JP2004209582A - 帯状食品の切断装置 - Google Patents

帯状食品の切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004209582A
JP2004209582A JP2002380999A JP2002380999A JP2004209582A JP 2004209582 A JP2004209582 A JP 2004209582A JP 2002380999 A JP2002380999 A JP 2002380999A JP 2002380999 A JP2002380999 A JP 2002380999A JP 2004209582 A JP2004209582 A JP 2004209582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
shaped food
band
guard
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002380999A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Odagiri
英夫 小田桐
Takahiro Sawa
隆裕 沢
Naoto Soma
直人 相馬
Koichi Kazaharu
浩一 風晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOY WORLD PACIFIC KK
YAMAISHI KK
Original Assignee
JOY WORLD PACIFIC KK
YAMAISHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JOY WORLD PACIFIC KK, YAMAISHI KK filed Critical JOY WORLD PACIFIC KK
Priority to JP2002380999A priority Critical patent/JP2004209582A/ja
Publication of JP2004209582A publication Critical patent/JP2004209582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

【課題】帯状食品の姿勢が進行方向に対して斜めにならないようにするとともに、回転部に絡みにくくし、長手方向に沿って確実に細長状に切断できるようにする。
【解決手段】複数の円盤状の刃21が所定間隔で列設される第1ローラカッタ20Aと、第1ローラカッタ20Aの刃21と組を構成する刃21を有し該刃21の組で帯状食品Sの切断を行なう第2ローラカッタ20Bと、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの回転軸22に対する切断された帯状食品Sの巻付きを阻止するローラカッタガード機構40と、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの上側に設けられ供給される帯状食品Sを弾持してローラカッタ20A,20Bへ送る一対のフィードローラ30A,30Bと、フィードローラ30A,30Bへの帯状食品Sの巻付きを阻止するフィードローラガード機構50とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状食品をその長手方向に沿って細長状に切断する帯状食品の切断装置に係り、特に、ホタテの紐のように当初から細長状の形態をとる帯状食品を更に細長状に切断するのに有用な帯状食品の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば、イカなどの海産物、ハムやコンニャクなどの加工食品において、これらを細長状に切断することを行なっている。
従来、この種の食品を細長状に切断する切断装置としては、例えば、特許文献1に掲載されたものが知られている。
【0003】
この従来の切断装置は、図11及び図12に示すように、所定のピッチで多数の周溝2を並設した回転マスク1と、それら周溝2に対応する円形薄刃3を有するローラカッタ4とを上下定位置で回転可能に配置するとともに、その回転マスク1とローラカッタ4との間を横断するようにワイヤベルトコンベア5を配設し、ローラカッタ4は、その各円形薄刃3の刃先を回転マスク1の各周溝2内に挿入せしめ、ベルトコンベア5は、各ワイヤベルト6を回転マスク1の下面でローラカッタ4の各円形薄刃3の円板部間にそれぞれ緊張状に配置して搬送面を形成して構成されている。
【0004】
そして、例えば、食品として開いたシート状のイカSaをこの切断装置で細長状に切断するときは、ベルトコンベア5にイカSaを載せて搬送すると、イカSaは、回転している回転マスク1とローラカッタ4との間に挿入され、ワイヤベルト6と回転マスク1との間で押圧支持された状態でローラカッタ4の円形薄刃3により切断される。そして、イカSaは、ワイヤベルト6の張力により上向きに押されてローラカッタ4から離反しベルトコンベア5により搬出される。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−271896号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本願出願人は、近年、食品として利用範囲の少ないホタテの紐に着目し、このホタテの紐を、更に細長状に切断して、その利用範囲の拡大を図ることを研究してきている。この際には、切断を手によらずに効率よく行なうために、上記従来のような切断装置を用いて、細長状に切断することを試行してきた。
【0007】
しかしながら、上記従来の切断装置にあっては、このホタテの紐のように当初から細長状の形態をとる帯状食品を更に細長状に切断する場合には、帯状食品をその長手方向がベルトコンベア5の進行方向に沿うように位置決めしてコンベアに載置しなければならないが、ベルトコンベア5はワイヤベルト6で形成されているので、その位置決めが極めて難しく、実質的に載置ができないし、仮に位置決めできたとしても、搬送途中で姿勢が進行方向に対して斜めに傾きやすく、傾いた場合には、途中でちぎれてしまって、十分に細長状に切断できないという問題があった。
また、帯状食品はローラカッタ4の円形薄刃3の回転マスク1側への押圧により切断されるので、必ずしも、切断が確実でないという問題もある。特に、ホタテの紐のように弾力性に富む材質のものでは、切断が十分に行なわれない虞がある。
【0008】
更に、切断された後の帯状食品が、ワイヤベルト6間に入り込んでローラカッタ4の回転軸に巻付いて絡み、あるいは、回転マスク1の方に巻付いて絡むことが生じ、装置の駆動に支障をきたしてしまうことがあるという問題もあった。特に、ホタテの紐のように当初から細長状の形態をとる帯状食品の場合には、切断された後の形態が更に細くなるので、巻付いて絡みやすく支障を生じ易くなる。
【0009】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、帯状食品の姿勢が進行方向に対して斜めにならないようにして、帯状食品をその長手方向に沿って確実に細長状に切断できるようにするとともに、しかも、帯状食品が回転部に絡みにくくして、確実に細長状に切断できるようにした帯状食品の切断装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明の帯状食品の切断装置は、帯状食品をその長手方向に沿って細長状に切断する帯状食品の切断装置において、
複数の円盤状の刃が所定間隔で列設され回転軸を中心に回転させられるとともに該回転軸の軸線が重力方向に直交して設けられる第1ローラカッタと、該第1ローラカッタの各刃に夫々対応して設けられ該対応した刃と組を構成して上記帯状食品の切断を行なう複数の円盤状の刃が列設されるとともに上記第1ローラカッタの回転軸と軸線が平行な回転軸を中心に回転させられる第2ローラカッタと、上記第1及び第2ローラカッタの刃の間で上記帯状食品を切断可能に該第1及び第2ローラカッタの回転軸を互いに逆回転させる駆動部と、上記第1及び第2ローラカッタの回転軸に対する上記切断された帯状食品の巻付きを阻止するローラカッタガード機構とを備えた構成としている。
【0011】
これにより、帯状食品を切断するときは、帯状食品を上から垂下して、即ち、帯状食品の長手方向が垂直方向に沿うようにして、ローラカッタの刃の間に供給する。これに従って、帯状食品の幅に対応して存在する刃の複数組により切断が行なわれる。この際においては、刃の組が互いに逆回転するので、刃の組が鋏み切り運動を行ない、帯状食品を細長状に切断していく。この場合、刃の組の鋏み切り運動により帯状食品を切断するので、従来の押圧による場合に比較して切断が確実に行なわれる。
【0012】
また、帯状食品は垂下して供給されるので、姿勢が傾きにくく、そのため、途中でちぎれてしまう事態が抑制され、帯状食品はその長手方向に沿って切断が細長状に確実に行なわれる。特に、刃のピッチPが極めて小さい寸法においても、切断分離が確実に行なわれる。
【0013】
更に、この場合、ローラカッタガード機構があるので、切断後の細長状の帯状食品がローラカッタの回転軸に巻付こうとしても、これが阻止される。そのため、ローラカッタの回転軸に帯状食品が巻付いて絡みつく事態が防止され、装置に支障が生じることなく、この点でも、帯状食品の切断が確実に行なわれる。
【0014】
そして、必要に応じ、上記ローラカッタガード機構を、上記第1ローラカッタの回転軸の軸線方向に沿って列設され該軸線方向に隣接する各刃の間に臨む複数のガードピンの列からなる第1ガード体と、上記第2ローラカッタの回転軸の軸線方向に沿って列設され該軸線方向に隣接する各刃の間に臨む複数のガードピンの列からなる第2ガード体とを備えて構成している。ガードピンを各刃の間に臨ませるので、どの刃の組で切断されても切断された帯状食品を確実に抑えることができる。
【0015】
この場合、上記第1及び第2ガード体を、該第1及び第2ローラカッタの下側に設けたベースを備えて構成し、上記複数のガードピンをその先端を上方へ向けその基端を上記ベースに植設して該ベースに支持した構成としたことが有効である。ガードピンをベースに植設して支持するのでガードピンの設置を容易に行なうことができる。
【0016】
また、必要に応じ、上記第1及び第2ローラカッタの上側に設けられ該各ローラカッタの軸線と平行な軸線を有し上記供給される帯状食品を弾持して該ローラカッタへ送る一対のフィードローラと、該一対のフィードローラを該フィードローラが弾持した帯状食品を上記ローラカッタへ送るように逆回転させる駆動部と、該フィードローラへの帯状食品の巻付きを阻止するフィードローラガード機構とを備えた構成としている。
【0017】
これにより、帯状食品を切断するときは、帯状食品を上から垂下して、即ち、帯状食品の長手方向が垂直方向に沿うようにして、フィードローラ間に供給する。これにより、帯状食品は、フィードローラ間に弾持されて下側に送り出される。この場合、フィードローラは駆動部により駆動されて回転数を一定にすることができるので、帯状食品の送りが一定に行なわれ、帯状食品は安定してローラカッタに送給される。また、フィードローラで帯状食品の垂下状態を保持できるので、姿勢が傾きにくく、この点でも、途中でちぎれてしまう事態が抑制され、帯状食品はその長手方向に沿って細長状に確実に切断される。特に、刃のピッチPが極めて小さい寸法においても、切断分離が確実に行なわれる。
【0018】
また、この場合、フィードローラガード機構があるので、供給される帯状食品がフィードローラに巻付こうとしても、これが阻止される。そのため、フィードローラに帯状食品が巻付いて絡みつく事態が防止され、装置に支障が生じることなく、この点でも、帯状食品の切断が確実に行なわれる。
【0019】
また、必要に応じ、上記第1及び第2ローラカッタの上側に設けられ該各ローラカッタの軸線の垂直方向上側であって該軸線と平行な軸線を有し上記供給される帯状食品を弾持して該ローラカッタへ送る一対のフィードローラと、該一対のフィードローラを互いに逆回転させる駆動部と、該フィードローラへの帯状食品の巻付きを阻止するフィードローラガード機構とを備え、該フィードローラガード機構を、上記ガードピンを上記フィードローラまで延長させて該ガードピンに延長部を設け、上記各フィードローラに上記ガードピンの延長部が没入する周方向の周溝を形成して構成している。
【0020】
これにより、フィードローラガード機構の、ガードピンの延長部が、各フィードローラの周溝に没入しているので、帯状食品がフィードローラに巻付こうとしても、延長部に押えられて巻付が阻止される。そのため、フィードローラに帯状食品が巻付いて絡みつく事態が防止され、装置に支障が生じることなくローラカッタ側へ確実に垂下状態で送給が行なわれる。また、フィードローラガード機構を、ガードピンの延長部で構成しているので、ローラカッタガード機構と共用でき、そのため、機構を簡易にすることができ、効率が良い。
【0021】
更にまた、必要に応じ、上記第1ガード体において、上記延長部を列設される複数のガードピンの内1つ置きのガードピンに設け、上記第2ガード体において、上記延長部を列設される複数のガードピンの内1つ置きのガードピンであって上記第1ガード体とは位相をずらせたガードピンに設けた構成としている。ガードピンの延長部が、1つ置きにしかも左右で位相がずれて設けられるので、規則的になり、帯状食品の押えに抜けが生じにくく、帯状食品がフィードローラに巻付く事態を確実に阻止することができる。
【0022】
また、必要に応じ、上記フィードローラの上方に、上記帯状食品がフィードローラの間に垂下するように掛けられるロッドを設けた構成としている。帯状食品をロッドに掛けて垂らすことにより、帯状食品を垂下でき、容易に帯状食品を垂下状態でローラカッタに供給できる。また、ロッドに掛けてから垂下させるので、帯状食品のねじれが防止され、帯状食品を良く広げた状態で供給できるという効果もある。
【0023】
更に、必要に応じ、上記一対のフィードローラの回転軸を互いに近接離間可能に設け、該回転軸を近接方向に付勢する付勢手段を備え、該付勢手段により上記一対のフィードローラが帯状食品を弾持し得るようにした構成としている。帯状食品の厚さに合わせてフィードローラの軸間距離が変わるので、帯状食品を押し潰して破損してしまう事態が防止される。尚、フィードローラ自体をゴムなどの弾性体で形成してよいことは勿論である。
【0024】
更にまた、上記第1及び第2ローラカッタの駆動部及び上記一対のフィードローラの駆動部は、該第1及び第2ローラカッタの周速が上記一対のフィードローラの周速よりも速くなるように制御する構成としている。第1及び第2ローラカッタの周速が大きいので、帯状食品の供給に遅れをとることがなく、また、回転を高速にすれば、確実に切断を行なわせることができる。
【0025】
また、必要に応じ、上記第1及び第2ローラカッタの駆動部及び上記一対のフィードローラの駆動部は、該第1及び第2ローラカッタの周速及び上記一対のフィードローラの周速を可変可能に制御可能である構成としている。帯状食品の性状に合わせて、周速を調整できるので、汎用性が増加させられる。
【0026】
更に、必要に応じ、上記ローラカッタ及びフィードローラに向けて水を噴射する水噴射管を設けた構成としている。切断中においては、水噴射管から、ローラカッタ及びフィードローラに向けて水が噴射されるので、帯状食品が水で延展しやすく、また潤滑剤としても機能することから、この点でも、帯状食品はその長手方向に沿って細長状に確実に切断される。
【0027】
そして、必要に応じ、上記第1及び第2ローラカッタの各刃をその刃先が所定ピッチPで位置するように列設し、該所定ピッチPを、0.8mm≦P≦5mmに設定した構成としている。帯状食品を極めて細いものにすることができる。
【0028】
また、必要に応じ、上記第1及び第2ローラカッタの各刃を、外周を刃先とし下面及び該下面の面積より小さい面積の上面を有した円錐台状に形成し、かつ、各刃の厚さTを上記所定ピッチPに対してT=0.5Pの寸法にし、上記第1ローラカッタにおいて、上記各刃を、下面同士及び上面同士が交互に向き合うように列設し、上面が向き合って隣接する刃同士を該上面で接合し、上記第2ローラカッタにおいて、上記各刃を、下面同士及び上面同士が交互に向き合うように列設し、上面が向き合って隣接する刃同士を該上面で接合し、上記第1ローラカッタの刃の刃先側下面と、上記第2ローラカッタの刃の刃先側下面とが僅かに重複するように各刃を位相をずらせて列設し、互いに刃先下面が重複する一対の刃により上記帯状食品の切断を行なう刃の組を構成している。円錐台状の刃を用いるので、刃と刃のピッチを極めて小さく設定することが容易になる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置について詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置は、例えば、帯状食品Sとしての生のホタテの紐(外套膜)をその長手方向に沿って細長状に切断する装置である。
【0030】
図2及び図3に示すように、実施の形態に係る帯状食品の切断装置は、中央に空間部11を形成してなる機台10を備えている。帯状食品Sは、この機台10の空間部11に垂下されて、即ち、帯状食品Sの長手方向が垂直方向に沿ってこの機台10の空間部11に人手を介するなどして供給される。
【0031】
図1乃至図10に示すように、この切断装置において、20Aは第1ローラカッタ、20Bは第2ローラカッタである。
第1ローラカッタ20Aは、複数の円盤状の刃21が所定間隔で列設され回転軸22を中心に回転させられるとともに、回転軸22の軸線Q(図5)が重力方向に直交して設けられている。
第2ローラカッタ20Bは、第1ローラカッタ20Aの各刃21に夫々対応して設けられこの対応した刃21と組を構成して帯状食品Sの切断を行なう複数の円盤状の刃21が列設されるとともに、第1ローラカッタ20Aの回転軸22と軸線が平行な回転軸22を中心に回転させられる。
そして、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの各刃21は、機台10の空間部11に露出させられ、図3に示すように、回転軸22は、機台10に設けたベアリング12に回動可能に軸支されている。
【0032】
詳しくは、図9に示すように、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの各刃21は、その刃先23が所定ピッチPで位置するように列設されている。所定ピッチPは、0.8mm≦P≦5mmに設定されている。実施の形態では、P=1.5mmである。
第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの各刃21は、図9に示すように、外周を刃先23とし、下面24及びこの下面24の面積より小さい面積の上面25を有した円錐台状に形成されており、かつ、各刃21の厚さTが、所定ピッチPに対してT=0.5Pの寸法に設定されている。
【0033】
第1ローラカッタ20Aにおいて、各刃21は、下面24同士及び上面25同士が交互に向き合うように列設され、上面25が向き合って隣接する刃21同士がその上面25で接合されている。
第2ローラカッタ20Bにおいて、各刃21は、上記と同様に、下面24同士及び上面25同士が交互に向き合うように列設され、上面25が向き合って隣接する刃21同士がその上面25で接合されている。
また、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの刃21は、第1ローラカッタ20Aの刃21の刃先23側下面24と、第2ローラカッタ20Bの刃21の刃先23側下面24とが僅かに重複するように、位相をずらせて列設されている。そして、互いに刃先23側下面24が重複する一対の刃21により、帯状食品Sの切断を行なう刃21の組が構成され(図9において、1つの刃の組を示すと、21(A)と21(B))、この刃21の組が多数設けられている。
【0034】
機台10には、図3に示すように、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの駆動部26が設けられている。駆動部26は、回転軸22の上方から垂下させられて供給される帯状食品Sを、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの刃21の間で切断可能になるように、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの回転軸22を互いに逆回転させる。駆動部26は、電動モータ27及びギヤ機構28で構成される。
【0035】
また、この切断装置において、30A,30Bは供給される帯状食品Sを弾持して第1及び第2ローラカッタ20A,20Bへ送る一対のフィードローラである。一対のフィードローラ30A,30Bは、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの上側に設けられ、各ローラカッタの軸線Qの垂直方向上側であって軸線Qと平行な軸線R(図5)を有し、機台10の空間部11に露出して設けられている。
詳しくは、図3及び図4に示すように、フィードローラ30A,30Bの回転軸31は、機台10に対して、回転可能且つ互いに近接離間可能に設けられている。図4に示すように、一方の回転軸31(A)が、機台10に設けた長孔32に移動可能に設けられている。また、この移動可能な回転軸31(A)は、付勢手段としてのバネ33により近接方向に常時付勢されている。このバネ33の付勢力により一対のフィードローラ30A,30Bが帯状食品Sを弾持し得る。
【0036】
機台10には、図3及び図4に示すように、フィードローラ30A,30Bの駆動部34が設けられている。駆動部34は、フィードローラ30A,30Bの上方から垂下させられて供給される帯状食品Sを、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bに送るように、これらの回転軸31を互いに逆回転させる。駆動部34は、電動モータ35を備えている。そして、他方の回転軸31(B)は、電動モータ35に連係するギヤ35a,35bを介して駆動させられ、一方の回転軸31(A)は、ギヤ35bに噛合するギヤ35c及びこのギヤ35cの回転を伝達するベルト伝動機構36を介して駆動させられる。ベルト伝動機構36において、36aはギヤ35c側のプーリ、36bは一方の回転軸31(A)側のプーリ、36cはプーリ36a,36b間に掛け渡されるベルトである。図4中、37はベルト36cにテンションを付与するバネ機構である。
【0037】
そして、上記第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの駆動部26の電動モータ27及び上記一対のフィードローラ30A,30Bの駆動部34の電動モータ35は、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの周速が、一対のフィードローラ30A,30Bの周速よりも速くなるように図示外のコントローラにより制御される。
また、上記第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの駆動部26の電動モータ27及び上記一対のフィードローラ30A,30Bの駆動部34の電動モータ35において、図示外のコントローラにより、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの周速及び一対のフィードローラ30A,30Bの周速を可変可能に制御可能になっている。帯状食品Sの性状に合わせて、周速を調整できるので、汎用性が増加させられる。
【0038】
また、実施の形態に係る切断装置は、図1,図5乃至図10に示すように、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの回転軸22に対する切断された帯状食品Sの巻付きを阻止するローラカッタガード機構40と、フィードローラ30A,30Bへの帯状食品Sの巻付きを阻止するフィードローラガード機構50とを備えている。
【0039】
ローラカッタガード機構40は、特に、図8に示すように、第1ローラカッタ20Aの回転軸22の軸線方向に沿って列設され軸線方向に隣接する各刃21の間に臨む複数で2種類のガードピン41,42の列からなる第1ガード体40Aと、第2ローラカッタ20Bの回転軸22の軸線方向に沿って列設され軸線方向に隣接する各刃21の間に臨む複数のガードピン41,42の列からなる第2ガード体40Bとを備えて構成されている。
【0040】
第1及び第2ガード体40A,40Bは、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの下側に夫々設けられたベース43を備えて構成され、複数のガードピン41,42は、その先端を上方へ向けその基端をベース43に植設してこのベース43に支持されている。ガードピン41,42をベース43に植設して支持するのでガードピン41,42の設置を容易に行なうことができる。尚、図8では、ガードピン41,42を、ベース43から分離した植設前の状態で示している。
【0041】
フィードローラガード機構50は、ガードピン41をフィードローラ30A,30Bまで延長させてガードピン41に延長部51を設け、各フィードローラ30A,30Bにガードピン41の延長部51が没入する周方向の周溝52(図10)を形成して構成されている。
詳しくは、第1ガード体40Aにおいて、延長部51は、列設される複数のガードピン41,42の内1つ置きのガードピン41に設けられ、第2ガード体40Bにおいて、延長部51は、列設される複数のガードピン41,42の内1つ置きのガードピン41であって、第1ガード体40Aとは1つ位相をずらせたガードピン41に設けられている。これにより、図10に示すように、一対のフィードローラ30A,30Bの周溝52も、互いに位相がずれて形成される。
このフィードローラガード機構50は、ガードピン41の延長部51で構成しているので、ローラカッタガード機構40と共用でき、そのため、機構を簡易にすることができ、効率が良い。また、ガードピン41の延長部51が、1つ置きにしかも左右で位相がずれて設けられるので、規則的になり、帯状食品Sの押えに抜けが生じにくく、帯状食品Sがフィードローラ30A,30Bに巻付く事態を確実に阻止することができる。
【0042】
また、図1,図2及び図5に示すように、フィードローラ30A,30Bの上方であって機台10の手前側には、帯状食品Sがフィードローラ30A,30Bの間に垂下して弾持されるように掛けられるロッド60が設けられている。ロッド60は、機台10の空間部11に露出するように機台10に架設されている。
【0043】
更に、図1,図2及び図5に示すように、機台10には、第1及び第2ローラカッタ20A,20B及びフィードローラ30A,30Bに向けて水を噴射する水噴射管61が設けられている。水噴射管61は、その軸線が、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの軸線Q及びフィードローラ30A,30Bの軸線Rと平行に設けられ、水を噴射する噴射口62が軸線に沿って複数列設されている。水噴射管61は第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの前後に夫々設けられているとともに、フィードローラ30A,30Bの上方であって機台10の後側に設けられている。
【0044】
従って、本実施の形態に係る帯状食品の切断装置を使用して、帯状食品Sとしての生のホタテの紐(外套膜)を切断するときは、以下のようにして行なう。ホタテの紐は、予めホタテ貝から採取されている。
先ず、手で帯状食品Sをロッド60に掛けて、その先端側を機台10の空間部11に垂らす。これにより、帯状食品Sが、ロッド60から機台10の空間部11に垂下され、即ち、帯状食品Sの長手方向が垂直方向に沿ってこの機台10の空間部11に供給される。この場合、ロッド60に掛けてから垂下させるので、帯状食品Sのねじれが防止され、帯状食品Sを良く広げた状態で供給できる。
【0045】
ロッド60からの帯状食品Sの先端部が、フィードローラ30A,30B間に至ると、この帯状食品Sは、フィードローラ30A,30B間に弾持されて下側に送り出される。この場合、フィードローラ30A,30Bは駆動部34により駆動されて回転数を一定にすることができるので、送りが一定に行なわれ、安定して第1及び第2ローラカッタ20A,20Bに送給される。また、バネ33により一対のフィードローラ30A,30Bが帯状食品Sを弾持するので、帯状食品Sの厚さに合わせてフィードローラ30A,30Bの軸間距離が変わり、そのため、帯状食品Sを押し潰して破損してしまう事態が防止される。
また、この場合、フィードローラガード機構50の、ガードピン41の延長部51が、各フィードローラ30A,30Bの周溝52に没入しているので、帯状食品Sがフィードローラ30A,30Bに巻付こうとしても、これが阻止される。そのため、フィードローラ30A,30Bに帯状食品Sが巻付いて絡みつく事態が防止され、装置に支障が生じることなく第1及び第2ローラカッタ20A,20B側へ確実に垂下状態で送給が行なわれる。
【0046】
次に、帯状食品Sが、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの刃21の間に至ると、帯状食品Sの幅に対応して存在する刃21の複数組により切断が行なわれる。即ち、刃21の組が互いに逆回転するので、刃21の組が鋏み切り運動を行ない、帯状食品Sを細長状に切断していく。この場合、刃21の組の鋏み切り運動により帯状食品Sを切断するので、従来の押圧による場合に比較して切断が確実に行なわれる。また、フィードローラ30A,30Bに比較して第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの周速が大きいので、フィードローラ30A,30Bによる帯状食品Sの供給に遅れをとることがなく、また、回転を高速にすれば、確実に切断が行なわれる。
また、帯状食品Sは垂下して供給され、しかも、フィードローラ30A,30Bで左右から弾持されて送給されるので、姿勢が傾きにくく、そのため、途中でちぎれてしまう事態が抑制され、帯状食品Sはその長手方向に沿って切断が細長状に確実に行なわれる。
特に、刃21のピッチPがP=1.5mmであるように極めて小さい寸法においても、切断分離が確実に行なわれる。
【0047】
更に、この場合、ローラカッタガード機構40の、ガードピン41,42が、各刃21の間に臨んで存在するので、切断後の細長状の帯状食品Sが第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの回転軸22に巻付こうとしても、これが阻止される。そのため、第1及び第2ローラカッタ20A,20Bの回転軸22に帯状食品Sが巻付いて絡みつく事態が防止され、装置に支障が生じることなく、この点でも、帯状食品Sの切断が確実に行なわれる。特に、ガードピン41,42を各刃21の間に臨ませるので、どの刃21の組で切断されても切断された帯状食品Sを確実に押えることができる。
【0048】
また、切断中においては、水噴射管61から、第1及び第2ローラカッタ20A,20B及びフィードローラ30A,30Bに向けて水が噴射されているので、帯状食品Sが水で延展しやすく、また潤滑剤としても機能することから、この点でも、帯状食品Sはその長手方向に沿って切断が細長状に確実に行なわれる。
【0049】
尚、上記実施の形態においては、帯状食品Sとして、ホタテの紐を切断する例を挙げたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、イカ等どのような帯状食品の切断に用いてよいことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の帯状食品の切断装置によれば、複数の円盤状の刃が所定間隔で列設され回転軸を中心に回転させられる第1ローラカッタと第2ローラカッタとを備えるとともに、第1及び第2ローラカッタの回転軸の軸線を重力方向に直交して設け、第1及び第2ローラカッタの回転軸に対する切断された帯状食品の巻付きを阻止するローラカッタガード機構を備えたので、帯状食品は垂下して供給されることから、姿勢が傾きにくく、そのため、途中でちぎれてしまう事態が抑制され、帯状食品をその長手方向に沿って細長状に確実に切断することができる。また、刃の組の鋏み切り運動により帯状食品を切断するので、従来の押圧による場合に比較して切断を確実に行なわせることができる。更に、ローラカッタガード機構があるので、切断後の細長状の帯状食品がローラカッタの回転軸に巻付いて絡みつく事態を防止することができ、この点でも、帯状食品の切断を確実に行なわせることができる。
【0051】
そして、ローラカッタガード機構を、各刃の間に臨む複数のガードピンの列からなる第1ガード体及び第2ガード体を備えて構成した場合には、ガードピンを各刃の間に臨ませるので、どの刃の組で切断されても切断された帯状食品を確実に押えることができる。
この場合、第1及び第2ガード体を、複数のガードピンをその先端を上方へ向けその基端をベースに植設してベースに支持した構成とした場合には、ガードピンをベースに植設して支持するのでガードピンの設置を容易に行なうことができる。
【0052】
また、第1及び第2ローラカッタの上側に一対のフィードローラを設け、フィードローラへの帯状食品の巻付きを阻止するフィードローラガード機構を備えた場合には、帯状食品は、フィードローラ間に弾持されて下側に送り出されるので、フィードローラは駆動部により駆動されて回転数を一定にすることができることから送りが一定に行なわれ、安定してローラカッタに送給することができるとともに、フィードローラで帯状食品の垂下状態を保持できるので、姿勢が傾きにくく、この点でも、途中でちぎれてしまう事態が抑制され、帯状食品をその長手方向に沿って細長状に確実に切断することができる。
また、フィードローラガード機構があるので、供給される帯状食品がフィードローラに巻付いて絡みつく事態を防止することができ、この点でも、帯状食品の切断を確実に行なわせることができる。
【0053】
また、フィードローラガード機構を、ガードピンをフィードローラまで延長させてガードピンに延長部を設け、各フィードローラにガードピンの延長部が没入する周方向の周溝を形成して構成した場合には、フィードローラガード機構を、ガードピンの延長部で構成しているので、ローラカッタガード機構と共用でき、そのため、機構を簡易にすることができ、効率が良い。
【0054】
この場合、第1ガード体及び第2ガード体において、延長部を列設される複数のガードピンの内1つ置きのガードピンであって各ガード体とは位相をずらせたガードピンに設けた構成とすれば、ガードピンの延長部が、1つ置きにしかも左右で位相がずれて設けられるので、規則的になり、帯状食品の押えに抜けが生じにくく、帯状食品がフィードローラに巻付く事態を確実に阻止することができる。
【0055】
また、フィードローラの上方に、帯状食品がフィードローラの間に垂下するように掛けられるロッドを設けた構成とした場合には、帯状食品をロッドに掛けて垂らすことにより、帯状食品を垂下でき、容易に帯状食品を垂下状態でローラカッタに供給できる。また、ロッドに掛けてから垂下させるので、帯状食品のねじれが防止され、帯状食品を良く広げた状態で供給できるという効果もある。
【0056】
更に、一対のフィードローラの回転軸を互いに近接離間可能に設け、付勢手段により一対のフィードローラが帯状食品を弾持し得るようにした場合には、帯状食品の厚さに合わせてフィードローラの軸間距離が変わるので、帯状食品を押し潰して破損してしまう事態を防止することができる。
【0057】
更にまた、第1及び第2ローラカッタの周速が一対のフィードローラの周速よりも速くなるように制御する場合には、帯状食品の供給に遅れをとることがなく、また、回転を高速にすれば、確実に切断を行なわせることができる。
また、第1及び第2ローラカッタの周速及び一対のフィードローラの周速を可変可能にする場合には、帯状食品の性状に合わせて、周速を調整できるので、汎用性が増加させられる。
【0058】
更に、ローラカッタ及びフィードローラに向けて水を噴射する水噴射管を設けた場合には、切断中においては、水噴射管から、ローラカッタ及びフィードローラに向けて水が噴射されるので、帯状食品が水で延展しやすく、また潤滑剤としても機能することから、この点でも、帯状食品をその長手方向に沿って細長状に確実に切断することができる。
【0059】
そして、第1及び第2ローラカッタの各刃をその刃先が所定ピッチPで位置するように列設し、該所定ピッチPを、0.8mm≦P≦5mmに設定した構成とした場合には、帯状食品を極めて細いものにすることができる。
この場合、第1及び第2ローラカッタの各刃を円錐台状に形成し、かつ、各刃の厚さTを上記所定ピッチPに対してT=0.5Pの寸法にし、各刃を規則的に位相をずらせて列設した場合には、円錐台状の刃を用いるので、刃と刃のピッチを極めて小さく設定することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置を示す要部斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置を示し、(a)はローラカッタ及びフィードローラの取付け状態を示す要部平面図、(b)はローラカッタ及びフィードローラの取付け状態を示す要部正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置において、フィードローラの取付け状態を示す要部図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置の要部を示し、(a)は正面図、(b)は側面断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置を示す要部平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置のローラカッタとローラカッタガード機構との関係を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置のローラカッタガード機構及びフィードローラガード機構を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置のローラカッタとローラカッタガード機構との関係を示す要部拡大平面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る帯状食品の切断装置のフィードローラとフィードローラガード機構との関係を示す要部拡大平面図である。
【図11】従来の食品の切断装置の一例を示す平面図である。
【図12】従来の食品の切断装置の一例を示す図であり、(a)は側面要部断面図、(b)は正面要部断面図である。
【符号の説明】
S 帯状食品
10 機台
11 空間部
20A 第1ローラカッタ
20B 第2ローラカッタ
21 刃
22 回転軸
23 刃先
24 下面
25 上面
P ピッチ
T 厚さ
26 駆動部
27 電動モータ
28 ギヤ機構
30A フィードローラ
30B フィードローラ
31 回転軸
32 長孔
33 バネ(付勢手段)
34 駆動部
35 電動モータ
35a,35b,35c ギヤ
36 ベルト伝動機構
36a,36b プーリ
36c ベルト
37 バネ機構
40 ローラカッタガード機構
40A 第1ガード体
40B 第2ガード体
41,42 ガードピン
43 ベース
50 フィードローラガード機構
51 延長部
52 周溝
60 ロッド
61 水噴射管
62 噴射口

Claims (13)

  1. 帯状食品をその長手方向に沿って細長状に切断する帯状食品の切断装置において、
    複数の円盤状の刃が所定間隔で列設され回転軸を中心に回転させられるとともに該回転軸の軸線が重力方向に直交して設けられる第1ローラカッタと、該第1ローラカッタの各刃に夫々対応して設けられ該対応した刃と組を構成して上記帯状食品の切断を行なう複数の円盤状の刃が列設されるとともに上記第1ローラカッタの回転軸と軸線が平行な回転軸を中心に回転させられる第2ローラカッタと、上記第1及び第2ローラカッタの刃の間で上記帯状食品を切断可能に該第1及び第2ローラカッタの回転軸を互いに逆回転させる駆動部と、上記第1及び第2ローラカッタの回転軸に対する上記切断された帯状食品の巻付きを阻止するローラカッタガード機構とを備えたことを特徴とする帯状食品の切断装置。
  2. 上記ローラカッタガード機構を、上記第1ローラカッタの回転軸の軸線方向に沿って列設され該軸線方向に隣接する各刃の間に臨む複数のガードピンの列からなる第1ガード体と、上記第2ローラカッタの回転軸の軸線方向に沿って列設され該軸線方向に隣接する各刃の間に臨む複数のガードピンの列からなる第2ガード体とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の帯状食品の切断装置。
  3. 上記第1及び第2ガード体を、該第1及び第2ローラカッタの下側に設けたベースを備えて構成し、上記複数のガードピンをその先端を上方へ向けその基端を上記ベースに植設して該ベースに支持したことを特徴とする請求項2記載の帯状食品の切断装置。
  4. 上記第1及び第2ローラカッタの上側に設けられ該各ローラカッタの軸線と平行な軸線を有し上記供給される帯状食品を弾持して該ローラカッタへ送る一対のフィードローラと、該一対のフィードローラを該フィードローラが弾持した帯状食品を上記ローラカッタへ送るように互いに逆回転させる駆動部と、該フィードローラへの帯状食品の巻付きを阻止するフィードローラガード機構とを備えたことを特徴とする請求項1,2または3記載の帯状食品の切断装置。
  5. 上記第1及び第2ローラカッタの上側に設けられ該各ローラカッタの軸線の垂直方向上側であって該軸線と平行な軸線を有し上記供給される帯状食品を弾持して該ローラカッタへ送る一対のフィードローラと、該一対のフィードローラを該フィードローラが弾持した帯状食品を上記ローラカッタへ送るように互いに逆回転させる駆動部と、該フィードローラへの帯状食品の巻付きを阻止するフィードローラガード機構とを備え、該フィードローラガード機構を、上記ガードピンを上記フィードローラまで延長させて該ガードピンに延長部を設け、上記各フィードローラに上記ガードピンの延長部が没入する周方向の周溝を形成して構成したことを特徴とする請求項3記載の帯状食品の切断装置。
  6. 上記第1ガード体において、上記延長部を列設される複数のガードピンの内1つ置きのガードピンに設け、上記第2ガード体において、上記延長部を列設される複数のガードピンの内1つ置きのガードピンであって上記第1ガード体とは位相をずらせたガードピンに設けたことを特徴とする請求項5記載の帯状食品の切断装置。
  7. 上記フィードローラの上方に、上記帯状食品がフィードローラの間に垂下するように掛けられるロッドを設けたことを特徴とする請求項4,5または6記載の帯状食品の切断装置。
  8. 上記一対のフィードローラの回転軸を互いに近接離間可能に設け、該回転軸を近接方向に付勢する付勢手段を備え、該付勢手段により上記一対のフィードローラが帯状食品を弾持し得るようにしたことを特徴とする請求項4,5,6または7記載の帯状食品の切断装置。
  9. 上記第1及び第2ローラカッタの駆動部及び上記一対のフィードローラの駆動部は、該第1及び第2ローラカッタの周速が上記一対のフィードローラの周速よりも速くなるように制御することを特徴とする請求項4,5,6,7または8記載の帯状食品の切断装置。
  10. 上記第1及び第2ローラカッタの駆動部及び上記一対のフィードローラの駆動部は、該第1及び第2ローラカッタの周速及び上記一対のフィードローラの周速を可変可能に制御可能であることを特徴とする請求項4,5,6,7,8または9記載の帯状食品の切断装置。
  11. 上記ローラカッタ及びフィードローラに向けて水を噴射する水噴射管を設けたことを特徴とする請求項4,5,6,7,8,9または10記載の帯状食品の切断装置。
  12. 上記第1及び第2ローラカッタの各刃をその刃先が所定ピッチPで位置するように列設し、該所定ピッチPを、0.8mm≦P≦5mmに設定したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載の帯状食品の切断装置。
  13. 上記第1及び第2ローラカッタの各刃を、外周を刃先とし下面及び該下面の面積より小さい面積の上面を有した円錐台状に形成し、かつ、各刃の厚さTを上記所定ピッチPに対してT=0.5Pの寸法にし、上記第1ローラカッタにおいて、上記各刃を、下面同士及び上面同士が交互に向き合うように列設し、上面が向き合って隣接する刃同士を該上面で接合し、上記第2ローラカッタにおいて、上記各刃を、下面同士及び上面同士が交互に向き合うように列設し、上面が向き合って隣接する刃同士を該上面で接合し、上記第1ローラカッタの刃の刃先側下面と、上記第2ローラカッタの刃の刃先側下面とが僅かに重複するように各刃を位相をずらせて列設し、互いに刃先下面が重複する一対の刃により上記帯状食品の切断を行なう刃の組を構成することを特徴とする請求項12記載の帯状食品の切断装置。
JP2002380999A 2002-12-27 2002-12-27 帯状食品の切断装置 Pending JP2004209582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002380999A JP2004209582A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 帯状食品の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002380999A JP2004209582A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 帯状食品の切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004209582A true JP2004209582A (ja) 2004-07-29

Family

ID=32817060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002380999A Pending JP2004209582A (ja) 2002-12-27 2002-12-27 帯状食品の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004209582A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102388943A (zh) * 2011-11-16 2012-03-28 大连经济技术开发区正水设备厂 一种去足丝用的钢棒
CN102487986A (zh) * 2011-11-16 2012-06-13 大连经济技术开发区正水设备厂 一种贻贝去丝装置
KR101275006B1 (ko) * 2011-06-10 2013-06-14 한국후지기계 주식회사 다기능 식육 가공기계
CN108652071A (zh) * 2018-07-05 2018-10-16 重庆中烟工业有限责任公司 一种再造烟叶模切装置及其快拆变形模切机构
CN109176662A (zh) * 2018-10-11 2019-01-11 漯河恒丰机械制造科技有限公司 食品切花、切条一体机及其加工方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101275006B1 (ko) * 2011-06-10 2013-06-14 한국후지기계 주식회사 다기능 식육 가공기계
CN102388943A (zh) * 2011-11-16 2012-03-28 大连经济技术开发区正水设备厂 一种去足丝用的钢棒
CN102487986A (zh) * 2011-11-16 2012-06-13 大连经济技术开发区正水设备厂 一种贻贝去丝装置
CN108652071A (zh) * 2018-07-05 2018-10-16 重庆中烟工业有限责任公司 一种再造烟叶模切装置及其快拆变形模切机构
CN108652071B (zh) * 2018-07-05 2024-05-14 重庆中烟工业有限责任公司 一种再造烟叶模切装置及其快拆变形模切机构
CN109176662A (zh) * 2018-10-11 2019-01-11 漯河恒丰机械制造科技有限公司 食品切花、切条一体机及其加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6521998B2 (ja) 食品製品を切断してより小さい食品製品にする切断機及び方法
CN100374361C (zh) 用于制造沾污物清除带带卷的设备和沾污物清除带带卷的制造方法
JP2004209582A (ja) 帯状食品の切断装置
KR101067667B1 (ko) 수확된 양파의 줄기를 자동으로 절단해 주는 장치
EP1268142B1 (en) Severing machine for articles of weblike material having a sharpening zone for the blades separate from the cutting zone
JP4162887B2 (ja) ワイヤーコード入りゴムシート材料の切断方法及びその切断に用いる切断刃
JP2016059361A (ja) 玉ねぎ類の根除去装置
KR20150032047A (ko) 어류 필렛 머신
KR102028153B1 (ko) 오징어 몸체의 칼집 형성장치
JP4239190B2 (ja) スライス肉片の移送装置
EP1237426B1 (en) Orientation mechanism
US3788176A (en) Clam slicing machine
JP3041626U (ja) 食材切断装置
US20190343134A1 (en) Cross cut tenderizer
JP3658705B2 (ja) 野菜の自動下葉とり装置
JP3099385U (ja) 乾燥魚介類等の食品加工装置
JP2008136434A (ja) 海老の背腸除去装置
JP4264522B2 (ja) スライス肉片の移送装置
JPH0584059A (ja) 玉ねぎの根取り機
JPH10323173A (ja) 葉もぎ装置
JP2002027961A (ja) 野菜の自動下葉とり装置
JP4274449B2 (ja) 食用菊等のガク部分分離除去装置
JPH11290051A (ja) 除根機
CN115674345A (zh) 一种薯类原料的自适应定向切条装置和方法
US20140047960A1 (en) Method and device for making towelettes