JP2004188619A - 画像形成装置 - Google Patents

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健一 武田
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Abstract

【課題】各種機能を設定するパネル、スーパーオプション、PJL、PDLの各手段の中から最優先の手段を設定可能にすることにより、使い勝手に優れた画像形成装置を提供する。
【解決手段】両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部25、スーパーオプション処理部31、PJL処理部32、PDL処理部33を備え、パネル設定制御部25による各種機能の設定を最優先するモードを持つ画像形成装置。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能な画像形成装置(プリンタ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種情報処理装置等の出力手段としてのプリンタは広く普及し、様々な機能(両面設定、排紙先設定、ソート設定など)を様々な手段(パネル、スーパーオプション、PJL、PDL)を操作して設定することが可能である。また、同じ機能設定を異なる手段を操作することにより実行可能な場合も多い。つまり、設定手段が重複する場合も多い。このような場合、ある優先度(後勝ちとする場合が多い)で印刷が実行されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
具体的には、パネル設定を変えたとしても、印刷データ内に同じ設定が含まれている場合には、パネル設定が有効とならない場合がある。このような場合、印刷データを修正する必要があるが、印刷データを修正するにはPJLやPDLなどのコマンドの知識を有していないと困難である。
また、PJL設定を変えても、同じ設定のPDLコマンドが含まれている場合、PJL設定が有効とならない場合がある。このような場合、PDLコマンドを修正する必要があるが、PDLコマンドを修正するにはPDLコマンドの知識を有していないと困難である。特にPDLコマンドはバイナリ形式も多く、テキスト形式のPJLコマンドに比べ知識の習得が難しいため、さらに困難である。
本発明は、各種機能を設定するパネル、スーパーオプション、PJL、PDLの各手段の中から最優先の手段を設定可能にすることにより、使い勝手に優れた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、パネル設定制御部による各種機能の設定を最優先するモードを持つ画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、スーパーオプション処理部による各種機能の設定を最優先するモードを持つ画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、PJL処理部による各種機能の設定を最優先するモードを持つ画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、PDL処理部による各種機能の設定を最優先するモードを持つ画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4に記載の画像形成装置において、ユーザ固有のユーザIDごとに最優先するモードを設定可能である画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、PDLの種類ごとに最優先するモードを設定可能である画像形成装置を主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし4に記載の画像形成装置において、各種機能ごとに最優先するモードを設定可能である画像形成装置を主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は画像形成システムの構成図である。本画像形成システムは、ホストコンピュータ1とプリンタ(画像形成装置)2とが何らかの双方向通信可能な通信手段で接続されることで構成されている。
図2は本発明の実施の形態に係るプリンタにおけるプリンタコントローラの機能ブロック図である。プリンタ2は、プリンタコントローラ11とプロッタ部12とを備えており、プリンタコントローラ11は、ホストコンピュータ1およびプロッタ部12と何らかの通信I/Fで接続されている。
プロッタ部12は、プリンタコントローラ11にて展開・解釈されたデータを印字したり、状態変化をプリンタコントローラ11に通知する。
プリンタコントローラ11において、ホストI/F21は、ホストコンピュータ1とのデータのやり取りを行う所でプリンタ2の状態をホストコンピュータ1に通知したりホストコンピュータ1で作成された文書の印刷データを受けたりする。
画像作成部202は、ホストI/F21で受けと取った印刷データ(通常は印刷データコマンド)を解釈して電子画像データに展開する。画像処理主制御部23は、印刷出力まで(給紙・排紙・ステープルなど)の制御やプリンタ状態の制御を行う。
プロッタ部I/F24は、プロッタ部12とのデータのやり取りを行う所でプロッタ部12の状態を受信したり、プリンタコントローラ11で展開・解釈された印刷データをプロッタ部12に送信する。パネル設定制御部25は、パネル表示やパネル設定の制御を行う。設定データ管理部26は、設定データ保存の要求を受け、最優先モードを考慮し、設定の保存処理を行う。
画像処理主制御部23において、スーパーオプション処理部31は、スーパーオプションを解釈しその設定を設定データ管理部26に保存要求する。PJL(Printer Job Language)処理部32は、PJLを解釈しその設定を設定データ管理部26に保存要求する。PDL(ページ記述言語)処理部33は、PDLを解釈しその設定を設定データ管理部26に保存要求する。
【0006】
次に、上記の如き構成を備えた本発明の画像形成装置においては、まず、パネル設定制御部による各種機能の設定を最優先するモードを備えているので、ホストコンピュータ1からプリンタ2に送信されてきた印刷データ内に同じ設定が含まれていたとしても、必ずパネル設定が有効になるため、PJLやPDLなどのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ修正という作業をすることなく、各種機能の設定が容易に可能である。
次に、本発明の他の実施形態では、スーパーオプション処理部による各種機能の設定を最優先するモードそ備えているので、印刷データ内に同じ設定が含まれていたり、パネルにて同じ設定がなされていても、必ずスーパーオプション設定が有効になるため、PJLやPDLなどのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ修正作業やパネル設定の変更を行うことなく、各種機能の設定が容易に可能である。この結果、各種機能をスーパーオプションを使用して実現しているUNIX(登録商標)やDOSユーザに特に有効である。
次に、本発明の他の実施形態では、PJL処理部による各種機能の設定を最優先するモードを有しているため、印刷データ内に同じPDL設定が含まれていたり、パネルやスーパーオプションにて同じ設定がなされていても、必ずPJL設定が有効になるため、PDLのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ内のPDLコマンド修正作業やパネルやスーパーオプション設定の変更を行うことなく、各種機能の設定が容易に可能である。PJLはPDLに依存することが少なく、各種機能を設定可能であり、かつ公開性が高いため、PJLを使用し、大規模システムなどを作成することも多いので、この効果は大きい。
【0007】
次に、本発明の他の実施形態では、PDL処理部による各種機能の設定を最優先するモードを有しているので、印刷データ内に同じPJL設定が含まれていたり、パネルやスーパーオプションにて同じ設定がなされていても、必ずPDL設定が有効になるため、PJLのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ内のPJLコマンド修正作業やパネルやスーパーオプション設定の変更を行うことなく、各種機能の設定が容易に可能である。PJLやスーパーオプションは最近の機能であるため、PDLコマンドのみの印刷データを使用しているような昔からプリンタを使用しているようなユーザに特に有効である。
次に、本発明の他の実施形態によれば、ユーザ固有のユーザIDごとに最優先するモードを設定可能であるので、ユーザ(ID)ごとに上記各実施形態に示した効果を得ることが可能となり、ネットワーク環境下において、他のユーザに影響を与える(意図しない印刷を強いる)ことなく、画像形成装置を使用することができる。
次に、本発明の他の実施形態によれば、PDLの種類ごとに最優先するモードを設定可能であるため、ユーザが多い場合にモード設定に時間がかかってしまう不具合を防ぐことが可能である。また、個人でPDLを使い分けることにより、最優先するモードを複数持つことも可能である。
次に、本発明の他の実施形態によれば、各種機能毎に最優先するモードを設定可能であるため、最優先モード設定したい機能が限定されている場合、非常に有効である。つまり、このような場合、モード設定したい機能以外も優先度が決まってしまうため、ユーザが意図しない印刷となってしまい、結局、印刷データを変更しなければ無くなる可能性があるが、これを防ぐことができる。
【0008】
次に、図3はデータ受信時の動作を示すフローチャートである。なお、パネル設定変更時の動作の説明は省略するが、印刷データ受信時ではなく、パネル設定変更時に行われることのみが差異で、その他の動作は同一であることは明らかである。
ホストコンピュータ1がプリンタ2に印刷データを送信する。プリンタコントローラ11はその印刷データをホストI/F21で受信する(S1)。画像処理主制御部23における各処理部(スーパーオプション処理部31、PJL処理部32、PDL処理部33)でデータを解釈し(S2)、各種機能の設定を設定データ管理部26に保存要求する(設定データ管理部26での動作は後述する)(S3)。
そして設定データ管理部26にて設定データ保存処理を行う(S4)。本処理を印刷データが終了するまで(S5でY)、繰り返す。印刷データ終了時には、印刷データを画像作成部22で画像データに展開し(S6)、プロッタ部I/F24経由で画像データを送信し、プロッタ部12が印刷を開始する(S7)。
図4は設定データ管理部における設定データ保存処理を示すフローチャートである。設定データ管理部26は、最優先モードの設定(パネル、スーパーオプション、PJL、PDL)があるかどうかを判断し(S11)、設定がなければ要求されたデータを保存し(S19)処理を終了する。あれば以下の処理を行う。
最優先モード設定された手段(パネル、スーパーオプション、PJL、PDL)と設定保存要求した手段(パネル、スーパーオプション、PJL、PDL)が一致するか判断し(S12)、一致しなければ(設定を保存することなく)処理を終了する。一致すれば、以下の処理を行う。
ユーザIDごとの設定があるかどうか(S13)、およびユーザIDが一致するかどうかを判断し(S14)、ユーザIDごとの設定があり、かつユーザIDが一致しない場合は(設定を保存することなく)処理を終了する。それ以外の場合は以下の処理を行う。
機能ごとの設定があるかどうか(S15)、および機能が一致するか判断し(S16)、機能ごとの設定があり、かつ機能が一致しない場合は(設定を保存することなく)処理を終了する。それ以外の場合は以下の処理を行う。
PDLごとの設定があるかどうか(S17)、およびPDLが一致するか判断し(S18)、PDLごとの設定があり、かつPDLが一致しない場合は(設定を保存することなく)処理を終了する。それ以外の場合は要求されたデータを保存し(S19)処理を終了する。
【0009】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、印刷データ内に同じ設定が含まれていても、必ずパネル設定が有効になるため、PJLやPDLなどのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ修正という作業をすることなく、各種機能の設定が容易に可能である。
請求項2によれば、印刷データ内に同じ設定が含まれていたり、パネルにて同じ設定がなされていても、必ずスーパーオプション設定が有効になるため、PJLやPDLなどのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ修正作業やパネル設定の変更を行うことなく、各種機能の設定が容易に可能である。各種機能をスーパーオプションを使用して実現しているUNIX(登録商標)やDOSユーザに特に有効である。
請求項3によれば、印刷データ内に同じPDL設定が含まれていたり、パネルやスーパーオプションにて同じ設定がなされていても、必ずPJL設定が有効になるため、PDLのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ内のPDLコマンド修正作業やパネルやスーパーオプション設定の変更を行うことなく、各種機能の設定が容易に可能である。PJLはPDLに依存することが少なく、各種機能を設定可能であり、かつ公開性が高いため、PJLを使用し、大規模システムなどを作成することも多いので、この効果は大きい。
請求項4によれば、印刷データ内に同じPJL設定が含まれていたり、パネルやスーパーオプションにて同じ設定がなされていても、必ずPDL設定が有効になるため、PJLのコマンドの知識を有していないと困難である印刷データ内のPJLコマンド修正作業やパネルやスーパーオプション設定の変更を行うことなく、各種機能の設定が容易に可能である。PJLやスーパーオプションは最近の機能であるため、PDLコマンドのみの印刷データを使用しているような昔からプリンタを使用しているようなユーザに特に有効である。
請求項5によれば、ユーザ(ID)ごとに請求項1〜4記載の効果を得ることが可能なので、ネットワーク環境下において、他のユーザに影響を与える(意図しない印刷を強いる)ことなく、画像形成装置を使用することができる。
請求項6によれば、グループごとにモード設定を決めることが可能なので、ユーザが多い場合にモード設定に時間がかかってしまう不具合を防ぐことが可能である。また、個人でPDLを使い分けることにより、最優先するモードを複数持つことも可能である。
請求項7によれば、各種機能ごとに最優先するモードを設定可能なので、最優先モード設定したい機能が限定されている場合、非常に有効である。つまり、このような場合、モード設定したい機能以外も優先度が決まってしまうため、ユーザが意図しない印刷となってしまい、結局、印刷データを変更しなければ無くなる可能性があるが、これを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタにおけるプリンタコントローラの機能ブロック図である。
【図3】データ受信時の動作を示すフローチャートである。
【図4】設定データ管理部における設定データ保存処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 プリンタコントローラ
25 パネル設定制御部
31 スーパーオプション処理部
32 PJL処理部
33 PDL処理部

Claims (7)

  1. 両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、パネル設定制御部による各種機能の設定を最優先するモードを持つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、スーパーオプション処理部による各種機能の設定を最優先するモードを持つことを特徴とする画像形成装置。
  3. 両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、PJL処理部による各種機能の設定を最優先するモードを持つことを特徴とする画像形成装置。
  4. 両面印刷設定、排紙先設定、ソート設定を含む各種機能の設定が可能なパネル設定制御部、スーパーオプション処理部、PJL処理部、PDL処理部を備え、PDL処理部による各種機能の設定を最優先するモードを持つことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4に記載の画像形成装置において、ユーザ固有のユーザIDごとに最優先するモードを設定可能であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4に記載の画像形成装置において、PDLの種類ごとに最優先するモードを設定可能であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし4に記載の画像形成装置において、各種機能ごとに最優先するモードを設定可能であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007076197A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成用プログラム
US8400654B2 (en) 2006-12-12 2013-03-19 Seiko Epson Corporation Print control apparatus, method and recording medium using selective conversion of printer setting data into PJL or PDL

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