JP2004196806A - 両性界面活性剤と真珠光沢剤を含有する化粧品組成物とその用途 - Google Patents

両性界面活性剤と真珠光沢剤を含有する化粧品組成物とその用途 Download PDF

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Abstract

【課題】毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさに関して改善された美容特性を有し、毛髪をしなやかで扱いやすくする化粧品組成物を提供する。
【解決手段】 化粧品的に許容可能な媒体中に、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤と、少なくとも一の真珠光沢剤及び/又は乳白剤を含有せしめて化粧品組成物とする。両性界面活性剤は好ましくは次の式(I):
【化1】
Figure 2004196806

[上式中、Rは炭化水素ベース基、R1はC-Cヒドロキシアルキル基等、A、A1及びA2は二価のアルキレン基、Xは水素原子又は無機又は有機のカチオンを示す]
のアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤から選択される。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧品的に許容可能な媒体中に、少なくとも一の乳白剤及び/又は真珠光沢剤と、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤を含有せしめてなる新規な化粧品組成物に関する。
真珠光沢剤及び/又は乳白剤は、化粧品組成物、特にシャンプー等の洗浄用組成物に、消費者に所望されている真珠光沢のある外観をこれらの組成物に付与するために、一般的に使用されている。しかし、これらの真珠光沢剤は毛髪に満足のいくコンディショニング特性を付与するものではないことが分かった。
よって、ケラチン物質、すなわち特に毛髪と頭皮に、許容される美容特性を付与すると同時に、真珠光沢及び/又は不透明な外観を有する化粧品組成物、特にシャンプー等の洗浄化粧品組成物が必要とされている。
アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤は、洗浄化粧品組成物において既に推奨されている。それらは、例えば国際公開第99/36054号に記載されている。
これら従来技術の組成物は、満足のいく美容特性を有するといった特徴のものではない。
国際公開第99/36054号パンフレット
よって、本発明の目的は、毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさに関して改善された美容特性を有し、毛髪をしなやかで扱いやすくする、洗浄化粧品組成物を提案することにある。
本出願人は、驚くべきことに、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤と組合せて、これらの組成物に真珠光沢剤及び/又は乳白剤を使用することにより、所望の美的及び美容特性を有すると同時に、真珠光沢のある及び/又は不透明な外観を有する、ケラチン物質をトリートメントするための化粧品組成物、特にシャンプーを調製可能であることを見出した。特に、この界面活性剤を使用することで、ケラチン物質、特に毛髪に満足のいく美容特性を得ることができ、中でも毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさが改善され、毛髪に、ボリューム、光沢(lightness)、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与できることも見出された。
さらに本発明の組成物が、特に泡立て浴剤又はシャワーゲルの形態で皮膚に適用されると、皮膚の柔軟性が改善される。
よって、本発明は、化粧品的に許容可能な媒体中に、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤、及び少なくとも一の真珠光沢剤及び/又は乳白剤を含有せしめてなる新規な化粧品組成物を提案するものである。
本発明の他の主題は、真珠光沢剤及び/又は乳白剤を含有する化粧品組成物自体又はその製造における、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナートとその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤の使用に関する。
本発明の他の主題は、本発明の化粧品組成物をケラチン物質に適用することからなることを特徴とする、毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法に関する。
また本発明の主題は、毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ(flexibility)又は扱いやすさを付与するための、本発明の組成物の使用にある。
本発明において、「ケラチン物質」なる用語は、毛髪、睫毛、眉毛、皮膚、爪、粘膜又は頭皮、特に毛髪を意味する。
本発明の種々の主題を詳細に記載する。以下、本発明で使用される全ての化合物の意味及び定義は、本発明の全主題において有効である。
アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート(alkylamphohydroxyalkylsulphonate)両性界面活性剤は、次の式(I):
Figure 2004196806
[上式中:
Rは飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で5〜29の炭素原子を有する炭化水素ベース基を示し、
Rは、好ましくは5〜29の炭素原子、さらに好ましくは7〜22の炭素原子、特に9〜17の炭素原子を有する、モノ-又はポリ不飽和のアルキル又はアルケニル基を示し、
R1は、C-Cヒドロキシアルキル基、好ましくはヒドロキシエチルを示し、
A、A1及びA2は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC-C10、好ましくはC-Cの二価のアルキレン基を示し、
Xは、水素原子、又は無機又は有機のカチオン、例えばアルカリ金属のカチオン(例えばNa又はK)、アルカリ土類金属のカチオン(Mg2+又はCa2+)、NH イオン、又は塩基性アミノ酸又はアミノアルコール類から誘導されるアンモニウムイオンを示す]
のものであってよい。
本発明の好ましい化合物は、Rが、飽和しており、直鎖状又は分枝状で7〜29の炭素原子、好ましくは7〜22の炭素原子を有するアルキル基を特に示す、式(II)の化合物である。
Xが、アルカノールアミンから誘導されるアンモニウムイオンを示す場合、このアルカノールアミンはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン又は3-アミノ-1,2-プロパンジオールであってよい。Xがアミンから誘導されるアンモニウムイオンを示す場合、このアミンは、塩基性アミノ酸、例えばリジン、アルギニン、サルコシン、オルニチン又はシトルリンであってよい。
好ましくは、A=A2で-CHCH-を示す。
好ましくは、A1は-CH-を示す。
好ましくは、XはNaを示す。
式(I)の界面活性剤としては、特にココイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩、特にナトリウム塩、例えばローディア・シミー社(Rhodia Chimie)からミラノール(Miranol)CSEの名称で販売されている製品、又はパルミトイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩、特にナトリウム塩、例えばローディア・シミー社からミラノールCSの名称で販売されている製品を挙げることができる。
本発明において、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される両性界面活性剤(類)は、最終組成物の全重量に対して0.1重量%〜30重量%、好ましくは1重量%〜20重量%、特に1.5重量%〜15重量%であってよい。
本発明の真珠光沢剤及び/又は乳白剤は、次のものから選択され得る:
i) 少なくとも二の炭素原子を有するポリオール類と、長鎖、好ましくはC10-C30、さらに好ましくはC16-C22脂肪酸とのエステル;これらの化合物は2〜15モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されていてもよい。ポリオール類は、好ましくは2〜4の炭素原子を有する。
これらの化合物として、特にポリエチレングリコールモノステアラート類及びジステアラート類、中でもエチレングリコールモノステアラート及びエチレングリコールジステアラートを挙げることができる。
ii) 長鎖、好ましくはC10-C30、さらに好ましくはC16-C22脂肪酸アルカノールアミド類、例えばステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸モノイソプロパノールアミド又はステアリン酸モノエタノールアミドステアラート;
iii) 長鎖の(C10-C30)モノアルコール類と長鎖の(C10-C30)脂肪酸とのエステル、例えばパルミチン酸セチル;
iv) 約30℃以下の温度で固体状である、長鎖の脂肪アルコール類のエーテル、例えば次の式(II):
R-O-R’
[上式中、R及びR'は同一でも異なっていてもよく、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で、10〜30の炭素原子、好ましくは14〜24の炭素原子を有するアルキル基を示し、R及びR'は、式(I)の化合物が約30℃以下の温度で固体状になるように選択される]
のジアルキルエーテル類。特に、R及びR'はステアリル基を示す。これらの化合物は、特に独国出願第4127230号に記載された方法に従って調製することができる。本発明で使用可能なジステアリルエーテルの一つは、ヘンケル社(Henkel)からキュティナ(Cutina)STEの名称で販売されている;
v) 長鎖の(C10-C30)アルカノールアミド類の長鎖の(C10-C30)エステル、例えばステアラミド-ジエタノールアミド-ジステアラート又はステアラミド-モノエタノールアミド-ステアラート;
vi) 少なくとも16、好ましくは少なくとも20の炭素原子を有する単鎖脂肪アルコール類、例えばベヘニルアルコール;
vii) 長鎖の(C10-C30)アミンオキシド類、例えば(C10-C30)アルキルジメチルアミンオキシド、例えばステアリルジメチルアミンオキシド;
viii) N,N-ジヒドロカルビル(C10-C30)アミド、好ましくは(C12-C22)アミド安息香酸及びそれらの塩、特にステパン社(Stepan)から販売されているN,N-ジ(C16-C18)アミド安息香酸;及び
ix) 次の式(III):
-X-[C(OH)]-CH-Y-R (III)
[上式中、R及びRは互いに独立して、直鎖状のC12ないしC24基を示し;
Xは酸素原子、硫黄原子又はスルホキシド又はメチレン基を示し;
Yは酸素原子、硫黄原子又はスルホキシド又はメチレン基を示し;
及びR基に存在する炭素原子の合計数は24〜44、好ましくは28〜40の範囲の値を有し;X又はYがスルホキシドを示す場合、Y又はXは硫黄を示さない]
に相当し、一又は二のエーテル及び/又はチオエーテル又はスルホキシド基を有し、27〜48の炭素原子を有するアルコール類。
本発明において好ましく使用される式(III)の化合物は、Xが酸素を示し、Yがメチレンを示し、R及びRが12〜22の炭素原子を有する基を示すもので、これらの化合物は、欧州特許第457688号に従って調製することができる。特に好ましい一化合物は、1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタ-デカノールである;
x) 被覆又は非被覆の酸化チタン、マイカ及び雲母チタン;及び
xi)シクロデキストリン;
及びそれらの混合物。
真珠光沢剤及び/又は乳白剤は、好ましくはエチレングリコールモノステアラート又はジステアラート、ジステアリルエーテル、ベヘニルアルコール及び1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、及びそれらの混合物から選択される。
本発明において、真珠光沢剤及び/又は乳白剤は、最終組成物の全重量に対して0.2重量%〜15重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%である。
好ましい一実施態様において、組成物は少なくとも一のカチオン性ポリマーをさらに含有する。
一般的に、本発明の目的において、「カチオン性ポリマー」という用語は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。よって、両性ポリマーは、この化合物のファミリーに含まれる。
本発明で使用され得るカチオン性ポリマーは、美容特性を改善するような、既にそれ自体公知の任意のもの、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載されているものから選択することができる。
好ましいカチオン性ポリマーは、主ポリマー鎖の一部を形成するか、又はそこに直接結合した側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含有するものから選択される。
使用されるカチオン性ポリマーは、一般的に約500〜5x10、好ましくは約10〜3x10の数平均分子量を有する。
カチオン性ポリマーとして、ポリ第4級アンモニウム、ポリアミノアミド及びポリアミン型のポリマーを特に挙げることができる。これらは公知の生成物である。
本発明で使用され得る、ポリ第4級アンモニウム、ポリアミノアミド及びポリアミン型のポリマーとしては、特に、仏国特許第2505348号又は同2542997号に記載されているものを挙げることができる。これらのポリマーの中でも、次のものを挙げることができる:
(1)次の式:
Figure 2004196806
[上式中:
及びRは同一でも異なっていてもよく、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し;
は同一でも異なっていてもよく、水素原子又はCH基を示し;
Aは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で、1〜6、好ましくは2〜3の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を表し;
、R、Rは同一でも異なっていてもよく、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を表し;
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオン、例えば硫酸メチルアニオン、硫酸エチルアニオン又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]
の少なくとも一の単位を有し、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されるホモポリマー又はコポリマー。
またファミリー(1)のコポリマーは、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、ジアセトンアクリルアミド類、低級(C-C)アルキル類で窒素が置換されたメタクリルアミド類及びアクリルアミド類、アクリル酸又はメタクリル酸又はそれらのエステル、ビニルラクタム類、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、及びビニルエステルのファミリーから選択され得るコモノマーから誘導される一又は複数の単位をさらに含有可能である。
例えば、これらファミリー(1)のコポリマーとしては:
− 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化されたジメチルアミノエチルメタクリラートとアクリルアミドのコポリマー、例えばハーキュレス社(Hercules)からヘルコフロック(Hercofloc)の名称で販売されている製品、
− 例えば、欧州特許出願公開第080976号に記載されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーで、チバ社(Ciba)からビナクアット(Bina Quat)P100の名称で販売されているもの、
− ハーキュレス社からレテン(Reten)の名称で販売されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドのコポリマー、
− 第4級化された又は第4級化されていないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリラート又はメタクリラートのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(Gafquat)」の名称で販売されている製品、例えば、「ガフクアット(登録商標)734」又は「ガフクアット(登録商標)755」、又は「コポリマー845、958及び937」として公知の製品(これらのポリマーは、仏国特許第2077143号及び同2393573号に詳細が記載されている)、
− ジメチルアミノエチルメタクリラート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー、例えばISP社からガフィックス(Gaffix)(登録商標)VC713の名称で販売されている製品、
− 特にISP社からスタイリーズ(Styleze)(登録商標)CC10の名称で特に販売されているビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンのコポリマー、
− 第4級化されたビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(登録商標)HS100」の名称で販売されている製品、
を挙げることができる。
(2)カチオン性多糖類、特にカチオン性セルロース、カチオン性デンプン及びカチオン性ガラクトマンナンガム。カチオン性多糖類としては、特に、第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル、カチオン性セルロースコポリマー又は水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトしたセルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガムを挙げることができる。
第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテルは、仏国特許第1492597号に記載されており、特にアメルコール社(Amerchol)から「JR」(JR400、JR125、JR30M)又は「LR」(LR400、LR30M)の名称で販売されているポリマーである。またこれらのポリマーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応するヒドロキシエチルセルロース第4級アンモニウムとして、CTFA辞典に定義されている。
カチオン性セルロースコポリマー又は水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトしたセルロースは、特に米国特許第4131576号に記載されている。特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩がグラフトした、ヒドロキシメチル-、ヒドロキシエチル-又はヒドロキシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロースを挙げることができる。
この定義に相当する市販品は、特に、ナショナル・スターチ社(National Starch)から「セルクアット(Celquat)(登録商標)H100」及び「セルクアット(登録商標)L200」の名称で販売されている製品である。
カチオン性ガラクトマンナンガムは、特に米国特許第3589578号及び同4031307号に記載されており、特にトリアルキルアンモニウムカチオン性基を有するグアーガムである。例えば、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性したグアーガムが使用される。
このような製品は、特にローディア・シミー社から、ジャガー(登録商標)(Jaguar)C13S、ジャガー(登録商標)C15、ジャガー(登録商標)C17又はジャガー(登録商標)C162の商品名で販売されている。
また、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性したデンプン、例えばINCI命名法に従えばスターチ-ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Starch hydroxypropyltrimonium chloride)として公知であり、オンデオ社(Ondeo)からセンソマー(Sensomer)CI-50の名称で市販されている製品も使用される。
(3)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025号及び同2280361号に記載されている。
(4)特に、酸性化合物とポリアミンとの重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド類;これらのポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、ビス-不飽和誘導体、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、もしくはビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又はビス-不飽和誘導体と反応性である二官能性化合物との反応の結果生じたオリゴマーで架橋可能で;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミド類はアルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化されてもよい。このようなポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同2368508号に記載されている。
(5)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミン類を縮合させ、続いて二官能性剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド類。例えば、アルキル基が1〜4の炭素原子を有し、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国特許第1583363号に記載されている。
これらのポリアミノアミド類として、特にサンド社(Sandoz)から「カルタレチン(Cartaretine)(登録商標)F、F4又はF8」の名称で販売されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができる。
(6)3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン基と、2つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られたポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミン基に対して、0.5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国特許第3227615号及び同2961347号に記載されている。
この種のポリマーは、特に、アジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリマーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(Delsette)(登録商標)101」又は「PD170」の名称で、もしくはハーキュレス・インクから「ヘルコセット(Hercosett)(登録商標)57」の名称で販売されている。
(7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのカチオン性シクロポリマー、例えば、次の式(VIII)又は(IX):
Figure 2004196806
[上式中:
k及びtは0又は1であり、k+tの合計は1であり;R12は、水素原子又はメチル基を示し;R10及びR11は互いに独立して、1〜8の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、低級C-Cアミドアルキル基を示すか、又はR10とR11は、それらが結合している窒素原子と共同して、複素環基、例えばピペリジニル又はモルホリニルを示し得るもので;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シトラート、タートラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファートである]
に相当する単位を鎖の主な構成要素として含有するホモポリマー又はコポリマー。これらのポリマーは、特に仏国特許第2080759号及び追加特許書第2190406号に記載されている。
10及びR11は互いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基を示す。
上述したポリマーとしては、特にナルコ社(Nalco)から「メルクアット(Merquat)(登録商標)100」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー(その低重量平均分子量のホモログ)、及び「メルクアット(登録商標)550」の名称で販売されているジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーを挙げることができる。
(8)次の式:
Figure 2004196806
{上式(X)中、
13、R14、R15及びR16は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR13、R14、R15及びR16は、共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR13、R14、R15及びR16は、R17がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-CO-NH-R17-D又は-CO-O-R17-D基、又はニトリル、エステル、アシル又はアミド基で置換される直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;
及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖に含有、結合又は挿入していてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し;
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;
、R13及びR15は、それらが結合する2つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;Aが飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bがまた(CH)-CO-D-OC-(CH)-基を示してよく、ここでnは1〜100、好ましくは1〜50であり、
Dは:
a)式:-O-Z-O-のグリコール残基
[上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基、又は次の式:
-(CH-CH-O)-CH-CH-
-[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)-
(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)
の一つに相当する基を示す];
b)ビス-第2級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
c)式:-NH-Y-NH-のビス-第1級ジアミン残基;
[上式中、Yは、次の式:
-CH-CH-S-S-CH-CH-;
で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基を示す];
d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基;
を示す}
に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー。
好ましくは、Xは、一価の無機又は有機のアニオン、例えばハロゲン化物(塩化物又は臭化物)、スルファート、又はカルボキシラート(アセタート、ラクタート又はシトラート)である。
これらのポリマーは、一般的に1000〜100000の数平均分子量を有する。
この種のポリマーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270846号、同2316271号、同2336434号及び同2413907号、及び米国特許第2273780号、同2375853号、同2388614号、同2454547号、同3206462号、同2261002号、同2271378号、同3874870号、同4001432号、同3929990号、同3966904号、同4005193号、同4025617号、同4025627号、同4025653号、同4026945号及び同4027020号に記載されている。
特に次の式(XI):
Figure 2004196806
[上式中、R、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することができる。
特に好ましい式(XI)の化合物は、R、R、R及びRがメチル基を表し、n=3、p=6及びX=Clで、INCI(CTFA)命名法に従い、ヘキサジメトリン(methrine)クロリドとして公知のものである。
(9)次の式(XII):
Figure 2004196806
[上式中:
18、R19、R20及びR21は同一でも異なっていてもよく、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、β-ヒドロキシエチル、β-ヒドロキシプロピル又は-CHCH(OCHCH)OH基を表し、
pは0に等しいか、又は1〜6の整数であり、但し、R18、R19、R20及びR21は同時に水素原子を示さず、
r及びsは同一でも異なっていてもよく、1〜6の整数であり、
qは0、又は1〜34の整数であり、
はハロゲン化物等のアニオンを示し、
Aはジハライドの基を示すか、あるいは好ましくは-CH-CH-O-CH-CH-を示す]
の単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー。
このような化合物は、特に欧州特許出願公開第122324号に記載されている。
このような製品としては、例えば、ミラノール社から販売されている「ミラポール(Mirapol)(登録商標)A15」、「ミラポール(登録商標)AD1」、「ミラポール(登録商標)AZ1」及び「ミラポール(登録商標)175」の製品を挙げることができる。
(10)ビニルピロリドンとビニルイミダゾールの第4級ポリマー、例えばポリクオタニウム(polyquaternium)-11、ポリクオタニウム-16及びポリクオタニウム-44、特にBASF社からルビクアット(Luviquat)(登録商標)FC905、FC550、FC370、及びルビクアット(登録商標)ケア(Care)の名称で市販されている製品。
(11)ポリアミン類、例えばCTFA辞書でポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミンの名称が付されているコグニス社(Cognis)から販売されているポリクアート(Polyquart)(登録商標)H。
(12)架橋した又は架橋していないメタクリロイルオキシ(C-C)アルキルトリ(C-C)アルキルアンモニウム塩のポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合、又は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は共重合に続いて、オレフィン性不飽和を有する化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得られるポリマー。特に、鉱物性油に50重量%の、架橋したアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー(重量比 20/80)を含有せしめてなる分散液の形態で該コポリマーを使用することもできる。この分散液は、チバ社から「サルケア(Salcare)(登録商標)SC92」の名称で販売されている。また、鉱物性油又は液状エステルに、約50重量%の架橋したメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含有せしめてなるものを使用することもできる。これらの分散液は、チバ社から「サルケア(登録商標)SC95」及び「サルケア(登録商標)SC96」の名称で販売されている。
本発明で使用可能な他のカチオン性ポリマーは、カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質の加水分解物、ポリアルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体である。
本発明で使用可能な全カチオン性ポリマーのなかでも、第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル、例えばアメルコール社から「JR400」の名称で販売されている製品、カチオン性シクロポリマー類、特にナルコ社から「メルクアット(登録商標)100」、「メルクアット(登録商標)550」及び「メルクアット(登録商標)S」の名称で販売されているジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー、及びジアリルジメチルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、特に塩化物とのもの、及び例えばローディア・シミー社から「ジャガーC13S」の名称で販売されている、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドで変性したグアーガム、及びそれらの混合物が好ましく使用される。
本発明において、カチオン性ポリマー(類)は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1重量%〜3重量%である。
特定の好ましい一実施態様において、本発明の組成物は少なくとも一の他のシリコーンをさらに含有する。
本発明で使用可能なシリコーン類は、特に、組成物に可溶又は不溶であってよく、特に組成物に不溶のポリオルガノシロキサン類であり;それらは、油、ロウ、樹脂又はガムの形態であってよい。
オルガノポリシロキサン類は、ウォルター・ノール(Walter Noll)の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(1968)、アカデミック・プレス(Academic Press)社版において、より詳細に定義されている。それらは揮発性又は非揮発性であってよい。
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に60℃〜260℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される:
(i) 3〜7、好ましくは4〜5のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特に、ローンプーラン社(Rhone-Poulenc)から「シルビオン(Silbione)70045V2」又はユニオン・カーバイド社(Union Carbide)から「揮発性シリコーン7207」の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローンプーラン社から「シルビオン70045V5」、ユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン7158」の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造:
Figure 2004196806
を有し、ユニオン・カーバイド社から販売されている「ボラタイルシリコーンFZ3109」を挙げることもできる。
さらに、有機ケイ素化合物と環状シリコーン類との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール(50/50)の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンの混合物を挙げることができる。
(ii) 2〜9のケイ素原子を有し、25℃で5x10−6/s以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば、特に、東レシリコーン社(Toray Silicone)から「SH200」の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、この範疇に属するシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレトリー(Cosmetics and Toiletries)の第91巻、1月、76、27-32頁、トッド・アンド・バイヤーズ(Todd & Byers)の「化粧品用の揮発性シリコーン流体(Volatile Silicone Fluids for Cosmetics)」において公開されている論文に記載されている。
非揮発性シリコーン類としては、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物が好ましく使用される。
これらのシリコーン類は、特にポリアルキルシロキサン類から選択され、中でも、25℃で5x10−6〜2.5m/s、好ましくは1x10−5〜1m/sの粘度を有するトリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサン類を主として挙げることができる。シリコーン類の粘度は、例えばASTMスタンダード445、付表Cに従い、25℃で測定されたものである。
これらのポリアルキルシロキサン類としては、限定するものではないが、次の市販品:
− ローンプーラン社から販売されているミラシル(Mirasil)油又は47及び70047シリーズのシルビオン油、例えばオイル70047V500000;
− ローンプーラン社から販売されているミラシルシリーズの油;
− ダウ・コーニング社(Dow Corning)の200シリーズの油、特に60000cStの粘度を有するDC200;
− ジェネラル・エレクトリック社(General Electric)のビスカシル(Viscasil)油及びジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズの所定の油(SF96、SF18);
を挙げることができる。
また、ジメチルシラノール末端基を有するポリジメチルシロキサン類(CTFA名によればジメチコノール)、例えばローンプーラン社の48シリーズの油を挙げることもできる。
さらに、このカテゴリーのポリアルキルシロキサン類としては、ポリ(C-C20)アルキルシロキサン類であり、ゴールドシュミット社(Goldschmidt)から「アビルワックス(Abil Wax)9800及び9801」の名称で販売されている製品を挙げることができる。
ポリアルキルアリールシロキサン類は、特に、25℃で1x10−5〜5x10−2/sの粘度を有する、直鎖状及び/又は分枝状のポリジメチルメチルフェニルシロキサン類とポリジメチルジフェニルシロキサン類から選択される。
これらポリアルキルアリールシロキサン類としては、例えば、次の名称で販売されている製品:
・ローンプーラン社の70641シリーズのシルビオン油;
・ローンプーラン社のロードルシル(Rhodorsil)70633及び763シリーズの油;
・ダウ・コーニング社のダウ・コーニング556コスメティック・グレード・フルイド(Cosmetic Grade Fluid)である油;
・バイエル社(Bayer)のPKシリーズのシリコーン類、例えば製品PK20;
・バイエル社のPN及びPHシリーズのシリコーン類、例えば製品PN1000及びPH1000;
・ジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズのある種の油、例えばSF1023、SF1154、SF1250及びSF1265;
を挙げることができる。
本発明で使用可能なシリコーンガムは、特に、溶媒中で、単独又は混合物として使用され、200000〜1000000の高い数平均分子量を有するポリジオルガノシロキサンである。この溶媒は、揮発性シリコーン類、ポリジメチルシロキサン(PDMS)油、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)油、イソパラフィン類、ポリイソブチレン、塩化メチレン、ペンタン、ドデカン及びトリデカン類、又はそれらの混合物から選択することができる。
特に、次の製品:
− ポリジメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサンガム、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサン、
を挙げることができる。
特に、本発明で使用可能な製品としては、次の混合物である:
・鎖の末端がヒドロキシル化したポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればジメチコノールと称される)と環状のポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればシクロメチコーンと称される)から形成される混合物、例えばダウ・コーニング社から販売されている製品Q2・1401;
・環状のシリコーンとポリジメチルシロキサンガムから形成される混合物、例えば、ジェネラル・エレクトリック社の製品SF1214シリコーン・フルイド;この製品は、デカメチルシクロペンタシロキサンに相当するSF1202シリコーン・フルイド油に溶解した、数平均分子量500000を有する、ジメチコーンに相当するSF30ガムである;
・異なる粘度を有する2つのPDMS、特に、PDMSガムとPDMSオイルの混合物、例えばジェネラル・エレクトリック社の製品SF1236。製品SF1236は、20m/sの粘度を有する上述したSE30ガムと、5x10−6/sの粘度を有するSF96オイルの混合物である。この製品は、好ましくは15%のSE30ガムと85%のSF96オイルを含有する。
本発明で使用可能なオルガノポリシロキサン樹脂は、Rが1〜16の炭素原子を有する炭化水素ベース基又はフェニル基を示す、次の単位:
SiO2/2、RSiO1/2、RSiO3/2及びSiO4/2
を含有する架橋したシロキサン系である。これらの生成物の中で特に好ましいものは、RがC-C低級アルキル基、特にメチル又はフェニル基を示すものである。
これらの樹脂としては、ジメチル/トリメチルシロキサン構造のシリコーン類であり、ジェネラル・エレクトリック社から「シリコーン・フルイドSS4230及びSS4267」の名称で販売されているもの、又は「ダウ・コーニング593」の名称で販売されている製品を挙げることができる。
また、特に信越社(Shin-Etsu)からX22-4914、X21-5034及びX21-5037の名称で販売されているトリメチルシロキシシリカート型の樹脂を挙げることもできる。
本発明で使用可能な有機変性(organomodified)シリコーン類は、その構造に、炭化水素ベース基を介して結合する一又は複数の有機官能(organofunctional)基を含有する、上述したシリコーン類である。
有機変性シリコーン類としては次のものを挙げることができる:
− C-C24アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社からQ2・5200の名称で販売されている、(C12)アルキルメチコーンコポリオール、及びユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット(Silwet)L722、L7500、L77及びL711、又はダウ・コーニング社からDC1248の名称で販売されているジメチコーンコポリオールとして公知の製品;
− 置換又は非置換のアミン基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社(Genesee)からGP7100及びGP4シリコーン・フルイドの名称で販売されている製品、又はダウ・コーニング社からQ2・8220及びダウ・コーニング929もしくは939の名称で販売されている製品。置換されたアミン基は、特にC-Cアミノアルキル基である;
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社から「GP72A」及び「GP71」の名称で販売されている製品;
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばSWSシリコーン社から「シリコーン・コポリマーF-755」の名称で、またゴールドシュミット社からアビルワックス2428、2434及び2440の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば仏国特許出願公開第85/16334号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類;
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば米国特許第4957732号に記載されているポリオルガノシロキサン類;
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション(Chisso Corporation)からの欧州特許第186507号に記載されている製品、又は信越社の製品名X-22-3701Eに存在するアルキルカルボキシル型のもの;2-ヒドロキシアルキルスルホナートを有するポリオルガノシロキサン類;2-ヒドロキシアルキルチオスルファートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社から「アビルS201」及び「アビルS255」の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第342834号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Q2-8413を挙げることができる。
また、本発明においては、ポリシロキサン部位と非シリコーン有機鎖からなる部位とを有し、該2つの部位の一方はポリマーの主鎖を構成し、他方は該主鎖にグラフトしているシリコーン類を使用することができる。これらのポリマーは、例えば、欧州特許出願公開第412704号、欧州特許出願公開第412707号、欧州特許出願公開第640105号、国際公開95/00578号、欧州特許出願公開第582152号及び国際公開93/23009号及び米国特許第4693935号、同4728571号及び同4972037号に記載されている。これらのポリマーは、好ましくはアニオン性又は非イオン性である。
このようなポリマーは、例えば:
a) 50〜90重量%のtert-ブチルアクリラート;
b) 0〜40重量%のアクリル酸;
c) 5〜40重量%の次の式:
Figure 2004196806
(上式中、vは、5〜700の範囲の数である)
のシリコーンマクロマー;からなるモノマー混合物から出発して、フリーラジカル重合により得ることのできるコポリマーであり;重量%はモノマーの全重量に対して算出されたものである。
グラフトシリコーンポリマーの他の例としては、特に、ポリ(メタ)アクリル酸型及びポリアルキル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が混合され、チオプロピレン型の連結鎖を介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)、及びポリイソブチル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が、チオプロピレン型の連結鎖を介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)がある。
また、本発明において、全てのシリコーン類は、エマルション、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態で使用することができる。
本発明において特に好ましいポリオルガノシロキサン類は:
− トリメチルシリル末端基を有するポリアルキルシロキサンファミリーから選択される非揮発性シリコーン類、例えば25℃で0.2〜2.5m/sの粘度を有する油、例えばダウ・コーニング社のDC200シリーズの油、特に、60000cStの粘度を有するもの、ローンプーラン社から販売されているシルビオン70047及び47シリーズのもの、特にオイル70047V500000、ジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサン類、例えばジメチコノール類、又はポリアルキルアリールシロキサン類、例えばローンプーラン社から販売されている油であるシルビオン70641V200;
− ダウ・コーニング593の名称で販売されているオルガノポリシロキサン樹脂;
− アミン基を有するポリシロキサン類、例えばアモジメチコーン類又はトリメチルシリルアモジメチコーン類;
である。
本発明において、シリコーン(類)は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%〜3重量%である。
また本発明の組成物は、有利には、組成物の全重量に対して約0.1重量%〜60重量%、好ましくは3%〜40%、より好ましくは5%〜30%の量で一般的に存在する、本発明の両性界面活性剤以外の少なくとも一の界面活性剤を含有する。
この界面活性剤は、アニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤、又はそれらの混合物から選択され得る。
本発明の実施に適切な界面活性剤は、特に次のものである:
(i)アニオン性界面活性剤(類)
本発明において、これらの種類は、実際には重要な特徴ではない。
よって、本発明において、単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類;アルキルスルホスクシナマート類;アルキルスルホアセタート類;アルキルエーテルホスファート類;アシルサルコシナート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すもの、の塩類(特にアルカリ性の塩、特にナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)を挙げることができる。また、さらに使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えば、アルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩類、特に2〜50のエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたナトリウム、マグネシウム又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート類、ナトリウム、マグネシウム又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファート類、ココイルイセチオン酸ナトリウムから選択されるアニオン性界面活性剤が好ましく使用される。
アニオン性界面活性剤の中でも、本発明ではアルキルスルファート塩及びアルキルエーテルスルファート塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
(ii)非イオン性界面活性剤(類)
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されている、エム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991年、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの種類は重要な特徴ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有する脂肪酸、アルキルフェノール類、α-ジオール類又はアルコール類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、本発明で特に適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
(iii)両性界面活性剤(類)
本発明において、両性界面活性剤の種類は重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも一の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の式:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-) (1)
[上式中:Rは、加水分解されたヤシ油中に存在する酸R-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rは、β-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
-CONHCHCH-N(B)(C) (2)
[上式中:
Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
は、加水分解されたアマニ油又はヤシ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、米国特許第2528378号及び同2781354号に記載され、ミラノールの名称で販売されている製品を挙げることができる。
これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium cocoamphodiacetate)、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium lauroamphodiacetate)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium caprylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium cocoamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium lauroamphodipropionate)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium caprylamphodipropionate)、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium capryloamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸、ココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA辞典、第5版、1993年に分類されている。
例えば、ローンプーラン社からミラノールC2M濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。
(iv)カチオン性界面活性剤(類)
カチオン性界面活性剤は、以下のものから選択され得る:
A)次の一般式(XIII)の第4級アンモニウム塩:
Figure 2004196806
ここにおいて、Xはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)、又は(C-C)アルキルスルファート類、特にメチルスルファート、ホスファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類の群から選択されるアニオン、アセタート又はラクタート等の有機酸から誘導されるアニオンであり、
i)RないしRの基は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜4の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリールのような芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ及びアルキルアミド基から選択される。
は、16〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示す。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)である;
ii)R及びRの基は同一でも異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族基、又は、アリールかアルキルアリール等の芳香族基である。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、約1〜4の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキル基から選択され;
とRは同一でも異なっていてもよく、12〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、該基は少なくとも一のエステルかアミドの官能基を有する。
とRは、特に(C12-C22)アルキルアミド(C-C)アルキル、及び(C12-C22)アルキルアセタート基から選択される。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)である。
B)− イミダゾリニウムの第4級アンモニウム塩、例えば、以下の式(XIV)に示すもの:
Figure 2004196806
ここにおいて、Rは、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基、例えば獣脂脂肪酸誘導体を表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基、又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC-Cアルキル基を表し、Rは水素原子、又はC-Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキルスルホナート類又はアルキルアリールスルホナート類からなる群から選択されるアニオンである。好ましくは、RとRは12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物、例えば獣脂脂肪酸誘導体を示し、Rはメチルを示し、Rは水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトゥコ社(Witco)から、「リウォカット(Rewoquat)」W75、W90、W75PG、W75HPGの名称で販売されているクオタニウム(Quaternium)-27(CTFA 1997)又はクオタニウム-83(CTFA 1997)である。
C)− 次の式(XV)の二第4級アンモニウム塩:
Figure 2004196806
ここにおいて、Rは約16〜30炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13及びR14は同一でも異なっていてもよく、水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選択され、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類及び硫酸メチルからなる群から選択されるアニオンである。このようなジ第4級アンモニウム塩には、特にプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
D)− 次の式(XVI)で、少なくとも一のエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩:
Figure 2004196806
ここにおいて:
− R15はC-Cアルキル基とC-Cのヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキル基から選択され;
− R16は、
− 次の基、
Figure 2004196806
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C22炭化水素ベース基であるR20
− 水素原子、
から選択され、
− R18は、
− 次の基
Figure 2004196806
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C炭化水素ベース基であるR22
− 水素原子、
から選択され、
− R17,R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素ベース基から選択され;
− n、p及びrは同一でも異なっていてもよく、2〜6の範囲の整数であり;
− yは1〜10の範囲の整数であり;
− xとzは同一でも異なっていてもよく、0〜10の範囲の整数であり;
− Xは有機又は無機の単又は複アニオンであり;
ここにおいて、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であれば、R18はR22を示す。
式(XVI)のアンモニウム塩のうち以下のものが特に使用される:
− R15がメチル又はエチル基を示し;
− xとyは1であり;
− zは0又は1であり;
− n、pとrは2であり;
− R16
− 次の基
Figure 2004196806
− メチル、エチル又はC14-C22炭化水素ベース基、
− 水素原子;
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素ベース基から選択され;
− R18
− 次の基
Figure 2004196806
− 水素原子、
から選択される。
このような化合物は、例えば、ヘンケル社からデハイカート(Dehyquart)、ステパン社(Stepan)からステパンカート(Stepanquat)、セカ社(Ceca)からノキサミウム(Noxamium)、リウォ-ウィトゥコ社(Rewo-Witco)からリウォカットWE18の名称で販売されている。
第4級アンモニウム塩としては、ウィトゥコ社からクオタニウム-27又はクオタニウム-83、ヴァンダイク社(Van Dyk)から「セラフィル(Ceraphyl)70」の名称で販売されているステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド及びベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。
本発明の組成物においては、界面活性剤の混合物、特にアニオン性界面活性剤の混合物、及びアニオン性界面活性剤と両性又は非イオン性界面活性剤との混合物が好ましく使用される。
化粧品的に許容可能な媒体は、水のみ、又は水と化粧品的に許容可能な溶媒、例えばC-C低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール又はn-ブタノール;アルキレングリコール類、例えばプロピレングリコール、及びグリコールエーテルとの混合物からなり得る。
組成物は、組成物の全重量に対して50重量%〜95重量%の水を含有する。
本発明の化粧品組成物は、一般的に3〜10の最終的なpHを有する。好ましくは、このpHは4〜8である。pHは、組成物に塩基(有機又は無機塩基)、例えばアンモニア水、又は第1級、第2級又は第3級(ポリ)アミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン又は1,3-プロパンジアミンを添加するか、又は酸、好ましくはカルボン酸、例えばクエン酸を添加することによる従来からの方法によって所望の値に調節することができる。
また本発明の組成物は、増粘剤、抗フケ剤又は抗脂漏剤、香料、電解質、脂肪酸エステル、防腐剤、シリコーン性又は非シリコーン性のサンスクリーン剤、ビタミン類、プロビタミン類、アニオン性又は非イオン性ポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸、ヒドロキシ酸、パンテノール、植物性、動物性、鉱物性又は合成油、フルオロ又はペルフルオロ油、天然又は合成ロウ、セラミド型化合物、脂肪アミン類、脂肪酸及びその誘導体、脂肪アルコール及びその誘導体、及びそれら種々の化合物の混合物、及び本発明の組成物の特性に影響を与えず、化粧品で従来より使用されている任意の他の添加剤から選択される少なくとも一の添加剤をさらに含有してもよい。
これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0〜20重量%の範囲の割合で本発明の組成物に存在する。各々の添加剤の厳密な量はその性質と機能に依存し、当業者により容易に決定される。
本発明の組成物は、ケラチン物質、例えば毛髪、皮膚、睫毛、眉毛、爪、唇又は頭皮、特に毛髪の洗浄又はトリートメントに、特に使用され得る。
特に本発明の組成物は、洗浄用組成物、例えばシャンプー、シャワーゲル及び泡立て溶剤である。本発明のこの実施態様において、組成物は一般的に水性である洗浄基剤を含有する。
洗浄基剤を構成する界面活性剤(類)は、上述したアニオン性、両性及び非イオン性界面活性剤から、単独で又は混合物として、区別することなく選択することができる。
洗浄基剤の量及び質は、最終組成物に、満足のいく発泡力及び/又は洗浄力を付与するのに十分な量とされる。
よって、本発明においては、洗浄基剤は、最終組成物の全重量に対して4重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜35重量%、さらに好ましくは8重量%〜25重量%とすることができる。
また本発明の他の主題は、上述した化粧品組成物をケラチン物質に適用し、ついで、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、皮膚又は毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法にある。
よって、本発明のこの方法により、ヘアスタイルが保持され、皮膚、毛髪又は任意の他のケラチン物質のメークアップの除去、洗浄、手入れ又はトリートメントが可能になる。
また本発明の組成物は、すすがれる(リンスアウト)又はそのまま残る(リーブイン)コンディショナー、パーマネントウエーブ、毛髪のリラクシング(ストレート化)、染色又は脱色用の組成物の形態、又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクシング化施術の2つの工程の間、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクシングの前後に適用されてすすがれる組成物の形態にしてもよい。
組成物がコンディショナー、場合によってはすすがれるコンディショナーの形態である場合、有利にはカチオン性界面活性剤を含有し、その濃度は、組成物の全重量に対して、一般的には0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%である。
さらに本発明の組成物は、皮膚の洗浄用組成物の形態、特に風呂用又はシャワー用溶剤又はゲル、又はメークアップ除去用製品の形態にしてもよい。
またさらに、本発明の組成物はスキンケア及び/又はヘアケアの水性又は水性-アルコールローションの形態にしてもよい。
本発明の化粧品組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、増粘ローション又はムースの形態であってよく、皮膚、爪、睫毛、唇、特に毛髪に使用することができる。
また、組成物は、噴霧される形態又はムースの形態で組成物を適用するために、種々の形態、特に噴霧器、ポンプ式ディスペンサーボトル又はエアゾール容器に包装されてもよい。このような包装形態は、例えば、毛髪のトリートメント用のムース、ラッカー又はスプレーを得ることが望まれている場合に示される。
上述及び以下の記載において、パーセンテージは重量に基づいて表している。
次の実施例により本発明を十分に例証するが、記載した実施例に限定されるものではない。実施例において、AMは活性物質を意味する。
実施例1
一方が本発明例(組成物A)であり、他方が比較例(組成物B)である2つのシャンプー組成物を調製した:
Figure 2004196806
予め湿らせておいたナチュラルな頭髪の半分に、約6gの組成物Aを適用してシャンプー洗浄を行う。シャンプーを泡立たせ、ついで水で十分にすすぐ。毛髪をヘアドライヤーで乾燥させる。比較組成物Bについても、上述した同様の手順を行う。専門者により、毛髪の半分を、対で比較する。
専門のパネラーは、乾燥した毛髪の外観を評価し、本発明の組成物を用いた方が、
・もつれのほぐれやすさがより簡単で、
・より滑らかな感触である、
と評した。
組成物Aで処理された毛髪は、組成物Bで処理された毛髪よりも、かなり滑らかで、より容易にもつれもほぐれた。
実施例2及び3
次のシャンプー組成物を調製した:
Figure 2004196806
これらの組成物で洗浄された毛髪は、滑らかでしなやかさがあり、扱いやすかった。
実施例4及び5
次のシャンプー組成物を調製した:
Figure 2004196806
これらの組成物で洗浄された毛髪は、滑らかで容易にもつれもほぐれた。

Claims (26)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体中に、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤と、少なくとも一の真珠光沢剤及び/又は乳白剤を含有してなることを特徴とする化粧品組成物。
  2. 前記両性界面活性剤が、次の式(I):
    Figure 2004196806
    [上式中:
    Rは飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で5〜29の炭素原子を有する炭化水素ベース基を示し、
    R1は、C-Cヒドロキシアルキル基、好ましくはヒドロキシエチルを示し、
    A、A1及びA2は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC-C10、好ましくはC-Cの二価のアルキレン基を示し、
    Xは、水素原子、又は無機又は有機のカチオンを示す]
    のアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. Rが、5〜29の炭素原子、好ましくは7〜22の炭素原子、特に9〜17の炭素原子を有する、モノ-又はポリ不飽和のアルキル又はアルケニル基を示すことを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  4. A及びA2が-CHCH-を示すことを特徴とする請求項2又は3に記載の組成物。
  5. A1が-CH-を示すことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 無機又は有機のカチオンが、Na又はK 等のアルカリ金属のカチオン、Mg2+又はCa2+等のアルカリ土類金属のカチオン、NH イオン、及び塩基性アミノ酸又はアミノアルコール類から誘導されるアンモニウムイオンから選択されることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記両性界面活性剤が、ココイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩及びパルミトイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩から選択されることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤及びその塩が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜30重量%、好ましくは1重量%〜20重量%の濃度で存在していることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 真珠光沢剤及び/又は乳白剤が:
    i) 少なくとも二の炭素原子を有するポリオール類と、C10-C30長鎖脂肪酸とのエステル:
    ii) 長鎖C10-C30脂肪酸アルカノールアミド類;
    iii) 長鎖モノアルコール類とC10-C30長鎖脂肪酸とのエステル;
    iv) C10-C30長鎖脂肪アルコール類のエーテル;
    v) C10-C30長鎖アルカノールアミド類の長鎖エステル;
    vi) 少なくとも16の炭素原子を有する単鎖脂肪アルコール類;
    vii) C10-C30長鎖アミンオキシド類;
    viii) N,N-ジヒドロカルビル(C10-C30)アミド安息香酸及びそれらの塩;
    ix) 一又は二のエーテル及び/又はチオエーテル又はスルホキシド基を有し、27〜48の炭素原子を有するアルコール類;及び
    x) 被覆又は非被覆の酸化チタン、マイカ及び雲母チタン;及び
    xi)シクロデキストリン;
    及びそれらの混合物、
    から選択されることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 真珠光沢剤及び/又は乳白剤が、エチレングリコールモノステアラート、エチレングリコールジステアラート、ジステアリルエーテル、ベヘニルアルコール及び1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 真珠光沢剤及び/又は乳白剤は、最終組成物の全重量に対して0.2重量%〜15重量%、好ましくは0.5重量%〜5重量%であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. カチオン性ポリマーを含有していることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. カチオン性ポリマーが、主ポリマー鎖の一部を形成するか、又はそこに直接結合した側置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含有するものから選択されることを特徴とする請求項12に記載の組成物。
  14. カチオン性ポリマーが、第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル、ジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー及びジアリルジメチルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、及び2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドで変性したグアーガム、並びにそれらの混合物から選択される、請求項12又は13に記載の組成物。
  15. カチオン性ポリマーが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 少なくとも一のシリコーンをさらに含有していることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 前記シリコーンが、ポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物から選択される非揮発性ポリオルガノシロキサン類であることを特徴とする請求項16に記載の組成物。
  18. 前記シリコーンが、トリメチルシリル末端基を有するポリアルキルシロキサン類、ジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類及びアミノシリコーン類から選択されることを特徴とする請求項16又は17に記載の組成物。
  19. 前記シリコーンが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の濃度で存在していることを特徴とする、請求項16ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性界面活性剤、及びそれらの混合物から選択される、少なくとも一の付加的な界面活性剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 付加的な界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜60重量%、好ましくは3重量%〜40重量%、さらに好ましくは5重量%〜30重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項20に記載の組成物。
  22. 組成物が、増粘剤、抗フケ剤又は抗脂漏剤、香料、電解質、脂肪酸エステル、防腐剤、シリコーン性又は非シリコーン性のサンスクリーン剤、ビタミン類、プロビタミン類、アニオン性又は非イオン性ポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸、ヒドロキシ酸、パンテノール、植物性、動物性、鉱物性又は合成油、フルオロ油又はペルフルオロ油、天然又は合成ロウ、セラミド型化合物、脂肪アミン類、脂肪酸及びその誘導体、脂肪アルコール及びその誘導体、及びこれら種々の化合物の混合物から選択される少なくとも一の添加剤を含有していることを特徴とする、請求項1ないし21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. シャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、リラクシング、染色又は脱色用の組成物、毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクシング施術の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物、又はボディの洗浄用組成物の形態であることを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 請求項1ないし23のいずれか1項に記載の組成物の、毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与するための使用。
  25. 毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与するための、少なくとも一の真珠光沢剤及び/又は乳白剤を含有する化粧品組成物におけるアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤の使用。
  26. 毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法において、請求項1ないし23のいずれか1項に記載の化粧品組成物をケラチン物質に適用し、ついで場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする方法。
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