JP2004192196A - 画像表示装置 - Google Patents

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邦彦 小林
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Abstract

【課題】画像表示において中間データを用いることで処理負荷の軽減を図るとともに、中間データを保存するメモリの枯渇に対応できるようにすること。
【解決手段】本発明は、指定された画像データから中間データを生成する中間データ生成部38と、中間データ生成部38によって生成された中間データを保存する中間データバッファ3Aと、中間データバッファ3Aで保存された中間データを表示のためのビットマップデータに展開する描画処理部37とを備える画像表示装置であり、中間データバッファ3Aが、中間データを保存する際に、保存用メモリ領域が不足したか否かを判定し、保存用メモリ領域が不足した場合は、画像データのどの部分までを解釈して中間データに変換したのかを示す読み出し位置情報を保持するものである。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示領域以外の部分の画像データをオフスクリーンバッファに記憶して表示を行う画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワードプロセッサなどの文章編集・画像表示装置の表示ソフトウェアでは、入力操作に対する画面表示の反応時間の低下を回避し、利用者の入力操作に対して高速に画面表示を反応させるための表示制御技術として、オフスクリーンバッファ方式の表示制御技術が提案されている。
【0003】
オフスクリーンバッファ方式の表示制御では、表示画面の各画素に対応する表示メモリとは別に設けられている画像メモリ(これを「オフスクリーンバッファ」と呼ぶ。)において、表示画像の一部または全部を保持しておき、新たに描画する表示画像のみをオフスクリーンバッファ上において描画して、表示メモリ転送表示制御を行う。
【0004】
文章編集・表示装置は、ワードプロセッサなどで作成された文章を表示するために、この文章を解析し、オフスクリーンバッファに描画する処理を行う。一方、PDA(パーソナル・データ・アシスタンス)または、モバイルコンピュータなどの携帯型情報処理端末装置においては、OS(オペレーティング・システム)がオフスクリーンバッファへ描画するために必要な基本描画機能を十分装備してない場合がある。
【0005】
したがって、指定された文章の表示を行う場合、ワードプロセッサなどのアプリケーション・プログラム自身が、オフスクリーンバッファ上にピクセル列として描画する処理まで行う。
【0006】
また、ワードプロセッサなどの画像表示装置では、ユーザは出力表示デバイスの解像度に一致した画像だけではなく、より高い解像度のデータに変換して表示したい場合がある。これは、通常、ユーザとのインタフェースにおいて拡大率N%といった具合に指定する。アプリケーション・プログラムは、この解像度に応じたオフスクリーンバッファ上に、解像度に応じた拡大率を乗じてピクセル列を描画する。
【0007】
一般的に携帯型情報処理端末装置などで動作する画像表示ソフトウェアの表示ウィンドウの大きさは最大値が決まっている。このため、表示倍率を大きめに設定し、表示ウィンドウを超えるサイズの画像を表示する場合には、ウィンドウにスクロールバーなどを設けて、ユーザが部分領域毎に表示を確認することになる。これにより、ある程度の拡大率まではページ全体を表現するオフスクリーンバッファを取得して表示することができる。
【0008】
しかし、携帯型情報処理端末等では、使用可能なメモリ量が十分ではなく、オフスクリーンバッファの大きさにも上限が発生する。例えば、600×800ピクセルサイズのウィンドウに対して、オフスクリーンバッファの最大サイズが1200×1600ピクセルサイズであるとすると、ウィンドウサイズ4面分のメモリをもてることになり、スクロールバーによって縦、横2倍の領域まで表示位置を変えることができる。
【0009】
しかし、1200×1600を超える領域の表示を行うには、この部分の画像を、入力文章データから新たに作成することになる。このように、大きな表示倍率を設定した場合に、スクロールする毎に入力文章データから必要な部分のオフスクリーン画像を生成する処理が発生するため、携帯型情報処理端末に使用されるCPU(中央演算処理装置)などのハードウェア資源が十分高いとは言えない環境下では大きな時間を要していた。
【0010】
一方、これを解決する画像処理技術の1つとして、プリンタなどの印字装置で採用されているバンディング技術を応用することが考えられる。バンディング技術とは、例えば特許文献1に示されるように、入力文章データをページ単位でラスタ画像に変換するにあたり、ラスタ画像に変換するのに適した中間データに一旦変換して、この中間データから必用な部分領域のラスタ画像を少しずつ生成するという画像処理方式である。この画像処理方式によって、ラスタ画像を生成するのに要するメモリを削減することができる。
【0011】
ここで中間データの特徴を考えると、入力文章データよりはラスタ画像に変換するのに都合がよい形態であるが、要求に見合った部分領域画像を取得できるようなデータ形式であることが望ましい。
【0012】
プリンタ等では、ページの先頭(あるいは末尾)からバンドと呼ばれる短冊状の領域毎にデータを格納する形式の中間データ体系をしている。これにより、中間データを生成した後であればページの先頭から順次ラスタ画像を生成することができる。
【0013】
画像表示ソフトウェアなどのスクロール処理においても、新たに必用となる部分領域の画像を中間データから生成するという方法でこの画像処理方式を適用できる。画像表示ソフトウェアでは、スクロール処理が上下左右の両者に用いられるため、中間データからラスタ画像を生成するのに適した部分領域は、ページ全体を適当な大きさの桝目状に分割しておいて、そのうちの幾つかを取り出して得られる領域となる。
【0014】
すなわち、プリンタ等ではバンドと呼ばれる短冊状の領域毎に中間データを生成・管理するが、画像表示ソフトウェアでは、桝目状の領域毎に生成・管理することが望ましい。このように、中間データを生成した上で必用領域のオフスクリーン画像を生成する方式は、入力文章データから新たにオフスクリーン画像を作成する場合と比較して、処理負荷を軽減することができる。
【0015】
【特許文献1】
特開2002―127510号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の中間データを生成した後にラスタ画像を得る画像表示装置は、従来より、入力文章データが複雑なデータであった場合に中間データ量が大きくなって中間データを保存するためのメモリが枯渇するという問題が生じる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、指定された画像データから中間データを生成する中間データ生成部と、中間データ生成部によって生成された中間データを保存する中間データ保存処理部と、中間データ保存処理部で保存された中間データを表示のためのビットマップデータに展開する描画処理部とを備える画像表示装置であり、中間データ保存処理部が、中間データを保存する際に、保存用メモリ領域が不足したか否かを判定し、保存用メモリ領域が不足した場合は、画像データのどの部分までを解釈して中間データに変換したのかを示す読み出し位置情報を保持するものである。
【0018】
このような本発明によれば、画像表示装置において、大きな拡大率を指定された場合でも、中間データを使用することで処理負荷を軽減することができる。また、中間データを格納するメモリが枯渇しても、指定された画像データの読み出し位置を表す情報を保持するために、中間コードを解釈して画像データに変換した後に、指定された画像データを途中から解釈することができる。この結果、携帯型情報端末装置などのようなハードウェア資源が十分高いとはいえない環境下においても効率よく文章を表示することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。本発明の画像表示装置は携帯型情報処理端末装置等で実行されるアプリケーション・プログラムの1つとして稼動する。図1は、本発明のプログラムが稼動する携帯型情報端末装置のハードウェア構成例を示している。CPU(中央演算処理装置)12は、ROM(リードオンリイメモリ)15またはRAM(ランダムアクセスメモリ)13に格納されている各種プログラムを実行する。
【0020】
ROM32は、一般的には、CPU12が使用するプログラムや演算用のパラメータのうち、基本的に固定のデータを格納する。RAM16は、CPU12の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。
【0021】
入力部13は、入力キーなどで構成され、CPU12に各種の指令を入力するとき、ユーザにより操作される。表示装置14は、液晶表示装置などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。
【0022】
通信装置17は、公衆回線網などと接続し、CPU12から供給されたデータ、または入力装置13から供給されたデータを、所定の方式のデータに変換して相手に送信する。また、通信装置17は、相手から受信したデータ、またはプログラムをCPU12、RAM16、に出力する。CPU12から通信装置17までは、バス11により相互に接続されている。
【0023】
図2は、本発明の画像表示装置のUI(ユーザインタフェース)を例示している。画像表示装置は、ユーザが表示を希望とするファイルをメニュー24やボタン27からなるファイル指定操作で指定し、指定されたファイル(文章ファイルや画像ファイル、以下、単に「画像ファイル」と言う。)の内容を表示画面21に表示する。
【0024】
また、ユーザが拡大・縮小指示をボタン29などで指定し、拡大・縮小された画像を表示画面21に表示する。また、ユーザがページ送り・戻しをボタン28などで指示し、ページ送り・戻しされた画像を表示画面21に表示する。また、表示画面に表示しきれない場合は、ユーザはスクロールバー23、24によって表示位置を移動できる。
【0025】
図3は、図1に示した携帯型情報処理端末装置上のROM15ないしはRAM16に格納されてCPU12によって稼動される画像表示プログラム33の構成を示している。携帯型情報処理端末装置では、この画像表示プログラム33を含め各種のプログラムがオペレーティング・システム31の管理の元に稼動する。
【0026】
ユーザとのインタフェースを司るウィンドウシステム32は、オペレーティング・システム31上で(または内包されて)稼動する。ウィンドウシステム32は、図2に示したような画像表示プログラム33が指定した形式のUI表示を行い、ユーザの指定(たとえばボタンを押す)などのイベントを画像表示プログラム33内部のUI処理部に通知する。
【0027】
イベントは、イベント種と、イベント属性情報とによって表される。例えば、ユーザが入力ファイル指定を行った場合、イベント種として「ファイル指定」であることと、イベント属性情報として「ファイル名」とが通知される。
【0028】
UI処理部34は、UI処理部に通知されるイベント情報が“表示”に関するものである場合、表示用の画像を生成するために制御処理部35を呼び出し、結果としての表示用の画像を受け取り、これをウィンドウシステム32に通知する。
【0029】
ウィンドウシステム32は、受け取った画像をオペレーティング・システム31の管理のもとに表示装置14によって表示させる。制御処理部35は、表示用の画像を生成する処理を制御する。制御処理部35に対してUI処理部34からは、画像の生成が指示される。この時に、属性情報としてファイル名や、表示対象のページ番号、表示倍率、回転方向、なども指定される。
【0030】
制御処理部35は、受け取った画像の生成指示にしたがって、対象とするファイルを解析処理部36に解析させる。これによって、まず指定されたページの大きさなどの情報を取得する。制御処理部35は、取得したページの大きさと拡大率等の情報をもとにオフスクリーンバッファ39を生成する。
【0031】
オフスクリーンバッファ39とは表示用の画像を格納するメモリ領域であり、例えば、1ピクセルあたりBGR色の24ビットで表現する場合、ページ領域が600×800ピクセルサイズの大きさであれば1440バイトの連続したメモリ領域となる。
【0032】
このオフスクリーンバッファ39を描画処理部37に送信しておいた上で、解析処理部36によって、画像ファイルの対象とするページの解析処理を行って解析結果に応じて描画処理部37によってオフスクリーンバッファ39上に描画を行う。
【0033】
解析処理部36で解析されるデータは、例えば、図7に示すように文字列71、やグラフィックスによる図形描画72や、イメージ画像73といったデータであり、これらのデータを描画処理部37によってピクセル列に変換した後にオフスクリーンバッファ39に描画する。
【0034】
制御処理部35は、対象ページの画像生成を終了した後に、オフスクリーンバッファ39をUI処理部34に送信する。また、制御処理部35は、対象ページと表示倍率とから計算されるオフスクリーンバッファのサイズが、ある所定の制限値より大きいと判断した場合にはオフスクリーンバッファは規定の大きさのメモリサイズを取得する。このような場合には、制御処理部35は、オフスクリーンバッファ39のほかに中間データバッファ3Aを取得して、対象ページの中間データを生成する。
【0035】
その後、制御処理部35は、解析処理部36に対して中間データを生成するように指示し、解析処理部36は解析された描画データを中間データに変換すべく中間データ生成部にデータを送信する。中間データが生成された後は中間データを制御処理部35で解析して描画処理部37で描画を行うこととなる。中間データの形式や処理手順については詳細を後述する。
【0036】
図4は、ページ領域、オフスクリーン領域、表示画面の3者の関連を示した図である。携帯型情報処理端末装置では表示画面がそれほど大きなものではない。したがって表示倍率があるていど大きくなると表示画面の解像度に対応した大きさを超えてしまう。
【0037】
また、ある表示倍率まではページ領域と同じ大きさのオフスクリーンバッファを取得できるが、携帯型情報処理端末装置のメモリ資源はそれほど大きいものではなく上限値が存在する。図4は、ページ領域がオフスクリーン領域より大きく、丁度、縦、横ともに2倍まで存在する場合を示している。
【0038】
スクロールバー22、23によって表示範囲を移動する場合、例えば、横方向に図4に示される0、1、2の領域に移動している間は、画像を格納したオフスクリーンバッファが存在しているので表示されている。
【0039】
しかし、移動先(P)のように、オフスクリーン領域のAとBを跨ぐ場所に移動すると、移動先(P)の表示画面領域内でオフスクリーン領域Bに位置するオフスクリーンバッファが存在しないので表示できなくなる。
【0040】
そこで、移動先(P)のような位置に移動した場合には、オフスクリーンバッファに格納されている画像の内容をAの領域からBの領域に変更する。すなわち、ページ内のBの領域に位置する画像に書き換える必要がある。このようにして、移動先(P)の内、オフスクリーン領域Bに位置する画像があらたに表示画面に送られる。
【0041】
このように、ユーザがスクロールバー22、23を操作した結果、表示画面が各々のオフスクリーン領域を跨ぐような位置にきた場合には、必要となるオフスクリーンを生成すべくオフスクリーンバッファに格納されている画像の内容を書き換えることになる。
【0042】
また、違う例では、移動先(Q)のように、丁度、A,B,C,D4つの領域を同時に跨ぐ位置に移動した場合は、結果として、A,B,C,Dの領域全部、すなわちページ全面の画像を生成することになる。
【0043】
このような状態を避ける意味で、図5に示すように、各々の領域を跨ぐようなに移動したのを見計らって、表示画面領域を中心に位置するようにオフスクリーン領域を作成してもよい。
【0044】
例として、図5では、移動先(P)においては、オフスクリーン領域Eを作成する場合を示している。また、移動先(Q)においては、オフスクリーン領域Fを作成する場合を示している。
【0045】
図6は、画像表示プログラム33内部の中間データ生成部38が生成する中間データを説明するにあたり、どのような領域単位で中間データを生成するかを示している。
【0046】
つまり、図4、5の例で説明したオフスクリーン領域の位置関係の場合は、図6に示すように、縦横4個ずつの合計16個のブロック領域に分割するのが望ましい。これは、図5に示したように、表示画面の移動によって新たに生成すべき隣接するオフスクリーン領域が互いに重畳し合うように生成される場合に対応している。
【0047】
すなわち、一度生成された画像は、ピクセル配列として表現されるデータをコピーするだけでよいので、新規に描画されるデータだけを限定するように分割している。これによって、例えば、図5のオフスクリーン領域Aではブロック0、1、4、5を使用して画像を生成することができ、オフスクリーン領域AからEに移る場合では、新たにブロック2、6に対応する画像を生成すればよいこととなる。
【0048】
図7、図8、図9は、図6に示した16個のブロック領域で中間データ生成・管理した場合を説明するための具体例を示している。この例ではページ内部に文字列71、グラフィックス72、イメージ73の描画命令が存在している場合を想定している。
【0049】
ページ内に表示されている16個の桝目は図5で示した中間データの生成・管理を行うべき16個のブロックを表している。これらの描画データは図8および図9に示す形式の中間データに変換されて、中間データバッファ3A(図1参照)に格納される。
【0050】
図8に示す中間データの中の描画命令テーブルは、描画順に描画命令を格納する形式であり、描画順を表すために描画命令毎にデータ番号が割り付けられる。これにより、データ番号0番からデータ番号5番まで順次解釈して描画することで、図7の画像を再生することができる。
【0051】
図9は、16個の各々のブロック領域毎に描画に関連する部分をまとめた中間データの中のブロック管理テーブルである。このブロック管理テーブルは中間データバッファ3A(図3参照)に中間データとともに保持されている。このように管理することで、ブロック毎に独立して画像を再生できる。
【0052】
例えば、ブロック番号が6番の領域では、描画命令の0番、1番、2番、3番、5番が実行されるよう記録されており、これらの描画命令を順番通りに実行することでこのブロックの画像を再現することができる。
【0053】
また、このブロック管理データを生成する段階で、そのブロックに含まれないデータは記録されない。例えば、ブロック番号6の領域はイメージ描画73が含まれないので省かれている。このように、該当するブロックに関連しない描画命令を省略することによって、そのブロックの画像再生処理を高速に行うことができる。
【0054】
図8の中間データは、描画命令とそのデータを格納しているが、データ番号5に相当する命令は終了指定となる。終了指定に対応するデータは、完了フラグと、対象としている画像ファイルの読み込み位置(バイト数)を記録している。これによって、1ページ分の中間データ全てを生成し終えている場合は、完了フラグがYESにセットされて記録される。
【0055】
一方、中間データやブロック管理データのデータ量が大きなものとなって、中間データバッファ3Aに格納しきれない場合は、終了フラグがNOにセットされて記録される。
【0056】
後者の場合、さらに対象としている画像ファイルのどの位置(バイト数)まで中間データとして記録したかを示すデータが記録される。これにより、画像を再生する処理では、作成されている中間データを解釈して描画した後で、上記終了フラグを確認し、中間データが1ページ分のデータを格納しきれていない場合は、ひきつづき画像ファイルのフラグの示す位置(バイト数)から描画処理部37(図3参照)によって命令解釈と描画処理を実行することによって直接ビットマップデータを再生することができる。
【0057】
図10、図11は、オフスクリーン画像を生成する処理の流れ図を示している。オフスクリーン画像の生成処理が開始されると、まず、指定ページ全体のオフスクリーン画像が既に生成されているかを検査する(S101)。この結果、過去に指定ページのオフスクリーン画像が生成・保存されている場合は、要求元がオフスクリーン画像のどの部分を要求しようとも画像を引き渡せるので終了する。
【0058】
指定ページ全体のオフスクリーン画像が生成されていない場合、次に、指定ページの中間データが既に生成されているかを検査する(S102)。この結果、過去に指定ページの中間データが生成・保存されている場合は、既に存在するオフスクリーン画像が、中間データから作成されているので、現在要求されているオフスクリーン領域と重なる部分をコピーする。(S106)
【0059】
例えば、前述したように図5において、描画画面が斜線位置から移動先(P)に移動したとすれば、オフスクリーン領域はAからEに移動したことになり、図6のブロック分割図ではブロック1、5がコピーされる部分となる。この後、中間データから要求領域のオフスクリーン画像生成を行う処理に移行する(S108)。この処理は下記に詳細を記述する。
【0060】
中間データが生成・保存されていない場合、次に指定ページのオフスクリーンバッファの取得を実行する(S103)。この処理でメモリが取得できたかを判断し(S104)、この結果メモリが取得できた場合、ページ全体のオフスクリーン画像生成を実行し(S107)、終了する。
【0061】
一方、オフスクリーンバッファが取得できない場合、オフスクリーンバッファを規定のサイズとし、このメモリを取得する。また、同時に中間データメモリも規定のサイズを取得する。規定サイズは、本発明の画像表示プログラムが稼動する携帯型情報処理端末装置のハードウェア資源に依存して決定される値である。
【0062】
この後、指定ページの中間データの生成・格納を実行し(S106)、中間データから要求領域のオフスクリーン画像生成処理を行う(S109)。図中では、この処理を図10にサブルーチンとして流れ図を記述している。
【0063】
図10において、中間データから要求領域のオフスクリーン画像生成処理は、処理開始後、描画対象ブロックを決定する(S201)。これは前述したように、例えば図5において、描画画面が斜線位置から移動先(P)に移動したとすれば、必要となるブロックは、図6におけるブロック2、3の2つとなる。
【0064】
このブロックを1つづつ決定する。対象ブロックが決定された後、そのブロックの描画処理を実行する(S202)。描画すべきブロック全てを描画したかを判定し(S203)、終了していない場合は、次のブロックの処理へと移る。
【0065】
全てのブロックの描画処理が終了している場合は、図8に示される中間描画データの終了指定を確認し、引き続き入力画像ファイルから描画を続行しなければならないかを判定する(S204)。この判定は、図8の描画命令テーブルであれば、終了命令の完了フラグを検査することで確認できる。
【0066】
この結果、中間データによって全ての描画が完了している場合は、このサブルーチンを終了する。一方、中間データが途中までしか終了しておらず、入力画像ファイルから続きの描画処理が指定されている場合には、入力画像ファイルから続きの描画処理を実行する(S205)。
【0067】
なお、上記説明した実施形態では、本発明の画像表示装置が適用される装置としてPDAやモバイルコンピュータ等の携帯型情報処理端末装置を例としたが、取り込んだ画像を表示できる携帯電話機やデジタルスチルカメラ等、画像データを表示できる機器であっても適用可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像表示装置において、大きな拡大率を指定された場合でも、中間データを使用することで処理負荷を軽減することができる。また、中間データを格納するメモリが枯渇しても、指定された画像データの読み出し位置を表す情報を保持するために、中間コードを解釈して画像データに変換した後に、指定された画像データを途中から解釈することができる。この結果、携帯型情報端末装置などのようなハードウェア資源が十分高いとはいえない環境下においても効率よく文章や画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像表示装置として稼動する携帯型情報端末装置の構成を示す図である。
【図2】画像表示プログラムのユーザインタフェース画面例を示す図である。
【図3】画像表示プログラムの構成を示す図である。
【図4】画面領域とオフスクリーン領域とページ領域を示す図(その1)である。
【図5】画面領域とオフスクリーン領域とページ領域を示す図(その2)である。
【図6】中間データの管理領域を示す図である。
【図7】表示データ例を示す図である。
【図8】中間データを示す図(その1)である。
【図9】中間データを示す図(その2)である。
【図10】オフスクリーン画像生成の流れ図(その1)である。
【図11】オフスクリーン画像生成の流れ図(その2)である。
【符号の説明】
3A…中間データバッファ、11…バス、12…CPU、13…入力装置、14…表示装置、15…ROM、16…RAM、17…通信装置、31…オペレーティングシステム、32…ウィンドウシステム、33…画像表示プログラム、34…UI処理部、35…制御処理部、36…解析処理部、37…描画処理部、38…中間データ生成部、39…オフスクリーンバッファ

Claims (3)

  1. 指定された画像データから中間データを生成する中間データ生成部部と、
    前記中間データ生成部によって生成された前記中間データを保存する中間データ保存処理部と、
    前記中間データ保存処理部で保存された中間データを表示のためのビットマップデータに展開する描画処理部とを備える画像表示装置において、
    前記中間データ保存処理部は、前記中間データを保存する際に、保存用メモリ領域が不足したか否かを判定し、前記保存用メモリ領域が不足した場合は、上記画像データのどの部分までを解釈して中間データに変換したのかを示す読み出し位置情報を保持する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
    表示対象となるページの中間データが前記中間データ保存処理部に途中まで保存されている場合、前記描画処理部は前記中間データ保存処理部に保持されている前記位置情報を用いて前記中間データとして保存されていない画像データを直接ビットマップデータに変換する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記中間データ保存処理部は、表示対象となるページを縦横各々複数のブロックに分割した領域毎に中間データを管理する中間データ管理テーブルを保存する
    ことを特徴とする画像表示装置。
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