JP2004207025A - 触媒燃焼器および燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池からの排出燃料を触媒燃焼器で確実に燃焼させる。
【解決手段】燃料電池のアノード極から排出されるアノードオフガスを、アノードオフガス供給管21を通して触媒燃焼器23に供給するとともに、カソード極から排出されるカソードオフガスを、カソードオフガス供給管25を通して触媒燃焼器23に供給する。アノードオフガス供給管21の先端のノズル39は、触媒燃焼器23の円筒状のハウジング35内の中心部に配置し、ノズル39から吐出するアノードオフガスにスワール流を発生させる。このスワール流によりアノードオフガスに含まれる凝縮水を外周側に分散させ、凝縮水の触媒37への直接の接触を防止する。
【選択図】 図2
【解決手段】燃料電池のアノード極から排出されるアノードオフガスを、アノードオフガス供給管21を通して触媒燃焼器23に供給するとともに、カソード極から排出されるカソードオフガスを、カソードオフガス供給管25を通して触媒燃焼器23に供給する。アノードオフガス供給管21の先端のノズル39は、触媒燃焼器23の円筒状のハウジング35内の中心部に配置し、ノズル39から吐出するアノードオフガスにスワール流を発生させる。このスワール流によりアノードオフガスに含まれる凝縮水を外周側に分散させ、凝縮水の触媒37への直接の接触を防止する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料電池の燃料極および酸化剤極からそれぞれ排出される排出燃料と排出酸化剤との混合ガスを、触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼器および燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池の燃料極からの排出燃料を、パージ配管を通して外部に排出する際に、触媒燃焼器で燃焼させるものが、特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−231294号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術においては、触媒燃焼器に、特に間欠的かつ短時間に排出燃料が供給された場合には、排出燃料の凝縮により生成される水が触媒燃焼器内に流入するため、触媒が吸水により活性を失い、排出燃料が未燃のまま排出される恐れがある。
【0005】
そこで、この発明は、燃料電池からの排出燃料を触媒燃焼器で確実に燃焼させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、燃料電池の燃料極からの排出燃料と、前記燃料電池の酸化剤極からの排出酸化剤との混合ガスをハウジング内に導入し、この導入した混合ガスを触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼器において、前記触媒上流側の前記ハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう前記排出燃料を前記ハウジング内に供給する構成としてある。
【0007】
【発明の効果】
この発明によれば、触媒燃焼器における触媒上流側のハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形状とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう排出燃料をハウジング内に供給するので、排出燃料に含まれる凝縮水がハウジングの外周側に分散し、凝縮水の触媒への付着を回避することができて触媒の活性化喪失を防止でき、燃料電池からの排出燃料を確実に燃焼させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0009】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる触媒燃焼器を備えた燃料電池システムを示す全体構成図である。
【0010】
燃料電池1は、燃料極となるアノード極3および酸化剤極となるカソード極5をそれぞれ備えている。アノード極3の入口3aには、燃料ガス(ここでは水素)供給装置7から燃料ガス供給管9を通して水素を、またカソード極5の入口5aには、酸化剤ガス(ここでは空気)供給装置11から酸化剤ガス供給管13を通して空気をそれぞれ供給し、燃料電池1内で発電させる。
【0011】
その際アノード極3の出口3bからは、消費されずに残った排出燃料としてのアノードオフガスが、またカソード極5の出口5bからは、消費されずに残った排出酸化剤としてのカソードオフガスが、それぞれ排出される。このカソードオフガスは、発電により生成した水分を含んでいる。
【0012】
また、アノード極3の出口3bと、前記燃料ガス供給管9とは、アノードオフガス循環装置15を備えた循環流路としてのアノードオフガス循環配管17により接続してある。
【0013】
アノードオフガス循環装置15には、開閉弁としてのアノードオフガス排出弁19を備えた排出燃料供給流路としてのアノードオフガス供給管21を通して触媒燃焼器23を接続する。この触媒燃焼器23と燃料電池1におけるカソード極5の出口5bとを、カソードオフガス供給管25で接続する。触媒燃焼器23のカソードオフガス供給管25を接続した側と反対側には、排出配管27を接続する。
【0014】
また、燃料電池1には、電圧検知手段31を設け、この電圧検知手段31が、所定の電圧値よりも低い電圧を検知した場合には、システムコントローラ33が発信するパージ信号に基づいて、アノードオフガス排出弁19を開弁し、アノードオフガス循環装置15から所定流量のアノードオフガスを触媒燃焼器23に供給する。
【0015】
図2(a)は触媒燃焼器23の内部構造を示す側面断面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。この触媒燃焼器23は、円筒形状のハウジング35を有し、このハウジング35の一方の端面35aのほぼ中央に、前記したカソードオフガス供給管25を接続し、同他方の端面35bのほぼ中央に、前記した排出配管27を接続する。そして、この排出配管27を接続した側のハウジング35内に、アノードオフガスとカソードオフガスとの混合ガスを燃焼させる触媒37を収納してある。
【0016】
一方、前記したアノードオフガス供給管21は、前記一方の端面35a近傍の円筒部35cからハウジング35の内部に挿入してある。このアノードオフガス供給管21のハウジング35内へ挿入した燃料供給口部としてのノズル39は、ハウジング35の直径方向中心部へ向かう基部39aと、基部39aから触媒37に向けて円弧状に90度屈曲する屈曲部39bと、屈曲部39bから触媒37に向けて先端が開口する先端部39cとをそれぞれ有し、先端部39cは、ハウジング35の円形断面の中心に位置している。
【0017】
図3(a)は、上記したノズル39における先端部39cの内部構造を示す断面図であり、この先端部39cの構造は、スワール式液体噴射弁に用いるものと同様な流路形状を呈しており、触媒燃焼器23内に供給するアノードオフガスに、円筒部35cの内周面に沿ったスワール流を発生させる。
【0018】
すなわち、先端部39cにおける上流側では、図3(a)のB−B断面図である図3(b)に示すように、図中で上下2箇所に連通孔41を設けてある。連通孔41を設けた部位より下流側には、図3(a)のC−C断面図である図3(c)に示すように、上記2つの連通孔41に、外周側の端部が連通する連通路43を中心側に向けて形成してある。さらにこの連通路43の内周側の端部は、図3(a)のD−D断面図である図3(d)に示してある中心部の排出通路45の外周側に連通している。
【0019】
ノズル39の先端部39cを上記した構造とすることで、排出通路45から排出されるアノードオフガスは、スワール流(旋回流)となってハウジング35内に流出するが、このときのスワール流の円筒部35cの内壁に衝突する部分の最も上流側の位置Pを、触媒37より上流側(図2(a)中で右側)とし、この位置Pと、触媒37との間に、ハウジング35内の直径方向中心側に突出する環状の突起47を設けてある。
【0020】
次に作用を説明する。
【0021】
燃料電池システムの通常作動時では、アノード極3の出口3bからのアノードオフガスは、アノードオフガス循環装置15によりアノードオフガス循環配管17を経て燃料ガス供給管9に全量循環させ、再度アノード極3へ入口3aから供給することで燃費を向上させる。
【0022】
一方、このときカソード極5の出口5bからのカソードオフガスは、触媒燃焼器23を経由して外部に排出する。
【0023】
ここで、アノードオフガス循環装置15によって循環するアノードオフガス中の水素濃度が、カソード極5からアノード極3に逆拡散する窒素や水により所定の濃度以下に低下すると、燃料電池1の出力電圧が低下する。
【0024】
この出力電圧を電圧検知手段31により検知し、この検知電圧が所定の電圧値よりも低い場合には、システムコントローラ33がアノードオフガス排出弁19を開放させる。これにより所定流量のアノードオフガスを、アノードオフガス循環装置15からアノードオフガス供給管21を経て触媒燃焼器23に供給する。
【0025】
触媒燃焼器23では、ハウジング35内に突出しているノズル39からアノードオフガスを吐出する。ノズル39内では、図3に示すように、アノードオフガスが、連通孔41を経て連通路43に達し、連通路43を中心側に向けて流れる際に、排出通路45の外周部に流出することで、スワール流となる。
【0026】
このスワール流が、排出通路45を経て、図2(a)に示すように、ハウジング35内に流出する。
【0027】
ここで、アノードオフガスが触媒燃焼器23に供給される際に、アノードオフガス中の水蒸気がアノードオフガス供給管21中で凝縮し、液体となってハウジング35内に流入することが想定される。
【0028】
この凝縮水は、上記したスワール流により、中空円錐状の噴霧を形成し、ハウジング35の外周側へ水滴Wとなって分散する。これにより、凝縮水が触媒37に直接到達することを回避し、触媒37の活性化喪失を防止でき、アノードオフガスを確実に燃焼させることができる。
【0029】
また、触媒37近傍のハウジング35の内周面に設けた環状の突起47が、上記した中空円錐状の噴霧の触媒37に向かう流れを阻止し、凝縮水の触媒37への付着を確実に防ぐことができる。
【0030】
図4(a)は、この発明の第2の実施形態を示す触媒燃焼器の側面断面図である。この実施形態は、ハウジング35の一方の端面35aの中央部にアノードオフガス供給管21を接続し、ハウジング35内にその燃料供給口部となるノズル39Aを挿入している。このノズル39Aの先端部の内部は、前記図3に示した第1の実施形態と同様に、円筒部35cの内周面に沿ってスワール流を形成する構造としてある。
【0031】
一方、カソードオフガス供給管25は、その先端の酸化剤供給口部となる吐出口49を、ノズル39Aの先端より端面35a側における円形のハウジング35の内周面に対し接線方向となるよう接続する。これにより、吐出口49から吐出するカソードオフガスを、円形状のハウジング35の内周面に沿ってハウジング35内に供給してスワール流を発生させる。
【0032】
上記したアノードオフガスのスワール流と、カソードオフガスのスワール流の方向は同方向とする。
【0033】
その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0034】
ここで、カソードオフガスが触媒燃焼器23に排出される際、カソードオフガス中の水蒸気がカソードオフガス供給管25中で凝縮し、液体となってハウジング35内に流入することが想定される。
【0035】
この凝縮水は、上記したカソードオフガスのスワール流により、図5に示すように、遠心力によりハウジング35内の外周側に、水滴Wとなって分散する。これにより、凝縮水が触媒37に直接到達することを回避し、触媒37の活性化喪失を防止でき、アノードオフガスを確実に燃焼させることができる。
【0036】
また、触媒37近傍のハウジング35の内周面に設けた環状の突起47が、上記した凝縮水の触媒37に向かう流れを阻止し、凝縮水の触媒37への付着を確実に防ぐことができる。
【0037】
さらに、上記した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、アノードオフガス供給管21のノズル39Aから供給するアノードオフガスにスワール流を発生させるので、アノードオフガス中の凝縮水を、ハウジング35内の外周側に分散させて、凝縮水の触媒37への付着を防止することができる。
【0038】
なお、第2の実施形態においては、アノードオフガス供給管21のノズル39Aを、スワール流を発生させる構造とせず、単にアノードオフガスをハウジング35内に供給する構造としてもよい。
【0039】
図6は、この発明の第3の実施形態を示す触媒燃焼器の側面断面図である。この実施形態は、前記図4に示した第2の実施形態におけるカソードオフガス供給管25内の吐出口49近傍に、アノードオフガス供給管21の燃料供給口部となるノズル39Bを収容している。
【0040】
このノズル39Bによるアノードオフガスの供給方向は、カソードオフガス供給管25の吐出口49によるカソードオフガスの供給方向と同方向を指向しており、円形状のハウジング35の内周面に沿ってハウジング35内に供給し、カソードオフガスとともにスワール流を発生させる。
【0041】
上記した第3の実施形態によれば、前述の第2の実施形態と同様に、カソードオフガスが触媒燃焼器23のハウジング35内でスワール流を形成し、これと同一方向にアノードオフガスを供給するので、アノードオフガスおよびカソードオフガスに含まれる凝縮水は、図7に示すように、遠心力によりハウジング35内の外周側に水滴Wとなって分散する。
【0042】
これにより、凝縮水が触媒37に直接到達することを回避し、触媒37の活性化喪失を防止でき、アノードオフガスを確実に燃焼させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる触媒燃焼器を備えた燃料電池システムを示す全体構成図である。
【図2】(a)は第1の実施形態による触媒燃焼器の内部構造を示す側面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】(a)は、第1の実施形態におけるアノードオフガスを供給するノズル先端部の内部構造を示す断面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(a)のD−D断面図である。
【図4】(a)は第2の実施形態による触媒燃焼器の内部構造を示す側面断面図、(b)は(a)のE−E断面図である。
【図5】第2の実施形態におけるカソードオフガスが流れる状態を示す説明図である。
【図6】(a)は第3の実施形態による触媒燃焼器の内部構造を示す側面断面図、(b)は(a)のF−F断面図である。
【図7】第3の実施形態におけるカソードオフガスおよびアノードオフガスが流れる状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 燃料電池
3 アノード極(燃料極)
5 カソード極(酸化剤極)
17 アノードオフガス循環配管(循環流路)
19 アノードオフガス排出弁(開閉弁)
21 アノードオフガス供給管(排出燃料供給流路)
23 触媒燃焼器
35 ハウジング
37 触媒
39,39A,39B ノズル(燃料供給口部)
49 吐出口(酸化剤供給口部)
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料電池の燃料極および酸化剤極からそれぞれ排出される排出燃料と排出酸化剤との混合ガスを、触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼器および燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池の燃料極からの排出燃料を、パージ配管を通して外部に排出する際に、触媒燃焼器で燃焼させるものが、特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−231294号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術においては、触媒燃焼器に、特に間欠的かつ短時間に排出燃料が供給された場合には、排出燃料の凝縮により生成される水が触媒燃焼器内に流入するため、触媒が吸水により活性を失い、排出燃料が未燃のまま排出される恐れがある。
【0005】
そこで、この発明は、燃料電池からの排出燃料を触媒燃焼器で確実に燃焼させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、燃料電池の燃料極からの排出燃料と、前記燃料電池の酸化剤極からの排出酸化剤との混合ガスをハウジング内に導入し、この導入した混合ガスを触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼器において、前記触媒上流側の前記ハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう前記排出燃料を前記ハウジング内に供給する構成としてある。
【0007】
【発明の効果】
この発明によれば、触媒燃焼器における触媒上流側のハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形状とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう排出燃料をハウジング内に供給するので、排出燃料に含まれる凝縮水がハウジングの外周側に分散し、凝縮水の触媒への付着を回避することができて触媒の活性化喪失を防止でき、燃料電池からの排出燃料を確実に燃焼させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0009】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる触媒燃焼器を備えた燃料電池システムを示す全体構成図である。
【0010】
燃料電池1は、燃料極となるアノード極3および酸化剤極となるカソード極5をそれぞれ備えている。アノード極3の入口3aには、燃料ガス(ここでは水素)供給装置7から燃料ガス供給管9を通して水素を、またカソード極5の入口5aには、酸化剤ガス(ここでは空気)供給装置11から酸化剤ガス供給管13を通して空気をそれぞれ供給し、燃料電池1内で発電させる。
【0011】
その際アノード極3の出口3bからは、消費されずに残った排出燃料としてのアノードオフガスが、またカソード極5の出口5bからは、消費されずに残った排出酸化剤としてのカソードオフガスが、それぞれ排出される。このカソードオフガスは、発電により生成した水分を含んでいる。
【0012】
また、アノード極3の出口3bと、前記燃料ガス供給管9とは、アノードオフガス循環装置15を備えた循環流路としてのアノードオフガス循環配管17により接続してある。
【0013】
アノードオフガス循環装置15には、開閉弁としてのアノードオフガス排出弁19を備えた排出燃料供給流路としてのアノードオフガス供給管21を通して触媒燃焼器23を接続する。この触媒燃焼器23と燃料電池1におけるカソード極5の出口5bとを、カソードオフガス供給管25で接続する。触媒燃焼器23のカソードオフガス供給管25を接続した側と反対側には、排出配管27を接続する。
【0014】
また、燃料電池1には、電圧検知手段31を設け、この電圧検知手段31が、所定の電圧値よりも低い電圧を検知した場合には、システムコントローラ33が発信するパージ信号に基づいて、アノードオフガス排出弁19を開弁し、アノードオフガス循環装置15から所定流量のアノードオフガスを触媒燃焼器23に供給する。
【0015】
図2(a)は触媒燃焼器23の内部構造を示す側面断面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。この触媒燃焼器23は、円筒形状のハウジング35を有し、このハウジング35の一方の端面35aのほぼ中央に、前記したカソードオフガス供給管25を接続し、同他方の端面35bのほぼ中央に、前記した排出配管27を接続する。そして、この排出配管27を接続した側のハウジング35内に、アノードオフガスとカソードオフガスとの混合ガスを燃焼させる触媒37を収納してある。
【0016】
一方、前記したアノードオフガス供給管21は、前記一方の端面35a近傍の円筒部35cからハウジング35の内部に挿入してある。このアノードオフガス供給管21のハウジング35内へ挿入した燃料供給口部としてのノズル39は、ハウジング35の直径方向中心部へ向かう基部39aと、基部39aから触媒37に向けて円弧状に90度屈曲する屈曲部39bと、屈曲部39bから触媒37に向けて先端が開口する先端部39cとをそれぞれ有し、先端部39cは、ハウジング35の円形断面の中心に位置している。
【0017】
図3(a)は、上記したノズル39における先端部39cの内部構造を示す断面図であり、この先端部39cの構造は、スワール式液体噴射弁に用いるものと同様な流路形状を呈しており、触媒燃焼器23内に供給するアノードオフガスに、円筒部35cの内周面に沿ったスワール流を発生させる。
【0018】
すなわち、先端部39cにおける上流側では、図3(a)のB−B断面図である図3(b)に示すように、図中で上下2箇所に連通孔41を設けてある。連通孔41を設けた部位より下流側には、図3(a)のC−C断面図である図3(c)に示すように、上記2つの連通孔41に、外周側の端部が連通する連通路43を中心側に向けて形成してある。さらにこの連通路43の内周側の端部は、図3(a)のD−D断面図である図3(d)に示してある中心部の排出通路45の外周側に連通している。
【0019】
ノズル39の先端部39cを上記した構造とすることで、排出通路45から排出されるアノードオフガスは、スワール流(旋回流)となってハウジング35内に流出するが、このときのスワール流の円筒部35cの内壁に衝突する部分の最も上流側の位置Pを、触媒37より上流側(図2(a)中で右側)とし、この位置Pと、触媒37との間に、ハウジング35内の直径方向中心側に突出する環状の突起47を設けてある。
【0020】
次に作用を説明する。
【0021】
燃料電池システムの通常作動時では、アノード極3の出口3bからのアノードオフガスは、アノードオフガス循環装置15によりアノードオフガス循環配管17を経て燃料ガス供給管9に全量循環させ、再度アノード極3へ入口3aから供給することで燃費を向上させる。
【0022】
一方、このときカソード極5の出口5bからのカソードオフガスは、触媒燃焼器23を経由して外部に排出する。
【0023】
ここで、アノードオフガス循環装置15によって循環するアノードオフガス中の水素濃度が、カソード極5からアノード極3に逆拡散する窒素や水により所定の濃度以下に低下すると、燃料電池1の出力電圧が低下する。
【0024】
この出力電圧を電圧検知手段31により検知し、この検知電圧が所定の電圧値よりも低い場合には、システムコントローラ33がアノードオフガス排出弁19を開放させる。これにより所定流量のアノードオフガスを、アノードオフガス循環装置15からアノードオフガス供給管21を経て触媒燃焼器23に供給する。
【0025】
触媒燃焼器23では、ハウジング35内に突出しているノズル39からアノードオフガスを吐出する。ノズル39内では、図3に示すように、アノードオフガスが、連通孔41を経て連通路43に達し、連通路43を中心側に向けて流れる際に、排出通路45の外周部に流出することで、スワール流となる。
【0026】
このスワール流が、排出通路45を経て、図2(a)に示すように、ハウジング35内に流出する。
【0027】
ここで、アノードオフガスが触媒燃焼器23に供給される際に、アノードオフガス中の水蒸気がアノードオフガス供給管21中で凝縮し、液体となってハウジング35内に流入することが想定される。
【0028】
この凝縮水は、上記したスワール流により、中空円錐状の噴霧を形成し、ハウジング35の外周側へ水滴Wとなって分散する。これにより、凝縮水が触媒37に直接到達することを回避し、触媒37の活性化喪失を防止でき、アノードオフガスを確実に燃焼させることができる。
【0029】
また、触媒37近傍のハウジング35の内周面に設けた環状の突起47が、上記した中空円錐状の噴霧の触媒37に向かう流れを阻止し、凝縮水の触媒37への付着を確実に防ぐことができる。
【0030】
図4(a)は、この発明の第2の実施形態を示す触媒燃焼器の側面断面図である。この実施形態は、ハウジング35の一方の端面35aの中央部にアノードオフガス供給管21を接続し、ハウジング35内にその燃料供給口部となるノズル39Aを挿入している。このノズル39Aの先端部の内部は、前記図3に示した第1の実施形態と同様に、円筒部35cの内周面に沿ってスワール流を形成する構造としてある。
【0031】
一方、カソードオフガス供給管25は、その先端の酸化剤供給口部となる吐出口49を、ノズル39Aの先端より端面35a側における円形のハウジング35の内周面に対し接線方向となるよう接続する。これにより、吐出口49から吐出するカソードオフガスを、円形状のハウジング35の内周面に沿ってハウジング35内に供給してスワール流を発生させる。
【0032】
上記したアノードオフガスのスワール流と、カソードオフガスのスワール流の方向は同方向とする。
【0033】
その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0034】
ここで、カソードオフガスが触媒燃焼器23に排出される際、カソードオフガス中の水蒸気がカソードオフガス供給管25中で凝縮し、液体となってハウジング35内に流入することが想定される。
【0035】
この凝縮水は、上記したカソードオフガスのスワール流により、図5に示すように、遠心力によりハウジング35内の外周側に、水滴Wとなって分散する。これにより、凝縮水が触媒37に直接到達することを回避し、触媒37の活性化喪失を防止でき、アノードオフガスを確実に燃焼させることができる。
【0036】
また、触媒37近傍のハウジング35の内周面に設けた環状の突起47が、上記した凝縮水の触媒37に向かう流れを阻止し、凝縮水の触媒37への付着を確実に防ぐことができる。
【0037】
さらに、上記した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、アノードオフガス供給管21のノズル39Aから供給するアノードオフガスにスワール流を発生させるので、アノードオフガス中の凝縮水を、ハウジング35内の外周側に分散させて、凝縮水の触媒37への付着を防止することができる。
【0038】
なお、第2の実施形態においては、アノードオフガス供給管21のノズル39Aを、スワール流を発生させる構造とせず、単にアノードオフガスをハウジング35内に供給する構造としてもよい。
【0039】
図6は、この発明の第3の実施形態を示す触媒燃焼器の側面断面図である。この実施形態は、前記図4に示した第2の実施形態におけるカソードオフガス供給管25内の吐出口49近傍に、アノードオフガス供給管21の燃料供給口部となるノズル39Bを収容している。
【0040】
このノズル39Bによるアノードオフガスの供給方向は、カソードオフガス供給管25の吐出口49によるカソードオフガスの供給方向と同方向を指向しており、円形状のハウジング35の内周面に沿ってハウジング35内に供給し、カソードオフガスとともにスワール流を発生させる。
【0041】
上記した第3の実施形態によれば、前述の第2の実施形態と同様に、カソードオフガスが触媒燃焼器23のハウジング35内でスワール流を形成し、これと同一方向にアノードオフガスを供給するので、アノードオフガスおよびカソードオフガスに含まれる凝縮水は、図7に示すように、遠心力によりハウジング35内の外周側に水滴Wとなって分散する。
【0042】
これにより、凝縮水が触媒37に直接到達することを回避し、触媒37の活性化喪失を防止でき、アノードオフガスを確実に燃焼させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる触媒燃焼器を備えた燃料電池システムを示す全体構成図である。
【図2】(a)は第1の実施形態による触媒燃焼器の内部構造を示す側面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図3】(a)は、第1の実施形態におけるアノードオフガスを供給するノズル先端部の内部構造を示す断面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(a)のD−D断面図である。
【図4】(a)は第2の実施形態による触媒燃焼器の内部構造を示す側面断面図、(b)は(a)のE−E断面図である。
【図5】第2の実施形態におけるカソードオフガスが流れる状態を示す説明図である。
【図6】(a)は第3の実施形態による触媒燃焼器の内部構造を示す側面断面図、(b)は(a)のF−F断面図である。
【図7】第3の実施形態におけるカソードオフガスおよびアノードオフガスが流れる状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 燃料電池
3 アノード極(燃料極)
5 カソード極(酸化剤極)
17 アノードオフガス循環配管(循環流路)
19 アノードオフガス排出弁(開閉弁)
21 アノードオフガス供給管(排出燃料供給流路)
23 触媒燃焼器
35 ハウジング
37 触媒
39,39A,39B ノズル(燃料供給口部)
49 吐出口(酸化剤供給口部)
Claims (15)
- 燃料電池の燃料極からの排出燃料と、前記燃料電池の酸化剤極からの排出酸化剤との混合ガスをハウジング内に導入し、この導入した混合ガスを触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼器において、前記触媒上流側の前記ハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう前記排出燃料を前記ハウジング内に供給することを特徴とする触媒燃焼器。
- 前記排出燃料を前記ハウジング内に供給する燃料供給口部を、前記触媒方向に向け、かつ前記円形状のハウジングの直径方向のほぼ中心部に配置したことを特徴とする請求項1記載の触媒燃焼器。
- 燃料電池の燃料極からの排出燃料と、前記燃料電池の酸化剤極からの排出酸化剤との混合ガスをハウジング内に導入し、この導入した混合ガスを触媒を用いて燃焼させる触媒燃焼器において、前記触媒上流側の前記ハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう前記排出酸化剤を前記ハウジング内に供給することを特徴とする触媒燃焼器。
- 前記円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生させるよう前記排出酸化剤を前記ハウジング内に供給することを特徴とする請求項1または2記載の触媒燃焼器。
- 前記排出酸化剤を前記ハウジング内に供給する酸化剤供給口部を、前記円形状のハウジングの外周部に、その接線方向に向けて接続したことを特徴とする請求項3または4記載の触媒燃焼器。
- 前記酸化剤供給口部内に、前記排出燃料を前記排出酸化剤と同方向を指向して供給するよう燃料供給口部を配置したことを特徴とする請求項5記載の触媒燃焼器。
- 前記触媒の混合ガス上流側近傍の前記ハウジング内周面に、ハウジング内の直径方向中心側に突出する環状の突起を設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の触媒燃焼器。
- 燃料電池の燃料極からの排出燃料と、前記燃料電池の酸化剤極からの排出酸化剤との混合ガスを触媒燃焼器のハウジング内に導入し、この導入した混合ガスを触媒により燃焼させる燃料電池システムにおいて、前記触媒上流側の前記ハウジングの触媒へのガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう前記排出燃料を前記ハウジング内に供給することを特徴とする燃料電池システム。
- 前記排出燃料を前記ハウジング内に供給する燃料供給口部を、前記触媒方向に向けかつ、前記円形状のハウジングの直径方向のほぼ中心部に配置したことを特徴とする請求項8記載の燃料電池システム。
- 燃料電池の燃料極からの排出燃料と、前記燃料電池の酸化剤極からの排出酸化剤との混合ガスを触媒燃焼器のハウジング内に導入し、この導入した混合ガスを触媒により燃焼させる燃料電池システムにおいて、前記触媒上流側の前記ハウジングの触媒への混合ガス流れ方向と交差する断面形状を、ほぼ円形とし、この円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生せるよう前記排出酸化剤を前記ハウジング内に供給することを特徴とする燃料電池システム。
- 前記円形状のハウジングの内周面に沿ってスワール流を発生させるよう前記排出酸化剤を前記ハウジング内に供給することを特徴とする請求項8または9記載の燃料電池システム。
- 前記排出酸化剤を前記ハウジング内に供給する酸化剤供給口部を、前記円形状のハウジングの外周部に、その接線方向に向けて接続したことを特徴とする請求項10または11記載の燃料電池システム。
- 前記酸化剤供給口部内に、前記排出燃料を前記排出酸化剤と同方向を指向して供給するよう燃料供給口部を配置したことを特徴とする請求項12記載の燃料電池システム。
- 前記触媒の混合ガス上流側近傍の前記ハウジング内周面に、ハウジング内の直径方向中心側に突出する環状の突起を設けたことを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記載の燃料電池システム。
- 前記燃料極からの排出燃料を、再度前記燃料極へ供給する循環流路を設け、この循環流路の途中から前記触媒燃焼器へ排出燃料を供給する排出燃料供給流路に開閉弁を設け、この開閉弁を必要に応じて開くことにより前記触媒燃焼器へ排出燃料を供給することを特徴とする請求項8ないし14のいずれかに記載の燃料電池システム。
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