィン系弾性糸をドラフトしながら、非弾性繊維と複合した後、ゆるめることなく65℃以上で熱セットして、伸長率を6%以下とした後、経糸 及び/又は緯糸の少なくとも1部に配し、ポリエステル系フィラメント糸とともに製織後、湿熱下でリラックス、皺とりセットした後、10%以上の減量加工をすることを特徴とするストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物の製造法。
  7. 請求項1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた婦人用ブラウス。
  8. 請求項1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた婦人用ワンピース。
  9. 請求項1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた婦人用服地。
  10. 請求項1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いたスラックス。
  11. 請求項1記載のストレッチ性ポリエステル系フィラメント織物を少なくとも一部に用いた靴製品。
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