JP2004193084A - ガラスパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】貫通孔の形成が容易なガラスパネルを提供する。
【解決手段】PDP100はガラスパネル101を備え、ガラスパネル101は、前面板ガラス111と、前面板ガラス111との間に中空部104を形成すべく前面板ガラス111から間隔を隔てて配設された背面板ガラス112とを備える。前面板ガラス111と背面板ガラス112とは、中空部104に希ガスを封止すべく、その外周縁において封着部103により封着されている。背面板ガラス112は、中空部104に希ガスを封入する封入部123を有する。封入部123は貫通孔124と、貫通孔124に内嵌されたガラス管125とから成る。ガラス管125は、内側端がガラス管125の中心軸に対して傾斜して傾斜面125aをなしている。ガラス管125は、先端が前面板ガラス111の内面に当接することにより、貫通孔124内での位置決めがなされる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスパネルに関し、特にプラズマディスプレイパネル用のガラスパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラスパネルは、中空部を介して対向する前面板ガラス及び背面板ガラスと、前面板ガラス及び背面板ガラスの周縁部において中空部を気密に密閉する外周密閉部とから成り、プラズマディスプレイパネル(PDP)等に使用されている。
【0003】
このPDPは、背面板ガラスの内面に蛍光体が塗布され且つ中空部に希ガスが封入されたガラスパネルから成り、中空部内の希ガスの電離により発生した紫外線によって蛍光体が発光し、その結果任意の画像を表示するものである。
【0004】
上記ガラスパネルは、図7に示す背面板ガラス701を有し、背面板ガラス701は、ガラスパネルの中空部に希ガスを封入するための封入部702を有する。この封入部702は、背面板ガラス701の一隅角部に設けられた貫通孔703と、ガラス管704とから成る。ガラス管704は、管部704aと、管部704aの内側端に形成された円板状のフランジ部704bとから成り、ガラス管704は、ガラス管704内と中空部との連通を確保するために、管部704aと貫通孔703とが同軸になるようにフランジ部704bの底面が低融点ガラス等により背面板ガラス701の外面に気密に接合されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
また、上記のガラスパネルは、通常、前面板ガラスに対する背面板ガラス701の間隔が0.1〜0.2mmであり、背面板ガラス701の厚さが約2.8mmである。
【0006】
しかしながら、ガラス管704は、背面板ガラス701の外面上からの突出長さが長いために、破損し易く、また、ガラス管704の接合は、フランジ部704bを背面板ガラス701の外面に接合させることによりなされるために、貫通孔703に対するガラス管704の芯合わせは容易ではなかった。
【0007】
これらの問題を解決するために、従来は、図8に示す背面板ガラス801を備えるガラスパネルが提案されている。
【0008】
図8において、背面板ガラス801は、封入部802を有し、封入部802は、外側が拡径された段付き貫通孔803と、拡径部に内嵌され且つ背面板ガラス801に接合されたガラス管804とから成る。ガラス管804は、貫通孔803の拡径部に内嵌されることにより、ガラス管804内と中空部との連通を確保する。この段付き貫通孔803は、縮径部用と拡径部用との径が異なる2つのドリルを用いて、背面板ガラス801を穿孔することにより形成される。
【0009】
背面板ガラス801において、ガラス管804は、貫通孔803の拡径部に内嵌されているので、背面板ガラス801の外面上からの突出長さが短くなり、破損し難くい。また、ガラス管804を段付き貫通孔803の拡径部に内嵌させることにより、貫通孔803に対するガラス管804の芯合わせを容易に行うことができる。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−105848号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2つのドリルの芯合わせは通常は容易ではないので、貫通孔803の縮径部と拡径部とは通常芯合わせが確実ではなく、加えて穿孔深さの調節は容易ではない。縮径部と拡径部との芯合わせがずれていると、ガラス管804を貫通孔803の拡径部に挿入し難くなり、穿孔深さの調節が正確でないと、ガラス管804が貫通孔804から外れ易くなる。
【0012】
本発明の目的は、貫通孔の形成が容易なガラスパネルを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のガラスパネルは、前面板ガラスと、前記前面板ガラスとの間に中空部を形成すべく前記前面板ガラスと所定の間隔を隔てて配設された背面板ガラスと、前記前面板ガラス及び前記背面板ガラスの周縁部において前記中空部を気密に密閉する外周密閉部と、前記背面板ガラスに設けられ、前記中空部に開口する貫通孔と、当該貫通孔に内嵌され、前記中空部に気体を封入するガラス管とを備えるガラスパネルにおいて、前記ガラス管は、前記貫通孔に内嵌されたときに、前記ガラス管内と前記中空部との連通を確保する連通部を有することを特徴とする。
【0014】
請求項2記載のガラスパネルは、請求項1記載のガラスパネルにおいて、前記貫通孔は段付きでないことを特徴とする。
【0015】
請求項3記載のガラスパネルは、請求項1又は2記載のガラスパネルにおいて、前記連通部は、前記ガラス管の先端に形成された切欠き部から成ることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載のガラスパネルは、請求項3記載のガラスパネルにおいて、前記切欠き部は、前記ガラス管の中心軸に対して所定の角度の傾斜面で規定されていることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載のガラスパネルは、請求項4記載のガラスパネルにおいて、前記所定の角度は45°であることを特徴とする。
【0018】
請求項6記載のガラスパネルは、請求項3記載のガラスパネルにおいて、前記切欠き部は円弧状であることを特徴とする。
【0019】
請求項7記載のガラスパネルは、請求項6記載のガラスパネルにおいて、前記切欠き部は等角度間隔で複数形成されていることを特徴とする。
【0020】
請求項8記載のガラスパネルは、請求項1又は2記載のガラスパネルにおいて、前記ガラス管は、略円錐台状であると共に、その周側部に前記背面板ガラスに支承される支承部を有し、前記連通部は、前記ガラス管の先端で規定されていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るガラスパネルを図面を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係るガラスパネルを備えるPDPの要部の概略構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【0023】
図1において、PDP100は、本発明の実施の形態に係るガラスパネル101を備える。ガラスパネル101は、厚さが、例えば2.8mmの前面板ガラス111と、前面板ガラス111との間に中空部104を形成すべく前面板ガラス111から、例えば0.1〜0.2mmの間隔を隔てて配設され、厚さが、例えば2.8mmの背面板ガラス112と、透明電極113a及び金属電極113bとから成り前面板ガラス111の内面上にパターン形成された表示電極113(図1(b))と、背面板ガラス112の各内面上に形成された各部材(図1(b))に、可視光の発生を制御する制御データを図示しない駆動回路から送信すべく背面板ガラス112の内面上に形成されたデータ電極102とを備える。前面板ガラス111と背面板ガラス112とは、中空部104に希ガスを封止すべく、その外周縁において低融点ガラスペーストから成る封着部103(外周密閉部)により封着されている。
【0024】
PDP100において、前面板ガラス111の内面上には、表示電極113を覆うように誘電体ガラス層114が積層され、誘電体ガラス層114上には、酸化マグネシウム(MgO)製の誘電体保護層115が積層されている。
【0025】
また、PDP100は、背面板ガラス112の内面上に、前面板ガラス111との間に空間を保持すべく等間隔に複数のチャンネル状放電空間117を画成する複数のガラス製リブ116と、各放電空間117において背面板ガラス112の内面上に設けられた銀(Ag)製のアドレス電極118とを備え、放電空間117には、カラー表示をすべく赤色の蛍光体(R)119、緑色の蛍光体(G)120、及び青色の蛍光体(B)121が順に連続して形成されている。蛍光体119〜121は、放電によって発生する波長の短い紫外線により励起発光する。
【0026】
リブ116は、その高さが、例えば0.2mmであり、前面板ガラス111と背面板ガラス112との間隔を約0.2mmに保持する。
【0027】
放電空間117には、後述する封入部を介して希ガスが封入されている。希ガスは、例えばネオン(Ne)とキセノン(Xe)を組成とする混合ガス系が用いられており、その封入圧力は約40〜70kPaの範囲に設定されている。
【0028】
図2は、図1(a)における背面板ガラス112の構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は図2(a)の線IIb−IIbに沿う断面図である。
【0029】
図2(a)及び図2(b)において、背面板ガラス112は、中空部104に希ガスを封入する封入部123を有する。この封入部123は、図1(b)におけるリブ116が形成されるリブ形成範囲122の外側且つ封着部103の内側に形成された内径2mmの貫通孔124と、貫通孔124に内嵌された外径2mmの低融点ガラス製ガラス管125とから成る。ガラス管125は低融点ガラス126により背面板ガラス112と接合されており、ガラス管125の外側端は後述する方法(図4)により封止されている。
【0030】
図3は、図2における封入部123近傍のPDP100の部分断面図である。
【0031】
図3において、背面板ガラス112の貫通孔124に内嵌されたガラス管125は、その内側端がガラス管125の中心軸に対して任意の角度、例えば45°で傾斜して傾斜面125a(連通部、切欠き部)をなしている。ガラス管125は、先端が前面板ガラス111の内面に当接することにより、貫通孔124内での位置決めがなされる。また、ガラス管125は、その外側端が背面板ガラス112の外面上から5mm突出している。
【0032】
以下、図1(a)のPDP100の製造方法について説明する。
【0033】
まず、背面板ガラス112に貫通孔124を形成し、背面板ガラス112の内面上にアドレス電極118を所定のピッチで形成し、背面板ガラス112の内面上で互いに隣り合うアドレス電極118の間に所定のピッチでリブ116を形成する。
【0034】
次いで、リブ116により画成されたチャンネル状の放電空間117内に、蛍光体(R)119、蛍光体(G)120、及び蛍光体(B)121を形成すべく、各色の蛍光体ペーストを夫々塗布し、約500℃で各蛍光体ペーストを焼成してペースト内の樹脂成分等を除去することにより、蛍光体119〜121を形成する。
【0035】
さらに、PDP100において背面板ガラス112が前面板ガラス111と重なる範囲の周縁部に、前面板ガラス111との封着用シール材として低融点ガラスペーストを塗布して350℃程度で仮焼し、低融点ガラスペースト内の樹脂成分等を除去する。
【0036】
一方、前面板ガラス111の内面上に、表示電極113をパターン形成し、この表示電極113を覆うべく前面板ガラス111の内面上に誘電体ガラス層114、及び誘電体保護層115を順次積層する。
【0037】
次いで、上記背面板ガラス112の内面側に、表示電極113とアドレス電極118とが直交するように前面板ガラス111を対向配置し、仮焼された低融点ガラスペーストを450℃程度で焼成することにより封着部103を形成して、前面板ガラス111と背面板ガラス112とを封着する。一方、内側端が45°に傾斜した所定の長さのガラス管125を前面板ガラス111の内面上にガラス管125の先端が当接するように背面板ガラス112の貫通孔124に内嵌させて、背面板ガラス112の外面上でガラス管125の周囲に低融点ガラスペーストを塗布し、前面板ガラス111と背面板ガラス112との封着時に、低融点ガラスペーストを焼成させてガラス管125と背面板ガラス112とを接合させる。
【0038】
前面板ガラス111と背面板ガラス112との封着時の加熱により発生する水蒸気により、蛍光体119〜121は劣化するため、前面板ガラス111と背面板ガラス112との封止時には、ガラス管125を介して放電空間117へ乾燥空気を導入する。
【0039】
次いで、ガラスパネル101を約350℃に加熱し、中空部104をガラス管125を介して排気した後、中空部104が所定の圧力になるまで希ガスを導入し、ガラス管125の外側端を局部加熱することにより封止する。封止されたガラス管125の背面板ガラス112からの突出部の長さは5mmとなるようにする。
【0040】
ガラス管125の外側端の封止は、ガラス管125を覆うように背面板ガラス112の外面上に封止カップ130を取り付けて(図4)、中空部104を排気した後、中空部104が所定の圧力になるまで希ガスを導入し、次いで、封止カップ130の備えるヒーター131に電流を流し、ガラス管125を高温に加熱してガラス管125の外側端を溶接して封じ切ることによりなされる。
【0041】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101において、ガラス管125は、その内側端が45°に傾斜しているので、ガラス管125の内側端を前面板ガラス111の内面に当接させることにより、ガラス管125内と中空部104との連通を確保するためのガラス管125の位置決めを容易に行うことができ、その結果、ガラス管125の位置決めのために貫通孔124を段付きにする必要をなくすことができる。
【0042】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101において、ガラス管125は、その内側端が45°に傾斜しているが、傾斜角度はこれに限るものではなく、0〜90°の範囲内の他の傾斜角度であってもよい。
【0043】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101において、ガラス管125の傾斜面125aは貫通孔124内に及んでもよく、貫通孔124外にあってもよい。
【0044】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101において、ガラス管125は、その内側端が45°に傾斜しているものとしたが、ガラス管125の形状はこれに限るものではなく、ガラス管125の内側端が前面板ガラス111の内面に当接したときに、前面板ガラス111によりガラス管125の内側端が塞がれないものであればよく、例えば、図3におけるガラス管125の変形例として図5(a)及び図5(b)に示すように、ガラス管127の内側端に等角度間隔に複数、例えば4つの円弧状の切欠きが形成されていてもよい。
【0045】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101において、ガラス管125は、その外側端が、背面板ガラス112の外面上から5mm突出しているが、突出長さは、これに限るものではなく、PDP100製作時のガラス管125の破損の可能性を低減すべく、5〜10mmの範囲であればよい。
【0046】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101において、背面板ガラス112に形成された貫通孔124の内径は2mmと、ガラス管125の外径は2mmとしたが、これに限るものではない。
【0047】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101は、上記のものに限るものではなく、また、本発明の実施の形態に係るガラスパネル101を備えるPDP100は上記のものに限るものではない。
【0048】
本発明の実施の形態に係るガラスパネル101は、PDP100に用いられるものとしたが、これに限るものではなく、真空複層ガラス等のガラス製品に用いられてもよい。
【0049】
以下、本発明の他の実施の形態に係るガラスパネルを図面を参照して説明する。
【0050】
図6は、本発明の他の実施の形態に係るガラスパネルを備えるPDPの概略構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【0051】
図6において、本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201を備えるPDP200は、その構成が図1(a)のPDP100と基本的に同じであり、同じ構成部材には同一の符号を付して重複した説明を省略し、以下異なる部分のみ説明する。
【0052】
図6(b)において、背面板ガラス112の貫通孔124には、内側に向かってテーパをなす略円錐台状の低融点ガラス製のガラス管202が内嵌されている。ガラス管202は、低融点ガラス126により背面板ガラス112と接合されており、ガラス管202の外側端は、図3におけるガラス管125と同様に封止されている。
【0053】
ガラス管202は、その内側端の外径が貫通孔124の内径(2mm)より小さく、その外側端の内径が貫通孔124の直径より大きい。ガラス管202は、その周側面上に外径が貫通孔124の内径2mmと同一となる支承部203を有し、ガラス管202は、支承部203において背面板ガラス112に支承されて貫通孔124内で位置決めがなされる。また、ガラス管202は、支承部203と内側端間の距離が2.9mmであり、ガラスパネル201の内部においてガラス管202の内側端(連通部)が前面板ガラス111の内面に当接することはなく、ガラス管202内と中空部104との連通は確保される。また、ガラス管202は、背面板ガラス112の外面上から5mm突出している。
【0054】
本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201は、ガラス管202が略円錐台状であり、その周側面上に外径が貫通孔124の内径と同一となる支承部203を有しているので、背面板ガラス112に支承部203を支承させることにより、ガラス管202内と中空部104との連通を確保するためのガラス管202の位置決めを容易に行うことができ、その結果、ガラス管202の位置決めのために貫通孔124を段付きにする必要をなくすことができる。
【0055】
本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201において、ガラス管202は、上記のものに限るものではなく、ガラス管202は、その内側端の外径が貫通孔124の内径より小さく、その外側端の外径が貫通孔124の内径より大きく、その側面上に外径が貫通孔124の直径と同じになる支承部203を有しており、ガラス管202の位置決めを、背面板ガラス112に支承部203を支承させることにより行うことができ、ガラス管202を位置決めしたときに、ガラス管202の長さが、ガラス管202の内側端が前面板ガラス111の内面に当接しないものであればよい。また、ガラス管202の形状は略円錐台状に限るものではない。
【0056】
本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201において、ガラス管202は、その外側端が、背面板ガラス112の外面上から5mm突出しているが、突出長さは、これに限るものではなく、PDP200製作時のガラス管202の破損の可能性を低減すべく、5〜10mmの範囲であればよい。
【0057】
本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201において、背面板ガラス112に形成された貫通孔124の内径は2mmとしたが、これに限るものではない。
【0058】
本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201は、上記のものに限るものではなく、また、本発明の実施の形態に係るガラスパネル201を備えるPDP200は上記のものに限るものではない。
【0059】
本発明の他の実施の形態に係るガラスパネル201は、PDP200に用いられるものとしたが、これに限るものではなく、真空複層ガラス等のガラス製品に用いられてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載のガラスパネルによれば、ガラス管が貫通孔に内嵌されたときに、連通部がガラス管内と中空部との連通を確保するので、ガラス管を貫通孔に内嵌させることにより、ガラス管の位置決めを容易に行うことができるため、貫通孔は、ガラス管位置決めのための形状が不要となり、もってガラスパネルの貫通孔の形成を容易に行うことができる。
【0061】
請求項2記載のガラスパネルによれば、貫通孔は段付きではないので、ガラスパネルの貫通孔の形成を容易に行うことができる。
【0062】
請求項3記載のガラスパネルによれば、連通部がガラス管の先端に形成された切欠き部から成るので、ガラス管の先端を前面板ガラスの内面に当接させることにより、ガラス管の位置決めを容易に行うことができる。
【0063】
請求項4記載のガラスパネルによれば、切欠き部が、ガラス管の中心軸に対して所定の角度の傾斜面で規定されているので、切欠き部を容易に形成することができる。
【0064】
請求項5記載のガラスパネルによれば、傾斜面の角度が45°であるので、ガラス管の先端の強度を維持しつつ、ガラス管内と中空部との連通を確保することができる。
【0065】
請求項6記載のガラスパネルによれば、切欠き部が円弧状であるので、ガラス管の先端の強度を向上させることができる。
【0066】
請求項7記載のガラスパネルによれば、切欠き部が等角度間隔で複数形成されているので、ガラス管内と中空部との連通を確実に確保することができる。
【0067】
請求項8記載のガラスパネルによれば、ガラス管は、略円錐台状であると共に、その周側部に背面板ガラスに支承される支承部を有し、連通部は、ガラス管の先端で規定されているので、背面板ガラス支承部を支承させることにより、ガラス管の位置決めを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガラスパネルを備えるPDPの要部の概略構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【図2】図1(a)における背面板ガラス112の構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は図2の線IIb−IIbに沿う断面図ある。
【図3】図2における封止部123近傍のPDP100の部分断面図である。
【図4】図3におけるガラス管125の封止処理方法を示すための図である。
【図5】図3のガラス管125の変形例を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は図5の線Vb−Vbに沿う断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係るガラスパネルを備えるPDPの概略構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。
【図7】従来のPDPにおける背面板ガラスの構造を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は図7の線VIIb−VIIbに沿う断面図ある。
【図8】従来のPDPにおける背面板ガラスの断面図である。
【符号の説明】
100,200 PDP
101,201 ガラスパネル
111 前面板ガラス
112,701,801 背面板ガラス
123,702,802 封止部
124,703,803 貫通孔
125,202,704,804 ガラス管

Claims (8)

  1. 前面板ガラスと、前記前面板ガラスとの間に中空部を形成すべく前記前面板ガラスと所定の間隔を隔てて配設された背面板ガラスと、前記前面板ガラス及び前記背面板ガラスの周縁部において前記中空部を気密に密閉する外周密閉部と、前記背面板ガラスに設けられ、前記中空部に開口する貫通孔と、当該貫通孔に内嵌され、前記中空部に気体を封入するガラス管とを備えるガラスパネルにおいて、
    前記ガラス管は、前記貫通孔に内嵌されたときに、前記ガラス管内と前記中空部との連通を確保する連通部を有することを特徴とするガラスパネル。
  2. 前記貫通孔は段付きでないことを特徴とする請求項1記載のガラスパネル。
  3. 前記連通部は、前記ガラス管の先端に形成された切欠き部から成ることを特徴とする請求項1又は2記載のガラスパネル。
  4. 前記切欠き部は、前記ガラス管の中心軸に対して所定の角度の傾斜面で規定されていることを特徴とする請求項3記載のガラスパネル。
  5. 前記所定の角度は45°であることを特徴とする請求項4記載のガラスパネル。
  6. 前記切欠き部は円弧状であることを特徴とする請求項3記載のガラスパネル。
  7. 前記切欠き部は等角度間隔で複数形成されていることを特徴とする請求項6記載のガラスパネル。
  8. 前記ガラス管は、略円錐台状であると共に、その周側部に前記背面板ガラスに支承される支承部を有し、前記連通部は、前記ガラス管の先端で規定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のガラスパネル。
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