JP2004190317A - 中空橋脚の柱頭部の建造法 - Google Patents

中空橋脚の柱頭部の建造法 Download PDF

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Yuudai Takano
裕大 高野
Takashi Ashikagaya
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Abstract

【課題】中空の柱の上に中実の柱頭部を低コストでしかも安全に作る。
【解決手段】柱頭部2を作るとき、底型枠7をクレーンで吊り下ろして中空柱1の上に置き、これで中心穴5を塞ぐ。底型枠7は逆さ舟底型の箱体であり、鋼製フレーム9に木板10を張って作る。底型枠7の下部の周りには、内部の鋼製フレーム9から延びる多数の脚11を水平に突き出し、これらの脚が中空柱の穴の縁に掛かるようにする。外型枠6同士を結ぶ最下段のタイロッドは、中間部15aを、現場に搬入される前の底型枠にあらかじめ取り付けておき、底型枠を中空柱の上に吊り下ろした後、底型枠付きの中間部タイロッド15aに、タイロッドを継ぎ足し、外型枠6に固定する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高速道路等を支える鉄筋コンクリート製の中空橋脚における柱頭部の建造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート製の長い橋脚は、製造コスト軽減のため、中心部を中空に形成する場合が多い(図1)。このような中空橋脚であっても、柱頭部2は橋桁3を支えるために中実に作られる。柱頭部を作るときは、中心穴5を何らかの方法で塞いでからコンクリートを打設しなければならない。
【0003】
図2は従来の工法を示す。柱頭部2の直下のコンクリートを打設するときに中心穴5の縁にアンカー20を埋め込んでおき、このアンカーにブラケット21を取り付ける。次いで、中心穴5の中の内足場(図示しない。)を全部撤去した後、ブラケット21の間に梁22を渡す。符号23は安全ネットである。梁の上に台形の支保工24を組み立て、その外側に木板25を張り、これで穴5を塞ぐ。次いで、外型枠6を立て、コンクリートを打設する。
【0004】
このような従来工法では、アンカー20を所定の位置に正確に取り付ける必要があり、多くの手間がかかる。また、コンクリートが充分に硬化してアンカーに荷重が掛けられるようになるまで、柱頭部の工事ができないという問題もある。また、アンカーを足掛かりにして梁を渡し、その上に台形型枠を現場で組み立てるという手順を踏むので、多くの手間がかかり、作業員の落下事故の危険もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、中空の柱の上に中実の柱頭部を簡単かつ低コストで作る方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明では、中空柱の上に、その中心穴とほぼ同じ形状を備え、周囲に向かって複数の脚が突出している底型枠をクレーンで吊り下ろす。こうしておいて、中空柱の外周面から上に延びる外型枠の中にコンクリートを打設して中実の柱頭部を延設する(請求項1)。
【0007】
中空柱の上に吊り下ろされた底型枠は、周囲に突き出している脚が中空柱の上に載って支持され、柱の中心穴は底型枠で塞がれる。
【0008】
この工法によれば、底型枠を予め組み立て、これを中空柱の上に吊り下ろすようにしたので、現場工事が少なくなり、工事が早く、コストが低減できる。また、底型枠には周囲に突出する複数の脚を設け、これらの脚で中空柱の穴を跨ぐようにしで底型枠を支持するようになっており、従来のように中心穴の壁にアンカーピースを設ける必要がない。
【0009】
底型枠は平たく作ることもできるが、逆さ舟底形ないし倒椀型(ドーム型)に作れば、その上に打設したコンクリートの重量をよく支えることができ、しかも、底型枠の容積分だけ打設コンクリートの量も少なくて済む(請求項2)。
【0010】
柱頭部のコンクリートを打つための外型枠は、対向するもの同士をタイロッドで結合するが、底型枠が逆さ舟底形の場合、これが、下段のタイロッドを通す邪魔になる。そこで、クレーンで吊り下ろす前に底型枠にこれを貫くようにタイロッド中間部を固定しておき、吊り下ろしたあと、底型枠から延びるタイロッドをこの底型枠付きのタイロッド中間部に結合するようにする(請求項3)。こうすればタイロッド作業が容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の工法では、図3および図4に示すように、柱頭部2を作るとき、底型枠7をクレーンで吊り下ろして中空柱1の上に置き、これで中心穴5を塞ぐ。中心穴5の中にあった内部足場はその前に撤去しておく。
【0012】
底型枠7は逆さ舟底形の箱体であり、これには上に打設されたコンクリートの重量が掛かるので充分な強度が必要であり、鋼製フレーム9に木板10を張って作られる(図5)。この底型枠7の下部の周りに、内部の鋼製フレーム9から延びる多数の脚11が水平に突き出ており、これらの脚が中空柱の穴の縁に掛かるようになっている。
【0013】
他方、外足場12を上に伸ばしながら、鉄筋13を取り囲むように外型枠6を組み立てる。符号15は相対する外型枠同士が離れないように保持するタイロッドである。最下段のタイロッドは、中間部15aを、現場に搬入される前の底型枠にあらかじめ取り付けておく(図5)。底型枠を中空柱の上に吊り下ろした後、底型枠付きの中間部タイロッド15aに、タイロッドを継ぎ足し、外型枠6に固定する。このようにして現場作業を少なくすることができる。
【0014】
こうして外型枠6の中にコンクリートを打設し、硬化後、外型枠を外せば柱頭部2ができる。底型枠7は埋め殺しにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車道を支える橋脚の断面図である。
【図2】従来工法による柱頭部建設中の橋脚断面図である。
【図3】この発明工法によるの建設中の橋脚の断面図である。
【図4】同じく建設中の橋脚の水平断面図である。
【図5】底型枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 中空柱
2 柱頭部
5 中心穴
7 底型枠
11 脚
15 タイロッド
15a タイロッド中間部

Claims (3)

  1. 中空柱の上に、該柱の中心穴とほぼ同じ形状を備え、周囲に向かって複数の脚が突出している底型枠をクレーンで吊り下ろしてこれで該中空柱の中心穴を塞ぎ、該中空柱から上に延びる外型枠の中にコンクリートを打設して中実の柱頭部を延設するようにした中空橋脚の柱頭部の建造法。
  2. 該底型枠が逆さ舟底形ないし倒椀形をしている請求項1に記載の中空橋脚の柱頭部の建造法。
  3. 該外型枠同士を結ぶタイロッドの中間部を、該底型枠に予め固定しておくようにした請求項1または2に記載の中空橋脚の柱頭部の建造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103194971A (zh) * 2013-03-29 2013-07-10 中国水电建设集团铁路建设有限公司 一种空心墩封顶施工方法
CN107299589A (zh) * 2017-07-11 2017-10-27 中铁大桥局集团第二工程有限公司 一种预制梁板支撑空心墩墩帽的底模系统及其施工方法

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CN103194971B (zh) * 2013-03-29 2015-12-09 中国水电建设集团铁路建设有限公司 一种空心墩封顶施工方法
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