JP2004198092A - ガスコンロの器具栓 - Google Patents
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Abstract
【課題】ニードル弁式の器具栓でありながらガスの供給と遮断が確実に安定して行なうことができ、微妙なガス量の調節を可能且つ容易にしたガスコンロの器具栓を提供すること。
【解決手段】上記課題を解決するために本発明の器具栓1は、ニードル弁式の器具栓であって、ガスボンベ13から供給されたガスをバーナー7に向けて供給し、あるいはその供給を遮断する開閉弁81と、供給されたガスのガス量を微調節する調節弁89とを備えている。また開閉弁81は比較的大きな勾配を有する先細りコーン状の開閉弁体77と、開閉弁体77のテーパ面の一部に当接することでガスの供給を遮断する開閉弁座79とを備え、一方、調節弁89は極僅かな勾配を有する先細りテーパピン状の調節弁体85と、調節弁体85に対して極僅かな隙間を保って嵌合する調節弁穴87とを備えている
【選択図】 図3
【解決手段】上記課題を解決するために本発明の器具栓1は、ニードル弁式の器具栓であって、ガスボンベ13から供給されたガスをバーナー7に向けて供給し、あるいはその供給を遮断する開閉弁81と、供給されたガスのガス量を微調節する調節弁89とを備えている。また開閉弁81は比較的大きな勾配を有する先細りコーン状の開閉弁体77と、開閉弁体77のテーパ面の一部に当接することでガスの供給を遮断する開閉弁座79とを備え、一方、調節弁89は極僅かな勾配を有する先細りテーパピン状の調節弁体85と、調節弁体85に対して極僅かな隙間を保って嵌合する調節弁穴87とを備えている
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロの器具栓に係り、特に旅館や料亭等の宴席等において料理を加熱する卓上式の小型ガスコンロに適用できるガスコンロの器具栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
旅館や料亭等の宴席において、各自の膳上で鍋料理等を加熱する場合、固形燃料を使用した簡易型の卓上コンロが使用されていた。
しかし、固形燃料は一旦、火を付けたら燃え尽きるまで使い切ってしまうのが原則であり、無駄が生じているばかりか、火力の調節もできないという欠点もある。
【0003】
そこで、最近ではカートリッジタイプのガスボンベを使用した卓上式の小型ガスコンロも登場してきている。この種のガスコンロには料理の配膳等の邪魔にならず、コストも比較的安価なニードル弁式の器具栓を備えたガスコンロが使用されている。
図9に示すようにニードル弁は、シャフト先端の径寸法が徐々に小さくなったテーパ面を有する弁体101と、弁体101のテーパ面に当接することでバーナーへのガスの供給を遮断する弁座103とを備えている。
シャフト前端に設けられる操作つまみを所定の方向に回すことによって、シャフトは図示しないネジ機構によって前進または後退する。これにより弁体101と弁座103との間にできるガス流路の開口面積を変更して、ガス量の調節を行なっている。
【0004】
しかしながら、上記従来のニードル弁式の器具栓では操作つまみを僅かに回し過ぎただけで、弁体101と弁座103と間のガス流路が閉じてしまい、バーナーの炎が消えてしまうことになるため、微妙な火力調節を行うことは殆ど不可能である。
また、弁体101が弁座103のエッジに食い込んでしまい、弁体101を後退させようとして操作つまみを回そうとしても容易に緩めることができなくなってしまう欠点がある。従って、料理を加熱する卓上式の小型ガスコンロに適用すると鍋ごとガスコンロを倒してしまうおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、比較的構造が簡単で安価なニードル弁式の器具栓でありながらガスの供給と遮断が確実に安定して長期に亘って行なうことができ、調節が極めて困難であった微妙なガス量の調節を容易にできるようにしたガスコンロの器具栓を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、ニードル弁式のガスコンロの器具栓において、ガス供給源からバーナーに対するガスの供給、遮断を行う開閉弁を備え、且つ前記バーナーに供給されるガス量を微調節する調節弁を前記開閉弁とは別に備えたことを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のガスコンロの器具栓において、開閉弁は、進行後退するシャフトに設けられ、先端にいくに従って径寸法が徐々に小さくなる形状の開閉弁体と前記開閉弁体が離間するとバーナーにガスが供給され、当接するとバーナーに対するガスの供給が遮断される弁座とによって構成され、調節弁は、前記シャフトに設けられ先端にいくに従って径寸法が徐々に小さくなる形状の調節弁体と前記調節弁体がガス流路となる隙間を保って入り込み前記調節弁体が入り込む範囲の直径が同じ寸法に形成されている弁穴とによって構成されていることを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のガスコンロの器具栓において、操作者が調節弁を操作してバーナーにおけるガスの燃焼がとろ火となるようにガスの供給が調節されるとろ火位置になると、前記調節弁をとろ火位置に保持するとろ火位置保持手段を具備したことを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のガスコンロの器具栓において、器具栓が適用されるガスコンロは卓上式の小型ガスコンロであることを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る器具栓1について説明する。
器具栓1は図1に示す卓上式の小型のガスコンロ3に搭載される。ガスコンロ3は略円筒状の本体5に対してバーナー7と、鍋等を載置する五徳9と、本発明の器具栓1と、この器具栓1に対して取り付けられる操作つまみ11及びカートリッジ式のガスボンベ13とを装着することによって構成されている。
【0011】
本体5は円筒状の胴部15を備えており、この胴部15には3つの脚部17が一体に設けられている。そして脚部17の間のスペースにガスボンベ13が備えられる。
胴部15の上端寄りの部分には円板状の載置台19が設けられており、この載置台19は五徳9を支持している。
載置台19の中央にはバーナー7を装着するための円筒状の支持ポスト23が設けられている。また支持ポスト23の周胴部の一部には後述する器具栓1からのガスの供給を受ける受入口25が形成されている。
【0012】
バーナー7は着火装置を有しない構造が簡単なタイプのものを使用し、携帯用の着火装置等を利用して着火を行なう。
五徳9の周縁には4本の支持アーム27が立ち上げられている。また五徳9の中央には支持ポスト23を貫通状態で受け入れる穴部29が設けられ、さらに五徳9の胴部の一部には器具栓1の収容スペースを形成するための切欠き部31が設けられている。
【0013】
器具栓1の構成について説明する。
符号33はハウジングを示し、このハウジング33は上方に大径部、下方に小径部を有する段違い円柱状に形成されている。ハウジング33の小径部にはカートリッジ式のガスボンベ13を装着するための装着凹部35が形成されている。
また装着凹部35の中心から上方に向けて、ガスの流路の一部を構成する垂直供給経路37が形成されている。
【0014】
垂直供給経路37の上端はハウジング33の大径部に達しており、大径部を水平に貫く水平供給経路39と直交して、これと連通している。
水平供給経路39は径の違う複数の穴部が組み合わされた形状をしており、バーナー7側の供給開口41にはノズル43が設けられている。ノズル43内にはフィルタ45が備えられている。
【0015】
符号51は固定ジョイントを示し、この固定ジョイント51は水平供給経路39の操作部側開口49に取り付けられている。固定ジョイント51の操作つまみ11側の端面には丸穴状の凹陥部53が設けられている。この凹陥部53には球体55が固定ジョイント51の端面からその一部を突出させた状態で収容されている。
【0016】
符号47はシャフトを示し、このシャフト47は固定ジョイント51に貫入されて回転自在、且つ軸方向に摺動自在に支持され、さらに水平供給経路39に挿入されている。シャフト47には雄ネジ部69が設けられており、この雄ネジ部69は水平供給経路39の内周面に形成された雌ネジ部71と螺合している。これにより操作つまみ11を時計回りの方向へ回すとシャフト47が進行し、操作つまみ11を反時計回りの方向へ回すとシャフト47が後退する。
シャフト47の雄ネジ部69より内方の部分にはフランジ状の仕切壁73を挟んで収容凹部75が設けられており、この収容凹部75にはOリング72が収容されている。
【0017】
シャフト47の収容凹部75の内方にはシャフト47の先端に向けて径寸法が徐々に小さくなる先細りコーン状の開閉弁体77が形成されている。開閉弁体77はテーパ角αが約40°と比較的大きな勾配を有する形状になっている。
ハウジング33の水平供給経路39の内周面には開閉弁体77のテーパ面の一部に当接する開閉弁座79が設けられている。この開閉弁座79も径寸法が徐々に小さくなる先細りのテーパ穴状に形成されており、そのテーパ角βは更に大きく約60°に設定されている。
開閉弁体77と開閉弁座79とによって開閉弁81が構成されている。
【0018】
開閉弁体77の内方には円柱状の小径部83が設けられ、更にその先端には、先端にいくに従って徐々に径寸法が小さくなった先細りテーパピン状の調節弁体85が設けられている。
ハウジング33における水平供給経路39の内周面には調節弁体85が極僅かな隙間を保って挿入される調節弁穴87が設けられている。調節弁穴87は直管状、即ち調節弁体85が入り込む範囲の直径が同じ寸法に形成されている。調節弁体85と調節弁穴87との間にはガスの流路が形成され、このガスの流路の開口面積は、調節弁体85の最小径部で最大となり、調節弁体85の最大径部で最小となる。
調節弁体85と調節弁穴87とによって調節弁89が構成されている。
【0019】
符号57はポジションプレートを示し、ポジションプレート57の中央にはD字状の係合穴部61が形成されている。この係合穴部61にはシャフト47の一部を切除することにより断面D字状に形成した係合軸部59が挿入されている。ポジションプレートは、凹陥部53内の球体55をシャフト47に対して軸方向に摺動自在で回転が規制された状態で取り付けられている。従って、ポジションプレート57はシャフト47と共に回転するようになっている。
【0020】
また、ポジションプレート57には嵌合穴部63が設けられており、この嵌合穴部63は球体55の摺接円軌道上に備えられている。従って、嵌合穴部63は固定ジョイント51の端面から突出している球体55の一部と嵌合する。
シャフト47には円錐状のコイルバネ65がはめられており、このコイルバネ65はポジションプレート57の外方に位置し、ポジションプレート57に球体55側への付勢力を与えている。さらにコイルバネ65の外方には、コイルバネ65を支持するC形止め輪67が備えられている。このC形止め輪67はシャフト47の係合軸部59に形成された係合溝を利用して取り付けられている。
固定ジョイント51の凹陥部53、嵌合穴部63を有するポジションプレート57、球体55、円錐状のコイルバネ65、C形止め輪67によってとろ火位置保持手段が構成されている。
【0021】
シャフト47における係合軸部59はC形止め輪67が取り付けられている部分の外方部位が更に面取りされていて、面取りされた部位が対向する俵状断面となっている。この部分には同じく俵状の係合穴を有する操作つまみ11が取り付けられる。
このように、器具栓1では、開閉弁81と調節弁89とが別に設けられている。
【0022】
次に器具栓1の作動状態をバーナー7へのガスの供給、遮断、とろ火調節の操作手順と併せて説明する。
バーナー7を着火する場合には、操作つまみ11を反時計回りの方向(ネジが緩む方向)に回して、シャフト47を後退させて開閉弁体77を開閉弁座79から大きく離反させる。これによりガスボンベ13から垂直供給経路37内に流入したガスは水平供給経路39に流れ込み、フィルタ45、ノズル43を通って、支持ポスト23の受入口25に至り、バーナー7から放出される。
この状態で別途用意しておいた着火装置によって火を付ければバーナー7は着火状態となる。
【0023】
上記状態は最も火力の強い強火状態であり、この状態からとろ火状態へ移行させるには、操作つまみ11を時計回りの方向へ回して、シャフト47を進行させていく。
操作つまみ11を所定の角度回すと、図7に示すようにポジションプレート57に形成されている嵌合穴部63に球体55が嵌って、使用者にとろ火位置に達したことをカチッというクリック感によって伝える。このとろ火位置では嵌合穴部63に球体55が嵌っているので、ある程度力を入れないと操作つまみ11をとろ火位置から回すことができないので、とろ火位置が保持されることになる。
【0024】
この状態では図3に示すように開閉弁体77は開閉弁座79に当接する前の段階であり、開閉弁体77と開閉弁座79との間にはガスの流路が形成されている。小径部83に達したガスは調節弁体85と調節弁穴87との間に形成されている極僅かな隙間を通ってフィルタ45、ノズル43に至り、バーナー7へと供給される。
この場合のガス量は前記着火時に比べてかなり少なくなり、バーナー7のとろ火状態が維持される。
【0025】
とろ火位置から図8に示すように更に操作つまみ11を所定の方向(閉める方向)に回して行くと、60°程度回した位置が消火位置となり、バーナー7へのガスの供給が遮断されて、消火状態となる。
この状態では図4に示すように開閉弁体77のテーパ面の一部が開閉弁座79に当接して垂直経路37から水平供給経路39に至るガスの流路が完全に閉鎖される。このように開閉弁81によってバーナー7へのガスの供給が遮断された消火状態においても、調節弁89を構成する調節弁体85と弁穴87との間には隙間が形成された状態になっているので、調節弁体85が弁穴87に嵌り込むことはない。さらに開閉弁体77のテーパ角αを通常のニードル弁に比べてかなり大きめに設定していることから、開閉弁体77が開閉弁座79に嵌り込むことはない。
従って、操作つまみ11を常に軽い力で緩めることができ、容易にシャフト47を後退させることができる。また開閉弁体77が開閉弁座79に当接する位置が変動してしまうこともない。
【0026】
また図7に示すとろ火位置から図8に示す消火位置までの間はとろ火状態の微調節領域であり、調節できる約60°の範囲内で更に火力の微調節を行なうことができる。この場合、調節弁体85の勾配は極僅かであるから直管状の調節弁穴87との隙間の変動も少なく、比較的容易に火力の微調節を行なうことができる。
なお、とろ火位置と消火位置の角度は雄ネジ部69と雌ネジ部71のネジピッチや加工、組立精度等によって消火位置が異なることと関係して変動するものであり、一義的に定まるものではない。
【0027】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
例えばポジションプレート57に形成した嵌合穴部63の数を増やすことによって、中火、弱火、とろ火というように更に何段階かクリック感が得られるポジションを形成することも可能である。
またポジションプレート57に固定ジョイント51側に突出する半球状の突起を設けておき、球体55を省略して、上記突起を直接固定ジョイント51の嵌合穴部63に嵌合させるという構成を採用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、構造が比較的簡単で安価なニードル弁式のガスコンロにおいても、ガスの供給と遮断を片手の操作によって確実に安定して行なうことができる。
またクリック感が得られることで、不用意に火を消してしまうこともなく、微妙なとろ火調節も簡単に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る器具栓を適用した卓上式の小型ガスコンロを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る器具栓を示す分解斜視図である。
【図3】図2の器具栓のとろ火位置における側断面図である。
【図4】図2の器具栓の消火位置における側断面図である。
【図5】図2の器具栓におけるシャフトを拡大して示す側面図である。
【図6】図2の器具栓におけるハウジングを拡大して示す側断面図であ。
【図7】図2の器具栓におけるポジションプレートと球体のとろ火位置における位置関係を示す側断面図及び正面図である。
【図8】図2の器具栓におけるポジションプレートと球体の消火位置における位置関係を示す側断面図及び正面図である。
【図9】従来の器具栓の構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 器具栓 3 ガスコンロ
5 本体 7 バーナー
9 五徳 11 操作つまみ
13 ガスボンベ 15 胴部
17 脚部 19 載置台
23 支持ポスト 25 受入口
27 支持アーム 29 穴部
31 切欠き部 33 ハウジング
35 装着凹部 37 垂直供給経路
39 水平供給経路 41 供給開口
43 ノズル 45 フィルタ
47 シャフト 49 操作部側開口
51 固定ジョイント 53 凹陥部
55 球体 57 ポジションプレート
59 係合軸部 61 係合穴部
63 嵌合穴部 65 コイルバネ
67 C型止め輪 69 雄ネジ部
71 雌ネジ部 72 Oリング
73 仕切壁 75 収容凹部
77 開閉弁体 79 開閉弁座
81 開閉弁 83 小径部
85 調節弁体 87 調節弁穴
89 調節弁
α (開閉弁体の)テーパ角 β (開閉弁座の)テーパ角
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロの器具栓に係り、特に旅館や料亭等の宴席等において料理を加熱する卓上式の小型ガスコンロに適用できるガスコンロの器具栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
旅館や料亭等の宴席において、各自の膳上で鍋料理等を加熱する場合、固形燃料を使用した簡易型の卓上コンロが使用されていた。
しかし、固形燃料は一旦、火を付けたら燃え尽きるまで使い切ってしまうのが原則であり、無駄が生じているばかりか、火力の調節もできないという欠点もある。
【0003】
そこで、最近ではカートリッジタイプのガスボンベを使用した卓上式の小型ガスコンロも登場してきている。この種のガスコンロには料理の配膳等の邪魔にならず、コストも比較的安価なニードル弁式の器具栓を備えたガスコンロが使用されている。
図9に示すようにニードル弁は、シャフト先端の径寸法が徐々に小さくなったテーパ面を有する弁体101と、弁体101のテーパ面に当接することでバーナーへのガスの供給を遮断する弁座103とを備えている。
シャフト前端に設けられる操作つまみを所定の方向に回すことによって、シャフトは図示しないネジ機構によって前進または後退する。これにより弁体101と弁座103との間にできるガス流路の開口面積を変更して、ガス量の調節を行なっている。
【0004】
しかしながら、上記従来のニードル弁式の器具栓では操作つまみを僅かに回し過ぎただけで、弁体101と弁座103と間のガス流路が閉じてしまい、バーナーの炎が消えてしまうことになるため、微妙な火力調節を行うことは殆ど不可能である。
また、弁体101が弁座103のエッジに食い込んでしまい、弁体101を後退させようとして操作つまみを回そうとしても容易に緩めることができなくなってしまう欠点がある。従って、料理を加熱する卓上式の小型ガスコンロに適用すると鍋ごとガスコンロを倒してしまうおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、比較的構造が簡単で安価なニードル弁式の器具栓でありながらガスの供給と遮断が確実に安定して長期に亘って行なうことができ、調節が極めて困難であった微妙なガス量の調節を容易にできるようにしたガスコンロの器具栓を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、ニードル弁式のガスコンロの器具栓において、ガス供給源からバーナーに対するガスの供給、遮断を行う開閉弁を備え、且つ前記バーナーに供給されるガス量を微調節する調節弁を前記開閉弁とは別に備えたことを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のガスコンロの器具栓において、開閉弁は、進行後退するシャフトに設けられ、先端にいくに従って径寸法が徐々に小さくなる形状の開閉弁体と前記開閉弁体が離間するとバーナーにガスが供給され、当接するとバーナーに対するガスの供給が遮断される弁座とによって構成され、調節弁は、前記シャフトに設けられ先端にいくに従って径寸法が徐々に小さくなる形状の調節弁体と前記調節弁体がガス流路となる隙間を保って入り込み前記調節弁体が入り込む範囲の直径が同じ寸法に形成されている弁穴とによって構成されていることを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載のガスコンロの器具栓において、操作者が調節弁を操作してバーナーにおけるガスの燃焼がとろ火となるようにガスの供給が調節されるとろ火位置になると、前記調節弁をとろ火位置に保持するとろ火位置保持手段を具備したことを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のガスコンロの器具栓において、器具栓が適用されるガスコンロは卓上式の小型ガスコンロであることを特徴とするガスコンロの器具栓である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る器具栓1について説明する。
器具栓1は図1に示す卓上式の小型のガスコンロ3に搭載される。ガスコンロ3は略円筒状の本体5に対してバーナー7と、鍋等を載置する五徳9と、本発明の器具栓1と、この器具栓1に対して取り付けられる操作つまみ11及びカートリッジ式のガスボンベ13とを装着することによって構成されている。
【0011】
本体5は円筒状の胴部15を備えており、この胴部15には3つの脚部17が一体に設けられている。そして脚部17の間のスペースにガスボンベ13が備えられる。
胴部15の上端寄りの部分には円板状の載置台19が設けられており、この載置台19は五徳9を支持している。
載置台19の中央にはバーナー7を装着するための円筒状の支持ポスト23が設けられている。また支持ポスト23の周胴部の一部には後述する器具栓1からのガスの供給を受ける受入口25が形成されている。
【0012】
バーナー7は着火装置を有しない構造が簡単なタイプのものを使用し、携帯用の着火装置等を利用して着火を行なう。
五徳9の周縁には4本の支持アーム27が立ち上げられている。また五徳9の中央には支持ポスト23を貫通状態で受け入れる穴部29が設けられ、さらに五徳9の胴部の一部には器具栓1の収容スペースを形成するための切欠き部31が設けられている。
【0013】
器具栓1の構成について説明する。
符号33はハウジングを示し、このハウジング33は上方に大径部、下方に小径部を有する段違い円柱状に形成されている。ハウジング33の小径部にはカートリッジ式のガスボンベ13を装着するための装着凹部35が形成されている。
また装着凹部35の中心から上方に向けて、ガスの流路の一部を構成する垂直供給経路37が形成されている。
【0014】
垂直供給経路37の上端はハウジング33の大径部に達しており、大径部を水平に貫く水平供給経路39と直交して、これと連通している。
水平供給経路39は径の違う複数の穴部が組み合わされた形状をしており、バーナー7側の供給開口41にはノズル43が設けられている。ノズル43内にはフィルタ45が備えられている。
【0015】
符号51は固定ジョイントを示し、この固定ジョイント51は水平供給経路39の操作部側開口49に取り付けられている。固定ジョイント51の操作つまみ11側の端面には丸穴状の凹陥部53が設けられている。この凹陥部53には球体55が固定ジョイント51の端面からその一部を突出させた状態で収容されている。
【0016】
符号47はシャフトを示し、このシャフト47は固定ジョイント51に貫入されて回転自在、且つ軸方向に摺動自在に支持され、さらに水平供給経路39に挿入されている。シャフト47には雄ネジ部69が設けられており、この雄ネジ部69は水平供給経路39の内周面に形成された雌ネジ部71と螺合している。これにより操作つまみ11を時計回りの方向へ回すとシャフト47が進行し、操作つまみ11を反時計回りの方向へ回すとシャフト47が後退する。
シャフト47の雄ネジ部69より内方の部分にはフランジ状の仕切壁73を挟んで収容凹部75が設けられており、この収容凹部75にはOリング72が収容されている。
【0017】
シャフト47の収容凹部75の内方にはシャフト47の先端に向けて径寸法が徐々に小さくなる先細りコーン状の開閉弁体77が形成されている。開閉弁体77はテーパ角αが約40°と比較的大きな勾配を有する形状になっている。
ハウジング33の水平供給経路39の内周面には開閉弁体77のテーパ面の一部に当接する開閉弁座79が設けられている。この開閉弁座79も径寸法が徐々に小さくなる先細りのテーパ穴状に形成されており、そのテーパ角βは更に大きく約60°に設定されている。
開閉弁体77と開閉弁座79とによって開閉弁81が構成されている。
【0018】
開閉弁体77の内方には円柱状の小径部83が設けられ、更にその先端には、先端にいくに従って徐々に径寸法が小さくなった先細りテーパピン状の調節弁体85が設けられている。
ハウジング33における水平供給経路39の内周面には調節弁体85が極僅かな隙間を保って挿入される調節弁穴87が設けられている。調節弁穴87は直管状、即ち調節弁体85が入り込む範囲の直径が同じ寸法に形成されている。調節弁体85と調節弁穴87との間にはガスの流路が形成され、このガスの流路の開口面積は、調節弁体85の最小径部で最大となり、調節弁体85の最大径部で最小となる。
調節弁体85と調節弁穴87とによって調節弁89が構成されている。
【0019】
符号57はポジションプレートを示し、ポジションプレート57の中央にはD字状の係合穴部61が形成されている。この係合穴部61にはシャフト47の一部を切除することにより断面D字状に形成した係合軸部59が挿入されている。ポジションプレートは、凹陥部53内の球体55をシャフト47に対して軸方向に摺動自在で回転が規制された状態で取り付けられている。従って、ポジションプレート57はシャフト47と共に回転するようになっている。
【0020】
また、ポジションプレート57には嵌合穴部63が設けられており、この嵌合穴部63は球体55の摺接円軌道上に備えられている。従って、嵌合穴部63は固定ジョイント51の端面から突出している球体55の一部と嵌合する。
シャフト47には円錐状のコイルバネ65がはめられており、このコイルバネ65はポジションプレート57の外方に位置し、ポジションプレート57に球体55側への付勢力を与えている。さらにコイルバネ65の外方には、コイルバネ65を支持するC形止め輪67が備えられている。このC形止め輪67はシャフト47の係合軸部59に形成された係合溝を利用して取り付けられている。
固定ジョイント51の凹陥部53、嵌合穴部63を有するポジションプレート57、球体55、円錐状のコイルバネ65、C形止め輪67によってとろ火位置保持手段が構成されている。
【0021】
シャフト47における係合軸部59はC形止め輪67が取り付けられている部分の外方部位が更に面取りされていて、面取りされた部位が対向する俵状断面となっている。この部分には同じく俵状の係合穴を有する操作つまみ11が取り付けられる。
このように、器具栓1では、開閉弁81と調節弁89とが別に設けられている。
【0022】
次に器具栓1の作動状態をバーナー7へのガスの供給、遮断、とろ火調節の操作手順と併せて説明する。
バーナー7を着火する場合には、操作つまみ11を反時計回りの方向(ネジが緩む方向)に回して、シャフト47を後退させて開閉弁体77を開閉弁座79から大きく離反させる。これによりガスボンベ13から垂直供給経路37内に流入したガスは水平供給経路39に流れ込み、フィルタ45、ノズル43を通って、支持ポスト23の受入口25に至り、バーナー7から放出される。
この状態で別途用意しておいた着火装置によって火を付ければバーナー7は着火状態となる。
【0023】
上記状態は最も火力の強い強火状態であり、この状態からとろ火状態へ移行させるには、操作つまみ11を時計回りの方向へ回して、シャフト47を進行させていく。
操作つまみ11を所定の角度回すと、図7に示すようにポジションプレート57に形成されている嵌合穴部63に球体55が嵌って、使用者にとろ火位置に達したことをカチッというクリック感によって伝える。このとろ火位置では嵌合穴部63に球体55が嵌っているので、ある程度力を入れないと操作つまみ11をとろ火位置から回すことができないので、とろ火位置が保持されることになる。
【0024】
この状態では図3に示すように開閉弁体77は開閉弁座79に当接する前の段階であり、開閉弁体77と開閉弁座79との間にはガスの流路が形成されている。小径部83に達したガスは調節弁体85と調節弁穴87との間に形成されている極僅かな隙間を通ってフィルタ45、ノズル43に至り、バーナー7へと供給される。
この場合のガス量は前記着火時に比べてかなり少なくなり、バーナー7のとろ火状態が維持される。
【0025】
とろ火位置から図8に示すように更に操作つまみ11を所定の方向(閉める方向)に回して行くと、60°程度回した位置が消火位置となり、バーナー7へのガスの供給が遮断されて、消火状態となる。
この状態では図4に示すように開閉弁体77のテーパ面の一部が開閉弁座79に当接して垂直経路37から水平供給経路39に至るガスの流路が完全に閉鎖される。このように開閉弁81によってバーナー7へのガスの供給が遮断された消火状態においても、調節弁89を構成する調節弁体85と弁穴87との間には隙間が形成された状態になっているので、調節弁体85が弁穴87に嵌り込むことはない。さらに開閉弁体77のテーパ角αを通常のニードル弁に比べてかなり大きめに設定していることから、開閉弁体77が開閉弁座79に嵌り込むことはない。
従って、操作つまみ11を常に軽い力で緩めることができ、容易にシャフト47を後退させることができる。また開閉弁体77が開閉弁座79に当接する位置が変動してしまうこともない。
【0026】
また図7に示すとろ火位置から図8に示す消火位置までの間はとろ火状態の微調節領域であり、調節できる約60°の範囲内で更に火力の微調節を行なうことができる。この場合、調節弁体85の勾配は極僅かであるから直管状の調節弁穴87との隙間の変動も少なく、比較的容易に火力の微調節を行なうことができる。
なお、とろ火位置と消火位置の角度は雄ネジ部69と雌ネジ部71のネジピッチや加工、組立精度等によって消火位置が異なることと関係して変動するものであり、一義的に定まるものではない。
【0027】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
例えばポジションプレート57に形成した嵌合穴部63の数を増やすことによって、中火、弱火、とろ火というように更に何段階かクリック感が得られるポジションを形成することも可能である。
またポジションプレート57に固定ジョイント51側に突出する半球状の突起を設けておき、球体55を省略して、上記突起を直接固定ジョイント51の嵌合穴部63に嵌合させるという構成を採用することも可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、構造が比較的簡単で安価なニードル弁式のガスコンロにおいても、ガスの供給と遮断を片手の操作によって確実に安定して行なうことができる。
またクリック感が得られることで、不用意に火を消してしまうこともなく、微妙なとろ火調節も簡単に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る器具栓を適用した卓上式の小型ガスコンロを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る器具栓を示す分解斜視図である。
【図3】図2の器具栓のとろ火位置における側断面図である。
【図4】図2の器具栓の消火位置における側断面図である。
【図5】図2の器具栓におけるシャフトを拡大して示す側面図である。
【図6】図2の器具栓におけるハウジングを拡大して示す側断面図であ。
【図7】図2の器具栓におけるポジションプレートと球体のとろ火位置における位置関係を示す側断面図及び正面図である。
【図8】図2の器具栓におけるポジションプレートと球体の消火位置における位置関係を示す側断面図及び正面図である。
【図9】従来の器具栓の構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 器具栓 3 ガスコンロ
5 本体 7 バーナー
9 五徳 11 操作つまみ
13 ガスボンベ 15 胴部
17 脚部 19 載置台
23 支持ポスト 25 受入口
27 支持アーム 29 穴部
31 切欠き部 33 ハウジング
35 装着凹部 37 垂直供給経路
39 水平供給経路 41 供給開口
43 ノズル 45 フィルタ
47 シャフト 49 操作部側開口
51 固定ジョイント 53 凹陥部
55 球体 57 ポジションプレート
59 係合軸部 61 係合穴部
63 嵌合穴部 65 コイルバネ
67 C型止め輪 69 雄ネジ部
71 雌ネジ部 72 Oリング
73 仕切壁 75 収容凹部
77 開閉弁体 79 開閉弁座
81 開閉弁 83 小径部
85 調節弁体 87 調節弁穴
89 調節弁
α (開閉弁体の)テーパ角 β (開閉弁座の)テーパ角
Claims (4)
- ニードル弁式のガスコンロの器具栓において、ガス供給源からバーナーに対するガスの供給、遮断を行う開閉弁を備え、且つ前記バーナーに供給されるガス量を微調節する調節弁を前記開閉弁とは別に備えたことを特徴とするガスコンロの器具栓。
- 請求項1に記載のガスコンロの器具栓において、開閉弁は、進行後退するシャフトに設けられ、先端にいくに従って径寸法が徐々に小さくなる形状の開閉弁体と前記開閉弁体が離間するとバーナーにガスが供給され、当接するとバーナーに対するガスの供給が遮断される弁座とによって構成され、調節弁は、前記シャフトに設けられ先端にいくに従って径寸法が徐々に小さくなる形状の調節弁体と前記調節弁体がガス流路となる隙間を保って入り込み前記調節弁体が入り込む範囲の直径が同じ寸法に形成されている弁穴とによって構成されていることを特徴とするガスコンロの器具栓。
- 請求項1または2に記載のガスコンロの器具栓において、操作者が調節弁を操作してバーナーにおけるガスの燃焼がとろ火となるようにガスの供給が調節されるとろ火位置になると、前記調節弁をとろ火位置に保持するとろ火位置保持手段を具備したことを特徴とするガスコンロの器具栓。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のガスコンロの器具栓において、器具栓が適用されるガスコンロは卓上式の小型ガスコンロであることを特徴とするガスコンロの器具栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002370781A JP2004198092A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | ガスコンロの器具栓 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002370781A JP2004198092A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | ガスコンロの器具栓 |
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JP (1) | JP2004198092A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2444946A (en) * | 2006-12-19 | 2008-06-25 | Peerless Gas Contriols Ltd | Valve unit for controlling a variable flow of fluid to a burner |
CN111288177A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-06-16 | 上海凌云瑞升燃烧设备有限公司 | 一种低氮燃烧器用径向燃油流量调节装置 |
WO2021233076A1 (zh) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | 浙江盾安人工环境股份有限公司 | 截止阀 |
-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002370781A patent/JP2004198092A/ja active Pending
Cited By (4)
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