JP2004204560A - 竪樋の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常使用されている竪樋を建物の外壁面に見栄え良く取付けることができる竪樋の取付構造を提供することを目的とする。
【解決手段】係合溝24を有するガイドレール2が建物の外壁面Fに沿って固定して取付けられ、前記ガイドレール2と対峙するように竪樋1が配設されており、竪樋1の背面12に後方に突出した係止具3が固着され、該係止具3が前記ガイドレール2の係合溝24に嵌入して係止されている。
【選択図】 図2
【解決手段】係合溝24を有するガイドレール2が建物の外壁面Fに沿って固定して取付けられ、前記ガイドレール2と対峙するように竪樋1が配設されており、竪樋1の背面12に後方に突出した係止具3が固着され、該係止具3が前記ガイドレール2の係合溝24に嵌入して係止されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、竪樋を建物の外壁面に取付け支持する竪樋の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、竪樋支持具が竪樋の前面側から見えないようにした竪樋の取付構造として、一対の挟着片とそれらの挟着片を連結する連結片とで略コ字状に形成された竪樋支持具を建物の外壁面に固定し、一対の挟着片で両側面から竪樋を保持するものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
また、係止部を具えた取付けリブを竪樋の長手方向に沿って連続形成し、取付けリブを挟持する弾性片を樋支持具に形成し、この樋支持具を建物の外壁面に固定し、上記竪樋の取付けリブを樋支持具の弾性片で挟持して竪樋を壁面に取付ける構造も知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平06─307042号公報(図1)
【特許文献2】
特開2000─34811号公報(図1及び図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように特許文献1に記載の技術では、一対の挟着片が竪樋の両面側から把持するようにして取付けられているため、竪樋の両側面に挟着片が露出して見え、見栄えが悪いという問題がある。
【0006】
また、特許文献2に記載の技術では、取付けリブを一体に成形した竪樋を樋支持具を介して建物の外壁面に取付けると、樋支持具が竪樋の背面側に隠れて見栄えがよくなるが、特殊な構造の竪樋を用意しなければならないので、通常一般に普及している角筒状あるいは円筒状の竪樋には使用できない。
【0007】
本発明は上記従来の問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、通常使用されている竪樋を建物の外壁面に見栄え良く取付けることができる竪樋の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の竪樋の取付構造では、係合溝を有するガイドレールが建物の外壁面に沿って固定して取付けられ、前記ガイドレールと対峙するように竪樋が配設されており、竪樋の背面に後方に突出した係止具が固着され、該係止具が前記ガイドレールの係合溝に嵌入して係止されていることを特徴とした。
【0009】
【作用】
施工手順を説明すると、まず、ガイドレールを釘やねじなどの固定手段により建物の外壁面に固定する。次に、竪樋の背面に係止具を後方に突出させて固着する。この後、竪樋の背面側をガイドレールに押し付けて、係止具をガイドレールの係合溝に嵌め込むと、竪樋が係止具により外れないようにしっかりと保持される。また、竪樋の背面の係止具はガイドレールに埋設した状態で隠れてしまい両側から見えなくなる。
【0010】
【本発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1〜2は本発明の実施の形態の第1実施例を示すもので、図1は建物の外壁に竪樋が取付けられた状態を示す図で、同図(a) は横断面図、同図(b) は一部切り欠き縦断面図、図2は同じく取付け手順を説明する分解横断面である。
【0011】
図1〜2において、建物の外壁面Fに沿ってガイドレール2が取付け固定され、このガイドレール2と対峙するように竪樋1が配設されており、竪樋1の背面に後方に突出して係止具3が固着され、この係止具3が前記ガイドレール2の係合溝24に嵌入して係止されている。
【0012】
竪樋1は、ポリ塩化ビニル樹脂製の長尺状角筒体であり、四角の角部11が内方に湾曲して形成されている。
【0013】
ガイドレール2は、竪樋1と同じ幅寸法のアルミニウム製または合成樹脂製の長尺溝型材で、竪樋1と平行に建物の外壁面Fに取付け固定される幅広の基部21を有し、その両側に略垂直に側壁22、22を起立させると共に、側壁22、22の内側に長手方向に沿って係合片23、23を対向して設けてある。両係合片23、23は先端が内方に突出しており、先端の間で係合溝24を形成している。
【0014】
係止具3は、台座部31に一対の支持片部32が突出して形成され、この支持片部32、32の先端に係合爪33、33がそれぞれ外向きに突出して形成されており、係合爪33、33がガイドレール2の係合溝24に嵌入して係止するようになっている。また、台座部31は矩形状の板状体であり、四隅にビス挿通孔34が穿設されている。
【0015】
次に、竪樋取付時の施工手順について説明する。
【0016】
まず、ガイドレール2の基部21を取付対象の建物の外壁面Fにネジ等の固定具5で取付けて固定する。次に、ガイドレール2と対峙させて配設する竪樋1の背面に、パッキン4を挟むようにして係止具3の台座部31を押し付けてビス等の固定具6で締結すると、竪樋1の背面12に係止具3が後方に突出して固着される。
【0017】
この後、竪樋1をガイドレール2に押し当てると、竪樋1の背面12に固着された係止具3の係止爪33、33がガイドレール2の係合溝24に嵌まり込むと共に、ガイドレール2の側壁22、22の先端が竪樋1の角部11に当接され、係止具3の係止爪33、33がガイドレール2の係合片23、23に係止して、竪樋1が外壁面Fにしっかりと保持される。
【0018】
以上のように、係止爪33が係合溝24に嵌入され係合片23に係止されると、竪樋2が外壁面Fにしっかりと保持されるばかりではなく、ガイドレール2の側壁22、22の先端が竪樋1の角部11に当接されることにより、竪樋1の背面12側が覆い隠されることになり、支持具3も見えなくなりすっきりとした竪樋の取付構造となる。
【0019】
図3〜4は本発明の実施の形態の第2実施例を示すもので、図3は建物の外壁に竪樋が取付けられた状態を示す図で、同図(a) は横断面図、同図(b) は一部切り欠き縦断面図、図4は同じく取付け手順を説明する分解横断面である。
【0020】
図3〜4において、建物の外壁面Fに沿ってガイドレール2aが取付け固定され、このガイドレール2aと対峙するように竪樋1が配設されており、竪樋1の背面に後方に突出して係止具3aが固着され、この係止具3aが前記ガイドレール2aの係合溝に係止されている。なお、図1〜2の第1実施例と同一部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0021】
ガイドレール2aは、竪樋1と同じ幅寸法のアルミニウム製または合成樹脂製の長尺溝型材で、竪樋1と平行に外壁面Fに取付け固定される幅広の基部21を有し、その両側に略垂直に側壁22、22を起立させると共に、基部21の内側に長手方向に沿って係合突起23a、23aを対向して設けてある。両係合突起23a、23aは先端が外向き突出しており、側壁22、22の間で係合溝24a:24をそれぞれ形成している。
【0022】
係止具3aは、台座部31aに一対の支持片部32a、32aが台座部31aの両端縁から突出して形成され、この支持片部32a、32aの先端に係合爪33a、33aがそれぞれ内向きに突出して形成されており、係合爪33、33がガイドレール2の係合溝24a、24aにそれぞれ嵌入して係止するようになっている。また、台座部31aは矩形状の板状体であり、上下に一対のビス挿通孔34aが穿設されており、支持片32aとは逆向きに突出して脚片25、25が形成されている。この脚片25、25は竪樋1の湾曲した角部11に当接して取付られるようになっている。
【0023】
次に、第2実施例における竪樋取付時の施工手順について説明する。
【0024】
まず、ガイドレール2aの基部21を取付対象の建物の外壁面Fにネジ等の固定具5で取付けて固定する。次に、ガイドレール2aと対峙させて配設する竪樋1の背面に、パッキン4を挟むようにして係止具3aの台座部3a1を押し付けてビス等の固定具6で締結すると、竪樋1の背面12に係止具3aが後方に突出して固着される。
【0025】
この後、竪樋1をガイドレール2aに押し当てると、竪樋1の背面12に固着された係止具3aの係止爪33a、33aがガイドレール2aの係合溝24a、24aににそれぞれ嵌まり込むと共に、ガイドレール2aの側壁22、22の先端が竪樋1の角部11に当接され、係止具3aの係止爪33a、33aがガイドレール2aの係合突起23a、23aに係止して、竪樋1が外壁面Fにしっかりと保持される。
【0026】
図5〜9は本発明の実施の形態の第3実施例を示すもので、図5は建物の外壁に竪樋が取付けられた状態を示す図で、同図(a) は横断面図、同図(b) は一部切り欠き縦断面図、図6は同じく取付け手順を説明する分解横断面、図7は補強部材を竪樋に取付ける状態を示す斜視図、図8は補強部材を取付ける手順を説明する図で、同図(a) は竪樋に補強部材を取付ける前の断面図、同図(b) は同じく取付けた後の断面図、図9は図8における補助部材の取付手順を説明する背面図で、同図(a) は取付前の説明図、同図(b) は取付後の説明図である。
【0027】
この場合、図から明らかなように、竪樋1は、背面側に開口穴14が切開され、この開口穴14に補強部材7が取付けられていること以外は、図1〜2の竪樋の取付構造と略同一である。
図1〜2の第1実施例の竪樋の取付構造と同一部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0028】
この第3実施例の竪樋の取付構造において、竪樋1の背面12側に切開された開口穴14に取付けられる補強部材7は、基板71の片側に挿入溝72を形成するように係着片73が形成されており、開口穴14の下側周縁が挿入溝72に嵌入するようになっている。この係着片73の大きさは図9にも示すように、開口穴14よりも小さく、基板71の大きさは係着片73が挿着されたときに開口穴14を塞ぐ大きさに形成されている。
【0029】
このような補強部材7を竪樋1の背面12に取付けて固着するには、先ず、竪樋1の背面12にドリルで切開して開口穴14を形成する。次に、補強部材7の係着片73を開口穴14内に挿入して基板71を竪樋1の背面12に押し付けた状態で下方に移動させ、挿入溝72に開口穴14の下側周縁を嵌入する。
【0030】
以上のように補強部材7が取付けられた後で、図1〜2の実施例と同じようにして支持具3を補強部材7の基板71に取付けて固着する。このよう補強部材7を取付けると、竪樋1の背面12の壁厚が薄くても、支持具3が背面にしっかりと保持されるから、建物の外壁面への竪樋の取付による保持力が向上する。
【0031】
以上、各実施例について説明してきたが具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれるものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明の竪樋の取付構造にあっては、以上説明してきたように、係合溝を有するガイドレールが建物の外壁面に沿って固定して取付けられ、前記ガイドレールと対峙するように竪樋が配設されており、竪樋の背面に後方に突出した係止具が固着され、該係止具が前記ガイドレールの係合溝に嵌入して係止されているので、係止具を各種形状の竪樋に固着してガイドレールの係合溝に嵌入すれば、通常使用されている竪樋を建物の外壁面に見栄え良く固定して取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施の形態の第1実施例を説明する図で、同図(a) は建物の外壁に竪
樋が取付けられた状態を示す横断面図、同図(b) は同じく一部切り欠き縦断面図
【図2】
同じく第1実施例における取付け手順を説明する分解横断面である。
【図3】
本発明の実施の形態の第2実施例を説明する図で、同図(a) は建物の外壁に竪
樋が取付けられた状態を示す横断面図、同図(b) は同じく一部切り欠き縦断面図
【図4】
同じく第2実施例における取付け手順を説明する分解横断面である。
【図5】
本発明の実施の形態の第3実施例を説明する図で、同図(a) は建物の外壁に竪
樋が取付けられた状態を示す横断面図、同図(b) は同じく一部切り欠き縦断面図
【図6】
同じく第3実施例における取付け手順を説明する分解横断面である。
【図7】第3実例において補強部材を竪樋に取付ける状態を示す斜視図である。
【図8】同じく、補強部材を取付ける手順を説明する図で、同図(a) は竪樋に補強部材を取付ける前の断面図、同図(b) は取付けた後の断面図である。
【図9】図8における補助部材の取付手順を説明する背面図で、同図(a) は取付前の説明図、同図(b) は取付後の説明図である。
【符号の説明】
F 建物の外壁面
1 竪樋
2 ガイドレール
21 基部
22 側壁
23、23a 係合片
24、24a 係合溝
3 係止具
31 台座部
32 支持片部
33 係止爪
4 パッキン
7 補強部材
71 基板
72 挿入溝
73 係着片
【発明の属する技術分野】
本発明は、竪樋を建物の外壁面に取付け支持する竪樋の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、竪樋支持具が竪樋の前面側から見えないようにした竪樋の取付構造として、一対の挟着片とそれらの挟着片を連結する連結片とで略コ字状に形成された竪樋支持具を建物の外壁面に固定し、一対の挟着片で両側面から竪樋を保持するものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
また、係止部を具えた取付けリブを竪樋の長手方向に沿って連続形成し、取付けリブを挟持する弾性片を樋支持具に形成し、この樋支持具を建物の外壁面に固定し、上記竪樋の取付けリブを樋支持具の弾性片で挟持して竪樋を壁面に取付ける構造も知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平06─307042号公報(図1)
【特許文献2】
特開2000─34811号公報(図1及び図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように特許文献1に記載の技術では、一対の挟着片が竪樋の両面側から把持するようにして取付けられているため、竪樋の両側面に挟着片が露出して見え、見栄えが悪いという問題がある。
【0006】
また、特許文献2に記載の技術では、取付けリブを一体に成形した竪樋を樋支持具を介して建物の外壁面に取付けると、樋支持具が竪樋の背面側に隠れて見栄えがよくなるが、特殊な構造の竪樋を用意しなければならないので、通常一般に普及している角筒状あるいは円筒状の竪樋には使用できない。
【0007】
本発明は上記従来の問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、通常使用されている竪樋を建物の外壁面に見栄え良く取付けることができる竪樋の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の竪樋の取付構造では、係合溝を有するガイドレールが建物の外壁面に沿って固定して取付けられ、前記ガイドレールと対峙するように竪樋が配設されており、竪樋の背面に後方に突出した係止具が固着され、該係止具が前記ガイドレールの係合溝に嵌入して係止されていることを特徴とした。
【0009】
【作用】
施工手順を説明すると、まず、ガイドレールを釘やねじなどの固定手段により建物の外壁面に固定する。次に、竪樋の背面に係止具を後方に突出させて固着する。この後、竪樋の背面側をガイドレールに押し付けて、係止具をガイドレールの係合溝に嵌め込むと、竪樋が係止具により外れないようにしっかりと保持される。また、竪樋の背面の係止具はガイドレールに埋設した状態で隠れてしまい両側から見えなくなる。
【0010】
【本発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1〜2は本発明の実施の形態の第1実施例を示すもので、図1は建物の外壁に竪樋が取付けられた状態を示す図で、同図(a) は横断面図、同図(b) は一部切り欠き縦断面図、図2は同じく取付け手順を説明する分解横断面である。
【0011】
図1〜2において、建物の外壁面Fに沿ってガイドレール2が取付け固定され、このガイドレール2と対峙するように竪樋1が配設されており、竪樋1の背面に後方に突出して係止具3が固着され、この係止具3が前記ガイドレール2の係合溝24に嵌入して係止されている。
【0012】
竪樋1は、ポリ塩化ビニル樹脂製の長尺状角筒体であり、四角の角部11が内方に湾曲して形成されている。
【0013】
ガイドレール2は、竪樋1と同じ幅寸法のアルミニウム製または合成樹脂製の長尺溝型材で、竪樋1と平行に建物の外壁面Fに取付け固定される幅広の基部21を有し、その両側に略垂直に側壁22、22を起立させると共に、側壁22、22の内側に長手方向に沿って係合片23、23を対向して設けてある。両係合片23、23は先端が内方に突出しており、先端の間で係合溝24を形成している。
【0014】
係止具3は、台座部31に一対の支持片部32が突出して形成され、この支持片部32、32の先端に係合爪33、33がそれぞれ外向きに突出して形成されており、係合爪33、33がガイドレール2の係合溝24に嵌入して係止するようになっている。また、台座部31は矩形状の板状体であり、四隅にビス挿通孔34が穿設されている。
【0015】
次に、竪樋取付時の施工手順について説明する。
【0016】
まず、ガイドレール2の基部21を取付対象の建物の外壁面Fにネジ等の固定具5で取付けて固定する。次に、ガイドレール2と対峙させて配設する竪樋1の背面に、パッキン4を挟むようにして係止具3の台座部31を押し付けてビス等の固定具6で締結すると、竪樋1の背面12に係止具3が後方に突出して固着される。
【0017】
この後、竪樋1をガイドレール2に押し当てると、竪樋1の背面12に固着された係止具3の係止爪33、33がガイドレール2の係合溝24に嵌まり込むと共に、ガイドレール2の側壁22、22の先端が竪樋1の角部11に当接され、係止具3の係止爪33、33がガイドレール2の係合片23、23に係止して、竪樋1が外壁面Fにしっかりと保持される。
【0018】
以上のように、係止爪33が係合溝24に嵌入され係合片23に係止されると、竪樋2が外壁面Fにしっかりと保持されるばかりではなく、ガイドレール2の側壁22、22の先端が竪樋1の角部11に当接されることにより、竪樋1の背面12側が覆い隠されることになり、支持具3も見えなくなりすっきりとした竪樋の取付構造となる。
【0019】
図3〜4は本発明の実施の形態の第2実施例を示すもので、図3は建物の外壁に竪樋が取付けられた状態を示す図で、同図(a) は横断面図、同図(b) は一部切り欠き縦断面図、図4は同じく取付け手順を説明する分解横断面である。
【0020】
図3〜4において、建物の外壁面Fに沿ってガイドレール2aが取付け固定され、このガイドレール2aと対峙するように竪樋1が配設されており、竪樋1の背面に後方に突出して係止具3aが固着され、この係止具3aが前記ガイドレール2aの係合溝に係止されている。なお、図1〜2の第1実施例と同一部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0021】
ガイドレール2aは、竪樋1と同じ幅寸法のアルミニウム製または合成樹脂製の長尺溝型材で、竪樋1と平行に外壁面Fに取付け固定される幅広の基部21を有し、その両側に略垂直に側壁22、22を起立させると共に、基部21の内側に長手方向に沿って係合突起23a、23aを対向して設けてある。両係合突起23a、23aは先端が外向き突出しており、側壁22、22の間で係合溝24a:24をそれぞれ形成している。
【0022】
係止具3aは、台座部31aに一対の支持片部32a、32aが台座部31aの両端縁から突出して形成され、この支持片部32a、32aの先端に係合爪33a、33aがそれぞれ内向きに突出して形成されており、係合爪33、33がガイドレール2の係合溝24a、24aにそれぞれ嵌入して係止するようになっている。また、台座部31aは矩形状の板状体であり、上下に一対のビス挿通孔34aが穿設されており、支持片32aとは逆向きに突出して脚片25、25が形成されている。この脚片25、25は竪樋1の湾曲した角部11に当接して取付られるようになっている。
【0023】
次に、第2実施例における竪樋取付時の施工手順について説明する。
【0024】
まず、ガイドレール2aの基部21を取付対象の建物の外壁面Fにネジ等の固定具5で取付けて固定する。次に、ガイドレール2aと対峙させて配設する竪樋1の背面に、パッキン4を挟むようにして係止具3aの台座部3a1を押し付けてビス等の固定具6で締結すると、竪樋1の背面12に係止具3aが後方に突出して固着される。
【0025】
この後、竪樋1をガイドレール2aに押し当てると、竪樋1の背面12に固着された係止具3aの係止爪33a、33aがガイドレール2aの係合溝24a、24aににそれぞれ嵌まり込むと共に、ガイドレール2aの側壁22、22の先端が竪樋1の角部11に当接され、係止具3aの係止爪33a、33aがガイドレール2aの係合突起23a、23aに係止して、竪樋1が外壁面Fにしっかりと保持される。
【0026】
図5〜9は本発明の実施の形態の第3実施例を示すもので、図5は建物の外壁に竪樋が取付けられた状態を示す図で、同図(a) は横断面図、同図(b) は一部切り欠き縦断面図、図6は同じく取付け手順を説明する分解横断面、図7は補強部材を竪樋に取付ける状態を示す斜視図、図8は補強部材を取付ける手順を説明する図で、同図(a) は竪樋に補強部材を取付ける前の断面図、同図(b) は同じく取付けた後の断面図、図9は図8における補助部材の取付手順を説明する背面図で、同図(a) は取付前の説明図、同図(b) は取付後の説明図である。
【0027】
この場合、図から明らかなように、竪樋1は、背面側に開口穴14が切開され、この開口穴14に補強部材7が取付けられていること以外は、図1〜2の竪樋の取付構造と略同一である。
図1〜2の第1実施例の竪樋の取付構造と同一部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0028】
この第3実施例の竪樋の取付構造において、竪樋1の背面12側に切開された開口穴14に取付けられる補強部材7は、基板71の片側に挿入溝72を形成するように係着片73が形成されており、開口穴14の下側周縁が挿入溝72に嵌入するようになっている。この係着片73の大きさは図9にも示すように、開口穴14よりも小さく、基板71の大きさは係着片73が挿着されたときに開口穴14を塞ぐ大きさに形成されている。
【0029】
このような補強部材7を竪樋1の背面12に取付けて固着するには、先ず、竪樋1の背面12にドリルで切開して開口穴14を形成する。次に、補強部材7の係着片73を開口穴14内に挿入して基板71を竪樋1の背面12に押し付けた状態で下方に移動させ、挿入溝72に開口穴14の下側周縁を嵌入する。
【0030】
以上のように補強部材7が取付けられた後で、図1〜2の実施例と同じようにして支持具3を補強部材7の基板71に取付けて固着する。このよう補強部材7を取付けると、竪樋1の背面12の壁厚が薄くても、支持具3が背面にしっかりと保持されるから、建物の外壁面への竪樋の取付による保持力が向上する。
【0031】
以上、各実施例について説明してきたが具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれるものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明の竪樋の取付構造にあっては、以上説明してきたように、係合溝を有するガイドレールが建物の外壁面に沿って固定して取付けられ、前記ガイドレールと対峙するように竪樋が配設されており、竪樋の背面に後方に突出した係止具が固着され、該係止具が前記ガイドレールの係合溝に嵌入して係止されているので、係止具を各種形状の竪樋に固着してガイドレールの係合溝に嵌入すれば、通常使用されている竪樋を建物の外壁面に見栄え良く固定して取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施の形態の第1実施例を説明する図で、同図(a) は建物の外壁に竪
樋が取付けられた状態を示す横断面図、同図(b) は同じく一部切り欠き縦断面図
【図2】
同じく第1実施例における取付け手順を説明する分解横断面である。
【図3】
本発明の実施の形態の第2実施例を説明する図で、同図(a) は建物の外壁に竪
樋が取付けられた状態を示す横断面図、同図(b) は同じく一部切り欠き縦断面図
【図4】
同じく第2実施例における取付け手順を説明する分解横断面である。
【図5】
本発明の実施の形態の第3実施例を説明する図で、同図(a) は建物の外壁に竪
樋が取付けられた状態を示す横断面図、同図(b) は同じく一部切り欠き縦断面図
【図6】
同じく第3実施例における取付け手順を説明する分解横断面である。
【図7】第3実例において補強部材を竪樋に取付ける状態を示す斜視図である。
【図8】同じく、補強部材を取付ける手順を説明する図で、同図(a) は竪樋に補強部材を取付ける前の断面図、同図(b) は取付けた後の断面図である。
【図9】図8における補助部材の取付手順を説明する背面図で、同図(a) は取付前の説明図、同図(b) は取付後の説明図である。
【符号の説明】
F 建物の外壁面
1 竪樋
2 ガイドレール
21 基部
22 側壁
23、23a 係合片
24、24a 係合溝
3 係止具
31 台座部
32 支持片部
33 係止爪
4 パッキン
7 補強部材
71 基板
72 挿入溝
73 係着片
Claims (1)
- 係合溝を有するガイドレールが建物の外壁面に沿って固定して取付けられ、前記ガイドレールと対峙するように竪樋が配設されており、竪樋の背面に後方に突出した係止具が固着され、該係止具が前記ガイドレールの係合溝に嵌入して係止されていることを特徴とする竪樋の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375289A JP2004204560A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 竪樋の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375289A JP2004204560A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 竪樋の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004204560A true JP2004204560A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32813075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375289A Pending JP2004204560A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 竪樋の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004204560A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016128637A (ja) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 積水化学工業株式会社 | 竪樋支持具 |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002375289A patent/JP2004204560A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016128637A (ja) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 積水化学工業株式会社 | 竪樋支持具 |
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