JP2004191441A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の回転体からなる定着装置を有する画像形成装置において、定着装置におけるシートジャムを速やかに検出し、シートジャムに対して速やかに対応することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、対向する一対の回転体90,92を有する定着装置36と、この定着装置36の回転体90,92間にシートを搬送する搬送路32と、この搬送路32にあって定着装置36の後流側で定着装置36に対向して配置され、シートSを検出するシート検出装置106とを有する。シート検出装置106は、アクチュエータ108と検知部110とから構成され、シートSがアクチュエータ108に当接して変位すると、検知部110によりシートが通過したことを検知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として、互いに圧接された一対の回転体からなる定着装置を有するものは周知である。シートは、回転体の間に搬送され、熱と圧力とによりシート上のトナーがシートに定着するようにしてある。このような定着装置においては、2つの回転体でシートを挟持搬送する方式であるため、シートが例えば一方の回転体に巻き付くおそれがある。このため、定着装置の後流側で回転体に当接する剥離爪を設け、この剥離爪によりヒートロールに巻き付こうとするシートを剥離するようにしてある。
【0003】しかしながら、剥離爪のみでは安全上の見地からは十分ではない場合がある。このため、従来においては、回転体に光反射式のセンサを設け、シートが巻き付いた場合と巻き付かない場合の回転体から反射される光の濃度によりシートが巻き付いたか否かを判断しているものが知られている(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】特開平7−311511号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、回転体にシートが巻き付いた後のシートを検出するようになっているので、事後処理的な対応しかできず、安全面では不十分な場合があり得る。
【0006】本発明の目的は、一対の回転体からなる定着装置を有する画像形成装置において、定着装置におけるシートジャムを速やかに検出し、シートジャムに対して速やかに対応することができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴とするところは、対向する一対の回転体を有する定着装置と、この定着装置の回転体間にシートを搬送する搬送路と、この搬送路にあって前記定着装置の後流側で前記定着装置に対向して配置され、前記シートを検出するシート検出手段とを具備する画像形成装置にある。シート検出手段を定着装置の後流側の搬送路にあって定着装置に対向配置したので、シートが回転体に巻き付こうとした場合にはシート検出手段によってシート不検出となり、定着装置におけるシートジャムを検出することができる。
【0008】好適には、前記シート検出手段は、シートに当接して変位するアクチュエータと、このアクチュエータの変位を検知する検知部とを有し、前記アクチュエータが前記回転体に対向して配置されているように構成する。このようにシート検出手段をアクチュエータと検知部に分離することにより、検知部が定着装置からの熱に影響されるのを少なくすることができる。
即ち、検知部が定着装置の近傍にあると、定着装置内部の熱源の影響を受け、温度により検知特性が変化し、高温になると検知部の出力電圧が低下するという傾向があり、固定のスレッシュホールドレベルでは誤検知するという問題があるが、シート検出手段をアクチュエータと検知部に分離することにより、この問題を解決することができる。
【0009】さらに検知部が定着装置からの熱の影響を少なくするには、前記検知部を前記アクチュエータのシート当接部分よりも前記回転体から離れた位置に配置することが好ましい。
【0010】また、前記検知部を冷却する冷却手段を設けることが好ましい。冷却手段は、画像形成装置に設けられた冷却ファンから構成することができる。この冷却ファンは、検知部専用のものである必要はなく、電源装置、プロセスカートリッジ、シート等を冷却するものと兼ねることができ、この場合は、検知部に空気を導く空気流路を構成するようにすれば足りる。このように冷却手段を設けることにより、検知部の温度を低く保つことができ、温度上昇による誤作動を防止することができる。また、検知部と定着装置との間を熱的に遮断する断熱材を設けてもよいし、検知部に放熱板を設けるようにすることもできる。
【0011】定着装置の回転体は、例えばヒータを内蔵したヒートロールとプレッシャーロールとから構成されるが、必ずしもロールである必要はなく適宜ベルトタイプと置換えることが可能である。また、両回転体にヒータを内蔵したものであってもよいし、ヒータは回転体の表面付近に形成したセラミックヒータを用いることもできる。
【0012】本発明の第2の特徴とするところは、対向する一対の回転体を有する定着装置と、この定着装置の回転体間にシートを搬送する搬送路と、前記定着装置の後流側でシートを前記回転体から剥離する剥離爪と、この剥離爪の近傍で前記搬送路に配置され、前記シートを検出するシート検出手段とを具備する画像形成装置にある。したがって、剥離爪近傍ではシートの姿勢が安定するので、シートの検出位置のばらつきを少なくし、安定してシートを検出することができる。
【0013】本発明の第3の特徴とするところは、対向する一対の回転体を有する定着装置と、この定着装置に向けてシートを搬送する搬送手段と、この搬送路にあって前記定着装置の後流側で前記定着装置に対向して配置され、前記シートを検出するシート検出手段と、前記搬送手段により搬送されたシートが所定時間内に前記シート検出手段により検出されたか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果、シートが所定時間内に搬送されていないと判定された場合、少なくとも前記定着装置への電源供給を遮断する制御手段とを具備する画像形成装置にある。したがって、シートが所定時間内に搬送されていないと判定された場合、少なくとも前記定着装置への電源供給を遮断するので、シートが回転体に巻き付く時には直ちに電源を遮断し、安全性を確保することができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、本発明の第1の実施形態が示されている。定着装置36は、一対の回転体、例えばヒータ96を内蔵したヒートロール90とプレッシャーロール92とから構成されており、このヒートロール90とプレッシャーロール92とが互いに接触して回転する。トナーが転写されたシートSは、このヒートロール90とプレッシャーロール92との間のニップ部94に挟まれて通過し、シートS上のトナーがシートSに定着される。
【0015】シート検出装置106は、アクチュエータ108と検知部110とを有する。アクチュエータ108は、定着装置36の後流側に配置され、例えばシート当接部112と被検知部116とが連結して構成されている。シート当接部112は、回動軸114を介して回動自在に支持されていると共に、該シート当接部112の先端部分が搬送路32に臨み、シート当接部112の他端付近で被検知部116と連結されている。
【0016】検出部110は例えばフォトインターラプタから構成され、アクチュエータ108の被検出部116の変位を検出する。即ち、図中実線で示す位置にアクチュエータがある場合には、発光素子と受光素子との光の授受が遮断され、図中2点鎖線に示す位置にアクチュエータ108が変位した場合には発光素子からの光を受光素子が受けることによりアクチュエータ108の変位を検出する。
【0017】シートSが定着装置36のニップ部94を通過すると、シートSの先端がアクチュエータ108のシート当接部112の先端付近に当接し、これによりシート当接部112が回動軸114を中心として反時計方向に回転され、被検知部116が下方に変位されて検知部110から外れ、シートSの先端が定着装置36を通過したのを検出する。一方、シートSがヒートロール90に巻き付く等、ジャムが生じた場合には、シートSが所定点を通過してから所定時間経過してもアクチュエータ108の位置はそのままであり、ジャムが生じたものと判断する。この実施形態によれば、シート検出装置106をアクチュエータ108と検知部110とに分離することにより、検知部110をヒートロール90から離すことができ、ヒートロール90の熱の影響で誤動作するのを防止することができる。
【0018】図2において、本発明の第2の実施形態が示されている。この第2の実施形態においては、前述した第1の実施形態と比較すると、第1の実施形態におけるアクチュエータ108がシート当接部112と被検知部116とを別体であったのに対し、この第2の実施形態においてはシート当接部112と被検知部116とを一体としている。また、画像形成装置には、送風ファン72が設けられていると共に、通気孔34が形成されており、この送風ファン72と通気孔34により検知部110を通過する空気流が形成され、検知部110を冷却する冷却手段が構成されている。検知部110は、温度が上昇すると誤作動するおそれがあり、検知部110を冷却することによりこの誤作動を防止するようにしてある。
【0019】この第2の実施形態においても第1の実施形態と同様にシートSが定着装置のニップ部94を通過すると、シートSの先端がアクチュエータ108のシート当接部112に当接し、これにより被検知部116が下方に変位されて検知部110から外れ、シートSの先端が定着装置36を通過したのを検出する。一方、シートSがヒートロール90に巻き付く等、ジャムが生じた場合には、シートSが所定点を通過してから所定時間経過してもアクチュエータ108の位置はそのままであり、ジャムが生じたものと判断することができるものである。
【0020】
【実施例】次に本発明を実際の画像形成装置に適用した実施例について説明する。
図3において、画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12内に像形成手段14が搭載され、この画像形成装置本体12の上部に後述する排出部16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば2段の給紙ユニット18a,18bが配置されている。さらに、画像形成装置本体12の下方には、オプションとして着脱装着される2段の給紙ユニット18c,18dが配置されている。
【0021】それぞれの給紙ユニット18a〜18dは、給紙ユニット本体20と、シートが収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22は、給紙ユニット本体20に対して摺動自在に装着され、正面方向(図3の右方向)に引き出される。また、給紙カセット22の奥端近傍上部にはナジャーロール24が配置され、このナジャーロール24の前方にリタードロール26及びフィードロール28が配置されている。さらにオプションの給紙ユニット18c,18dには、それぞれ対をなす送りロール30が設けられている。
【0022】搬送路32は、最下端の給紙ユニット18dのナジャーロール24から排出口34までのシート通路であり、この搬送路32は、画像形成装置本体12の裏面(図3の左側面)近傍にあって、最下端の給紙ユニット18dの送りロール30から後述する定着装置36まで略鉛直に形成されている部分を有する。この搬送路32の定着装置36の上流側に後述する転写装置42と像担持体44が配置され、さらに転写装置42と像担持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。
【0023】したがって、給紙ユニット18a〜18dの給紙カセット22からナジャーロール24により送り出されたシートは、リタードロール26びフィードロール28により捌かれて搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって後述する転写装置42と像担持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出される。
【0024】ただし、両面印刷の場合は、反転路に戻される。即ち、搬送路30の排出ロール40の手前は2股に別れ、その分かれた部分に切換爪46が設けられていると共に、分かれた部分からレジストロール38まで戻る反転路48が形成されている。この反転路48には搬送ロール50a〜50cが設けられており、両面印刷の場合には、切換爪46が反転路48を開く側に切り換えられ、排出ロール40に記録媒体の後端手前がかかる時点で排出ロール40が反転し、記録媒体が反転路48に導かれ、レジストロール38、転写装置42と像担持体44及び定着装置36を通って排出口34から排出部16へ排出されるものである。
【0025】排出部16は、画像形成装置本体に対して回動自在の傾斜部52を有する。この傾斜部52は、排出口部分が低く、正面方向(図1の右方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。この傾斜部52は下端を中心に回動自在であるよう画像形成装置本体12に支持されている。図3において2点鎖線で示すように、傾斜部52を上方に回転して開いたときには、開放部54が形成され、この開放部54を介して後述するプロセスカートリッジ66が脱着できるようにしてある。
【0026】像形成手段14は、例えば電子写真方式のもので、感光体からなる像担持体44と、この像担持体44一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置56と、この帯電装置56により帯電された像担持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像担持体44の潜像をトナーにより可視化する現像装置60と、この現像装置60によるトナー像を用紙に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像担持体44に残存するトナーをクリーニングする例えばブレードからなるクリーニング装置62と、転写装置42により転写されたシート上のトナー像を用紙に定着させる定着装置36とから構成されている。光書込み装置58は例えば走査型のレーザ露光装置からなり、前述した給紙ユニット18a〜18dと平行で画像形成装置本体12の正面近傍に配置されている。また、現像装置60は、像担持体44にトナーを搬送する現像ロール64を有する。
【0027】プロセスカートリッジ66は、像担持体44、帯電装置54、現像装置60及びクリーニング装置60を一体化したものである。このプロセスカートリッジ66は、排出部16の傾斜部52の直近下方に配置されており、前述したように、傾斜部52を開いたときに形成される開放部54を介して脱着される。このプロセスカートリッジ66と定着装置36との間には、遮蔽板68が設けられ、定着装置36からプロセスカートリッジ66への輻射熱を遮断するようになっている。
【0028】第1の送風ファン70は吸気用であり、前述した光書込み装置58の上方で斜めに配置されている。また、第2の送風ファン72は排気用であり、画像形成装置本体12の裏面側にあって反転路48の近傍に配置されている。第1の送風ファン70の上流側には、吸気用ダクト74が設けられ、画像形成装置本体12の側面に形成された吸気孔(図示せず)から空気を取入れるようになっている。この吸気孔の近傍には、画像形成装置の各部に電源を供給する電源装置76が配置され、吸気孔から吸入された空気により電源装置76及び光書込み装置58が冷却されるようになっている。第1の送風ファン70の下流側には、空気ガイド78が設けられ、この空気ガイド78により空気を傾斜部52の内面に向けるようにしてある。傾斜部52の内面には、多数のリブ80が形成され、傾斜部52とプロセスカートリッジ66との間に空気を導くようになっている。さらに、前述した遮蔽板68には通気孔82が形成されていると共に、転写装置42と定着装置36との間に設けられた格子状のシートガイド84が設けられており、この通気孔82及びのシートガイド84を介して第2の送風ファン72に空気が吸引され、画像形成装置本体12に形成された排気孔86から排気される。また、前述した排出口34が通気孔を兼ねており、この排出口34から吸入された空気が後述する定着装置36の検知部に導かれ、検知部を冷却するようにしてある。
【0029】図4及び図5において、定着装置36の詳細が示されている。定着装置36は、定着装置本体88内に一対の回転体であるヒートロール90とプレッシャーロール92とが配置され、このヒートロール90とプレッシャーロール92とは互いニップ部94において圧接して回転する。ヒートロール90内にはランプからなるヒータ96が配置され、ヒートロール90を加熱する。ニップ部94を挟んで上下方向に前述した搬送路32が構成され、シートが下から上へ搬送される。ニップ部94の上流側には入口側シュート98が、ニップ部92の下流側には出口側シュート100a,100bがそれぞれ配置されている。出口側シュート100a,100bは、ヒートロール90側とプレッシャーロール92側とに交互に形成されており、プレッシャーロール92側の出口シュート100aが上方に回動することによりシートを通過させるようになっている。
【0030】ヒートロール90にはサーモスタット102が接し、このサーモスタット102によりヒートロール90の表面温度が検出される。また、ニップ部94の後流側近傍には、剥離爪104が設けられており、この剥離爪104は、ヒートロール90の表面を傷付けない程度の弱い力でヒートロール90側に付勢され、該剥離爪104の先端がヒートロール90の表面に圧接し、ヒートロール90に巻き付こうとするシートを剥がすようになっている。この剥離爪104は、後述するシート検出装置106の近傍で両側に配置されている。
【0031】シート検出装置106は、ニップ部94の後流側近傍に配置されている。このシート検出装置106は、アクチュエータ108と検知部110とを有する。
【0032】図6及び図7にも示すように、アクチュエータ108は、略中央に位置して斜めに延びるシート当接部112と、このシート当接部112が固定された回動軸114と、シート当接部112から後方に延びる被検知部116と、シート当接部112から左右に延びる遮蔽部118a,118bとを有する。シート当接部112は、出口側シュート100a,100bと略同位置に配置されている。回動軸114は、出口側シュート100bに設けられた軸受け部120a,120bに該回動軸114の両側で回動自在に支持されている。また、この回動軸114の一端には、定着装置本体88との間に弾性部材122が設けられており、シート当接部112が搬送路32を閉じるようにアクチュエータ108を付勢している。また、回動軸114にはストッパ124が設けられ、このストッパ124によりシート当接部112の位置決めがなされている。遮蔽部118a,118bは、ヒートロール90と検知部110との間に介在され、ヒートロール90から検知部110への輻射熱を遮断する。
【0033】検知部110は、定着装置本体88に設けられたフォトインターラプタから構成され、アクチュエータ108の被検知部116が発光素子と受光素子との間に配置され、アクチュエータ108の変位を検出する。定着装置本体88には、この検知部110の上下に開口部126a,126bが形成され、前述した空気流が該検知部110に導かれるようにしてある。
【0034】したがって、入口側シュート98に導かれてニップ部94へ入ったシートは、該ニップ部94において圧力と熱を受けて通過し、該シートの先端が出口側シュート100a,100bに当ろうとする瞬間にアクチュエータ108のシート当接部112に当接し、アクチュエータ108が弾性部材122に抗して回動軸114を中心として回動し、被検知部116が検知部110から外れ、検知部110では発光素子からの光を受光素子が受けることによりシートの先端が通過したことを検出する。一方、シートがヒートロール90に巻き付き、剥離爪104によっても剥離されなかった場合には、所定時間内にシートの先端がシート当接部112に当接せず、アクチュエータ108の変位がなく、検知部110の発光素子からの光がアクチュエータ108の被検知部116により遮断して受光素子に到達しないことをもってシートジャムと判断する。
【0035】図8において、上記画像形成装置における制御回路の一部が示されている。主制御回路128には、上述した検知部110からのオンオフ信号を含めて種々の信号が入力される。この主制御回路128においては、入力信号から制御信号を生成し、画像形成装置の各部を制御し、これには電源制御回路130とレジストロールの駆動モータ132とを含む。電源制御回路130は、前述した前述した電源装置76を制御し、ヒートロール90のヒータ96を始めとする各部への電源供給を制御している。
【0036】図9において、上記主制御回路128におけるシート検出に関する制御フローが示されている。まずステップS10において、所定タイミングをもってレジストロールを駆動し、このレジストロールの駆動開始をもってカウンタ又はタイマを作動させる。次のステップS12においては、レジストロールの駆動開始から所定時間経過しているか否かを判定する。このステップS12において所定時間経過していないと判定された場合は、次のステップS14に進み、検知部がシートを検知したか否かを検知し、シートが検知されない場合はステップS12に戻り、所定時間内に検知部によりシートが検出されるのを監視する。ステップS14でシートを検知した場合は、所定時間内にシートの先端が定着装置を通過したことになるので、正常として処理を終了する。一方、ステップS12において、所定時間が経過したと判定された場合は、所定時間経過してもシートの先端が定着装置を通過していないので、シートがヒートロールへ巻き付く等のシートジャムが生じたとして電源制御回路130に電源遮断信号を送出し、電源装置76からの電源供給を遮断する。これによりヒートロールのヒータを含めて電源供給が遮断されるので、安全を確保することができるものである。
【0037】なお、上記実施例においては、レジストロールの回転開始時点をシート検出の開始点としたが、これに限定されるものではなく、他の実施例として、定着装置の上流側にシート検出装置をさらに設け、このシート検出装置によるシート検出を開始点としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、定着装置に対向して配置されたシート検出手段により定着装置を通過するシートを検出するようにしたので、定着装置におけるシートジャムを速やかに検出し、安全性を確保することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における定着装置とその周辺部分を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における定着装置とその周辺部分を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例に係る画像形成装置を示す側面図である。
【図4】本発明の実施例に係る画像形成装置に用いた定着装置ユニットを示す断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る画像形成装置に用いた定着装置ユニットの主要部を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係る画像形成装置に用いたシート検出装置のアクチュエータを示す裏面側から見た斜視図である。
【図7】本発明の実施例に係る画像形成装置に用いたシート検出装置のアクチュエータを示す正面図である。
【図8】本発明の実施例に係る画像形成装置の制御回路を示す回路図である。
【図9】本発明の実施例に係る画像形成装置の主制御回路におけるシート検出に関する制御フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 画像形成装置本体
14 像形成手段
32 搬送路
34 排出口(通気孔)
36 定着装置
38 レジストロール
70 第1の送風ファン
72 第2の送風ファン
90 ヒートロール
92 プレッシャロール
106 シート検出装置
108 アクチュエータ
110 検知部
112 シート当接部
114 回動軸
116 被検知部

Claims (7)

  1. 対向する一対の回転体を有する定着装置と、この定着装置の回転体間にシートを搬送する搬送路と、この搬送路にあって前記定着装置の後流側で前記定着装置に対向して配置され、前記シートを検出するシート検出手段とを具備する画像形成装置。
  2. 前記シート検出手段は、シートに当接して変位するアクチュエータと、このアクチュエータの変位を検知する検知部とを有し、前記アクチュエータが前記回転体に対向して配置されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検知部は、前記アクチュエータのシート当接部分よりも前記回転体から離れた位置に配置されてなる請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記検知部を冷却する冷却手段を設けた請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記検知部は、前記定着装置からの輻射熱を遮蔽する遮蔽部を有する請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 対向する一対の回転体を有する定着装置と、この定着装置の回転体間にシートを搬送する搬送路と、前記定着装置の後流側でシートを前記回転体から剥離する剥離爪と、この剥離爪の近傍で前記搬送路に配置され、前記シートを検出するシート検出手段とを具備する画像形成装置。
  7. 対向する一対の回転体を有する定着装置と、この定着装置に向けてシートを搬送する搬送手段と、この搬送路にあって前記定着装置の後流側で前記定着装置に対向して配置され、前記シートを検出するシート検出手段と、前記搬送手段により搬送されたシートが所定時間内に前記シート検出手段により検出されたか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果、シートが所定時間内に搬送されていないと判定された場合、少なくとも前記定着装置への電源供給を遮断する制御手段とを具備する画像形成装置。
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