JP4053429B2 - スターチホスファートとカチオン性ポリマーを含有する化粧品用組成物とその用途 - Google Patents

スターチホスファートとカチオン性ポリマーを含有する化粧品用組成物とその用途 Download PDF

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Description

本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも一の特定の非シリコーン性カチオン性ポリマーと少なくとも一のスターチホスファートを含有せしめてなる新規な化粧品用組成物に関する。
大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び/又はパーマネントウエーブ処理の作用で、様々な程度に敏感化した(すなわちダメージを受けた及び/又は脆性化した)毛髪は、多くの場合もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性を欠くことがよく知られている。
特に、デンプン又はセルロース等の増粘多糖類を含有する化粧品用組成物が、ケラチン物質、特に毛髪をトリートメントするために既に提案されている。
しかしながら、このような組成物には、すすぎ性及び酸性pHにおける安定性に問題があり、ケラチン物質上へ分散させることが困難で、化粧品特性が不十分であるといった欠点があった。
毛髪のもつれをほぐれ易くし、毛髪に柔軟性及びしなやかさを付与するためにカチオン性ポリマーを、毛髪等のケラチン物質を洗浄又は手入れする組成物に使用することが既に推奨されている。この目的のためにカチオン性ポリマーを使用することには様々な欠点がある。それらは毛髪に対し高い親和性を有するため、これらのポリマーのなかには、繰り返し使用するうちにかなりの量が付着し、望ましくない影響、例えば帯電し、不快感があり、毛髪がごわつき、繊維間が付着してスタイリングにも影響を及ぼしてしまっていた。
要約すると、カチオン性ポリマーを含有する現在の化粧品用組成物は、完全には満足のいくものではなかった。
しかして、本出願人は、ある種のカチオン性ポリマーとスターチホスファートを組合せることにより、これらの欠点を改善できることを見出した。
従って、当該主題に関して鋭意研究を行ったところ、本出願人は、ある種のカチオン性ポリマーをベースにした従来の組成物、特に毛髪用組成物中にスターチホスファートを導入することにより、上述した問題を制限するか、もしくはなくすことさえできることを見出した。
さらに、この組合せにより、化粧品用組成物にメルティング(melting)テクスチャーが付与される:すなわち毛髪中で素早く消失する。この組成物で処理された毛髪には残留物がなく、柔軟な感触であった。
さらに、本発明の組成物は、特にフォームバス又はシャワーゲルの形態で皮膚に適用される場合、皮膚の柔軟性を改善する。
従って、本発明によれば、化粧品的に許容可能な媒体に、以下に記載する、少なくとも一の非シリコーン性カチオン性ポリマーと少なくとも一のスターチホスファートを含有せしめてなる新規な化粧品用組成物が提供される。
本発明の他の主題は、以下に記載する、非シリコーン性カチオン性ポリマーを含有する化粧品用組成物自体又は該組成物の調製におけるスターチホスファートの使用に関する。
本発明の種々の主題を以下に詳細に記載する。本発明で使用され、以下に与えられる全ての化合物の意味及び定義は、本発明の全主題に対して有効である。
本発明の目的において、スターチホスファートなる表現は、リン含有誘導体とデンプンとをエステル化し、デンプンの少なくとも一のヒドロキシル基とリン含有誘導体との間に少なくとも一のエステル結合を形成させることから誘導される生成物を意味すると理解される。
本発明で使用可能なデンプンは、特に、無水グルコース単位である基本単位からなるポリマーの形態をした巨大分子である。これらの単位の数及びアセンブリにより、アミロース(直鎖状ポリマー)とアミロペクチン(分枝状ポリマー)とを区別することができる。アミロースとアミロペクチンの相対割合、並びにそれらの重合度は、デンプンの由来となる植物に応じて変わる。
本発明で使用されるデンプン分子は、穀物又は塊根類から、植物学的に由来し得る。よって、デンプンは、例えばトウモロコシ、コメ、キャッサバ、タピオカ、大麦、ジャガイモ、小麦、サトウモロコシ及びエンドウのデンプンから選択される。
一般的にデンプンは、冷水に不溶性の白色粉末の形態であり、その基本粒子径は3〜100ミクロンの範囲である。
本発明において、デンプンは場合によってはC-Cヒドロキシアルキル化又はC-Cアシル化(好ましくはアセチル化)されていてもよい。またデンプンは加熱処理されていてもよい。
モノスターチホスファート類(St-O-PO-(OX)型のもの)、又はジスターチホスファート類(St-O-PO-(OX)-O-St-型のもの)、又はトリスターチホスファート類(St-O-PO-(O-St)型のもの)のいずれか、又はそれらの混合物を得ることができる。
Xは、特にアルカリ金属(例えばナトリウム又はカリウム)、アルカリ土類金属(例えばカルシウム、マグネシウム)、水酸化アンモニウム塩、アミン塩、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、3-アミノ-1,2-プロパンジオールの塩、及び塩基性アミノ酸、例えばリジン、アルギニン、サルコシン、オルニチン及びシトルリンから誘導されるアンモニウム塩を示す。
リン含有化合物は、例えばトリポリリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウム、オキシ塩化リン、又はトリメタリン酸ナトリウムであってよい。
好ましくは、ジスターチホスファート、又はジスターチホスファートに富む化合物、例えばアヴェベ社(AVEBE)から照会名プレジェル(PREJEL)VA-70-T AGGL(ゼラチン化されヒドロキシプロピル化されたキャッサバのジスターチホスファート)又はプレジェルTK1(ゼラチン化されたキャッサバのジスターチホスファート)又はプレジェル200(ゼラチン化されアセチル化されたキャッサバのジスターチホスファート)が使用される。
スターチホスファート(類)は、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%の範囲の量で好ましく使用される。より好ましくは、この量は組成物の全重量に対して0.05〜15重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量%の範囲である。
より一般的には、本発明の目的において「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。
「非シリコーン」なる用語は、カチオン性ポリマーがケイ素を含有しないことを意味する。
一般的に使用されるカチオン性ポリマーは、約500〜5x10、好ましくは約10〜3x10の数平均分子量を有する。
カチオン性ポリマーは次のものから選択される:
(1)次の式:
Figure 0004053429
[上式中:
は同一又は異なっており、水素原子又はCH基を示し;
Aは同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ましくは2又は3の炭素原子を有するアルキル基、又は1〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を示し;
、R及びRは同一又は異なっており、1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を示し;
及びRは同一又は異なっており、水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又はエチルを表し;
Xは無機又は有機酸から誘導されるアニオン、例えばメトスルファートアニオン又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]
の単位の少なくとも一つを有する、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから誘導されるホモポリマー又はコポリマー。
ファミリー(1)のコポリマーは、さらに、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、ジアセトンアクリルアミド類、窒素上に低級(C-C)アルキル類が置換されたアクリルアミド類及びメタクリルアミド類、アクリル酸又はメタクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタム類、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、ビニルエステルのファミリーから選択され得るコモノマーから誘導される一又は複数の単位を含んでいてもよい。
しかして、ファミリー(1)のこれらのポリマーとしては:
− 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドのコポリマー、例えばハーキュレス社(HERCULES)からヘルコフロック(HERCOFLOC)の名称で販売されているもの、
− 例えば、欧州特許出願公開第080976号に記載されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーで、チバ・ガイギー社(CIBA GEIGY)からビナクアット(BINA QUAT)P100の名称で販売されているもの、
− ハーキュレス社からレテン(RETEN)の名称で販売されている、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメトスルファートとアクリルアミドのコポリマー、
− 第4級化された又は第4級化されていないビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルアクリラート又はメタクリラートのコポリマー、例えばISP社から「ガフクアット(GAFQUAT)」の名称で販売されている製品、例えば、「ガフクアット734」又は「ガフクアット755」、又は「コポリマー845、958及び937」と称されている製品(これらのポリマーは、仏国特許第2077143号及び同2393573号に詳細が記載されている)で、ジメチルアミノエチルメタクリラート/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマー、及びビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメチルアミンのコポリマーを除くもの、
を挙げることができる。
(2)カチオン性セルロース。カチオン性セルロースとしては、特に第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル誘導体、カチオン性セルロースのコポリマー、又は水溶性のアンモニウムモノマーがグラフトしたセルロース誘導体を挙げることができる。
第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテル誘導体は、仏国特許第1492597号に記載されており、特にユニオン・カーバイド・コーポレーション(Union Carbide Corporation)から「JR」(JR400、JR125、JR30M)又は「LR」(LR400、LR30M)の名称で販売されているポリマーである。これらのポリマーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応するヒドロキシエチルセルロースの第4級アンモニウムとして、CTFA辞典に定義されている。
カチオン性セルロースのコポリマー、又は第4級アンモニウムの水溶性モノマーがグラフトしたセルロース誘導体は、特に米国特許第4131576号に記載されており、例えばメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩がグラフトした、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロースである。
この定義に相当する市販品としては、特に、ナショナル・スターチ社(National Starch)から「セルクアット(Celquat)H100」及び「セルクアットL200」の名称で販売されている製品がある。
(3)酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基とピペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025号及び同2280361号に記載されている。
(4)特に、酸化合物とポリアミンとの重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド類;これらのポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水物、不飽和の二無水物、二不飽和誘導体、ビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、アルキルビスハライドで、もしくはビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジアミン、アルキルビスハライド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又は二不飽和誘導体と反応性である二官能化合物との反応の結果生じたオリゴマーで架橋されていてもよく;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポリアミノアミド類はアルキル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化されてもよい。このようなポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同2368508号に記載されている。
(5)ポリカルボン酸とポリアルキレンポリアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピルを示す、アジピン酸-ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国特許第1583363号に記載されている。
これらの誘導体として、特にサンド社(Sandoz)から「カルタレチン(Cartaretine)(登録商標)F、F4又はF8」の名称で販売されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができる。
(6)3〜8の炭素原子を有する、飽和脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択されるジカルボン酸と、少なくとも一の第2級アミン基と二つの第1級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1の範囲であり;そこで得られたポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対して、0.5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国特許第3227615号及び同2961347号に記載されている。
この種のポリマーは、特に、アジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリマーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(Delsette)101」又は「PD170」の名称で、もしくはハーキュレス・インクから「ヘルコセット(Hercosett)57」の名称で販売されている。
(7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマー、例えば、次の式(VI)又は(VI'):
Figure 0004053429
[上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は1であり;R12は、水素原子又はメチル基を示し;R10及びR11は互いに独立して、1〜22の炭素原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、又は低級(C-C)アミドアルキル基を示すか、又はR10とR11は、それらが結合している窒素原子と共同して、複素環基、例えばピペリジニル又はモルホリニルを示してよく;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シトラート、タートラート、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファートである]
に相当する単位を鎖の主な構成要素として含有するホモポリマー又はコポリマーで、特に「メルクアット550」の名称で販売されているジアリル-ジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーを除くもの。
これらのポリマーは、特に、仏国特許第2080759号及び追加特許書第2190406号に記載されている。
10とR11は、互いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するアルキル基を示す。
上述したポリマーとしては、式(VI)又は(VI')に相当する単位を鎖の主な構成要素として含有するホモポリマー、例えば特に、カルゴン社(CALGON)から「メルクアット100」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー(及びその低重量平均分子量のホモログ)挙げることができる。
(8)次の式:
Figure 0004053429
{上式(VII)中:
13、R14、R15及びR16は同一又は異なっており、1〜20の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又はR13、R14、R15及びR16は、共同して又は別々に、それらが結合する窒素原子とともに、窒素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成するか、又はR13、R14、R15及びR16は、R17がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-CO-NH-R17-D又は-CO-O-R17-D基、又はニトリル、エステル、アシル、アミドで置換される直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;
及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環を主鎖に結合又は挿入されて含んでいてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し、
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;
、R13及びR15は、それらが結合する二つの窒素原子とともにピペラジン環を形成可能で;Aが飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、Bがまた(CH)-CO-D-OC-(CH)-基を示してもよく、
ここでDは:
a)式:-O-Z-O-のグリコール残基
[上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素基、又は次の式:
-(CH-CH-O)-CH-CH-
-[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)-
(上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜4の任意の数を示す)
の一つに相当する基を示す];
b)ジ第2級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体;
c)式:-NH-Y-NH-のジ第1級ジアミン残基
[上式中、Yは、次の式:
-CH-CH-S-S-CH-CH-
で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す];
d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基;
を示し、
は、好ましくはアニオン、例えば塩化物又は臭化物である}
に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー。
これらのポリマーは、一般的に1000〜100000の数平均分子量を有する。
この種のポリマーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270846号、同2316271号、同2336434号及び同2413907号、及び米国特許第2273780号、同2375853号、同2388614号、同2454547号、同3206462号、同2261002号、同2271378号、同3874870号、同4001432号、同3929990号、同3966904号、同4005193号、同4025617号、同4025627号、同4025653号、同4026945号及び同4027020号に記載されている。
特に次の式:
Figure 0004053429
[上式中、
、R、R及びRは同一又は異なっており、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20で変化する整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することができる。
式(a)の特に好ましい化合物は、R、R、R及びRがメチル基を表し、n=3、p=6、X=Clで、INCI命名法に従い、塩化ヘキサジメトリンと称されるものである。
(9)次の式(VIII):
Figure 0004053429
[上式中:
18、R19、R20及びR21は同一又は異なっており、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、β-ヒドロキシエチル、β-ヒドロキシプロピル又は-CHCH(OCHCH)OH基を表し、
pは0に等しいか、又は1〜6の範囲の整数であり、但し、R18、R19、R20及びR21は同時には水素原子を示さず、
r及びsは同一又は異なっており、1〜6の整数であり、
qは0、又は1〜34の範囲の整数であり、
はハロゲン化物等のアニオンを示し、
Aはジハライド基、あるいは好ましくは-CH-CH-O-CH-CH-を示す]
の単位からなる第4級ポリアンモニウムポリマー。
このような化合物は、特に欧州特許出願公開第122324号に記載されている。
このようなものとしては、例えば、ミラノール社(MIRANOL)から販売されている製品「ミラポール(MIRAPOL)(登録商標)A15」、「ミラポール(登録商標)AD1」、「ミラポール(登録商標)AZ1」及び「ミラポール(登録商標)175」を挙げることができる。
(10)第4級ビニルピロリドンとビニルイミダゾールのポリマー、例えば、B.A.S.F.社からルビクアット(LUVIQUAT)(登録商標)FC905、FC550及びFC370の名称で販売されている製品。
(11)エトキシル化された(C-C26)アルキルアミン類、及び(C-C)アルキレンジアミン、及び適切にはエピクロロヒドリンの重縮合物、例えばCTFA辞書で「PEG(15)ココポリアミン(COCOPOLYAMINE)」の名称が付され、コグニス社(COGNIS)から販売されているポリクアート(POLYQUART)(登録商標)H81。
(12)メタクリロイルオキシ(C-Cアルキル)トリ(C-Cアルキル)アンモニウム塩の架橋した又は架橋していないポリマー(ホモポリマー又はコポリマー)、例えば、塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合、又は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は共重合に続いて、オレフィン性不飽和を有する化合物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得られるポリマー。特に、鉱物性油に50重量%の、架橋したアクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー(重量比 20/80)を含有せしめてなる分散液の形態で該ポリマーを使用することもできる。この分散液は、アライド・コロイヅ社(ALLIED COLLOIDS)から「サルケア(SALCARE)(登録商標)SC92」の名称で販売されている。また、鉱物性油又は液状エステルに、約50重量%の架橋したメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含有せしめてなるものを使用することもできる。これらの分散液は、アライド・コロイヅ社から「サルケア(登録商標)SC95」及び「サルケア(登録商標)SC96」の名称で販売されている。
本発明で使用され得る他のカチオン性ポリマーは、カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質の加水分解物、ポリアルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体である。
本発明の範囲で使用可能な全カチオン性ポリマーのなかでも、第4級セルロースエーテル誘導体、例えばユニオン・カーバイド・コーポレーションから「JR400」の名称で販売されている製品、カルゴン社から「メルクアット100」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、第4級ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールのポリマー、メタクリロイルオキシ(C-C)アルキル(C-C)トリアルキルアンモニウムの架橋した又は架橋していないホモポリマー又はコポリマー、及びそれらの混合物が好ましく使用される。
本発明において、カチオン性ポリマー(類)は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1〜5重量%である。
特に好ましい一実施態様において、本発明の組成物は、少なくとも一の毛髪に有益なシリコーン又は他の薬剤、例えば特に、C-C30カルボン酸とモノ-又はポリヒドロキシル化されたC−C30アルコールとのエステル、植物性、動物性、鉱物性又は合成油、ロウ、セラミド類又は擬似セラミド類をさらに含有する。
本発明で使用可能なシリコーン類は、組成物に不溶のポリオルガノシロキサン類であり、それらは、油、ロウ、樹脂又はガムの形態で提供される。
オルガノポリシロキサン類は、ウォルター・ノール(Walter NOLL)の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Technology of Silicones)」(1968)、アカデミック・プレス(Academic Press)社版において、より詳細に定義されている。それらは揮発性又は非揮発性であってよい。
揮発性である場合は、シリコーン類は、特に60℃〜260℃の沸点を有するもの、特に次のものから選択される:
(i) 3〜7、好ましくは4〜5のケイ素原子を有する環状シリコーン類。それらは、例えば、特にローンプーラン社(PHONE POULENC)から「シルビオン(SILBIONE)70045V2」又はユニオン・カーバイド社(UNION CARBIDE)から「揮発性シリコーン7207」の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、ローンプーラン社から「シルビオン70045V5」、ユニオン・カーバイド社から「揮発性シリコーン7158」の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びそれらの混合物である。
また、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型のシクロコポリマー、例えば次の化学構造:
Figure 0004053429
を有し、ユニオン・カーバイド社から販売されている「シリコーンボラタイルFZ3109」を挙げることもできる。
さらに、ケイ素から誘導された有機化合物と環状シリコーン類の混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリトリトール(50/50)の混合物、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンと1,1'-オキシ(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ビスネオペンタンの混合物を挙げることができる。
(ii) 2〜9のケイ素原子を有し、25℃で5x10−6/s以下の粘度を有する直鎖状の揮発性シリコーン類。例えば特に、東レ・シリコーン社(TORAY SILICONE)から「SH200」の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンがある。また、このクラスに入るシリコーン類は、コスメティクス・アンド・トイレタリー(Cosmetics and toiletries)の第91巻、1月、76、27-32頁、トッド・アンド・バイヤー(TODD & BYERS)の「化粧品用の揮発性シリコーン流体(Volatile Silicone fluids for cosmetics)」に発表されている論文に記載されている。
非揮発性シリコーン類、特にポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、シリコーンガム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン類、及びそれらの混合物が好ましく使用される。
これらのシリコーン類は、特にポリアルキルシロキサン類から選択され、中でも、25℃で5x10−6〜2.5m/s、好ましくは1x10−5〜1m/sの粘度を有するトリメチルシリル末端基を有するポリジメチルシロキサン類を主として挙げることができる。シリコーン類の粘度は、例えばASTM 445規格、アペンディックスCに従い、25℃で測定される。
これらポリアルキルシロキサン類としては、限定するものではないが、次の市販品:
− ローンプーラン社から販売されているミラシル(MIRASIL)油又は47及び70 047シリーズのシルビオン油、例えば70 047V500000オイル;
− ローンプーラン社から販売されているミラシルシリーズの油;
− ダウ・コーニング社(DOW CORNING)の200シリーズの油、特に60000Cstの粘度を有するDC200;
− ジェネラル・エレクトリック社(GENERAL ELECTRIC)のビスカシル(VISCASIL)油及びジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズの所定の油(SF96、SF18);
を挙げることができる。
また、ジメチルシラノール末端基を有するポリジメチルシロキサン類(CTFA名によればジメチコノール)、例えばローンプーラン社の48シリーズの油を挙げることもできる。
さらに、このクラスのポリアルキルシロキサン類としては、ポリ(C-C20)アルキルシロキサン類であり、ゴールドシュミット社(GOLDSCHMIDT)から「アビルワックス(ABIL WAX)9800及び9801」の名称で販売されている製品を挙げることができる。
ポリアルキルアリールシロキサン類は、特に、25℃で1x10−5〜5x10−2/sの粘度を有する、直鎖状及び/又は分枝状のポリジメチルメチルフェニルシロキサン類、ポリジメチルジフェニルシロキサン類から選択される。
これらポリアルキルアリールシロキサン類としては、例えば、次の名称で販売されている製品:
・ローンプーラン社の70 641シリーズのシルビオン油;
・ローンプーラン社のロードルシル(RHODORSIL)70 633及び763シリーズの油;
・ダウ・コーニング社のダウ・コーニング556コスメティック・グレード・フルイド(COSMETIC GRADE FLUID)である油;
・バイエル社(BAYER)のPKシリーズのシリコーン類、例えば製品名PK20;
・バイエル社のPN、PHシリーズのシリコーン類、例えば製品名PN1000及びPH1000;
・ジェネラル・エレクトリック社のSFシリーズのある種の油、例えばSF1023、SF1154、SF1250、SF1265;
を挙げることができる。
本発明で使用可能なシリコーンガムは、特に、溶媒中で、単独で又は混合物として使用され、200000〜1000000の範囲の高い数平均分子量を有するポリジオルガノシロキサン類である。この溶媒は、揮発性シリコーン類、ポリジメチルシロキサン(PDMS)油、ポリフェニルメチルシロキサン(PPMS)油、イソパラフィン、ポリイソブチレン、塩化メチレン、ペンタン、ドデカン、トリデカン、又はそれらの混合物から選択され得る。
特に、次の製品:
− ポリジメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/メチルビニルシロキサンガム、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/フェニルメチルシロキサン、
− ポリジメチルシロキサン/ジフェニルシロキサン/メチルビニルシロキサン、
を挙げることができる。
特に、本発明で使用可能な製品は、例えば次の混合物である:
・鎖の末端がヒドロキシル化したポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればジメチコノールと称される)と環状のポリジメチルシロキサン(CTFA辞書における命名法によればシクロメチコーンと称される)から形成される混合物、例えばダウ・コーニング社から販売されている製品Q2・1401;
・環状のシリコーンとポリジメチルシロキサンガムから形成される混合物、例えば、ジェネラル・エレクトリック社の製品SF1214シリコーン・フルイド;この製品は、デカメチルシクロペンタシロキサンに相当するSF1202シリコーン・フルイド油に溶解した、数平均分子量500000を有する、ジメチコーンに相当するSF30ガムである;
・異なる粘度を有する二つのPDMS、特に、PDMSガムとPDMSオイルの混合物、例えばジェネラル・エレクトリック社の製品SF1236。製品名SF1236は、20m/sの粘度を有する上述したSE30ガムと、5x10−6/sの粘度を有するSF96オイルの混合物である。この製品は、好ましくは15%のSE30ガムと85%のSF96オイルを含有する。
本発明で使用可能なオルガノポリシロキサン樹脂は、Rが1〜16の炭素原子を有する炭化水素基又はフェニル基を示す、次の単位:
SiO2/2、RSiO1/2、RSiO3/2及びSiO4/2
を含有する架橋したシロキサン系である。これらの生成物の中で特に好ましいものは、RがC-C低級アルキル、特にメチル基又はフェニル基を示すものである。
これらの樹脂としては、ジメチル/トリメチルシロキサン構造のシリコーン類であり、ジェネラル・エレクトリック社から「シリコーン・フルイドSS4230及びSS4267」の名称で販売されているもの、又は「ダウ・コーニング593」の名称で販売されている製品を挙げることができる。
また、特に信越社(Shin-Etsu)からX22-4914、X21-5034及びX21-5037の名称で販売されているトリメチルシリロキシシリカート型の樹脂を挙げることもできる。
本発明で使用可能な有機修飾されたシリコーン類は、その構造に、炭化水素基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含有する、上述したシリコーン類である。
有機修飾されたシリコーン類としては次のポリオルガノシロキサン類を挙げることができる:
− C-C24アルキル基を有していてもよい、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばダウ・コーニング社からQ2・5200の名称で販売されている、(C12)アルキルメチコーン-コポリオール、及びユニオン・カーバイド社の油であるシルウェット(Silwet)(登録商標)L722、L7500、L77及びL711、又はダウ・コーニング社からDC1248の名称で販売されているジメチコーン-コポリオールと称される製品;
− 置換又は非置換のアミン含有基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社(Genesee)からGP7100及びGP4シリコーン・フルイドの名称で販売されている製品、又はダウ・コーニング社からQ2・8220及びダウ・コーニング929もしくは939の名称で販売されている製品。置換されたアミン含有基は、特にC-Cアミノアルキル基である;
− チオール基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばジェネシー社から「GP72A」及び「GP71」の名称で販売されている製品;
− アルコキシル化基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばSWSシリコーン社から「シリコーン・コポリマーF-755」、またゴールドシュミット社からアビルワックス2428、2434及び2440の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば式(IX):
Figure 0004053429
[上式中、R基は同一又は異なっており、メチル及びフェニル基から選択され;R基の少なくとも60モル%はメチルを示し;R'基は、二価のC-C18炭化水素アルキレン部であり;pは1〜30の範囲であり;qは1〜150の範囲である]
に相当し、仏国特許出願公開第85 16334号に記載されているヒドロキシアルキル官能基を有するポリオルガノシロキサン類;
− アシルオキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば、式(X):
Figure 0004053429
[上式中:
はメチル、フェニル、-OCOR又はヒドロキシル基を示し、ケイ素原子当たりこれらR基の一つのみをOHにすることができ;
R'はメチル又はフェニルを示し;全てのR及びR'基のモル割合で少なくとも60%はメチルを示し;
はC-C20のアルキル又はアルケニルを示し;
R''は直鎖状又は分枝状で、二価のC-C18炭化水素のアルキレン基を示し;
rは1〜120の範囲であり;
pは1〜30の範囲であり;
qは0に等しいか、又は0.5p未満であり、p+qは1〜30の範囲であり;
式(VI)のポリオルガノシロキサンは次の基:
Figure 0004053429
をp+q+rの合計が15%を越えない割合で含有していてよい]
に相当し、米国特許第4957732号に記載されているポリオルガノシロキサン類;
− カルボキシル型のアニオン性基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばチッソ・コーポレーション(CHISSO CORPORATION)からの欧州特許第186507号に記載されている製品、又はアルキルカルボキシル型のもの、例えば信越社の製品X-22-3701Eに存在するもの;2-ヒドロキシアルキルスルホナートを有するポリオルガノシロキサン類;2-ヒドロキシアルキルチオスルホナートを有するポリオルガノシロキサン類、例えばゴールドシュミット社から「アビルS201」及び「アビルS255」の名称で販売されている製品;
− ヒドロキシアシルアミノ基を有するポリオルガノシロキサン類、例えば欧州特許出願第342834号に記載されているポリオルガノシロキサン類。例えばダウ・コーニング社の製品Q2-8413を挙げることができる。
また、本発明においては、ポリシロキサン部位と非シリコーン有機鎖からなる部位とを有し、該二つの部位の一方はポリマーの主鎖を構成し、他方は該主鎖にグラフトしているシリコーン類を使用することができる。これらのポリマーは、例えば、欧州特許出願公開第412704号、欧州特許出願公開第412707号、欧州特許出願公開第640105号、国際公開第95/00578号、欧州特許出願公開第582152号及び国際公開第93/23009号及び米国特許第4693935号、米国特許第4728571号及び米国特許第4972037号に記載されている。これらのポリマーは、好ましくはアニオン性又は非イオン性である。
このようなポリマーは、例えば:
a) 50〜90重量%のtert-ブチルアクリラート;
b) 0〜40重量%のアクリル酸;
c) 5〜40重量%の次の式:
Figure 0004053429
(上式中、vは5〜700の範囲の数である)
のシリコーン含有マクロマー(重量パーセントはモノマーの全重量に対して算出);
からなるモノマー混合物から出発して、フリー-ラジカル重合により得ることのできるポリマーである。
グラフトシリコーン含有ポリマーの他の例としては、特に、ポリ(メタ)アクリル酸型及びポリアルキル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が混合して、チオプロピレン型の連結部を介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)、及びポリイソブチル(メタ)アクリラート型のポリマー単位が、チオプロピレン型の連結部を介してグラフトしたポリジメチルシロキサン類(PDMS)がある。
本発明においては、シリコーン含有ウレタン類、特に欧州特許出願第0751162号及び欧州特許出願第0619111号に記載されているものを使用することもできる。
また、本発明において、全てのシリコーン類は、エマルション、ナノエマルション又はマイクロエマルションの形態で使用されてもよい。
本発明において特に好ましいポリオルガノシロキサン類は:
− トリメチルシリル末端基を有するポリアルキルシロキサン類のファミリーから選択される非揮発性シリコーン類、例えば25℃で0.2〜2.5m/sの範囲の粘度を有する油、例えばダウ・コーニング社のDC200シリーズの油、特に、60000Cstの粘度を有するもの、ローンプーラン社から販売されているシルビオン70047及び47シリーズのもの、特にオイル70 047V500000、ジメチルシラノール末端基を有するポリアルキルシロキサン類、例えばジメチコノール類、又はポリアルキルアリールシロキサン類、例えばローンプーラン社から販売されているシルビオン70641V200オイル;
− ダウ・コーニング593の名称で販売されているオルガノポリシロキサン樹脂;
− アミン基を有するポリシロキサン類、例えばアモジメチコーン類又はトリメチルシリルアモジメチコーン;
である。
本発明において、C-C30カルボン酸とモノ-又はポリヒドロキシル化されたC−C30アルコールとのエステルは、特にミリスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル及びそれらの混合物から選択される。
本発明において植物性油は、特にアボカド油、オリブ油及びそれらの混合物から選択される。
また本発明において、付加的なシリコーン類又は他の付加的な有益な薬剤は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜20重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%、特に0.1〜5重量%であってよい。
本発明の組成物は、有利には、組成物の全重量に対して、一般的に約0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.1重量%〜40重量%、より好ましくは0.5重量%〜30重量%の範囲の量で存在する、少なくとも一の界面活性剤をさらに含有する。
この界面活性剤は、アニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤、又はそれらの混合物から選択され得る。
本発明の実施に適した界面活性剤は、特に以下のものである:
(i)アニオン性界面活性剤(類):
本発明において、その種類はあまり重要ではない。
よって、本発明においてそれら自体で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリール-ポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類、アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィン-スルホナート類、アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類、アルキルスルホシクシナマート類、アルキルスルホアセタート類、アルキルエーテルホスファート類、アシルサルコシナート類、アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類の塩(特にアルカリ金属の塩、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基が、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基が、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものを挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸及びステアリン酸、コプラ油酸又は水素化コプラ油酸の塩;アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えばアルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、並びにポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
アニオン性界面活性剤として、本発明においてはアルキルスルファート塩及びアルキルエーテルスルファート塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
(ii)非イオン性界面活性剤(類):
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M..R. Porter)の「界面活性剤のハンドブック(Handbook of Surfactants)」、1991、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの種類はあまり重要ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有する脂肪酸、アルキルフェノール類、アルファ-ジオール類又はアルコール類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物、好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類、好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類、2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル類、スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミン又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、特に本発明で適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
(iii)両性界面活性剤(類):
本発明において、両性界面活性剤の種類はあまり重要ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも一の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の式:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-) (2)
[上式中:Rは、加水分解されたコプラ油中に存在する酸R-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rはベータ-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
-CONHCHCH-N(B)(C) (3)
[上式中:
Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
は、加水分解されたアマニ油又はコプラ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、米国特許第2528378号及び米国特許第2781354号に記載され、ミラノールの名称で販売されている製品を挙げることができる。
これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Cocoamphodiacetate)、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Lauroamphodiacetate)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Caprylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Cocoamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Lauroamphodipropionate)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Caprylamphodipropionate)、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disodium Capryloamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸、ココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA辞典、第5版、1993に分類されている。
例えば、ローンプーラン社からミラノールC2M濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。
(iv)カチオン性界面活性剤は、以下のものから選択され得る:
A)次の一般式(IV)の第4級アンモニウム塩:
Figure 0004053429
ここにおいて、Xはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)、又は(C-C)アルキルスルファート類、特にメチルスルファート、ホスファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類の群から選択されるアニオン、アセタート又はラクタート等の有機酸から誘導されるアニオンであり、
a)RないしRの基は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜4の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリールのような芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄、ハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ及びアルキルアミド基から選択される。
は、16〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示す。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)である。
b)R及びRの基は同一でも異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族基、又はアリールかアルキルアリール等の芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄、ハロゲン等のヘテロ原子を含んでもよい。脂肪族基は、例えば、約1〜4の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキル基から選択され;
及びRは同一でも異なっていてもよく、12〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、該基は少なくとも一つのエステル又はアミド官能基を有する。
及びRは、特に(C12-C22)アルキルアミド(C-C)アルキル、(C12-C22)アルキルアセタート基から選択される;
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)である。
B)− イミダゾリニウムの第4級アンモニウム塩、例えば、次の式(V)のもの:
Figure 0004053429
ここにおいて、Rは、例えば獣脂の脂肪酸から誘導され、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基、又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC-Cアルキル基を表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート類、アセタート類、ラクタート類、アルキルスルファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類を含む群から選択されるアニオンである。好ましくは、RとRは、例えば獣脂の脂肪酸から誘導される12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を示し、Rはメチルを示し、Rは水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトゥコ社(WITCO)から、「リウォカット(REWOQUAT)」W75、W90、W75PG、W75HPGの名称で販売されているとクオタニウム(Quaternium)-27(CTFA 1997)又はクオタニウム-83(CTFA 1997)である。
C)− 次の式(VI)の第4級ジアンモニウム塩:
Figure 0004053429
ここにおいて、Rは約16〜30炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13、R14は同一又は異なっており、水素、又は1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選択され、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類及び硫酸メチルを含む群から選択されるアニオンである。このような第4級ジアンモニウム塩は、特にプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドを含んでいてもよい。
D)− 次の式(VII)で、少なくとも一のエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩:
Figure 0004053429
ここにおいて:
− R15はC-Cアルキル基とC-Cのヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキルから選択され;
− R16は、
− 次の基:
Figure 0004053429
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC-C22炭化水素基であるR20
− 水素原子
から選択され、
− R18は、
− 次の基:
Figure 0004053429
− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC-C炭化水素基であるR22
− 水素原子
から選択され、
− R17,R19及びR21は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC-C21炭化水素基から選択され;
− n、p及びrは同一又は異なっており、2〜6の範囲の整数であり;
− yは1〜10の範囲の整数であり;
− xとzは同一又は異なっており、0〜10の範囲の整数であり;
− Xは単純又は複合した有機又は無機のアニオンであり;
但し、x+y+zは1〜15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であれば、R18はR22を示す。
式(VII)のアンモニウム塩のうち以下の:
− R15がメチル又はエチル基を示し;
− xとyは1であり;
− zは0又は1であり;
− n、pとrは2であり;
− R16
− 次の基:
Figure 0004053429
− メチル、エチル又はC14-C22炭化水素基、
− 水素原子;
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一又は異なっており、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC-C21炭化水素基から選択され;
− R18
− 次の基:
Figure 0004053429
− 水素原子
から選択される、
ものが特に使用される。
このような化合物は、例えばヘンケル社(HENKEL)からデハイカート(DEHYQUART)、ステパン社(STEPAN)社からステパンカート(STEPANQUAT)、セカ社(CECA)社からノキサミウム(NOXAMIUM)、リウォ-ウィトゥコ社(REWO-WITCO)からリウォカットWE18の名称で販売されている。
第4級アンモニウム塩としては、ヴァンダイク社(VAN DYK)から「セラフィル(CERAPHYL)70」の名称で販売されているステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)、又はベヘニルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)、パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)、ウィトゥコ社から販売されているクオタニウム-27又はクオタニウム-83が好ましい。
本発明の組成物においては、界面活性剤の混合物、特にアニオン性界面活性剤の混合物、アニオン性界面活性剤と両性、カチオン性又は非イオン性界面活性剤との混合物、カチオン性界面活性剤と非イオン性又は両性界面活性剤との混合物が好ましく使用される。特に好ましい混合物は、少なくとも一のアニオン性界面活性剤と少なくとも一の両性界面活性剤からなる混合物である。
さらに、本発明の組成物は、増粘剤、香料、真珠光沢剤、防腐剤、シリコーンベース又はそうでないサンスクリーン剤、ビタミン類、プロビタミン類、アニオン性又は非イオン性ポリマー、非カチオン性タンパク質、非カチオン性タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸、ヒドロキシ酸、ビタミン類、プロビタミン類、例えばパンテノール、及び本発明の組成物の特性に影響を与えず、化粧品の分野で従来から使用されている任意の他の添加剤から選択される、少なくとも一の添加剤をさらに含有していてもよい。
これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0.001〜20重量%の範囲の割合で本発明の組成物に存在してもよい。各々の添加剤の厳密な量は、その種類及び機能に応じて当業者により容易に決定される。
特に好ましい実施態様において、本発明の組成物は、スターチホスファート、上述した少なくとも一のカチオン性ポリマー、少なくとも一のカチオン性界面活性剤、及び少なくとも一のシリコーンを含有する。
本発明の組成物は、ケラチン物質、例えば毛髪、皮膚、まつげ、眉毛、爪、唇、頭皮、特に毛髪を洗浄又はトリートメントするために特に使用され得る。
本発明の組成物は、洗浄用組成物、例えばシャンプー、シャワーゲル及び泡立て溶剤である。この本発明の実施態様において、組成物は一般的に水性である少なくとも一の洗浄基剤を含有する。
洗浄基剤を構成する界面活性剤(類)は、上述したアニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤から、単独で又は混合物として、等しく選択され得る。洗浄基剤は少なくとも一の洗浄性界面活性剤を含有する。
2.2モルのエチレンオキシドを含有するオキシエチレン化されたナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファート、ココイルイセチオン酸ナトリウム及び(C14-C16)アルファオレフィンスルホン酸ナトリウムから選択されるアニオン性界面活性剤、及びそれらと;
− 両性界面活性剤、例えば、特に、38%の活性物質を含有する水溶液として「ミラノールC2M・CONC」の商品名で、又はミラノールC32の名称で、ローンプーラン社から市販されているココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム又はココアンホプロピオン酸ナトリウムと称されるアミン誘導体か;
− 又は双性イオン性型の両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン類、特に、ヘンケル社から、32%の活性物質を含有する水溶液として「デハイトン(DEHYTON)AB30」の名称で販売されているココベタイン、
との混合物が好ましく使用される。
洗浄基剤の界面活性剤の量及び質は、最終組成物に、満足のいく発泡力及び/又は洗浄力を付与するのに十分な量とされる。
よって、本発明においては、界面活性剤は、最終組成物の全重量に対して4重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜35重量%、さらに好ましくは8重量%〜25重量%とすることができる。
また本発明の主題は、上述した化粧品用組成物をケラチン物質に適用し、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、皮膚又は毛髪等のケラチン物質の処理方法にある。
よって本発明のこの方法により、ヘアスタイルの保持、皮膚、毛髪又は任意の他のケラチン物質のトリートメント、手入れ、又は洗浄、又はメークアップの除去が可能となる。
また本発明の組成物は、すすがれる又はそうではないアフターシャンプー、パーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物の形態、又はパーマネントウエーブ又はストレート化施術の二つの工程の間、又は染色、脱色、パーマネントウエーブ又はストレート化の前後に適用されてすすがれる組成物の形態で提供されてもよい。
組成物が、場合によってはすすがれるアフターシャンプーの形態で提供される場合、有利には少なくとも一のカチオン性界面活性剤を含有し、その濃度は組成物の全重量に対して、一般的に0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲である。
また本発明の組成物は、皮膚に対する洗浄用組成物の形態、特に浴用又はシャワー溶液もしくはゲルあるいはメークアップ除去製品の形態で提供され得る。
さらに本発明の組成物は、皮膚及び/又は毛髪の手入れ用の水性又は水性-アルコール性ローションの形態で提供されてもよい。
本発明の化粧品用組成物は、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、増粘したローション又はフォームの形態であってもよく、皮膚、爪、まつげ、唇、特に毛髪に使用され得る。
組成物は様々な形態、特に組成物を気化した形又は泡の形で適用するために、ベーパライザー、ポンプ式ディスペンサー又はエアゾール容器に包装してもよい。このような包装形態は、例えば、毛髪をトリートメントするためのスプレー、ラッカー又はフォームを得ることが望まれる場合に好ましい。
上述においても以下の記載においても、表されるパーセントは重量基準である。
本発明を次の実施例によりさらに十分例証するが、記載の実施態様に限定されると考えるべきではない。
実施例において、ASは活性物質を意味する。
実施例1
次の組成を有する本発明のアフターシャンプーを調製した:
− ジスターチホスファート(AGGLのプレ
ジェルVA-70-T ) 2.5gAS
− ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 1.8gAS
− エチルトリメチルアンモニウムメタクリラ
ートクロリドのホモポリマー(3Vのシン
タレン(SYNTHALEN)CR) 1.5gAS
− アモジメチコーン(ワッカー社のベルシル
(BELSIL)ADM6057E) 1.7gAS
− 水 全体を100gにする量
組成物はゲル状のテクスチャーを有し、湿った毛髪に適用すると非常にメルトする。そのすすぎ性は良好である。湿った毛髪は帯電せず、毛髪の成形も容易である。
実施例2
次の組成を有する本発明のアフターシャンプーを調製した:
− ジスターチホスファート(AGGLのプレ
ジェルVA-70-T ) 5gAS
− エチルトリメチルアンモニウムメタクリラ
ートクロリドの架橋したホモポリマー(チ
バ社のサルケアSC95) 1gAS
− 65%のASを含有するカチオン性エマル
ションとしての架橋したジビニルジメチコ
ーン/ジメチコーン(ダウ・コーニング社の
DC2-1997) 5gAS
− 水 全体を100gにする量
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。
実施例3
次の組成を有する本発明のアフターシャンプーを調製した:
− ジスターチホスファート(AGGLのプレ
ジェルVA-70-T ) 8gAS
− プロピレングリコールに60%のパルミト
イルアミドプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロリド(ゴールドシュミット社のバリ
ソフト(VARISOFT)PATC) 4gAS
− エチルトリメチルアンモニウムメタクリラ
ートクロリドの架橋したホモポリマー(チ
バ社のサルケアSC95) 0.1gAS
− ミリスチン酸イソプロピル 2g
− 水 全体を100gにする量
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。
実施例4
次の組成を有する本発明のアフターシャンプーを調製した:
− ジスターチホスファート(AGGLのプレ
ジェルVA-70-T ) 6gAS
− ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 2.5gAS
− メタクリルアミドとメタクリラートエチル
トリメチルアンモニウムクロリドのコポリ
マー(ポリクオタニウム-15)(ローム社
(ROHM)のロハギット(ROHAGIT)KF72
0) 0.8gAS
− カチオン性エマルションとしての架橋した
ジビニルジメチコーン/ジメチコーン(ダウ
・コーニング社のDC2-1997) 1.5gAS
− 水 全体を100gにする量
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。
実施例5
次の組成を有する本発明のアフターシャンプーを調製した:
− ジスターチホスファート(AGGLのプレ
ジェルVA-70-T ) 7gAS
− 2.2モルのエチレンオキシドを含有する
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 1gAS
− ポリクオタニウム-10(アメルコール社
のJR400) 1.2gAS
− アボカド油 3g
− 水 全体を100gにする量
処理された毛髪は、実施例1の組成物で処理された毛髪と同様の特性を有する。

Claims (20)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも一のスターチホスファートと、
    (2)カチオン性セルロース、
    (7)ジアルキルジアリルアンモニウム又はアルキルジアリルアミンのシクロポリマーで、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドのコポリマーを除くもの、
    (8)次の式:
    Figure 0004053429
    [上式中、
    、R、R及びRは同一又は異なっており、〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは〜20で変化する整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
    に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジアンモニウムポリマー、
    (10)第4級ビニルピロリドンとビニルイミダゾールのポリマー、
    (12)メタクリロイルオキシ(C-Cアルキル)トリ(C-Cアルキル)アンモニウム塩の架橋した又は架橋していないポリマー、
    から選択される少なくとも一の非シリコーン性カチオン性ポリマーを含有してなることを特徴とする化粧品用組成物。
  2. スターチホスファートが少なくとも一のデンプンとリン含有化合物とのエステルであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. リン含有化合物が、トリポリリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウム、オキシ塩化リン、及びトリメタリン酸ナトリウムから選択されることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  4. デンプンが、トウモロコシ、コメ、キャッサバ、タピオカ、大麦、ジャガイモ、小麦、サトウモロコシ及びエンドウのデンプンから選択されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. デンプンがC-Cヒドロキシアルキル化又はC-Cアシル化されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. スターチホスファートが、モノスターチホスファート類、ジスターチホスファート類、トリスターチホスファート類、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. スターチホスファートがジスターチホスファート類から選択されることを特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. スターチホスファートが、ゼラチン化されヒドロキシプロピル化されたキャッサバのジスターチホスファート類、ゼラチン化されアセチル化されたキャッサバのジスターチホスファート類、及びゼラチン化されたキャッサバのジスターチホスファート類から選択されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 前記カチオン性ポリマーが、カチオン性シクロポリマー、カチオン性セルロース類、第4級ビニルピロリドンとビニルイミダゾールのポリマー、メタクリロイルオキシ(C-Cアルキル)トリ(C-Cアルキル)アンモニウム塩の架橋又は非架橋のホモポリマー又はコポリマー、及びそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 前記カチオン性セルロース類が、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロース類から選択されることを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 少なくとも一のシリコーンをさらに含有していることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. -C30カルボン酸とモノ-又はポリヒドロキシル化されたC-C30アルコールとのエステル、植物性油、動物性油、鉱物性油又は合成油、ロウ類、セラミド類及び擬似セラミド類から選択される、少なくとも一の有益な薬剤をさらに含有していることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. スターチホスファートが、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. カチオン性ポリマーが、組成物の全重量に対して0.001〜20重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 前記シリコーンが、組成物の全重量に対して0.001〜20重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 毛髪に有益な薬剤が、組成物の全重量に対して0.001〜20重量%の範囲の濃度で存在していることを特徴とする請求項12ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. シャンプー、アフターシャンプー、毛髪のパーマネントウエーブ、ストレート化、染色又は脱色用の組成物、パーマネントウエーブ又は毛髪のストレート化施術の二つの工程の間に適用されてすすがれる組成物、又は身体の洗浄用組成物の形態で提供されることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. すすがれるアフターシャンプー等のアフターシャンプーの形態であることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物の、ケラチン物質の洗浄又は手入れのための使用。
  20. 請求項1ないし18のいずれか1項に記載の化粧品用組成物をケラチン物質に適用し、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法。
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