JP2004234313A - プリンタサーバ及び端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々なプリンタやプリンタに設けられている機能を簡単な操作で利用可能としたプリンタサーバを提供する。
【解決手段】プリンタサーバ1の通信部11には複数の受信ポートが設けられており、それぞれの受信ポートに印刷データの転送先となるプリンタ、及び、印刷時の条件を設定した印刷条件情報等を対応付けて定義情報13として定義しておくことができる。ユーザが端末装置2から予め定義されている機能を利用した印刷指示を行う際には、受信ポートの選択を行うだけでよい。プリンタサーバ1は、印刷データを受け取った受信ポートに対応するプリンタを選択し、そのプリンタに対して対応する印刷条件で印刷を行わせる。1つの受信ポートに複数のプリンタを対応付けておくこともでき、1つの受信ポートの選択で複数台のプリンタにより並列的に印刷を行わせることもできる。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタサーバ1の通信部11には複数の受信ポートが設けられており、それぞれの受信ポートに印刷データの転送先となるプリンタ、及び、印刷時の条件を設定した印刷条件情報等を対応付けて定義情報13として定義しておくことができる。ユーザが端末装置2から予め定義されている機能を利用した印刷指示を行う際には、受信ポートの選択を行うだけでよい。プリンタサーバ1は、印刷データを受け取った受信ポートに対応するプリンタを選択し、そのプリンタに対して対応する印刷条件で印刷を行わせる。1つの受信ポートに複数のプリンタを対応付けておくこともでき、1つの受信ポートの選択で複数台のプリンタにより並列的に印刷を行わせることもできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタで印刷するための印刷データを取り扱うプリンタサーバ、及び、プリンタに対する印刷指示を行う端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のネットワーク技術の発展とともに、1ないし複数のプリンタをネットワークに接続して利用するシステムが利用されている。また、これらのプリンタを例えば複数のユーザにより共用したり、あるいは複数台のプリンタを一括して管理するため、プリンタサーバによってプリンタを管理することが行われている。
【0003】
一般に端末装置からプリンタに対して印刷指示を行う場合、それぞれのプリンタに対応する送信ポートをユーザが指定し、指定された送信ポートに1対1に対応する装置に対して印刷データを送信している。印刷データの送信先は、プリンタ本体であったり、あるいは上述のようにプリンタサーバが存在している場合にはそのプリンタサーバである。プリンタサーバが複数のプリンタを管理している場合、端末装置からはプリンタサーバに対応する1つの送信ポートを用いて印刷データの転送を行っている。
【0004】
プリンタの高機能化とともに、多くの印刷機能が利用可能となっている。ユーザがこれらの印刷機能を利用する場合には、送信指示を行う際にプリンタの選択を行うとともに、例えばプロパティシートなどにおいて利用する機能設定を行った上で印刷指示を行う必要がある。また、例えば特許文献1に記載されているように、ファクシミリ送信と印刷出力を同時に指示することによって、1回の指示で両者の機能を実行する通信端末装置もある。
【0005】
従来は、このような機能の設定は当該機能を利用するたびに行わなければならず、不便であった。プリンタサーバが設けられている場合も同様であり、機能の設定の他に、さらに利用するプリンタを選択する場合もあり、設定は煩雑であった。
【0006】
利便性を向上させるため、直前の設定を保存するものもある。しかし、常に同じ設定で印刷を行っているユーザ以外は直前の設定を利用するとは限らず、やはりいちいち機能の設定を行わなければならなかった。特に高機能化とともに設定項目は増加しており、多くの設定を毎回行うことはユーザにとって繁雑な作業となっている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−143454号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、様々なプリンタやプリンタに設けられている機能を簡単な操作で利用可能としたプリンタサーバ及び端末装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プリンタサーバにおいて、印刷データを受信するための受信ポートを複数有する通信手段と、前記受信ポートと前記印刷データの転送先となるプリンタ及び印刷条件情報を対応付けた定義情報を保持する定義情報保持手段と、前記定義情報に基づいて印刷データを受信した前記受信ポートに対応する印刷条件情報に従って対応するプリンタへ出力する制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、ユーザはプリンタサーバに対して受信ポートを指定するだけで、対応付けられている印刷条件情報に定義された印刷条件を利用した印刷を行わせることができる。
【0010】
なお、1つの受信ポートには複数のプリンタを定義可能であり、これによって複数のプリンタへの指示を1つの受信ポートの選択のみで行うことができる。また、複数のプリンタを並行して動作させて印刷させることも可能である。
【0011】
また、受信した印刷データを受信ポートに対応するプリンタに出力する際には、そのプリンタに最適な印刷データに変換して転送するように構成することができる。これによって、ユーザが利用している端末装置で機能毎の処理を行わなくても、プリンタサーバにおいて変換処理を行うことで、端末装置における処理負荷を軽減することができる。また、例えばユーザ側の端末装置に搭載されているプリンタドライバが出力対象のプリンタと異なっていても、出力先のプリンタに最適な印刷データをプリンタに転送し、印刷を行わせることができる。さらに、新たにプリンタを追加するなど、システム構成が変化した場合であってもプリンタドライバを変更する必要はなく、また、プリンタドライバの共用も可能である。
【0012】
さらに、それぞれの受信ポートについて、その受信ポートを利用可能なユーザ情報を定義しておき、印刷データを受信した受信ポートに対応付けられているユーザ情報に基づいてユーザの認証を行うように構成することもできる。
【0013】
また本発明は、端末装置において、印刷データを送信するための送信ポートが複数設けられた通信手段と、前記送信ポートと前記印刷データを印刷するプリンタ及び印刷条件情報を対応付けた定義情報を保持する定義情報保持手段と、前記定義情報に基づいて指定された送信ポートに対応する印刷条件情報に従って対応するプリンタへの印刷データを送信する制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、送信ポートを単なるプリンタの選択だけで利用するにとどまらず、印刷条件情報に定義された印刷条件での印刷を送信ポートの選択によって行うことが可能となる。従って、ユーザの機能設定の手間を軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例を示すブロック図である。図中、1はプリンタサーバ、2は端末装置、3〜5はプリンタ、11は通信部、12は定義情報保持部、13は定義情報、14は制御部である。図1に示す印刷システムの例では、LANなどのネットワークによってプリンタサーバ1,端末装置2,プリンタ3〜5が通信可能に接続されている。もちろんネットワークに接続される機器は図1に示すものに限られるものではなく、任意の構成のシステムであって良い。
【0015】
プリンタサーバ1はプリンタ3〜5などを管理しており、端末装置2など、外部から受け取った印刷データをプリンタ3〜5に転送して印刷させる制御を行う。プリンタサーバ1は、通信部11,定義情報保持部12,制御部14などを含んで構成されている。
【0016】
通信部11は、ネットワークを通じて種々の装置との通信を行う。特に通信部11には、ポート1〜nとして図示したように複数の受信ポートを有している。プリンタ3〜5で印刷する印刷データを受け取る際には、例えば端末装置2で指定されたいずれかの受信ポートで受信する。
【0017】
定義情報保持部12は、定義情報13を保持している。定義情報13は、通信部11に設けられているそれぞれの受信ポートと、印刷データの転送先となるプリンタ、及び、印刷時の条件を設定した印刷条件情報を対応付けたテーブルである。定義情報13には、そのほかにも利用可能なユーザに関する情報など、様々な情報を定義しておくこともできる。具体例については後述する。
【0018】
制御部14は、通信部11で印刷データを受信すると、受信時に使用された受信ポートに対応する印刷条件情報に登録された印刷条件に従って、同じく当該受信ポートに対応するプリンタに対して印刷データを送って印刷させる。このとき、必要に応じて当該プリンタにおいて最適な印刷データに変換する。例えば印刷条件情報として登録されている印刷条件により印刷がなされるように印刷データを変換したり、あるいは、受信した印刷データのままでは対応するプリンタで印刷できない場合にデータ形式の変換等を行うことができる。なお、定義情報13中に各受信ポートを利用可能なユーザが設定されている場合、印刷データ受信時にユーザの認証を行うように構成することもできる。
【0019】
図2は、定義情報の一例の説明図である。上述のように、定義情報13は予め定義情報保持部12に保持されている。図2に示した例では、定義情報13はそれぞれの受信ポートに対して、ポート名、優先度、プリンタ、印刷条件、利用可能ユーザなどの情報を対応付けている。ポート名は、それぞれの受信ポートを特定するものである。ここではこのポート名によってそれぞれの受信ポートを識別している。優先度の情報はプリンタサーバがジョブ制御を行う場合に利用する情報である。この優先度の情報を設けずに構成しても良い。
【0020】
プリンタの欄には、当該受信ポートに対応するプリンタが登録されており、そのプリンタに対して受信した印刷データを転送して印刷を行わせる。例えばポート1はプリンタ3と対応付けられており、ポート1で受信した印刷データはプリンタ3に転送して印刷を行わせる。また、例えばポート6のように、複数のプリンタを登録することも可能である。複数のプリンタが登録されている場合、それぞれのプリンタに対して印刷データを転送する。これによって、複数台のプリンタで並行して印刷を行わせることができる。
【0021】
なお、ポート4に示すように、「自動」としておいてプリンタサーバが自動的にプリンタを選択するように構成することもできる。この場合、印刷データの印刷条件に従い、その印刷条件で印刷可能なプリンタを選択する必要がある。図3は、プリンタの能力テーブルである。図3に示すようなそれぞれのプリンタの記録能力をテーブルとして例えば定義情報保持部12に保持させておく。図3に示す例では、プリンタの能力情報として、データ形式(PDL)、解像度、カラー印刷の可否、利用可能な記録紙のサイズ、変倍率の範囲、両面印刷の可否、排出トレイなどの情報を有している。もちろん、様々な記録能力に関する情報を登録しておくことができる。このようなプリンタの能力情報を用いて、指定された印刷条件に適合するプリンタを選択すればよい。
【0022】
図2に戻り、印刷条件は、当該受信ポートで受信した印刷データに対して自動的に適用する印刷条件を示している。例えばポート5では、2部印刷し、2ページ分の画像を1ページに収め、両面での印刷を行うという印刷条件が設定されている。この印刷条件は、ユーザが設定を行わなくても、当該受信ポートに対して印刷データを送るだけで適用される。なお、指定されている以外の印刷条件や空欄の部分については、デフォルトあるいはユーザによる印刷条件の指定を用いて印刷を行う。また、ポート3の例のように、ユーザが選択可能な印刷条件を設定することも可能である。
【0023】
利用可能ユーザの欄には、当該受信ポートを利用した印刷指示を許可するユーザが登録されており、この欄に登録されているユーザから当該受信ポートで印刷データを受信した時のみ、印刷データを対応するプリンタに転送して印刷を行わせる。例えばポート1では、「user1」と「user2」の2人のユーザのみが利用可能である。また、ポート3のように「制限なし」の場合には、その受信ポートは誰でも利用することができる。なお、この利用可能ユーザの設定が設けられており、「制限なし」以外の設定の場合には、制御部14はユーザの認証を行うことになる。認証は、この例では印刷データと共にユーザに関する情報を受け取り、登録されているユーザとの比較を行えばよい。もちろん、パスワードなど、さらに複雑な認証処理を行ってもよい。また、ユーザ認証を行わない場合には、この利用可能ユーザの欄は不要である。
【0024】
図4は、本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例における動作の一例の説明図である。ここではプリンタサーバ1の通信部11には7つの受信ポートが設けられているものとし、図2に示したような定義情報13が定義情報保持部12に保持されているものとする。
【0025】
端末装置2から印刷出力を指示する際には、例えばアプリケーションから印刷の指示入力を行う。印刷の指示入力が行われると、アプリケーションは例えば印刷設定のためのウィンドウを開き、各種の設定を可能とする。図5は、印刷設定ウィンドウの一例の説明図である。印刷設定ウィンドウでは、一般に、使用するプリンタを選択する入力項目が存在する。このプリンタの選択時に、プリンタサーバ1に設けられている受信ポートを選択することができる。図5においては、利用可能なプリンタの一覧表示を行わせた状態を示している。この一覧表示された各項目は、図2に示したプリンタサーバ1に設けられたそれぞれの受信ポートを示しており、ここではそれぞれの受信ポートの機能を名称として使用し、登録している。ユーザは、これらのいずれかを選択して印刷実行の指示を行えばよい。なお、詳細な機能設定などについては、例えばプリンタの選択と同じ画面においていくつかの機能設定が可能であるし、さらには、「プロパティ」ボタンを操作することによって詳細な機能設定が可能である。
【0026】
例えばユーザが「プリンタ3(スルー)」を選択して印刷実行の指示を行ったとする。すると、端末装置2のプリンタドライバを通じて、図4に示すプリンタサーバ1の「ポート1」の受信ポートに印刷データが転送される。プリンタサーバ1の制御部14は、通信部11のポート1の受信ポートから印刷データを受け取ると、定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート1に対応付けられている各種の情報を取得する。利用可能ユーザが「user1」、「user2」であるので、端末装置2のユーザがこれらのユーザであることを認証する。「ポート1」では印刷条件が設定されていないので、プリンタサーバ1は他の印刷依頼との間の印刷制御を行った後、印刷データをプリンタ3に転送して、プリンタ3に印刷させる。なお、この場合の印刷機能の設定は、端末装置2においてユーザが設定したままとなる。例えば受信ポートに対応付けられている印刷条件以外の印刷条件で印刷する場合などに利用することができる。
【0027】
ユーザが「プリンタ4(スルー)」や「プリンタ5(スルー)」を選択して印刷実行の指示を行った場合も同様であり、利用可能ユーザが異なるだけである。ユーザが「プリンタ4(スルー)」を選択した場合には「ポート2」の受信ポートが用いられ、「group1」に属するユーザのみが利用可能である。またユーザが「プリンタ5(スルー)」を選択した場合は「ポート3」の受信ポートが用いられる。この受信ポートは誰でも利用可能である。いずれの場合も、ユーザが設定した印刷条件でそのままプリンタ4またはプリンタ5において印刷される。なお、「ポート3」については印刷条件として機能1及び機能2が定義されている。これは、ユーザが「ポート3」を選択した時に、同時に機能の選択が可能なことを示している。図2に示す例では、機能1が選択されれば上綴じの両面印刷を行うように印刷条件が設定され、機能2が選択されれば5部の小冊子印刷を行うように印刷条件が設定される。このように、ユーザが選択可能な印刷条件を設定することもできる。この場合でも、ユーザは印刷条件の手間を軽減することが可能である
【0028】
ユーザが「自動選択」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート4」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート4に対応付けられている各種の情報を取得する。まず利用可能ユーザの情報に従ってユーザが「user1」であることを認証する。「ポート4」はプリンタを自動的に選択する設定となっているので、印刷データの設定を参照するとともに、図3に示したプリンタの能力テーブルを参照し、印刷設定に適合するプリンタを選択する。例えばカラー印刷、両面印刷が設定されていれば、両者の機能を有しているプリンタはプリンタ3であるので、プリンタ3を選択することになる。なお、印刷条件が設定されている場合には、その印刷条件にも適合するプリンタを選択することになる。そして、選択したプリンタに印刷データを転送し、印刷させる。この機能を利用すれば、ユーザはそれぞれのプリンタの機能を知らなくてもよく、設定された印刷条件によって印刷が可能なプリンタが自動的に選択され、印刷を行うことができる。
【0029】
ユーザが「プリンタ3(2部,2in1,両面)」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート5」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート5に対応付けられている各種の情報を取得する。まず利用可能ユーザの情報に従ってユーザが「user3」であることを認証する。「ポート5」には、印刷条件として「部数=2、2in1、両面」の各機能が設定されているので、ユーザによる設定がなくてもこれらの印刷条件を設定する。また「ポート5」にはプリンタ3が対応付けられており、プリンタ3を選択して印刷データを転送し、設定されている印刷条件により印刷を行わせる。この例のように、印刷条件としては、部数指定のほか、集約印刷や両面印刷などの特殊印刷機能など、種々の機能を利用する条件を設定しておくことが可能である。
【0030】
ユーザが「プリンタ3,4(5部並列)」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート6」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート4に対応付けられている各種の情報を取得する。まず利用可能ユーザの情報に従ってユーザが「user2」であることを認証する。「ポート6」には、プリンタとしてプリンタ3とプリンタ4が対応付けられている。従ってプリンタ3とプリンタ4の両方に印刷データを転送し、両方のプリンタを用いて並列的に印刷を行うように制御する。さらに、プリンタ3には印刷条件として「部数=2」、プリンタ4には印刷条件として「部数=3」がそれぞれ対応付けられており、両方のプリンタで合計5部の印刷を行うことができる。なお、優先度が「高」となっているので、他の印刷依頼に優先して、この印刷依頼を実行する。この例のように、1つの受信ポートに複数のプリンタを設定しておくことが可能であり、これによって複数のプリンタを用いて並列的に印刷出力させることが可能である。
【0031】
なお、利用する複数台のプリンタのそれぞれで、印刷データのデータ形式が異なる場合がある。例えばこの例では、図3に示したプリンタの能力テーブルから、プリンタ3はPostScript(登録商標)形式の印刷データを受け付け、プリンタ4はcustom形式の印刷データを受け付けることが分かる。このような場合には、受信した印刷データのデータ形式に応じて変換処理を行い、それぞれのプリンタに最適なデータ形式の印刷データを転送するように構成すればよい。
【0032】
ユーザが「プリンタ5(70%縮小)」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート7」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート7に対応付けられている各種の情報を取得する。「ポート7」には、印刷条件として「倍率=70%、PS→GDI」が設定されている。従って印刷時に70%の縮小が行われるように設定するとともに、印刷データのデータ形式をPostScript(登録商標)形式からGDI形式に変換する。なお、縮小の指定についても、プリンタサーバ1において印刷データの変換処理が必要であれば、縮小処理をプリンタサーバ1において行う。「ポート7」にはプリンタ5が対応付けられているので、プリンタ5を選択して変換処理後の印刷データを転送し、印刷を行わせる。このように、端末装置2から送られてくる印刷データのデータ形式とプリンタが受け取るデータ形式が異なっていたり、あるいは印刷データに対して加工が必要な場合でも、プリンタサーバ1において変換処理を行うことによって対応することができる。なお、この「ポート7」の優先度は「中」であるので、「ポート6」よりは優先度が低くなるが、優先度が「低」の印刷依頼よりも優先して、この「ポート7」に対する印刷依頼を実行する。
【0033】
上述のように、ユーザが端末装置2においてプリンタサーバ1の受信ポートを選択するだけで、例えば「ポート5」〜「ポート7」の場合のように予め設定されている印刷条件による印刷を行わせることができる。従って、ユーザは煩雑な印刷条件の設定を行うことなく、設定されている印刷条件による印刷出力を行わせることができる。
【0034】
また、例えば印刷条件によって印刷データに対して加工が必要であったり、あるいはデータ形式の変換処理が必要な場合でも、プリンタサーバ1において変換処理を行うことによって、ユーザはこのような違いを気にすることなく、印刷を行わせることができる。また、このようなプリンタサーバ1の変換機能を利用することによって、例えば端末装置2に搭載されているデバイスドライバが、利用するプリンタに適合するものでない場合でも、印刷を行わせることが可能になり、任意のデバイスドライバが利用可能となる。さらに、例えばプリンタが追加されたり、リプレースされた場合でも、定義情報13を変更するだけで、端末装置2のデバイスドライバを変更することなく新たなプリンタを利用することが可能である。
【0035】
上述の説明では、図2に示した定義情報13が定義情報保持部12に保持されている場合について説明した。しかしこれに限らず、本発明では、定義情報13としてどのような定義を行うかによって、任意のプリンタを選択し、また選択したプリンタの能力の範囲内で任意の印刷条件を設定することが可能である。
【0036】
図6は、本発明の端末装置の実施の一形態を含む印刷システムの別の例を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。21は通信部、22は定義情報保持部、23は定義情報、24は制御部である。この例では、印刷システム内にプリンタサーバ1を設けておらず、上述のような定義情報に従ってプリンタ及び印刷条件を選択可能とする機能を、端末装置2に設けた例を示している。
【0037】
端末装置2はユーザが利用するコンピュータなどで構成されており、ネットワークを通じて他のネットワーク機器と通信可能に接続されている。端末装置2は通信部21,定義情報保持部22,制御部24などを含んで構成されている。通信部21は、ネットワークを通じて種々の装置との通信を行うインタフェースやデバイスドライバ等を含むものである。通信部21には、ポート1〜nとして図示したように複数の送信ポートを有している。この送信ポートに対応付けられているプリンタ3〜5に対して印刷データの送信を行う。定義情報保持部22は、端末装置2内の記憶手段の一部として構成され、定義情報23を保持している。定義情報23は、上述の実施の形態と同様であり、送信ポートに対応付けてプリンタや印刷条件などが定義されている。例えば上述の図2と同様の構成でよい。制御部24は、端末装置2内のCPUなどで構成され、上述の実施の形態における制御部14と同様の機能を有している。
【0038】
動作についてもほぼ上述の実施の形態と同様であり、ユーザは例えば図5に示したようなアプリケーションプログラムの印刷ウィンドウなどから送信ポートを指定する。上述のように定義情報23によって、送信ポートにはプリンタ及び印刷条件などが対応付けられているので、選択された送信ポートに対応付けられているプリンタに対して、同じく対応付けられている印刷条件による印刷を依頼すればよい。ユーザは詳細な機能の設定を行わなくても、送信ポートの選択によって様々な機能を利用することが可能である。また、1つの送信ポートに複数のプリンタを対応付けておくことができ、複数のプリンタを利用した印刷出力も、そのような設定が行われている送信ポートを指定した1回の印刷指示だけで行うことができる。さらに、それぞれのプリンタによるデータ形式の違いに起因する変換処理や印刷条件に従った変換処理などは、実際にプリンタに印刷データを送信する際に行えばよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のプリンタサーバによれば、複数の受信ポートを有し、それぞれの受信ポートに対してプリンタや印刷条件等を対応付けて定義しておくことができる。これによって、プリンタサーバを利用するユーザは、受信ポートを選択するだけで様々な印刷機能を利用可能であり、煩雑な印刷条件の設定操作を不要にすることができる。また、1つの受信ポートに複数のプリンタを対応付けておくことができ、これによって例えば複数のプリンタを並行して動作させた印刷出力などが可能となる。この場合も、ユーザは1つの受信ポートの選択で良く、それぞれのプリンタに対する印刷指示を行う必要がない。さらに、変換機能を有することによって、任意のプリンタドライバを使用して任意のプリンタに印刷出力させることが可能となるとともに、プリンタの増設やリプレースなどにも容易に対応することが可能であるという効果がある。
【0040】
同様の機能を端末装置にも搭載することができ、送信ポートにプリンタや印刷条件などを対応付けて定義しておくことによって、送信ポートの選択により種々の機能設定を省略することができる。また、複数のプリンタを対応付けておくことによって、1回の送信指示によって複数のプリンタから並行して印刷出力させることも可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例を示すブロック図である。
【図2】定義情報の一例の説明図である。
【図3】プリンタの能力テーブルである。
【図4】本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例における動作の一例の説明図である。
【図5】印刷設定ウィンドウの一例の説明図である。
【図6】本発明の端末装置の実施の一形態を含む印刷システムの別の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…プリンタサーバ、2…端末装置、3〜5…プリンタ、11…通信部、12…定義情報保持部、13…定義情報、14…制御部、21…通信部、22…定義情報保持部、23…定義情報、24…制御部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタで印刷するための印刷データを取り扱うプリンタサーバ、及び、プリンタに対する印刷指示を行う端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のネットワーク技術の発展とともに、1ないし複数のプリンタをネットワークに接続して利用するシステムが利用されている。また、これらのプリンタを例えば複数のユーザにより共用したり、あるいは複数台のプリンタを一括して管理するため、プリンタサーバによってプリンタを管理することが行われている。
【0003】
一般に端末装置からプリンタに対して印刷指示を行う場合、それぞれのプリンタに対応する送信ポートをユーザが指定し、指定された送信ポートに1対1に対応する装置に対して印刷データを送信している。印刷データの送信先は、プリンタ本体であったり、あるいは上述のようにプリンタサーバが存在している場合にはそのプリンタサーバである。プリンタサーバが複数のプリンタを管理している場合、端末装置からはプリンタサーバに対応する1つの送信ポートを用いて印刷データの転送を行っている。
【0004】
プリンタの高機能化とともに、多くの印刷機能が利用可能となっている。ユーザがこれらの印刷機能を利用する場合には、送信指示を行う際にプリンタの選択を行うとともに、例えばプロパティシートなどにおいて利用する機能設定を行った上で印刷指示を行う必要がある。また、例えば特許文献1に記載されているように、ファクシミリ送信と印刷出力を同時に指示することによって、1回の指示で両者の機能を実行する通信端末装置もある。
【0005】
従来は、このような機能の設定は当該機能を利用するたびに行わなければならず、不便であった。プリンタサーバが設けられている場合も同様であり、機能の設定の他に、さらに利用するプリンタを選択する場合もあり、設定は煩雑であった。
【0006】
利便性を向上させるため、直前の設定を保存するものもある。しかし、常に同じ設定で印刷を行っているユーザ以外は直前の設定を利用するとは限らず、やはりいちいち機能の設定を行わなければならなかった。特に高機能化とともに設定項目は増加しており、多くの設定を毎回行うことはユーザにとって繁雑な作業となっている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−143454号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、様々なプリンタやプリンタに設けられている機能を簡単な操作で利用可能としたプリンタサーバ及び端末装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プリンタサーバにおいて、印刷データを受信するための受信ポートを複数有する通信手段と、前記受信ポートと前記印刷データの転送先となるプリンタ及び印刷条件情報を対応付けた定義情報を保持する定義情報保持手段と、前記定義情報に基づいて印刷データを受信した前記受信ポートに対応する印刷条件情報に従って対応するプリンタへ出力する制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、ユーザはプリンタサーバに対して受信ポートを指定するだけで、対応付けられている印刷条件情報に定義された印刷条件を利用した印刷を行わせることができる。
【0010】
なお、1つの受信ポートには複数のプリンタを定義可能であり、これによって複数のプリンタへの指示を1つの受信ポートの選択のみで行うことができる。また、複数のプリンタを並行して動作させて印刷させることも可能である。
【0011】
また、受信した印刷データを受信ポートに対応するプリンタに出力する際には、そのプリンタに最適な印刷データに変換して転送するように構成することができる。これによって、ユーザが利用している端末装置で機能毎の処理を行わなくても、プリンタサーバにおいて変換処理を行うことで、端末装置における処理負荷を軽減することができる。また、例えばユーザ側の端末装置に搭載されているプリンタドライバが出力対象のプリンタと異なっていても、出力先のプリンタに最適な印刷データをプリンタに転送し、印刷を行わせることができる。さらに、新たにプリンタを追加するなど、システム構成が変化した場合であってもプリンタドライバを変更する必要はなく、また、プリンタドライバの共用も可能である。
【0012】
さらに、それぞれの受信ポートについて、その受信ポートを利用可能なユーザ情報を定義しておき、印刷データを受信した受信ポートに対応付けられているユーザ情報に基づいてユーザの認証を行うように構成することもできる。
【0013】
また本発明は、端末装置において、印刷データを送信するための送信ポートが複数設けられた通信手段と、前記送信ポートと前記印刷データを印刷するプリンタ及び印刷条件情報を対応付けた定義情報を保持する定義情報保持手段と、前記定義情報に基づいて指定された送信ポートに対応する印刷条件情報に従って対応するプリンタへの印刷データを送信する制御手段を有することを特徴とするものである。これによって、送信ポートを単なるプリンタの選択だけで利用するにとどまらず、印刷条件情報に定義された印刷条件での印刷を送信ポートの選択によって行うことが可能となる。従って、ユーザの機能設定の手間を軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例を示すブロック図である。図中、1はプリンタサーバ、2は端末装置、3〜5はプリンタ、11は通信部、12は定義情報保持部、13は定義情報、14は制御部である。図1に示す印刷システムの例では、LANなどのネットワークによってプリンタサーバ1,端末装置2,プリンタ3〜5が通信可能に接続されている。もちろんネットワークに接続される機器は図1に示すものに限られるものではなく、任意の構成のシステムであって良い。
【0015】
プリンタサーバ1はプリンタ3〜5などを管理しており、端末装置2など、外部から受け取った印刷データをプリンタ3〜5に転送して印刷させる制御を行う。プリンタサーバ1は、通信部11,定義情報保持部12,制御部14などを含んで構成されている。
【0016】
通信部11は、ネットワークを通じて種々の装置との通信を行う。特に通信部11には、ポート1〜nとして図示したように複数の受信ポートを有している。プリンタ3〜5で印刷する印刷データを受け取る際には、例えば端末装置2で指定されたいずれかの受信ポートで受信する。
【0017】
定義情報保持部12は、定義情報13を保持している。定義情報13は、通信部11に設けられているそれぞれの受信ポートと、印刷データの転送先となるプリンタ、及び、印刷時の条件を設定した印刷条件情報を対応付けたテーブルである。定義情報13には、そのほかにも利用可能なユーザに関する情報など、様々な情報を定義しておくこともできる。具体例については後述する。
【0018】
制御部14は、通信部11で印刷データを受信すると、受信時に使用された受信ポートに対応する印刷条件情報に登録された印刷条件に従って、同じく当該受信ポートに対応するプリンタに対して印刷データを送って印刷させる。このとき、必要に応じて当該プリンタにおいて最適な印刷データに変換する。例えば印刷条件情報として登録されている印刷条件により印刷がなされるように印刷データを変換したり、あるいは、受信した印刷データのままでは対応するプリンタで印刷できない場合にデータ形式の変換等を行うことができる。なお、定義情報13中に各受信ポートを利用可能なユーザが設定されている場合、印刷データ受信時にユーザの認証を行うように構成することもできる。
【0019】
図2は、定義情報の一例の説明図である。上述のように、定義情報13は予め定義情報保持部12に保持されている。図2に示した例では、定義情報13はそれぞれの受信ポートに対して、ポート名、優先度、プリンタ、印刷条件、利用可能ユーザなどの情報を対応付けている。ポート名は、それぞれの受信ポートを特定するものである。ここではこのポート名によってそれぞれの受信ポートを識別している。優先度の情報はプリンタサーバがジョブ制御を行う場合に利用する情報である。この優先度の情報を設けずに構成しても良い。
【0020】
プリンタの欄には、当該受信ポートに対応するプリンタが登録されており、そのプリンタに対して受信した印刷データを転送して印刷を行わせる。例えばポート1はプリンタ3と対応付けられており、ポート1で受信した印刷データはプリンタ3に転送して印刷を行わせる。また、例えばポート6のように、複数のプリンタを登録することも可能である。複数のプリンタが登録されている場合、それぞれのプリンタに対して印刷データを転送する。これによって、複数台のプリンタで並行して印刷を行わせることができる。
【0021】
なお、ポート4に示すように、「自動」としておいてプリンタサーバが自動的にプリンタを選択するように構成することもできる。この場合、印刷データの印刷条件に従い、その印刷条件で印刷可能なプリンタを選択する必要がある。図3は、プリンタの能力テーブルである。図3に示すようなそれぞれのプリンタの記録能力をテーブルとして例えば定義情報保持部12に保持させておく。図3に示す例では、プリンタの能力情報として、データ形式(PDL)、解像度、カラー印刷の可否、利用可能な記録紙のサイズ、変倍率の範囲、両面印刷の可否、排出トレイなどの情報を有している。もちろん、様々な記録能力に関する情報を登録しておくことができる。このようなプリンタの能力情報を用いて、指定された印刷条件に適合するプリンタを選択すればよい。
【0022】
図2に戻り、印刷条件は、当該受信ポートで受信した印刷データに対して自動的に適用する印刷条件を示している。例えばポート5では、2部印刷し、2ページ分の画像を1ページに収め、両面での印刷を行うという印刷条件が設定されている。この印刷条件は、ユーザが設定を行わなくても、当該受信ポートに対して印刷データを送るだけで適用される。なお、指定されている以外の印刷条件や空欄の部分については、デフォルトあるいはユーザによる印刷条件の指定を用いて印刷を行う。また、ポート3の例のように、ユーザが選択可能な印刷条件を設定することも可能である。
【0023】
利用可能ユーザの欄には、当該受信ポートを利用した印刷指示を許可するユーザが登録されており、この欄に登録されているユーザから当該受信ポートで印刷データを受信した時のみ、印刷データを対応するプリンタに転送して印刷を行わせる。例えばポート1では、「user1」と「user2」の2人のユーザのみが利用可能である。また、ポート3のように「制限なし」の場合には、その受信ポートは誰でも利用することができる。なお、この利用可能ユーザの設定が設けられており、「制限なし」以外の設定の場合には、制御部14はユーザの認証を行うことになる。認証は、この例では印刷データと共にユーザに関する情報を受け取り、登録されているユーザとの比較を行えばよい。もちろん、パスワードなど、さらに複雑な認証処理を行ってもよい。また、ユーザ認証を行わない場合には、この利用可能ユーザの欄は不要である。
【0024】
図4は、本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例における動作の一例の説明図である。ここではプリンタサーバ1の通信部11には7つの受信ポートが設けられているものとし、図2に示したような定義情報13が定義情報保持部12に保持されているものとする。
【0025】
端末装置2から印刷出力を指示する際には、例えばアプリケーションから印刷の指示入力を行う。印刷の指示入力が行われると、アプリケーションは例えば印刷設定のためのウィンドウを開き、各種の設定を可能とする。図5は、印刷設定ウィンドウの一例の説明図である。印刷設定ウィンドウでは、一般に、使用するプリンタを選択する入力項目が存在する。このプリンタの選択時に、プリンタサーバ1に設けられている受信ポートを選択することができる。図5においては、利用可能なプリンタの一覧表示を行わせた状態を示している。この一覧表示された各項目は、図2に示したプリンタサーバ1に設けられたそれぞれの受信ポートを示しており、ここではそれぞれの受信ポートの機能を名称として使用し、登録している。ユーザは、これらのいずれかを選択して印刷実行の指示を行えばよい。なお、詳細な機能設定などについては、例えばプリンタの選択と同じ画面においていくつかの機能設定が可能であるし、さらには、「プロパティ」ボタンを操作することによって詳細な機能設定が可能である。
【0026】
例えばユーザが「プリンタ3(スルー)」を選択して印刷実行の指示を行ったとする。すると、端末装置2のプリンタドライバを通じて、図4に示すプリンタサーバ1の「ポート1」の受信ポートに印刷データが転送される。プリンタサーバ1の制御部14は、通信部11のポート1の受信ポートから印刷データを受け取ると、定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート1に対応付けられている各種の情報を取得する。利用可能ユーザが「user1」、「user2」であるので、端末装置2のユーザがこれらのユーザであることを認証する。「ポート1」では印刷条件が設定されていないので、プリンタサーバ1は他の印刷依頼との間の印刷制御を行った後、印刷データをプリンタ3に転送して、プリンタ3に印刷させる。なお、この場合の印刷機能の設定は、端末装置2においてユーザが設定したままとなる。例えば受信ポートに対応付けられている印刷条件以外の印刷条件で印刷する場合などに利用することができる。
【0027】
ユーザが「プリンタ4(スルー)」や「プリンタ5(スルー)」を選択して印刷実行の指示を行った場合も同様であり、利用可能ユーザが異なるだけである。ユーザが「プリンタ4(スルー)」を選択した場合には「ポート2」の受信ポートが用いられ、「group1」に属するユーザのみが利用可能である。またユーザが「プリンタ5(スルー)」を選択した場合は「ポート3」の受信ポートが用いられる。この受信ポートは誰でも利用可能である。いずれの場合も、ユーザが設定した印刷条件でそのままプリンタ4またはプリンタ5において印刷される。なお、「ポート3」については印刷条件として機能1及び機能2が定義されている。これは、ユーザが「ポート3」を選択した時に、同時に機能の選択が可能なことを示している。図2に示す例では、機能1が選択されれば上綴じの両面印刷を行うように印刷条件が設定され、機能2が選択されれば5部の小冊子印刷を行うように印刷条件が設定される。このように、ユーザが選択可能な印刷条件を設定することもできる。この場合でも、ユーザは印刷条件の手間を軽減することが可能である
【0028】
ユーザが「自動選択」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート4」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート4に対応付けられている各種の情報を取得する。まず利用可能ユーザの情報に従ってユーザが「user1」であることを認証する。「ポート4」はプリンタを自動的に選択する設定となっているので、印刷データの設定を参照するとともに、図3に示したプリンタの能力テーブルを参照し、印刷設定に適合するプリンタを選択する。例えばカラー印刷、両面印刷が設定されていれば、両者の機能を有しているプリンタはプリンタ3であるので、プリンタ3を選択することになる。なお、印刷条件が設定されている場合には、その印刷条件にも適合するプリンタを選択することになる。そして、選択したプリンタに印刷データを転送し、印刷させる。この機能を利用すれば、ユーザはそれぞれのプリンタの機能を知らなくてもよく、設定された印刷条件によって印刷が可能なプリンタが自動的に選択され、印刷を行うことができる。
【0029】
ユーザが「プリンタ3(2部,2in1,両面)」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート5」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート5に対応付けられている各種の情報を取得する。まず利用可能ユーザの情報に従ってユーザが「user3」であることを認証する。「ポート5」には、印刷条件として「部数=2、2in1、両面」の各機能が設定されているので、ユーザによる設定がなくてもこれらの印刷条件を設定する。また「ポート5」にはプリンタ3が対応付けられており、プリンタ3を選択して印刷データを転送し、設定されている印刷条件により印刷を行わせる。この例のように、印刷条件としては、部数指定のほか、集約印刷や両面印刷などの特殊印刷機能など、種々の機能を利用する条件を設定しておくことが可能である。
【0030】
ユーザが「プリンタ3,4(5部並列)」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート6」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート4に対応付けられている各種の情報を取得する。まず利用可能ユーザの情報に従ってユーザが「user2」であることを認証する。「ポート6」には、プリンタとしてプリンタ3とプリンタ4が対応付けられている。従ってプリンタ3とプリンタ4の両方に印刷データを転送し、両方のプリンタを用いて並列的に印刷を行うように制御する。さらに、プリンタ3には印刷条件として「部数=2」、プリンタ4には印刷条件として「部数=3」がそれぞれ対応付けられており、両方のプリンタで合計5部の印刷を行うことができる。なお、優先度が「高」となっているので、他の印刷依頼に優先して、この印刷依頼を実行する。この例のように、1つの受信ポートに複数のプリンタを設定しておくことが可能であり、これによって複数のプリンタを用いて並列的に印刷出力させることが可能である。
【0031】
なお、利用する複数台のプリンタのそれぞれで、印刷データのデータ形式が異なる場合がある。例えばこの例では、図3に示したプリンタの能力テーブルから、プリンタ3はPostScript(登録商標)形式の印刷データを受け付け、プリンタ4はcustom形式の印刷データを受け付けることが分かる。このような場合には、受信した印刷データのデータ形式に応じて変換処理を行い、それぞれのプリンタに最適なデータ形式の印刷データを転送するように構成すればよい。
【0032】
ユーザが「プリンタ5(70%縮小)」を選択して印刷実行の指示を行った場合には、プリンタサーバ1の「ポート7」の受信ポートに印刷データが転送される。定義情報保持部12に保持されている定義情報13を参照し、ポート7に対応付けられている各種の情報を取得する。「ポート7」には、印刷条件として「倍率=70%、PS→GDI」が設定されている。従って印刷時に70%の縮小が行われるように設定するとともに、印刷データのデータ形式をPostScript(登録商標)形式からGDI形式に変換する。なお、縮小の指定についても、プリンタサーバ1において印刷データの変換処理が必要であれば、縮小処理をプリンタサーバ1において行う。「ポート7」にはプリンタ5が対応付けられているので、プリンタ5を選択して変換処理後の印刷データを転送し、印刷を行わせる。このように、端末装置2から送られてくる印刷データのデータ形式とプリンタが受け取るデータ形式が異なっていたり、あるいは印刷データに対して加工が必要な場合でも、プリンタサーバ1において変換処理を行うことによって対応することができる。なお、この「ポート7」の優先度は「中」であるので、「ポート6」よりは優先度が低くなるが、優先度が「低」の印刷依頼よりも優先して、この「ポート7」に対する印刷依頼を実行する。
【0033】
上述のように、ユーザが端末装置2においてプリンタサーバ1の受信ポートを選択するだけで、例えば「ポート5」〜「ポート7」の場合のように予め設定されている印刷条件による印刷を行わせることができる。従って、ユーザは煩雑な印刷条件の設定を行うことなく、設定されている印刷条件による印刷出力を行わせることができる。
【0034】
また、例えば印刷条件によって印刷データに対して加工が必要であったり、あるいはデータ形式の変換処理が必要な場合でも、プリンタサーバ1において変換処理を行うことによって、ユーザはこのような違いを気にすることなく、印刷を行わせることができる。また、このようなプリンタサーバ1の変換機能を利用することによって、例えば端末装置2に搭載されているデバイスドライバが、利用するプリンタに適合するものでない場合でも、印刷を行わせることが可能になり、任意のデバイスドライバが利用可能となる。さらに、例えばプリンタが追加されたり、リプレースされた場合でも、定義情報13を変更するだけで、端末装置2のデバイスドライバを変更することなく新たなプリンタを利用することが可能である。
【0035】
上述の説明では、図2に示した定義情報13が定義情報保持部12に保持されている場合について説明した。しかしこれに限らず、本発明では、定義情報13としてどのような定義を行うかによって、任意のプリンタを選択し、また選択したプリンタの能力の範囲内で任意の印刷条件を設定することが可能である。
【0036】
図6は、本発明の端末装置の実施の一形態を含む印刷システムの別の例を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。21は通信部、22は定義情報保持部、23は定義情報、24は制御部である。この例では、印刷システム内にプリンタサーバ1を設けておらず、上述のような定義情報に従ってプリンタ及び印刷条件を選択可能とする機能を、端末装置2に設けた例を示している。
【0037】
端末装置2はユーザが利用するコンピュータなどで構成されており、ネットワークを通じて他のネットワーク機器と通信可能に接続されている。端末装置2は通信部21,定義情報保持部22,制御部24などを含んで構成されている。通信部21は、ネットワークを通じて種々の装置との通信を行うインタフェースやデバイスドライバ等を含むものである。通信部21には、ポート1〜nとして図示したように複数の送信ポートを有している。この送信ポートに対応付けられているプリンタ3〜5に対して印刷データの送信を行う。定義情報保持部22は、端末装置2内の記憶手段の一部として構成され、定義情報23を保持している。定義情報23は、上述の実施の形態と同様であり、送信ポートに対応付けてプリンタや印刷条件などが定義されている。例えば上述の図2と同様の構成でよい。制御部24は、端末装置2内のCPUなどで構成され、上述の実施の形態における制御部14と同様の機能を有している。
【0038】
動作についてもほぼ上述の実施の形態と同様であり、ユーザは例えば図5に示したようなアプリケーションプログラムの印刷ウィンドウなどから送信ポートを指定する。上述のように定義情報23によって、送信ポートにはプリンタ及び印刷条件などが対応付けられているので、選択された送信ポートに対応付けられているプリンタに対して、同じく対応付けられている印刷条件による印刷を依頼すればよい。ユーザは詳細な機能の設定を行わなくても、送信ポートの選択によって様々な機能を利用することが可能である。また、1つの送信ポートに複数のプリンタを対応付けておくことができ、複数のプリンタを利用した印刷出力も、そのような設定が行われている送信ポートを指定した1回の印刷指示だけで行うことができる。さらに、それぞれのプリンタによるデータ形式の違いに起因する変換処理や印刷条件に従った変換処理などは、実際にプリンタに印刷データを送信する際に行えばよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のプリンタサーバによれば、複数の受信ポートを有し、それぞれの受信ポートに対してプリンタや印刷条件等を対応付けて定義しておくことができる。これによって、プリンタサーバを利用するユーザは、受信ポートを選択するだけで様々な印刷機能を利用可能であり、煩雑な印刷条件の設定操作を不要にすることができる。また、1つの受信ポートに複数のプリンタを対応付けておくことができ、これによって例えば複数のプリンタを並行して動作させた印刷出力などが可能となる。この場合も、ユーザは1つの受信ポートの選択で良く、それぞれのプリンタに対する印刷指示を行う必要がない。さらに、変換機能を有することによって、任意のプリンタドライバを使用して任意のプリンタに印刷出力させることが可能となるとともに、プリンタの増設やリプレースなどにも容易に対応することが可能であるという効果がある。
【0040】
同様の機能を端末装置にも搭載することができ、送信ポートにプリンタや印刷条件などを対応付けて定義しておくことによって、送信ポートの選択により種々の機能設定を省略することができる。また、複数のプリンタを対応付けておくことによって、1回の送信指示によって複数のプリンタから並行して印刷出力させることも可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例を示すブロック図である。
【図2】定義情報の一例の説明図である。
【図3】プリンタの能力テーブルである。
【図4】本発明のプリンタサーバの実施の一形態を含む印刷システムの一例における動作の一例の説明図である。
【図5】印刷設定ウィンドウの一例の説明図である。
【図6】本発明の端末装置の実施の一形態を含む印刷システムの別の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…プリンタサーバ、2…端末装置、3〜5…プリンタ、11…通信部、12…定義情報保持部、13…定義情報、14…制御部、21…通信部、22…定義情報保持部、23…定義情報、24…制御部。
Claims (5)
- 印刷データを受信するための受信ポートを複数有する通信手段と、前記受信ポートと前記印刷データの転送先となるプリンタ及び印刷条件情報を対応付けた定義情報を保持する定義情報保持手段と、前記定義情報に基づいて印刷データを受信した前記受信ポートに対応する印刷条件情報に従って対応するプリンタへ出力する制御手段を有することを特徴とするプリンタサーバ。
- 1つの前記受信ポートには複数のプリンタを定義可能であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタサーバ。
- 前記制御手段は、受信した印刷データを前記受信ポートに対応するプリンタ出力する際に、前記プリンタに最適な印刷データに変換することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタサーバ。
- 前記定義情報として、さらに前記受信ポートを利用可能なユーザ情報が含まれており、前記制御手段は、印刷データを受信した受信ポートに対応付けられている前記ユーザ情報に基づいてユーザの認証を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のプリンタサーバ。
- 印刷データを送信するための送信ポートが複数設けられた通信手段と、前記送信ポートと前記印刷データを印刷するプリンタ及び印刷条件情報を対応付けた定義情報を保持する定義情報保持手段と、前記定義情報に基づいて指定された送信ポートに対応する印刷条件情報に従って対応するプリンタへの印刷データを送信する制御手段を有することを特徴とする端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8181223B2 (en) | 2006-09-13 | 2012-05-15 | Kyocera Mita Corporation | Electronic apparatus conducting two-port authentication, method of authenticating and receiving job data, an recording medium containing job data authentication-reception program |
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JP2018120514A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 株式会社Okiデータ・インフォテック | 情報処理装置及び画像形成システム |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003021868A patent/JP2004234313A/ja active Pending
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