JP2004205864A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】データ表示部と装飾部による注意喚起効果を高めた表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】データ表示部と装飾表示部ともに階調表示を行う駆動回路を備えることを特徴とする表示装置。
【選択図】 図1
【解決手段】データ表示部と装飾表示部ともに階調表示を行う駆動回路を備えることを特徴とする表示装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光体がマトリックス状に配列されて、文字、図形、記号、符号等の表示をする表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より複数のデータ表示用発光ダイオード等が配置されて成り文字、図形等の表示を行うデータ表示部と、そのデータ表示部とは異なる位置に複数の発光ダイオード等を配置されて成り装飾を行う装飾表示部とを備えた表示装置がある。
装飾表示部は、データ表示部に表示される表示パターンの装飾を行うために用いられている。
【0003】
そこで、アイキャッチ効果を高める為に、装飾表示部にデータ表示部とは異なる色または、データ表示部より多い色の発光体を用いるよう構成したものが提案されている(例えば、実用新案文献1参照。)。
【0004】
また、データ表示部と装飾表示部の制御回路を単一化してコストダウンならびに、データ表示部と装飾表示部の同期がとれるよう構成したものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【実用新案文献1】
登録実用新案第3043824号公報(第1図)
【特許文献1】
特開平11−338386号公報(第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の表示装置は、装飾表示部に配置された発光体の制御は、点灯または点滅制御のみであり、変化性に乏しく注目度に劣るという問題点があった。
従って、本発明の目的はデータ表示部と装飾表示部による注意喚起効果を高めた表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のごとき実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示するデータ表示部と、情報表示部とは異なる位置で装飾表示をするための装飾表示部とを備える表示装置において、前記データ表示部と装飾表示部ともに階調表示を行う階調制御回路を備えることを特徴とする表示装置である。
そして、このようにすることで階調表示による発光体の階調表現ができることになって、高い注意喚起機能が発揮できることになる。
【0008】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調表示がスクロール表示中においても行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の表示様態が意外性を持った表現となって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0009】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調表示が同期して行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の意図に沿った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0010】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調表示が非同期にて行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部に対して装飾表示が意外性を持った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0011】
またこれらにおいて、データ表示部または装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と異なる発行色の装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0012】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と装飾表示が多色化に伴う変化をもった表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0013】
さらにこれらにおいて、発光体は発光ダイオードであることを特徴とすることができ、このようにしたときには、消費電力が少ないながら注意喚起機能の高い表示装置とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面の記載に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1において、1は発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示する表示装置であって、表示装置本体1の正面にドット表示画面2が形成される。ドット表示画面2は、例えば表示パネル3を縦方向に1枚、横方向に3枚並べて構成される。
【0015】
図2は、ドット表示画面2における表示パネル3の構成を示している。例えば16×16ドットのデータ表示部4とデータ表示部4の周囲に配置される装飾表示部5を備えて構成され、表示パネル3を形成する。この例の表示装置本体1は、16×16ドットのビットマップにて構成される文字データであれば3文字1段を同時に表示することができる。
表示パネル3は、多数の発光体6を基板上に配置して構成される。ここで使用される発光体6は、橙色発光体(橙色発光ダイオード)6A、赤色発光体(赤色発光ダイオード)6R、青色発光体(青色発光ダイオード)6B、緑色発光体(緑色発光ダイオード)6Gであり、発光体6Aを、ドットマトリクス状に16×16個配置して構成されるデータ表示部4と、データ表示部4の周囲に発光体6R、6G、6Bにより構成される、多色発光体7を配置した装飾表示部5により構成される。
【0016】
図3は、本実施形態の表示装置における表示制御部13の構成を示すブロック図を示している。表示制御部13は、表示データ記憶部8に表示内容、表示モード、表示スケジュールなどを入力するメモリーカード9と、表示データ記憶部8からデータを読み出し表示パネル3への表示データを生成する表示データ演算部10と、生成された表示データをデータ表示部4ならびに装飾表示部5に転送する表示データ転送部11と、データ表示部4、装飾表示部5に転送された表示データの駆動および階調制御を行う階調制御部12を備えて構成されている。データ表示部4と装飾表示部5の表示データ生成、転送、駆動、階調制御プロセスを単一の表示制御部13で行うことにより、データ表示部4と装飾表示部5の階調表示をその必要に応じて、複数の表示モードで表示することが行える。表示モードには、スクロール階調モード、同期階調モード、非同期階調モードの3つがあり、各表示モードを順番に説明する。
【0017】
図4は、スクロール階調モードの作用を示している。スクロール階調モードは、データ表示部4に設けられる橙色発光体6Aの駆動、階調制御によって、文字又は図柄の階調を変更しつつスクロール表示するモードである。この表示モードでは例えば「営業中」という文字を右から左にスクロールする場合、スクロールと階調変更を同時に実行させることにより、画面上に文字が移動しながら浮き出たり沈んだりしているかのように見える。また、実施例のようにデータ表示部4が単色の橙色発光体6Aで構成されている場合には、単色であるはずのデータ表示部4が、階調表示によりグラデーション表示が行えることから、あたかも複数色を持ったデータ表示部4のように見える。また、階調制御の制御関数は、その階調変更時間を変更可能とすることで変化に富んだ表現が可能となり、その高い注意喚起機能が可能になる。
【0018】
図5は、同期階調モードの作用を示している。同期階調モードは、データ表示部4と、装飾表示部5の階調変更を同期して変更する表示モードである。この表示モードでは例えば、階調の制御関数で階調値を一定時間ごとに増加させて、階調値が最大値になった場合は、以降は最小値になるまで階調値を減らしてゆき、最小値になった場合に、今度は増加に転ずる用に設定されているものと設定し、「営業中」という文字を表示している場合において、表示開始時にデータ表示部4の階調値を最大、装飾表示部5の階調値を最小に設定した場合。データ表示部4に「営業中」が現われ、徐々に消えてゆくが、装飾表示部5は装飾表示が徐々に明るくなり、装飾表示部5が最大の明るさになると、データ表示部4の「営業中」が消灯し、今度はデータ表示部4の「営業中」が現われながら、装飾表示部5が暗くなって行くよう表示が行える。
【0019】
本実施形態では、データ表示部、装飾表示部ともに3段階の階調を行うものであり、図5の(a)および(e)では、データ表示部の階調は最大で、装飾表示部の階調は最小である。図5の(b)および(d)では、データ表示部、装飾表示部ともに階調は中間である。図5の(c)では、データ表示部の階調は最小で、装飾表示部の階調は最大である。
【0020】
装飾表示部5は多色発光体7にて構成され、多色発光体7は、発光体6R、6G,6Bの3色の発光体によって構成されている。この発光体6R,6G、6Bは個別に階調を変化させることができるので、単なる階調の変化だけでなく色調の変化も行うことができ、高い注意喚起機能が可能となる。
【0021】
図6は、非同期階調モードの作用を示している。非同期階調モードは、データ表示部4と、装飾表示部5の階調変更を非同期にて変更する表示モードである。この表示モードでは例えば、階調の制御関数をランダムに設定し、「営業中」という文字を表示している場合。データ表示部4に「営業中」が現われる時期と装飾表示部5が現れる時期の予測が付かなくなり、また、データ表示部4と装飾表示部5の階調関連性がないことから、意外性を持った高い注意喚起機能が可能となる。データ表示部4と装飾表示部5の階調量を決定する制御関数は各々別個に用意されており、双方を関連付けるか否かによって、同期・非同期階調モードを簡便に設定することが可能である。
【0022】
また、上記3種類の動作モードは組み合わせての実行も可能であり、例えばスクロール階調モードと、同期階調モードを組み合わせた場合、データ表示部4のスクロール中階調表示に同期させて、装飾表示部5の階調表示も可能である。
尚、本発明は、前期実施形態に制限されないことは勿論であって、例えば、前記実施形態では、データ表示部4を単色の発光体、装飾表示部5を多色発光体7にて構成しているが、データ表示部4を複数の発光色を持つ発光体に構成にしたものであれば、カラー表示部4の注意喚起機能がより向上する。
また、発光体の色は、橙、赤、青、緑に制限ないこと、階調が3段階に制限ないことも勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示するデータ表示部と、情報表示部とは異なる位置で装飾表示をするための装飾表示部とを備える表示装置において、前記データ表示部と装飾表示部ともに階調表示を行う駆動回路を備えることを特徴とする表示装置である。
そして、このようにすることで階調表示による発光体の階調表現ができることになって、高い注意喚起機能が発揮できることになる。
【0024】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調制御がスクロール表示中においても行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の表示様態が意外性を持って表現できを行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0025】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調制御が同期して行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の意図に沿った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0026】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調制御が非同期にて行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部に対して装飾表示が意外性を持った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0027】
またこれらにおいて、データ表示部または装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と異なる発行色の装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0028】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と装飾表示が多色化に伴う変化をもった表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0029】
さらにこれらにおいて、発光体は発光ダイオードであることを特徴とすることができ、このようにしたときには、消費電力が少ないながら、注意喚起機能の高い表示装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示装置の正面図である。
【図2】表示パネルにおける発光体の配置図である。
【図3】表示制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】スクロール階調モードの作用説明図である。
【図5】同期階調モードの作用説明図である。
【図6】非同期階調モードの作用説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置
2 表示パネル
3 表示パネル
4 データ表示部
5 装飾表示部
6A 橙色発光体
6R 赤色発光体
6B 青色発光体
6G 緑色発光体
7 多色発光体
8 表示データ記憶部
9 メモリーカード
10 表示データ演算部
11 表示データ転送部
12 階調制御部
13 表示制御部
【発明の属する技術分野】本発明は、発光体がマトリックス状に配列されて、文字、図形、記号、符号等の表示をする表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より複数のデータ表示用発光ダイオード等が配置されて成り文字、図形等の表示を行うデータ表示部と、そのデータ表示部とは異なる位置に複数の発光ダイオード等を配置されて成り装飾を行う装飾表示部とを備えた表示装置がある。
装飾表示部は、データ表示部に表示される表示パターンの装飾を行うために用いられている。
【0003】
そこで、アイキャッチ効果を高める為に、装飾表示部にデータ表示部とは異なる色または、データ表示部より多い色の発光体を用いるよう構成したものが提案されている(例えば、実用新案文献1参照。)。
【0004】
また、データ表示部と装飾表示部の制御回路を単一化してコストダウンならびに、データ表示部と装飾表示部の同期がとれるよう構成したものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【実用新案文献1】
登録実用新案第3043824号公報(第1図)
【特許文献1】
特開平11−338386号公報(第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の表示装置は、装飾表示部に配置された発光体の制御は、点灯または点滅制御のみであり、変化性に乏しく注目度に劣るという問題点があった。
従って、本発明の目的はデータ表示部と装飾表示部による注意喚起効果を高めた表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のごとき実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示するデータ表示部と、情報表示部とは異なる位置で装飾表示をするための装飾表示部とを備える表示装置において、前記データ表示部と装飾表示部ともに階調表示を行う階調制御回路を備えることを特徴とする表示装置である。
そして、このようにすることで階調表示による発光体の階調表現ができることになって、高い注意喚起機能が発揮できることになる。
【0008】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調表示がスクロール表示中においても行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の表示様態が意外性を持った表現となって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0009】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調表示が同期して行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の意図に沿った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0010】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調表示が非同期にて行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部に対して装飾表示が意外性を持った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0011】
またこれらにおいて、データ表示部または装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と異なる発行色の装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0012】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と装飾表示が多色化に伴う変化をもった表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0013】
さらにこれらにおいて、発光体は発光ダイオードであることを特徴とすることができ、このようにしたときには、消費電力が少ないながら注意喚起機能の高い表示装置とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面の記載に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1において、1は発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示する表示装置であって、表示装置本体1の正面にドット表示画面2が形成される。ドット表示画面2は、例えば表示パネル3を縦方向に1枚、横方向に3枚並べて構成される。
【0015】
図2は、ドット表示画面2における表示パネル3の構成を示している。例えば16×16ドットのデータ表示部4とデータ表示部4の周囲に配置される装飾表示部5を備えて構成され、表示パネル3を形成する。この例の表示装置本体1は、16×16ドットのビットマップにて構成される文字データであれば3文字1段を同時に表示することができる。
表示パネル3は、多数の発光体6を基板上に配置して構成される。ここで使用される発光体6は、橙色発光体(橙色発光ダイオード)6A、赤色発光体(赤色発光ダイオード)6R、青色発光体(青色発光ダイオード)6B、緑色発光体(緑色発光ダイオード)6Gであり、発光体6Aを、ドットマトリクス状に16×16個配置して構成されるデータ表示部4と、データ表示部4の周囲に発光体6R、6G、6Bにより構成される、多色発光体7を配置した装飾表示部5により構成される。
【0016】
図3は、本実施形態の表示装置における表示制御部13の構成を示すブロック図を示している。表示制御部13は、表示データ記憶部8に表示内容、表示モード、表示スケジュールなどを入力するメモリーカード9と、表示データ記憶部8からデータを読み出し表示パネル3への表示データを生成する表示データ演算部10と、生成された表示データをデータ表示部4ならびに装飾表示部5に転送する表示データ転送部11と、データ表示部4、装飾表示部5に転送された表示データの駆動および階調制御を行う階調制御部12を備えて構成されている。データ表示部4と装飾表示部5の表示データ生成、転送、駆動、階調制御プロセスを単一の表示制御部13で行うことにより、データ表示部4と装飾表示部5の階調表示をその必要に応じて、複数の表示モードで表示することが行える。表示モードには、スクロール階調モード、同期階調モード、非同期階調モードの3つがあり、各表示モードを順番に説明する。
【0017】
図4は、スクロール階調モードの作用を示している。スクロール階調モードは、データ表示部4に設けられる橙色発光体6Aの駆動、階調制御によって、文字又は図柄の階調を変更しつつスクロール表示するモードである。この表示モードでは例えば「営業中」という文字を右から左にスクロールする場合、スクロールと階調変更を同時に実行させることにより、画面上に文字が移動しながら浮き出たり沈んだりしているかのように見える。また、実施例のようにデータ表示部4が単色の橙色発光体6Aで構成されている場合には、単色であるはずのデータ表示部4が、階調表示によりグラデーション表示が行えることから、あたかも複数色を持ったデータ表示部4のように見える。また、階調制御の制御関数は、その階調変更時間を変更可能とすることで変化に富んだ表現が可能となり、その高い注意喚起機能が可能になる。
【0018】
図5は、同期階調モードの作用を示している。同期階調モードは、データ表示部4と、装飾表示部5の階調変更を同期して変更する表示モードである。この表示モードでは例えば、階調の制御関数で階調値を一定時間ごとに増加させて、階調値が最大値になった場合は、以降は最小値になるまで階調値を減らしてゆき、最小値になった場合に、今度は増加に転ずる用に設定されているものと設定し、「営業中」という文字を表示している場合において、表示開始時にデータ表示部4の階調値を最大、装飾表示部5の階調値を最小に設定した場合。データ表示部4に「営業中」が現われ、徐々に消えてゆくが、装飾表示部5は装飾表示が徐々に明るくなり、装飾表示部5が最大の明るさになると、データ表示部4の「営業中」が消灯し、今度はデータ表示部4の「営業中」が現われながら、装飾表示部5が暗くなって行くよう表示が行える。
【0019】
本実施形態では、データ表示部、装飾表示部ともに3段階の階調を行うものであり、図5の(a)および(e)では、データ表示部の階調は最大で、装飾表示部の階調は最小である。図5の(b)および(d)では、データ表示部、装飾表示部ともに階調は中間である。図5の(c)では、データ表示部の階調は最小で、装飾表示部の階調は最大である。
【0020】
装飾表示部5は多色発光体7にて構成され、多色発光体7は、発光体6R、6G,6Bの3色の発光体によって構成されている。この発光体6R,6G、6Bは個別に階調を変化させることができるので、単なる階調の変化だけでなく色調の変化も行うことができ、高い注意喚起機能が可能となる。
【0021】
図6は、非同期階調モードの作用を示している。非同期階調モードは、データ表示部4と、装飾表示部5の階調変更を非同期にて変更する表示モードである。この表示モードでは例えば、階調の制御関数をランダムに設定し、「営業中」という文字を表示している場合。データ表示部4に「営業中」が現われる時期と装飾表示部5が現れる時期の予測が付かなくなり、また、データ表示部4と装飾表示部5の階調関連性がないことから、意外性を持った高い注意喚起機能が可能となる。データ表示部4と装飾表示部5の階調量を決定する制御関数は各々別個に用意されており、双方を関連付けるか否かによって、同期・非同期階調モードを簡便に設定することが可能である。
【0022】
また、上記3種類の動作モードは組み合わせての実行も可能であり、例えばスクロール階調モードと、同期階調モードを組み合わせた場合、データ表示部4のスクロール中階調表示に同期させて、装飾表示部5の階調表示も可能である。
尚、本発明は、前期実施形態に制限されないことは勿論であって、例えば、前記実施形態では、データ表示部4を単色の発光体、装飾表示部5を多色発光体7にて構成しているが、データ表示部4を複数の発光色を持つ発光体に構成にしたものであれば、カラー表示部4の注意喚起機能がより向上する。
また、発光体の色は、橙、赤、青、緑に制限ないこと、階調が3段階に制限ないことも勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上のように、発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示するデータ表示部と、情報表示部とは異なる位置で装飾表示をするための装飾表示部とを備える表示装置において、前記データ表示部と装飾表示部ともに階調表示を行う駆動回路を備えることを特徴とする表示装置である。
そして、このようにすることで階調表示による発光体の階調表現ができることになって、高い注意喚起機能が発揮できることになる。
【0024】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調制御がスクロール表示中においても行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の表示様態が意外性を持って表現できを行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0025】
このものにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調制御が同期して行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部の意図に沿った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0026】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部の階調制御が非同期にて行われることを特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部に対して装飾表示が意外性を持った装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0027】
またこれらにおいて、データ表示部または装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と異なる発行色の装飾表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0028】
これらにおいて、データ表示部と装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とすることができ、このようにしたときには、データ表示部と装飾表示が多色化に伴う変化をもった表示を行うことができるようになって、高い注意喚起機能が発揮できる。
【0029】
さらにこれらにおいて、発光体は発光ダイオードであることを特徴とすることができ、このようにしたときには、消費電力が少ないながら、注意喚起機能の高い表示装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示装置の正面図である。
【図2】表示パネルにおける発光体の配置図である。
【図3】表示制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】スクロール階調モードの作用説明図である。
【図5】同期階調モードの作用説明図である。
【図6】非同期階調モードの作用説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置
2 表示パネル
3 表示パネル
4 データ表示部
5 装飾表示部
6A 橙色発光体
6R 赤色発光体
6B 青色発光体
6G 緑色発光体
7 多色発光体
8 表示データ記憶部
9 メモリーカード
10 表示データ演算部
11 表示データ転送部
12 階調制御部
13 表示制御部
Claims (7)
- 発光体が縦横マトリックス状に配置されて、文字、図形、記号、符号等を表示するデータ表示部と、前記データ表示部とは異なる位置で装飾表示をするための装飾表示部とを備える表示装置において、前記データ表示部と前記装飾表示部ともに階調表示を行う階調制御回路を備えることを特徴とする表示装置。
- 請求項1において、前記データ表示部と前記装飾表示部の階調の制御はスクロール表示中においても行われる、スクロール階調モードを備えることを特徴とする表示装置。
- 請求項1および2において、前記データ表示部と前記装飾表示部の階調の制御は同期して行われる同期階調モードを備えることを特徴とする表示装置。
- 請求項1および2において、前記データ表示部と前記装飾表示部の階調の制御は非同期にて行われる非同期階調モードを備えることを特徴とする表示装置。
- 請求項1、2および3または4において、前記データ表示部または前記装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とする表示装置。
- 請求項1、2および3または4において、前記データ表示部および前記装飾表示部に複数色の発光体を用いた事を特徴とする表示装置。
- 請求項1乃至6において、前記データ表示部と前記装飾表示部に用いられる発光体は発光ダイオードであることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375792A JP2004205864A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375792A JP2004205864A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004205864A true JP2004205864A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32813415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375792A Pending JP2004205864A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004205864A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015162157A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 株式会社ファーストエイブ | 防犯装置 |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002375792A patent/JP2004205864A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015162157A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 株式会社ファーストエイブ | 防犯装置 |
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