JP2004203169A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウルボックス内の外気導入口付近に遮水用のエアボックスや排水スペースを設ける必要がない自動車の前部車体構造の提供。
【解決手段】カウルボックス5は上部が開放された断面形状を有し、カウルボックス5の車幅方向側部には内部に溜まった水を外部に排出する排出部が設けられ、上記カウルボックス5の内部に、外気導入口13の上方を覆い、その上方から流入する水を車幅方向側方へ排出すべく車幅方向に延設されたバッフルプレート24が設けられ、上記バッフルプレート24はその車幅方向側部が外気導入口13よりも所定距離側方へ延出されると共に、カウルボックス5の車幅方向側部に対して車幅方向中央側に位置し、上記バッフルプレート24下面とカウルボックス5とにより外気を外気導入口13へ導く通風路26が形成されたことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車幅方向に延設されたカウルボックスに対してその内部に溜まった水を外部に排出する排出部と、エアコンユニット(空気調和装置ユニット)へ外気を取込む外気導入口とを設けたような自動車の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュロアパネルの車室側において車幅方向の略中央部には空調ユニットが設けられ、この空調ユニットの側方にはダクトを介してブロアが接続され、このブロアは車幅方向の端部側に位置する。
【0003】
一方、上述のダッシュロアパネルの上部に沿って車幅方向に延びる強度部材としてのカウルボックスは、その両端部側が剛性確保を目的として車両前後方向に幅広に形成され、カウルボックスの中央部はスペースレイアウトと重量との関係上、車両前後方向に幅狭に形成されている。
【0004】
また上述の空調ユニットに対する外気の導入をエンジンルーム内からの空気で行なうと、エンジンの熱や臭も導入するので好ましくなく、このため上述のカウルボックスにおいて上記ブロアと対応する車幅方向端部側の幅広スペース部に外気導入口を設けて、カウルボックス上方から外気を取り入れる構造が採用されている。
【0005】
このようにカウルボックス上方から外気を取り入れるように構成すると、外気と共に雨水が浸入するので、この雨水が外気導入口へ侵入するのを防止する構造が必要となる。
【0006】
このため、従来においては上部が開放された断面形状のカウルボックスを構成するダッシュアッパパネルの底部においてその車幅方向端部側の幅広スペース部に外気導入口を設けると共に、この外気導入口の上部および前部を一体的に覆う遮水パネルを設け、この遮水パネル前部の車幅方向中間部には外気を導入するための小孔(通気孔)を形成し、また遮水パネルの車幅方向の長さをカウルボックスの車幅方向の長さに対して小さく設定して、遮水パネルの車幅方向端部側に外気取入れ用の隙間を設け、この隙間と上述の小孔(通気孔)との双方から外気を取り入れるように構成し、さらにカウルボックスの外気導入口が形成された底部の前部つまり遮水パネルの前部よりも前方側には該底部よりも一段下がった凹状の排水部を設けて、カウルボックスの内部に溜まった水を該排水部を介して外部へ排出すべく構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−86847号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カウルボックスの車両前後方向の幅が狭い場合、従来公報で開示されているように外気導入口の前方に雨水等の排水スペース(排水部参照)と、遮水パネルとダッシュアッパパネルとで囲繞された遮水用のエアボックスとを設けると、この分、外気導入口および通風路が狭くなり、充分な量の外気を導入しようとすると、外気導入の流通抵抗が増加すると共に、導入される外気の流速が速くなって、雨水等を外気導入口へ吸い込んでしまう問題点があった。
【0009】
そこで、この発明は、カウルボックス内の外気導入口付近に遮水用のエアボックスや排水スペースを設ける必要がなく、通風路の断面積および外気導入口の開口面積を大きくすることができ、またカウルボックスの車両前後方向の幅を狭く設定して、エンジンルームおよび車室を可及的拡大することができる自動車の前部車体構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による自動車の前部車体構造は、車体前部のエンジンルームとその後方の車室とを仕切るダッシュロアパネルと、該ダッシュロアパネルの上部に沿って車幅方向に延設されたカウルボックスとを備え、上記カウルボックスは上部が開放された断面形状を有し、カウルボックスの車幅方向側部には内部に溜まった水を外部に排出する排出部が設けられ、かつエアコンユニットへ外気を取込む外気導入口が設けられた自動車の前部車体構造であって、上記カウルボックスの内部に、外気導入口の上方を覆い、その上方から流入する水を車幅方向側方へ排出すべく車幅方向に延設されたバッフルプレートが設けられ、上記バッフルプレートはその車幅方向側部が外気導入口よりも所定距離側方へ延出されると共に、カウルボックスの車幅方向側部に対して車幅方向中央側に位置し、上記バッフルプレート下面とカウルボックスとにより外気を外気導入口へ導く通風路が形成されたものである。
【0011】
上記構成によれば、カウルボックスの上方から流入する水は、外気導入口の上方を覆って、該外気導入口よりも所定距離側方へ延出されたバッフルプレートで受け止められた後に、このバッフルプレートに沿って車幅方向の側方へ排出される。
一方、外気はバッフルプレート下面とカウルボックスとにより形成された通風路を介して外気導入口へ導かれる。
【0012】
このようにカウルボックスの内部に上記構成のバッフルプレートを設け、かつ該バッフルプレートの下面とカウルボックスとで通風路を形成したものであるから、カウルボックス内の外気導入口付近に従来構造の如き遮水用のエアボックスや排水スペースを設ける必要がなく、上記通風路の断面積および外気導入口の開口面積を大きくすることができ、またカウルボックスの車両前後方向の幅を狭く設定して、エンジンルームおよび車室を可及的拡大することができ、特にショートオーバハングの車両に極めて有効となる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、上記カウルボックスの底面がバッフルプレート下方に位置する部分から車幅方向外方へ向けて下方へ傾斜しているものである。
上記構成によれば、カウルボックスのバッフルプレート下方部に対して水が流れ込みにくくなり、カウルボックスの外気導入口付近の排水スペースを僅少と成すことができ、この分、外気導入口の開口を車両の前後方向に広く設定して、その開口面積を拡大することができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記バッフルプレートには、水を排出するために車幅方向外方に向けてカウルボックスの底面近傍まで下降する排水溝が該プレートの側部から車幅方向外方へ延設されたものである。
【0015】
上記構成によれば、バッフルプレートに溜まった水を上述の排水溝によりバッフルプレートの側部から車幅方向外方かつカウルボックスの底面近傍まで排出することができ、このカウルボックス底面に流下する水が飛散して、外気導入口へ向かう気流に乗って外気導入口へ吸入されるのを阻止することができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記排水溝はバッフルプレートの他部よりその前後幅が細幅に形成されたものである。
上記構成によれば、カウルボックスとバッフルプレートとにより形成される通風路を上記排水溝で閉塞することがないので、適切な排水溝の構成と、通風路断面積の確保との両立を図ることができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記排水溝の車幅方向外方端部の底面は車幅方向外方へ略水平に延出されたものである。
上記構成によれば、バッフルプレートからその排水溝に流れ落ちた水は、車幅方向外方に向って方向づけされるので、水を外気導入口に向かわせることがなく、カウルボックスに設けられた排水部に円滑に誘導することができる。
【0018】
この発明の一実施態様においては、上記カウルボックスの後壁は前低後高状の傾斜部を有し、該傾斜部に外気導入口が配設されたものである。
上記構成によれば、傾斜部に外気導入口を設けたので、カウルボックスの車両前後方向の幅が狭くても充分に大きい開口面積の外気導入口を設けることができ、この結果、外気流の流通抵抗や流速を抑えることができる。
【0019】
この発明の一実施態様においては、上記カウルボックスは他部より該ボックス内部へ膨出した膨出部を有し、上記膨出部の車室側に空調用のブロアが配設され、該膨出部に外気導入口が配設されたものである。
【0020】
上記構成によれば、上述の膨出部にブロアを設けるので、カウルボックスの車室側スペースを拡大することができ、インストルメントパネルの形状やエアバッグ等の補機の配設などのデザイン自由度が向上する。
【0021】
この発明の一実施態様においては、上記ブロアは空気の温度等を調整する空調本体のカウルボックス側に一体に設けられ、ブロアと空調本体とでエアコンユニットが構成されたものである。
【0022】
上記構成によれば、空調本体とブロアとが離反し、これら両者をダクトで連結した従来構造と比較して、エアコンユニットを車室スペースに対してコンパクトに収納することができ、またダクトが不要となるので流体抵抗の低減を図ることができると共に、カウルボックスの車室側のスペースをさらに拡大することができる。
【0023】
この発明の一実施態様においては、上記外気導入口が車幅方向略中央に設けられたものである。
上記構成によれば、ブロアと空調本体とを外気導入口に対応して車幅方向の略中央に設けることができ、ブロアと空調本体とをダクトレスで直結した場合には、ダクトが不要な分、乗員の足元スペースの拡大を図ることができ、またその他の補機レイアウトの自由度が拡大して、車室スペースの設計自由度向上を図ることができ、さらに、上記膨出部にブロアを設けた場合には、該ブロアがカウルボックス内部へ膨出する膨出部に配設される関係上、エアコンユニットのエンジンルームまたは車室側への張り出し量を抑止することができる。
【0024】
この発明の一実施態様においては、上記カウルボックスはその前後幅が車幅方向中央部より車幅方向側部が広幅に形成されたものである。
上記構成によれば、カウルボックスの車幅方向側部の前後幅が広く形成されているので、車体からの応力がカウルボックスの車幅方向側部に集中することなく分散され、またカウルボックスの車幅方向中央部の前後幅が狭く形成されているので、重量増加を抑えつつ車体剛性を効率よく確保することができると共に、エアコンユニットのエンジンルームまたは車室側への張り出し量を最小限にすることができる。
【0025】
この発明の一実施態様においては、上記バッフルプレートは合成樹脂にて構成されたものである。
上記構成によれば、バッフルプレートの成形性がよく、軽量化および防錆性の両立を図ることができる。
【0026】
この発明の一実施態様においては、上記バッフルプレートは金属板にて構成され、その縁部がカウルボックスと結合され、車幅方向に延びる閉断面が形成されたものである。
上記構成によれば、カウルボックスの剛性向上を図ることができ、延いては、車体前部のねじれ剛性の向上を図ることができる。
【0027】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の前部車体構造を示し、図1〜図5において、車体前部のエンジンルーム1と、その方向の車室2とを仕切るダッシュロアパネル3を設けている。
【0028】
このダッシュロアパネル3は図1に示すようにその車幅方向中央下部にトンネル部3aを有する一方、該ダッシュロアパネル3の下端部には図5に示すように略水平方向に延びるフロアパネル4が接合されて、車室2の床面が構成されている。
【0029】
上述のダッシュロアパネル3の上部には図1〜図5に示すように車幅方向に延びるカウルボックス5が設けられている。
このカウルボックス5は、ダッシュアッパパネル6と、カウルフロントパネル7と、カウルレイン8とから構成され、このカウルボックス5の上部が開放されたボックス型の断面形状を有すると共に、該カウルボックス5は図2に平面図で示すように、その前後幅が車幅方向中央部よりも車幅方向側部が広幅に形成されている。
【0030】
換言すれば、カウルボックス5はその前後幅が車幅方向の左右の両側端部に対して車幅方向の中央部側が幅狭に形成されたものである。
上述のカウルレイン8はカウルアッパパネル9とカウルロアパネル10とを接合して、車幅方向に延びる閉断面11を有するものである。
【0031】
図2のA−A線矢視断面図を図3に、図2のB−B線矢視断面図を図4に、図2のC−C線矢視断面図を図5にそれぞれ示すように上述のダッシュアッパパネル6は略凹状の断面形状を有し、その前端フランジ部6aには断面略Z字形状のカウルフロントパネル7の下端7bが接合されている。
またダッシュアッパパネル6の後端フランジ部6bにはカウルレイン8の後端部が接合されている。
【0032】
図6はダッシュアッパパネル6とカウルフロントパネル7との両者のみを組合わせて示す平面図であって、この図6および図3、図5に示すようにカウルボックス5を構成するダッシュアッパパネル6は上記前端フランジ部6aにつづいて前高後低状に傾斜した前部スラント部6cと、この前部スラント部6cの下端につづく底面6dと、この底面6dから斜め後方に立ち上がる後部スラント部6eとを有し、この後部スラント部6eつまりカウルボックス5の後壁は前低後高状に傾斜すべく構成されている。
【0033】
しかも、この後部スラント部6eの車幅方向の略中央部には上記前低後高状の傾斜形状を維持した状態で、他部に対してカウルボックス5の内部つまり車両前方へ膨出する膨出部12が形成され、この膨出部12にはエアコンユニット14(図2、図5参照)へ外気を取込む外気導入口13が開口形成されている。
【0034】
そして、この外気導入口13の車室側、つまり膨出部12の車室側には図2、図5に示すようにエアコンユニット14の空調用のブロア15が配設されている。このブロア15は空気の温度、吹出し風量などを調整する空調本体16のカウルボックス5側にダクトレス構造にて一体に設けられており、このブロア15と空調本体16との両者でエアコンユニット14が構成されている。すなわち、ブロア15の吹出し口と、空調本体16の空気取入れ口との間にダクト配管を設けることなく、これら両者が直結一体化されたものである。なお、図2、図5において16aは空調本体16に設けられた空調風の上部吹出し口である。
【0035】
図6においてダッシュアッパパネル6の前部スラント部6cと後部スラント部6eとの間の底面6dはカウルボックス5の内部に溜まった水を車幅方向側部に流下させる溝部17に設定されており、この溝部17の左右両端部には、水を外部に排出する排出部としての角孔形状の排水孔18と丸孔形状の排水孔19とがそれぞれ離間形成されている。
【0036】
またダッシュアッパパネル6を正面から見た状態の断面図を図7に示すように、このダッシュアッパパネル6の車幅方向中間部には上方に盛り上がるドーム部20が一体形成され、このドーム部20の頂部が上下方向に高く設定されており、このドーム部20の左右の下端部からダッシュアッパパネル6の底面6dは車幅方向外方に向けてそれぞれ下方に傾斜すべく左右の傾斜部21,22が形成されている。
【0037】
図6に示すように上述のダッシュアッパパネル6の前端フランジ部6aには複数の締結部23によりカウルフロントパネル7が締結されている。
このカウルフロントパネル7は図6から明らかなようにダッシュアッパパネル6の車両前後方向の前部と、カウルサイドに相当するダッシュアッパパネル6の左右両端部上部とに位置するように平面視で略凹形状(横長の凹形状)に構成されたものである。
【0038】
図1〜図5に示すように上述のカウルボックス5の内部には、外気導入口13の上方を覆い、その上方から流入する雨水などの水を車幅方向側方へ排出するように車幅方向に延設された合成樹脂製のバッフルプレート24が設けられている。
【0039】
このバッフルプレート24は図2、図6に示すようにカウルフロントパネル7の前端のフランジ部7aに複数の締結部25を介して締結されるものである。
また、このバッフルプレート24は図2に示すようにその車幅方向側部が外気導入口13よりも所定距離側方へ延出されて、カウルボックス5の車幅方向側部に対して車幅方向中央側に位置しており、図3、図4、図5に示す如く、バッフルプレート24の下面とカウルボックス5を構成するダッシュアッパパネル6とによって外気を外気導入口13へ導く通風路26が形成されている。
【0040】
ここで、上述のカウルボックス5を構成するダッシュアッパパネル6の底面6dは図7に示すようにバッフルプレート24の下方に位置する部分から車幅方向外方つまり車幅方向車外側へ向けて下方に傾斜し、前述の傾斜部22が形成されている。
【0041】
上述のバッフルプレート24はその断面形状を図3〜図5、図7に示し、その全体形状を図8に斜視図で示すように、該バッフルプレート24は前端フランジ部24aと、この前端フランジ部24aの後端部から斜め後方下方に傾斜する傾斜部24bと、この傾斜部24bにつづく略水平なトレー部24cと、このトレー部24cの後部に位置する凹部24dと、該凹部24dの後端上部に形成された後端フランジ部24eとを有するものである。
【0042】
また上述のバッフルプレート24にはそのトレー部24cから斜め後方上方に傾斜する複数の取付け片27…が一体形成されており、これらの各取付け片27は図3に示すようにカウルレイン8の前端部、詳しくはカウルアッパパネル9とカウルロアパネル10の前側接合部に対してクリップ、ピンまたはボルトなどの取付け部材を用いて締結されている。
【0043】
しかも、上述のバッフルプレート24には図4、図7、図8に示すように、水を排出するために車幅方向外方に向けてカウルボックス5の底面近傍すなわちダッシュアッパパネル6の底面6d近傍まで下降する排水溝28が該バッフルプレート24の側部から車幅方向外方へ延設されている。
【0044】
この排水溝28は図8からも明らかなようにバッフルプレート24の他部よりもその前後幅が細幅に形成されると共に、該排水溝28の車幅方向外方端部の底面28aは図7に示す如く車幅方向外方へ略水平に延出されている。さらに、この底面28aの上部には水を排出するための開口部28bが形成されている。
【0045】
ところで、上述のバッフルプレート24が設けられたカウルボックス5の上部開放部には図1、図3〜図5に示すようにカウルグリル29が取付けられる。
このカウルグリル29はカウルボックス5の上部に沿って車幅方向に延びるもので、図6に示す左右の取付け部30,30にてカウルフロントパネル7の前端フランジ部7aに取付けられる。
【0046】
上述のカウルグリル29は図1、図3〜図5に示すように前片部29aと、後片部29bと、これら両片部29a,29bとの間に位置して上方へ突出する凸部29cとが合成樹脂により一体形成されたものであって、上述の後片部29bの下面には車幅方向に延びる複数条たとえば2条のリブ31,32が一体形成されている。
【0047】
また上述のカウルグリル29において前片部29aと凸部29c前側の縦壁とには外気導入用のメッシュ状の開口部33〜37が設けられている。
これらの開口部33〜37のうち2つの開口部33,37は車幅方向の左右両端に位置し、1つの開口部36は車幅方向の略中央部に位置し、残りの2つの開口部34,35は各開口部33,36間に位置するものである。
【0048】
なお、図1において38はフロントサイドフレーム、39はホイールハウス、40はサスペンションタワー部であり、図3〜図5において41はエンジンルーム1の上方部を覆うボンネット、42はボンネットレインフォースメント、43はフロントウインドガラスであり、図6において矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示すものである。
【0049】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
カウルグリル29のメッシュ状の各開口部33〜37からカウルボックス5内に導入された外気は、バッフルプレート24とダッシュアッパパネル6との間の通風路26を介して、図5に矢印aで示すように、該ダッシュアッパパネル6の前低後高の膨出部12に設けられた外気導入口13からブロア15に吸引される。
【0050】
またバッフルプレート24と上下方向に対向するメッシュ状の開口部33〜36から雨水等の水が侵入した場合、この水は一旦、バッフルプレート24のトレー部24cで受け止められた後に、図8に矢印bで示すようにトレー部24cから凹部24dを介して排水溝28に向けて流動した後に、この排水溝28の開口部28bからダッシュアッパパネル6の底面6dに流下し、排水孔18,19から排出される。
【0051】
一方、カウルグリル29の車両左側端部のメッシュ状の開口部37から雨水等の水が侵入した場合、この水は一旦、ダッシュアッパパネル6の溝部17で受け止められ、ドーム部20の頂部よりも車両左側においては図6に矢印cで示すように、傾斜部21(図7参照)に沿って溝部17内を流下した後に、排水孔18,19から排出され、ドーム部20の頂部よりも車両右側においては図6に矢印dで示すように、傾斜部22(図7参照)に沿って溝部17内を流下した後に、排水孔18,19から排出される。
【0052】
このように図1〜図8で示した実施例の自動車の前部車体構造は、車体前部のエンジンルーム1とその後方の車室2とを仕切るダッシュロアパネル3と、該ダッシュロアパネル3の上部に沿って車幅方向に延設されたカウルボックス5とを備え、上記カウルボックス5は上部が開放された断面形状を有し、カウルボックス5の車幅方向側部には内部に溜まった水を外部に排出する排出部(排水孔18,19参照)が設けられ、かつエアコンユニット14へ外気を取込む外気導入口13が設けられた自動車の前部車体構造であって、上記カウルボックス5の内部に、外気導入口13の上方を覆い、その上方から流入する水を車幅方向側方へ排出すべく車幅方向に延設されたバッフルプレート24が設けられ、上記バッフルプレート24はその車幅方向側部が外気導入口13よりも所定距離側方へ延出されると共に、カウルボックス5の車幅方向側部に対して車幅方向中央側に位置し、上記バッフルプレート24下面とカウルボックス5とにより外気を外気導入口13へ導く通風路26が形成されたものである。
【0053】
この構成によれば、カウルボックス5の上方から流入する水は、外気導入口13の上方を覆って、該外気導入口13よりも所定距離側方へ延出されたバッフルプレート24で受け止められた後に、このバッフルプレート24に沿って車幅方向の側方へ排出される。
一方、外気はバッフルプレート24下面とカウルボックス5とにより形成された通風路26を介して外気導入口13へ導かれる。
【0054】
このようにカウルボックス5の内部に上記構成のバッフルプレート24を設け、かつ該バッフルプレート24の下面とカウルボックス5とで通風路26を形成したものであるから、カウルボックス5内の外気導入口13付近に従来構造の如き遮水用のエアボックスや排水スペースを設ける必要がなく、上記通風路26の断面積および外気導入口13の開口面積を大きくすることができ、またカウルボックス5の車両前後方向の幅を狭く設定して、エンジンルーム1および車室2を可及的拡大することができ、特にショートオーバハングの車両に極めて有効となる。
【0055】
また、上記カウルボックス5の底面がバッフルプレート24下方に位置する部分から車幅方向外方へ向けて下方へ傾斜(図7の傾斜部22参照)しているものである。
この構成によれば、カウルボックス5のバッフルプレート24下方部に対して水が流れ込みにくくなり、カウルボックス5の外気導入口13付近の排水スペースを僅少と成すことができ、この分、外気導入口13の開口を車両の前後方向に広く設定して、その開口面積を拡大することができる。
【0056】
さらに、上記バッフルプレート24には、水を排出するために車幅方向外方に向けてカウルボックス5の底面近傍(ダッシュアッパパネル6の底部6dの近傍参照)まで下降する排水溝28が該プレート24の側部から車幅方向外方へ延設されたものである。
【0057】
この構成によれば、バッフルプレート24に溜まった水を上述の排水溝28によりバッフルプレート24の側部から車幅方向外方かつカウルボックス5の底面近傍まで排出することができ、このカウルボックス5底面に流下する水が飛散して、外気導入口13へ向かう気流に乗って外気導入口13へ吸入されるのを阻止することができる。
【0058】
しかも、上記排水溝28はバッフルプレート24の他部よりその前後幅が細幅に形成されたものである。
この構成によれば、カウルボックス5とバッフルプレート24とにより形成される通風路26を上記排水溝28で閉塞することがないので、適切な排水溝28の構成と、通風路26の断面積の確保との両立を図ることができる。
【0059】
加えて、上記排水溝28の車幅方向外方端部の底面28aは車幅方向外方へ略水平に延出されたものである。
この構成によれば、バッフルプレート24からその排水溝28に流れ落ちた水は、車幅方向外方に向って方向づけされるので、水を外気導入口13に向かわせることがなく、カウルボックス5に設けられた排水部(排水孔18,19参照)に円滑に誘導することができる。
【0060】
また、上記カウルボックス5の後壁は前低後高状の傾斜部(後部スラント部6e参照)を有し、該傾斜部(後部スラント部6e参照)に外気導入口13が配設されたものである。
この構成によれば、傾斜部に外気導入口13を設けたので、カウルボックス5の車両前後方向の幅が狭くても充分に大きい開口面積の外気導入口13を設けることができ、この結果、外気流の流通抵抗や流速を抑えることができる。
【0061】
さらに、上記カウルボックス5は他部より該ボックス5内部へ膨出した膨出部12を有し、上記膨出部12の車室側に空調用のブロア15が配設され、該膨出部12に外気導入口13が配設されたものである。
【0062】
この構成によれば、上述の膨出部12にブロア15を設けるので、カウルボックス5の車室側スペースを拡大することができ、インストルメントパネルの形状やエアバッグ等の補機の配設などのデザイン自由度が向上する。
【0063】
しかも、上記ブロア15は空気の温度等を調整する空調本体16のカウルボックス5側に一体に設けられ、ブロア15と空調本体16とでエアコンユニット14が構成されたものである。
【0064】
この構成によれば、空調本体とブロアとが離反し、これら両者をダクトで連結した従来構造と比較して、エアコンユニット14を車室スペースに対してコンパクトに収納することができ、またダクトが不要となるので流体抵抗の低減を図ることができると共に、カウルボックス5の車室側のスペースをさらに拡大することができる。
【0065】
加えて、上記外気導入口13が車幅方向略中央に設けられたものである。
この構成によれば、ブロア15と空調本体16とを外気導入口13に対応して車幅方向の略中央に設けることができ、ブロア15と空調本体16とをダクトレスで直結した場合には、ダクトが不要な分、乗員の足元スペースの拡大を図ることができ、またその他の補機レイアウトの自由度が拡大して、車室スペースの設計自由度向上を図ることができ、さらに、上記膨出部12にブロア15を設けた場合には、該ブロア15がカウルボックス5内部へ膨出する膨出部12に配設される関係上、エアコンユニット14のエンジンルーム1または車室2側への張り出し量を抑止することができる。
【0066】
しかも、上記カウルボックス5はその前後幅が車幅方向中央部より車幅方向側部が広幅に形成されたものである。
この構成によれば、カウルボックス5の車幅方向側部の前後幅が広く形成されているので、車体からの応力がカウルボックス5の車幅方向側部に集中することなく分散され、またカウルボックス5の車幅方向中央部の前後幅が狭く形成されているので、重量増加を抑えつつ車体剛性を効率よく確保することができると共に、エアコンユニット14のエンジンルーム1または車室2側への張り出し量を最小限にすることができる。
【0067】
また、上記バッフルプレート24は合成樹脂にて構成されたものである。
この構成によれば、バッフルプレート24の成形性がよく、軽量化および防錆性の両立を図ることができる。
【0068】
図9は自動車の前部車体構造の他の実施例を示し、先の実施例においてはバッフルプレート24を合成樹脂により構成したが、図9に示すこの実施例ではバッフルプレート24を金属板にて構成し、その縁部(前端フランジ部24a、後端フランジ部24e参照)がカウルボックス5と結合されて、車幅方向に延びる閉断面44,45を形成したものである。
【0069】
このように構成すると、カウルボックス5の剛性向上を図ることができ、延いては、車体前部のねじれ剛性の向上を図ることができる。
なお、図9の実施例の場合、複数の取付け片27はバックルプレート24と別部材にて形成した後に、そのトレー部24cに溶接またはピン結合されるものである。
【0070】
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図9において前図とと同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0071】
図10は自動車の前部車体構造のさらに他の実施例を示し、先の実施例においてはカウルグリル29を合成樹脂により構成したが、図10に示すこの実施例ではバッフルプレート24およびカウルグリル29の双方を金属板にて構成し、この金属製のカウルグリル29の前片部29aを取付け部材による共締め手段または溶接による固定手段にてバッフルプレート24の前端フランジ部24aおよびカウルフロントパネル7の前端フランジ部7aに一体的に取付けたものである。
【0072】
このように構成すると、カウルボックス7の剛性をさらに向上させることができる。なお、図10で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図10において前図と同一の部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0073】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の排水部は、実施例の排水孔18,19の少なくとも何れか一方に対応し、
以下同様に、
カウルボックス後壁の傾斜部は、後部スラント部6eに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0074】
【発明の効果】
この発明によれば、カウルボックス内の外気導入口付近に遮水用のエアボックスや排水スペースを設ける必要がなく、通風路の断面積および外気導入口の開口面積を大きくすることができ、またカウルボックスの車両前後方向の幅を狭く設定して、エンジンルームおよび車室を可及的拡大することができる効果がある。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車の前部車体構造を示す分解斜視図。
【図2】図1の要部の平面図。
【図3】図2のA−A線矢視断面図。
【図4】図2のB−B線矢視断面図。
【図5】図2のC−C線矢視断面図。
【図6】ダッシュアッパパネルとカウルフロントパネルを組合せた平面図。
【図7】バッフルプレートが設けられたカウルボックスの正面図。
【図8】バッフルプレートの斜視図。
【図9】自動車の前部車体構造の他の実施例を示す断面図。
【図10】自動車の前部車体構造のさらに他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…エンジンルーム
2…車室
3…ダッシュロアパネル
5…カウルボックス
6e…後部スラント部(傾斜部)
12…膨出部
13…外気導入口
14…エアコンユニット
15…ブロア
16…空調本体
18,19…排水孔(排出部)
24…バッフルプレート
26…通風路
28…排水溝
28a…底面
44,45…閉断面

Claims (12)

  1. 車体前部のエンジンルームとその後方の車室とを仕切るダッシュロアパネルと、該ダッシュロアパネルの上部に沿って車幅方向に延設されたカウルボックスとを備え、
    上記カウルボックスは上部が開放された断面形状を有し、カウルボックスの車幅方向側部には内部に溜まった水を外部に排出する排出部が設けられ、かつエアコンユニットへ外気を取込む外気導入口が設けられた
    自動車の前部車体構造であって、
    上記カウルボックスの内部に、外気導入口の上方を覆い、その上方から流入する水を車幅方向側方へ排出すべく車幅方向に延設されたバッフルプレートが設けられ、
    上記バッフルプレートはその車幅方向側部が外気導入口よりも所定距離側方へ延出されると共に、
    カウルボックスの車幅方向側部に対して車幅方向中央側に位置し、
    上記バッフルプレート下面とカウルボックスとにより外気を外気導入口へ導く通風路が形成された
    自動車の前部車体構造。
  2. 上記カウルボックスの底面がバッフルプレート下方に位置する部分から車幅方向外方へ向けて下方へ傾斜している
    請求項1記載の自動車の前部車体構造。
  3. 上記バッフルプレートには、水を排出するために車幅方向外方に向けてカウルボックスの底面近傍まで下降する排水溝が該プレートの側部から車幅方向外方へ延設された
    請求項1または2記載の自動車の前部車体構造。
  4. 上記排水溝はバッフルプレートの他部よりその前後幅が細幅に形成された
    請求項3記載の自動車の前部車体構造。
  5. 上記排水溝の車幅方向外方端部の底面は車幅方向外方へ略水平に延出された
    請求項3または4記載の自動車の前部車体構造。
  6. 上記カウルボックスの後壁は前低後高状の傾斜部を有し、
    該傾斜部に外気導入口が配設された
    請求項1〜5の何れか1に記載の自動車の前部車体構造。
  7. 上記カウルボックスは他部より該ボックス内部へ膨出した膨出部を有し、
    上記膨出部の車室側に空調用のブロアが配設され、該膨出部に外気導入口が配設された
    請求項1〜6の何れか1に記載の自動車の前部車体構造。
  8. 上記ブロアは空気の温度等を調整する空調本体のカウルボックス側に一体に設けられ、ブロアと空調本体とでエアコンユニットが構成された
    請求項7記載の自動車の前部車体構造。
  9. 上記外気導入口が車幅方向略中央に設けられた
    請求項7または8記載の自動車の前部車体構造。
  10. 上記カウルボックスはその前後幅が車幅方向中央部より車幅方向側部が広幅に形成された
    請求項9記載の自動車の前部車体構造。
  11. 上記バッフルプレートは合成樹脂にて構成された
    請求項1〜10の何れか1に記載の自動車の前部車体構造。
  12. 上記バッフルプレートは金属板にて構成され、その縁部がカウルボックスと結合され、車幅方向に延びる閉断面が形成された
    請求項1〜10の何れか1に記載の自動車の前部車体構造。
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