JP2004181215A - 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛された歯ブラシ及びその製造方法 - Google Patents
一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛された歯ブラシ及びその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 製造工程が簡単で不良率が減少された針状毛が植毛された歯ブラシと、長さ調節に失敗した不良毛を歯ブラシの製造に利用でき、歯ブラシ用毛を歯ブラシに一層堅固に固定でき、植毛される毛のパターンと毛の数量を自由に調節できる歯ブラシの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の歯ブラシは、歯ブラシ用毛の材質はポリエステル系樹脂であり、全体の長さが13〜18mmであり、一端には4〜8mmの長さでテーパーが形成されて他端にはテーパーが形成されなかった針状毛が植毛されることを特徴とする。また、本発明による製造方法は、一側の毛先にテーパーが形成された針状毛６０において、テーパーが形成されなかった部分を植毛される模様の通孔を有した剛毛ホールダー２０、３０に押し入れて、この剛毛ホールダー２０、３０の底部を熱溶着させることにより針状毛を剛毛ホールダーに固定させた後、この剛毛ホールダーを歯ブラシ本体７０のヘッド部に接着させることを特徴とする。
【選択図】 図１４
【解決手段】本発明の歯ブラシは、歯ブラシ用毛の材質はポリエステル系樹脂であり、全体の長さが13〜18mmであり、一端には4〜8mmの長さでテーパーが形成されて他端にはテーパーが形成されなかった針状毛が植毛されることを特徴とする。また、本発明による製造方法は、一側の毛先にテーパーが形成された針状毛６０において、テーパーが形成されなかった部分を植毛される模様の通孔を有した剛毛ホールダー２０、３０に押し入れて、この剛毛ホールダー２０、３０の底部を熱溶着させることにより針状毛を剛毛ホールダーに固定させた後、この剛毛ホールダーを歯ブラシ本体７０のヘッド部に接着させることを特徴とする。
【選択図】 図１４
Description
本発明は針状毛が植毛された歯ブラシに係り、より詳細には、 一側の毛先にはテーパーが形成されて他側の毛先にはテーパーが形成されなく、長さが13〜18mmである針状毛が植毛された歯ブラシ及びその製造方法に関するものである。
歯垢の除去効果を高めて歯ブラシ使用中における歯茎の損傷を避けるため、毛の先端にテーパーが形成された毛が植毛された歯ブラシが開発されて以来、最近ではこのような形態の歯ブラシはその有効性が立証されて大衆化されている。
例えば、図１Ａ及び図１Ｂのように、一側の毛先は針状ｔであり、他側の毛先は非針状ｎである28〜33mmの長さの毛を、針状を有する先端部が非針状である毛端より突出する様に折り曲げて、その折り曲げた部分を切断されたワイヤを利用して歯ブラシのヘッド部に形成されている固定ホールに押し入れて毛を固定させる方法が日本公開実用新案公報昭61-10495号に開示されている。
また、図２のように、テーパーの長さが4〜8mmであり、全体の長さが28〜33mmである両端がテーパーされた針状毛の略中央部を折り曲げて前記のような方法により植毛する方法が日本公開実用新案公報平5-15834号に開示されている。
また、図３のように、両端がテーパーされた針状毛を植毛するが、植毛された通常の毛より1〜10mm範囲内で長い突出部６２が一つ以上形成されるようにする技術が本発明の発明者により大韓民国特許第311360号として特許されている。
前記技術は共通的に従来のテーパーが形成されなかった一般毛が植毛された歯ブラシに比して歯垢の除去効果が優れるだけではなく、 歯茎の損傷を防止する効果がある。
例えば、図１Ａ及び図１Ｂのように、一側の毛先は針状ｔであり、他側の毛先は非針状ｎである28〜33mmの長さの毛を、針状を有する先端部が非針状である毛端より突出する様に折り曲げて、その折り曲げた部分を切断されたワイヤを利用して歯ブラシのヘッド部に形成されている固定ホールに押し入れて毛を固定させる方法が日本公開実用新案公報昭61-10495号に開示されている。
また、図２のように、テーパーの長さが4〜8mmであり、全体の長さが28〜33mmである両端がテーパーされた針状毛の略中央部を折り曲げて前記のような方法により植毛する方法が日本公開実用新案公報平5-15834号に開示されている。
また、図３のように、両端がテーパーされた針状毛を植毛するが、植毛された通常の毛より1〜10mm範囲内で長い突出部６２が一つ以上形成されるようにする技術が本発明の発明者により大韓民国特許第311360号として特許されている。
前記技術は共通的に従来のテーパーが形成されなかった一般毛が植毛された歯ブラシに比して歯垢の除去効果が優れるだけではなく、 歯茎の損傷を防止する効果がある。
しかし、 従来の技術は製造工程が複雑で不良率が高いことにより製造原価が高くなる問題点があった。
すなわち、(１)ポリエステル系の一般毛を針状で製造するためには毛の先端を苛性ソーダや硫酸のような薬品により処理して溶ける必要があるが、この過程において正確に毛の全体の長さとテーパーの長さを調節することが難しく、不良が多量発生し、(２)特に、両端にテーパーが形成された針状毛が植毛された歯ブラシの場合、針状毛を製造するためには両端を上述の方法により処理する必要があるが、もし、一端が成功的に処理されても他端に不良が発生する場合には毛全体が不良となり、(３)また、長さ調節に失敗した不良毛を適切に活用できる方法がなかった。
また、 図４のように、前記技術は植毛された歯ブラシ用毛の模様が全て単純であり、歯ブラシ用毛の略中央部を折り曲げてワイヤを利用して固定ホール１０に折り入れる方式で歯ブラシ用毛を固定するため、堅固に固定されなくて植毛された毛が歯ブラシから離脱する問題点があった。
すなわち、(１)ポリエステル系の一般毛を針状で製造するためには毛の先端を苛性ソーダや硫酸のような薬品により処理して溶ける必要があるが、この過程において正確に毛の全体の長さとテーパーの長さを調節することが難しく、不良が多量発生し、(２)特に、両端にテーパーが形成された針状毛が植毛された歯ブラシの場合、針状毛を製造するためには両端を上述の方法により処理する必要があるが、もし、一端が成功的に処理されても他端に不良が発生する場合には毛全体が不良となり、(３)また、長さ調節に失敗した不良毛を適切に活用できる方法がなかった。
また、 図４のように、前記技術は植毛された歯ブラシ用毛の模様が全て単純であり、歯ブラシ用毛の略中央部を折り曲げてワイヤを利用して固定ホール１０に折り入れる方式で歯ブラシ用毛を固定するため、堅固に固定されなくて植毛された毛が歯ブラシから離脱する問題点があった。
したがって、本発明は従来の問題点を解決するため案出されたもので、本発明の第１の目的は、製造工程が簡単で不良率が減少された針状毛が植毛された歯ブラシを提供することにある。
本発明の第２の目的は、長さ調節に失敗した不良毛を歯ブラシの製造に利用できる方法を提供することにある。
本発明の第３の目的は、歯ブラシ用毛を歯ブラシに一層堅固に固定できる方法を提供することにある。
本発明の第４の目的は、植毛される毛のパターンと毛の数量を自由に調節できる方法を提供することにある。
本発明の第２の目的は、長さ調節に失敗した不良毛を歯ブラシの製造に利用できる方法を提供することにある。
本発明の第３の目的は、歯ブラシ用毛を歯ブラシに一層堅固に固定できる方法を提供することにある。
本発明の第４の目的は、植毛される毛のパターンと毛の数量を自由に調節できる方法を提供することにある。
前述した目的を達成するための本発明による歯ブラシは、歯ブラシ用毛の材質はポリエステル系樹脂であり、全体の長さが13〜18mmであり、一端には4〜8mmの長さでテーパーが形成されて他端にはテーパーが形成されなかった針状毛が植毛されることを特徴とする。
本発明による製造方法は、一側の毛先にテーパーが形成された針状毛において、テーパーが形成されなかった部分を植毛される模様の通孔を有した剛毛ホールダーに押し入れて、この剛毛ホールダーの底部を熱溶着させることにより針状毛を剛毛ホールダーに固定させた後、この剛毛ホールダーを歯ブラシ本体のヘッド部に接着させることを特徴とする。
本発明による製造方法は、一側の毛先にテーパーが形成された針状毛において、テーパーが形成されなかった部分を植毛される模様の通孔を有した剛毛ホールダーに押し入れて、この剛毛ホールダーの底部を熱溶着させることにより針状毛を剛毛ホールダーに固定させた後、この剛毛ホールダーを歯ブラシ本体のヘッド部に接着させることを特徴とする。
上述したように本発明による歯ブラシは、従来の両端がテーパーされた針状毛が植毛された歯ブラシとは相違に、一側の毛先だけテーパーが形成された歯ブラシ用毛を使用することにより不良率が大幅減少して、製造原価も３０％以上低下される。
また、植毛される毛のパターンと数量を自由に調節できることにより、口腔の構造上、従来の歯ブラシでは容易に清掃ができなかった部分も歯ブラシ用毛が容易に到達して清掃でき、歯ブラシ用毛の固定においてもワイヤを使用することではなく熱溶着方法を使用することにより一層強く固定できる。また、長さ調節に失敗した不良針状毛も相当な部分正常に使用できる。
また、植毛される毛のパターンと数量を自由に調節できることにより、口腔の構造上、従来の歯ブラシでは容易に清掃ができなかった部分も歯ブラシ用毛が容易に到達して清掃でき、歯ブラシ用毛の固定においてもワイヤを使用することではなく熱溶着方法を使用することにより一層強く固定できる。また、長さ調節に失敗した不良針状毛も相当な部分正常に使用できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図５は本発明に使用される針状毛６０として、全体の長さが13〜18mmであり、テーパーの長さは4〜8mmである。従来の両端にテーパーが形成された針状毛に比して長さは約１/２で、テーパーの長さは同一であり、一側の毛先だけテーパーが形成されている点が違う。また、一側の毛先だけテーパーが形成されることによりテーパーを形成させる過程で発生する不良率が相対的に遥かに低い。
全体の長さが13〜18mmである針状毛が植毛される場合、5〜6mm程度は歯ブラシ本体のヘッド部に挿入されるため歯ブラシ本体の表面からの高さは7〜13mm程度になる。
テーパー先端の直径は0.01〜0.08mmであり、毛が歯の隙間又は歯茎ポケット内へ容易に接触するためには0.01〜0.03mm、歯表面の洗浄力を増加させるためには0.03〜0.08mmであるものを使用することが好ましい。また、二つの特性を完備させるためには前記二種類の針状毛を混合して植毛するか、又は後述するように植毛した後にサンドペーパーで研削加工する方法がある。
針状毛の材質はポリエステル樹脂、より具体的には、PET又はPBT樹脂などが好ましい。その理由は、ナイロン、アクリル、PP樹脂などの材質は耐水性、耐磨耗性、耐久性等が多少不足であるだけではなく、非針状毛を強酸又は強アルカリ溶液に浸漬させてテーパーを形成することは作業性が低下される問題点がある。
図５は本発明に使用される針状毛６０として、全体の長さが13〜18mmであり、テーパーの長さは4〜8mmである。従来の両端にテーパーが形成された針状毛に比して長さは約１/２で、テーパーの長さは同一であり、一側の毛先だけテーパーが形成されている点が違う。また、一側の毛先だけテーパーが形成されることによりテーパーを形成させる過程で発生する不良率が相対的に遥かに低い。
全体の長さが13〜18mmである針状毛が植毛される場合、5〜6mm程度は歯ブラシ本体のヘッド部に挿入されるため歯ブラシ本体の表面からの高さは7〜13mm程度になる。
テーパー先端の直径は0.01〜0.08mmであり、毛が歯の隙間又は歯茎ポケット内へ容易に接触するためには0.01〜0.03mm、歯表面の洗浄力を増加させるためには0.03〜0.08mmであるものを使用することが好ましい。また、二つの特性を完備させるためには前記二種類の針状毛を混合して植毛するか、又は後述するように植毛した後にサンドペーパーで研削加工する方法がある。
針状毛の材質はポリエステル樹脂、より具体的には、PET又はPBT樹脂などが好ましい。その理由は、ナイロン、アクリル、PP樹脂などの材質は耐水性、耐磨耗性、耐久性等が多少不足であるだけではなく、非針状毛を強酸又は強アルカリ溶液に浸漬させてテーパーを形成することは作業性が低下される問題点がある。
図６は前記のような針状毛６０が円筒形のプラスチック容器６１に垂直方向に積載された状態を示している。図６のように積載された針状毛６０は、図７のような形態の一次剛毛ホールダー２０に収容された後、図８のような二次剛毛ホールダー３０へ移送されて、更に図９のようなヘッドインサート５０へ移送される。一次剛毛ホールダー２０と二次剛毛ホールダー３０及びヘッドインサート５０は同一な形態の通孔２１を有する。但し、一次剛毛ホールダー２０及び二次剛毛ホールダー３０の材質は金属であり、ヘッドインサート５０の材質はプラスチックが適合であるが金属も可能である。
一次剛毛ホールダー２０及び二次剛毛ホールダー３０は、針状毛６０をヘッドインサート５０に伝達する役割を実行するものであるから耐久性が優れた金属材質を使用し、ヘッドインサート５０は針状毛６０が植毛された状態で歯ブラシ本体７０と結合するものであるのでプラスチック材質を使用する。
針状毛６０が一次剛毛ホールダー２０に収容される過程は、一次剛毛ホールダー２０に形成された通孔２１と凹凸結合できる形態の挿入棒４１を具備した押し板４０(図１０参照)が積載された針状毛６０を一次剛毛ホールダー２０方向へ押し上げることにより収容される。
一次剛毛ホールダー２０及び二次剛毛ホールダー３０は、針状毛６０をヘッドインサート５０に伝達する役割を実行するものであるから耐久性が優れた金属材質を使用し、ヘッドインサート５０は針状毛６０が植毛された状態で歯ブラシ本体７０と結合するものであるのでプラスチック材質を使用する。
針状毛６０が一次剛毛ホールダー２０に収容される過程は、一次剛毛ホールダー２０に形成された通孔２１と凹凸結合できる形態の挿入棒４１を具備した押し板４０(図１０参照)が積載された針状毛６０を一次剛毛ホールダー２０方向へ押し上げることにより収容される。
また、図１１に図示されるように、一次剛毛ホールダー２０から二次剛毛ホールダー３０へ針状毛６０が収容される過程は、針状毛６０を収容した一次剛毛ホールダー２０と二次剛毛ホールダー３０及びヘッドインサート５０に形成された通孔２１が一致するように互いに接触された状態で押し板４０が一次剛毛ホールダー２０の針状毛６０を二次剛毛ホールダー３０及びヘッドインサート５０側へ押し出すことによりヘッドインサート５０に収容される。この場合、針状毛のテーパーが形成されなかった部分ｎが上向するようになる。
図１２に図示されるように、ヘッドインサート５０に針状毛６０が収容された状態でヘッドインサート５０から突出された針状毛６０は熱溶着される。これを通じて針状毛６０とヘッドインサート５０は強く結合される。
この過程において、針状毛６０の長さ調節が多少可能である。すなわち、短い針状毛６０はヘッドインサート５０から突出された部分の長さが比較的に短い状態(1mm以内)で、長い針状毛６０はヘッドインサート５０から比較的に長く(約3mm程度)突出されるようにした状態で各々熱溶着できる。また、一層長い針状毛は前述した方法を採用すると同時に、熱溶着後に針状毛の先端を切断してサンドペーパーにより研削加工することにより適切に除去できる。したがって、使用可能な針状毛の長さ範囲は一層広くなる。
植毛された毛の長さが一定しない場合にも、長さが長い毛の先端を切断した後にサンドペーパーにより研削加工することにより長さ及び先端の直径が調節でき、このようにすれば、毛端の直径が0.01〜0.03mmであるものと0.03〜0.08mmであるものが共存するようになって、上述のように歯の隙間及び歯茎ポケット内への接触が容易になり、歯の表面に対する優れた清浄特性も同時に具備できるようになる。
この過程において、針状毛６０の長さ調節が多少可能である。すなわち、短い針状毛６０はヘッドインサート５０から突出された部分の長さが比較的に短い状態(1mm以内)で、長い針状毛６０はヘッドインサート５０から比較的に長く(約3mm程度)突出されるようにした状態で各々熱溶着できる。また、一層長い針状毛は前述した方法を採用すると同時に、熱溶着後に針状毛の先端を切断してサンドペーパーにより研削加工することにより適切に除去できる。したがって、使用可能な針状毛の長さ範囲は一層広くなる。
植毛された毛の長さが一定しない場合にも、長さが長い毛の先端を切断した後にサンドペーパーにより研削加工することにより長さ及び先端の直径が調節でき、このようにすれば、毛端の直径が0.01〜0.03mmであるものと0.03〜0.08mmであるものが共存するようになって、上述のように歯の隙間及び歯茎ポケット内への接触が容易になり、歯の表面に対する優れた清浄特性も同時に具備できるようになる。
歯茎ポケット内への接触能力を一層向上させるためには、一側の毛先だけテーパーが形成された針状毛の長さを1〜10mmの差が発生するように偏差植毛することもできる。すなわち、長い毛と短い毛の差が1〜10mmになるように混合して植毛すると、相対的に長い毛が歯の隙間又は歯茎ポケット内への接触が容易になる。
針状毛６０が固定されたヘッドインサート５０は歯ブラシ本体７０のヘッド部へ移送されて歯ブラシ本体７０と接着される。接着方法は接着剤によりも可能であり、超音波又は高周波接着も可能である。
針状毛６０が固定されたヘッドインサート５０は歯ブラシ本体７０のヘッド部へ移送されて歯ブラシ本体７０と接着される。接着方法は接着剤によりも可能であり、超音波又は高周波接着も可能である。
生産効率を考慮すると、超音波又は高周波接着が一層好ましい。この場合、歯ブラシ本体７０のヘッド部には、図１３のようにヘッドインサート５０が挿入されるヘッドインサート安着部５１を形成することが好ましい。接着が完了された歯ブラシの形態は図１４のとおりである。
針状毛６０が固定されたヘッドインサート５０を歯ブラシ本体７０に固定させる他の方法としては、図１５のように、上部金型８０にヘッドインサート５０の底面が接着されて装着された状態で、上部金型８０と下部金型９０を結合させた後、下部金型９０に形成された注ぎ口９１へ樹脂を注ぐことにより歯ブラシ本体７０のヘッド部と柄部が一体化されるとともに、ヘッドインサート５０が歯ブラシ本体７０のヘッド部に強く結合される。このような固定方法の利点は、超音波又は高周波接着方法に比して相違な形態のヘッド部と柄部の金型を利用して多様な形態の歯ブラシを同時に生産でき、生産効率が高く接着部分に凹溝が発生しなくて異物が詰まることが防止できるだけではなく、歯ブラシ本体７０のヘッド部の厚さを減少させることができることにより容易で効果的に歯を磨くことが可能である。
針状毛６０を歯ブラシ本体７０に植毛する他の方法としては、図１６のように、歯ブラシ用毛のテーパーが形成されなかった部分ｎを通孔が形成されている下部金型９０に2〜5mm程度突出されるように挿入した後、この突出部を加熱して溶融させた後に上部金型(図示せず)を結合して樹脂を注いで針状毛６０が直接歯ブラシ本体７０に結合されるようにする方法がある。この方法を利用して植毛された歯ブラシも歯ブラシ本体７０のヘッド部と柄部が一体化されるとともに、生産効率が高く接着部に凹溝が発生しなくて異物が詰まることが防止できるだけではなく、歯ブラシ本体７０のヘッド部の厚さも減少する効果がある。
針状毛６０が固定されたヘッドインサート５０を歯ブラシ本体７０に固定させる他の方法としては、図１５のように、上部金型８０にヘッドインサート５０の底面が接着されて装着された状態で、上部金型８０と下部金型９０を結合させた後、下部金型９０に形成された注ぎ口９１へ樹脂を注ぐことにより歯ブラシ本体７０のヘッド部と柄部が一体化されるとともに、ヘッドインサート５０が歯ブラシ本体７０のヘッド部に強く結合される。このような固定方法の利点は、超音波又は高周波接着方法に比して相違な形態のヘッド部と柄部の金型を利用して多様な形態の歯ブラシを同時に生産でき、生産効率が高く接着部分に凹溝が発生しなくて異物が詰まることが防止できるだけではなく、歯ブラシ本体７０のヘッド部の厚さを減少させることができることにより容易で効果的に歯を磨くことが可能である。
針状毛６０を歯ブラシ本体７０に植毛する他の方法としては、図１６のように、歯ブラシ用毛のテーパーが形成されなかった部分ｎを通孔が形成されている下部金型９０に2〜5mm程度突出されるように挿入した後、この突出部を加熱して溶融させた後に上部金型(図示せず)を結合して樹脂を注いで針状毛６０が直接歯ブラシ本体７０に結合されるようにする方法がある。この方法を利用して植毛された歯ブラシも歯ブラシ本体７０のヘッド部と柄部が一体化されるとともに、生産効率が高く接着部に凹溝が発生しなくて異物が詰まることが防止できるだけではなく、歯ブラシ本体７０のヘッド部の厚さも減少する効果がある。
ｔ : 歯ブラシ用毛のテーパー状の部分
ｎ : 歯ブラシ用毛のテーパー状のない部分
１０ : 固定ホール
２０ : 一次剛毛ホールダー
２１ : 通孔
３０ : 二次剛毛ホールダー
４０ : 押し板
４１ : 挿入棒
５０ : ヘッドインサート
６０ : 針状毛
６１ : プラスチック容器
６２ : 突出部
７０ : 歯ブラシ本体
８０ : 上部金型
９０ : 下部金型
９１ : 注ぎ口
ｎ : 歯ブラシ用毛のテーパー状のない部分
１０ : 固定ホール
２０ : 一次剛毛ホールダー
２１ : 通孔
３０ : 二次剛毛ホールダー
４０ : 押し板
４１ : 挿入棒
５０ : ヘッドインサート
６０ : 針状毛
６１ : プラスチック容器
６２ : 突出部
７０ : 歯ブラシ本体
８０ : 上部金型
９０ : 下部金型
９１ : 注ぎ口
Claims (16)
- 材質がポリエステル系樹脂であり、テーパーが形成されなかった状態の直径が0.1〜0.2mmであり、一側だけテーパー状の、テーパーの長さが4〜8mmであり、テーパー先端の直径が0.01〜0.08mmであり、全体の長さが13〜18mmである一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛されて、植毛された針状毛の高さが7〜13mmであることを特徴とする歯ブラシ。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパー側の先端の直径は0.01〜0.03mmであることを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパー側の先端の直径は0.03〜0.08mmであることを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ。
- 植毛された針状毛は、テーパー側の先端の直径が0.01〜0.03mmであるものと0.03〜0.08mmであるものが共存することを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛は、ヘッドインサートに形成された通孔に収容された後に熱溶着により固定されたことを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が固定されたヘッドインサートは、歯ブラシ本体のヘッド部に形成されたヘッドインサート安着部に挿入された後に超音波接着されたことを特徴とする請求項５に記載の歯ブラシ。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛は、長さの偏差が1〜10mmであるものが混合されたことを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパーが形成されなかった部分をヘッドインサートに形成された通孔に押し入れた後に通孔を通過してヘッドインサートの底面へ突出された針状毛の非針状部分を熱溶着させることにより針状毛をヘッドインサートに固定させた後、 ヘッドインサートの底面を歯ブラシ本体のヘッド部に接着させることを特徴とする歯ブラシの製造方法。
- ヘッドインサートは、歯ブラシ本体のヘッド部に形成されたヘッドインサート安着部に接着されることを特徴とする請求項８に記載の歯ブラシの製造方法。
- 接着方法は、超音波又は高周波接着方法であることを特徴とする請求項９に記載の歯ブラシの製造方法。
- ヘッドインサートに固定された針状毛の先端を切断して長さを調節した後に研削加工することにより先端の直径を調節することを特徴とする請求項８に記載の歯ブラシの製造方法。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパー側の先端の直径は0.01〜0.08mmであることを特徴とする請求項８に記載の歯ブラシの製造方法。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパー側の先端の直径は0.01〜0.03mmであることを特徴とする請求項１２に記載の歯ブラシの製造方法。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパー側の先端の直径は0.03〜0.08mmであることを特徴とする請求項１２に記載の歯ブラシの製造方法。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパーが形成されなかった部分をヘッドインサートに形成された通孔に押し入れた後に通孔を通過してヘッドインサートの底面へ突出された針状毛の非針状部分を熱溶着させることにより針状毛をヘッドインサートに固定させた後、前記ヘッドインサートの底面が上部金型に接着された形態で装着された状態で上部金型と下部金型を結合させた後、下部金型に形成された注ぎ口へ樹脂を注ぐことによりヘッドインサートが歯ブラシ本体のヘッド部に結合されるようにすることを特徴とする一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛された歯ブラシの製造方法。
- 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛において、テーパーが形成されなかった部分を通孔が形成されている下部金型に2〜5mm程度突出されるように押し入れてからこの突出部を熱溶着させた後、上部金型を結合して樹脂を注ぐことにより針状毛が歯ブラシ本体のヘッド部に直接結合されるようにすることを特徴とする一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛された歯ブラシの製造方法。
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