JPH11117226A - 橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置 - Google Patents

橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置

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Publication number
JPH11117226A
JPH11117226A JP29632597A JP29632597A JPH11117226A JP H11117226 A JPH11117226 A JP H11117226A JP 29632597 A JP29632597 A JP 29632597A JP 29632597 A JP29632597 A JP 29632597A JP H11117226 A JPH11117226 A JP H11117226A
Authority
JP
Japan
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head
pier
supporting
bottom form
concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP29632597A
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English (en)
Inventor
Yuudai Takano
裕大 高野
Takashi Ashikagaya
孝 足利谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAKITA KIKO KK
Original Assignee
KAWAKITA KIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 橋脚の頭部張り出し部分の底型枠を支持す
る。 【解決手段】 鉄筋コンクリート製の橋脚本体1を地上
から立ち上げ、張り出し部分2aのある頭部2のすぐ下
まででき上がったら、予め組立てておいた支持枠3を橋
脚本体1の上面両側に設けた受け台5の上にボルト締め
する。支持枠3は、前後2本の上部水平部材3aから、
アーム6が延びており、これら2本のアーム6に複数の
桁7を支持する。この桁にタイロッド9を通し、これで
底型枠11を吊り下げる。底型枠11は上からせき板1
2、これを支える前後方向のさん木、さらにこれを支え
る左右方向のばた材14、そして一番下が前後方向の桁
材16からなっている。底型枠11を取り付けたら、さ
らに頭部2の周囲を側型枠で取り囲み、その中にコンク
リートを打設し、張り出し部2aを含む頭部2を一体的
に成形する。支持枠3およびタイロッド9はコンクリー
トの中に埋め込んでしまう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高架道路等を支
える鉄筋コンクリート製橋脚の頭部張り出し部分を構築
するための型枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高架道路等の橋脚は頭部が左右に張り出
しているものが多いが、このような張り出し部分をコン
クリート打ちするとき、底型枠を何等かの方法で支持し
なければならないが、それには従来2つの方法がとられ
ている。一つは、図1の(a)に示すように、橋脚本体
1に沿って地上から支保工30を建て、その上に底型枠
11を支持する方法である。この方法は、支保工が地面
から立ち上がるので、地盤がよくないと使えない。ま
た、高い橋脚を作る場合、支保工の高さも必然的に大き
くなり、コスト高になる欠点がある。
【0003】もう一つの方法は、同図(b)に示すよう
に、橋脚本体1の上部にアンカーボルト31を埋設して
おき、クレーンで吊り下げたブラケット32をこのアン
カーボルトを利用して橋脚に取り付ける。このブラケッ
トの上に支保工30を組み、これで底型枠11を支持す
るやり方である。この方法では、ブラケットは大きな荷
重がかかるので強固な構造が要求され、重量も大きくな
る。そのような重構造のブラケットをクレーンで吊って
橋脚の側部に取り付けるには多くの手間がかかる。後で
ブラケットを撤去するのもたいへん手間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、橋脚の頭
部張り出し部分の底型枠を支持する新しい構造を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】コンクリートを何回にも
分けて打ちながら橋脚を順次上に伸していき、頭部の直
下まで立ち上がったら、その上に支持枠を設置する。支
持枠は張り出し部分の中に向って延びるアームを有して
いる。そのアームから、頭部張り出し部分のための成形
用底型枠をタイロッドを使って吊り下げる。さらに周囲
に側型枠を巡らせ、コンクリートを打設して橋脚の上
に、張り出し部分を持った頭部を成形する。支持枠およ
びタイロッドはコンクリートの中に埋め殺しにする。
【0006】底型枠のさん木を支持するばた材の下端に
垂直部材を延設し、これを該橋脚本体に添わせて固定
し、底型枠が前後左右に動かないようにすることが好ま
しい。
【0007】
【発明の実施の形態】図2、図3は建造途中の橋脚を示
したものであり、鉄筋コンクリート製の橋脚本体1を地
上から立ち上げ、張り出し部分2aのある頭部2のすぐ
下まででき上がったら、予め組立てておいた支持枠3を
クレーンで吊り下ろし、橋脚本体1の上面両側に設けた
受け台5の上にボルト締めする。
【0008】橋脚本体1の上には多数の鉄筋(図示しな
い。)が突き出ているので、支持枠3はそれら鉄筋の邪
魔にならないよう、形鋼を使って方形枠体に形成してあ
る。支持枠3は、前後2本の上部水平部材3aから、そ
れぞれ外側に向ってアーム6が延びている。これら2本
のアーム6に跨がるように複数(図では4本)の桁7を
支持させる。図4にも示すように、桁7は2本の溝形鋼
7aを隙間をあけて背中合わせに溶接したものであり、
この隙間にタイロッド9を通し、これで底型枠11を吊
り下げる。タイロッド9を斜め方向(底型枠11と直角
な方向)に向けるため、アーム6の上に三角形の馬10
を溶接し、その上に桁7を取り付ける。
【0009】底型枠11は上からせき板12、これを支
える前後方向のさん木13、さらにこれを支える左右方
向のばた材14、そして一番下が前後方向の桁材16
(角パイプ)からなっている。タイロッド9の先端は連
結用ナット17を介して短いボルト19を連結し、この
ボルトに螺合したナット20を締め付けて、底型枠11
を連結用ナット17との間に挟み込む。タイロッド9の
長さは、タイロッド上端に螺合したナット21で調節す
る。
【0010】ばた材14は4本に1本の割で鋼製角パイ
プが用いられており、その鋼製パイプの下端に同じ材料
のパイプがヒンジ止めしてある。このヒンジ止めされた
垂直部材23は、橋脚本体1に沿って下に延びており、
橋脚に埋め込んだアンカーボルト25で橋脚に固定され
ている。これによって、底型枠11が前後左右方向に動
くのを阻止している。なお、底型枠11の取り付け作業
は、橋脚に沿って組まれた足場26の上から行う。
【0011】こうして底型枠11を取り付けたら、さら
に頭部2の周囲を側型枠(図示しない。)で取り囲み、
その中にコンクリートを打設し、張り出し部2aを含む
頭部2を一体的に成形する。支持枠3およびタイロッド
9はコンクリートの中に埋め込んでしまう。コンクリー
ト硬化後、短ボルト19を外して底型枠11を撤去す
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、橋脚
本体上に取り付けた支持枠のアームでで底型枠を吊り下
げるようにして張り出し部分を成形するものであり、支
持枠を橋脚本体の上に設置するので、作業がしやすく安
全であり、また、支持枠はコンクリート中に埋め込まれ
るので、撤去の必要がなく、工事費が少なくて済む。ま
た、コンクリート中に埋め込まれた支持枠が鉄筋の役割
を果たすので、張り出し部の強度が増大する効果もあ
る。
【0013】底型枠のさん木を支持するばた材の下端に
垂直部材を延設し、これを橋脚本体に添わせて固定すれ
ば、タイロッドで吊っているだけの底型枠が前後左右方
向に動かなくなるので安全であり、しかも精度の高い工
事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の底型枠支持構造を示す橋脚の正面図で
ある。
【図2】 本願発明による底型枠支持構造を示す橋脚の
要部断面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 図2のタイロッドまわりの拡大図である。
【符号の説明】
1 橋脚本体 2 頭部 2a 張り出し部分 3 支持枠 6 アーム 9 タイロッド 11 底型枠 14 ばた材 23 垂直部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 張り出し部分を備えた頭部の直ぐ下まで
    構築された橋脚の上に、後で該頭部をコンクリート打ち
    するときに埋め殺しにされる支持枠を設置し、該支持枠
    は該頭部張り出し部分の中に向って延びるアームを有し
    ており、該頭部張り出し部分を下から支える底型枠をタ
    イロッドを介して該アームから吊り下げたことを特徴と
    する橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置。
  2. 【請求項2】 該底型枠のさん木を支持するばた材の下
    端に垂直部材を延設し、これを該橋脚本体に添わせて固
    定した請求項2の橋脚張り出し部成形用型枠装置。
JP29632597A 1997-10-14 1997-10-14 橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置 Pending JPH11117226A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29632597A JPH11117226A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置

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JP29632597A JPH11117226A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置

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Publication Number Publication Date
JPH11117226A true JPH11117226A (ja) 1999-04-27

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ID=17832084

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JP29632597A Pending JPH11117226A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 橋脚頭部の張り出し部分成形用型枠装置

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JP (1) JPH11117226A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274586A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kajima Corp 柱頭部の施工方法
CN105926461A (zh) * 2016-06-21 2016-09-07 彭五四 一种用于桥梁建筑钢架设备的定型装置
CN106522102A (zh) * 2016-11-22 2017-03-22 中交公局海威工程建设有限公司 边跨施工支架、刚构桥边跨及刚构桥
CN108755447A (zh) * 2018-07-23 2018-11-06 成都建工路桥建设有限公司 悬臂盖梁现浇模板用快捷支撑系统

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Effective date: 20040402