JP2004207981A - ランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランデイング補正する機能を備えた陰極線管において、ランデイング補正した後の磁気の影響が許容値を超えたときに警告を発するようにして、ランデイング補正のずれを容易に解るようにする。
【解決手段】少なくとも陰極線管の表示面の背面側周辺部に対して複数の補正コイルを配置すると共に、磁気を検出する磁気センサーと、環境温度を検出する温度センサーと、陰極線管の使用開始からの時間を検出する時定数回路と、磁気センサー、温度センサー及び時定数回路で検出された検出値を記憶するメモリーと、メモリーに記憶されている検出値を用いて前記複数の補正コイルに供給する電流値を決定する制御手段と、を備えてなるランデイング補正装置であって、磁気センサーで検出した値が、メモリーに記憶されている検出値と比較したときに、所定の許容値を超えたときに報知する報知手段を備えたことである。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくとも陰極線管の表示面の背面側周辺部に対して複数の補正コイルを配置すると共に、磁気を検出する磁気センサーと、環境温度を検出する温度センサーと、陰極線管の使用開始からの時間を検出する時定数回路と、磁気センサー、温度センサー及び時定数回路で検出された検出値を記憶するメモリーと、メモリーに記憶されている検出値を用いて前記複数の補正コイルに供給する電流値を決定する制御手段と、を備えてなるランデイング補正装置であって、磁気センサーで検出した値が、メモリーに記憶されている検出値と比較したときに、所定の許容値を超えたときに報知する報知手段を備えたことである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管(CRT;Cathode Ray Tube)を用いた画像表示装置に関するものであり、例えば、高解像度のコンピュータディスプレイ装置に使用して好適なランデイング補正装置に関するものであり、詳しくは、ビームランディングの高精度調整時に磁気センサーの出力値を記録しておき、この画像表示装置を使用中に磁気センサーの出力値と記録してある記録値を比較して、差分が、ある設定された範囲以上になった時に警告等の報知する機能を備えた、ランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術において、例えば、高解像度のコンピュータディスプレイ装置として、17〜20インチクラスの大きさで、解像度で1280ドット×1024ラインの装置が主流になりつつある。更に、例えば、22〜24インチクラスの大きさでは、解像度で1600ドット×1200ラインの装置の要求が高まっている。一方、蛍光体ピッチにおいても、現在主流の0.31ミリピッチから、0.26ミリピッチのファインピッチの高精細陰極線管が要求されている。
【0003】
従来技術における、ランデイング補正装置11Aは、図4及び図5に示すように、陰極線管41の表示面の背面側周辺部に対して複数の補正コイル37〜42を設けると共に、地磁気の方向を検出する地磁気センサー51と、環境温度を検出する温度センサー19と、陰極線管41の使用開始からの時間を検出する時定数回路20とが設けられ、地磁気センサー51、温度センサー19及び時定数回路20で検出された検出値を用いて補正コイル37〜42に供給される電流値を決定するというものである。
図4において、メモリー14には、例えば、工場等でのディスプレイ装置の製造過程で、所定の条件下で求められた調整値やセンサーの基準値等の設定パラメータが書き込まれている。
また、地磁気センサー51には地磁気の方向を検出する手段が設けられ、例えば、図6に示すような地磁気センサー51の設置される東西南北の方角に応じて、地磁気の大きさを示す2軸の検出出力が電圧Vx、Vyで出力できる。更に、温度センサー19及び時定数回路20からは、それぞれ環境温度及び陰極線管41の使用開始からの時間が電圧変化で出力されるものである。
【0004】
これらのメモリー14及び地磁気センサー51、温度センサー19、時定数回路20からの信号がマイクロコンピュータ30Aに供給される。そして、このマイクロコンピュータ30Aでは、上述の地磁気センサー51からの2軸の検出信号と、温度センサー19及び時定数回路20からの検出信号が、夫々AD変換器52、53、22、23でデジタルデータに変換され、メモリー14からのデータと共に中央演算処理装置(CPU)16に供給され、各補正コイル37〜42に供給される電流値を決定する値を演算処理する。
【0005】
この中央演算処理装置16で演算処理された各補正コイル37〜42に供給される電流値を決定する値が、夫々D/A変換器24〜29でアナログ信号に変換される。そして、変換されたアナログ信号が、夫々駆動回路31〜36を通じて、図5に示す陰極線管41の背面側において、表示面の四隅に対して夫々設けられた第1〜第4の補正コイル37〜40と、表示面の周囲に設けられた第5の補正コイル41と、陰極線管41のファンネル部に設けられたローテーション補正コイル42とに供給される。
【0006】
そして、このランディング補正装置11Aにおいて、地磁気センサー51からの検出信号Vx、Vy、及び温度センサー19、時定数回路20からの検出信号を用いて、中央演算処理装置16では、各補正コイル37〜42を夫々駆動回路31〜36を通じて地磁気及び環境温度等を補正するように所定の電流値を駆動するための、D/A変換器24〜29に供給される値が設定され、各補正コイル37〜42に所定の電流が供給されるのである。
【0007】
このようにして、地磁気の方向を検出する地磁気センサー51を設け、この地磁気センサー51で検出された検出値を用いて補正コイル37〜42に供給される電流値を決定するような補正を中央演算処理装置16で行うことによって、環境温度が変化した場合や、地磁気の方向が変化した場合、長時間使用した場合にも、自動的に補正コイル37〜42に供給される電流値の調整が行われて、常に良好なランディング補正を行うことができる。
【0008】
このようなランデイング補正機能を備えることで、例えば、地磁気の影響に対するランディング補正の調整値の変更を行う場合に特別な測定装置や専門的な知識が要求されることなく、又、特に高精細陰極線管の使用されたディスプレイ装置では、容易に設置や移動を行うことができなかったものを、専門的な知識を持たないユーザーであっても、ディスプレイ装置の設置や移動を容易に行うことができるのである。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−63765号公報(第7頁 第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明した陰極線管を用いた画像表示装置は、外部の磁気の影響によるビームランディングのずれを補正する調整が必要である。
又、磁気センサーによりランディング調整を自動的に行う方法については、実際の製品にも用いられているが、より精度の高い調整を行うためには、画面においてビームランディングずれを測定するなどの方法が必要となるという問題がある。
更に、ランディングの精調を行った後、画像表示装置の設置位置や周囲に配置されている物が変わるなど周囲状況が変化した場合、受ける磁界も変化することがあり、ビームランディングが最適でない状態で使用されてしまうという問題もある。
【0011】
従って、ランデイングの精調を行った画像表示装置を使用しているときに、外部から受ける磁界等の影響に左右される限界値に達したときに、警告等の報知ができる構成にすることに解決しなければならない課題を有する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明に係るランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置は、次に示す構成にすることである。
【0013】
(1)ランデイング補正方法は、ランデイング補正した陰極線管を有する画像表示装置であって、ランデイング補正したときの前記磁気センサーによる検出値をメモリーに記憶しておき、前記陰極線管が使用される環境において、磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている前記検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知することである。
(2)又、前記報知は、画面上に重畳表示した表示であることを特徴とする(1)に記載のランデイング補正方法。
【0014】
(3)ランデイング補正装置は、少なくとも陰極線管の表示面の背面側周辺部に配置した複数の補正コイルと、磁気センサーと、ランデイング補正のときに、前記磁気センサーで検出した検出値を記憶するメモリーと、ランデイング補正のときに、前記複数の補正コイルに供給する電流値を設定する制御手段と、を備えてなるランデイング補正装置であって、前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知する報知手段を備えたことである。
(4)又、前記報知手段は、前記陰極線管の表示面上に重畳表示した表示であることを特徴とする(3)に記載のランデイング補正装置。
【0015】
(5)陰極線管を用いた画像表示装置は、陰極線管のランンデイング補正する機能を備えた画像表示装置であって、ランデイング補正したときの磁気センサーで検出した検出値を記憶するメモリーと、前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知する報知手段とを備えたことである。
(6)又、前記報知手段は、前記陰極線管の表示面上に重畳表示した表示であることを特徴とする(5)に記載の陰極線管を用いた画像表示装置。
【0016】
このように、ランデイング補正する機能を備えた陰極線管において、ランデイング補正を行った後に、或る許容範囲以上の磁気の影響を蒙ったときに、警告等の報知する手段を設けることで、ビームランデイングがずれていることを知ることができ、速やかなランデイングの精調が行えるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明に係るランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、従来技術で説明したものと同じものには同一符号を付与して説明する。
【0018】
陰極線管を用いた画像表示装置は、外部の磁気の影響によりビームランディングのずれが発生するため、これを補正する調整が必要である。磁気センサーによりランディング調整を自動的に行う手法、即ち、ランンデイング補正装置については、従来技術で説明したように、既に提案されており、コンピュータディスプレイなどの実際の製品に用いられているが、放送用モニターなどの高い精度が要求されるものについては、画面においてビームランディングずれを測定するなど、より高精度な調整方法が不可欠である。
【0019】
本願発明のランデイング補正方法を具現化できるランデイング補正装置を備えた画像表示装置は、図1に示すように、ランデイング補正装置11で行ったランデイング補正時における磁気センサー12の検出値をメモリー14に記憶しておき、後で、このメモリー14に記憶してある磁気センサー12の検出値と、磁気センサー12で検出した値とを比較することで、磁気によるランデイングのズレが生じていることを警告するというものである。
その構成は、磁気センサー12と、磁気センサー12で検出した信号をデジタル信号にするA/D変換器13と、このA/D変換器13で変換された磁気センサー12で検出した検出値を記憶するメモリー14と、メモリー14に記憶されているビームランデイング精調時の磁気センサー12の検出値と、磁気センサー12で検出した値とを比較する比較器15と、比較器15で得られた比較結果の信号から装置の周囲の磁気の状態が変化したことを判断する中央演算処理装置(CPU)16と、中央演算処理装置(CPU)16の判断に従って画面上にビームランデイングのズレが生じていることの警告を重畳表示(オンスクリーンディスプレイ)で表示する表示部17とからなる。このうち、メモリー14と中央演算処理装置(CPU)16はランデイング補正装置11を構成するものと同じものを共有する。
【0020】
このビームランデイングを精調するランデイング補正装置11について、従来技術で説明した地磁気センサー付きの回路構成のもの、地磁気センサーを有しない回路構成のもの、プローブを用いた回路構成のもの、がある。
【0021】
ここでは、プローブを用いた回路構成のランデイング補正装置11について説明すると、所謂、画面上の表示を白色又は緑色の一色にして、その輝度を測定するというものであり、画面に表示されているものに対してCCDにより撮像してビームランデイングの補正をする。
その構成は、図2に示すように、ビームランデイングの精調を行ったときの補正値及び検出値を記憶するメモリー14と、ビームランデイング精調時に陰極線管41(図5参照)の画面上のポイントを撮像するCCD18と、温度センサー19と、時定数回路20と、CCD18で得られたデータをデジタル値に変換するA/D変換器21と、温度センサー19で得られた信号をデジタル値に変換するA/D変換器22と、時定数回路20で得られたデータをデジタル値に変換するA/D変換器23と、ランデイング補正のときに複数の補正コイル37〜42に供給する電流値を設定する制御手段を備えた中央演算処理装置16と、中央演算処理装置16で演算処理された電流値の値をアナログ値にするD/A変換器24〜29と、駆動回路31〜36と、第1〜第5の補正コイル37〜41、ローテーション補正コイル42とから構成されている。このA/D変換器21、22、23、中央演算処理装置16、D/A変換器24〜29でマイクロコンピュータ30を形成する。
【0022】
メモリー14は、例えば、工場等でのディスプレイ装置の製造過程で、所定の条件下で求められた調整値やセンサーの基準値等の設定パラメータが書き込まれており、実施例においては、加えてランデイング補正時における磁気センサー12(図1参照)の検出値を記憶する構成になっている。
【0023】
これらのメモリー14及び、温度センサー19、時定数回路20からの信号がマイクロコンピュータ30に供給される。そして、このマイクロコンピュータ30では、温度センサー19及び時定数回路20からの検出信号が、夫々AD変換器21、22、23でデジタルデータに変換され、メモリー14からのデータと共に中央演算処理装置(CPU)16に供給され、第1〜第5の補正コイル37〜41、及びローテーション補正コイル42に供給される電流値を決定する。
【0024】
この中央演算処理装置(CPU)16で演算処理された第1〜第5補正コイル37〜41、及びローテーション補正コイル42に供給される電流値を決定する値が、夫々D/A変換器24〜29でアナログ信号に変換される。そして、変換されたアナログ信号が、夫々駆動回路31〜36を通じて、図5に示す陰極線管41の背面側において、表示面の四隅に対して夫々設けられた第1〜第4の補正コイル37〜40と、表示面の周囲に設けられた第5の補正コイル41と、陰極線管41のファンネル部に設けられたローテーション補正コイル42とに供給される。
【0025】
CCD18による画面上の画像を撮像するためには、自動ランデイング調整手順により行う。この自動ランデイング調整手順は、図3に示すように、画面上にランデイング調整項目を重畳表示させて行う。
【0026】
それは、図3(A)に示すように、メニュー画面からセットアップの項目を選択し、ホワイトユニフォミティーを選択することにより行われる。
ホワイトユニフォミテイーの中で、ランデイング調整の項目の中の、“マニュアル”、“自動”、“信号”の項目のいずれかを選択する。実施例の場合は、“自動”が選択されると、図3(B)に示すように、セットプローブオンカーサー(SET PROBE ON CURSOR)の画面が表示され、画面の一部をブリンクさせて表示され、そのブリンクした位置にランンデイング補正装置11のCCD18(図2参照)のプローブを当てることで、その画面の一部の輝度を撮像することができる。このブリンクする位置は、図3(E)に示すように、画面上の6箇所の位置で、重複して合計9ポイント走査される。最初は▲1▼画面下部左側位置、次に▲2▼画面上部中央位置、次は▲3▼画面下部中央位置、次は▲4▼画面上部左側位置、次は▲5▼画面上部右側位置、次は▲6▼画面下部左側位置、次は▲7▼画面下部右側位置、次は▲8▼画面上部左側位置、次は▲9▼画面上部右側位置、である。
そして、図3(B)、(C)に示すように、このブリンクしている位置にCCD18のプローブを、押し当てて、上記の9ポイントでデータを収集することにより、そのデータが中央演算処理装置16にて演算処理され、各補正コイル37〜42への電流値を決定することで、図3(D)に示すように、一連のランデイング補正が終了する。
【0027】
このように、陰極線管41のビームランデイングの補正をし、その時の磁気センサー12の検出値はメモリー14に記憶しておき、中央演算処理装置16において、各補正コイル37〜42に供給する電流を設定する。
【0028】
このような構成からなる陰極線管41を用いた画像表示装置において、先ず、ビームランデイングの精調を行ったときに、磁気センサー12の出力する検出値をAD変換器13で変換してメモリー14に保存する。
ビームランデイング精調後は、磁気センサー12の出力をAD変換器13で変換した値とメモリー14に保存されている値を比較器15で比較する。中央演算処理装置(CPU)16は、この比較器15からの出力信号を入力し、予め設定されている許容範囲を超えた場合には、周囲の磁気の状態が変化したと判断して、オンスクリーンディスプレイ(重畳表示)などにより、ユーザに対して、ビームランデイングの精調が必要であるという警告等の報知を表示部17にする。この報知は、画面上に重畳表示することに限定されることなく、出力装置である音声での出力でもよく、又は特定のメロデイでもよく、更にはネットワークを介しての警告でもよいことは勿論のことである。
このようにして、陰極線管41を用いた画像表示装置を使用中において、磁気の影響が許容値以上になったときに、警告を発するようにすると、ランデイング補正がされているのにもかかわらずビームランデイングがずれていることが容易に解り、迅速なランデイングの精調をするといった対処をすることができる。
【0029】
又、この補正回路には磁気センサーが装備されているため、ランデイング補正をする際の粗調整を行ってから精調するといったことが可能であり、そのぶん調整する時間を短時間で行うことが可能になる。
【0030】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係るランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置は、陰極線管を取巻く周囲の磁気の変動を検出して、ユーザーに調整を促すことで、ビームランデイングがずれている状態で使用されることを減少或いはなくすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランデイング補正装置を備えた画像表示装置に警告を報知する機能を備えたときのブロック図である。
【図2】同、ランデイング補正装置を略示的に示したブロック図である。
【図3】自動ランデイング調整手順を示した説明図である。
【図4】ランデイング補正装置を略示的に示したブロック図である。
【図5】陰極線管に配置した補正コイルを示した説明図である。
【図6】地磁気センサーにより検出した電圧を示したグラフである。
【符号の説明】
11;ランデイング補正装置、12;磁気センサー、13;A/D変換器、14;メモリー、15;比較器、16;中央演算処理装置(CPU)、17;表示部、18;CCD、19;温度センサー、20;時定数回路、21;A/D変換器、22;A/D変換器、23;A/D変換器、24;D/A変換器、25;D/A変換器、26;D/A変換器、27;D/A変換器、28;D/A変換器、29;D/A変換器、30;マイクロコンピュータ、31;駆動回路、32;駆動回路、33;駆動回路、34;駆動回路、35;駆動回路、36;駆動回路、37;第1の補正コイル、38;第2の補正コイル、39;第3の補正コイル、40;第4の補正コイル、41;第5の補正コイル、42;ローテーション補正コイル。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管(CRT;Cathode Ray Tube)を用いた画像表示装置に関するものであり、例えば、高解像度のコンピュータディスプレイ装置に使用して好適なランデイング補正装置に関するものであり、詳しくは、ビームランディングの高精度調整時に磁気センサーの出力値を記録しておき、この画像表示装置を使用中に磁気センサーの出力値と記録してある記録値を比較して、差分が、ある設定された範囲以上になった時に警告等の報知する機能を備えた、ランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術において、例えば、高解像度のコンピュータディスプレイ装置として、17〜20インチクラスの大きさで、解像度で1280ドット×1024ラインの装置が主流になりつつある。更に、例えば、22〜24インチクラスの大きさでは、解像度で1600ドット×1200ラインの装置の要求が高まっている。一方、蛍光体ピッチにおいても、現在主流の0.31ミリピッチから、0.26ミリピッチのファインピッチの高精細陰極線管が要求されている。
【0003】
従来技術における、ランデイング補正装置11Aは、図4及び図5に示すように、陰極線管41の表示面の背面側周辺部に対して複数の補正コイル37〜42を設けると共に、地磁気の方向を検出する地磁気センサー51と、環境温度を検出する温度センサー19と、陰極線管41の使用開始からの時間を検出する時定数回路20とが設けられ、地磁気センサー51、温度センサー19及び時定数回路20で検出された検出値を用いて補正コイル37〜42に供給される電流値を決定するというものである。
図4において、メモリー14には、例えば、工場等でのディスプレイ装置の製造過程で、所定の条件下で求められた調整値やセンサーの基準値等の設定パラメータが書き込まれている。
また、地磁気センサー51には地磁気の方向を検出する手段が設けられ、例えば、図6に示すような地磁気センサー51の設置される東西南北の方角に応じて、地磁気の大きさを示す2軸の検出出力が電圧Vx、Vyで出力できる。更に、温度センサー19及び時定数回路20からは、それぞれ環境温度及び陰極線管41の使用開始からの時間が電圧変化で出力されるものである。
【0004】
これらのメモリー14及び地磁気センサー51、温度センサー19、時定数回路20からの信号がマイクロコンピュータ30Aに供給される。そして、このマイクロコンピュータ30Aでは、上述の地磁気センサー51からの2軸の検出信号と、温度センサー19及び時定数回路20からの検出信号が、夫々AD変換器52、53、22、23でデジタルデータに変換され、メモリー14からのデータと共に中央演算処理装置(CPU)16に供給され、各補正コイル37〜42に供給される電流値を決定する値を演算処理する。
【0005】
この中央演算処理装置16で演算処理された各補正コイル37〜42に供給される電流値を決定する値が、夫々D/A変換器24〜29でアナログ信号に変換される。そして、変換されたアナログ信号が、夫々駆動回路31〜36を通じて、図5に示す陰極線管41の背面側において、表示面の四隅に対して夫々設けられた第1〜第4の補正コイル37〜40と、表示面の周囲に設けられた第5の補正コイル41と、陰極線管41のファンネル部に設けられたローテーション補正コイル42とに供給される。
【0006】
そして、このランディング補正装置11Aにおいて、地磁気センサー51からの検出信号Vx、Vy、及び温度センサー19、時定数回路20からの検出信号を用いて、中央演算処理装置16では、各補正コイル37〜42を夫々駆動回路31〜36を通じて地磁気及び環境温度等を補正するように所定の電流値を駆動するための、D/A変換器24〜29に供給される値が設定され、各補正コイル37〜42に所定の電流が供給されるのである。
【0007】
このようにして、地磁気の方向を検出する地磁気センサー51を設け、この地磁気センサー51で検出された検出値を用いて補正コイル37〜42に供給される電流値を決定するような補正を中央演算処理装置16で行うことによって、環境温度が変化した場合や、地磁気の方向が変化した場合、長時間使用した場合にも、自動的に補正コイル37〜42に供給される電流値の調整が行われて、常に良好なランディング補正を行うことができる。
【0008】
このようなランデイング補正機能を備えることで、例えば、地磁気の影響に対するランディング補正の調整値の変更を行う場合に特別な測定装置や専門的な知識が要求されることなく、又、特に高精細陰極線管の使用されたディスプレイ装置では、容易に設置や移動を行うことができなかったものを、専門的な知識を持たないユーザーであっても、ディスプレイ装置の設置や移動を容易に行うことができるのである。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−63765号公報(第7頁 第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明した陰極線管を用いた画像表示装置は、外部の磁気の影響によるビームランディングのずれを補正する調整が必要である。
又、磁気センサーによりランディング調整を自動的に行う方法については、実際の製品にも用いられているが、より精度の高い調整を行うためには、画面においてビームランディングずれを測定するなどの方法が必要となるという問題がある。
更に、ランディングの精調を行った後、画像表示装置の設置位置や周囲に配置されている物が変わるなど周囲状況が変化した場合、受ける磁界も変化することがあり、ビームランディングが最適でない状態で使用されてしまうという問題もある。
【0011】
従って、ランデイングの精調を行った画像表示装置を使用しているときに、外部から受ける磁界等の影響に左右される限界値に達したときに、警告等の報知ができる構成にすることに解決しなければならない課題を有する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明に係るランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置は、次に示す構成にすることである。
【0013】
(1)ランデイング補正方法は、ランデイング補正した陰極線管を有する画像表示装置であって、ランデイング補正したときの前記磁気センサーによる検出値をメモリーに記憶しておき、前記陰極線管が使用される環境において、磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている前記検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知することである。
(2)又、前記報知は、画面上に重畳表示した表示であることを特徴とする(1)に記載のランデイング補正方法。
【0014】
(3)ランデイング補正装置は、少なくとも陰極線管の表示面の背面側周辺部に配置した複数の補正コイルと、磁気センサーと、ランデイング補正のときに、前記磁気センサーで検出した検出値を記憶するメモリーと、ランデイング補正のときに、前記複数の補正コイルに供給する電流値を設定する制御手段と、を備えてなるランデイング補正装置であって、前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知する報知手段を備えたことである。
(4)又、前記報知手段は、前記陰極線管の表示面上に重畳表示した表示であることを特徴とする(3)に記載のランデイング補正装置。
【0015】
(5)陰極線管を用いた画像表示装置は、陰極線管のランンデイング補正する機能を備えた画像表示装置であって、ランデイング補正したときの磁気センサーで検出した検出値を記憶するメモリーと、前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知する報知手段とを備えたことである。
(6)又、前記報知手段は、前記陰極線管の表示面上に重畳表示した表示であることを特徴とする(5)に記載の陰極線管を用いた画像表示装置。
【0016】
このように、ランデイング補正する機能を備えた陰極線管において、ランデイング補正を行った後に、或る許容範囲以上の磁気の影響を蒙ったときに、警告等の報知する手段を設けることで、ビームランデイングがずれていることを知ることができ、速やかなランデイングの精調が行えるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明に係るランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、従来技術で説明したものと同じものには同一符号を付与して説明する。
【0018】
陰極線管を用いた画像表示装置は、外部の磁気の影響によりビームランディングのずれが発生するため、これを補正する調整が必要である。磁気センサーによりランディング調整を自動的に行う手法、即ち、ランンデイング補正装置については、従来技術で説明したように、既に提案されており、コンピュータディスプレイなどの実際の製品に用いられているが、放送用モニターなどの高い精度が要求されるものについては、画面においてビームランディングずれを測定するなど、より高精度な調整方法が不可欠である。
【0019】
本願発明のランデイング補正方法を具現化できるランデイング補正装置を備えた画像表示装置は、図1に示すように、ランデイング補正装置11で行ったランデイング補正時における磁気センサー12の検出値をメモリー14に記憶しておき、後で、このメモリー14に記憶してある磁気センサー12の検出値と、磁気センサー12で検出した値とを比較することで、磁気によるランデイングのズレが生じていることを警告するというものである。
その構成は、磁気センサー12と、磁気センサー12で検出した信号をデジタル信号にするA/D変換器13と、このA/D変換器13で変換された磁気センサー12で検出した検出値を記憶するメモリー14と、メモリー14に記憶されているビームランデイング精調時の磁気センサー12の検出値と、磁気センサー12で検出した値とを比較する比較器15と、比較器15で得られた比較結果の信号から装置の周囲の磁気の状態が変化したことを判断する中央演算処理装置(CPU)16と、中央演算処理装置(CPU)16の判断に従って画面上にビームランデイングのズレが生じていることの警告を重畳表示(オンスクリーンディスプレイ)で表示する表示部17とからなる。このうち、メモリー14と中央演算処理装置(CPU)16はランデイング補正装置11を構成するものと同じものを共有する。
【0020】
このビームランデイングを精調するランデイング補正装置11について、従来技術で説明した地磁気センサー付きの回路構成のもの、地磁気センサーを有しない回路構成のもの、プローブを用いた回路構成のもの、がある。
【0021】
ここでは、プローブを用いた回路構成のランデイング補正装置11について説明すると、所謂、画面上の表示を白色又は緑色の一色にして、その輝度を測定するというものであり、画面に表示されているものに対してCCDにより撮像してビームランデイングの補正をする。
その構成は、図2に示すように、ビームランデイングの精調を行ったときの補正値及び検出値を記憶するメモリー14と、ビームランデイング精調時に陰極線管41(図5参照)の画面上のポイントを撮像するCCD18と、温度センサー19と、時定数回路20と、CCD18で得られたデータをデジタル値に変換するA/D変換器21と、温度センサー19で得られた信号をデジタル値に変換するA/D変換器22と、時定数回路20で得られたデータをデジタル値に変換するA/D変換器23と、ランデイング補正のときに複数の補正コイル37〜42に供給する電流値を設定する制御手段を備えた中央演算処理装置16と、中央演算処理装置16で演算処理された電流値の値をアナログ値にするD/A変換器24〜29と、駆動回路31〜36と、第1〜第5の補正コイル37〜41、ローテーション補正コイル42とから構成されている。このA/D変換器21、22、23、中央演算処理装置16、D/A変換器24〜29でマイクロコンピュータ30を形成する。
【0022】
メモリー14は、例えば、工場等でのディスプレイ装置の製造過程で、所定の条件下で求められた調整値やセンサーの基準値等の設定パラメータが書き込まれており、実施例においては、加えてランデイング補正時における磁気センサー12(図1参照)の検出値を記憶する構成になっている。
【0023】
これらのメモリー14及び、温度センサー19、時定数回路20からの信号がマイクロコンピュータ30に供給される。そして、このマイクロコンピュータ30では、温度センサー19及び時定数回路20からの検出信号が、夫々AD変換器21、22、23でデジタルデータに変換され、メモリー14からのデータと共に中央演算処理装置(CPU)16に供給され、第1〜第5の補正コイル37〜41、及びローテーション補正コイル42に供給される電流値を決定する。
【0024】
この中央演算処理装置(CPU)16で演算処理された第1〜第5補正コイル37〜41、及びローテーション補正コイル42に供給される電流値を決定する値が、夫々D/A変換器24〜29でアナログ信号に変換される。そして、変換されたアナログ信号が、夫々駆動回路31〜36を通じて、図5に示す陰極線管41の背面側において、表示面の四隅に対して夫々設けられた第1〜第4の補正コイル37〜40と、表示面の周囲に設けられた第5の補正コイル41と、陰極線管41のファンネル部に設けられたローテーション補正コイル42とに供給される。
【0025】
CCD18による画面上の画像を撮像するためには、自動ランデイング調整手順により行う。この自動ランデイング調整手順は、図3に示すように、画面上にランデイング調整項目を重畳表示させて行う。
【0026】
それは、図3(A)に示すように、メニュー画面からセットアップの項目を選択し、ホワイトユニフォミティーを選択することにより行われる。
ホワイトユニフォミテイーの中で、ランデイング調整の項目の中の、“マニュアル”、“自動”、“信号”の項目のいずれかを選択する。実施例の場合は、“自動”が選択されると、図3(B)に示すように、セットプローブオンカーサー(SET PROBE ON CURSOR)の画面が表示され、画面の一部をブリンクさせて表示され、そのブリンクした位置にランンデイング補正装置11のCCD18(図2参照)のプローブを当てることで、その画面の一部の輝度を撮像することができる。このブリンクする位置は、図3(E)に示すように、画面上の6箇所の位置で、重複して合計9ポイント走査される。最初は▲1▼画面下部左側位置、次に▲2▼画面上部中央位置、次は▲3▼画面下部中央位置、次は▲4▼画面上部左側位置、次は▲5▼画面上部右側位置、次は▲6▼画面下部左側位置、次は▲7▼画面下部右側位置、次は▲8▼画面上部左側位置、次は▲9▼画面上部右側位置、である。
そして、図3(B)、(C)に示すように、このブリンクしている位置にCCD18のプローブを、押し当てて、上記の9ポイントでデータを収集することにより、そのデータが中央演算処理装置16にて演算処理され、各補正コイル37〜42への電流値を決定することで、図3(D)に示すように、一連のランデイング補正が終了する。
【0027】
このように、陰極線管41のビームランデイングの補正をし、その時の磁気センサー12の検出値はメモリー14に記憶しておき、中央演算処理装置16において、各補正コイル37〜42に供給する電流を設定する。
【0028】
このような構成からなる陰極線管41を用いた画像表示装置において、先ず、ビームランデイングの精調を行ったときに、磁気センサー12の出力する検出値をAD変換器13で変換してメモリー14に保存する。
ビームランデイング精調後は、磁気センサー12の出力をAD変換器13で変換した値とメモリー14に保存されている値を比較器15で比較する。中央演算処理装置(CPU)16は、この比較器15からの出力信号を入力し、予め設定されている許容範囲を超えた場合には、周囲の磁気の状態が変化したと判断して、オンスクリーンディスプレイ(重畳表示)などにより、ユーザに対して、ビームランデイングの精調が必要であるという警告等の報知を表示部17にする。この報知は、画面上に重畳表示することに限定されることなく、出力装置である音声での出力でもよく、又は特定のメロデイでもよく、更にはネットワークを介しての警告でもよいことは勿論のことである。
このようにして、陰極線管41を用いた画像表示装置を使用中において、磁気の影響が許容値以上になったときに、警告を発するようにすると、ランデイング補正がされているのにもかかわらずビームランデイングがずれていることが容易に解り、迅速なランデイングの精調をするといった対処をすることができる。
【0029】
又、この補正回路には磁気センサーが装備されているため、ランデイング補正をする際の粗調整を行ってから精調するといったことが可能であり、そのぶん調整する時間を短時間で行うことが可能になる。
【0030】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係るランデイング補正方法及びランデイング補正装置並びに陰極線管を用いた画像表示装置は、陰極線管を取巻く周囲の磁気の変動を検出して、ユーザーに調整を促すことで、ビームランデイングがずれている状態で使用されることを減少或いはなくすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランデイング補正装置を備えた画像表示装置に警告を報知する機能を備えたときのブロック図である。
【図2】同、ランデイング補正装置を略示的に示したブロック図である。
【図3】自動ランデイング調整手順を示した説明図である。
【図4】ランデイング補正装置を略示的に示したブロック図である。
【図5】陰極線管に配置した補正コイルを示した説明図である。
【図6】地磁気センサーにより検出した電圧を示したグラフである。
【符号の説明】
11;ランデイング補正装置、12;磁気センサー、13;A/D変換器、14;メモリー、15;比較器、16;中央演算処理装置(CPU)、17;表示部、18;CCD、19;温度センサー、20;時定数回路、21;A/D変換器、22;A/D変換器、23;A/D変換器、24;D/A変換器、25;D/A変換器、26;D/A変換器、27;D/A変換器、28;D/A変換器、29;D/A変換器、30;マイクロコンピュータ、31;駆動回路、32;駆動回路、33;駆動回路、34;駆動回路、35;駆動回路、36;駆動回路、37;第1の補正コイル、38;第2の補正コイル、39;第3の補正コイル、40;第4の補正コイル、41;第5の補正コイル、42;ローテーション補正コイル。
Claims (6)
- ランデイング補正した陰極線管を有する画像表示装置であって、
ランデイング補正したときの磁気センサーによる検出値をメモリーに記憶しておき、
前記陰極線管が使用される環境において、前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている前記検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知することを特徴とするランデイング補正方法。 - 前記報知は、画面上に重畳表示した表示であることを特徴とする請求項1に記載のランデイング補正方法。
- 少なくとも陰極線管の表示面の背面側周辺部に配置した複数の補正コイルと、
磁気センサーと、
ランデイング補正のときに、前記磁気センサーで検出した検出値を記憶するメモリーと、
ランデイング補正のときに、前記複数の補正コイルに供給する電流値を設定する制御手段と、を備えてなるランデイング補正装置であって、
前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知する報知手段を備えたことを特徴とするランデイング補正装置。 - 前記報知手段は、前記陰極線管の表示面上に重畳表示した表示であることを特徴とする請求項3に記載のランデイング補正装置。
- 陰極線管のランンデイング補正する機能を備えた画像表示装置であって、
ランデイング補正したときの磁気センサーで検出した検出値を記憶するメモリーと、
前記磁気センサーで検出した値が、前記メモリーに記憶されている検出値を基準にした許容値を超えたときに所定の表示形態で報知する報知手段とを備えたことを特徴とする陰極線管を用いた画像表示装置。 - 前記報知手段は、前記陰極線管の表示面上に重畳表示した表示であることを特徴とする請求項5に記載の陰極線管を用いた画像表示装置。
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- 2002-12-25 JP JP2002374252A patent/JP2004207981A/ja active Pending
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