JP2003189941A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2003189941A
JP2003189941A JP2001403024A JP2001403024A JP2003189941A JP 2003189941 A JP2003189941 A JP 2003189941A JP 2001403024 A JP2001403024 A JP 2001403024A JP 2001403024 A JP2001403024 A JP 2001403024A JP 2003189941 A JP2003189941 A JP 2003189941A
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JP
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toothbrush
brush
brushes
fixed
head portion
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JP2001403024A
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Takao Kato
孝夫 加藤
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯ブラシとしての性能がよく、しかも、
生産性、リサイクル性に優れた歯ブラシを提供する。 【解決手段】 ヘッド部、把持部およびそれらをつなぐ
首部から構成された歯ブラシ本体と、ヘッド部に固定さ
れた複数の刷毛とからなる歯ブラシにおいて、すくなく
とも歯ブラシ本体の一部をポリトリメチレンテレフタレ
ートによって構成する。さらに、金属片(平線)を用い
ることなく、熱融着方式、インモールド方式または射出
成形による一体成形方式等によって刷毛をヘッド部に固
定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯磨き用の歯ブラ
シに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に歯ブラシは、予めヘッド部に設け
られた複数の植毛孔に、ポリアミド(ナイロン6−1
0、ナイロン6−12)やポリブチレンテレフタレート
(PBT)の刷毛束を二つ折りにして金属片(「平線」
という)で打ち込んで固定することにより製造されてい
る。歯ブラシ本体には、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメ
タクリル酸メチル、プロピオン酸セルロース、ポリウレ
タン、ポリアミド、ABSといった硬質樹脂が用いられ
ている。
【0003】また近年、金属片を用いないで刷毛をヘッ
ド部に固定した歯ブラシも開発されている。すなわち、
刷毛もしくは刷毛束の下端を加熱して溶融塊を形成した
後、溶融した樹脂を金型内に注入固定するインモールド
方式(例えば、特開昭61−268208、特表平9−
512724)や、刷毛束を熱融着によりヘッド部に固
定する熱融着方式(例えば、特開昭60−24140
4)がある。これらの金属片を用いない固定方法を利用
した歯ブラシの場合、色々な断面形状の刷毛を植毛する
ことができるといった利点がある。
【0004】また、この他にも、歯ブラシ本体と刷毛を
同一素材(例えば、ナイロンやポリブチレンテレフタレ
ート等)とする歯ブラシも知られている(特開昭61−
76104、特開平11−332647)。また、本発
明で用いられているポリトリメチレンテレフタレート
(ポリプロピレンテレフタレートともいう)を歯ブラシ
の刷毛として使用することも公知である(特開平8−1
73244)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、プラスチック製
品の廃棄性が問題になっており、再使用や再利用(リサ
イクル)が求められているが、歯ブラシのリサイクル性
を考慮した場合、歯ブラシ本体と刷毛が同一素材である
ことが好ましい。しかし、歯ブラシ本体としては、弾力
性に優れ、ブラッシング時の操作性、使用感の良い性能
を要求され、また、刷毛としては、耐久性(耐ヘタリ
性)やブラッシング時の使用感の良い性能を同一素材で
満足させる必要がある。
【0006】本発明は、歯ブラシ本体の弾力性に優れ
た、ブラッシング時に操作性、使用感の良い歯ブラシを
提供すること、さらには、生産性や使用後のリサイクル
性を考慮した歯ブラシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】本発明の歯ブラシは、ヘッド部、把持部お
よびそれらをつなぐ首部から構成された歯ブラシ本体の
全部もしくは一部がポリトリメチレンテレフタレートか
らなることを特徴とするものである。
【0008】さらに、本発明は、歯ブラシ本体と刷毛が
いずれもポリトリメチレンテレフタレートからなること
を特徴とするものである。
【0009】さらに、本発明の歯ブラシは、刷毛が金属
片を用いることなくヘッド部に固定されていることを特
徴とするものであり、この金属片を用いないで刷毛を固
定する方法としては、熱融着方式、インモールド方式、
射出成形による一体成形方式が例示される。
【0010】本発明による、ポリトリメチレンテレフタ
レート(PTT)はn−プロパンジオールとテレフタル
酸の縮重合体であり、ポリプロピレンテレフタレート
(PPT)ともいう。歯ブラシ本体の全部もしくは一部
をポリトリメチレンテレフタレートとすることによっ
て、歯ブラシ本体の弾力性に優れた、ブラッシング時に
操作性、使用感の良い歯ブラシを提供することができ
る。
【0011】また、刷毛について述べると、PTTのモ
ノフィラメントの太さを0.12mm〜0.26mmと
したものを歯ブラシの刷毛に用いることにより、同一太
さのポリアミド(ナイロン)や、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)のモノフィラメントよりも耐久性の良い歯ブラシを
得ることができる。刷毛の太さは、口腔内の使用性や使
用感の点からも、0.12mm〜0.26mmであるこ
とが好ましいが、もちろんすべての刷毛が同一径である
必要はない。この範囲であれば、例えば0.152mm
と0.178mmや0.178mmと0.203mmと
いったように、使用性、使用感、清掃効果等を考慮して
適宜選択することができる。
【0012】これらの刷毛は、ほぼ均一な断面形状を有
するモノフィラメントであることが好ましいが、断面形
状は特に限定はなく、円形のほか、楕円形、三角形、四
角形、五角形、六角形、星型、三つ葉のクローバー形、
四葉のクローバー形など、必要に応じて任意の形状が選
択される。また、これらの刷毛の断面積が、根元部付近
から先端部方向に向かって徐々に小さくなるようにした
テーパード毛であってもよい。
【0013】これらの刷毛を歯ブラシヘッドの植毛面に
固定する場合、パッキングファクターが60%〜100
%であることが、毛立ちの点から好ましい。ここで、パ
ッキングファクターとは、ヘッド部植毛面に形成された
植毛穴に刷毛を金属片(平線)を用いて固定する方法も
しくは特開昭60−241404のように刷毛束溶融部
を溶融している植毛穴へ圧入して固定する熱融着方式の
場合、固定される1本もしくは複数本の刷毛の断面積の
総和を植毛穴の断面積で除した値を100倍して%で表
したものである。但し平線を用いる方法の場合は植毛穴
に固定されている平線部の面積を植毛穴面積から引いた
値を用いる。特開昭61−268208、特表平9−5
12724のように刷毛もしくは刷毛束の下端を加熱し
て溶融塊を形成した後、溶融した樹脂を金型内に注入し
て歯ブラシを製造するインモールド方式の場合は、固定
される1本もしくは複数本の刷毛の断面積の総和を、金
型内に設けられた刷毛を保持するための貫通孔の断面積
で除した値を100倍して%で表したものである。
【0014】また、さらには歯ブラシ本体と刷毛を射出
成形によって一体的に成形してもよい。もちろん歯ブラ
シ本体全部ではなく、ヘッド部のみと刷毛を射出成形に
よって一体的に成形してもよい。
【0015】また、剛性の異なる樹脂、例えばポリアミ
ド樹脂(ナイロン6−10、ナイロン6−12)やポリ
ブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレン
テレフタレート樹脂(PET)からなる刷毛を混ぜて用
いてもよいが、リサイクル性を考慮すると、すべてPT
T同一素材とすることがより好ましい。これらの刷毛を
ヘッド部の植毛面に複数固定した時の毛丈は、刷毛先端
部面が平らな場合、大人用としては9mm〜12mm、
子ども用としては6mm〜9mmが好ましく、毛先を丸
めたものもしくは毛先をヘラ状に加工したものでもよ
い。また、先端を熱で溶融して球状にしてもよい。
【0016】植毛される刷毛の角度(ヘッド部植毛面に
固定された刷毛と植毛面との角度)は、必ずしも植毛面
に対して垂直でなくてもよく、特定の方向の歯垢掻き取
り効果を高める目的で、任意の角度に傾斜して植毛して
もよい。
【0017】毛束の断面形状は、通常は円形で格子状に
配列されるが、必ずしも円形である必要はなく、植毛部
の設計に合わせて、三角形、四角形等の多角形や、直線
もしくは曲線を組み合わせた不定形としてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歯ブラシ
によれば、ヘッド部、把持部およびそれらをつなぐ首部
から構成された歯ブラシ本体の全部もしくは一部をポリ
トリメチレンテレフタレートにすることによって、歯ブ
ラシ本体の弾力性に優れ、かつ、ブラッシング時に操作
性、使用感の良い歯ブラシを得ることができる。
【0019】さらに、歯ブラシ本体と刷毛のいずれもポ
リトリメチレンテレフタレートにすることによって耐久
性(耐へたり性)に優れ、かつ、ブラッシング時の使用
感の良い歯ブラシを得ることができる。
【0020】また、金属片を用いることなく同一素材の
刷毛をヘッド部に固定することによって生産性、リサイ
クル性のいずれにおいても優れた歯ブラシを得ることが
できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部、把持部およびそれらをつなぐ
    首部から構成された歯ブラシ本体と、ヘッド部に固定さ
    れた複数の刷毛とからなる歯ブラシにおいて、歯ブラシ
    本体の全部もしくは一部がポリトリメチレンテレフタレ
    ートからなることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 歯ブラシ本体と刷毛がいずれもポリトリ
    メチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求
    項1記載の歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 刷毛が金属片を用いることなくヘッド部
    に固定されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の歯ブラシ。
JP2001403024A 2001-12-27 2001-12-27 歯ブラシ Pending JP2003189941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001403024A JP2003189941A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 歯ブラシ

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JP2001403024A JP2003189941A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 歯ブラシ

Publications (1)

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JP2003189941A true JP2003189941A (ja) 2003-07-08

Family

ID=27605817

Family Applications (1)

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JP2001403024A Pending JP2003189941A (ja) 2001-12-27 2001-12-27 歯ブラシ

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JP (1) JP2003189941A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004113047A1 (en) * 2003-06-09 2004-12-29 Young-Jun Kwon Manufacturing method of toothbrush
JP2005103184A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Lion Corp 歯ブラシ

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