JP2004194982A - 歯ブラシ - Google Patents

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JP2004194982A
JP2004194982A JP2002368249A JP2002368249A JP2004194982A JP 2004194982 A JP2004194982 A JP 2004194982A JP 2002368249 A JP2002368249 A JP 2002368249A JP 2002368249 A JP2002368249 A JP 2002368249A JP 2004194982 A JP2004194982 A JP 2004194982A
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toothbrush
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JP2002368249A
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Kiyoshi Sano
佐野  清
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Navitas Co Ltd
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Navitas Co Ltd
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Abstract

【課題】毛束が植毛穴から抜け出すのを効果的に防止することができる歯ブラシを提供する。
【解決手段】植毛台4に形成された複数個の植毛穴5に、該植毛穴5の径よりも長い幅の平線6をそれぞれ打ち込むことにより各平線6を介して二つ折りされた毛束7を植毛してなる歯ブラシ1において、平線6の幅方向の両端縁に、突出部61又は切り込み部を形成する。
また、平線6に、毛束7を構成するフィラメントの材料と親和性を有する樹脂をコーティングする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、合成樹脂でブラシ本体が形成されてなる歯ブラシにおいて、毛束は、矩形形状の金属製の薄板である平線を介して植毛穴に植毛されている。すなわち、平線に毛束を巻回させて二つ折りにし、平線を毛束とともに植毛穴に打ち込むことにより、各植毛穴に毛束を植毛するようにしている。
【0003】
かかる歯ブラシにおいて、毛束が植毛穴から容易に抜け出すのを防止するため、平線は、その幅が植毛穴の径よりも長く形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−257922号公報(第2頁、第6図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、毛束を植毛穴から垂直に引き抜く場合の最大引張力は、JIS規格により定められているが、微細なフィラメントで毛束を構成する場合や、使用者が入れ歯や歯列矯正具を装着している場合などでは、毛束が、歯間や矯正具などに引っ掛って植毛穴から抜け出してしまうおそれがある。したがって、植毛穴に対する毛束の最大引張力は、より大きいことが好ましい。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑み創作されたものであって、毛束が植毛穴から抜け出すのを効果的に防止することができる歯ブラシを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、植毛台に形成された複数個の植毛穴に、該植毛穴の径よりも長い幅の平線をそれぞれ打ち込むことにより各平線を介して二つ折りされた毛束を植毛してなる歯ブラシにおいて、前記平線は、幅方向の両端縁に突出部又は切り込み部が形成されたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、植毛穴の径よりも長い平線の幅方向の両端縁に突出部または切り込み部が設けられており、また、平線を形成する金属板は、ブラシ本体を形成する合成樹脂よりも硬度が大きいことから、平線が植毛穴に打ち込まれた際、植毛穴の内周壁に平線の両端部が食い込まれた状態で密着する。したがって、植毛穴の内周壁と平線の両端部との間に働く摩擦力を十分に確保することができ、平線を介して植毛された毛束が抜け出すのを効果的に防止することができる。
【0009】
本発明は、植毛台に形成された複数個の植毛穴に、該植毛穴の径よりも長い幅の平線をそれぞれ打ち込むことにより各平線を介して二つ折りされた毛束を植毛してなる歯ブラシにおいて、前記平線は、毛束を構成するフィラメントの材料と親和性を有する樹脂によってコーティングされたことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、平線が毛束の材料と親和性を有する樹脂によってコーティングされているので、二つ折りした毛束に挟まれた平線を植毛穴に打ち込んでから、該樹脂と毛束とを溶融すると、該樹脂と毛束とを溶着することができる。この場合、平線と植毛穴の底面との間に毛束が挟まれた状態で、毛束が一体化されるので、植毛された毛束が植毛穴から抜け出すのを、一層効果的に防止することができる。
【0011】
本発明は、植毛台に形成された複数個の植毛穴に、該植毛穴の径よりも長い幅の平線をそれぞれ打ち込むことにより各平線を介して二つ折りされた毛束を植毛してなる歯ブラシにおいて、前記平線は、幅方向の両端縁に突出部又は切り込み部が形成されるとともに、毛束を構成するフィラメントの材料と親和性を有する樹脂によってコーティングされたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、平線の幅方向の両端縁に突出部又は切り込み部が設けられるとともに、樹脂によってコーティングされているので、二つ折りした毛束に挟まれた平線が植毛穴に打ち込まれた際、植毛穴の内周壁に平線の両端部が食い込まれた状態で密着するとともに、該樹脂と毛束とを溶融すると、該樹脂と毛束とを溶着することができる。したがって、植毛穴の内周壁と平線の両端部との間に働く摩擦力を十分に確保し、かつ平線と植毛穴の底面との間に毛束が挟まれた状態で、毛束が一体化されるので、植毛された毛束が植毛穴から抜け出すのを、より一層効果的に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の歯ブラシ1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
本実施形態に係る歯ブラシ1は、ハンドル3およびハンドル3と一体に成形された植毛台4からなるブラシ本体2と、ブラシ本体2の植毛台4に形成された複数個の植毛穴5に平線6を介して植毛された毛束7と、から構成されている。
【0015】
ブラシ本体2は、ポリプロピレンなどの合成樹脂で形成されており、植毛台4には、複数個の植毛穴5が、縦横方向に互いに一定の間隔をおいて形成されている。
【0016】
毛束7は、微細なフィラメントを束ねて構成されており、フィラメントはナイロンやポリブチレンテレフタレートなどの合成樹脂で形成されている。
【0017】
平線6は、図3に示すように、植毛穴5の径よりも大きな幅を有し、幅方向の両端縁に突出部61が形成された金属製の薄板である。この平線6の突出部61は、幅方向の両端縁をかしめることにより形成される。
【0018】
すなわち、図4に示すように、植毛穴5の径と略同一の幅を有して、コイル状に巻回された金属製の薄板を、平線6の長さに相当するピッチをおいて間欠的に供給する一方、その幅方向の両端縁をかしめて突出部61を形成した後、切断することにより、幅方向の両端に突出部61を有する平線6を得ることができる。
【0019】
このようにして平線6を製造すると、金属製薄板に残余が発生せず、薄板の歩留りが向上する。
【0020】
上記した突出部61の形状や、その形成位置については、図3に示すものに限定されるものではない。
【0021】
また、平線6に突出部61に代えて、図5に示すように幅方向両端縁から斜め内方に向けて切り込み部62を形成してもよい。
【0022】
この切り込み部62についても、前述した突出部61を有する平線6と同様に製造することができる。
【0023】
この場合、平線6を植毛穴5に打ち込む際、打ち込まれた平線6の抜け出しを効果的に防止できるように、切り込み部62の幅方向端縁側の一端が、内方の他端よりも上方となるように打ち込むことが好ましい。
【0024】
この実施形態においても、切り込み部62の形状や大きさ、数、切り込み方向は、図5に示す形態に限定されるものではなく、例えば図6に示すようなものであってもよい。
【0025】
次に、本発明の歯ブラシ1の他の実施形態について説明する。
【0026】
この実施形態は、詳細には図示しないが、矩形形状の金属製の薄板からなる平線6が、樹脂によってコーティングされたものであり、コーティングされる樹脂は、毛束7を構成するフィラメントの材料に対応して選択される。すなわち、フィラメントがナイロンで形成されている場合は、コーティングする樹脂もナイロンで形成され、フィラメントがポリブチレンテレフタレートで形成されている場合は、コーティングする樹脂もポリブチレンテレフタレートで形成されている。このように、コーティング樹脂と毛束7の材料とを一致させることにより、後述するように両者を一体に溶着することができる。
【0027】
なお、コーティング樹脂と毛束7の材料とは、互いに親和性の高いものであれば、一致していない場合であっても選択することができる。
【0028】
このように、樹脂がコーティングされた平線6に、毛束7を巻回させ、毛束7とともに平線6を植毛穴5に打ち込んだ後、例えば超音波または高周波により、平線6を加熱して平線6にコーティングされた樹脂を溶融させ、毛束7を溶着すればよい。
【0029】
この結果、毛束7はコーティング樹脂と一体化され、毛束7が植毛穴5から抜け出すことが効果的に防止される。
【0030】
なお、樹脂コーティングする平線6には、図3に示すような幅方向に突出部61を形成したり、図5、図6に示すような幅方向両端縁から切り込み部62を形成してもよい。
【0031】
この場合も上記と同様に、樹脂がコーティングされた平線6に、毛束7を巻回させ、毛束7とともに平線6を植毛穴5に打ち込んだ後、例えば超音波または高周波により、平線6を加熱して平線6にコーティングされた樹脂を溶融させ、毛束7を溶着すればよい。
【0032】
この結果、植毛穴6の内周壁に平線6の両端部が食い込まれた状態で密着するとともに、毛束7は一体化され、毛束7が植毛穴5から抜け出すことが一層効果的に防止される。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明の歯ブラシによれば、毛束が植毛穴から抜け出すのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯ブラシの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の歯ブラシにおいて毛束を植毛する状態を示す部分拡大図である。
【図3】図1の歯ブラシの平線を示す斜視図である。
【図4】図3の平線を製造する工程を示す斜視図である。
【図5】本発明の歯ブラシの平線の他の例を示す斜視図である。
【図6】図5の平線の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 歯ブラシ
4 植毛台
5 植毛穴
6 平線
61突出部
62切り込み部
7 毛束

Claims (3)

  1. 植毛台に形成された複数個の植毛穴に、該植毛穴の径よりも長い幅の平線をそれぞれ打ち込むことにより各平線を介して二つ折りされた毛束を植毛してなる歯ブラシにおいて、
    前記平線は、幅方向の両端縁に突出部又は切り込み部が形成されたことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 植毛台に形成された複数個の植毛穴に、該植毛穴の径よりも長い幅の平線をそれぞれ打ち込むことにより各平線を介して二つ折りされた毛束を植毛してなる歯ブラシにおいて、
    前記平線は、毛束を構成するフィラメントの材料と親和性を有する樹脂によってコーティングされたことを特徴とする歯ブラシ。
  3. 植毛台に形成された複数個の植毛穴に、該植毛穴の径よりも長い幅の平線をそれぞれ打ち込むことにより各平線を介して二つ折りされた毛束を植毛してなる歯ブラシにおいて、
    前記平線は、幅方向の両端縁に突出部又は切り込み部が形成されるとともに、毛束を構成するフィラメントの材料と親和性を有する樹脂によってコーティングされたことを特徴とする歯ブラシ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016010510A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 小林製薬株式会社 歯ブラシ
JP7140942B1 (ja) * 2022-03-03 2022-09-22 俊文 竹内 歯ブラシ用多層樹脂平線。

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