JP2004035556A - 第4級シリコーンと液状脂肪アルコールを含有する化粧品組成物及び美容処理方法 - Google Patents

第4級シリコーンと液状脂肪アルコールを含有する化粧品組成物及び美容処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】もつれがほぐれ易く、しなやかで光沢のある毛髪にするための、透明な化粧品組成物を提供する。
【解決手段】第4級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールを化粧品的に許容可能な媒体に配合する。好ましいシリコーンは色(I)から(IV)で示すものである。液状脂肪アルコールは例えば飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC−C30脂肪アルコールである。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第4級シリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールを含有する、特に毛髪をコンディショニングするための、化粧品組成物、及びケラチン物質、特に毛髪の美容処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び/又はパーマネントウエーブ処理の作用で、様々な程度に敏感になった(すなわちダメージを受けた及び/又は脆性化した)毛髪は、もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くことがよく知られている。
毛髪のもつれをほぐれ易くし、毛髪に柔軟性(softness)及びしなやかさ(suppleness)を付与するために、カチオン性ポリマー、カチオン性シリコーン又はカチオン性界面活性剤を使用することは、毛髪等のケラチン物質を洗浄又は手入れする組成物においては既に推奨されている。この目的のためにカチオン性ポリマー又はカチオンを使用することには様々な不具合がある。それらは毛髪に対し高い親和性を有するため、これらのポリマーのなかには、繰り返し使用するうちにかなりの量が付着し、好ましくない影響、例えば長く垂れた(lank)感じ、不快感があり、毛髪がごわつき、繊維間が付着してスタイリングにも影響を及ぼしてしまっていた。
要約すると、保護又はコンディショニング用化粧品組成物は、完全には満足のいくものではなかった。
さらに時折、消費者に特に評価される、透明な化粧品組成物を得ることが探求されている。従来技術の脂肪アルコールをベースにした従来のコンディショニング用組成物は透明ではなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
しかして、本出願人は、第4級シリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールとを組み合わせることにより、これらの不具合を克服可能であることを見出した。
この組成物で処理された毛髪は滑らかで、もつれもほぐれやすく、光沢があり、しなやかで、個別化され、何の残留物もなく柔軟な感触を有する。毛髪はナチュラルで長く垂れ下がったようにも見えない。
さらにこれらの組成物は透明で、溶けるような(melting)テクスチャーを有する。すなわち毛髪中に急速に消失する。
さらに本発明の組成物は、特に泡立て溶剤(フォームバス)又はシャワーゲルの形態で皮膚に適用される場合、皮膚の柔軟性が改善され、不快感を感じることなく容易にすすぐことができる。
【0004】
よって本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に第4級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールとを含有せしめてなる新規な化粧品組成物を提供するものである。
本発明の他の主題は、上述した組成物を使用する、毛髪等のケラチン物質の美容処理方法からなる。
また本発明の主題は、アフターシャンプーとしての前記組成物の使用にある。さらに本発明の主題は、毛髪に光沢を付与するための前記組成物の使用にある。
またさらに本発明の主題は、毛髪にしなやかさを付与するための前記組成物の使用にある。
本発明の他の主題、特徴、側面及び利点は、以下の記載と種々の実施例を読むことにより、さらに明らかになるであろう。
【0005】
本発明において、「第4級アンモニウム基を持つシリコーン」なる表現は、一又は複数の第4級アンモニウム基を有する任意のシリコーンを意味すると理解される。これらの第4級アンモニウム基は、アルファ又はオメガ位に結合しているか、もしくは側方基の形態で結合していてもよい。それらはポリシロキサン骨格に直接結合してもよいし、又は炭化水素鎖により担持されていてもよい。
本発明においては、一般的に許容されているところに従って、シリコーンとは、シロキサン結合(−Si−O−Si−)と称される結合により、ケイ素と酸素原子とが互いに交互に結合したものをベースにした構造を有し、さらにケイ素−炭素結合の存在により特徴付けられる任意のポリマーを意味すると理解される。これらのシリコーン類又はポリシロキサン類は、一般的に適切に官能化されたシラン類の重縮合により得られる。ケイ素原子により最も一般的に担持される炭化水素基は、低級アルキル、特にメチル基、フルオロアルキル基、アリール、特にフェニル基である。
【0006】
本発明の第4級アンモニウム基を持つシリコーン類は、例えば次の一般式:
【化9】
Figure 2004035556
Figure 2004035556
Figure 2004035556
Figure 2004035556
[上式中:
− Rは同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のC−C30アルキル基又はフェニル基を表し;
− Rは同一又は異なっており、−C2c−O−(CO)−(CO)−R又は−C2c−O−(CO)−Rを表し;
ここでRは同一又は異なっており、次の式:
【化10】
Figure 2004035556
の基から選択され、ここで:
− R基は独立して、直鎖状又は分枝状のC1−22アルキル又はC2−22アルケニル基で一又は複数のOH基を担持していてもよいものを表すか、又はC2hZCOR基を表し;
− R、R及びRは同一又は異なっており、一又は複数のOH基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のC1−22アルキル又はC2−22アルケニル基を表すか、又はRはRの一部と共に複素環(例えばN、O、P等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環)を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、好ましくはR及びRはC−Cアルキル基、特にメチル基を示し、Rは、好ましくはC−C18アルキル類及びC−C18アルケニル類から選択される基、特にココイル基を示し;
− mは0〜20の間で変化し;
− nは0〜500の間で変化し;
− pは1〜50の間で変化し;
− qは0〜20の間で変化し;
− rは1〜20の間で変化し;
− aは0〜50の間で変化し;
− bは0〜50の間で変化し;
− cは0〜4の間で変化し;
− fは0〜4の間で変化し;
− gは0〜2の間で変化し、好ましくは1に等しく;
− hは1〜4の間で変化し、好ましくは3に等しく;
− Zは酸素原子又はNHを表し;
− Aは、カルボキシラート(例えばアセタート、ラクタート、シトラート)、スルファート、ハロゲン化物(塩化物、臭化物)等の一価の無機又は有機アニオンを表す]
に相当する化合物から選択される。
【0007】
好ましくは上述した一般式(III)に相当する第4級アンモニウム含有シリコーン、特に次の条件:
− cが2又は3に等しく;
− Rがメチル基を示し;
− a及びbが0に等しく;
− nが0〜100の間で変化し;
− qが0に等しく;
− f=3;
− g=1;
− R及びRがメチル基を示し;
− Rが−(CH)−NHCOR基を示す;
の少なくとも1つ、より好ましくは全てを満たす一般式(III)に相当するものが使用される。
【0008】
このようなシリコーン類は、例えばゴールドシュミット社(GOLDSCHMIDT)から、アビル・クワット(ABIL QUAT)3272、アビルB9905、アビル・クワット3474及びアビルK3270の名称で、リポ・フランス社(LIPO FRANCE)からシルクワット(SILQUAT)Q−100、シルクワットQ−200WS、シルクワットAX、シルクワットAC、シルクワットAD及びシルクワットAM(全てシルテック社(SILTECH)製造)の名称で、OSI社からマグナソフト・イグゾースト(MAGNASOFT EXHAUST)及びシルソフト(SILSOFT)C−880の名称で、及びUCIB社からペコシル(PECOSIL)14−PQ及びペコシル36−PQ(フェニックス・ケミカル社(PHOENIX CHEMICAL)製造)の名称で販売されている。
これらのシリコーン類は、特に欧州特許第530974号、独国特許第3719086号、独国特許第3705121号、欧州特許第617607号及び欧州特許第714654号に記載されている。
本発明で使用される第4級アンモニウム基を持つシリコーン類は、水溶液の形態、又は場合によっては水中への分散形態又はエマルション形態で提供され得る。
本発明の組成物において、第4級アンモニウム基を持つシリコーン(類)は、組成物の全重量に対して0.01〜10重量%の量、好ましくは0.1〜5重量%の量の活性物質として存在する。
【0009】
本発明の組成物は、少なくとも一の液状脂肪アルコールをさらに含有する。
本発明において、脂肪アルコールは室温(約25℃)及び大気圧(1atm)で液体である。
「液状」脂肪アルコールは、例えば飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC−C30、好ましくはC12−C20の脂肪アルコール類から選択され;それらは1〜15モルのC−Cアルキレンオキシド、好ましくは1〜5、特に2〜4モルのアルキレンオキシドでオキシアルキレン化されるか、又は1〜6モルのグリセロールでポリグリセロール化されていてもよい。アルキレンオキシドは、好ましくはエチレンオキシドである。
「液状」脂肪アルコールは、好ましくは直鎖状の飽和したC−C14脂肪アルコール類、飽和又は不飽和で分枝状の、好ましくはC12−C30である、脂肪アルコール類;直鎖状で不飽和のC14−C30脂肪アルコール類から選択され;それらは1〜15モルのC−Cアルキレンオキシド、好ましくは1〜5、特に2〜4モルのアルキレンオキシドでオキシアルキレン化されていてもよい。
オキシアルキレン化された脂肪アルコール類は、好ましくは2〜6モル(好ましくは2〜4モル)のエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC−C30脂肪アルコール類、特に2〜6モル(好ましくは2〜4モル)のエチレンオキシドでオキシエチレン化されたC−C20の直鎖状アルコール類から選択される。
【0010】
特に、「液状」脂肪アルコール類は、ラウリルアルコール(1−ドデカノール)、ミリスチルアルコール(1−テトラドデカノール)、イソステアリルアルコール、イソセチルアルコール及びオレイルアルコール、2〜6モル(好ましくは2〜4モル)のエチレンオキシドでオキシエチレン化されたラウリルアルコール類、特に2〜6モル(好ましくは2〜4モル)のエチレンオキシドでオキシエチレン化された直鎖状のラウリルアルコール類、及びそれらの混合物から選択される。
「液状」脂肪アルコールは、組成物の全重量に対して0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜5重量%、特に0.15重量%〜3重量%、さらには0.25重量%〜2重量%の範囲の量で、本発明の組成物に存在する。
本発明の好ましい実施態様において、組成物は固体状の脂肪アルコール類を実質的に含有しない、すなわち組成物の全重量に対して0.5重量%未満、特に0.2重量%未満、さらには0.1重量%未満しか含有しない。
【0011】
特に好ましい実施態様において、本発明の組成物はそれ自体よく知られている一又は複数のカチオン性界面活性剤、例えばポリオキシアルキレン化されていてもよい第1級、第2級又は第3級脂肪アミン類の塩、第4級アンモニウム塩、及びそれらの混合物を含有する。
【0012】
第4級アンモニウム塩として、例えば次のものを挙げることができる:
− 次の一般式(V):
【化11】
Figure 2004035556
を有するもの。
上式中、符号RないしRは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜30の炭素原子を有する脂肪族基、又は芳香族基、例えばアリール又はアルキルアリールを示す。前記脂肪族基は、例えば特に酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ、(C−C)ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12−C22)アルキルアミド(C−C)アルキル、(C12−C22)アルキルアセタート、ヒドロキシアルキルで約1〜30の炭素原子を有するものから選択される;Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、(C−C)アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類から選択されるアニオンである;
− イミダゾリンの第4級アンモニウム塩、例えば次の式(VI):
【化12】
Figure 2004035556
のもの。
上式中、Rは、例えば獣脂又はコプラ(coprah)脂肪酸から誘導される8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Rは水素原子、C−Cアルキル基又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC−Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C−Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類を含む群から選択されるアニオンである。好ましくは、RとRは、例えば獣脂脂肪酸から誘導される、12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物を示し、Rはメチルを示し、Rは水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトコ社(WITCO)から、「リウォカット(REWOQUAT)(登録商標)」W75、W90、W75PG、W75HPGの名称で市販されている、クオタニウム(QUATERNIUM)−27(CTFA 1997)又はクオタニウム−83(CTFA 1997)である。
− 次の式(VII):
【化13】
Figure 2004035556
の二第4級アンモニウム塩。
上式中、Rは約16〜約30の炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13及びR14は同一又は異なっており、水素又は1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類、硫酸エチル及び硫酸メチルを含む群から選択されるアニオンである。このようなエチルスルファート第4級ジアンモニウム塩には、場合によってはプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
− 少なくとも一のエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩、例えば次の式(VIII):
【化14】
Figure 2004035556
のもの。
上式中、
− R15は、C−Cアルキル基及びC−Cヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキル基から選択され;
− R16は、
− 次の式:
【化15】
Figure 2004035556
の基、
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC−C22炭化水素基であるR20
− 水素原子、
から選択され;
− R17は、
− 次の式:
【化16】
Figure 2004035556
の基、
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC−C炭化水素基であるR22
− 水素原子、
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC−C21炭化水素基から選択され;
− r、n及びpは同一又は異なっており、2〜6の範囲の整数であり;
− yは1から10の範囲の整数であり;
− xとzは同一又は異なっており、0から10の範囲の整数であり;
− Xは、有機及び無機の単純又は錯アニオンであり;
但し、x+y+zの合計が1から15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であればR18はR22を示す。
好ましくは、R15アルキル基は直鎖状又は分枝状であり得、特に直鎖状である。
15は、好ましくはメチル、エチル、ヒドロキシエチル又はジヒドロキシプロピル基、さらにはメチル又はエチル基を示す。
有利には、x+y+zの合計は1〜10である。
16が炭化水素基R20である場合、それは長くて12〜22の炭素原子を有するか、もしくは短くて1〜3の炭素原子を有する。
18が炭化水素基R22である場合、それは好ましくは1〜3の炭素原子を有する。
有利には、R17、R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC11−C21炭化水素基、特に飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC11−C21アルキル及びアルケニル基から選択される。
好ましくは、x及びzは同一又は異なっており、0又は1である。
有利には、yは1に等しい。
好ましくは、r、n、及びpは同一又は異なっており、2又は3、特に2に等しい。
アニオンXは、好ましくはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)又は(C−C)アルキルスルファート、特にメチルスルファートである。しかしながら、メタンスルホナート、ホスファート、ニトラート、トシラート、有機酸から誘導されるアニオン、例えばアセタート又はラクタート、又はエステル官能基を有するアンモニウムと融和性のある任意の他のアニオンを使用することもできる。
アニオンXは、特に塩化物又はメチルスルファートである。
【0013】
本発明の組成物に特に使用されるアンモニウム塩は、次の式(IV)において:− R15がメチル又はエチル基を示し;
− x及びyが1に等しく;
− zが0又は1に等しく;
− r、n及びpが2に等しく;
− R16が、
− 次の式:
【化17】
Figure 2004035556
の基、
− メチル、エチル、又はC14−C22炭化水素基、
− 水素原子、
から選択され;
− R18が、
− 次の式:
【化18】
Figure 2004035556
の基、
− 水素原子、
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC13−C17炭化水素基、好ましくは飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC13−C17アルキル及びアルケニル基から選択される;
ものである。
有利には、炭化水素基は直鎖状である。
【0014】
式(VIII)の化合物として挙げられるものは、例えばジアシルオキシエチルジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、トリアシルオキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムの塩(特に塩化物又はメチルスルファート)及びそれらの混合物である。アシル基は、好ましくは14〜18の炭素原子を有し、特に植物性油、例えばパーム油又はヒマワリ油から得られるものである。
化合物がいくつかのアシル基を有している場合は、該基は同一でも異なっていてもよい。
これらの生成物は、例えば脂肪酸もしくは植物又は動物由来の脂肪酸の混合物に対してオキシアルキレン化されていてもよいアルキルジイソプロパノールアミン、又はアルキルジエタノールアミン、又はトリイソプロパノールアミン、又はトリエタノールアミンを直接エステル化することによって、又はそれらのメチルエステルのエステル交換により得られる。このエステル化に続いて、アルキル化剤、例えばアルキル(好ましくはメチル又はエチル)ハロゲン化物、ジアルキル(好ましくはメチル又はエチル)スルファート、メタンスルホン酸メチル、パラ−トルエンスルホン酸メチル、グリコール又はグリセロールクロロヒドリンを使用して第4級化する。
【0015】
このような化合物は、例えばコグニス社(COGNIS)からデハイカート(DEHYQUART)(登録商標)、ステパン社(STEPAN)からステパンカート(STEPANQUAT)(登録商標)、セカ社(CECA)からノキサミウム(NOXAMIUM)(登録商標)、リウォ−ゴールドシュミット社(REWO−GOLDSCHMIDT)からリウォカット(REWOQUAT)(登録商標)WE18の名称で販売されている。
【0016】
本発明の組成物は、第4級アンモニウムのモノ−、ジ−及びトリエステル塩の混合物を含み、重量にしてそのほとんどがジエステル塩である。
アンモニウム塩の混合物として、15〜30重量%のアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファート、45〜60重量%のジアシルオキシエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファート、及び15〜30重量%のトリアシルオキシエチルメチルアンモニウムメチルスルファートを含有する混合物を使用することができ、ここでアシル基は14〜18の炭素原子を有し、部分的に水素化されていてもよいパーム油から得られる。
【0017】
また、米国特許第4874554号及び米国特許第4137180号に記載されているような、少なくとも一のエステル官能基を有するアンモニウム塩を使用することができる。
上述した第4級アンモニウム塩として、式(V)に相当するものが好ましく使用される。特に一方では、テトラアルキルアンモニウムクロリド、例えば、アルキル基が約12〜22の炭素原子を有するアルキルトリメチルアンモニウムクロリド又はジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、特にベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムのクロリド、又は他方、ヴァンダイク社(VAN DYK)からセラフィル(CERAPHYL)(登録商標)70の商品名で販売されているステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウムクロリド、又はパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドを挙げることができる。
本発明の組成物において特に好ましいカチオン性界面活性剤は、第4級アンモニウム塩、特にベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオタニウム−83、ベヘニルアミドプロピル(2,3−ジヒドロキシプロピル)ジメチルアンモニウムクロリド及びパルミトイルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドから選択される。
【0018】
好ましいカチオン性界面活性剤は、組成物に可溶性のカチオン性界面活性剤、特に水溶性のもの、又は少なくとも一の非イオン性界面活性剤により組成物又は水に溶解されるものである。
組成物又は水に可溶性のカチオン性界面活性剤なる表現は、25℃の水に0.1重量%以上の濃度で組成物又は水に溶解するカチオン性界面活性剤、すなわちこれらの条件下で巨視的に等方性(isotropic)の透明溶液を形成するものであることを意味すると理解される。
本発明の組成物は、好ましくは組成物の全重量に対して0.05〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲の量のカチオン性界面活性剤を含有する。
【0019】
好ましい実施態様において、本発明の組成物は、少なくとも一のカチオン性ポリマー、好ましくは互いに異なる少なくとも2種のカチオン性ポリマーをさらに含有する。
本発明で使用可能なカチオン性ポリマーは、美容特性を改善するために、既にそれ自体公知のもの全て、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載されているものから選択される。
好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を形成可能であるか、又はそこに直接結合される側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択されうる。
一般的に使用されるカチオン性ポリマーは、約500〜5x10、好ましくは約10〜3x10の数平均分子量を有する。
【0020】
カチオン性ポリマーとしては、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ第4級アンモニウム型のポリマーを特に挙げることができる。これらは公知の生成物である。
本発明で使用可能な、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ第4級アンモニウム型のポリマーとしては、特に、仏国特許第2505348号又は同2542997号に記載されているものを挙げることができる。これらのポリマーの中でも、次のものを挙げることができる:
(1)次の式:
【化19】
Figure 2004035556
[上式中:
及びRは同一又は異なっており、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し;
は同一又は異なっており、水素原子又はCH基を示し;
Aは同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を表し;
、R及びRは同一又は異なっており、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を表し;
は無機又は有機酸から誘導されたアニオン、例えばメトスルファート又はエチルスルファートアニオン、又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]
の単位の少なくとも一つを有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー。
【0021】
ファミリー(1)のコポリマーは、さらに、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、窒素上に低級(C−C)アルキルが置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、アクリル酸又はメタクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタム類、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、ビニルエステルのファミリーから選択されうるコモノマーから誘導される一又は複数の単位を含んでいてもよい。
しかして、ファミリー(1)のこれらのコポリマーとしては、次のもの:
− 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドのコポリマー、例えばハーキュレス社(HERCULES)からヘルコフロック(HERCOFLOC)の名称で販売されているコポリマー;
− チバ社(CIBA)からビナクアット(BINA QUAT)P100の名称で販売されており、例えば、欧州特許出願公開第080976号に記載されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマー;
− ハーキュレス社からレテン(RETEN)の名称で販売されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドのコポリマー;
− 第4級化された又は第4級化されていないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリラート又はメタクリラートのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(GAFQUAT)」の名称で販売されている製品、例えば、「ガフクアット(登録商標)734」又は「ガフクアット(登録商標)755」、又は「コポリマー845、958及び937」と称される製品(これらのポリマーは、仏国特許第2077143号及び同2393573号に詳細が記載されている);
− ジメチルアミノエチルメタクリラート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー、例えばISP社からガフィックス(GAFFIX)(登録商標)VC713の名称で販売されている製品;
− 特にISP社からスタイリーズ(STYLEZE)(登録商標)CC10の名称で販売されているビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンのコポリマー;及び
− 第4級化されたビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(登録商標)HS100」の名称で販売されている製品;
を挙げることができる。
【0022】
(2)カチオン性多糖類、特にカチオン性セルロース、デンプン及びガラクトマンナンガム。カチオン性多糖類としては、特に、第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル、カチオン性セルロースコポリマー又は水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトしたセルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガムを挙げることができる。
第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテルは、仏国特許第1492597号に記載されており、特にアメルコール社(AMERCHOL)から「JR」(JR400、JR125、JR30M)又は「LR」(LR400、LR30M)の名称で販売されているポリマーである。またこれらのポリマーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロース第4級アンモニウムとして、CTFA辞典に定義されている。
【0023】
カチオン性セルロースコポリマー又は水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトしたセルロースは、特に米国特許第4131576号に記載されており、例えばメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩が特にグラフトした、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロースである。
この定義に相当する市販品は、特に、ナショナル・スターチ社(NATIONAL STARCH)から「セルクアット(CELQUAT)(登録商標)H100」及び「セルクアット(登録商標)L200」の名称で販売されている製品である。
カチオン性ガラクトマンナンガムは、特に米国特許第3589578号及び同4031307号に記載されており、特にカチオン性トリアルキルアンモニウム基を有するグアーガムである。例えば、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性したグアーガムが使用される。
このような製品は、特にローディア・シミー社(RHODIA CHIMIE)から、ジャガー(登録商標)(JAGUAR)C13S、ジャガー(登録商標)C15、ジャガー(登録商標)C17又はジャガー(登録商標)C162の商品名で販売されている。
また、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性したデンプン、例えばINCI命名法に従えばスターチ−ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(starch hydroxypropyltrimonium chloride)と称され、オンデオ社(ONDEO)からセンソマー(SENSOMER)Ci−50の名称で市販されている製品が使用される。
【0024】
(3)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025号及び同2280361号に記載されている。
(4)特に、酸性化合物とポリアミンとの重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド類;これらのポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、二不飽和誘導体、ビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、アルキルビスハライド、もしくはビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、アルキルビスハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又は二不飽和誘導体と反応性である二官能性化合物の反応の結果生じたオリゴマーで架橋可能で;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミド類はアルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化されてもよい。このようなポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同2368508号に記載されている。
【0025】
(5)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミン類を縮合させ、続いて二官能性剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド類。例えば、アルキル基が1〜4の炭素原子を有し、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを示す、アジピン酸−ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国特許第1583363号に記載されている。
これらの誘導体として、特にサンド社(SANDOZ)から「カルタレチン(CARTARETINE)(登録商標)F、F4又はF8」の名称で販売されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができる。
【0026】
(6)3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも一の第2級アミン基と、2つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られたポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対して、0.5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国特許第3227615号及び同2961347号に記載されている。
この種のポリマーは、特に、アジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリマーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(DELSETTE)(登録商標)101」又は「PD170」の名称で、もしくはハーキュレス・インクから「ヘルコセット(HERCOSETT)(登録商標)57」の名称で販売されている。
【0027】
(7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマー、例えば、次の式(XIII)又は(XIV):
【化20】
Figure 2004035556
[上式中:
k及びtは0又は1であり、k+tの合計は1であり;R12は、水素原子又はメチル基を示し;R10及びR11は互いに独立して、1〜8の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、又は低級(C−C)アミドアルキル基を示すか、又はR10とR11は、それらが結合している窒素原子と共同して、複素環基、例えばピペリジニル又はモルホリニルを示し得るもので;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シトラート、タートラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファートである]
に相当する単位を鎖の主な構成要素として含有するホモポリマー又はコポリマー。これらのポリマーは、特に仏国特許第2080759号及び追加特許証第2190406号に記載されている。
10及びR11は互いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基を示す。
上述したポリマーとしては、特にナルコ社(NALCO)から「メルクアット(MERQUAT)(登録商標)100」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー(及びその低重量平均分子量の相同体)、及び「メルクアット(登録商標)550」の名称で販売されているジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーを挙げることができる。
【0028】
(8)次の式:
【化21】
Figure 2004035556
{上式(XIV)中、
13、R14、R15及びR16は同一又は異なっており、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR13、R14、R15及びR16は、共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR13、R14、R15及びR16は、R17がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、−CO−NH−R17−D又は−CO−O−R17−D基、又はニトリル、エステル、アシル、アミドで置換された直鎖状又は分枝状のC−Cアルキル基を示し;
及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖に挿入、又は連結して含有されていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し;
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;
、R13及びR15は、それらが結合する2つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;Aが飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bがまた(CH−CO−D−OC−(CH−基を示してよく、
ここでDは:
a)式:−O−Z−O−のグリコール残基
[上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素基、又は次の式:
−(CH−CH−O)−CH−CH
−[CH−CH(CH)−O]−CH−CH(CH)−
(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)
の一つに相当する基を示す];
b)ジ第2級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
c)式:−NH−Y−NH−のジ第1級ジアミン残基
[上式中、Yは、次の式:
−CH−CH−S−S−CH−CH
で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す];
d)式:−NH−CO−NH−のウレイレン基;
を示す}
に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー。
好ましくは、Xは、一価の無機又は有機のアニオン、例えばハロゲン化物(塩化物又は臭化物)、スルファート、又はカルボキシラート(アセタート、ラクタート、シトラート)である。
これらのポリマーは、一般的に1000〜100000の数平均分子量を有する。
この種のポリマーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270846号、同2316271号、同2336434号及び同2413907号、及び米国特許第2273780号、同2375853号、同2388614号、同2454547号、同3206462号、同2261002号、同2271378号、同3874870号、同4001432号、同3929990号、同3966904号、同4005193号、同4025617号、同4025627号、同4025653号、同4026945号及び同4027020号に記載されている。
【0029】
特に次の式:
【化22】
Figure 2004035556
[上式中、R、R、R及びRは同一又は異なっており、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することができる。
特に好ましい式(XV)の化合物は、R、R、R及びRがメチル基を表し、n=3、p=6及びX=Clで、INCI(CTFA)命名法に従い、塩化ヘキサジメトリンと称されているものである。
【0030】
(9)次の式(XVI):
【化23】
Figure 2004035556
[上式中:
18、R19、R20及びR21は同一又は異なっており、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル又は−CHCH(OCHCHOH基を表し、
pは0に等しいか、又は1〜6の整数であり、但し、R18、R19、R20及びR21は同時には水素原子を示さず、
r及びsは同一又は異なっており、1〜6の整数であり、
qは0、又は1〜34の整数であり、
はハロゲン化物等のアニオンを示し、
Aはジハライドの基を示すか、あるいは好ましくは−CH−CH−O−CH−CH−を示す]
の単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー。
このような化合物は、特に欧州特許出願公開第122324号に記載されている。
このような製品としては、例えば、ミラノール社(MIRANOL)から販売されている「ミラポール(MIRAPOL)(登録商標)A15」、「ミラポール(登録商標)AD1」、「ミラポール(登録商標)AZ1」及び「ミラポール(登録商標)175」を挙げることができる。
【0031】
(10)ビニルピロリドンとビニルイミダゾールの第4級ポリマー、例えばポリクオタニウム(POLYQUATERNIUM)−11、ポリクオタニウム−16、ポリクオタニウム−44、特にBASF社からルビクアット(LUVIQUAT)(登録商標)FC905、FC550及びFC370、及びルビクアット(登録商標)ケア(CARE)の名称で市販されている製品。
(11)ポリアミン類、例えばCTFA辞書で「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」の名称が付されているコグニス社から販売されているポリクアート(POLYQUART)(登録商標)H。
【0032】
(12)架橋した又は架橋していないメタクリロイルオキシ(C−Cアルキル)トリ(C−Cアルキル)アンモニウム塩のポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合、又は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は共重合に続いて、オレフィン性不飽和を有する化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得られるポリマー。特に、鉱物性油に50重量%の、架橋したアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー(重量比 20/80)を含有せしめてなる分散液の形態で該ポリマーを使用することもできる。
この分散液は、チバ社から「サルケア(SALCARE)(登録商標)SC92」の名称で販売されている。また、鉱物性油又は液状エステルに、約50重量%の架橋したメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含有せしめてなるものを使用することもできる。これらの分散液は、チバ社から「サルケア(登録商標)SC95」及び「サルケア(登録商標)SC96」の名称で販売されている。
【0033】
本発明の範疇で使用可能な他のカチオン性ポリマーは、カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質の加水分解物、ポリアルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体である。
本発明の範疇で使用可能な全カチオン性ポリマーのなかでも、第4級セルロースエーテル誘導体、例えばアメルコール社から「JR400」の名称で販売されている製品、カチオン性シクロポリマー類、特にナルコ社から「メルクアット(登録商標)100」、「メルクアット(登録商標)550」及び「メルクアット(登録商標)S」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー又はコポリマー、特にBASF社からルビクアット・ケアの名称で販売されているビニルピロリドン及びメチルビニルイミダゾリウム塩(例えば硫酸メチル又は硫酸エチル)のコポリマー、及びそれらの混合物が好ましく使用される。
【0034】
本発明において、組成物は少なくとも一のカチオン性多糖類及び少なくとも一のビニルイミダゾールとビニルピロリドンの第4級ポリマーを好ましくは含有する。
本発明において、組成物は少なくとも一のジアリルジメチルアンモニウムクロリド及び少なくとも一のビニルイミダゾールとビニルピロリドンの第4級ポリマーを好ましくは含有する。
本発明において、それぞれのカチオン性ポリマーは、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.05重量%〜2重量%である。
【0035】
本発明の好ましい実施態様において、本発明の組成物は、少なくとも一の増粘剤をさらに含有する。この増粘剤は好ましくは非イオン性である。
本発明の非イオン性増粘剤は、天然又は合成由来であってよい。それらは特に:
(i)エステル及び/又はアミド型のエチレン性不飽和モノマーを有する非イオン性のホモポリマー及びコポリマー、
(ii)ビニルピロリドンのホモ−又はコポリマー、
(iii)多糖類、
から選択される。
【0036】
エステル及び/又はアミド型のエチレン性不飽和モノマーを有する非イオン性のホモポリマー及びコポリマーとしては、ポリアミド類、特にサイテック社(CYTEC)からサイアナマー(CYANAMER)P250(ポリアクリルアミド)の名称で販売されている製品;メタクリル酸メチル/エチレングリコールジメタクリラートのコポリマー(USコスメティクス社(COSMETICS)のPMMA・MBX−8C);メタクリル酸ブチル/メタクリル酸メチルのコポリマー(ローム&ハース社のアクリロイド(ACRYLOID)B66)、ポリメチルメタクリラート(コボ社(KOBO)のBPA500)を挙げることができる。
ビニルピロリドンのホモ−又はコポリマーは、特にビニルピロリドンの架橋したホモポリマー、例えばISP社から販売されているポリマーACP−10から選択される。
【0037】
増粘多糖類は、特にグルカン、変性又は未変性のデンプン(例えば、穀物、例えば小麦、トウモロコシ又は米、野菜、例えば金エンドウ(golden pea)、塊茎(tuber)、例えばポテト又はキャッサバから得られたもの)、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、デキストラン、セルロース及びその誘導体(メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース)、マンナン、キシラン、リグニン、アラバン(arabans)、ガラクタン(galactans)、ガラクツロナン(galacturonans)、キチン、キトサン、グルクロノキシラン(glucuronoxylans)、アラビノキシラン(arabinoxylans)、キシログルカン、グルコマンナン、ペクチン酸及びペクチン、アラビノガラクタン、カラゲナン、寒天、アラビアガム、トラガカントガム(gum tragacanths)、ガッチガム(ghatti gums)、カラヤガム、キャロブガム、ガラクトマンナン、例えばグアーガム及びその非イオン性誘導体(ヒドロキシプロピルグアー)、及びそれらの混合物から選択される。
一般的に、本発明で使用可能なこの種の化合物は、特に、「Encyclopedia of Chemical Technology」Kirk−Othmer, 3版, 1982, 3巻, 896−900頁、及び15巻, 439−458頁、「Polymers in Nature」E.A. MacGREGOR及びC.T. GREENWOOD編, JohnWiley & Sons, 6章, 240−328頁, 1980, 及び「Industrial Gums−Polysaccharides and their Derivatives」Roy L. WHISTLER編, 2版, Academic Press Incに記載されているものから選択され、これら3つの出版物の内容は、出典明示によって本出願に全体が含まれる。
デンプン、グアーガム、セルロース及びその誘導体が好ましく使用される。
【0038】
多糖類は変性していても未変性であってもよい。
未変性のグアーガムは、例えばユニペクチン社(UNIPECTINE)からヴィドガム(VIDOGUM)GH175の名称で、及びローディア・シミー社からメイプロ(MEYPRO)−グアー50及びジャガーCの名称で販売されている製品である。
変性した非イオン性のグアーガムは、特にC−Cヒドロキシアルキル基で変性されている。
ヒドロキシアルキル基としては、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチル基を挙げることができる。
これらのグアーガムは従来技術でよく知られており、例えば、ヒドロキシプロピル基で変性したグアーガムを得るためには、プロピレンオキシド等の対応するアルケンオキシドとグアーガムを反応させることによって調製することができる。
グアーガムに存在するフリーのヒドロキシル官能基により消費されるアルキレンオキシド分子の数に相当するヒドロキシアルキル化度は、好ましくは0.4〜1.2の間で変化する。
ヒドロキシアルキル基で変性していてもよいこのような非イオン性のグアーガムは、例えばジャガーHP8、ジャガーHP60及びジャガーHP120、ジャガーDC293及びジャガーHP105の商品名でローディア・シミー社から、又はガラクタソール(GALACTASOL)4H4FD2の名称でアクアロン社(AQUALON)から販売されている。
【0039】
セルロースの中でも、ヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロースが特に使用される。アクアロン社からクリューセル(Klucel)EF、クリューセルH、クリューセルLHF、クリューセルMF、クリューセルG、アメルコール社からセロサイズ(CELLOSIZE)ポリマーPCG−10の名称で販売されている製品を挙げることができる。
好ましくは、本発明の化粧品組成物の増粘剤は、活性物質が1%濃度の水溶液又は水分散液において20rpmの剪断速度でブルックフィールド粘度計を用いて測定した粘度が、5mPa/sを越える、有利には10mPa/sを越えるものである。
本発明において増粘剤は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1重量%〜3重量%でありうる。
【0040】
本発明の組成物は、カチオン性界面活性剤以外のある種の界面活性剤を含有してよい。
本発明で使用可能な界面活性剤は、従来技術でよく知られている従来からのアニオン性、非イオン性及び両性界面活性剤、及びそれらの混合物から選択される。
本発明の組成物は、アニオン性、両性及び非イオン性界面活性剤から選択される少なくとも一の界面活性剤、又はそれらの混合物を有利にはさらに含有し、組成物の全重量に対して、一般的に約0.1重量%〜60重量%、好ましくは3重量%〜40重量%、より好ましくは5重量%〜30重量%の量で存在する。
【0041】
本発明の実施に適した界面活性剤は、特に以下のものである:
(i)アニオン性界面活性剤(類):
本発明において、その性質はあまり重要ではない。
よって、本発明において単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類、アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α−オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類、アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類、アルキルスルホシクシナマート類、アルキルスルホアセタート類、アルキルエーテルホスファート類、アシルサルコシナート類、アシルイセチオナート類及びN−アシルタウラート類の塩(特にアルカリ金属、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基が、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基が、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものを挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸の塩、コプラ油酸又は水素化コプラ油酸、アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えばアルキル−D−ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、並びにポリオキシアルキレン化(C−C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C−C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C−C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
アニオン性界面活性剤として、本発明においてはアルキルスルファート塩及びアルキルエーテルスルファート塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
【0042】
(ii)非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤のハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991、116−178頁)を参照]であり、本発明において、それらの性質はあまり重要ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有し、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された脂肪酸、アルキルフェノール類、α−ジオール類又はアルコール類から選択され、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N−アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10−C14)アルキルアミンオキシド類又はN−アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、特に本発明で適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
【0043】
(iii)両性界面活性剤
本発明において、両性界面活性剤の性質はあまり重要ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも一の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C−C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C−C20)アルキルアミド(C−C)アルキルベタイン類又は(C−C20)アルキルアミド(C−C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の構造:
−CONHCHCH−N(R)(R)(CHCOO−)   (2)
[上式中:Rは、加水分解されたコプラ油中に存在する酸R−COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rはβ−ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
−CONHCHCH−N(B)(C)   (3)
[上式中:
Bは−CHCHOX’を示し、Cはz=1又は2である−(CH−Y’を示し、
X’は、−CHCH−COOH基又は水素原子を示し、
Y’は、−COOH又は−CH−CHOH−SOH基を示し、
は、加水分解されたアマニ油又はコプラ油中に存在する酸R−COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、米国特許第2528378号及び米国特許第2781354号に記載され、ミラノールの名称で販売されている製品を挙げることができる。
【0044】
これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Cocoamphodiacetate)、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Lauroamphodiacetate)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Caprylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Cocoamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Lauroamphodipropionate)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Caprylamphodipropionate)、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Capryloamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸、ココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA辞典、第5版、1993に分類されている。
例えば、ローディア・シミー社からミラノール(登録商標)C2M濃縮物の商品名で市販されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。
【0045】
本発明の組成物においては、界面活性剤の混合物、特にアニオン性界面活性剤の混合物、及びアニオン性界面活性剤と両性又は非イオン性界面活性剤との混合物が好ましく使用される。特に好ましい混合物の一つは、少なくとも一のアニオン性界面活性剤と少なくとも一の両性界面活性剤からなる混合物である。
好ましく使用されるアニオン性界面活性剤は、2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12−C14)アルキルエーテルスルファート類、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12−C14)アルキルスルファート類、ココイルイセチオン酸ナトリウム(sodium cocoyl isethionate)及び(C14−C16)アルファ−オレフィンスルホン酸ナトリウムから選択され、及びそれらと;
− 両性界面活性剤、例えば、特に、38%の活性物質を含有する水溶液として「ミラノールC2M・CONC」の商品名で、又はミラノールC32の名称で、ローディア・シミー社から市販されているココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム又はココアンホプロピオン酸ナトリウムとして称されるアミン誘導体か;
− 又は両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン類、特に、コグニス社から、32%の活性物質を含有する水溶液として「デハイトン(DEHYTON)(登録商標)AB30」の名称で販売されているココベタイン、又は(C8−C20)アルキルアミド(C1−C6)アルキルベタイン類、例えばゴールドシュミット社から市販されている「テゴベタイン(TEGOBETAINE)(登録商標)F50」
との混合物が使用される。
【0046】
本発明の組成物は、第4級アンモニウム基を持つシリコーン類以外のシリコーン類、少なくとも12の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、例えばポリ(アルファ−オレフィン類)、及びそれらの混合物から選択される少なくとも一のコンディショナーをさらに含有してよい。
本発明で使用可能なシリコーン類は、組成物に不溶又は溶解するものであってよく、それらは、特に本発明の組成物に不溶のポリオルガノシロキサン類である。それらは、油、ロウ、樹脂又はガムの形態で提供される。またそれらは、純粋物、エマルション、分散液、又はマイクロエマルションとして使用され得る。
オルガノポリシロキサン類は、ウォルター・ノール(WALTER NOLL)の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(1968)、アカデミック・プレス(Academic Press)社版において、より詳細に定義されている。それらは揮発性又は非揮発性であってよい。
【0047】
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に60℃〜260℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される:
(i) 3〜7、好ましくは4〜5のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特に、ローディア社(RHODIA)から「シルビオン(SILBIONE)70045V2」又はユニオン・カーバイド社(UNION CARBIDE)から「揮発性シリコーン7207」の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローディア社から「シルビオン70045V5」、ユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン7158」の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造:
【化24】
Figure 2004035556
を有し、ユニオン・カーバイド社から販売されている「シリコーンボラタイルFZ3109」を挙げることもできる。
さらに、ケイ素から誘導された有機化合物と環状シリコーン類の混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール(50/50)の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンと1,1’−オキシ(2,2,2’,2’,3,3’−ヘキサトリメチルシリルオキシ)ビスネオペンタンの混合物を挙げることができる。
【0048】
(ii) 2〜9のケイ素原子を有し、25℃で5x10−6/s以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば、特に、トーレ・シリコーン社(TORAY SILICONE)から「SH200」の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、このクラスに入るシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレタリー(Cosmetics and Toiletries)の第91巻、1月、76、27−32頁、トッド・アンド・バイヤー(TODD & BYERS)の「化粧品用の揮発性シリコーン流体(Volatile Silicone Fluids for Cosmetics)」において公開されている論文に記載されている。
【0049】
非揮発性シリコーン類としては、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物を挙げることができる。
本発明で使用可能な有機変性されたシリコーン類は、それらの構造に、炭化水素基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含む、上述したシリコーン類である。
有機修飾されたシリコーン類としては次のものを挙げることができる:
− C−C24アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社(Dow Corning)からQ2・5200の名称で販売されている、(C12)アルキルメチコーンコポリオール、及びユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット(SILWET)(登録商標)L722、L7500、L77及びL711、又はダウ・コーニング社からDC1248の名称で販売されているジメチコーンコポリオールと称される製品;
− 置換又は非置換のアミン含有基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社(GENESEE)からGP7100及びGP4シリコーン・フルイドの名称で販売されている製品、又はダウ・コーニング社からQ2・8220及びダウ・コーニング929もしくは939の名称で販売されている製品。置換されたアミン含有基は、特にC−Cアミノアルキル基である;
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社から「GP72A」及び「GP71」の名称で販売されている製品;
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばSWSシリコーン社から「シリコーン・コポリマーF−755」の名称で、またゴールドシュミット社からアビルワックス(ABIL WAX)(登録商標)2428、2434及び2440の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば仏国特許出願公開第85−16334号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類;
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば米国特許第4957732号に記載されているポリオルガノシロキサン;
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション(CHISSO CORPORATION)からの欧州特許第186507号に記載されている製品、又はアルキルカルボキシル型のもの、例えば信越社(SHIN−ETSU)の製品名X−22−3701に存在するもの;2−ヒドロキシアルキル−スルホナートを有するポリオルガノシロキサン類;2−ヒドロキシアルキルチオスルファートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社から「アビル(登録商標)S201」及び「アビル(登録商標)S255」の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第342834号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Q2−8413を挙げることができる。
シリコーン類の例として、アミノ又はアルコキシル化基を有するポリジメチルシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、ポリジメチルシロキサン類が好ましく使用される。
【0050】
本発明の組成物は、一又は複数のカルボン酸エステル、例えばRが4〜29の炭素原子を有する高級脂肪酸残基を表し、Rが3〜30の炭素原子を有する炭化水素鎖を表す式RCOORの化合物、例えばプルセリン油(オクタン酸ステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、2−エチルヘキシルパルミタート、2−ヘキシルデシルラウラート、2−オクチルデシルパルミタート、2−オクチルドデシルミリスタート又はラクタート、ネオペンタン酸イソステアリル及びそられの混合物をさらに含有してもよい。
また本発明の組成物は、一又は複数の植物性油、例えばスイートアルモンド油、アボカド油、ヒマシ油、オリブ油、ホホバ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、ゴマ油、ピーナッツ油、グレープシード油、大豆油、菜種油、紅花油、コプラ油、コーン油、ヘーゼルナッツ油、シェアバター、パーム油、アプリコット核油、カロフィラム油及びそれらの混合物をさらに含有してもよい。
鉱物性油として、特にパラフィン油及び流動パラフィンを挙げることができる。
【0051】
シリコーン類、エステル、植物性油、鉱物性油、合成油及びそれらの混合物から選択されるコンディショナーは、組成物の全重量に対して0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜10重量%、特に0.3重量%〜5重量%の範囲の量で、本発明の組成物に含有される。
化粧品的に許容可能な媒体は好ましくは水性であり、水又は水と化粧品的に許容可能な溶媒、例えばC−C低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、n−ブタノール;ポリオール、例えばプロピレングリコール;ポリオールエーテル;C−C10アルカン類;アセトン、メチルエチルケトン;C−C酢酸アルキル、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル;ジメトキシエタン、ジエトキシエタン;及びそれらの混合物との混合物を含有してよい。
化粧品的に許容可能な、特に水性媒体は、組成物の全重量に対して30〜98重量%である。
【0052】
本発明の組成物のpHは2〜8、好ましくは3〜7である。
本発明において、組成物は好ましくは透明である。
透明度は、25℃において、ハック(HACH)−モデル2100P濁度計(装置はホルマジンを用いて標準化)を用いた濁度により測定することができる。本発明の組成物(付加的な不溶性の化合物が存在しない場合)の濁度は、一般的に0.05〜500NTU、好ましくは10〜300NTUである。
【0053】
本発明の組成物は、当該技術でよく知られている従来からの添加剤、例えばアニオン性、非イオン性又は両性ポリマー、非ポリマー増粘剤、例えば酸又は電解質、乳白剤、真珠光沢剤、ビタミン類、プロビタミン類、例えばパンテノール、ロウ、例えば植物性ロウ、天然又は合成セラミド類、香料、着色剤、有機又は無機粒子、防腐剤、pH安定剤をさらに含有してもよい。
当業者であれば、本発明の組成物の特性が悪影響を受けないように留意して、可能な添加剤及びそれらの量を選択するであろう。
これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0〜20重量%の範囲の量で、本発明の組成物に存在する。
【0054】
また本発明の組成物は、シャンプー、すすがれる又はそのまま残るアフターシャンプー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はストレート化の前後又は毛髪のパーマネントウエーブ又はストレート化の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物の形態で提供されてもよい。
それらは、例えばアフターシャンプー、すすがれるトリートメント、ディープトリートメントマスク、トリートメントローション又はクリームで頭皮用のものとして使用することができる。
本発明の好ましい実施態様において、組成物はすすがれるアフターシャンプー、特に細い毛髪用のものとして使用され得る。
【0055】
本発明の化粧品組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、流動的又は増粘したローション又はムースの形態で提供されてもよく、皮膚、爪、まつげ、唇、特に毛髪に使用される。
組成物は様々な形態、特に組成物を気化した形又は泡の形で確実に適用するために、ベーパライザー、ポンプ式ディスペンサー又はエアゾール容器に包装することができる。このような包装形態は、例えば、毛髪をトリートメントするためのスプレー、ラッカー又はムースを得ることが望まれる場合に推奨される。
【0056】
また本発明は、上述した化粧品組成物を有効量、ケラチン物質に適用し、場合によっては任意の放置時間の後にすすぐことからなる、皮膚又は毛髪等のケラチン物質の美容処理方法に関する。すすぎは、例えば水で行われる。
よって本発明の方法により、ヘアスタイルの保持、皮膚、毛髪又は任意の他のケラチン物質のトリートメント、手入れ又は洗浄、もしくはメークアップの除去が可能となる。
【0057】
【実施例】
次の実施例は本発明を例証するものであり、何らの方法によっても、本発明を限定するものではない。
次の実施例の組成物が例えば得られる。
実施例1
次のすすがれるアフターシャンプー組成物を調製した:
【表1】
Figure 2004035556
室温で水を製造タンクに入れ、ついで防腐剤とポリクオタニウム−10を添加した。完全に溶解するまで、混合物をホモジナイズした。予めグリセリンに分散させたヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルグアー、ついでクエン酸、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ポリクオタニウム−44及びクオタニウム−80を連続して添加した。
混合物が均質になったときに、香料を添加した。
組成物を、洗浄して絞った毛髪に1〜5分間適用した。ついで毛髪をすすいで乾燥させた。
湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかで個別化されていた。
【0058】
実施例2
次のすすがれるアフターシャンプー組成物を調製した:
【表2】
Figure 2004035556
組成物を、洗浄して絞った毛髪に1〜5分間適用した。ついで毛髪をすすいで乾燥させた。
湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかで個別化されていた。
【0059】
実施例3
次のすすがれるアフターシャンプー組成物を調製した:
【表3】
Figure 2004035556
組成物を、洗浄して絞った毛髪に1〜5分間適用した。ついで毛髪をすすいで乾燥させた。
湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかで個別化されていた。
【0060】
実施例4
次のすすがれるアフターシャンプー組成物を調製した:
【表4】
Figure 2004035556
組成物を、洗浄して絞った毛髪に1〜5分間適用した。ついで毛髪をすすいで乾燥させた。
湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかで個別化されていた。
【0061】
実施例5
次のすすがれるアフターシャンプー組成物を調製した:
【表5】
Figure 2004035556
組成物を、洗浄して絞った毛髪に1〜5分間適用した。ついで毛髪をすすいで乾燥させた。
湿った毛髪は滑らかでしなやかであり、乾燥した毛髪はしなやかで個別化されていた。

Claims (47)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体中に、第4級アンモニウム基を持つ少なくとも一のシリコーンと少なくとも一の液状脂肪アルコールを含有してなる化粧品組成物。
  2. 第4級アンモニウム基を持つ前記シリコーンが、次の一般式:
    Figure 2004035556
    Figure 2004035556
    Figure 2004035556
    Figure 2004035556
    [上式中:
    − Rは同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のC−C30アルキル基又はフェニル基を表し;
    − Rは同一又は異なっており、−C2c−O−(CO)−(CO)−R又は−C2c−O−(CO)−Rを表し;
    ここでRは同一又は異なっており、次の式:
    Figure 2004035556
    の基から選択され、ここで:
    − R基は独立して、直鎖状又は分枝状のC1−22アルキル又はC2−22アルケニル基で一又は複数のOH基を担持していてもよいものを表すか、又はC2hZCOR基を表し;
    − R、R及びRは同一又は異なっており、一又は複数のOH基を担持していてもよい直鎖状又は分枝状のC1−22アルキル又はC2−22アルケニル基を表すか、又はRはRの一部と共に、複素環(N、O、P等の少なくとも一のヘテロ原子を有する環)を形成してよく、該複素環は特にイミダゾリンであり、
    − mは0〜20の間で変化し;
    − nは0〜500の間で変化し;
    − pは1〜50の間で変化し;
    − qは0〜20の間で変化し;
    − rは1〜20の間で変化し;
    − aは0〜50の間で変化し;
    − bは0〜50の間で変化し;
    − cは0〜4の間で変化し;
    − fは0〜4の間で変化し;
    − gは0〜2の間で変化し、好ましくは1に等しく;
    − hは1〜4の間で変化し、好ましくは3に等しく;
    − Zは酸素原子又はNHを表し;
    − Aは、カルボキシラート、スルファート、ハロゲン化物等の一価の無機又は有機アニオンを表す]
    の一つに相当するシリコーンから選択される請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. 前記シリコーンが式(III)のものである請求項2に記載の組成物。
  4. 前記シリコーンが、次の条件:
    − cが2又は3に等しく;
    − Rがメチル基を示し;
    − a及びbが0に等しく;
    − nが0〜100の間で変化し;
    − qが0に等しく;
    − f=3;
    − g=1;
    − R及びRがメチル基を示し;
    − Rが−(CH)−NHCOR基を示す;
    の少なくとも一つを満たす一般式(III)に相当するものである請求項3に記載の組成物。
  5. 前記シリコーンがクオタニウム−80である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 第4級アンモニウム基を持つシリコーンが、水溶液又は水分散液又は水懸濁液の形態で提供される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化粧品組成物。
  7. 組成物の全重量に対して0.01〜10重量%の量、好ましくは0.1〜5重量%の量の活性物質として、第4級アンモニウム基を持つシリコーンを含有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 液状脂肪アルコールが、1〜15モルのアルキレンオキシドでオキシアルキレン化されていてもよく、又は1〜6モルのグリセロールでポリグリセロール化されていてもよい、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC−C30脂肪アルコールから選択される請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 液状脂肪アルコールが、ラウリル、ミリスチル、イソステアリル、イソセチル及びオレイルアルコール、2〜6モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたラウリルアルコール、及びそれらの混合物から選択される請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 液状脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.01重量%〜15重量%の範囲の量で存在する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 液状脂肪アルコールが、組成物の全重量に対して0.1重量%〜5重量%の範囲の量で存在する請求項10に記載の組成物。
  12. 少なくとも一のカチオン性界面活性剤を含有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. カチオン性界面活性剤が、ポリオキシアルキレン化されていてもよい第1級、第2級又は第3級脂肪アミン塩、第4級アンモニウム塩、及びそれらの混合物から選択される請求項12に記載の組成物。
  14. 第4級アンモニウム塩が:
    − 次の一般式(V):
    Figure 2004035556
    [上式中、符号RないしRは同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜30の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリール等の芳香族基を表し;Xがハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、(C−C)アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類を含む群から選択されるアニオンである]
    を有するもの;
    − イミダゾリンの第4級アンモニウム塩;
    − 次の式(VII):
    Figure 2004035556
    [上式中、Rは約16〜30の炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13及びR14は同一又は異なっており、水素又は1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類及び硫酸メチルを含む群から選択されるアニオンである]
    の二第4級アンモニウム塩;
    − 少なくとも一のエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩;
    から選択される請求項13に記載の組成物。
  15. イミダゾリンの第4級アンモニウム塩が、次の式(VI):
    Figure 2004035556
    [上式中、Rは、獣脂脂肪酸から誘導されるもの等の、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Rは水素原子、C−Cアルキル基又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC−Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C−Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類を含む群から選択されるアニオンである]
    のものから選択される請求項13に記載の組成物。
  16. カチオン性界面活性剤が、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオタニウム−83、ベヘニルアミドプロピル−2,3−ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウムクロリド及びパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドから選択される請求項12ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. カチオン性界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.05〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の量で含有されている請求項12ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 少なくとも一のカチオン性ポリマーをさらに含有している請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 互いに異なる少なくとも2つのカチオン性ポリマーを含有している請求項18に記載の組成物。
  20. カチオン性ポリマーが、ポリマー主鎖の一部を形成可能であるか、又はそこに直接結合される側方置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択される請求項18又は19に記載の組成物。
  21. 前記カチオン性ポリマーが:
    (1)次の式:
    Figure 2004035556
    [上式中:
    は同一又は異なっており、水素原子又はCH基を示し;
    Aは同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子のアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を表し;
    、R及びRは同一又は異なっており、1〜18の炭素原子のアルキル基又はベンジル基を表し;
    及びRは同一又は異なっており、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基を表し;
    Xが無機又は有機酸から誘導されたアニオンを示す]
    の単位の少なくとも一つを有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー;
    (2)カチオン性多糖類;
    (3)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物;
    (4)酸化合物とポリアミンとの重縮合により特に調製された水溶性ポリアミノアミド類で、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、二不飽和誘導体、ビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、アルキルビスハライド、もしくはビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、アルキルビスハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又は二不飽和誘導体と反応性である二官能性化合物の反応の結果生じたオリゴマーで架橋されていてもよいもので;ここで架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;アルキル化されるか、あるいはそれらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化されてもよいポリアミノアミド類;
    (5)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミン類を縮合させ、続いて二官能性剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド類;
    (6)3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも一の第2級アミン基と、2つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー;
    (7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマー;
    (8)次の式:
    Figure 2004035556
    {上式(XIV)中:
    13、R14、R15及びR16は同一又は異なっており、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR13、R14、R15及びR16は、共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR13、R14、R15及びR16は、R17がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、−CO−NH−R17−D又は−CO−O−R17−D基、又はニトリル、エステル、アシル、アミドで置換された直鎖状又は分枝状のC−Cアルキル基を示し;
    及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖に挿入、又は連結して含有されていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し;
    は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;
    、R13及びR15は、それらが結合する2つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;Aが飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bがまた(CH−CO−D−OC−(CH−基を示してよく、
    ここでDは:
    a)式:−O−Z−O−のグリコール残基
    [上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素基、又は次の式:
    −(CH−CH−O)−CH−CH
    −[CH−CH(CH)−O]−CH−CH(CH)−
    (上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)
    の一つに相当する基を示す];
    b)ピペラジン誘導体等の二第2級ジアミン残基;
    c)式:−NH−Y−NH−の二第1級ジアミン残基
    [上式中、Yは、次の式:
    −CH−CH−S−S−CH−CH
    で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す];
    d)式:−NH−CO−NH−のウレイレン基;
    を示し、
    好ましくは、Xが一価の無機又は有機のアニオンである}
    に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー;
    (9)次の式(XVI):
    Figure 2004035556
    [上式中:
    18、R19、R20及びR21は同一又は異なっており、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル又は−CHCH(OCHCHOH基を表し、
    pは0に等しいか、又は1〜6の整数であり、但し、R18、R19、R20及びR21は同時には水素原子を示さず、
    r及びsは同一又は異なっており、1〜6の整数であり、
    qは0、又は1〜34の整数であり、
    Xはハロゲン原子を示し、
    Aはジハライドの基を示すか、あるいは好ましくは−CH−CH−O−CH−CH−を示す]
    の単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー;
    (10)第4級ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールポリマー;
    (11)「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」等のポリアミン類;
    (12)メタクリロイルオキシ(C−Cアルキル)トリ(C−Cアルキル)アンモニウム塩の架橋ポリマー;
    (13)キチン誘導体、ポリ第4級ウレイレン類、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリエチレンイミン類等のポリアルキレンイミン類;
    から選択される請求項18ないし20のいずれか1項に記載の組成物。
  22. 前記カチオン性ポリマーが、カチオン性シクロポリマー類、カチオン性多糖類、ビニルイミダゾールとビニルピロリドンの第4級ポリマー、及びそれらの混合物から選択される請求項21に記載の組成物。
  23. 前記シクロポリマーが、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリマー、及びアクリルアミドとジアリルジメチルアンモニウムクロリドのコポリマーから選択される請求項22に記載の組成物。
  24. 前記カチオン性多糖類が、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩で変性したデンプン、2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウム塩で変性したグアーガム、及びトリメチルアンモニウム基で置換したエポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースから選択される請求項22に記載の組成物。
  25. ビニルイミダゾールとビニルピロリドンの前記第4級ポリマーが、ビニルピロリドンとメチルビニルイミダゾリウム塩のコポリマーから選択される請求項22に記載の組成物。
  26. 少なくとも一のカチオン性多糖類及び少なくとも一のビニルイミダゾールとビニルピロリドンの第4級ポリマーを含有する請求項19ないし25のいずれか1項に記載の組成物。
  27. 少なくとも一のジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリマー及び少なくとも一のビニルイミダゾールとビニルピロリドンの第4級ポリマーを含有する請求項19ないし25のいずれか1項に記載の組成物。
  28. それぞれのカチオン性ポリマーが、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の範囲の濃度で存在する請求項18ないし27のいずれか1項に記載の組成物。
  29. 少なくとも一の増粘剤を含有する請求項1ないし28のいずれか1項に記載の組成物。
  30. 前記増粘剤が非イオン性である請求項29に記載の組成物。
  31. 前記非イオン性増粘剤が:
    − エステル及び/又はアミド型のエチレン性不飽和モノマーを有する非イオン性のホモポリマー及びコポリマー、
    − ビニルピロリドンのホモ−及びコポリマー、
    − 多糖類、
    から選択される請求項30に記載の組成物。
  32. エステル及び/又はアミド型のエチレン性不飽和モノマーを有する非イオン性のホモポリマー及びコポリマーが、ポリアクリルアミド類、メタクリル酸メチル/エチレングリコールジメタクリラートのコポリマー、メタクリル酸ブチル/メタクリル酸メチルのコポリマー、及びポリメチルメタクリラートから選択される請求項29に記載の組成物。
  33. ビニルピロリドンのホモ−又はコポリマーが、ビニルピロリドンの架橋したホモポリマーから特に選択される請求項31に記載の組成物。
  34. 多糖類が、グルカン、変性又は未変性のデンプン、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、デキストラン、セルロース及びその誘導体(メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース)、マンナン、キシラン、リグニン、アラバン、ガラクタン、ガラクツロナン、キチン、キトサン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、キシログルカン、グルコマンナン、ペクチン酸及びペクチン、アラビノガラクタン、カラゲナン、寒天、アラビアガム、トラガカントガム、ガッチガム、カラヤガム、キャロブガム、ガラクトマンナン、例えばグアーガム及びその非イオン性誘導体(ヒドロキシプロピルグアー)、及びそれらの混合物から選択される請求項31に記載の組成物。
  35. 増粘剤が、組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜3重量%の濃度で存在する請求項29ないし34のいずれか1項に記載の組成物。
  36. アニオン性、非イオン性及び両性界面活性剤から選択される少なくとも一の界面活性剤を含有している請求項1ないし35のいずれか1項に記載の組成物。
  37. 少なくとも一の付加的なコンディショナーをさらに含有している請求項1ないし36のいずれか1項に記載の組成物。
  38. コンディショナーが、シリコーン類、少なくとも12の炭素原子を有するカルボン酸エステル、植物性油、鉱物性油、合成油、及びそれらの混合物から選択される請求項37に記載の組成物。
  39. 化粧品的に許容可能な媒体が、水、又は水と化粧品的に許容可能な溶媒との混合物からなる請求項1ないし38のいずれか1項に記載の組成物。
  40. 化粧品的に許容可能な溶媒が、C−C低級アルコール、アルキレングリコール、ポリオールエーテル、C−C10アルカン類、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸C−Cアルキル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、及びそれらの混合物から選択される請求項39に記載の組成物。
  41. アニオン性、非イオン性又は両性ポリマー、酸又は電解質等の非ポリマー増粘剤、乳白剤、真珠光沢剤、ビタミン類、パンテノール等のプロビタミン類、植物性ロウ等のロウ、天然又は合成セラミド類、香料、着色剤、有機又は無機粒子、防腐剤、pH安定剤等の添加剤をさらに含有している請求項1ないし40のいずれか1項に記載の組成物。
  42. シャンプー、アフターシャンプー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、パーマネントウエーブ又は毛髪ストレート化の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物、体の洗浄用組成物の形態で提供される請求項1ないし41のいずれか1項に記載の組成物。
  43. すすがれるアフターシャンプーの形態で提供される請求項1ないし42のいずれか1項に記載の組成物。
  44. ケラチン物質を洗浄又はトリートメントするための、請求項1ないし43のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  45. 毛髪をつややかにするための、請求項1ないし43のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  46. 毛髪をしなやかにするための、請求項1ないし43のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  47. 請求項1ないし43のいずれか1項に記載の化粧品組成物を有効量ケラチン物質に適用し、ついで場合によってはすすぐことからなる、毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法。
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