JP2004203641A - 汚泥焼却灰からリン酸カルシウムを製造する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚泥を焼却し、焼却汚泥中に高濃度に含有するリン成分およびアルミニウム成分を回収して、ク溶性のリン酸Ca及びアルミン酸Naを製造する方法、及びNaOHを使用しないでク溶性のリン酸Ca及びAl(OH)3を製造する方法の提供。
【解決手段】 A.汚泥焼却灰にNaOHと濾液(又はAl(OH)3)分離後のアルカリ溶液)の混合物を加えてリン酸成分およびアルミニウム成分を抽出し、抽出液と抽出残焼却灰に分離し、該抽出液に石灰乳を加え、反応液中のリン酸Ca濃度を少なくとも100g/L以上に維持しながらリン酸Caとアルミン酸Naとし、リン酸Caと濾液とに分離し、該濾液の一部をアルミン酸Naとして抜き出すとともに、残りの濾液をA工程に戻すか、又は該濾液を加水分解し、Al(OH)3を分離した後のアルカリ溶液をA工程に循環することからなるリン酸Caおよびアルミン酸Na又はAl(OH)3を製造する方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生活排水または工場排水などの排水を活性汚泥処理により排水処理する際に生成した汚泥を焼却処理して得られる焼却残渣(本発明においては「汚泥焼却灰」という。)中に含まれれるリン成分を除去し、主としてク溶性のリン酸カルシウム(本発明において「リン酸カルシウム」とは回収されるリン酸系のカルシウム塩のすべてを指す。)として回収するとともに、アルミニウム成分をアルミン酸ナトリウムとして回収する方法および該アルミン酸ナトリウムを加水分解することにより苛性ソーダを使用しないでリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年家庭の生活排水、水洗化に伴うし尿排水などの下水等の排水処理、さらには工場などから排出される排水などはその量が激増しているが、これらの大半は活性汚泥法により処理され、生化学酸素要求量を大幅に消化した後、清浄化されて放流されている。この活性汚泥処理にともない大量に副生する汚泥は、一部はたい肥とする、あるいは煉瓦などの原料など、建設資材とするなどの活用も行われているが、その殆どは腐敗防止と減容積のために焼却処理を行い、金属の溶出防止処理した後埋め立てなどによる処分が行われている。この汚泥焼却灰(以下単に「焼却灰」という。)にはリンが高濃度に含まれており、リン酸に換算して約20%近くなり、これは低品位のリン鉱石に匹敵する。世界的に枯渇が危惧されているリンは貴重な資源であり、毎日確実に大量に発生する焼却灰は安定した有望な資源の一つとして考えられる。
【0003】
これまで焼却灰中の有効成分を分離し、再利用化、原料として使用する提案がいくつかなされている。例えば焼却灰に酸を加えてりん酸及びカルシウムなどの金属成分を溶出させ、カルシウム、りん酸、金属成分を回収する方法(特開平10−101332号)があるが、焼却灰中に含まれる殆どの金属が酸により抽出されてしまうため、その酸性液の処理が煩雑になる上、その金属類の有効な回収方法が確立されておらず再利用化が困難である。また再処理後の残渣は成分としてケイ酸を主体とするものであり、そのままでは再利用価値がほとんどなく埋め立て処理をすることが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、都市下水及び産業排水の処理に伴い大量に発生する排水処理の汚泥を焼却し、それを埋め立て処理することなく、これを原料としてその中に高濃度に含有しているリン成分を、肥料としても使用できる高品質のク溶性のリン酸カルシウムとして高回収率で製造するとともに、高品質アルミン酸ナトリウムを高回収率で製造する方法および高価な苛性ソーダを使用しないでク溶性のリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法を開発することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
[1] A.汚泥焼却灰に苛性ソーダと濾液の混合物を加えてリン酸成分およびアルミニウム成分を抽出し、抽出液と抽出残焼却灰に分離する工程、
B.抽出液に水酸化カルシウムを加え、リン酸カルシウム濃度を少なくとも100g/リットル以上を維持しながら抽出液中のリン酸成分をリン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムとし、リン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムを含む濾液とに分離する工程、
C.分離したリン酸カルシウム結晶を水で洗浄し、付着アルミン酸成分をリン酸カルシウムから分離する工程、
D.アルミン酸ナトリウム溶液の一部を抜き出すとともに、残部にリン酸カルシウム洗浄液を加え、濾液としてA工程に戻す工程、
E.A工程における抽出残焼却灰を水で洗浄し、洗浄灰を取り出すとともに洗浄水を濾液とともにA工程に循環するか抽出液に加える工程、
からなることを特徴とする焼却灰からリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する方法。
【0006】
[2] A工程において、濾液または濾液と洗浄水の水量100重量部に対し、焼却灰10〜60重量部を反応させ、反応後のpHが12以上となる量の苛性ソーダを添加し、5分以上反応させる上記[1]に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する方法。
[3] 焼却灰と苛性ソーダを20〜50℃、5分以上反応させる上記[1]または[2]に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する方法。
【0007】
[4] A.汚泥焼却灰に、濾液を加水分解して得たアルカリ溶液を加えてリン酸成分およびアルミニウムを抽出し、抽出液と抽出残焼却灰に分離する工程、
B.抽出液に水酸化カルシウムを加え、リン酸カルシウム濃度を少なくとも100g/リットル以上を維持しながら抽出液中のリン酸成分をリン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムとし、リン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムを含む濾液とに分離する工程、
C.分離したリン酸カルシウム結晶を水で洗浄し、付着アルミン酸成分をリン酸カルシウムから分離する工程、
E.A工程における抽出残焼却灰を水で洗浄し、洗浄灰を取り出すとともに洗浄水をアルカリ溶液とともにA工程に循環するか抽出液に加える工程、
F.B工程で得た濾液をアルカリ溶液とし、A工程に循環する工程、
からなる焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
【0008】
[5] B工程において、リン酸カルシウム濃度を100g/リットル以上に維持するため、濾液と分離したリン酸カルシウム結晶をB工程に循環する上記[1]ないし[4]のいずれかに記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
[6] B工程において、水酸化カルシウムを、抽出液に含まれているリン酸成分1モルに対し少なくとも1.67モル加える上記[1]ないし[5]のいずれかに記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
[7] B工程において、水酸化カルシウムは10〜60重量%の石灰乳として添加する上記[1]ないし[6]のいずれかに記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
[8] B工程において、濾液と水酸化カルシウムを固体として存在するリン酸カルシウムの存在下に、少なくとも2.5時間反応させる上記[1]ないし[7]のいずれかに記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
[9] B工程において分離した濾液に含まれるアルミン酸ナトリウムを水酸化アルミニウムと苛性ソーダを含むアルカリ溶液に加水分解し、水酸化アルミニウムを分離した後のアルカリ溶液をA工程に循環する、上記[4]に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。を開発することにより上記の課題を解決した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、原料とする焼却灰としては、都市下水、工場排水等のBODを含む廃水を活性汚泥法により処理した際に副生する汚泥を焼却したものであり、通常リン(元素)として6〜10重量%含有している。これらが含有するリン化合物は、アルカリにより抽出可能な形態のリン化合物は約50%程度であり、残りはアルカリに反応しない状態のリン酸3カルシウムやリン酸鉄のような化合物と考えられる。
【0010】
A工程において、焼却灰と苛性ソーダあるいはB工程で得られる濾液あるいは濾液中のアルミン酸ナトリウムを加水分解して得たアルカリ溶液(以下濾液およびアルカリ溶液の両者を一括して「濾液等」という。)を反応させ、焼却灰に含まれるアルカリ可溶性のリン化合物(リン酸成分と考えられる)を溶解させ抽出残焼却灰と抽出液に分離する。この場合、焼却灰は水(濾液等または濾液等と洗浄水の水量の合計)100重量部に対し、10〜60重量部、好ましくは10〜50重量部、より好ましくは20〜40重量部を使用する。10重量部未満では処理濃度が低いため効率的でないし、60重量部を超えるときは粘度が高くなり反応が不十分になりやすい。
【0011】
苛性ソーダとしては、焼却灰のリン酸成分含有量により好適範囲は異なるが、通常焼却灰100重量部に対し5〜50重量部、好ましくは10〜40重量部、より好ましくは15〜30重量部を用いる。
しかしA工程においてはリン酸カルシウムから分離した濾液等は高濃度に苛性ソーダを含むため、これを加水分解してアルカリ溶液として循環使用する場合は、リン酸カルシウムや洗浄灰に付着して損失となる分の補充を行うだけで十分である。しかしD工程でアルミン酸ナトリウムを取り出す場合にはこの量に対応する程度の量を添加することが必要であり、実際の使用量はアルミン酸ナトリウムを取り出す場合においてほぼ上記の範囲の1/3程度で十分である。実際の添加量の調整には、濾液中の苛性ソーダの含有量に応じ、反応終了時におけるpHが12以上、好ましくは12.5以上より好ましくは12.8以上となるように調整して添加する。
【0012】
焼却灰と苛性ソーダの反応は、反応系の水が液体として存在する温度であれば使用可能であるが、苛性ソーダと焼却灰のリン酸成分を効率よく反応させるには20〜50℃、好ましくは30〜40℃である。固体の苛性ソーダを反応系の水溶液に添加溶解するだけで30℃以上となるので特に加熱などの手段は本質的に必要はない。この反応は5分程度でもよいが、好ましくは15分以上、より好ましくは30分以上反応させることによりリン酸成分の反応を完結できる。
該反応終了後、濾過をして抽出残焼却灰と抽出液に分離する。
【0013】
B工程において、濾過した抽出液は、水酸化カルシウムを加えることによりリン酸カルシウム(析出するリン酸カルシウムは、殆どが[Ca5(OH)(PO43]と推定される。)とアルミン酸ナトリウムが形成される。この場合重要なことは該反応系に少なくとも100g/リットル、好ましくは150g/リットル以上、より好ましくは200g/リットル以上のリン酸カルシウムの存在下で反応することが好ましい。かくすることにより、濾過速度が大きく、アルミニウム含有量が小なるリン酸カルシウム(結晶サイズが大と考えられる。)の製造が可能となり、またリン酸カルシウムの結晶を存在させないで反応したときに比して、リン酸カルシウム分離後の濾液(アルミン酸ナトリウム)中のリンの含有量が約1/3となる効果が得られる。
【0014】
さらに該反応系に存在するリン酸カルシウムが大量であるため、抜き出すリン酸カルシウムの純度の変動が小さくなり、安定した操業が可能となった。なお反応系におけるリン酸カルシウム結晶は、他から補給しない限り焼却灰からだけでは必要な結晶濃度を確保することが困難である。従って生成したリン酸カルシウムの一部は循環し、過剰のリン酸カルシウム結晶を引き出すことにより該反応系のリン酸カルシウム結晶濃度を確保することが好ましい。
【0015】
B工程で使用する水酸化カルシウムは、粉末で添加してもよいが、反応の均一性のために石灰乳として添加することが好ましい。石灰乳として添加する際に濃度としては10〜60%、好ましくは20〜50%、より好ましくは30〜40%である。濃度が低すぎると抽出残焼却灰用洗浄水及びリン酸カルシウム用洗浄水の使用量を少なくする必要があり、製品濃度の低下、アルカリの損失を招くことになる。濃度が高いときは反応の均一性が確保困難となる。
水酸化カルシウムは、下記(1)式に従ってリン酸成分と反応してリン酸カルシウム[Ca5(OH)(PO43]になるものと考えられる。
【0016】
Figure 2004203641
従って、リン酸成分1モルに対し、水酸化カルシウムは少なくとも1.67モル(当モル)、好ましくは1.84モル、より好ましくは2.00〜2.25モルの比率で加える。水酸化カルシウムの割合がこれより多くとも少なくとも製品の収率及び純度を低下させる。
反応系からリン酸カルシウムの引き抜き量は、生成するリン酸カルシウム分が理論量であるが上記から計算すると添加する水酸化カルシウムの1.5ないし1.6倍程度であるが、生成水酸化カルシウムの濾過速度や濾液中のリン濃度の変化を見て調整することが好ましい。
【0017】
B工程における抽出液と水酸化カルシウムの反応温度は特に制限はなく常温で問題ないが、反応は比較的緩慢であって、常温であれば2.5時間以上、好ましくは3時間以上、より好ましくは5時間以上反応させる。反応が不十分であるときは生成するリン酸カルシウムの収率及び純度の低下が避けられない。この適切な時間は生成するリン酸カルシウムの濾過速度や濾液中のリン濃度の変化を見て調整することが好ましい。
【0018】
C工程においては、B工程において分離したリン酸カルシウム結晶を水で洗浄する。リン酸カルシウム結晶は水に殆ど溶解しないので洗浄するだけで高純度のリン酸カルシウムを得ることが出来る。特に本発明のように抽出液と水酸化カルシウムの反応の際に高濃度のリン酸カルシウム結晶の存在下で製造されたリン酸カルシウム結晶は、リン酸カルシウム結晶の存在しない状態で反応させた場合のリン酸カルシウム結晶のアルミニウム含有量が約35g/kgであったのに対し、同じように水洗しただけでアルミニウム含有量約20g/kgと純度を向上することが出来た。洗浄水は取り出すリン酸カルシウムの0.5〜3重量倍でほぼ平衡する。この洗浄水はアルカリを含むので濾液等と一緒に焼却灰とアルカリの反応媒体として使用する。
【0019】
D工程においては、上記(1)式により生成した苛性ソーダは、抽出液中に含まれるアルミニウムイオンと反応して濾液中にアルミン酸ナトリウムとなって溶解している。これを生成量に見合う量(抽出残焼却灰の洗浄、石灰乳及びリン酸カルシウムの洗浄に使用した水量から廃棄する抽出残焼却灰に含まれる水量の差)を抜きだし、アルミン酸ナトリウムとする。このアルミン酸ナトリウムは、凝集剤としても使用することもできる。
【0020】
E工程は、A工程において抽出液と分離した抽出残焼却灰中に含まれるアルカリ及びリン酸成分を回収するため、本工程において原料焼却灰の重量とほぼ同重量の水で洗浄し、洗浄水はA工程の濾過した液に加えて抽出液としてB工程に送るかまたはB工程あるいはC工程の濾液等とともにA工程に循環する。洗浄済の抽出残焼却灰(洗浄灰)はセメントの原料とするかまたは廃棄する。
【0021】
またB工程で得たアルミン酸ナトリウムを含む濾液は、バイヤー法により加水分解して水酸化アルミニウムと苛性ソーダを含むアルカリ溶液に分離し、水酸化アルミニウムを取りだし、アルカリ溶液をA工程の焼却灰と反応させることができる。この工程を採用するときは、理論上は操業開始時のみ苛性ソーダを必要量使用した後は、水酸化カルシウムを使用するだけで苛性ソーダを必要とせず、焼却灰からリン酸カルシウムと水酸化アルミニウムの回収することが可能となる。実際には、洗浄灰や、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどに付着して損失となるアルカリが避けられないため少量の追加が必要ではあるが、安価な水酸化カルシウムを使用するだけで、リン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムの回収が可能となる方法であり、極めて優れた排水処理に伴う汚泥の処理方法となるものである。
【0022】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する
[実施例]
(実施例1)
リン含有量6.5%の焼却灰を、濃度5%の苛性ソーダ水溶液に20W/V%の割合で添加し、抽出液と抽出残焼却灰に分離した。抽出残焼却灰を、使用した焼却灰と同重量の水で洗浄し、該洗浄水は抽出液に合わせた。この抽出液(リンとして6000mg/リットル、アルミニウムとして4200mg/リットル)中の溶解リン酸イオンに対し、理論値の1.2倍[Ca5(OH)(PO43になるものとして計算:リン1モルにカルシウム2モル]の水酸化カルシウムの30%水スラリーを添加し、5時間反応させた。
【0023】
反応器に生成したリン酸カルシウム結晶を残して反応液を分離し、この反応液を苛性ソーダ濃度を加えて5%に調整して焼却灰を上記と同様に20W/V%の割合で添加し、さらに水酸化カルシウムの30%水スラリーを加え、再度リン酸カルシウム結晶が残っている上記の反応器で反応を行った。この反応を5回繰り返し、6回以降は1回の生成したリン酸カルシウム結晶を除いて反応を継続した。この時の反応器内のリン酸カルシウム結晶の濃度はほぼ180〜230g/リットル程度であった。
反応器内にリン酸カルシウム結晶を存在させないで行った1回目の反応と、結晶を存在させて反応を行った6回以降の反応結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
Figure 2004203641
注)濾過速度:1回目のリン酸カルシウム結晶に比し、6回以降の結晶は大粒で
あり、反応液の分離は極めて容易であった。
【0025】
(実施例2)
実施例1において、11回目の反応液(アルミニウム濃度 16000mg/リットル)をリン酸カルシウム結晶から分離し、種晶として水酸化アルミニウム150g/リットルを加え、45℃で48時間攪拌を行った。反応液中のアルミン酸ナトリウムが加水分解し、水酸化アルミニウムが析出(21g/リットルの割合)で析出した。水酸化アルミニウムを分離して得たアルカリ溶液(苛性ソーダ換算50g/リットル)に対し、焼却灰を実施例1と同様に20W/V%の割合で添加し、さらに水酸化カルシウムの30%水スラリーを加え、再度リン酸カルシウム結晶が残っている上記の反応器で反応を行った。リン酸カルシウム結晶はそれまでと同様に製造できた。この反応をさらに3回繰り返したが、結晶の濾過速度、リンの反応率、結晶中のアルミニウム含有量、反応液中のリン濃度において、殆ど実験誤差の範囲内の変動しか示していなかった。しかしさらに3回繰り返したところ、アルカリが不足したためか焼却灰からのリンの元の抽出率(47%)から(41%)に低下してきた。アルカリを追加したところ、リンの抽出率は元の数値(47%)に戻った。
【0026】
【発明の効果】
本発明においては、継続して大量に発生し、処分困難であった汚泥の焼却灰を原料とし、安価な苛性ソーダおよび水酸化カルシウムを使用して、今後逼迫が予想されるリン鉱石に変わる原料の一部としてリン酸系肥料として有効なリン酸カルシウムを製造することが可能となった。
特に本発明方法によると、生成するリン酸カルシウムの濾過が容易となる上、リン酸カルシウムの純度並びにその収率が向上するだけでなく、生成するリン酸カルシウムの純度の変動が小さく安定した製品を得ることができる。さらに同時に生成する、凝集剤としても使用可能なアルミン酸ナトリウムの純度も向上する効果がある。
なお濾液を加水分解して循環使用するときは、高価な苛性ソーダを殆ど使用することなく、汚泥の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する工程のフローチャートである。
【図2】本発明のリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する工程のフローチャートである。

Claims (9)

  1. A.汚泥焼却灰に苛性ソーダと濾液の混合物を加えてリン酸成分およびアルミニウム成分を抽出し、抽出液と抽出残焼却灰に分離する工程、
    B.抽出液に水酸化カルシウムを加え、リン酸カルシウム濃度を少なくとも100g/リットル以上を維持しながら抽出液中のリン酸成分をリン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムとし、リン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムを含む濾液とに分離する工程、
    C.分離したリン酸カルシウム結晶を水で洗浄し、付着アルミン酸成分をリン酸カルシウムから分離する工程、
    D.アルミン酸ナトリウム溶液の一部を抜き出すとともに、残部にリン酸カルシウム洗浄液を加え、濾液としてA工程に戻す工程、
    E.A工程における抽出残焼却灰を水で洗浄し、洗浄灰を取り出すとともに洗浄水を濾液とともにA工程に循環するか抽出液に加える工程、
    からなることを特徴とする焼却灰からリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する方法。
  2. A工程において、濾液または濾液と洗浄水の水量100重量部に対し、焼却灰10〜60重量部を反応させ、反応後のpHが12以上となる量の苛性ソーダを添加し、5分以上反応させる請求項1に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する方法。
  3. 焼却灰と苛性ソーダを20〜50℃、5分以上反応させる請求項1または2に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよびアルミン酸ナトリウムを製造する方法。
  4. A.汚泥焼却灰に、濾液を加水分解して得たアルカリ溶液を加えてリン酸成分およびアルミニウム成分を抽出し、抽出液と抽出残焼却灰に分離する工程、
    B.抽出液に水酸化カルシウムを加え、リン酸カルシウム濃度を少なくとも100g/リットル以上を維持しながら抽出液中のリン酸成分をリン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムとし、リン酸カルシウムとアルミン酸ナトリウムを含む濾液とに分離する工程、
    C.分離したリン酸カルシウム結晶を水で洗浄し、付着アルミン酸成分をリン酸カルシウムから分離する工程、
    E.A工程における抽出残焼却灰を水で洗浄し、洗浄灰を取り出すとともに洗浄水をアルカリ溶液とともにA工程に循環するか抽出液に加える工程、
    F.B工程で得た濾液をアルカリ溶液とし、A工程に循環する工程、
    からなる焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
  5. B工程において、リン酸カルシウム濃度を100g/リットル以上に維持するため、濾液と分離したリン酸カルシウム結晶をB工程に循環する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
  6. B工程において、水酸化カルシウムを、抽出液に含まれているリン酸成分1モルに対し少なくとも1.67モル加える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
  7. B工程において、水酸化カルシウムは10〜60重量%の石灰乳として添加する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
  8. B工程において、濾液と水酸化カルシウムを固体として存在するリン酸カルシウムの存在下に、少なくとも2.5時間反応させる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
  9. B工程において分離した濾液に含まれるアルミン酸ナトリウムを水酸化アルミニウムと苛性ソーダを含むアルカリ溶液に加水分解し、水酸化アルミニウムを分離した後のアルカリ溶液をA工程に循環する、請求項4に記載の焼却灰からリン酸カルシウムおよび水酸化アルミニウムを製造する方法。
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