JP6887219B2 - ブラシ、及び、ブラシの製造方法 - Google Patents

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本発明は、ブラシ、及び、ブラシの製造方法に関する。
従来、支持体にループ毛(ループ状の毛)を植設した歯ブラシや舌苔除去具が知られている(例えば特許文献1や2参照)。支持体にループ毛を植設した構成を採用することによって、効率良く歯磨きをできる上に、歯肉を傷つけたり痛めたりすることのない歯ブラシを提供できるとされる(特許文献1参照)。また、支持体にループ毛を植設した構成を採用することによって、衛生的に使用し得、更には嘔吐反射しにくく、舌を痛めずに効率良く舌苔を除去できる舌苔除去具を提供できるとされる(特許文献2参照)。
特開2004−558号公報 特開平11−113934号公報
ところで、従来のループ毛を備える歯ブラシや舌苔除去具においては、ループ毛は、その末端(根元)が、支持体に形成された凹部に入れられて固定されたり、ループ毛が取り付けられる表面にて支持体に溶着固定されたりする構成になっている。このような構成では、ループ毛のハンドリングが悪く、ループ毛を支持体に植設する作業が必ずしも簡単でないと考えられる。特に、ループ毛の高さ(支持体表面からループ毛頂部までの高さ)が低いブラシを製造しようとする場合、作業が容易でなくなると考えられる。
また、ループ毛を備える歯ブラシや舌苔除去具を製造する方法として、末端を溶着したループ状の毛束を金型内に配置して支持体を形成するインモールド形式を導入することが考えられる。しかし、このような製造方法を導入する場合、設備投資にかかる費用が大きくなることが懸念される。
本出願人は、上述の課題に鑑みてブラシの新たな製造方法を開発している。これについては、先に特許出願(特願2015-106536)が行われている。この新たなブラシの製造方法において、作業効率を向上するために、支持体にブラシ毛を安定して植設する技術が望まれた。
以上の点に鑑みて、本発明は、支持体にブラシ毛を安定して植設できるブラシ、及び、ブラシの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のブラシは、ブラシ毛と、前記ブラシ毛を挿入する挿入穴が設けられる支持体と、を備えるブラシであって、前記支持体は、前記挿入穴を形成する内壁面から突出する突起部を有する構成(第1の構成)である。
本構成によれば、例えば針を用いて2つ折りにしたブラシ毛を挿入穴に挿入し、その後、針を引き抜く際において、突起部をブラシ毛に接触させてブラシ毛が針に釣られて動くことを抑制できる。このために、本構成によれば、挿入穴に挿入されるブラシ毛の位置精度を向上することができる。
上記第1の構成のブラシにおいて、前記突起部は、前記挿入穴の端部から離れた位置に設けられている(第2の構成)のが好ましい。本構成によれば、例えばブラシの製造時において、突起部の一部が撓んで挿入穴の外部に突出するといった事態が発生することを防止できる。
上記第1又は第2の構成のブラシにおいて、前記突起部は、当該突起の先端側に向けて先細り形状である構成(第3の構成)が採用されてよい。本構成によれば、突起部の先端側に弾性を持たせることができる。
上記第1から第3のいずれかの構成のブラシにおいて、前記挿入穴は、平面視において非円形である(第4の構成)のが好ましい。本構成によれば、ブラシ毛が支持体に固定される前に、挿入穴に挿入されたブラシ毛が回転することを抑制できる。このために、支持体の複数箇所に植設されるブラシ毛の向きを安定して揃えることができる。
上記第4の構成のブラシにおいて、前記挿入穴は、平面視において回転対称形状である(第5の構成)のが好ましい。本構成によれば、支持体に設けられる挿入穴を簡単な形状にすることができ、支持体の製造が容易になる。
上記第1から第5のいずれかの構成のブラシにおいて、前記ブラシ毛は、前記支持体の第1の面からループ状に突出するとともに、前記支持体の前記第1の面の裏面である第2の面で固定されている構成(第6の構成)であってよい。本構成によれば、舌を磨くのに好適に用いられるブラシを製造することができる。
また、上記目的を達成するために本発明のブラシの製造方法は、貫通穴と該貫通穴を形成する内壁面から突出する突起部とが設けられる支持体を形成する第1の工程と、前記貫通穴の一端側から湾曲した状態のブラシ毛を前記貫通穴に針を用いて挿入して、前記貫通穴の他端側からループ毛を突出させる第2の工程と、前記針を前記貫通穴から引き抜く第3の工程と、を備える構成(第7の構成)である。
本構成によれば、ブラシ毛と共に貫通穴に挿入された針を貫通穴から引き抜く際に、突起部をブラシ毛に接触させてブラシ毛が針に釣られて動くことを抑制できる。このために、本構成によれば、貫通穴に挿入されるブラシ毛の位置精度を向上することができる。
上記第7の構成のブラシの製造方法は、前記針が前記貫通穴から引き抜かれた後に、前記ブラシ毛を前記支持体に固定する第4の工程を更に備え、前記貫通穴は非円形である(第8の構成)のが好ましい。本構成によれば、ブラシ毛が支持体に固定される前に、挿入穴に挿入されたブラシ毛が回転することを抑制できる。このために、支持体の複数箇所に植設されるブラシ毛の向きを安定して揃えることができる。
本発明によれば、支持体にブラシ毛を安定して植設できるブラシ、及び、ブラシの製造方法を提供できる。
本発明の実施形態に係るブラシの構成を示す概略平面図 図1の矢印A方向に沿ってブラシを見た場合の概略側面図 図1のB−B位置における概略断面図 本発明の実施形態に係るブラシが備えるヘッド部に設けられる挿入穴及びその周辺を拡大して示した概略平面図 図4のC−C位置における概略断面図 本発明の実施形態に係る舌ブラシの製造方法を説明するための模式図
以下、本発明の実施形態に係るブラシ及びブラシの製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るブラシ1の構成を示す概略平面図である。本実施形態のブラシ1は、舌を磨く舌ブラシである。図1に示すように、舌ブラシ1は、使用者が手で握る細長いハンドル部11と、ハンドル部11の長手方向(図1において上下方向)の一端部側に設けられる幅広のヘッド部12とを有する支持体10を備えている。平面視略T字状に設けられる支持体10は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、アクリロニトリル−スチレン樹脂(AS樹脂)、飽和ポリエステル樹脂等の合成樹脂や、木等を用いて形成することができる。なお、図1に示す支持体10の形状は例示にすぎず、支持体10の形状は適宜変更されて構わない。本実施形態では、ハンドル部11とヘッド部12とを同一部材としているが、これらは別部材であってもよい。
図1に示すように、ヘッド部12には、複数の清掃部13が配設されている。本実施形態においては、ヘッド部12の長手方向と平行な方向(図1において左右方向)に複数の清掃部13が並ぶ清掃部列が二列設けられる構成になっているが、これは例示にすぎない。清掃部列の数や、各清掃部列に並べられる清掃部13の数は適宜変更されて構わない。
各清掃部13は、複数本のブラシ毛(毛束)を用いて構成されている。ブラシ毛は、特に限定されるものではないが、例えばナイロン、ポリエステル、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂や、豚毛等の天然毛等で構成されてよい。なお、各清掃部13は、一本のブラシ毛で構成されてもよいが、本実施形態のように複数本のブラシ毛で構成されるのが好ましい。
図2は、図1の矢印A方向に沿ってブラシ1を見た場合の概略側面図である。図2に示すように、各清掃部13は、ヘッド部12の第1の面12aからループ状に突出する突出部13aを備えている。本実施形態では、複数の清掃部13は、ループ状に設けられる各突出部13aの向きがほぼ同一方向を向くように配設されている。また、本実施形態では、複数の清掃部13は、突出部13aの高さ(ヘッド部12の第1の面12aから突出部13aの頂部までの長さ)が互いに略同一となるように形成されているが、これは一例にすぎない。例えば、清掃部列間で、突出部13aの高さが互いに異なる構成等としてもよい。
図3は、図1のB−B位置における概略断面図である。図3に示すように、各清掃部13は、ヘッド部12の第2の面12b(第1の面12aの裏面)に固着される固着部13bを備えている。第2の面12bは、本実施形態においては、凹部12cを含む。各清掃部13の固着部13bは、凹部12c内に位置する。
図3に示すように、舌ブラシ1はカバー部材15を備えている。本実施形態では、カバー部材15は有底箱型に設けられている。カバー部材15は、凹部12cに嵌め込まれてヘッド部12に固定されている。なお、カバー部材15は、例えば接着剤を用いてヘッド部12に接合されてもよい。カバー部材15はヘッド部12にネジ止めされてもよい。カバー部材15がヘッド部12に取り付けられた状態において、カバー部材15の外面と、第2の面12bとは略面一となるのが好ましい。ヘッド部12にカバー部材15が取り付けられることによって、舌ブラシ1の見栄えを良くできる。ただし、舌ブラシ1は、凹部12c及びカバー部材15を備えなくてもよい。
図3に示すように、ヘッド部12には、ブラシ毛を挿入する挿入穴14が設けられている。挿入穴14は、ヘッド部12の第1及び第2の面12a、12bと直交する方向に延びている。本実施形態では、ヘッド部12には、複数の挿入穴14が設けられている。各挿入穴14には、複数本のブラシ毛(毛束)が挿入され、これにより、上述の清掃部13が形成されている。
図4は、本発明の実施形態に係るブラシ1が備えるヘッド部12に設けられる挿入穴14及びその周辺を拡大して示した概略平面図である。図5は、図4のC−C位置における概略断面図である。
図4に示すように、挿入穴14は平面視において非円形である。より詳細には、挿入穴14は、平面視において略スタジアム形状である。ただし、これは例示であり、挿入穴14は、非円形の他の形状とされてもよい。挿入穴14は、平面視において、穴14の中心Oから外周までの距離Rが変化する部分を有する形状であってよい。例えば、挿入穴14は、平面視において、非円形の回転対称形状であってよい。挿入穴14は、例えば、平面視において矩形、矩形以外の多角形、楕円等であってもよい。なお、挿入穴14は、場合によっては円形であってもよい。
図4及び図5に示すように、支持体10は、挿入穴14を形成する内壁面101から突出する突起部102を有する。詳細には、突起部102はヘッド部12に設けられる。本実施形態では、突起部102は、ヘッド部12と同一部材であり、ヘッド部12に一体的に設けられる。本実施形態では、ヘッド部12及び突起部102は樹脂製である。ただし、突起部102は、ヘッド部12と別部材であってもよい。
本実施形態では、突起部102は平面視において環状である。すなわち、突起部102は内壁面101の周方向に連続して設けられている。ただし、これは例示であり、突起部102は、周方向に断続的に設けられてもよい。また、突起部102は、挿入穴14が延びる方向のいずれの位置に設けられてもよいが、挿入穴14の端部から離れた位置に設けられるのが好ましい。なお、挿入穴14が延びる方向は、図4においては紙面と垂直な方向であり、図5においては上下方向である。また、突起部102は、先端側が弾性変形可能に設けられるのが好ましい。本実施形態では、突起部102は、先端側に向けて先細りする構造になっており、先端側は弾性変形可能である。
本実施形態の舌ブラシ1は、ループ状に設けられる突出部13aを舌に当接させて舌を磨くといった使用方法がなされる。舌に当たる部分がループ毛で構成されているために、舌乳頭等を傷める可能性を低減して舌苔の掻き取りを行える。また、清掃部13をブラシ毛で形成しているために乾きやすく、清掃部13の清潔さを保ちやすい。
次に、本実施形態の舌ブラシ1の製造方法の一例について、図6を参照しながら説明する。なお、図6は、本発明の実施形態に係る舌ブラシ1の製造方法を説明するための模式図である。図6においては、(a)、(b)、(c)、(d)の順に製造工程が進行する。
舌ブラシ1の製造にあたっては、まず、ヘッド部12を含む支持体10が形成される。ヘッド部12には、貫通穴14と、貫通穴14を形成する内壁面101から突出する突起部102とが形成される。貫通穴14は、ヘッド部12の第1及び第2の面12a、12bと直交する方向に延びる。貫通穴14は、舌ブラシ1の完成品においては上述の挿入穴14となる。本実施形態では、貫通穴14は平面視においてスタジアム形状である。支持体10は、例えばプラスチックのペレットを射出成形することによって形成することができ、この場合には、支持体10の形成と同時に、貫通穴14及び突起部102を形成することができる。本実施形態では、平面視において非円形の貫通穴14は回転対称形状であるために、支持体10を形成する金型は簡単な構造にできる。貫通穴14及び突起部102は、支持体14の形成後に形成されてもよい。
次に、支持体10が、ヘッド部12の第1の面12aが下、第2の面12bが上となるように、不図示の作業台の所定位置に載置される。そして、図6(a)に示すように、略U字状に湾曲された(2つ折りとされた)毛束20が、植毛針30を用いて所定の貫通穴14に挿入されるように、作業台の位置が調整される。なお、ここでは、作業台の位置を調整する構成としているが、植毛針30の位置が調整されてもよい。
作業台の位置調整が完了すると、図6(b)に示すように、植毛針30を用いて、貫通穴14の一端(上端)側から、湾曲した毛束20が貫通穴14に挿入される。植毛針30は、貫通穴14の他端(下端)側からループ状の毛束20が突出するまで押し込まれる。第1の面12aから突出したループ状の毛束は、上述の突出部13aとなる。突出部13aは、複数のループ毛で構成される。植毛針30は、貫通穴14の形状に合わせて、断面視においてスタジアム形状でもよいが、それに限らず、例えば断面視において円形等であってもよい。本実施形態では、植毛針30が貫通穴14に挿入されることによって、突起部102の少なくとも一部が押圧されて、突起部102は、その先端側が下方に向けて撓む。なお、本実施形態では、突起部102は、貫通穴14の端部から離れた位置に設けられている。このために、撓んだ突起部102が貫通穴14の外に突出するといった事態が発生しない。
なお、支持体10が載置される作業台には、貫通穴14の他端側からループ状の毛束20が突出できるように、凹部(或いは貫通穴)が形成されている。また、図6(b)は、植毛針30が、貫通穴14の他端(下端)側からループ状の毛束20が突出するまで貫通穴14に挿し込まれた後、元の位置に戻る途中の状態を示している。植毛針30が貫通穴14から引き抜かれる際に、毛束20の少なくとも一部が植毛針30の動きに釣られて動こうとする。しかし、突起部102が毛束20の少なくとも一部に接触しており、毛束20が植毛針30に釣られて動くことが抑制される。このために、本実施形態では、貫通穴14に毛束20を挿入した後に特別の高さ調整を行わなくても、複数の貫通穴14に対して、ほぼ高さを揃えて毛束20を配置することができる。
植毛針30が元の位置に戻ると、図6(c)に示すように、次の貫通穴14に湾曲した毛束20が挿入されるように、支持体10を載置した作業台の位置が調整される。また、これに前後して、或いは、これと同時に、次に貫通穴14に挿入される毛束20が所定の位置に充填される。この後、上述したのと同様の手順で毛束20の挿入作業が行われる。なお、貫通穴14毎に植毛針30の挿入深さを変更すると、高さの異なる突出部13aが得られるが、本実施形態では、複数の突出部13aの高さを揃えるべく、植毛針30の貫通穴14に対する挿入深さは全て同じとしている。
ヘッド部12に設けられる全ての貫通穴14に、上記手順で毛束20が挿入されると、次に、図6(d)に示すように、第2の面12b側において、各毛束20がヘッド部12に固定されるように、熱溶着が行われる。第2の面12bから突出する毛束20の突出量が大きすぎる場合等には、溶着の前に毛束20の切断が行われるようにしてもよい。なお、本実施形態では、貫通穴14が平面視において非円形に設けられている。このために、毛束20を貫通穴14に挿入した後、熱溶着が行われるまでの間に、毛束20が貫通穴14内で回転することを抑制できる。したがって、本実施形態では、ヘッド部12に形成される複数の清掃部13の向きを同一の向きに揃えることができる。
なお、本実施形態では熱溶着としたが、これに限定されず、例えば高周波溶着、超音波溶着、レーザー溶着等の別手法が採用されてもよい。また、ヘッド部12の第2の面12bで毛束20が固定されればよく、場合によっては、金具等の留め具を利用して毛束20を固定してもよい。
以上により、突出部13a(ループ毛の束)を有する清掃部13がヘッド部12の第1の面12aに複数形成される舌ブラシ1が製造される。当該製造方法によれば、平線と共に毛束を植毛穴(溝)に打ち込むことによって歯ブラシを得る従来の設備を利用して、少ない設備投資で舌ブラシ1を製造することが可能となる。また、当該製造方法によれば、ループ毛を支持体10に形成する際の毛束のハンドリングが楽であり、ループ毛を備えるブラシの製造が容易になる。また、突起部102及び貫通穴14の形状の工夫により、支持体10にブラシ毛を安定して植設することができる。
以上に示した実施形態は、本発明の例示にすぎない。以上に示した実施形態の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されて構わない。
以上に示した実施形態では、湾曲した毛束20を各貫通穴14に順番に挿入する構成としたが、これも例示にすぎない。場合によっては、湾曲した毛束20を貫通穴14に挿入する工程を、複数の貫通穴14で同時に行うようにしても構わない。
また、以上においては、本発明が舌ブラシに適用される場合を示したが、これに限定される趣旨ではない。本発明は、例えば、支持体10の一方の面から略直線状に突出するブラシ毛を有する一般的な歯ブラシ等に適用されてもよい。この場合の歯ブラシ等の製造方法においては、貫通穴14の一方側から湾曲した状態のブラシ毛を挿入して貫通穴14の他方側からループ毛を突出させる。ブラシ毛は複数本である(毛束とされる)のが好ましい。そして、ループ状のブラシ毛が突出する貫通穴14の他端側にて、ブラシ毛が支持体10に溶着される。すなわち、ブラシ毛のループ部分が溶かされることによって、ブラシ毛が支持体10の他方の面に固定される。なお、当該製造方法では、貫通穴14の形状は特に限定されず、平面視において円形でも非円形でもよい。また、支持体10は、突起部102を有するのが好ましいが、場合によっては突起部102を有さない構成としてもよい。平線を用いることなくブラシ毛を支持体10に固定できるのでブラシの製造に要するコストを低減できる。
また、本発明は、舌ブラシや歯ブラシ等の口内清掃具に好適であるが、その適用対象は口内清掃具に限られる趣旨ではなく、他の用途のブラシ(例えば塗装用ブラシ等)に対しても広く適用可能である。
1 舌ブラシ
10 支持体
12a 第1の面
12b 第2の面
13a 突出部(複数のループ毛)
14 挿入穴又は貫通穴
15 カバー部材
20 毛束(ブラシ毛の束)
30 植毛針
101 内壁面
102 突起部

Claims (7)

  1. ブラシ毛と、
    前記ブラシ毛を挿入する挿入穴が設けられる支持体と、
    を備えるブラシであって、
    前記ブラシ毛は、前記支持体の第1の面からループ状に突出し、
    前記支持体は、前記挿入穴を形成する内壁面から突出する突起部を有し、
    前記ブラシ毛は、前記第1の面の裏面である第2の面に固着される固着部を有し
    前記突起部は、前記挿入穴の端部から離れた位置に設けられ、
    前記固着部と前記突起部とは離れている、ブラシ。
  2. 前記突起部は、当該突起の先端側に向けて先細り形状である、請求項に記載のブラシ。
  3. 前記挿入穴は、平面視において非円形である、請求項1又は2に記載のブラシ。
  4. 前記挿入穴は、平面視において回転対称形状である、請求項に記載のブラシ。
  5. 前記突起部は、弾性変形可能に設けられる、請求項1からのいずれか1項に記載のブラシ。
  6. 貫通穴と該貫通穴を形成する内壁面から突出する突起部とが設けられる支持体を形成する第1の工程と、
    前記貫通穴の一端側から湾曲した状態のブラシ毛を前記貫通穴に針を用いて挿入して、前記貫通穴の他端側からループ毛を突出させる第2の工程と、
    前記針を前記貫通穴から引き抜く第3の工程と、
    を備え、
    前記突起部は、弾性変形可能に設けられ、
    前記第2の工程において、前記突起部は、前記針を用いた前記貫通穴内への前記ブラシ毛の挿入に伴い前記針の挿入方向に撓み、
    前記第3の工程において、前記針の動きにつられて動こうとする前記ブラシ毛の動きを前記突起部にて抑制する、ブラシの製造方法。
  7. 前記針が前記貫通穴から引き抜かれた後に、前記ブラシ毛を前記支持体に固定する第4の工程を更に備え、
    前記貫通穴は非円形である、請求項に記載のブラシの製造方法。
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