JPH10116065A

JPH10116065A - Ｈｔｍｌを使用した固定カンバス・プレゼンテーションのための方法および装置

Info

Publication number: JPH10116065A
Application number: JP9259763A
Authority: JP
Inventors: Jacob Nielsen; ジェイコブ・ニールセン
Original assignee: Sun Microsystems Inc
Current assignee: Sun Microsystems Inc
Priority date: 1996-09-25
Filing date: 1997-09-25
Publication date: 1998-05-06
Also published as: US5897644A; EP0838932A1

Abstract

(57)【要約】【課題】ＨＴＭＬデータを使用して定義された固定カ
ンバス表示を未知のサイズのコンピュータ出力装置上に
表示する装置、方法、システム、およびコンピュータ・
プログラム製品を開示する。【解決手段】本発明は、固定カンバス・イメージを元
のイメージを構築するために使用された表示ビューとは
異なるサイズの表示ビュー内に収まるように変換する。
この変換は、元のページ・レイアウトと同様のページ・
レイアウトを維持するが、使用可能表示区域に合わせて
拡大または縮小する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ハイパーテキスト
・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）を使用して構築された
データ・ストリームを提示する分野に関する。具体的に
は、本発明は、ＨＴＭＬを使用して定義された固定カン
バス表示をその固定カンバスとは異なる大きさで表示す
るための新規で有用な方法、装置、システム、およびコ
ンピュータ・プログラム製品である。

【０００２】

【従来の技術】周知のコンピュータ・プログラムによっ
て、ユーザは他の人に情報を提示するために使用可能な
スライド、オーバーヘッド・プロジェクタ用透明シー
ト、またはコンピュータ表示装置上のイメージを作成す
ることができる。これらのプログラムの一態様は、各ス
ライド、透明シート、またはイメージが、（固定した幅
と高さを持つスライド、透明シート、またはコンピュー
タ表示の）固定カンバス用にＷＹＳＩＷＩＧ（見たまま
表示）方式で作成される態様である。したがって、この
ようなアプリケーションは、既知の表示媒体向けの表示
を作成するのには最適である。しかし、固定カンバス・
ツールは、カンバスのサイズのイメージを表示するのに
十分なサイズを持たない可能性がある未知のサイズのコ
ンピュータ表示装置などの未知の表示媒体向けのプレゼ
ンテーションには適さない。

【０００３】様々な未知の表示装置に情報を表示するの
に好適なプログラムのクラスの一例は、ＨＴＭＬデータ
を処理するプログラムである。このようなプログラムは
ＷＷＷ上でデータを閲覧するために広く使用されている
ため、一般にワールド・ワイド・ウェブ（ＷＷＷ）ブラ
ウザ・プログラムと呼ばれる。これらのプログラムの目
的は、ＨＴＭＬデータ・ストリームに含まれる情報を表
示装置上にスクロール可能表示の形で提示することであ
る。したがって、ブラウザ・プログラムは、表示ＨＴＭ
Ｌ情報をブラウザ・プログラムのページ・レイアウト論
理に従ってフォーマットし、ＨＴＭＬデータの作成者が
意図したレイアウトを必ずしも再作成しない。多くのコ
ンピュータ・システム用のブラウザ・プログラムがあ
る。したがって、１つのＨＴＭＬデータ・ストリームを
多くの異なるコンピュータで使用することができる。し
かし、従来の技術では、ブラウザのページ・レイアウト
論理が、使用可能な表示区域と使用可能なフォントおよ
びタイポグラフィ・ソフトウェアによって異なる結果を
生じさせるため、異なるサイズのコンピュータ表示装置
上で同じ表示イメージを実現する手段がない。したがっ
て、従来技術のＷＷＷブラウザは、従来技術のプレゼン
テーション・アプリケーションと同様に、未知のサイズ
の表示装置を使用した表示にはあまり適さない。

【０００４】従来の技術は、ページ・レイアウトの最小
限の調整機能は備える。ＨＴＭＬ＜ＰＲＥ＞要素によっ
て、作成者は、指定された改行と空白のあるモノスペー
スのテキスト区域を定義することができる。しかし、ブ
ラウザは＜ＰＲＥ＞要素内のテキストをワードラップせ
ず、小さな限られた表示区域内に収まるように＜ＰＲＥ
＞要素の内容を縮小もしないため、ＨＴＭＬを提示する
のに小さな面積を使用した場合に＜ＰＲＥ＞区域内のテ
キストが表示されなくなる。

【０００５】ワールド・ワイド・ウェブＷＷＷは、ユーザがコンピュータすなわち情報アクセス
装置上で稼働するＷＷＷブラウザ・アプリケーションを
使用してアクセスする大規模なハイパーテキスト・シス
テムである。ＷＷＷブラウザ装置は、各サーバがクライ
アント・ブラウザ・アプリケーションと通信することが
できるサーバ・アプリケーションを実行しているコンピ
ュータなどの情報提供者装置と通信する。すなわち、Ｗ
ＷＷブラウザ装置はその情報提供者装置のクライアント
である。これらのクライアントは、サーバからウェブ・
ページの形で情報やサービスを得る。これらのウェブ・
ページは固有のユニバーサル・リソース・ロケータ（Ｕ
ＲＬ）によって識別され、通常はマークアップ言語を使
用して指定される。この言語は一般にはハイパーテキス
ト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）の一バージョンであ
る。ＨＴＭＬ２．０については、ＲＦＣ１８６６に記載
され、ＷＷＷ上の“ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｃｉｓ．ｏ
ｈｉｏ−ｓｔａｔｅ．ｅｄｕ／ｈｔｂｉｎ／ｒｆｃ／ｒ
ｆｃ１８６６．ｈｔｍｌ”で閲覧することができる。し
かし、ＨＴＭＬは進化し続けており、さまざまな変種が
存在する。たとえば、“ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｗ３．
ｏｒｇ／ｐｕｂ／ＷＷＷ／ＭａｒｋＵＰ／Ｗｉｌｂｕｒ
／ｆｅａｔｕｒｅｓ．ｈｔｍｌ”にはＨＴＭＬ３．２提
案が記載されている。

【０００６】ＷＷＷの背景、ＷＷＷブラウザ・アプリケ
ーション、およびＵＲＬについては、Ｉｎｓｔａｎｔ
ＨＴＭＬＷｅｂＰａｇｅｓ（ＷａｙｎｅＡｕｓ
ｅ、Ｚｉｆｆ−ＤａｖｉｓＰｒｅｓｓ、ＩＳＢＮ１
−５６２７６−３６３−６、ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ１９
９５）の第１章（１〜１５ページ）を参照すると詳述さ
れている。従来の技術の例示として参照により本明細書
に組み込まれる。

【０００７】図１ａに、複数のコンピュータを使用して
実現されたクライアント−サーバ情報アクセス・システ
ムの例を示す。情報クライアント・システム１０１はイ
ンターネット１０３などのネットワーク１０３を介して
複数の情報サーバ・システム１０５と通信する。クライ
アント・システム１０１は、サービスや情報を求める要
求を、適切なインターネット・プロトコルの中にカプセ
ル化し、カプセル化された情報を矢印１０７で示すよう
にインターネット１０３に渡す。インターネット１０３
は、複数の矢印１０９で示すように、これらの要求を要
求内にアドレス指定されている複数の情報サーバ・シス
テム１０５のそれぞれにルーティングする。複数のアド
レス指定された情報サーバ・システム１０５のそれぞれ
が、クライアント・システム１０１によって要求された
サービスまたは情報にとって適切な応答でクライアント
・システム１０１に応答する。クライアント・システム
１０１はこの情報を受け取ると、クライアント・コンピ
ュータ上で実行されているアプリケーション・プログラ
ム（たとえばＷＷＷブラウザ）を使用してそれを提示す
る。

【０００８】ＨＴＭＬデータから成るハイパーテキスト
文書をアプリケーションによってユーザに提示すること
ができる。このアプリケーションは、文書内に含まれる
ＨＴＭＬデータを処理し、コンピュータ表示装置または
有形のページ上にユーザに対して表示することができる
イメージを生成する。ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔなどのペー
ジ記述言語とは異なり、ＨＴＭＬ文書の「ページ」レイ
アウトはＨＴＭＬデータによって記述されたイメージを
表示するために使用される描画区域に依存する。したが
って、ＨＴＭＬを使用して、１つのコンピューティング
・プラットフォームから別のコンピューティング・プラ
ットフォームに移植可能であってＷＹＳＩＷＹＧ機能を
必要としないハイパーテキスト文書を記述する。ＨＴＭ
Ｌの概念は、ユーザの希望に応じてサイズ変更可能なス
クローリング・ページの概念である。したがって、ＨＴ
ＭＬベースのアプリケーションは、ＷＹＳＩＷＹＧ機能
を実現しようとするのではなく、ブラウザの能力のおよ
ぶ限り、異なるサイズおよび解像度の描画区域に合わせ
て適切に情報を表示しようとする。したがって、ＨＴＭ
Ｌデータを表示するアプリケーションは、使用可能など
のような描画区域でも使用して、ＨＴＭＬデータをその
所与の描画区域に最適に表現する。この機能を実行する
ために、アプリケーションは行を自動的にラップし、表
のセルの幅と高さを調整し、その他の描画区域依存操作
を実行して、使用可能な描画区域にＨＴＭＬ文書が最も
よく表示されるようにする。

【０００９】図１ｂないし図１ｄにこの機能の結果を示
す。図１ｂには、ＨＴＭＬデータ・ストリームの結果で
あるイメージ（総合参照符号１２１で指示されている）
が図示されている。このイメージ１２１は、コンピュー
タ表示装置（図示されていないが、プリンタやビデオ装
置などである）上に提示されたウィンドウ１２３内にあ
る。イメージ１２１は、グラフィック１２５とテキスト
・ストリング１２７を含んでいる。テキスト・ストリン
グ１２７は、ウィンドウ１２３の縁部１２９付近でラッ
プされている。ＨＴＭＬデータによって定義されたイメ
ージ１２１全体をウィンドウ１２３内に表示することが
できるため、スクローリング制御機構はない。

【００１０】図１ｃに、ウィンドウ１２３を狭くした、
同じＨＴＭＬデータ・ストリームのイメージ（総合参照
符号１３１で指示されている）が図示されている。この
場合も、グラフィック１２５がウィンドウ１２３内に完
全に収まっている。しかし、テキスト・ストリング１２
７は、テキスト・ストリングがウィンドウ１２３の水平
方向の境界線内に収まるようにウィンドウ１２３の縁部
１３３付近でラップされている。この例では、テキスト
・ストリング１２７はウィンドウ１２３の下部より下に
延びているため、ウィンドウ１２３はユーザがウィンド
ウ１２３内でイメージ１３１を垂直方向にスクロールす
ることができるようにするユーザ選択可能制御領域（Ｓ
ＣＡ）１３５を必要とする。ＳＣＡ１３５内のサム１３
７はウィンドウ１２３内のイメージ１３１の位置を示す
と共に、ウィンドウ１２３内でイメージ１３１を配置す
るためのＳＣＡ１３５のユーザ制御機構の役割を果た
す。

【００１１】最後に、図１ｄに、ウィンドウ１２３をさ
らに狭くした場合の同じＨＴＭＬデータ・ストリームの
イメージ（総合参照符号１４１で指示されている）を図
示する。今度は、グラフィック１２５が完全には表示さ
れず、縁部１４３でクリップされている。したがって、
イメージ１４１にはウィンドウ１２３内の表示１４１の
水平スクロールを制御するＳＣＡ１４５が必要になる。
このＳＣＡ１４５もサム１４７を持ち、ウィンドウ１２
３内のイメージ１４１の位置を示すと共にその位置を制
御する。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】以上の図には、特定サ
イズの表示装置用に設計された情報を異なるサイズの表
示装置上に提示するために使用される従来技術のＨＴＭ
Ｌ処理技法の問題が例示されている。本発明は、固定し
たカンバス表示を異なるサイズのコンピュータ出力装置
上に表示する経済的な装置、方法、システム、およびコ
ンピュータ・プログラムを提供することを課題とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、表示を作成す
るために使用する固定カンバスのサイズを指定し、カン
バスと（ＨＴＭＬデータ・ストリームの処理結果の）イ
メージを、元の表示を作成するために使用された表示装
置とは異なるサイズの表示装置に合わせて変換（縮小ま
たは拡大）する。

【００１４】本発明の一態様は、表示装置上に固定カン
バスのハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭ
Ｌ）データ・ストリームを提示するコンピュータ制御式
の方法である。この方法はまず、固定カンバスの高さ寸
法と幅寸法と縦横比とを求めるための情報を含むＨＴＭ
Ｌデータ・ストリーム内のカンバス仕様を検出する。こ
の方法は、ＨＴＭＬデータ・ストリームを提示するため
に装置上にこの縦横比を持つビューを構築する。またこ
の方法は、ＨＴＭＬデータ・ストリームをビュー上にマ
ッピングする変換方法も判断する。この変換は、カンバ
スの縦横比を保持する。最後に、この方法は、前記変換
に従って前記ビュー上にＨＴＭＬデータ・ストリームを
提示する。

【００１５】本発明の他の態様では、コンピュータ制御
式装置上に固定カンバスのハイパーテキスト・マークア
ップ言語（ＨＴＭＬ）データ・ストリームを提示する情
報表示システムを開示する。このシステムは、ＨＴＭＬ
データ・ストリーム内のキャンバス指定を検出するよう
に構成された判断機構を備える。この判断機構は、固定
カンバスの高さ寸法と幅寸法と縦横比も導き出す。ま
た、このシステムは、その縦横比を持つビューをコンピ
ュータ制御式装置上に構築するビュー構築機構も備え
る。このビューを使用してＨＴＭＬデータ・ストリーム
が提示される。このシステムは、ＨＴＭＬデータ・スト
リームをビュー上にマッピングする変換を判断する変換
判断機構も備える。この変換は、固定カンバスの縦横比
を保持する。最後に、このシステムは、提示機構を使用
して前記変換に従ってＨＴＭＬデータ・ストリームをビ
ュー上に提示する。

【００１６】本発明の他の態様では、コンピュータ制御
式装置上に固定カンバスに合わせてフォーマットされた
ハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）デー
タ・ストリームを提示する装置を開示する。この装置は
ＣＰＵとメモリを備える。この装置は、ＨＴＭＬデータ
・ストリーム内のカンバス仕様を検出するように構成さ
れた判断機構を備える。この判断機構は、固定カンバス
の高さ寸法と幅寸法と縦横比も導き出す。この装置は、
その縦横比を持つビューをコンピュータ制御式装置上に
構築するビュー構築機構も備える。このビューはＨＴＭ
Ｌデータ・ストリームを提示するために使用される。こ
の装置は、ＨＴＭＬデータ・ストリームをビュー上にマ
ッピングする変換方法を判断する変換判断機構も備え
る。この変換は、固定カンバスの縦横比を保持する。最
後に、この装置は提示機構を使用して前記変換に従って
ビュー上にＨＴＭＬデータ・ストリームを提示する。

【００１７】本発明の他の態様は、コンピュータにコン
ピュータ制御式装置上にハイパーテキスト・マークアッ
プ言語（ＨＴＭＬ）データ・ストリームを提示させるコ
ンピュータ使用可能媒体上に記録されたコンピュータ・
プログラムである。この場合、ＨＴＭＬデータ・ストリ
ームは固定カンバスに合わせてフォーマットされる。コ
ンピュータ上で実行されると、コンピュータ可読コード
が上述の装置と同じ機能を有する判断機構と、ビュー構
築機構と、変換判断機構と、提示機構とをコンピュータ
に実行させる。

【００１８】本発明の上記およびその他の多くの目的お
よび利点は、当業者なら、様々な図面に図示されている
好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明を読めば疑
いなく明らかになろう。

【００１９】

【発明の実施の形態】

表記および用語本発明と本発明の好ましい実施形態の理解を助けるため
に、以下に「表記と用語」を示す。

【００２０】グラフィック−−−イメージ（下記参照）
のＨＴＭＬ参照非テキスト要素である。「グラフィッ
ク」はＨＴＭＬイメージまたはアイコン・グラフィック
と類似している。したがって、グラフィックはＨＴＭＬ
ブラウザによってビットマップなどのグラフィカル・デ
ータを読み取ることによって作成されるグラフィカル・
イメージである。

【００２１】グラフィカル・ユーザ・インタフェース
（ＧＵＩ）−−−ユーザが表示画面上の選択可能区域を
指示し、選択可能制御区域に関連づけられたコマンドま
たはコンピュータ操作を起動することによって、コンピ
ュータ表示画面と対話することができるようにするユー
ザ・インタフェースである。ＧＵＩは当技術分野で周知
である。

【００２２】イメージ−−−イメージは、プリンタや表
示画面などのコンピュータ表示装置上に生成されたＨＴ
ＭＬデータの視覚表現である。イメージは、ＨＴＭＬデ
ータを処理した最終結果である。

【００２３】ポイントおよび画素数−−−フォント・サ
イズは一般にポイント数で指定される。１インチ当たり
約７２ポイントある。画素数はコンピュータ表示装置の
解像度の測定単位である。

【００２４】ポインティング・デバイス−−−コンピュ
ータ・ユーザの入力に応答し、コンピュータ表示画面上
の標識（カーソルの形態）を移動させる装置。このよう
な標識はアクティブ・ポイントを有し、（たとえばマウ
ス装置のボタン押下げによって）ポインティング・デバ
イスが起動された場合、アクティブ・ポイントによって
覆われた選択可能制御区域に関連づけられたコマンドが
呼び出されるようになっている。ポインティング・デバ
イスは一般にグラフィカル・ユーザ・インタフェースと
共に使用される。

【００２５】選択可能制御区域（ＳＣＡ）−−−ポイン
ティング・デバイスの作動に反応するコンピュータ表示
画面上の区域。選択可能区域に重ねてポインティング・
デバイスを起動すると、その選択可能制御区域に関連づ
けられたコマンドまたはコンピュータ命令が呼び出され
る。グラフィカル・ユーザ・インタフェース（ＧＵＩ）
を備えたコンピュータ・システムは一般に、キーボード
の機能キーやコマンド行など、このようなコマンドまた
はコンピュータ操作を呼び出すためのその他の方法も備
えている。

【００２６】ビュー−−−情報が表示されるウィンドウ
内の区域である。

【００２７】ウィンドウ−−−アプリケーションによっ
て制御されるコンピュータ表示装置上の区域で、通常は
矩形である。

【００２８】ＷＹＳＩＷＹＧ−−−「ＷｈａｔＹｏｕ
ＳｅｅＩｓＷｈａｔＹｏｕＧｅｔ」（見たまま
表示）の頭字語で、プリントしたときに同じ情報を厳密
に表す情報をコンピュータ表示装置上に表示する機能を
持つワード・プロセッシングおよびグラフィカル・シス
テムに一般的に適用される。

【００２９】プロシージャ−−−所望の結果に至る自己
矛盾のない一連のステップ。これらのステップは、物理
数量の物理的操作を必要とするステップである。通常こ
れらの数量は、記憶、転送、結合、比較、およびその他
の操作を行うことができる電気信号または磁気信号の形
態をとる。これらの信号は、ビット、値、要素、記号、
文字、項、数などと呼ばれる。当業者なら、これらおよ
び同様の用語はすべて、該当する物理数量に関連づけら
れており、それらの数量に付けられた便宜上の符号に過
ぎないことがわかるであろう。

【００３０】概要命令コードを実行しているコンピュータによって実行さ
れる操作はしばしば、加算や比較など、通例人間の操作
者が行う知的操作に関連づけられる。本発明では、本明
細書に記載のいずれの操作においてもそのような人間の
能力を必要としない。これらの操作は機械操作である。
本発明の操作を行うための有用な機械には、プログラム
式汎用ディジタル・コンピュータまたは同様の装置が含
まれる。いかなる場合も、計算の方法はコンピュータを
操作する際の操作の方法とは区別される。本発明は、電
気信号またはその他の（たとえば機械的、化学的）物理
信号を処理して他の所望の物理信号を生成する際にコン
ピュータを操作するための方法のステップに関する。

【００３１】本発明は、そのような操作を行う装置にも
係わる。この装置は、必要な目的のために特別に構成す
ることもでき、コンピュータのメモリに記憶されたコン
ピュータ・プログラムによって選択的に起動または再構
成される汎用コンピュータを含むこともできる。本明細
書に記載の手続きは、本質的に特定のコンピュータまた
はその他の装置には関係しない。具体的には、本明細書
に記載の教示により作成されたプログラムと共に様々な
汎用機を使用することができる。あるいは必要な方法ス
テップを行うようにより特化された装置を構成した方が
より好都合な場合もある。そのような様々な機械の必要
な構造は以下の説明を読めば明らかになろう。また、本
発明は、プログラムされた論理をコンピュータに実行さ
せるプログラムを使用してコード化されたコンピュータ
可読記憶媒体に実施することもできる。

【００３２】動作環境本発明をサポートするように構成された、総合参照符号
２０１で示されているコンピュータ・システムの要素の
一部を図２に示す。この図には、入出力（Ｉ／Ｏ）部２
０５と、中央処理装置（ＣＰＵ）２０７と、メモリ部２
０９とを有するプロセッサ２０３が図示されている。Ｉ
／Ｏ部２０５は、キーボード２１１と、ディスク記憶装
置２１３と、ネットワーク２１７へのアクセスを可能に
するネットワーク・インタフェース２１５と、表示装置
２１９と、ポインティング・デバイス２２１と、ＣＤ−
ＲＯＭドライブ装置２２３とに接続されている。ＣＤ−
ＲＯＭ装置２２３は、典型的にはプログラムとデータ２
２７が入ったＣＤ−ＲＯＭ媒体２２５を読み取ることが
できる。（ＣＤ−ＲＯＭ媒体２２５を使用する）ＣＤ−
ＲＯＭ装置２２３とディスク記憶装置２１３は、ファイ
ル記憶機構を含む。このようなコンピュータ・システム
は、本発明を実施する情報表示アプリケーションを実行
することができる。

【００３３】当業者なら、本発明は図１に示すもののよ
うなクライアント−サーバ・アーキテクチャを必要とせ
ず、本発明はネットワーク・インタフェース２１５やネ
ットワーク２１７へのアクセスも必要としないことがわ
かるであろう。本発明は、情報源とは独立したコンピュ
ータ制御式表示装置のユーザに対して情報を提示するこ
とを対象としている。しかし、ＷＷＷブラウザ・アプリ
ケーションは、本発明を使用することができるアプリケ
ーションの例であるが、これには限定されない。したが
って、以下では、本発明についてＷＷＷブラウザアプリ
ケーションの好ましい実施形態に関連して説明するが、
当業者なら、本発明はＨＴＭＬデータ・ストリームを使
用してコンピュータ制御式装置のユーザに情報を提示す
るアプリケーションや装置に一般に適用可能であること
がわかるであろう。さらに、当業者なら、ＨＴＭＬを作
成するために使用したカンバスとは異なるサイズのカン
バスを有する装置のユーザに提示される固定カンバス表
示には問題があることがわかるであろう。

【００３４】図３に、本発明の好ましい実施形態により
ＨＴＭＬを表示するためのプロセスを示す。このプロセ
スは、ＨＴＭＬ処理アプリケーションによって呼び出さ
れる。このプロセスは「開始」端３０１から開始され
る。「ＨＴＭＬ文書を受け取る」プロシージャ３０３
が、ファイル・システムやネットワークなどの入力装置
からＨＴＭＬデータ・ストリームを受け取る。「カンバ
スがあるか」決定プロシージャ３０５で、プロセスはＨ
ＴＭＬデータ・ストリームにカンバス仕様が含まれてい
るかどうかを判断する。この決定では解析機構が使用さ
れる。好ましい実施形態では、このカンバス仕様はＨＴ
ＭＬの＜ＢＯＤＹ＞要素で指定された１つまたは複数の
属性である。たとえば、＜ＢＯＤＹＷＩＤＴＨ＝５１２ＨＥＩＧＨＴ＝４０
０＞＜ＢＯＤＹＷＩＤＴＨ＝５１２ＨＡＳＰＥＣＴ＝
０．７８１２５＞＜ＢＯＤＹＨＥＩＧＨＴ＝４００ＷＡＳＰＥＣＴ＝
１．２８＞上記のようなＨＴＭＬマークアップはすべて、高さ４０
０画素、幅５１２画素、および幅対高さの縦横比が１．
２８（幅／高さ）のカンバスを指定する属性を示してい
る。これらの属性は、固定カンバスの高さ寸法と幅寸法
と縦横比とを定義し、したがって、カンバスの座標空間
を定義する。「カンバスがあるか」決定プロシージャ３
０５がカンバス属性を検出しなかった場合、プロセスは
ＨＴＭＬを処理する「通常処理」プロシージャ３０７に
進む。「通常処理」プロシージャ３０７によってＨＴＭ
Ｌデータ・ストリームが処理された後、このプロセスは
「終了」端３０９を通って完了する。

【００３５】「カンバスがあるか」決定プロシージャ３
０５がＨＴＭＬの＜ＢＯＤＹ＞要素内にカンバス属性を
検出して抽出した場合、プロセスは「カンバスがウィン
ドウに収まるか」決定プロシージャ３１１に進む。この
決定プロシージャ３１１は、ＨＴＭＬデータ・ストリー
ムの＜ＢＯＤＹ＞要素で指定されたカンバスを、ＨＴＭ
Ｌ処理アプリケーションによって制御されたウィンドウ
内に表示することができるかどうかを判断する。カンバ
スの水平方向の寸法が、ウィンドウ内のビューの使用可
能水平区域以下であり、カンバスの垂直方向の寸法がウ
ィンドウ内のビューの使用可能垂直区域以下の場合、そ
のカンバスはウィンドウ内に収まる。カンバスがウィン
ドウ内に収まる場合、プロセスは「ユーザは拡大を希望
しているか」判断プロシージャ３１３に進む。この判断
プロシージャ３１３は、選好オプションを調べてユーザ
がカンバスをウィンドウ内に最大限に収まるように拡大
することを希望しているかどうかを判断する。選好オプ
ションが拡大に設定されていない場合、または選好オプ
ションが拡大になっているが、カンバスをウィンドウ内
で拡大することができない場合、プロセスは「ウィンド
ウ内にビューを構築する」プロシージャ３１５に進む。
このプロシージャ３１５は、ウィンドウ内に固定カンバ
スと同じサイズを持つビューをサイズ設定し、構築す
る。任意選択により、このプロシージャ３１５は、ビュ
ーがＨＴＭＬリーダ表示オーバーヘッドによって隙間な
く囲まれるようにウィンドウのサイズを縮小する。ビュ
ーが構築されると、プロセスは「通常処理」プロシージ
ャ３０７に進む。ＨＴＭＬデータ・ストリームが「通常
処理」プロシージャ３０７によって処理された後、この
プロセスは「終了」端３０９を通って完了する。

【００３６】「カンバスがウィンドウ内に収まるか」決
定プロシージャ３１１で、カンバスがＨＴＭＬ処理プロ
グラムの既存の表示ウィンドウのアクセス可能区域内に
収まらない場合、プロセスは「表示サイズの決定」プロ
セス３１７に進み、そのウィンドウを備える表示装置に
関する情報にアクセスし、ウィンドウの使用可能最大サ
イズを決定する。次に、プロセスは「ウィンドウ区域を
最大化する」プロシージャ３１９に進む。このプロシー
ジャ３１９は、ＨＴＭＬ処理アプリケーションが使用す
るウィンドウを、「表示サイズの決定」プロシージャ３
１７で求めた値から決定されるその装置の許容限度まで
拡大する。「ウィンドウ区域を最大化する」プロシージ
ャ３１９については、図４に関連して以下で詳述する。
ウィンドウが最大化された後、またはプロセスが「ユー
ザが拡大を希望しているか」判断プロシージャ３１３で
拡大することを決定した場合、プロセスは「初期変換を
判断し、ウィンドウ内に縦横比を有する最大ビューを構
築する」プロシージャ３２１に進む。このプロシージャ
３２１については図５に関連して後述する。

【００３７】変換が決定し、ビューが構築されると、プ
ロセスは「変換を使用してＨＴＭＬを処理する」プロセ
ス３２５に進む。このプロセス３２５は、ＨＴＭＬデー
タ・ストリームの処理結果であるイメージを提示機構を
使用してビュー内に、変換に従って縮小または拡大して
提示する。このプロセス３２５については図６に関連し
て後述する。

【００３８】次に、プロセスは「縦横比違反か」決定プ
ロシージャ３２７に進む。このプロシージャ３２７を使
用するのは、図７に関連して後述するように、変換済み
フォント・サイズが丸められるためである。したがっ
て、カンバス内のテキスト・ストリングのワード・ラッ
プを完全に予測することはできない。この決定プロシー
ジャ３２７で、表示がビューの垂直方向の限界からあふ
れていることが検出された場合、プロセスは「変換を調
整する」プロシージャ３２９に進む。決定プロシージャ
３２７で縦横比の違反が検出されなかった場合、プロセ
スは「ＨＴＭＬ座標を調整する」プロシージャに進む。
このプロシージャは、ＨＴＭＬデータによって指定され
た適切な座標を、変換されたビューの座標に変換する。
最後に、このプロセスは「終了」端３０９を通って完了
する。

【００３９】図４に、「ウィンドウ区域の最大化」プロ
シージャ３１９で使用するプロセスを示す。このプロシ
ージャ３１９は、「開始」端４０１から開始され、「ウ
ィンドウをいっぱいに拡大する」プロシージャ４０３に
進む。このプロシージャ４０３は、「表示サイズを決定
する」プロシージャ３１７で求めた値を使用して表示装
置のアクセス可能区域を満たすようにウィンドウを最大
化する。次に、「任意選択区域を除去する」プロシージ
ャ４０５がスクロール制御機構と、その他の情報表示と
ＳＣＡまたはカンバスを表示するのに必要がないＨＴＭ
Ｌ処理アプリケーションによって生成されたその他のウ
ィンドウ要素を除去し、ビューのために使用可能な区域
が最大化されるようにする。本発明の他の実施形態で
は、表示装置全体を割り振り、ウィンドウイング機能を
迂回する。次に、プロセスは「ビューの可能最大区域を
決定する」プロシージャ４０７に進む。このプロシージ
ャ４０７は、ウィンドウ内のビューの最大アクセス可能
区域を決定する。最後に、このプロセスは「終了」端４
０９を通って完了する。

【００４０】図５に、「初期変換を判断し、ウィンドウ
内に縦横比を有する最大ビューを構築する」プロシージ
ャ３２１で使用するプロセスを示す。このプロセスは
「開始」端５０１から入り、「カンバスの縦横比を決定
する」プロシージャ５０３に進む。このプロシージャ５
０３は、ＨＡＳＰＥＣＴ属性またはＷＡＳＰＥＣＴ属性
が指定されている場合、それを使用する。ＨＡＳＰＥＣ
Ｔは、ＷＡＳＰＥＣＴの逆数である。ｘＡＳＰＥＣＴ属
性のいずれも指定されていない場合、このプロセスは幅
を高さで割った商の浮動小数点比をとってＷＡＳＰＥＣ
Ｔを計算する。次に、計算プロシージャ５０５で、プロ
セスはＨＴＭＬデータによって記述されたイメージをビ
ューにマッピングするために必要な変換を判断する。こ
の変換「Ｔ」は、２つの値のうちの最小値を求めること
によって求められる。第１の値は、ビューのアクセス可
能ウィンドウ区域の幅（ＷＤＡ＿Ｗｉｄｔｈ）をカンバ
ス幅（Ｃａｎｖａｓ＿Ｗｉｄｔｈ）で割った値である。
第２の値は、ビューのアクセス可能ウィンドウの区域の
高さをカンバスの高さ（Ｃａｎｖａｓ＿Ｈｅｉｇｈｔ）
で割った値である。Ｃａｎｖａｓ＿Ｈｅｉｇｈｔ値とＣ
ａｎｖａｓ＿Ｗｉｄｔｈ値は、＜ＢＯＤＹ＞要素のＷｉ
ｄｔｈ属性とＨｅｉｇｈｔ属性によって指定された値
か、または指定された属性から導き出された値である。
その後の計算プロシージャ５０７で、カンバスの幅と高
さにそれぞれ変換を適用することによって、ビューの幅
と高さを計算する。したがって、このプロシージャ５０
７によってビューの寸法が生成される。次に、「ビュー
を構築する」プロシージャ５０９に進む。このプロシー
ジャ５０９は、ウィンドウ内に大体の寸法が決定したビ
ューを割り振る。最後に、このプロセスは「終了」端５
１１を通って完了する。

【００４１】図６に、ＨＴＭＬデータ・ストリームをイ
メージ化するために使用するプロセスの選択を示す。当
業者なら、ＨＴＭＬ処理に使用する提示機構の他の態様
にも同様のプロセスを適用可能であることがわかるであ
ろう。図６に図示されている３つのプロセスは、フォン
ト変換プロセスと、グラフィック変換プロセスと、寸法
変換プロセスである。

【００４２】フォント変換プロセスは、フォントの呼出
し時点の「開始」端６０１から開始される。ＨＴＭＬブ
ラウザは様々なサイズのいくつかのフォントを知ってい
る。各フォントはいくつかの文字を含む。これらのフォ
ントは、一般に特別なＨＴＭＬ要素（たとえば＜ＳＴＲ
ＯＮＧ＞、＜ＴＴ＞、＜Ｈ１＞、＜ＰＲＥ＞、＜ＣＩＴ
Ｅ＞など）を使用して選択される。ＨＴＭＬ拡張機能に
は、フォントに作用する追加の要素または属性が含まれ
ることがある。ＨＴＭＬでフォントがどのように指定さ
れているかに関係なく、ブラウザは所与の元のフォント
・ポイント・サイズをいつ使用すべきかを検出する。次
に、「フォント・サイズを変換する」プロシージャ６０
３で、プロセスはそのフォントで使用する適切な変換フ
ォント・サイズを決定する。これは、元のフォント・ポ
イント・サイズに変換を乗じて変換済みフォント・ポイ
ント・サイズを小数ポイント単位で求めることによって
行う。小数ポイント・サイズのフォントは、整数ポイン
ト・サイズのフォントほど明確に表されないため、本発
明の好ましい実施形態は変換フォント・ポイント・サイ
ズを最も近い整数フォント・ポイント・サイズに丸め
る。次に、「変換フォントを使用する」プロシージャ６
０５で変換サイズのフォントを使用し、フォント内で文
字を提示してイメージを表示する。このプロセスは「終
了」端６０７を通って終了する。

【００４３】フォント・サイズ変換プロセスのこの実施
形態では、一部のテキスト・ストリングが長すぎてカン
バスに収まりきらず、したがってそれらのテキスト・ス
トリングが予期せずにラップされ、追加行を必要とする
可能性があるという潜在的副次作用がある。この追加行
によって、必要なカンバスの長さが増え、前述の縦横比
違反が生じることがある。この状況は、図３の「縦横比
違反か」決定プロシージャ３２７によって検出される。
このプロシージャ３２７によって「変換を調整する」プ
ロシージャ３２９が行われ、図７に関して後述するよう
に変換が修正される。次に、その新しい調整済み変換に
従ってＨＴＭＬデータ・ストリームが再表示され、ビュ
ー内に収まる縮小されたイメージが作成される。他の実
施形態では、変換フォント・ポイント・サイズを切り捨
てて整数フォント・サイズにする。この実施形態はより
小さなフォントを生成し、それによってビュー内の必要
空間が少なくなり、変換に調整を加える必要はない。

【００４４】ＨＴＭＬファイルでは、しばしばグラフィ
ックスが参照される。これらのグラフィックスは、＜Ｉ
ＭＧ＞要素や＜Ａ＞要素などのＨＴＭＬ要素を使用して
アクセスされ、「ＪＰＥＧ」または「ＧＩＦ」形式であ
ることが多い。これらのグラフィックスは変換を必要と
する。グラフィックス変換プロセスは、ＪＰＥＧ、ＧＩ
Ｆ、またはその他のグラフィックス・イメージ形式のグ
ラフィックを検出すると、「開始」端６１１から開始さ
れる。グラフィックは、「グラフィックを変換する」プ
ロシージャ６１３でグラフィックを構成する画素データ
を変換を通してグラフィックを拡大または縮小すること
によって変換される。次に、「変換されたグラフィック
を使用する」プロシージャ６１５で、変換済みグラフィ
ックを変換済み座標にあるビューに加える。このプロセ
スは「終了」端６２７を通って終了する。

【００４５】明示的または暗黙的ＨＴＭＬ寸法が検出さ
れると、寸法変換プロセスが使用される。このプロセス
は「開始」端６２１から開始され、「寸法を変換する」
プロシージャ６２３に進む。このプロシージャ６２３は
ＨＴＭＬ寸法をビュー内のいくつかの画素に変換する。
この寸法変換プロセスを使用するＨＴＭＬの一態様に
は、＜ＡＲＥＡ＞要素のＣＯＯＲＤＳ属性に含まれてい
る寸法などが含まれる。ＨＴＭＬデータでは、これらの
値は画素数単位であり、したがって、これらの値も図５
のステップ５０５で求めた「Ｔ」によって変換しなけれ
ばならない。当業者には明らかなように、同様の変換
は、ポイント、パイカ、インチ、センチメートル、ミリ
メートル、およびエム単位などの値についても行わなけ
ればならない。次に、「変換された寸法を使用する」プ
ロシージャ６２５でこの変換された寸法を使用し、プロ
セスは「終了」端６２７を通って完了する。

【００４６】当業者なら、他のＨＴＭＬ要素も、ビュー
内に提示する前に変換しなければならない寸法またはパ
ラメータを含むことがわかるであろう。

【００４７】図７に、ＨＴＭＬ文書の結果としてイメー
ジがビューの垂直方向の限界を超えた場合に変換を調整
するために使用され、図３の「変換を調整する」プロシ
ージャ３２９で呼び出されるプロセスを示す。このプロ
セスは「開始」端７０１から入り、「ページに必要な垂
直方向サイズを決定する」プロシージャ７０３に進む。
このプロシージャ７０３では、ビューにイメージ全体を
収容するのに十分な大きさがあるとしたらイメージが終
わっていることになる場所の、ビューを基準にした垂直
座標を求める。この値は、Ｖｅｒｔｉｃａｌ＿Ｓｉｚｅ
である。次に、図５のステップ５０５で求めた変換
「Ｔ」を調整する。この調整は、計算ステップ７０５で
変換「Ｔ」にＣａｎｖａｓ＿Ｈｅｉｇｈｔ／Ｖｅｒｔｉ
ｃａｌ＿Ｓｉｚｅを乗じるか、または同等の計算によっ
て行う。最後に、このプロシージャは「終了」端７０７
を通って完了する。次に、図３に示す「変換を使用して
ＨＴＭＬを処理する」プロシージャ３２５で、この調整
された変換を使用してビュー内にわずかに縮小されたイ
メージを再表示する。

【００４８】図８に、（ユーザ選択操作による指示に従
って）ビューから返されたビュー座標をＨＴＭＬサーバ
が求める座標に変換するために使用するプロセスを示
す。この座標はｘ−ｙ座標対を含む。このビュー座標
は、ＨＴＭＬの変換結果であるビュー座標空間を基準に
した表示座標である。サーバは変換またはビュー座標空
間を知らないため、サーバに対して画面画素座標を送る
変換済みイメージに対するユーザ選択操作は、逆変換し
てカンバス座標空間に戻された座標を送らなければなら
ない。したがって、ユーザ選択操作によって返されたビ
ュー座標を、サーバに送る前にカンバス座標空間内のカ
ンバス座標に変換しなければならない。図８にこのプロ
セスを示す。画素座標をサーバに送るとき、このプロセ
スは「開始」端８０１から始まり、「選択座標を受け取
る」プロシージャ８０３に進む。このプロシージャ８０
３は、ユーザが選択機能を起動したときにカーソルに関
連づけられていた画素のビュー座標を受け取る。次に、
「座標を逆変換する」プロシージャ８０５が、ビュー座
標からサーバが求めるカンバス座標への逆変換を行う。
この逆変換は、対応するビュー座標のＸ成分とＹ成分に
「Ｔ」変換の逆数を乗じることによって行う。「座標を
逆変換する」プロシージャ８０５によって生成された値
は次に「値を返す」プロシージャ８０７で返され、この
プロセスは「終了」端８０９を通って完了する。

【００４９】図９に、様々なサイズのウィンドウに固定
カンバスＨＴＭＬ文書を表示した場合の本発明の結果を
示す。固定カンバスを収めるのに十分な大きさのウィン
ドウ９２３内にイメージ９２１を表示した場合、固定カ
ンバスＨＴＭＬデータ・ストリームは、図１ｂのイメー
ジ１２１と同じイメージ９２１になる。これと同じＨＴ
ＭＬは、より小さいウィンドウ９２７に表示した場合、
図１ｃのラップされスクロールされたイメージ１３１で
はなく、イメージ９２１と同じ縦横比を持つ縮小された
イメージ９２５になる。最後に、同じＨＴＭＬは、さら
に小さいウィンドウ９３１内ではさらに縮小されたイメ
ージ９２９になる。したがって、図１ｂないし図１ｄに
表示されているイメージとは異なり、本発明を使用して
ＷＷＷブラウザによって表示されるイメージは、元のイ
メージ９２１と同じ「外観」を維持し、サイズが変換さ
れる。

【００５０】当業者なら、上述の本発明が、ＨＴＭＬデ
ータによって定義された固定カンバス・イメージを様々
なサイズの表示装置上に表示する機能を提供する方法、
システム、装置、およびコンピュータ・プログラム製品
を教示していることがわかるであろう。

【００５１】本発明について現在のところ好ましい実施
形態に関して説明したが、当業者なら本発明の範囲から
逸脱することなく様々な修正および変更を行うことがで
きることがわかるであろう。したがって、本発明の範囲
は本明細書に記載の本発明の特定の実施形態には限定さ
れず、特許請求の範囲およびそれと同等のものによって
のみ規定される。

【００５２】上記実施形態は、コンピュータのハードウ
エアによって実施される。そのハードウエアシステムで
用いられるプログラムは当然のことながら記録媒体に記
録された状態で提供される。このプログラムを記憶させ
た媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ＣＤ−
ＲＯＭ、メモリカードその他あらゆる媒体を使用でき
る。媒体に記録されたプログラムは、ハードウエアに組
み込まれている記憶装置、例えばハードディスクなどに
インストールされることにより、プログラムが実行でき
るようになる。また、このプログラムは、多くの所定の
動作をコンピュータに実行させるプログラム部分を組み
合わせて形成される。

【図面の簡単な説明】

【図１】複数のコンピュータを使用して実施されたク
ライアント−サーバ情報アクセス・システムの例を示す
図（ａ）と、ＨＴＭＬデータの従来技術の処理結果であ
る典型的なイメージを示す図（ｂ、ｃ、ｄ）である。

【図２】本発明の好ましい実施形態による、本発明に対
応するように構成されたコンピュータを示す図である。

【図３】本発明の好ましい実施形態による、ＨＴＭＬを
表示するために使用するプロセスを示す図である。

【図４】本発明の好ましい実施形態による、ウィンドウ
区域を最大化するために使用するプロセスを示す図であ
る。

【図５】本発明の好ましい実施形態による、初期変換を
判断し、ウィンドウ内に縦横比を有する最大ビューを構
築するために使用するプロセスを示す図である。

【図６】本発明の好ましい実施形態による、ＨＴＭＬデ
ータ・ストリームをイメージ化するために使用するプロ
セスの選択を示す図である。

【図７】本発明の好ましい実施形態による、縦横比違反
に応答して変換を調整するために使用するプロセスを示
す図である。

【図８】本発明の好ましい実施形態による、ビュー座標
を固定カンバス座標に変換するために使用するプロセス
を示す図である。

【図９】好ましい実施形態により生成されたイメージの
結果を示す図である。

【符号の説明】

２０１コンピュータ・システム２０３プロセッサ２０５入出力部２０７中央処理装置２０９メモリ部２１１キーボード２１３ディスク記憶装置２１５ネットワーク・インタフェース２１７ネットワーク２１９表示装置２２１ポインティング・デバイス２２２音声生成機構２２３ＣＤ−ＲＯＭドライブ装置２２５ＣＤ−ＲＯＭ媒体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591064003 901 ＳＡＮＡＮＴＯＮＩＯＲＯＡＤＰＡＬＯＡＬＴＯ，ＣＡ 94303，Ｕ. Ｓ．Ａ.

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】固定カンバスにフォーマットされたハイ
パーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）データ・
ストリームを装置上に提示するコンピュータ制御式方法
であって、（ａ）前記ＨＴＭＬデータ・ストリーム内にあって、前
記固定カンバスの高さ寸法と幅寸法と縦横比とを求める
ことができる情報を含むカンバス仕様を検出するステッ
プと、（ｂ）前記ＨＴＭＬデータ・ストリームを提示するため
に前記装置上に前記縦横比を有するビューを構築するス
テップと、（ｃ）前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・ストリーム
をマッピングするために前記縦横比を維持する変換を判
断するステップと、（ｄ）前記変換に従って前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデ
ータ・ストリームを提示するステップとを含む方法。
【請求項２】固定カンバスにフォーマットされたハイ
パーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）データ・
ストリームをコンピュータ制御式装置上に提示する情報
表示システムであって、前記ＨＴＭＬデータ・ストリーム内にあって、前記固定
カンバスの高さ寸法と幅寸法と縦横比とを求めることが
できる情報を含むカンバス仕様を検出する判断機構と、前記ＨＴＭＬデータ・ストリームを提示するために前記
コンピュータ制御式装置上に前記縦横比を有するビュー
を構築するビュー構築機構と、前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・ストリームをマッ
ピングするために前記固定カンバスの前記縦横比を維持
する変換を判断する変換判断機構と、前記変換に従って前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・
ストリームを提示する提示機構とを含むシステム。
【請求項３】中央処理装置（ＣＰＵ）とメモリとを有
する、固定カンバスにフォーマットされたハイパーテキ
スト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）データ・ストリー
ムをコンピュータ制御式装置上に提示する情報表示装置
であって、前記ＨＴＭＬデータ・ストリーム内にあって、前記固定
カンバスの高さ寸法と幅寸法と縦横比とを求めることが
できる情報を含むカンバス仕様を検出する判断機構と、前記ＨＴＭＬデータ・ストリームを提示するために前記
コンピュータ制御式装置上に前記縦横比を有するビュー
を構築するビュー構築機構と、前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・ストリームをマッ
ピングするために前記固定カンバスの前記縦横比を維持
する変換を判断する変換判断機構と、前記変換に従って前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・
ストリームを提示する構成された提示機構とを含む装
置。
【請求項４】コンピュータに固定カンバスにフォーマ
ットされたハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴ
ＭＬ）データ・ストリームをコンピュータ制御式装置上
に表示させるコンピュータ・プログラムを記録したコン
ピュータ使用可能記憶媒体であって、前記コンピュータ
・プログラムは、前記ＨＴＭＬデータ・ストリーム内にあって、前記固定
カンバスの高さ寸法と幅寸法と縦横比とを求めることが
できる情報を含むカンバス仕様を検出する判断機構を前
記コンピュータに実行させるプログラム部分と、前記ＨＴＭＬデータ・ストリームを提示するために前記
コンピュータ制御式装置上に前記縦横比を有するビュー
を構築するように構成されたビュー構築機構を前記コン
ピュータに実行させるプログラム部分と、前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・ストリームをマッ
ピングするために前記固定カンバスの前記縦横比を維持
する変換を判断するように構成された変換判断機構を前
記コンピュータに実行させるプログラム部分と、前記変換に従って前記ビュー上に前記ＨＴＭＬデータ・
ストリームを提示するように構成された提示機構を前記
コンピュータに実行させるように構成されたプログラム
部分とを含むコンピュータ使用可能記憶媒体。