JP2002147719A - 携帯用燃焼装置 - Google Patents
携帯用燃焼装置Info
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- JP2002147719A JP2002147719A JP2000340577A JP2000340577A JP2002147719A JP 2002147719 A JP2002147719 A JP 2002147719A JP 2000340577 A JP2000340577 A JP 2000340577A JP 2000340577 A JP2000340577 A JP 2000340577A JP 2002147719 A JP2002147719 A JP 2002147719A
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- supply hole
- opening
- mixed gas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 希薄な濃度の燃料ガスにおいても確実に着火
が可能な携帯用燃焼装置を提供すること。 【解決手段】 ガスボンベ1に装着され、燃料ガス噴射
ノズル6を具備するガス量調節器2と、複数の混合ガス
噴射用炎孔4aを具備するバーナ4と、ガス量調節器2
とバーナ4とを連通すると共に、空気供給孔5bを有す
る混合ガス供給室5と、混合ガス供給室5の空気供給孔
5bの開度を全開状態から僅かに開口する状態の範囲で
調節する開度調節機構10とで主要部を構成する。着火
時に、開度調節機構10の操作部材14を操作して弁部
材12を空気供給孔5bに就座させて僅かな開口を残す
ことにより、希薄な濃度の燃料ガスの濃度を必要以上に
低下させることなく着火を行うことができる。
が可能な携帯用燃焼装置を提供すること。 【解決手段】 ガスボンベ1に装着され、燃料ガス噴射
ノズル6を具備するガス量調節器2と、複数の混合ガス
噴射用炎孔4aを具備するバーナ4と、ガス量調節器2
とバーナ4とを連通すると共に、空気供給孔5bを有す
る混合ガス供給室5と、混合ガス供給室5の空気供給孔
5bの開度を全開状態から僅かに開口する状態の範囲で
調節する開度調節機構10とで主要部を構成する。着火
時に、開度調節機構10の操作部材14を操作して弁部
材12を空気供給孔5bに就座させて僅かな開口を残す
ことにより、希薄な濃度の燃料ガスの濃度を必要以上に
低下させることなく着火を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯用燃焼装置に
関するもので、更に詳細には、例えばキャンプや登山、
あるいはフィールドワーク等において、野外で使用され
るランタンやガスストーブ等の携帯用燃焼装置に関する
ものである。
関するもので、更に詳細には、例えばキャンプや登山、
あるいはフィールドワーク等において、野外で使用され
るランタンやガスストーブ等の携帯用燃焼装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の携帯用燃焼装置は、燃
料ガス容器であるガスボンベに装着され、燃料ガス噴射
ノズルを具備するガス量調節器と、複数の混合ガス噴射
用炎孔を具備するバーナと、ガス量調節器とバーナとを
連通する混合ガス供給管とで主に構成されている。ま
た、混合ガス供給管には空気供給孔が設けられている。
料ガス容器であるガスボンベに装着され、燃料ガス噴射
ノズルを具備するガス量調節器と、複数の混合ガス噴射
用炎孔を具備するバーナと、ガス量調節器とバーナとを
連通する混合ガス供給管とで主に構成されている。ま
た、混合ガス供給管には空気供給孔が設けられている。
【0003】このように構成される携帯用燃焼装置によ
れば、ガス量調節器の摘みを操作してガスボンベからの
ガスを燃料ガス噴射ノズルから噴射すると共に、混合ガ
ス供給管の側面に設けられた空気供給孔から導入される
空気をガスに混合してバーナに供給し、バーナの炎孔か
ら噴射される混合ガスを燃焼して使用することができ
る。
れば、ガス量調節器の摘みを操作してガスボンベからの
ガスを燃料ガス噴射ノズルから噴射すると共に、混合ガ
ス供給管の側面に設けられた空気供給孔から導入される
空気をガスに混合してバーナに供給し、バーナの炎孔か
ら噴射される混合ガスを燃焼して使用することができ
る。
【0004】上記携帯用燃焼装置としては、携帯用スト
ーブ(コンロ)の他に、円筒状のバーナの外方に燃焼に
より白色発光するマントルを具備した携帯用ランタンが
ある。
ーブ(コンロ)の他に、円筒状のバーナの外方に燃焼に
より白色発光するマントルを具備した携帯用ランタンが
ある。
【0005】ところで、近年、この種の燃焼装置におい
ては、燃料ガスの消費量を少なくするために、できるだ
け希薄な濃度の燃料ガスが使用されている。
ては、燃料ガスの消費量を少なくするために、できるだ
け希薄な濃度の燃料ガスが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
場合は問題ないが、風などの影響によって混合ガス供給
孔から供給される空気量が多くなると、混合ガス中のガ
ス濃度が更に低下するため、着火しにくいという問題が
あった。
場合は問題ないが、風などの影響によって混合ガス供給
孔から供給される空気量が多くなると、混合ガス中のガ
ス濃度が更に低下するため、着火しにくいという問題が
あった。
【0007】また、標高の高い山岳地域等においては、
気圧が低いため、同様に着火しにくいという問題があっ
た。
気圧が低いため、同様に着火しにくいという問題があっ
た。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、希薄な濃度の燃料ガスにおいても確実に着火が可能
な携帯用燃焼装置を提供することを目的とするものであ
る。
で、希薄な濃度の燃料ガスにおいても確実に着火が可能
な携帯用燃焼装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成される。
に、この発明は以下のように構成される。
【0010】請求項1記載の発明は、燃料ガス容器に装
着され、燃料ガス噴射ノズルを具備するガス量調節器
と、 複数の混合ガス噴射用炎孔を具備するバーナと、
上記ガス量調節器とバーナとを連通すると共に、空気
供給孔を有する混合ガス供給室と、 上記混合ガス供給
室の空気供給孔の開度を全開状態から僅かに開口する状
態の範囲で調節する開度調節機構と、を具備することを
特徴とする。
着され、燃料ガス噴射ノズルを具備するガス量調節器
と、 複数の混合ガス噴射用炎孔を具備するバーナと、
上記ガス量調節器とバーナとを連通すると共に、空気
供給孔を有する混合ガス供給室と、 上記混合ガス供給
室の空気供給孔の開度を全開状態から僅かに開口する状
態の範囲で調節する開度調節機構と、を具備することを
特徴とする。
【0011】このように構成することにより、着火時に
開度調節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭くする
ことができるので、空気供給孔から導入される空気の量
を少なくすることができ、燃料ガスの濃度を必要以上に
薄くすることがない。したがって、希薄な濃度の燃料ガ
スにおいても確実に着火することができる。
開度調節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭くする
ことができるので、空気供給孔から導入される空気の量
を少なくすることができ、燃料ガスの濃度を必要以上に
薄くすることがない。したがって、希薄な濃度の燃料ガ
スにおいても確実に着火することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、燃料ガス容器に装
着され、燃料ガス噴射ノズルを具備するガス量調節器
と、 複数の混合ガス噴射用炎孔を具備するバーナと、
上記ガス量調節器とバーナとを連通すると共に、空気
供給孔を有する混合ガス供給室と、 上記混合ガス供給
室の外方に装着され、上記空気供給孔を包囲すると共
に、空気供給孔から離れた部位に空気導入口を設けた外
装ケースと、 上記外装ケースに装着され、上記混合ガ
ス供給室の空気供給孔の開度を全開状態から僅かに開口
する状態の範囲で調節する開度調節機構と、を具備する
ことを特徴とする。
着され、燃料ガス噴射ノズルを具備するガス量調節器
と、 複数の混合ガス噴射用炎孔を具備するバーナと、
上記ガス量調節器とバーナとを連通すると共に、空気
供給孔を有する混合ガス供給室と、 上記混合ガス供給
室の外方に装着され、上記空気供給孔を包囲すると共
に、空気供給孔から離れた部位に空気導入口を設けた外
装ケースと、 上記外装ケースに装着され、上記混合ガ
ス供給室の空気供給孔の開度を全開状態から僅かに開口
する状態の範囲で調節する開度調節機構と、を具備する
ことを特徴とする。
【0013】このように構成することにより、外装ケー
スに設けられた空気導入口から導入される空気を、一
旦、外装ケース内に取り込んだ後に混合ガス供給室に設
けられた空気供給孔を介して混合ガス供給室内に供給す
ることができるので、外部から供給される空気によって
着火に支障をきたす恐れがない。また、着火時に開度調
節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭くすることが
できるので、空気供給孔から導入される空気の量を少な
くすることができ、燃料ガスの濃度を必要以上に薄くす
ることがない。したがって、希薄な濃度の燃料ガスにお
いても更に確実に着火することができる。
スに設けられた空気導入口から導入される空気を、一
旦、外装ケース内に取り込んだ後に混合ガス供給室に設
けられた空気供給孔を介して混合ガス供給室内に供給す
ることができるので、外部から供給される空気によって
着火に支障をきたす恐れがない。また、着火時に開度調
節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭くすることが
できるので、空気供給孔から導入される空気の量を少な
くすることができ、燃料ガスの濃度を必要以上に薄くす
ることがない。したがって、希薄な濃度の燃料ガスにお
いても更に確実に着火することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の携帯用燃焼装置において、 上記開度調節機構は、
空気供給孔の開度を僅かに残して空気供給孔に就座する
弁部材と、この弁部材を上記空気供給孔から常時離反す
る方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記弁部材に連
結され、上記ばね部材の弾性力に抗して弁部材を上記空
気供給孔側に移動する操作部材と、を具備することを特
徴とする。
載の携帯用燃焼装置において、 上記開度調節機構は、
空気供給孔の開度を僅かに残して空気供給孔に就座する
弁部材と、この弁部材を上記空気供給孔から常時離反す
る方向に弾性力を付勢するばね部材と、上記弁部材に連
結され、上記ばね部材の弾性力に抗して弁部材を上記空
気供給孔側に移動する操作部材と、を具備することを特
徴とする。
【0015】このように構成することにより、着火時に
は、操作部材を操作してばね部材の弾性力に抗して弁部
材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔の開度を僅か
に確保することができるので、不完全燃焼を起こすこと
なく確実に着火することができる。また、着火後、操作
部材への力を解除すれば、ばね部材の弾性力によって弁
部材が空気供給孔から離反して空気供給孔を全開状態に
することができるので、着火後の希薄燃料ガスを完全燃
焼させることができる。
は、操作部材を操作してばね部材の弾性力に抗して弁部
材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔の開度を僅か
に確保することができるので、不完全燃焼を起こすこと
なく確実に着火することができる。また、着火後、操作
部材への力を解除すれば、ばね部材の弾性力によって弁
部材が空気供給孔から離反して空気供給孔を全開状態に
することができるので、着火後の希薄燃料ガスを完全燃
焼させることができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項2記載の携
帯用燃焼装置において、 上記開度調節機構は、空気供
給孔の開度を僅かに残して空気供給孔に就座する弁部材
と、この弁部材に連結され、外装ケースに固定されたね
じ部に螺合するねじ軸と、ねじ軸に連結される操作用つ
まみと、を具備することを特徴とする。
帯用燃焼装置において、 上記開度調節機構は、空気供
給孔の開度を僅かに残して空気供給孔に就座する弁部材
と、この弁部材に連結され、外装ケースに固定されたね
じ部に螺合するねじ軸と、ねじ軸に連結される操作用つ
まみと、を具備することを特徴とする。
【0017】このように構成することにより、着火時に
は、操作用つまみを回転操作してねじ軸を移動すると共
に、弁部材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔の開
度を僅かに確保することができるので、不完全燃焼を起
こすことなく確実に着火することができる。また、着火
後、操作用つまみを逆回転して、空気供給孔を全開状態
にすることができるので、着火後の希薄燃料ガスを完全
燃焼させることができる。また、操作用つまみを操作し
て弁部材を微調整することができるので、空気供給孔の
開度を更に微調整することができる。したがって、使用
環境に応じて燃料ガスの濃度の希薄化の調節を可能にす
ることができる。
は、操作用つまみを回転操作してねじ軸を移動すると共
に、弁部材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔の開
度を僅かに確保することができるので、不完全燃焼を起
こすことなく確実に着火することができる。また、着火
後、操作用つまみを逆回転して、空気供給孔を全開状態
にすることができるので、着火後の希薄燃料ガスを完全
燃焼させることができる。また、操作用つまみを操作し
て弁部材を微調整することができるので、空気供給孔の
開度を更に微調整することができる。したがって、使用
環境に応じて燃料ガスの濃度の希薄化の調節を可能にす
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を添
付図面に基づいて詳細に説明する。
付図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】◎第一実施形態 図1は、この発明の携帯用燃焼装置の第一実施形態を示
す概略断面図、図2は、図1の要部拡大断面図、図3
は、第一実施形態の着火時の状態を示す要部拡大断面図
である。
す概略断面図、図2は、図1の要部拡大断面図、図3
は、第一実施形態の着火時の状態を示す要部拡大断面図
である。
【0020】上記携帯用燃焼装置は、燃料ガス容器例え
ば液化石油ガス(LPG)ボンベ1の供給口に装着され
るガス量調節器2と、このガス量調節器2に着脱可能に
連結されると共に、供給される燃料ガスすなわち気化し
たLPG(LPG気体)と空気との混合ガスを流通する
混合ガス通路3aを有する混合ガス供給管3と、この混
合ガス供給管3から供給された混合ガスを噴出する複数
の混合ガス噴出用の炎孔4aを有する円筒状のバーナ4
と、ガス量調節器2とバーナ4とを連通すべく配置され
て、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃料ガス噴射
ノズル6を外気から遮断する混合ガス供給室5と、バー
ナ4の外方を被うと共にバーナ4の燃焼により白色発光
するマントル50と、バーナ4に連通する混合ガス供給
管3と、この混合ガス供給管3を嵌合するバーナ4の取
付座8と、この取付座8に着脱可能に載置されてバーナ
4及びマントル50の外方を被う透明性の例えば耐火ガ
ラス製の防風筒体7と、この防風筒体7の上端開口部7
aに開口7bを設けた状態で被着される蓋体9と、混合
ガス供給室5の側壁5aに設けられた空気供給孔5bの
開度を調節する開度調節機構10とを具備している。
ば液化石油ガス(LPG)ボンベ1の供給口に装着され
るガス量調節器2と、このガス量調節器2に着脱可能に
連結されると共に、供給される燃料ガスすなわち気化し
たLPG(LPG気体)と空気との混合ガスを流通する
混合ガス通路3aを有する混合ガス供給管3と、この混
合ガス供給管3から供給された混合ガスを噴出する複数
の混合ガス噴出用の炎孔4aを有する円筒状のバーナ4
と、ガス量調節器2とバーナ4とを連通すべく配置され
て、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃料ガス噴射
ノズル6を外気から遮断する混合ガス供給室5と、バー
ナ4の外方を被うと共にバーナ4の燃焼により白色発光
するマントル50と、バーナ4に連通する混合ガス供給
管3と、この混合ガス供給管3を嵌合するバーナ4の取
付座8と、この取付座8に着脱可能に載置されてバーナ
4及びマントル50の外方を被う透明性の例えば耐火ガ
ラス製の防風筒体7と、この防風筒体7の上端開口部7
aに開口7bを設けた状態で被着される蓋体9と、混合
ガス供給室5の側壁5aに設けられた空気供給孔5bの
開度を調節する開度調節機構10とを具備している。
【0021】なお、バーナ4の側方には、圧電着火プラ
グ20が装着されており、図示しない点火スイッチを押
圧することで、圧電着火プラグ20と蓋体9の取付軸と
の間の放電によって着火し得るように構成されている。
グ20が装着されており、図示しない点火スイッチを押
圧することで、圧電着火プラグ20と蓋体9の取付軸と
の間の放電によって着火し得るように構成されている。
【0022】上記ガス量調節器2は、図2及び図3に示
すように、ガスボンベ1の燃料送出路(図示せず)に連
通するガス導入路2aと、燃料ガス噴射ノズル6に連通
するガス導出路2bと、ガス導入路2a及びガス導出路
2bに連通するガス量調節路2cと、ガス量調節路2c
及びこのガス量調節路2cに連なる拡径凹所2d内に移
動可能に挿入されると共に、拡径凹所2dの内周面に形
成された雌ねじ部2eにねじ結合する雄ねじ部2fを有
するスピンドル2gと、このスピンドル2gの基端部に
装着される摘み2fとで主に構成されている。
すように、ガスボンベ1の燃料送出路(図示せず)に連
通するガス導入路2aと、燃料ガス噴射ノズル6に連通
するガス導出路2bと、ガス導入路2a及びガス導出路
2bに連通するガス量調節路2cと、ガス量調節路2c
及びこのガス量調節路2cに連なる拡径凹所2d内に移
動可能に挿入されると共に、拡径凹所2dの内周面に形
成された雌ねじ部2eにねじ結合する雄ねじ部2fを有
するスピンドル2gと、このスピンドル2gの基端部に
装着される摘み2fとで主に構成されている。
【0023】上記バーナ4は、同一孔径の多数の混合ガ
ス噴射用の炎孔4aを有する円筒体4bにて形成されて
いる。このバーナ4は、例えば同一孔径の多数の炎孔4
aを等間隔に穿設したステンレス製のパンチング板を円
筒状に屈曲加工したものにて形成されている。また、上
記バーナ4のガスボンベ側基部と、ガスボンベ側と対向
する先端部に、それぞれ取付鍔部4c,4dが形成され
ており、両取付鍔部4c,4dにマントル50が着脱可
能に取り付けられるように構成されている。したがっ
て、両取付鍔部4c,4dにマントル50を取り付ける
と、マントル50は、円筒状に形成される。
ス噴射用の炎孔4aを有する円筒体4bにて形成されて
いる。このバーナ4は、例えば同一孔径の多数の炎孔4
aを等間隔に穿設したステンレス製のパンチング板を円
筒状に屈曲加工したものにて形成されている。また、上
記バーナ4のガスボンベ側基部と、ガスボンベ側と対向
する先端部に、それぞれ取付鍔部4c,4dが形成され
ており、両取付鍔部4c,4dにマントル50が着脱可
能に取り付けられるように構成されている。したがっ
て、両取付鍔部4c,4dにマントル50を取り付ける
と、マントル50は、円筒状に形成される。
【0024】また、バーナ4の取付座8は、図2及び図
3に示すように、混合ガス供給管3をかしめによって固
定する円板状底板8aと、この底板8aの外周縁に起立
する周壁8bとで構成されている。また、底板8aの外
周側には圧電着火プラグ20の取付孔8cが設けられて
いる。
3に示すように、混合ガス供給管3をかしめによって固
定する円板状底板8aと、この底板8aの外周縁に起立
する周壁8bとで構成されている。また、底板8aの外
周側には圧電着火プラグ20の取付孔8cが設けられて
いる。
【0025】上記混合ガス供給室5は、円板状底5cの
周縁から上方に向かって拡径する側壁5aを具備する逆
截頭円錐状の本体5dと、本体5dの上部開口部から外
方に向かって延在する外向きフランジ5eを具備してい
る。
周縁から上方に向かって拡径する側壁5aを具備する逆
截頭円錐状の本体5dと、本体5dの上部開口部から外
方に向かって延在する外向きフランジ5eを具備してい
る。
【0026】このように形成される混合ガス供給室5
は、円板状底5cが図示しないねじによってガス量調節
器2の上部に固定され、また、外向きフランジ5eが上
記取付座8の底板8aに当接されて、固定ねじ40とナ
ット41をもって固定される。したがって、混合ガス供
給室5によって混合ガス供給管3の下端開口部3bと、
燃料ガス噴射ノズル6とが外気から遮断される。
は、円板状底5cが図示しないねじによってガス量調節
器2の上部に固定され、また、外向きフランジ5eが上
記取付座8の底板8aに当接されて、固定ねじ40とナ
ット41をもって固定される。したがって、混合ガス供
給室5によって混合ガス供給管3の下端開口部3bと、
燃料ガス噴射ノズル6とが外気から遮断される。
【0027】一方、上記開度調節機構10は、混合ガス
供給室5の外方に装着されて、混合ガス供給室5の側壁
5aに設けられた空気供給孔5bを包囲すると共に、空
気供給孔5bから離れた部位に空気導入口31を設けた
外装ケース30に取り付けられている。
供給室5の外方に装着されて、混合ガス供給室5の側壁
5aに設けられた空気供給孔5bを包囲すると共に、空
気供給孔5bから離れた部位に空気導入口31を設けた
外装ケース30に取り付けられている。
【0028】上記外装ケース30は、図4に示すよう
に、一端に混合ガス供給室5の側壁5aに当接する円弧
辺を有する天板32と、この天板32の両側から垂下す
ると共に混合ガス供給室5の側壁5aに当接する一対の
側板33と、天板32の他端から垂下する前板34とで
構成されており、側板33の混合ガス供給室5側の下端
部に空気導入口31が設けられている。また、外装ケー
ス30の前板34の上部には、開度調節機構10を取り
付けるための開口筒部35が設けられており、前板34
の下部には、この外装ケース30をガス量調節器2に取
り付けるための取付孔36が設けられている。
に、一端に混合ガス供給室5の側壁5aに当接する円弧
辺を有する天板32と、この天板32の両側から垂下す
ると共に混合ガス供給室5の側壁5aに当接する一対の
側板33と、天板32の他端から垂下する前板34とで
構成されており、側板33の混合ガス供給室5側の下端
部に空気導入口31が設けられている。また、外装ケー
ス30の前板34の上部には、開度調節機構10を取り
付けるための開口筒部35が設けられており、前板34
の下部には、この外装ケース30をガス量調節器2に取
り付けるための取付孔36が設けられている。
【0029】このように構成される外装ケース30は、
取付孔36内にガス量調節器2のスピンドル2gが貫挿
された状態で固定ねじ37を、ガス量調節器2における
拡径凹所2dの内周面に形成された雌ねじ部2eにねじ
結合することによってガス量調節器2に固定されてい
る。
取付孔36内にガス量調節器2のスピンドル2gが貫挿
された状態で固定ねじ37を、ガス量調節器2における
拡径凹所2dの内周面に形成された雌ねじ部2eにねじ
結合することによってガス量調節器2に固定されてい
る。
【0030】上記開度調節機構10は、上記外装ケース
30の開口筒部35内に摺動可能に嵌挿される可動筒体
11と、この可動筒体11の一端に装着されると共に、
空気供給孔5bの開度を全開状態から僅かに開口する状
態の範囲で調節する弁部材12と、連結ねじ13によっ
て可動筒体11の他端に連結される操作部材14と、こ
の操作部材14と混合ガス供給室5の側壁5aとの間に
縮設されて、常時弁部材12を空気供給孔5bから離反
する方向に弾性力を付勢するばね部材であるコイルばね
15とで構成されている。この場合、弁部材12の先端
部には、傾斜状態の空気供給孔5bの上部周縁に当接
(就座)するテーパ面12aが形成されている。
30の開口筒部35内に摺動可能に嵌挿される可動筒体
11と、この可動筒体11の一端に装着されると共に、
空気供給孔5bの開度を全開状態から僅かに開口する状
態の範囲で調節する弁部材12と、連結ねじ13によっ
て可動筒体11の他端に連結される操作部材14と、こ
の操作部材14と混合ガス供給室5の側壁5aとの間に
縮設されて、常時弁部材12を空気供給孔5bから離反
する方向に弾性力を付勢するばね部材であるコイルばね
15とで構成されている。この場合、弁部材12の先端
部には、傾斜状態の空気供給孔5bの上部周縁に当接
(就座)するテーパ面12aが形成されている。
【0031】なお、上記蓋体9は、バーナ4の上方に延
びる取付軸9aを貫挿する貫通孔(図示せず)を具備す
る蓋基部9bと、この蓋基部9bの下面に一端が固定さ
れ、他端が外周側に延びる複数例えば4個の取付脚片9
cとを具備している。この場合、取付脚片9cは、例え
ばばね鋼のような弾性を有する部材にて形成されてい
る。
びる取付軸9aを貫挿する貫通孔(図示せず)を具備す
る蓋基部9bと、この蓋基部9bの下面に一端が固定さ
れ、他端が外周側に延びる複数例えば4個の取付脚片9
cとを具備している。この場合、取付脚片9cは、例え
ばばね鋼のような弾性を有する部材にて形成されてい
る。
【0032】このように構成される蓋体9は、蓋基部9
bの貫通孔内に取付軸9aを貫挿すると共に、取付脚片
9cを防風筒体7の上端部に載置した状態で、蓋基部9
bの上方に突出する取付軸9aのねじ部(図示せず)に
取付ねじ76をねじ結合することによって取り付けられ
る。この状態において、蓋基部9bと防風筒体7の上端
部との間に開口7bが形成される。
bの貫通孔内に取付軸9aを貫挿すると共に、取付脚片
9cを防風筒体7の上端部に載置した状態で、蓋基部9
bの上方に突出する取付軸9aのねじ部(図示せず)に
取付ねじ76をねじ結合することによって取り付けられ
る。この状態において、蓋基部9bと防風筒体7の上端
部との間に開口7bが形成される。
【0033】上記のように構成される携帯用ランタンを
使用するには、まず、ガス量調節器2をガスボンベ1の
ガス供給口に装着する。この状態で、摘み2aを操作し
てガス量調節器2のバルブ(図示せず)を開き、この際
同時に、操作部材14をコイルばね15の弾性力に抗し
て押圧して弁部材12を空気供給孔5bの上部周縁に就
座、すなわち弁部材12のテーパ面12aを空気供給孔
5bの上部周縁に当接し、空気供給孔5bに僅かな開口
を残した状態にする。この状態では、外気導入口31か
ら外装ケース30内に流入した空気が、空気供給孔5b
の僅かな開口から混合ガス供給室5内に流入して、燃料
ガスと混合する(図3参照)。
使用するには、まず、ガス量調節器2をガスボンベ1の
ガス供給口に装着する。この状態で、摘み2aを操作し
てガス量調節器2のバルブ(図示せず)を開き、この際
同時に、操作部材14をコイルばね15の弾性力に抗し
て押圧して弁部材12を空気供給孔5bの上部周縁に就
座、すなわち弁部材12のテーパ面12aを空気供給孔
5bの上部周縁に当接し、空気供給孔5bに僅かな開口
を残した状態にする。この状態では、外気導入口31か
ら外装ケース30内に流入した空気が、空気供給孔5b
の僅かな開口から混合ガス供給室5内に流入して、燃料
ガスと混合する(図3参照)。
【0034】次に、図示しない点火スイッチを押圧して
圧電着火プラグ20を着火せしめてバーナ4を燃焼させ
る。着火が確認された後、操作部材14の押圧を解除す
ると、コイルばね15の弾性力によって弁部材12が空
気供給孔5bから離反して空気供給孔5bを全開状態に
する(図2参照)。この状態で、バーナ4の各炎孔4a
から均等に噴射される炎によって円筒状のマントル50
の全周が均一に白熱発光して、その光が防風筒体7を透
過して周囲を照明することができる。
圧電着火プラグ20を着火せしめてバーナ4を燃焼させ
る。着火が確認された後、操作部材14の押圧を解除す
ると、コイルばね15の弾性力によって弁部材12が空
気供給孔5bから離反して空気供給孔5bを全開状態に
する(図2参照)。この状態で、バーナ4の各炎孔4a
から均等に噴射される炎によって円筒状のマントル50
の全周が均一に白熱発光して、その光が防風筒体7を透
過して周囲を照明することができる。
【0035】使用時に横風が生じても、空気は、一旦、
外装ケース30に設けられた空気導入口31から外装ケ
ース30内に流入した後、空気供給孔5bから混合ガス
供給室5内に流入するので、横風によって燃焼が停止す
ることはない。
外装ケース30に設けられた空気導入口31から外装ケ
ース30内に流入した後、空気供給孔5bから混合ガス
供給室5内に流入するので、横風によって燃焼が停止す
ることはない。
【0036】なお、上記携帯用ランタンにおいて、使用
時にバーナ4部が高温になるが、バーナ4とガス量調節
器2との間に、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃
料ガス噴射ノズル6とを外気から遮断する混合ガス供給
室5が設けられているので、バーナ4側からガス量調節
器2側に伝達される熱を、混合ガス供給室5によって吸
収することができ、ガス量調節器2が高温度になるのを
抑制することができる。
時にバーナ4部が高温になるが、バーナ4とガス量調節
器2との間に、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃
料ガス噴射ノズル6とを外気から遮断する混合ガス供給
室5が設けられているので、バーナ4側からガス量調節
器2側に伝達される熱を、混合ガス供給室5によって吸
収することができ、ガス量調節器2が高温度になるのを
抑制することができる。
【0037】◎第二実施形態 図5は、この発明の携帯用燃焼装置の第二実施形態を示
す要部拡大断面図、図6は、第二実施形態における外装
ケースを示す斜視図である。
す要部拡大断面図、図6は、第二実施形態における外装
ケースを示す斜視図である。
【0038】第二実施形態は、空気導入口31Aを外装
ケース30Aの天板32部に設けて、混合ガス供給室5
内に供給される空気の温度を予め昇温させて、着火の確
実性に加えて燃焼効率の向上を図れるようにした場合で
ある。
ケース30Aの天板32部に設けて、混合ガス供給室5
内に供給される空気の温度を予め昇温させて、着火の確
実性に加えて燃焼効率の向上を図れるようにした場合で
ある。
【0039】この場合、外装ケース30Aは、図6に示
すように、一端に混合ガス供給室5の側壁5aとの間に
空気導入口31Aを形成すべく円弧状の切欠き部38を
有する天板32と、この天板32の両側から垂下すると
共に混合ガス供給室5の側壁5aに当接する一対の側板
33と、天板32の他端から垂下する前板34とで構成
されている。また、第一実施形態と同様に、外装ケース
30Aの前板34の上部には、開度調節機構10を取り
付けるための開口筒部35が設けられており、前板34
の下部には、この外装ケース30Aをガス量調節器2に
取り付けるための取付孔36が設けられている。
すように、一端に混合ガス供給室5の側壁5aとの間に
空気導入口31Aを形成すべく円弧状の切欠き部38を
有する天板32と、この天板32の両側から垂下すると
共に混合ガス供給室5の側壁5aに当接する一対の側板
33と、天板32の他端から垂下する前板34とで構成
されている。また、第一実施形態と同様に、外装ケース
30Aの前板34の上部には、開度調節機構10を取り
付けるための開口筒部35が設けられており、前板34
の下部には、この外装ケース30Aをガス量調節器2に
取り付けるための取付孔36が設けられている。
【0040】なお、第二実施形態において、その他の部
分は、上記第一実施形態と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付して、説明は省略する。
分は、上記第一実施形態と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付して、説明は省略する。
【0041】上記のように構成される第二実施形態にお
いても、上記第一実施形態と同様に、着火時に、開度調
節機構10の操作部材14をコイルばね15の弾性力に
抗して押圧して弁部材12を空気供給孔5bの上部周縁
に就座(当接)して、空気供給孔5bに僅かな開口を残
した状態にすることで、燃料ガスの濃度低下による着火
不良を解消することができる。また、着火後に、操作部
材14の押圧を解除することで、空気供給孔5bを全開
状態にして使用に供することができる。
いても、上記第一実施形態と同様に、着火時に、開度調
節機構10の操作部材14をコイルばね15の弾性力に
抗して押圧して弁部材12を空気供給孔5bの上部周縁
に就座(当接)して、空気供給孔5bに僅かな開口を残
した状態にすることで、燃料ガスの濃度低下による着火
不良を解消することができる。また、着火後に、操作部
材14の押圧を解除することで、空気供給孔5bを全開
状態にして使用に供することができる。
【0042】第二実施形態において、使用時に横風が生
じても、空気は、一旦、外装ケース30Aに設けられた
空気導入口31Aから外装ケース30A内に流入した
後、空気供給孔5bから混合ガス供給室5内に流入する
ので、横風によって燃焼が停止することはない。
じても、空気は、一旦、外装ケース30Aに設けられた
空気導入口31Aから外装ケース30A内に流入した
後、空気供給孔5bから混合ガス供給室5内に流入する
ので、横風によって燃焼が停止することはない。
【0043】なお、第二実施形態においても、使用時に
バーナ4部が高温になるが、バーナ4とガス量調節器2
との間に、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃料ガ
ス噴射ノズル6とを外気から遮断する混合ガス供給室5
が設けられているので、バーナ4側からガス量調節器2
側に伝達される熱を、混合ガス供給室5によって吸収す
ることができ、ガス量調節器2が高温度になるのを抑制
することができる。
バーナ4部が高温になるが、バーナ4とガス量調節器2
との間に、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃料ガ
ス噴射ノズル6とを外気から遮断する混合ガス供給室5
が設けられているので、バーナ4側からガス量調節器2
側に伝達される熱を、混合ガス供給室5によって吸収す
ることができ、ガス量調節器2が高温度になるのを抑制
することができる。
【0044】また、第二実施形態においては、外装ケー
ス30Aの天板32に設けられた空気導入口31Aから
外装ケース30A内に流入した空気によって使用時に暖
められた混合ガス供給室5を冷却することができる。ま
た、混合ガス供給室5を冷却する際に熱交換によって暖
められた空気が空気供給孔5bを介して混合ガス供給室
5内に供給されるので、燃料ガスと混合し易くなる。し
たがって、ガス量調節器2の高温化を抑制することがで
きると共に、燃焼効率の向上を図ることができる。
ス30Aの天板32に設けられた空気導入口31Aから
外装ケース30A内に流入した空気によって使用時に暖
められた混合ガス供給室5を冷却することができる。ま
た、混合ガス供給室5を冷却する際に熱交換によって暖
められた空気が空気供給孔5bを介して混合ガス供給室
5内に供給されるので、燃料ガスと混合し易くなる。し
たがって、ガス量調節器2の高温化を抑制することがで
きると共に、燃焼効率の向上を図ることができる。
【0045】◎第三実施形態 図7(a)は、この発明の携帯用燃焼装置の第三実施形
態を示す要部拡大断面図、図7(b)は、図7(a)の
I部拡大図である。
態を示す要部拡大断面図、図7(b)は、図7(a)の
I部拡大図である。
【0046】第三実施形態は、混合ガス供給室5の側壁
5aの上部に空気供給孔5bを設けると共に、上記第
一、第二実施形態と異なる機構の開度調節機構10Aに
よって空気供給孔5bの開度を調節可能にした場合であ
る。
5aの上部に空気供給孔5bを設けると共に、上記第
一、第二実施形態と異なる機構の開度調節機構10Aに
よって空気供給孔5bの開度を調節可能にした場合であ
る。
【0047】この場合、上記開度調節機構10Aは、ガ
ス量調節器2に固定ねじ37をもって固定される支持部
材16と、この支持部材16の上端に形成される軸受け
部16aに枢支ピン17をもって回転可能に枢着される
揺動部材18と、揺動部材18の上端部に装着されて、
空気供給孔5bを全開状態から僅かに開口を残して就座
(当接)するテーパ面12aを有する弁部材12Aと、
揺動部材18の上端部における弁部材12Aと反対側に
装着される操作部材14Aと、弁部材12Aを常時空気
供給孔5b側から離反する方向に弾性力を付勢するばね
部材である捻りコイルばね15Aとで構成されている。
ス量調節器2に固定ねじ37をもって固定される支持部
材16と、この支持部材16の上端に形成される軸受け
部16aに枢支ピン17をもって回転可能に枢着される
揺動部材18と、揺動部材18の上端部に装着されて、
空気供給孔5bを全開状態から僅かに開口を残して就座
(当接)するテーパ面12aを有する弁部材12Aと、
揺動部材18の上端部における弁部材12Aと反対側に
装着される操作部材14Aと、弁部材12Aを常時空気
供給孔5b側から離反する方向に弾性力を付勢するばね
部材である捻りコイルばね15Aとで構成されている。
【0048】このように構成される開度調節機構10A
は、操作部材14Aを捻りコイルばね15Aの弾性力に
抗して押圧することにより、弁部材12Aに形成された
テーパ面12aが空気供給孔5bの上部周縁に就座(当
接)されて、空気供給孔5bに僅かな開口が残されるよ
うになっている。
は、操作部材14Aを捻りコイルばね15Aの弾性力に
抗して押圧することにより、弁部材12Aに形成された
テーパ面12aが空気供給孔5bの上部周縁に就座(当
接)されて、空気供給孔5bに僅かな開口が残されるよ
うになっている。
【0049】なお、第三実施形態において、外装ケース
30,30Aを設けない以外は、上記第一、第二実施形
態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
説明は省略する。
30,30Aを設けない以外は、上記第一、第二実施形
態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、
説明は省略する。
【0050】第三実施形態においても、上記第一、第二
実施形態と同様に、着火時に、開度調節機構10Aの操
作部材14Aを捻りコイルばね15Aの弾性力に抗して
押圧して弁部材12Aを空気供給孔5bの上部周縁に就
座(当接)して、空気供給孔5bに僅かな開口を残した
状態にすることで、燃料ガスの濃度低下による着火不良
を解消することができる。また、着火後に、操作部材1
4Aの押圧を解除すると、捻りコイルばね15Aの弾性
力によって弁部材12Aが後退することで、空気供給孔
5bを全開状態にして使用に供することができる。
実施形態と同様に、着火時に、開度調節機構10Aの操
作部材14Aを捻りコイルばね15Aの弾性力に抗して
押圧して弁部材12Aを空気供給孔5bの上部周縁に就
座(当接)して、空気供給孔5bに僅かな開口を残した
状態にすることで、燃料ガスの濃度低下による着火不良
を解消することができる。また、着火後に、操作部材1
4Aの押圧を解除すると、捻りコイルばね15Aの弾性
力によって弁部材12Aが後退することで、空気供給孔
5bを全開状態にして使用に供することができる。
【0051】また、第三実施形態においては、混合ガス
供給室5の側壁5aの上部に空気供給孔5bが設けられ
ているので、空気が空気供給孔5bから側壁5aを伝っ
て燃料ガス噴射ノズル6側に流れる。したがって、混合
ガス供給室5内に供給される空気によって使用時に暖め
られた混合ガス供給室5を冷却することができる一方、
供給される空気は暖められて燃料ガスと混合し易くな
る。したがって、ガス量調節器2の高温化を抑制するこ
とができると共に、燃焼効率の向上を図ることができ
る。
供給室5の側壁5aの上部に空気供給孔5bが設けられ
ているので、空気が空気供給孔5bから側壁5aを伝っ
て燃料ガス噴射ノズル6側に流れる。したがって、混合
ガス供給室5内に供給される空気によって使用時に暖め
られた混合ガス供給室5を冷却することができる一方、
供給される空気は暖められて燃料ガスと混合し易くな
る。したがって、ガス量調節器2の高温化を抑制するこ
とができると共に、燃焼効率の向上を図ることができ
る。
【0052】なお、第三実施形態においても、使用時に
バーナ4部が高温になるが、バーナ4とガス量調節器2
との間に、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃料ガ
ス噴射ノズル6とを外気から遮断する混合ガス供給室5
が設けられているので、バーナ4側からガス量調節器2
側に伝達される熱を、混合ガス供給室5によって吸収す
ることができ、ガス量調節器2が高温度になるのを抑制
することができる。
バーナ4部が高温になるが、バーナ4とガス量調節器2
との間に、混合ガス供給管3の下端開口部3bと燃料ガ
ス噴射ノズル6とを外気から遮断する混合ガス供給室5
が設けられているので、バーナ4側からガス量調節器2
側に伝達される熱を、混合ガス供給室5によって吸収す
ることができ、ガス量調節器2が高温度になるのを抑制
することができる。
【0053】◎第四実施形態 図8(a)は、この発明の携帯用燃焼装置の第四実施形
態の空気供給孔の全開状態を示す要部拡大断面図、図8
(b)は、空気供給孔に僅かな開口を残した状態を示す
要部拡大断面図である。
態の空気供給孔の全開状態を示す要部拡大断面図、図8
(b)は、空気供給孔に僅かな開口を残した状態を示す
要部拡大断面図である。
【0054】第四実施形態は、混合ガス供給室5に設け
られた空気供給孔5bの開度を開度調節機構10Bによ
って微調節可能にした場合である。
られた空気供給孔5bの開度を開度調節機構10Bによ
って微調節可能にした場合である。
【0055】この場合、開度調節機構10Bは、図8に
示すように、上記外装ケース30の前板34の上部側に
設けられた筒状取付部60に嵌合固定されるねじ筒61
(ねじ部)と、このねじ筒60に貫挿螺合するねじ軸6
2と、このねじ軸62の先端側に装着され、空気供給孔
5bの開度を僅かに残して空気供給孔5bに就座(当
接)するテーパ面12aを有する弁部材12と、ねじ軸
62の他端部に連結される操作用摘み63とで構成され
ている。
示すように、上記外装ケース30の前板34の上部側に
設けられた筒状取付部60に嵌合固定されるねじ筒61
(ねじ部)と、このねじ筒60に貫挿螺合するねじ軸6
2と、このねじ軸62の先端側に装着され、空気供給孔
5bの開度を僅かに残して空気供給孔5bに就座(当
接)するテーパ面12aを有する弁部材12と、ねじ軸
62の他端部に連結される操作用摘み63とで構成され
ている。
【0056】このように構成される開度調節機構10B
によれば、操作用摘み63を正逆方向に回転すること
で、図8(a)に示すような空気供給孔5bを全開状態
にしたり、図8(b)に示すような僅かな開口を有する
開口状態にする他、これら全開状態と僅かな開口状態の
間で任意の開口面積を得られるように微調節可能にする
ことができる。したがって、使用環境に応じて燃料ガス
の濃度の希薄化の調節を可能にすることができる。
によれば、操作用摘み63を正逆方向に回転すること
で、図8(a)に示すような空気供給孔5bを全開状態
にしたり、図8(b)に示すような僅かな開口を有する
開口状態にする他、これら全開状態と僅かな開口状態の
間で任意の開口面積を得られるように微調節可能にする
ことができる。したがって、使用環境に応じて燃料ガス
の濃度の希薄化の調節を可能にすることができる。
【0057】なお、第四実施形態において、その他の部
分は、上記第一実施形態と同じであるので、説明は省略
する。
分は、上記第一実施形態と同じであるので、説明は省略
する。
【0058】上記説明では、第一実施形態と同様に下部
側に空気導入口31を有する外装ケース30を用いた場
合について説明したが、第二実施形態と同様に天板32
に空気導入口31Aを設けた外装ケース30Aを用いる
ことも可能である。このように、天板32に空気導入口
31Aを設けた外装ケース30Aを用いることにより、
上述したように、天板32に設けられた空気導入口31
Aから外装ケース30A内に流入した空気によって使用
時に暖められた混合ガス供給室5を冷却することができ
る。また、混合ガス供給室5を冷却する際に熱交換によ
って暖められた空気が空気供給孔5bを介して混合ガス
供給室5内に供給されるので、燃料ガスと混合し易くな
る。したがって、ガス量調節器2の高温化を抑制するこ
とができると共に、燃焼効率の向上を図ることができ
る。
側に空気導入口31を有する外装ケース30を用いた場
合について説明したが、第二実施形態と同様に天板32
に空気導入口31Aを設けた外装ケース30Aを用いる
ことも可能である。このように、天板32に空気導入口
31Aを設けた外装ケース30Aを用いることにより、
上述したように、天板32に設けられた空気導入口31
Aから外装ケース30A内に流入した空気によって使用
時に暖められた混合ガス供給室5を冷却することができ
る。また、混合ガス供給室5を冷却する際に熱交換によ
って暖められた空気が空気供給孔5bを介して混合ガス
供給室5内に供給されるので、燃料ガスと混合し易くな
る。したがって、ガス量調節器2の高温化を抑制するこ
とができると共に、燃焼効率の向上を図ることができ
る。
【0059】◎第五実施形態 図9は、この発明の携帯用燃焼装置の第五実施形態を示
す概略断面図、図10は、第五実施形態における開度調
節機構10Cを示す拡大断面図である。
す概略断面図、図10は、第五実施形態における開度調
節機構10Cを示す拡大断面図である。
【0060】第五実施形態は、この発明の携帯用燃焼装
置を携帯用ガスストーブに適用した場合である。この場
合、上記携帯用ガスストーブは、上記第一ないし第四実
施形態の携帯用ランタンのバーナ4とは異なる断面円弧
状のバーナ4Aを具備すると共に、上記混合ガス供給管
3と混合ガス供給室5とを一体に形成した混合ガス供給
室5Aと、バーナ4Aの外周部に装着される折り畳み式
の五徳80と、混合ガス供給室5Aに設けられた空気供
給孔5bの開度を調節する開度調節機構10Cとを具備
している。
置を携帯用ガスストーブに適用した場合である。この場
合、上記携帯用ガスストーブは、上記第一ないし第四実
施形態の携帯用ランタンのバーナ4とは異なる断面円弧
状のバーナ4Aを具備すると共に、上記混合ガス供給管
3と混合ガス供給室5とを一体に形成した混合ガス供給
室5Aと、バーナ4Aの外周部に装着される折り畳み式
の五徳80と、混合ガス供給室5Aに設けられた空気供
給孔5bの開度を調節する開度調節機構10Cとを具備
している。
【0061】この場合、開度調節機構10Cは、混合ガ
ス供給室5Aの外方に装着されて、混合ガス供給室5A
に設けられた空気供給孔5bを包囲すると共に、空気供
給孔5bから離れた部位に空気導入口71を設けた外装
ケース70に取り付けられている。
ス供給室5Aの外方に装着されて、混合ガス供給室5A
に設けられた空気供給孔5bを包囲すると共に、空気供
給孔5bから離れた部位に空気導入口71を設けた外装
ケース70に取り付けられている。
【0062】上記外装ケース70は、図9に示すよう
に、上端に混合ガス供給室5Aの側壁5aに当接するド
ーナツ状天板72と、この天板72の周縁から垂下する
筒状の側板73ととで構成されており、側板73の混合
ガス供給室5側の下端部に空気導入口71が設けられて
いる。また、外装ケース70の側板73の一側の上部に
は、開度調節機構10Cを取り付けるための開口筒部7
4が設けられており、側板73の下部には、この外装ケ
ース70をガス量調節器2に取り付けるための取付孔
(図示せず)が設けられている。
に、上端に混合ガス供給室5Aの側壁5aに当接するド
ーナツ状天板72と、この天板72の周縁から垂下する
筒状の側板73ととで構成されており、側板73の混合
ガス供給室5側の下端部に空気導入口71が設けられて
いる。また、外装ケース70の側板73の一側の上部に
は、開度調節機構10Cを取り付けるための開口筒部7
4が設けられており、側板73の下部には、この外装ケ
ース70をガス量調節器2に取り付けるための取付孔
(図示せず)が設けられている。
【0063】上記外装ケース70は、上記第一実施形態
と同様に、取付孔内にガス量調節器2のスピンドル2g
が貫挿された状態で固定ねじ37を、ガス量調節器2に
おける拡径凹所(図示せず)の内周面に形成された雌ね
じ部(図示せず)にねじ結合することによってガス量調
節器2に固定されている。
と同様に、取付孔内にガス量調節器2のスピンドル2g
が貫挿された状態で固定ねじ37を、ガス量調節器2に
おける拡径凹所(図示せず)の内周面に形成された雌ね
じ部(図示せず)にねじ結合することによってガス量調
節器2に固定されている。
【0064】上記開度調節機構10Cは、図10に示す
ように、上記外装ケース70の開口筒部74内に摺動可
能に嵌挿される可動筒体11と、この可動筒体11の一
端に装着されると共に、空気供給孔5bの開度を全開状
態から僅かに開口する状態の範囲で調節する円錐状の弁
部材12Bと、連結ねじ13によって可動筒体11の他
端に連結される操作部材14Bと、この操作部材14B
と混合ガス供給室5Aとの間に縮設されて、常時弁部材
12Bを空気供給孔5bから離反する方向に弾性力を付
勢するばね部材であるコイルばね15とで構成されてい
る。この場合、弁部材12Bの軸線Oaと空気供給孔5
bの中心軸線Obとが互いに偏倚しており、弁部材12
Bに形成された円錐面12bが空気供給孔5bの上部周
縁に就座(当接)した状態で空気供給孔5bの一部に僅
かな開口が残されるようになってる。この場合、弁部材
12Bの軸線Oaが空気供給孔5bの中心軸線Obより
上方に位置しているが、弁部材12Bの軸線Oaを空気
供給孔5bの中心軸線Obより下方に位置させてもよ
い。
ように、上記外装ケース70の開口筒部74内に摺動可
能に嵌挿される可動筒体11と、この可動筒体11の一
端に装着されると共に、空気供給孔5bの開度を全開状
態から僅かに開口する状態の範囲で調節する円錐状の弁
部材12Bと、連結ねじ13によって可動筒体11の他
端に連結される操作部材14Bと、この操作部材14B
と混合ガス供給室5Aとの間に縮設されて、常時弁部材
12Bを空気供給孔5bから離反する方向に弾性力を付
勢するばね部材であるコイルばね15とで構成されてい
る。この場合、弁部材12Bの軸線Oaと空気供給孔5
bの中心軸線Obとが互いに偏倚しており、弁部材12
Bに形成された円錐面12bが空気供給孔5bの上部周
縁に就座(当接)した状態で空気供給孔5bの一部に僅
かな開口が残されるようになってる。この場合、弁部材
12Bの軸線Oaが空気供給孔5bの中心軸線Obより
上方に位置しているが、弁部材12Bの軸線Oaを空気
供給孔5bの中心軸線Obより下方に位置させてもよ
い。
【0065】上記バーナ4Aは、断面円弧状に形成さ
れ、円弧部に多数の混合ガス噴射用の炎孔4aが穿設さ
れた炎孔板42と、この炎孔板42の下端開口部を閉塞
する底板43とで主要部が構成されている。この場合、
炎孔4aは、炎孔板42の半径方向に千鳥状に設けられ
ており、内周側から外周側に向かって漸次孔径が大きく
形成されている。このように炎孔4aの孔径を外周側に
向かって漸次大きくすることにより、内周側と外周側の
各炎孔4aから噴射される混合ガスの量を同じにすると
共に、炎の高さを同じにすることができる。
れ、円弧部に多数の混合ガス噴射用の炎孔4aが穿設さ
れた炎孔板42と、この炎孔板42の下端開口部を閉塞
する底板43とで主要部が構成されている。この場合、
炎孔4aは、炎孔板42の半径方向に千鳥状に設けられ
ており、内周側から外周側に向かって漸次孔径が大きく
形成されている。このように炎孔4aの孔径を外周側に
向かって漸次大きくすることにより、内周側と外周側の
各炎孔4aから噴射される混合ガスの量を同じにすると
共に、炎の高さを同じにすることができる。
【0066】なお、上記五徳80は、バーナ4Aの外周
部に固定ねじ83をもって固設される基部材81と、こ
の基部材81の外側先端部に折畳み可能に枢着されて展
開状態に保持される先端部材82とで主に構成されてい
る。
部に固定ねじ83をもって固設される基部材81と、こ
の基部材81の外側先端部に折畳み可能に枢着されて展
開状態に保持される先端部材82とで主に構成されてい
る。
【0067】なお、第五実施形態において、その他の部
分は上記第一ないし第三実施形態と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
分は上記第一ないし第三実施形態と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0068】上記のように構成される携帯用ガスストー
ブを使用するには、まず、ガス量調節器2をガスボンベ
1のガス供給口に装着する。この状態で、摘み2aを操
作してガス量調節器2のバルブ(図示せず)を開き、こ
の際同時に、操作部材14Bをコイルばね15の弾性力
に抗して押圧して弁部材12Bを空気供給孔5bの上部
周縁に就座、すなわち弁部材12Bの円錐面12bを空
気供給孔5bの上部周縁に当接し、空気供給孔5bに僅
かな開口を残した状態にする。この状態では、外気導入
口71から外装ケース70内に流入した空気が、空気供
給孔5bの僅かな開口から混合ガス供給室5A内に流入
して、燃料ガスと混合する(図10(b)参照)。
ブを使用するには、まず、ガス量調節器2をガスボンベ
1のガス供給口に装着する。この状態で、摘み2aを操
作してガス量調節器2のバルブ(図示せず)を開き、こ
の際同時に、操作部材14Bをコイルばね15の弾性力
に抗して押圧して弁部材12Bを空気供給孔5bの上部
周縁に就座、すなわち弁部材12Bの円錐面12bを空
気供給孔5bの上部周縁に当接し、空気供給孔5bに僅
かな開口を残した状態にする。この状態では、外気導入
口71から外装ケース70内に流入した空気が、空気供
給孔5bの僅かな開口から混合ガス供給室5A内に流入
して、燃料ガスと混合する(図10(b)参照)。
【0069】次に、ライタやマッチ等の点火手段によっ
て着火せしめてバーナ4Aを燃焼させる。着火が確認さ
れた後、操作部材14Bの押圧を解除すると、コイルば
ね15の弾性力によって弁部材12Bが空気供給孔5b
から離反して空気供給孔5bを全開状態にする(図10
(a)参照)。この状態で、バーナ4Aの各炎孔4aか
ら均等に噴射される炎によって五徳80上に載置された
やかんや鍋等の被加熱容器(図示せず)を加熱すること
ができる。
て着火せしめてバーナ4Aを燃焼させる。着火が確認さ
れた後、操作部材14Bの押圧を解除すると、コイルば
ね15の弾性力によって弁部材12Bが空気供給孔5b
から離反して空気供給孔5bを全開状態にする(図10
(a)参照)。この状態で、バーナ4Aの各炎孔4aか
ら均等に噴射される炎によって五徳80上に載置された
やかんや鍋等の被加熱容器(図示せず)を加熱すること
ができる。
【0070】使用時に横風が生じても、空気は一旦、外
装ケース70に設けられた空気導入口71から外装ケー
ス70内に流入した後、空気供給孔5bから混合ガス供
給室5内に流入するので、横風によって燃焼が停止する
ことはない。
装ケース70に設けられた空気導入口71から外装ケー
ス70内に流入した後、空気供給孔5bから混合ガス供
給室5内に流入するので、横風によって燃焼が停止する
ことはない。
【0071】なお、上記説明では、外装ケース70の下
部側に空気導入口71を設けた場合について説明した
が、天板72に空気導入口を設けてもよい。このよう
に、天板72に空気導入口を設けることにより、上述し
たように、天板72に設けられた空気導入口から外装ケ
ース70内に流入した空気によって使用時に暖められた
混合ガス供給室5を冷却することができると共に、混合
ガス供給室5Aを冷却する際に熱交換によって暖められ
た空気が混合ガス供給室5A内に供給されるので、ガス
量調節器2の高温化を抑制することができると共に、燃
焼効率の向上を図ることができる。
部側に空気導入口71を設けた場合について説明した
が、天板72に空気導入口を設けてもよい。このよう
に、天板72に空気導入口を設けることにより、上述し
たように、天板72に設けられた空気導入口から外装ケ
ース70内に流入した空気によって使用時に暖められた
混合ガス供給室5を冷却することができると共に、混合
ガス供給室5Aを冷却する際に熱交換によって暖められ
た空気が混合ガス供給室5A内に供給されるので、ガス
量調節器2の高温化を抑制することができると共に、燃
焼効率の向上を図ることができる。
【0072】なお、上記第一ないし第四実施形態では、
逆截頭円錐状の本体5dを有する混合ガス供給室5を携
帯用ランタンに適用した場合について説明したが、この
混合ガス供給室5を第五実施形態の携帯用ガスストーブ
に適用してもよい。また、混合ガス供給室5は、必ずし
も逆截頭円錐状の本体5dを有する必要はなく、有底円
筒状であってもよい。
逆截頭円錐状の本体5dを有する混合ガス供給室5を携
帯用ランタンに適用した場合について説明したが、この
混合ガス供給室5を第五実施形態の携帯用ガスストーブ
に適用してもよい。また、混合ガス供給室5は、必ずし
も逆截頭円錐状の本体5dを有する必要はなく、有底円
筒状であってもよい。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0074】(1)請求項1記載の発明によれば、着火
時に開度調節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭く
することができるので、空気供給孔から導入される空気
の量を少なくすることができ、燃料ガスの濃度を必要以
上に薄くすることがない。したがって、希薄な濃度の燃
料ガスにおいても確実に着火することができる。
時に開度調節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭く
することができるので、空気供給孔から導入される空気
の量を少なくすることができ、燃料ガスの濃度を必要以
上に薄くすることがない。したがって、希薄な濃度の燃
料ガスにおいても確実に着火することができる。
【0075】(2)請求項2記載の発明によれば、外装
ケースに設けられた空気導入口から導入される空気を、
一旦、外装ケース内に取り込んだ後に混合ガス供給室に
設けられた空気供給孔を介して混合ガス供給室内に供給
することができるので、外部から供給される空気によっ
て着火に支障をきたす恐れがない。また、着火時に開度
調節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭くすること
ができるので、空気供給孔から導入される空気の量を少
なくすることができ、燃料ガスの濃度を必要以上に薄く
することがない。したがって、上記(1)に加えて希薄
な濃度の燃料ガスにおいても更に確実に着火することが
できる。
ケースに設けられた空気導入口から導入される空気を、
一旦、外装ケース内に取り込んだ後に混合ガス供給室に
設けられた空気供給孔を介して混合ガス供給室内に供給
することができるので、外部から供給される空気によっ
て着火に支障をきたす恐れがない。また、着火時に開度
調節機構を操作して、空気供給孔の開度を狭くすること
ができるので、空気供給孔から導入される空気の量を少
なくすることができ、燃料ガスの濃度を必要以上に薄く
することがない。したがって、上記(1)に加えて希薄
な濃度の燃料ガスにおいても更に確実に着火することが
できる。
【0076】(3)請求項3記載の発明によれば、着火
時には、操作部材を操作してばね部材の弾性力に抗して
弁部材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔の開度を
僅かに確保することができるので、不完全燃焼を起こす
ことなく確実に着火することができる。また、着火後、
操作部材への力を解除すれば、ばね部材の弾性力によっ
て弁部材が空気供給孔から離反して空気供給孔を全開状
態にすることができるので、着火後の希薄燃料ガスを完
全燃焼させることができる。
時には、操作部材を操作してばね部材の弾性力に抗して
弁部材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔の開度を
僅かに確保することができるので、不完全燃焼を起こす
ことなく確実に着火することができる。また、着火後、
操作部材への力を解除すれば、ばね部材の弾性力によっ
て弁部材が空気供給孔から離反して空気供給孔を全開状
態にすることができるので、着火後の希薄燃料ガスを完
全燃焼させることができる。
【0077】(4)請求項4記載の発明によれば、着火
時には、操作用つまみを回転操作してねじ軸を移動する
と共に、弁部材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔
の開度を僅かに確保することができるので、不完全燃焼
を起こすことなく確実に着火することができる。また、
着火後、操作用つまみを逆回転して、空気供給孔を全開
状態にすることができるので、着火後の希薄燃料ガスを
完全燃焼させることができる。また、操作用つまみを操
作して弁部材を微調整することができるので、空気供給
孔の開度を更に微調整することができる。したがって、
使用環境に応じて燃料ガスの濃度の希薄化の調節を可能
にすることができる。
時には、操作用つまみを回転操作してねじ軸を移動する
と共に、弁部材を空気供給孔に就座させて、空気供給孔
の開度を僅かに確保することができるので、不完全燃焼
を起こすことなく確実に着火することができる。また、
着火後、操作用つまみを逆回転して、空気供給孔を全開
状態にすることができるので、着火後の希薄燃料ガスを
完全燃焼させることができる。また、操作用つまみを操
作して弁部材を微調整することができるので、空気供給
孔の開度を更に微調整することができる。したがって、
使用環境に応じて燃料ガスの濃度の希薄化の調節を可能
にすることができる。
【図1】この発明の携帯用燃焼装置の第一実施形態を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】第一実施形態の着火時の状態を示す要部拡大断
面図である。
面図である。
【図4】第一実施形態における外装ケースを示す斜視図
である。
である。
【図5】この発明の携帯用燃焼装置の第二実施形態を示
す要部拡大断面図である。
す要部拡大断面図である。
【図6】第二実施形態における外装ケースを示す斜視図
である。
である。
【図7】この発明の携帯用燃焼装置の第三実施形態を示
す要部拡大断面図(a)及び(a)のI部拡大図(b)
である。
す要部拡大断面図(a)及び(a)のI部拡大図(b)
である。
【図8】この発明の携帯用燃焼装置の第四実施形態の空
気供給孔の全開状態を示す要部拡大断面図(a)及び空
気供給孔に僅かな開口を設けた状態を示す拡大断面図
(b)である。
気供給孔の全開状態を示す要部拡大断面図(a)及び空
気供給孔に僅かな開口を設けた状態を示す拡大断面図
(b)である。
【図9】この発明の携帯用燃焼装置の第五実施形態を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図10】第五実施形態における空気供給孔の全開状態
を示す要部拡大断面図(a)及び空気供給孔に僅かな開
口を設けた状態を示す拡大断面図(b)である。
を示す要部拡大断面図(a)及び空気供給孔に僅かな開
口を設けた状態を示す拡大断面図(b)である。
1 ガスボンベ(燃料ガス容器) 2 ガス量調節器 4,4A バーナ 5,5A 混合ガス供給室 5a 側壁 5b 空気供給孔 6 燃料ガス噴射ノズル 10,10A〜10C 開度調節機構 12,12A,12B 弁部材 14,14A,14B 操作部材 15 コイルばね(ばね部材) 15A 捻りコイルばね(ばね部材) 30、30A、70 外装ケース 31,31A,71 空気導入口 61 ねじ筒(ねじ部) 62 ねじ軸 63 操作用摘み
Claims (4)
- 【請求項1】 燃料ガス容器に装着され、燃料ガス噴射
ノズルを具備するガス量調節器と、 複数の混合ガス噴射用炎孔を具備するバーナと、 上記ガス量調節器とバーナとを連通すると共に、空気供
給孔を有する混合ガス供給室と、 上記混合ガス供給室の空気供給孔の開度を全開状態から
僅かに開口する状態の範囲で調節する開度調節機構と、
を具備することを特徴とする携帯用燃焼装置。 - 【請求項2】 燃料ガス容器に装着され、燃料ガス噴射
ノズルを具備するガス量調節器と、 複数の混合ガス噴射用炎孔を具備するバーナと、 上記ガス量調節器とバーナとを連通すると共に、空気供
給孔を有する混合ガス供給室と、 上記混合ガス供給室の外方に装着され、上記空気供給孔
を包囲すると共に、空気供給孔から離れた部位に空気導
入口を設けた外装ケースと、 上記外装ケースに装着され、上記混合ガス供給室の空気
供給孔の開度を全開状態から僅かに開口する状態の範囲
で調節する開度調節機構と、を具備することを特徴とす
る携帯用燃焼装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の携帯用燃焼装置に
おいて、 上記開度調節機構は、空気供給孔の開度を僅かに残して
空気供給孔に就座する弁部材と、この弁部材を上記空気
供給孔から常時離反する方向に弾性力を付勢するばね部
材と、上記弁部材に連結され、上記ばね部材の弾性力に
抗して弁部材を上記空気供給孔側に移動する操作部材
と、を具備することを特徴とする携帯用燃焼装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の携帯用燃焼装置におい
て、 上記開度調節機構は、空気供給孔の開度を僅かに残して
空気供給孔に就座する弁部材と、この弁部材に連結さ
れ、外装ケースに固定されたねじ部に螺合するねじ軸
と、ねじ軸に連結される操作用つまみと、を具備するこ
とを特徴とする携帯用燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000340577A JP2002147719A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 携帯用燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000340577A JP2002147719A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 携帯用燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002147719A true JP2002147719A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18815470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000340577A Withdrawn JP2002147719A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 携帯用燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002147719A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180097841A (ko) * | 2017-02-24 | 2018-09-03 | 이현준 | 멀티스탠드 |
-
2000
- 2000-11-08 JP JP2000340577A patent/JP2002147719A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180097841A (ko) * | 2017-02-24 | 2018-09-03 | 이현준 | 멀티스탠드 |
KR101995823B1 (ko) | 2017-02-24 | 2019-10-01 | 이현준 | 멀티스탠드 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080108 |